JP3176838U - 簡易間仕切りユニットおよびこれを用いた簡易間仕切り構造 - Google Patents

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【課題】2種類の軽量パネルを組み合わせて避難先で隣人に気兼ねすることなく仮住まいできる間仕切り空間を簡単に確保できる簡易間仕切りユニットおよびこれを用いた簡易間仕切り構造を提供する。
【解決手段】複数枚の第1軽量パネル12と、該第1軽量パネル12を横方向に2枚並べた一方の分割パネル部22aと他方の分割パネル部22bとで長方形状を呈し、かつ、分割パネル部22a,22b相互をその境界部を介して折返し可能とすべく該境界部に形成されたハーフカット状の圧着部を備える複数枚の第2軽量パネル22と、パネル連結用の複数本のH型連結具32と、パネル差込用の十字溝を備える複数個の台座42とが少なくとも用いられ、出入口57を各別に備える複数の間仕切り空間58の確保を可能に第1軽量パネル12と第2軽量パネル22とを組み合わせた。
【選択図】図5

Description

本考案は、震災などの非常時に避難先で生活空間を確保できるようにするための簡易間仕切りユニットおよびこれを用いた簡易間仕切り構造に関する技術である。
東日本大震災などのような激甚災害時における被災地では、被災者が安心して寝起きできる生活空間の確保が難しくなることから、広い空間が確保できる体育館などのような収容施設が避難場所として提供され、例えば家族単位で構成されるそれぞれの各被災者が寝起きできる比較的狭い生活空間を確保するために仕切られた各スペース内での一時的な起居を強いられることになる。
この場合、仕切られた各スペースは、通常、特に間仕切りもないことから誰もが見通すことができる状態となり、家族単位でのプライバシーの確保が困難になり、それでなくとも落ち込んでいる被災者をさらに心身共に疲弊させてしまうといった問題があった。
このような問題を解消する手法としては、少なくとも就寝時には他の家族からの視線を気にしないで済むように、例えば自分の家族のために与えられたスペースの周囲に紙材で製造されている板状段ボールや木屑から再生されている板状段ボールを立てて囲い込むようにして生活できるようにしたものも従来からある。
しかし、このように板状段ボール等を立てて単に囲い込むようにした従来手法では、立てた状態を安定的に維持させることは構造的に無理であり、特に、できるだけプライバシーを守ろうとして例えば高さが900mm程度ある板状段ボールを用いる場合には簡単に倒れてしまうといった問題があった。
特許文献1には、このような問題を解決すべく、板状段ボールに相当する壁部材を安定的に組み合わせて長期間の使用にも耐えられるようにした間仕切り構造が開示されている。
実用新案登録第3023117号公報
すなわち、上記特許文献1に開示されている間仕切り構造には、紙や硬質発泡材等の軽量材で形成されている壁部材の上部と下部とに断面U字状の溝を有する連結具を嵌合接続することで四方を囲む側壁を形成するものであった。
しかし、特許文献1の壁部材は、面サイズが同じものを用いて側壁を構築しようとするものであることから、必要枚数もそれだけ多くなってしまう不都合があった。また、連結具は、側壁の連結部の形状に応じて直線形やL字形やT字形や十字形のものなど、各種タイプのものを用意しなければならず、それだけ部材管理や組み立て作業が煩雑になる不具合もあった。
しかも、紙を用いた壁部材による場合には、備蓄用として長期間にわたり保管しておく必要があるにもかかわらず、水分に弱いために劣化しやすく、その耐久性に難があるという問題もあった。
本考案は、従来技術の上記課題に鑑み、面サイズを異にする耐久性に富む2種類の軽量パネルを適宜安定的に組み合わせることで、避難先で隣人に気兼ねすることなく仮住まいできる間仕切り空間を簡単に確保することができる簡易間仕切りユニットおよびこれを用いた簡易間仕切り構造を提供することを目的とする。
本考案は、上記目的を達成すべくなされたものであり、そのうちの第1の考案(簡易間仕切りユニット)は、方形形状を呈する複数枚の第1軽量パネルと、該第1軽量パネルを横方向に2枚並べた一方の分割パネル部と他方の分割パネル部とで長方形状を呈し、かつ、前記分割パネル部相互をその境界部を介して折返し可能とすべく該境界部に形成されたハーフカット状の圧着部を備える複数枚の第2軽量パネルと、前記第1軽量パネル相互もしくは前記第1軽量パネルと前記第2軽量パネルとを連結するために介在配置される複数本のH型連結具と、前記第1軽量パネルまたは前記第2軽量パネルを四方向からの差し込みを可能とすべく形成された十字溝を備える複数個の台座とで少なくとも構成したことを最も主要な特徴とする。
この場合、簡易間仕切りユニットには、前記第2軽量パネルが前記圧着部を介して直角に折曲された際におけるコーナー部の折曲角度を維持させるために形成された複数個のコーナー補強具を含めるのが好ましい。
また、第2の考案(簡易間仕切り構造)は、請求項1に記載の簡易間仕切りユニットが用いられ、直角に折曲された1枚の第2軽量パネルにおける一方の前記分割パネル部の開放縦縁側には、相互の面方向が直交する位置関係のもとで1枚の前記第1軽量パネルにおける縦方向での中間位置を当接させた略T字状に配置され、他方の前記分割パネル部の開放縦縁側の面方向には、前記台座と前記H型連結材とを介して2枚の前記第1軽量パネルが連続配置されて組み合わされる第1基本組立パターンとし、別途用意される3枚の前記第1軽量パネルは、前記台座と前記H型連結具とを介して相互の面方向を連続させて配置されて組み合わされる第2基本組立パターンとし、これら第1基本組立パターンと第2基本組立パターンとは、該第2基本組立パターンにおける前記第1軽量パネルを介して区画される出入口を各別に備える複数の間仕切り空間の確保を可能に組み合わせたことを最も主要な特徴とする。
この場合、簡易間仕切りユニットには、請求項2に記載の簡易間仕切りユニットが用いられ、前記間仕切り空間を仕切る前記第1軽量パネルと前記第2軽量パネルとのうち、前記第1組立パターンを構成している第1軽量パネルの前記分割パネル部相互間に形成されるコーナー部に前記コーナー補強具を配置してその折曲角度の安定的な維持を可能とするのが好ましい。
のが好ましい。
本考案によれば、少なくとも第1軽量パネル、第2軽量パネル、H型連結具および台座の4構成部材を適宜組み合わせることで、誰もが簡単に組み立てることができる。しかも、組み立て後は、出入口を各別に備えるプライバシーがよく守られた複数の間仕切り空間を確保することができるので、震災などの非常時に避難先で隣人に気兼ねすることなく安心して仮住まいすることができる。また、第1軽量パネルと第2軽量パネルとは、そのいずれの周縁部も円曲化された溶着部とすることで、手指を傷付けることなく安心して使用することができる。
さらに、簡易間仕切りユニットは、いずれもが水気に強い耐久性に富む部材のみを用いて形成されているので、備蓄用として長期間にわたりその品質・性能を劣化させることなく安心して保管しておくことができる。
また、簡易間仕切りユニットのうち、最大面サイズを備える第2軽量パネルは、圧着部を介して第1軽量パネルと同じ面サイズに二つ折りすることができるので、第1軽量パネルの面サイズを最大面サイズとする簡易間仕切りユニットとして、不必要に広い場所を占めないコンパクトな状態のもとで備蓄しておくことができる。
第1の考案の構成例を示す斜視図。 図1における第1軽量パネルを例にそのA−A線矢視方向での断面構造を示す一部を省略して示す説明図であり、そのうちの(a)は、開放周縁部に対する溶着処理を施す前の縦断面図を、(b)は、開放周縁部に対する溶着処理を施した後の台座に設置した状態での縦断面図をそれぞれ示す。 第1の考案を用いた第1基本組立パターン例を示す斜視図。 第1の考案を用いた第2基本組立パターン例を示す斜視図。 第2の考案における実組立例を示す斜視図。
図1は、本考案のうち、第1の考案(簡易間仕切りユニット)の構成例を示す概略説明図である。同図によれば、簡易間仕切りユニット11は、例えば正方等の方形形状を呈する複数枚の第1軽量パネル12と、該第1軽量パネル12を横方向に2枚並べた一方の分割パネル部22aと他方の分割パネル部22bとで長方形状を呈し、かつ、分割パネル部22a,22b相互をその境界部22cを介して折返し可能とすべく該境界部22cに形成されたハーフカット状の圧着部27を備える複数枚の第2軽量パネル22と、第1軽量パネル12,12相互もしくは第1軽量パネル12と第2軽量パネル22とを連結するために介在配置される複数本のH型連結材32と、第1軽量パネル12または第2軽量パネル22を四方向からの差し込みを可能とすべく形成された十字溝43を備える複数個の台座42と、第2軽量パネル22が圧着部27を介して直角に折曲された際におけるコーナー部30の折曲角度を維持させるために形成された複数個のコーナー補強具52とでその全体が構成されている。
これらのうち、第1軽量パネル12は、例えば厚さ5mmで縦横幅900mmの正方形を呈するプラスチック材からなり、しかも、その一側面13側と他側面14側とがこれら両者の間に横方向に向けて等間隔に介在配置された多数の補強リブ15により上下方向に並ぶ多くの中空部16を区画形成して一体に連結されている。
しかも、第1軽量パネル12は、その一側面13と他側面14とのそれぞれの開放周縁部13a,14a相互を、その全周にわたり一体に溶着加工して丸みをつけた溶着部17とすることで、手指を傷付けることなく安全に使用することができるようになっている。
また、第2軽量パネル22は、例えば厚さ5mmで縦幅900mmで横幅180mmの長方形を呈するプラスチック材からなり、しかも、第1軽量パネル12と同様に、その一側面23側と他側面24側とがこれら両者の間に横方向に向けて等間隔に介在配置された多数の補強リブ25により上下方向に並ぶ多くの中空部16を区画形成して一体に連結されている。
しかも、第2軽量パネル22は、一方の分割パネル部22aと他方の分割パネル22bとの境界部22cに圧着部27が形成されているので、不使用には分割パネル部22a,分割パネル22b相互が対面合致するように1/2の面サイズに折り畳むことができるようになっている。
また、第2軽量パネル22は、その一側面23と他側面24とが、第1軽量パネル12と同様に、それぞれの開放周縁部23a,24a相互をその全周にわたり一体に溶着加工して丸みをつけた溶着部28とすることで、手指を傷付けることなく安全に使用することができるようになっている。
第1軽量パネル12,12相互あるいは第1軽量パネル12と第2軽量パネル22とを連結する厚さ10mm程度のH型連結材32は、第1軽量パネル12や第2軽量パネル22の縦寸よりはやや短寸な長さ(例えば840mm程度)で、その横幅が50mm程度の一側板部33と他側板部34とを、それぞれの横幅方向での中間位置にて板状リブ35で連結したプラスチック材からなる一体構造として形成されている。
この場合、H型連結材32は、板状リブ35を間に挟んだ両側に差込み溝36を各別に確保することができるので、各差込み溝36に隣り合う2枚の第1軽量パネル12を各別に差し込んだり、隣り合う第1軽量パネル12と第2軽量パネル22とを各別に差し込んだりすることにより、相互を連結することができるようになっている。
一方、台座42は、上面方向からの第1軽量パネル12の下端部18または第2軽量パネル22の下端部29を最大で四方向に向かう十字状に差し込むことができる十字溝43をその上面側に少なくとも備えて形成されている。
この場合、好ましい台座42としては、高さが55mm程度で、最大径が120mm程度のドーム形状を呈する台座本体部44と、該台座本体部44の下縁側から前下がりに傾斜させた裾部45との全体をゴムで一体形成されているもの、例えば台座本体部44に溝幅5mm強の十字溝43が刻入された意匠登録第1373347号に係る「間仕切板固定用台座」を好適に用いることができる。しかし、台座42としては、上面に十字溝43を備えるものでありさえすれば、上記以外のプラスチック材などで形成された適宜形状を呈するものであっても使用することができる。
また、台座42の十字溝43については、第1軽量パネル12や第2軽量パネル22を差し込んだ際により安定してこれを保持することができるように、4条の各溝部43a,43b,43c,43dのそれぞれの底面に、各溝部43a,43b,43c,43dの出会い位置(中心位置)に向かってやや前下がりとなる傾斜をつけておくこともできる。
コーナー補強具52については、図3の第1組立パターンにおいて直角に配置されている第2軽量パネル22の分割パネル部22a,22b相互間に形成されるコーナー部30の上縁部30aに配置され、これによりその折曲角度を安定的に維持させることができるようになっている。
この場合におけるコーナー補強具52としては、図1に示されているように、例えば第2軽量パネル22のコーナー部30の上縁部30a側から各別に挟持する一対のクリップ部53,53を相互の内角が90度となるようにして連結した上で、一方のクリップ部53の内側面に支腕部54を回動自在に軸支させ、他方のクリップ部53の内側面に支腕部54の折曲先端部54aが掛止される掛止部55を具備させたプラスチック材により形成されているものを好適に用いることができる。
しかし、コーナー補強具52は、金属材などのような剛性に富む部材を用いて形成されるものであれば、相互の内角が90度となるように連結された適宜構造の一対のクリップ部53,53のみで形成することもでき、各クリップ部53,53で例えば第2軽量パネル22のコーナー部30を上縁部30a側から各別に挟持させることで、その折曲角度の安定的な維持を可能にして使用することもできる。
次に、第2の考案につき、第1の考案の作用・効果とともに図3に示す第1基本組立パターンを例に説明すれば、直角に折曲された1枚の第2軽量パネル22は、一方の分割パネル部22aと他方の分割パネル部22bとの間に形成されるコーナー部30の下端部29側を図1に示す台座42の十字溝43における溝部43aと溝部43bとに差し込んで下支えさせて直角起立状態を維持させる。
この場合、第2軽量パネル22における一方の分割パネル部22aは、その開放縦縁側に相互の面方向が直交する位置関係のもとで1枚の第1軽量パネル12における縦方向での中間位置を当接させた略T字状に配置した状態のもとで、図1に示す台座42の十字溝43における溝部43cに差し込んで下支えさせる。
また、第2軽量パネル22における他方の分割パネル部22bは、その開放縦縁側の面方向に1枚目の第1軽量パネル12をH型連結材32を介在させて連続させた状態のもとで、図1に示す台座42の十字溝43における溝部43dにはその下端部29を、溝部43bには第1軽量パネル12の下端部18をそれぞれ差し込んで下支えさせることで配置される。
さらに、他方の分割パネル部22bと連続させた第1軽量パネル12は、その開放縦縁側の面方向に1枚の第1軽量パネル12をH型連結材32を介在させてさらに連続させた状態のもとで、図1に示す台座42の十字溝43における溝部43dにはその下端部18を、溝部43bには2枚目の第1軽量パネル12の下端部18をそれぞれ差し込んで下支えさせることで配置される。
また、第2の考案を図4に示す第2基本組立パターンを例に説明すれば、1枚目の第1軽量パネル12と2枚目の第1軽量パネル12とは、H型連結材32を介在させて連続させた状態のもとで、1枚目の下端部18が図1に示す台座42の十字溝43における溝部43dに、2枚目の下端部18が同じ台座の十字溝43における溝部43bにそれぞれ差し込まれて下支えされる。
また、2枚目の第1軽量パネル12と3枚目の第1軽量パネル12とは、H型連結材32を介在させて連続させた状態のもとで、2枚目の下端部18が図1に示す台座42の十字溝43における溝部43dに、3枚目の下端部18が同じ台座の十字溝43における溝部43bにそれぞれ差し込まれて下支えされる。なお、図4中には、1枚目の第1軽量パネル12の左側に位置する下端部18が図1に示す別の台座42の十字溝43における溝部43bに差し込まれて下支えされ、3枚目の第1軽量パネル12の右側上縁部にコーナー補強具52の一方のクリップ部53を挟着させた状態のもとで第2基本組立パターンの全体が示されている。
次に、図3の第1基本組立パターンと図4の第2基本組立パターンおよびその変形例とを適宜組み合わせて形成される第2の考案の実際の組立例を、図5に基づいて説明する。
すなわち、図5によれば、左側の縦列には、第1軽量パネル12の2枚分の長さの間隔をあけて図3に示す第1基本組立パターンが横列方向に5列配置される。また、右側の縦列には、図3に示す第1基本組立パターンとは左右対称となるように配置替えした第1基本組立パターンの変形パターンのもとで左側の縦列と同様に第1軽量パネル12の2枚分の長さの間隔をあけて横列方向に5列配置される。
また、第1基本組立パターンである左側の縦列と、該第1基本組立パターンの変形パターンである右側の縦列との境界に位置する計5箇所の縦方向には、図4の第2基本組立パターンの変形例である2枚の第1軽量パネル12,12相互をH型連結材32を介して連続させた状態として各別に配置される。
この場合、第1基本組立パターンおよびその変形パターン側との計5箇所のそれぞれの境界位置のうち、その下端側には、台座42が、上端側には、コーナー補強具52がそれぞれ各別に配置され、対応する下端部位は十字溝43の対応溝部側に差し込まれて下支えされ、適宜のコーナー部位はコーナー補強具52に支持されて強度的に補強されることになる。
また、最前列の縦方向での中央位置に配列された2枚の第1軽量パネル12,12の先端側には、その面方向とは直交する配置関係のもとで、その左側と右側とに図4の第2基本組立パターンのもとでそれぞれ3枚の第1軽量パネル12を連続させた状態で横列配置され、その全体で平面視T字状を呈することになる。
この場合も、相互の境界位置のうち、その下端側には、台座42が、上端側には、コーナー補強具52が配置され、対応する下端部位は十字溝43の対応溝部側に差し込まれて下支えされ、適宜のコーナー部位はコーナー補強具52に支持されて強度的に補強されることになる。
すなわち、図5に示す第2の考案の実際の組立例によれば、床面Fとの間に20mm程度の隙間を形成した状態で920mmの高さで外部から遮蔽され、かつ、それぞれが出入口57を備える4.68m程度の構造的に安定させた間仕切り空間58を10スペース確保することができることになる。
このため、本考案によれば、少なくとも第1軽量パネル12、第2軽量パネル22、H型連結具32および台座42の4構成部材を適宜組み合わせることで、誰もが簡単に組み立てることができる。しかも、組み立て後は、出入口57を各別に備えるプライバシーがよく守られた複数の間仕切り空間58を確保することができるので、震災などの非常時に避難先で隣人に気兼ねすることなく安心して仮住まいすることができる。また、第1軽量パネル12と第2軽量パネル22とは、そのいずれの周縁部も円曲化された溶着部17,28とすることで、手指を傷付けることなく安心して使用することができる。
さらに、簡易間仕切りユニット11は、いずれもが水気に強い耐久性に富む部材のみを用いて形成されているので、備蓄用として長期間にわたりその品質・性能を劣化させることなく安心して保管しておくことができる。
また、簡易間仕切りユニット11のうち、最大面サイズを備える第2軽量パネル22は、圧着部27を介して第1軽量パネル12と同じ面サイズに二つ折りすることができるので、第1軽量パネル12の面サイズを最大面サイズとする簡易間仕切りユニット11として、不必要に広い場所を占めないコンパクトな状態のもとで備蓄しておくことができる。
以上は、本考案を図示例に基づいて説明したものであり、その具体的な構造はこれに限定されるものではない。例えば、図3に示す第1基本組立パターンと図4に示す第2基本組立パターンとは、いずれもその好適例を示したものであり、これらの基本パターンをベースとしつつも、さらに変形させた組み合わせとすることもできる。また、第2の考案である簡易間仕切り構造は、図5に示す実組立例以外にも、避難場所で確保される床面Fの面積の広狭に応じた適宜のパターンのもとで柔軟に組み立てることができる。さらに、各間仕切り空間58において出入口57を仕切っている第1軽量パネル12の表側には、図5に示すように透明ホルダーHを貼着することで、該透明ホルダーH内に避難者の名札を入れたり、間仕切り空間58の番号札を入れたり、マニュアルを入れたりしておくようにすることもできる。なお、コーナー補強具52は、図5の右列に示されているように第2軽量パネル22のコーナー部30の上縁部30aだけでなく、その他の適宜のコーナー部位にも使用することができるほか、図5の左列に示されてるように使用しないこともできる。
11 簡易間仕切りユニット
12 第1軽量パネル
13 一側面
13a 開放周縁部
14 他側面
14a 開放周縁部
15 補強リブ
16 中空部
17 溶着部
18 下端部
22 第2軽量パネル
22a,22b 分割パネル部
22c 境界部
23 一側面
23a 開放周縁部
24 他側面
24a 開放周縁部
25 補強リブ
26 中空部
27 圧着部
28 溶着部
29 下端部
30 コーナー部
30a 上縁部
32 H型連結具
33 一側板部
34 他側板部
35 板状リブ
36 差込み溝
42 台座
43 十字溝
44 台座本体部
45 裾部
52 コーナー補強具
53 クリップ部
54 支腕部
54a 垂下先端部
55 掛止部
56 掛合孔
57 出入口
58 間仕切り空間
H 透明ホルダー
F 床面

Claims (4)

  1. 方形形状を呈する複数枚の第1軽量パネルと、該第1軽量パネルを横方向に2枚並べた一方の分割パネル部と他方の分割パネル部とで長方形状を呈し、かつ、前記分割パネル部相互をその境界部を介して折返し可能とすべく該境界部に形成されたハーフカット状の圧着部を備える複数枚の第2軽量パネルと、前記第1軽量パネル相互もしくは前記第1軽量パネルと前記第2軽量パネルとを連結するために介在配置される複数本のH型連結材と、前記第1軽量パネルまたは前記第2軽量パネルを四方向からの差し込みを可能とすべく形成された十字溝を備える複数個の台座とで少なくとも構成したことを特徴とする簡易間仕切りユニット。
  2. 前記第2軽量パネルが前記圧着部を介して直角に折曲された際におけるコーナー部の折曲角度を維持させるために形成された複数個のコーナー補強具をさらに含む請求項1に記載の簡易間仕切りユニット。
  3. 請求項1に記載の簡易間仕切りユニットが用いられ、
    直角に折曲された1枚の第2軽量パネルにおける一方の前記分割パネル部の開放縦縁側には、相互の面方向が直交する位置関係のもとで1枚の前記第1軽量パネルにおける縦方向での中間位置を当接させた略T字状に配置され、他方の前記分割パネル部の開放縦縁側の面方向には、前記台座と前記H型連結材とを介して2枚の前記第1軽量パネルが連続配置されて組み合わされる第1基本組立パターンとし、別途用意される3枚の前記第1軽量パネルは、前記台座と前記H型連結材とを介して相互の面方向を連続させて配置されて組み合わされる第2基本組立パターンとし、
    これら第1基本組立パターンと第2基本組立パターンとは、該第2基本組立パターンにおける前記第1軽量パネルを介して区画される出入口を各別に備える複数の間仕切り空間の確保を可能に組み合わせたことを特徴とする簡易間仕切り構造。
  4. 請求項2に記載の簡易間仕切りユニットが用いられ、
    前記間仕切り空間を仕切る前記第1軽量パネルと前記第2軽量パネルとのうち、前記第1基本組立パターンを構成している第1軽量パネルの前記分割パネル部相互間に形成されるコーナー部には、前記コーナー補強具を配置してその折曲角度の安定的な維持を可能とした請求項3に記載の簡易間仕切り構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021115438A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 後藤体器株式会社 オリジナル知育遊具
KR102496308B1 (ko) * 2022-11-04 2023-02-06 공도영 전시용 가벽

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