JP3176757U

JP3176757U - 塊状物の土落とし用ネット構造物

Info

Publication number: JP3176757U
Application number: JP2012002613U
Authority: JP
Inventors: 国雄今栄
Original assignee: 国雄今栄
Priority date: 2012-04-16
Filing date: 2012-04-16
Publication date: 2012-07-05
Anticipated expiration: 2022-04-16

Abstract

【課題】収穫直後のジャガイモのような塊状物に付着している土をすばやく簡単に振るい落とすための土落し用ネット構造物を提供する。
【解決手段】円筒状のネット１と、該円筒状のネットの下端に設けられた底部ネット２と、該円筒状のネットの上方部分に取り付けられた剛性の環状部材３と該筒状のネットの上端部に取り付けられた紐４とからなり、該紐を絞ることによって該円筒状のネットの上端をその中心部に向かって閉じるように形成する。
【選択図】図１

Description

本考案は収穫直後のジャガイモのような塊状物に付着した土をすばやく簡単に振り落とすための土落とし用ネット構造物に関する。

ジャガイモのような塊状物を出荷する時土を落とす必要がある。
これまでは、収穫直後のジャガイモを大きな四角いザルに入れて振っていた。しかし、上部があいているため、一度に沢山のジャガイモを入れると、振った時十分にこすり合わすことができず土を満足に落とせなかった。

本考案は、上記の如き従来の問題を解決し、収穫したジャガイモのような塊状物に付着した土などをすばやく簡単に振り落とすことができる手段を提供することである。

本考案者は、上記の目的を達成すべく鋭意検討した結果、魚釣用のビクに着目し、それを改良して土落とし用ネットを完成するに至った。

かくして、本考案は円筒状のネットと、該円筒状のネットの下端に設けられた底部ネットと、該円筒状のネットの上方部分に取り付けられた剛性の環状部材と、該円筒状のネットの上端部に取り付けられた紐からなり、該紐を絞ることによって該円筒状のネットの上端をその中心部に向かって閉じるようにした土が付着した塊状物の土落とし用ネット構造物を提供するものである。

本考案のネット構造物を用いれば、収穫直後のジャガイモ等の塊状物に付着した土をすばやく一度に沢山振り落とすことができ、農作業の時間、人手を大幅に短縮することができる。

しかも、ネット構造物として魚釣用ビクを改良利用することができ、コストも節減することができる。

本考案の土落とし用ネット構造物の概略図である。本考案のネット構造物の折り畳んだ状態の概略図である。

考案を実施するための態様

以下、本考案の土落とし用ネット構造物について、図１及び２を参照しつつさらに詳細に説明する。

図１において、（１）は円筒状のネットであり、その円筒状のネットの下端は環状の金属ワイヤー（５）で補強し、底部ネット（２）が設けられる。

また、円筒状のネット（１）には、必要に応じて、１つまたは複数のくびれ部（８）を設けるようにしてもよい。

ネットの材質は、ネットに収納される塊状物の重量に耐えるだけの強度を有するものである限り、特に制限されるものでなく、例えば、麻、綿などの天然繊維製、ナイロン、ポリエステルなどの合成繊維製であることができる。また、ネットの目の大きさは、収納する塊状物が目を通過して外に飛び出すことがない程度であれば、特に制限はない。

一方、円筒状のネット（１）の上方部分には、ネット構造物を手に持って振るうことができるように剛性の環状部材（３）を取り付けられる。この把持用環状部材（３）としては、例えば、繊維強化されたガス又は水道用ホースを利用することができる。

環状部材（３）より上方に伸びる円筒状ネット部分（６）は、その上端部に紐（４）を取り付け、その紐（４）を絞ることによって、該円筒状ネットの上端（７）をその中心部に向かって閉じるようにすることができ、それによって魚釣用のビクと類似の形態とすることができる。

以上に述べた如き形状、構造を有する本考案のネット構造物は、収穫直後のジャガイモやサツマイモのような塊状物に付着した土などを振り落とすために使用することができるが、それに限らず、野球ボールなどに付着した土を振り落とすために使用することもできる。

土が付着したジャガイモを例にとって、本考案のネット構造物を用いてジャガイモに付着した土を振るい落とす方法についてさらに説明する。

本考案のネット構造物を図２に示すように折りたたんだ状態で、ネット構造物の上端（７）上に収穫した適当量のジャガイモをのせ、把持用環状部材（３）を持ちあげる。そうするとジャガイモは自重で自然にネットの中に入り、紐（４）を片手で引き上げると、上端部（７）の口がしまり、反対の手で底面金属ワイヤー（５）を持ち、４、５回振る。その結果、ジャガイモはネット構造物の中で相互に且つネットとこすり合わされ、傷がつくことなく、付着した土を振るい落とすことができる。また、大量にジャガイモのような塊状物をネットの中に入れた時は下において振ることもできる。

１：円筒状のネット
２：底部のネット
３：把持用環状部材
４：紐

Claims

円筒状のネットと、該円筒状のネットの下端に設けられた底部ネットと、該円筒状のネットの上方部分に取り付けられた剛性の環状部材と、該円筒状のネットの上端部に取り付けられた紐とからなり、該紐を絞ることによって該円筒状のネットの上端をその中心部に向かって閉じるようにした土が付着した塊状物の土落とし用ネット構造物。