JP3176475B2 - コンピュータ入力装置 - Google Patents

コンピュータ入力装置

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JP3176475B2
JP3176475B2 JP9358393A JP9358393A JP3176475B2 JP 3176475 B2 JP3176475 B2 JP 3176475B2 JP 9358393 A JP9358393 A JP 9358393A JP 9358393 A JP9358393 A JP 9358393A JP 3176475 B2 JP3176475 B2 JP 3176475B2
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pressing force
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peak point
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英樹 鈴木
安 戸田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指またはペン等により
指示した操作面の位置の座標をパソコン等に入力したり
する時などに用いられるコンピュータ入力装置に関し、
特に座標の入力に加え、操作面からスイッチ入力を可能
にするコンピュータ入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指またはペン等により指示した操
作面の位置の座標をパソコン等に入力したりする時など
に用いられる座標入力装置として、光、弾性波、磁力、
静電容量などを用いた様々なタブレットが考案されてい
る。
【0003】そして、このようなタブレットではパソコ
ン等に座標を入力することはできたが、例えばディスプ
レイ上の指定した位置にあるアイコンを選択したりする
場合には、先端にスイッチを備えた特殊なペンを用いた
り、座標を入力している指を操作面から離して座標を入
力する操作面とは別体に設けられた押釦スイッチを押下
したりしなければならず、操作性に劣るものであった。
そこでこの問題点を解決するため、例えば特開昭61−
201320号公報に開示されているタブレットのよう
な、操作面から座標の入力と共にスイッチ入力をも可能
にするようなタブレットが提案されている。
【0004】上記公報に開示されているタブレットの座
標入力検出部の構成は、図13に示すように、操作面2
1aを有する剛体板21の裏面の4角すなわち点A〜点
Dにストレインゲージ等の感圧素子22a〜22dが設
けられており、これら各感圧素子22a〜22dはその
出力を電圧に変換する変換器23a〜23dにそれぞれ
接続され、変換器23aと変換器23bの出力はこれら
の出力を加算する加算器24aに、変換器23bと変換
器23cの出力は加算器24bに、変換器23cと変換
器23dの出力は加算器24cに、変換器23dと変換
器23aの出力は加算器24dにそれぞれ接続されてい
る。そして、加算器24bと加算器24dの出力はこれ
らの出力の比を出力する割算回路25aに、加算器24
aと加算器24cの出力は割算回路25bにそれぞれ接
続され、前記割算回路25aの出力はその出力を座標の
位置に変換するA/Dコンバータ26aに、前記割算回
路25bの出力はA/Dコンバータ26bに接続されて
おり、27a,27bはその出力端子である。
【0005】この座標入力検出部の構成において、操作
面21a上に圧力を加えると、その圧力を加えた位置に
よって4個の感圧素子23a〜23dの圧力分布が変わ
り、その分圧の分布により圧力を加えた位置を求めるこ
とができる。つまり、横方向の座標は、加算器24dの
出力である点Aでの分圧および点Dでの分圧の和と、加
算器24bの出力である点Bでの分圧および点Cでの分
圧の和とが、割算回路25aに入力されてそれらの比が
求められ、この比が加圧点からそれぞれの感圧素子まで
の距離の比であることを用いA/Dコンバータ26aに
よりその出力を座標の位置に変換して出力端子27aか
ら出力するようになっている。縦方向の座標についても
同様に、加算器24a,加算器24c,割算回路25
b,A/Dコンバータ26bにより座標の位置を出力す
るようになっている。
【0006】次にこのタブレットのスイッチ入力検出部
の構成は、図13の加算器24aと加算器24cの出力
が再度加算器24eにより加算され、スイッチ信号発生
回路28に接続されている。そしてスイッチ信号発生回
路28の構成は、まず図14(a)に示す回路では、コ
ンパレータ30に加算器24eの出力と比較用の電池3
1が接続されている。
【0007】そしてこの回路で、コンパレータ30は、
点A〜点Dの分圧の合計である加算器24eの出力電圧
と比較用の電池31の電圧とを比較し、比較用電池31
よりも加算器24eの出力電圧の方が高い時に出力端子
29からスイッチ入力信号を発生させるようになってい
る。
【0008】また図14(b)に示す回路では、コンパ
レータ30には比較用の電池31と微分回路32を介し
て接続されており、微分回路32はコンデンサ33と抵
抗34とから構成されている。
【0009】そしてこの回路で、加算器24eの出力電
圧は微分回路32で微分され、電圧の変化分だけがコン
パレータ30に入力され、この変化分の電圧と比較用の
電池31の電圧とを比較し、比較用電池31よりも高い
電圧が発生した時に出力端子29からスイッチ入力信号
を発生させるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記タブレットにおい
ては、押圧力または押圧力の変化分が設定値を越えてい
るか否かのみによってスイッチ入力がなされたかどうか
を判断するため、操作面を押圧する押圧力または押圧力
の変化分が設定値を越えていた場合、座標の入力だけを
しようとして操作面に指を触れたのか、スイッチ入力を
しようとして指を触れたのかを区別することができなか
った。つまり、操作者がスイッチ入力はせずに座標だけ
の入力をする意志で操作面に触れたにも関わらず、その
操作面に触れた指の押圧力またはその変化分が設定値を
越えてしまった場合、操作者の意志に反してスイッチ入
力がなされてしまうという不都合が生じた。
【0011】また、操作面上で指を移動させて座標の入
力をしている最中においても、操作者が力を入れ過ぎて
操作面を押圧する押圧力またはその変化分が設定値を越
えてしまった場合にも、操作者の意志に反してスイッチ
入力がなされてしまうといった不都合が生じた。さらに
上記タブレットでは、スイッチ入力がなされた後に指な
どを移動させると、前記スイッチ入力が解除されてしま
う。したがって、スイッチ入力を継続したまま座標入力
を行うドラッグモードでの操作を行う場合には、タブレ
ットとともに他のスイッチやキーを同時に操作しなけれ
ばならないという煩わしさがあった。またスイッチやキ
ーを押しながらタブレットを操作するドラッグモードへ
移行しているとき、指などがタブレットの端部に移動
し、その位置で指などを離したときにタブレットモード
が解除されてしまう。そのため再度スイッチやキーなど
と共にタブレットを操作し直すという煩雑さがある。
【0012】本発明の目的は、このような操作者の意志
に反してスイッチ入力がなされる不都合を防止し、実際
の人間の操作時の押圧力および操作した移動量の実測デ
ータに基づいて、様々な操作状態においてスイッチ入力
する意志で操作した時にだけスイッチ入力がなされ、し
かもスイッチ入力がなされた状態を継続したままのドラ
ッグモードを容易に設定でき、また操作面から指又はペ
ンを離したとしてもスイッチ入力は継続したままでひき
つづきドラッグモードを保持可能な、操作性に優れたコ
ンピュータ入力装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作面上に操
作体を触れさせることにより入力を行なうコンピュータ
入力装置において、前記操作面に操作体が接触したこと
および前記操作面上で前記操作体が移動したことを検出
する検出手段および、処理手段を有し、 前記処理手段で
は、前記検出手段からの検出出力に基づいて、前記操作
体による操作がスイッチ入力操作と認識され、その後に
前記操作体が前記操作面上で移動したことが検出された
ときに、前記スイッチ入力動作の入力状態を保持するド
ラッグモードが設定されることを特徴とするものであ
る。
【0014】さらに、前記ドラッグモードが設定されて
いるときに、前記操作体が操作面から離れても前記ドラ
ッグモードが継続されるもの、また、前記処理手段で
は、前記ドラッグモードが設定されているときにさら
に、前記検出手段からの検出出力に基づいて前記スイッ
チ入力操作が行われたと認識されたときに前記ドラッグ
モードを解除する処理がなされるものである。
【0015】
【作用】上記構成では、指などの操作体が操作面に触れ
たときに、時間計測や操作体の移動量を認識することに
より、スイッチ入力動作であるか、通常の座標入力動作
であるか高精度に認識できる。したがって、操作者がス
イッチ入力する意志なしに操作面を強く押圧したような
場合にも、前記時間や移動量を認識することにより、誤
ってスイッチ入力を判別されることがない。
【0016】またスイッチ入力を維持しつつ操作体の移
動操作による座標入力を行なうことが可能なドラッグモ
ードに移行することができ、また再度のスイッチ入力に
より前記ドラッグモードを解除することができる。加え
て、スイッチ入力を継続しながら操作(ドラッグモー
ド)を望む際、操作面上を指などで移動させている最中
に操作面の端に当たってしまってそれ以上移動できない
場合でも、スイッチ入力が開始された状態を保持できる
ため、操作面から指などで離しても新たに操作面に触れ
てスイッチ入力を維持しながらの移動操作を継続して行
うことができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の座標入力装置の構成を示すブ
ロック図を示し、図2(a),(b)はスイッチ入力を
する意志で操作面1aに触れた実測データで、図2
(a)その時間−押圧力関係グラフを、図2(b)はそ
の時間−移動量関係グラフを示し、図3(a),(b)
はスイッチ入力はせずに移動操作だけをする意志で操作
面1aに触れた時の実測データで、図3(a)はその時
間−押圧力関係グラフを、図3(b)はその時間−移動
量関係グラフを示し、図4(a),(b)は本発明の第
1の実施例の処理手順を示すフローチャートを示し、図
4(a)はそのスイッチ入力ONを検出するフローチャ
ート、図4(b)はそのスイッチ入力OFFを検出する
フローチャートである。
【0018】そして、図5(a),(b)はペンなど硬
質なものを用いてスイッチ入力をする意志で操作面1a
に触れた時の実測データで、図5(a)はその時間−押
圧力関係グラフを、図5(b)はその時間−移動量関係
グラフを示し、図6(a),(b)はペンなど硬質なも
のを用いてスイッチ入力はせずに移動操作だけをする意
志で操作面1aに触れた時の実測データで、図6(a)
はその時間−押圧力関係グラフを、図6(b)はその時
間−移動量関係グラフを示し、図7は本発明の第2の実
施例の処理手順を示すフローチャートを示し、図7
(a)はそのスイッチ入力ONを検出するフローチャー
ト、図7(b)はそのスイッチ入力OFFを検出するフ
ローチャートである。
【0019】更に、図8(a),(b)は操作面1aを
指で操作しながらスイッチ入力をする意志で操作した時
の実測データで、図8(a)は時間−押圧力関係グラフ
を、図8(b)はその時間−移動量関係グラフを示し、
図9(a),(b)は操作面1aを指で操作しながらス
イッチ入力をする意志なしに押圧力が加わった時の実測
データで、図9(a)はその時間−押圧力関係グラフ
を、図9(b)はその時間−移動量関係グラフを示し、
図10は第3の実施例の処理手順を示すフローチャート
を示し、図10(a)はそのスイッチ入力ONを検出す
るフローチャート、図10(b)はそのスイッチ入力O
FFを検出するフローチャートである。
【0020】また、図11は前記第2の実施例にドラッ
クモードの処理手順が付加されたフローチャートを示
し、図11(a)はそのドラッグモードを解除するフロ
ーチャート、図11(b)はそのドラッグモードに入る
フローチャートである。そして、図12は前記図11に
続く処理手順を示すフローチャートを示し、図12
(a)はそのドラッグモードを解除するフローチャー
ト、図12(b)はそのドラッグモードに入るフローチ
ャートである。
【0021】まずはじめに、図1を用いて本発明の座標
入力装置の構成を説明する。剛体板1の操作面1aの裏
面側の剛体板1の4角つまり点A,点B,点C,点Dに
圧力を電圧に変換する圧電素子2a,2b,2c,2d
が配置されており、それぞれの圧電素子2a,2b,2
c,2dは処理回路3内のA/Dコンバータ4a,4
b,4c,4dにそれぞれ接続され、それらの出力は入
力ポート5a,5b,5c,5dに接続されている。こ
れら入力ポート5a,5b,5c,5dは、バス6を通
じてCPU7に接続しており、このバス6には他にRO
M8,RAM9および出力ポート10が接続されてい
る。そして、出力ポート10はパソコン本体11の入力
ポート12に接続されている。
【0022】上記構成の座標入力装置において、剛体板
1の操作面1aを指やペンなどで押圧すると、4個の圧
電素子2a,2b,2c,2dに加わる分圧の出力が、
A/Dコンバータ4a,4b,4c,4dによりそれぞ
れデジタル量に変換されて入力ポート5a,5b,5
c,5dにそれぞれ入力され、CPU7により剛体板1
上の押圧された座標を演算処理し、出力ポート10から
出力するようになっている。
【0023】そしてCPU7の座標検出の演算処理の手
順は、次の通りである。まず、点Aを原点とし、直線A
BをX軸、直線ADをY軸とし、各点の座標をそれぞれ
A(0,0),B(L,0),C(L,H),D(0,
H)とする。ただしL,Hはそれぞれ線分AB,線分A
Dの長さである。前記操作面1aの点p(x,y)に押
圧力Fで押圧された場合、各点での分圧がそれぞれf
a,fb,fc,fdであったとすると、
【0024】
【数1】 Y軸回りのモーメントのつりあいから、
【0025】
【数2】 X軸回りのモーメントのつりあいから、
【0026】
【数3】 が成立し、したがって、
【0027】
【数4】
【0028】
【数5】 が得られることを用いて、CPU7は点p(x,y)の
座標を演算するようになっている。
【0029】次に、CPU7がスイッチ入力の有無を判
別する判別処理について説明する。この判別に用いられ
るパラメータは、上記数1により求められた押圧力F
と、押圧量の変化量δF、そして上記数4,数5により
求められた押圧位置の座標p(x,y)の変化量(移動
量s)の3つである。
【0030】これらのパラメータを用いてCPU7がス
イッチ入力を検出する手順を以下に説明する。
【0031】まず、図2(a),(b)と図3(a),
(b)とを比較して、指などが操作面1aから離れた状
態から、スイッチ入力をする意志で操作面1aに触れた
時と、スイッチ入力はせずに座標入力だけをする意志で
操作面1aに触れた時との、時間−押圧力F関係グラフ
および時間−移動量s関係グラフの相違点について説明
する。
【0032】スイッチ入力をする意志で操作面1aに触
れると、図2(a)のように、たいてい操作面1aに触
れてから30ms以内にピーク点p1に示すようなピー
ク点を検出し、ピーク点p1を検出した時点から60m
s以内にピーク点p2を検出する。そして、ピーク点p
2での押圧力Fは75gを越えることが多く、ピーク点
p1の時点からピーク点p2の時点までの間においてピ
ーク点p1の地点からの座標の変化量(移動量s)が1
0を越えることが少ないことがわかった。
【0033】それに対して、スイッチ入力する意志がな
く座標を入力するだけのために操作面1aに触れた時に
は、ピーク点p1の時点からピーク点p2の時点までの
間でピーク点p1からの移動量sが10を越えることが
多いことがわかった。これらの現象は、スイッチ入力は
せずに移動だけをする意志で操作面1aに指等を触れる
場合は、操作面1aに指等を触れるとすぐに移動させる
ためであると考えられる。
【0034】そこでこのような測定実験の結果から得ら
れた上記相違点を考慮し、スイッチ入力をする意志のあ
る時とない時の判別処理の判別基準を次のようにしてい
る。 1)操作面1aに触れてから30ms以内にピーク点p
1を検出すること。 2)ピーク点p1の時点から60ms以内にピーク点p
2を検出すること。 3)ピーク点p2での押圧力Fが75g以上であるこ
と。 4)ピーク点p1の時点からピーク点p2の時点の間に
おいて、ピーク点p1の地点からの移動量sが10を越
えないこと。
【0035】この基準により判別する本発明の第1の実
施例の処理手順を図4を用いて説明する。CPU7は一
定時間毎に押圧された位置の座標とその位置での押圧量
Fをサンプリングして以下のステップで処理している。
まず指などが操作面1aに触れているかどうか判別する
ため、押圧量Fが15gを越えているかどうか判断する
(ステップ101)。押圧量Fが15g以下である時は
(ステップ101のNo)再度ステップ101に戻り、
押圧量Fが15gを越えている時は(ステップ101の
Yes)、CPU7内の時間計測手段が計測する経過時
間Tを0にセットする(ステップ102)。そして、T
が30ms以内にピーク点p1を検出するかどうか判断
する(ステップ103)。このステップ103は、前回
サンプリング時の押圧力FをRAM9に記憶しておき、
前回サンプリング時にその押圧力Fと今回サンプリング
時の押圧力Fとを比較しその変化分δFが正から負に変
化した時にピーク点p1を検出したと認識するようにな
っている。そして、ステップ103でピーク点p1を検
出しなかった場合(ステップ103のNo)押圧力Fが
15gを越えているかどうか判断し(ステップ10
4)、押圧力Fが15g以下である時は(ステップ10
4のNo)再度ステップ101に戻り、Fが15gを越
えている時は(ステップ104のYes)後述する移動
操作中のスイッチ入力処理ブロック201に移る。ここ
で、移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201を省
略して、ステップ103でNoの場合はステップ101
に戻るようにしてもよい。そして、ステップ103でピ
ーク点p1を検出した場合(ステップ103のYes)
経過時間Tを0にセットし(ステップ105)、押圧量
Fが15gを越えているかどうかを判断する(ステップ
106)。押圧量Fが15g以下である時は(ステップ
106のNo)ステップ101に戻り、押圧量Fが15
gを越えている時は(ステップ106のYes)、ピー
ク点p1の時点からピーク点p2の時点の間において、
ピーク点p1の地点からの移動量sが10を越えたかど
うかを判断する(ステップ107)。移動量sが10を
越えた場合は(ステップ107のYes)移動操作中の
スイッチ入力処理ブロック201に移り、移動量sが1
0を越えない場合は(ステップ107のNo)Tが60
ms以内でピーク点p2を検出するかどうか判断する
(ステップ108)。ステップ108でピーク点p2を
検出する方法は、CPU7内の時間計測手段が60ms
以内で、RAM9に格納された前々々回、前々回および
前回のサンプリング時の押圧力Fと今回サンプリング時
の押圧力Fとを比較しそれぞれの変化分δFが2度連続
して増加し、続いて2度連続して減少した時にピーク点
p2を検出したと認識するようになっている。この2度
連続するのを確認するのは、精度を高めるためである。
そして、ステップ108でピーク点p2を検出しなかっ
た場合は(ステップ108のNo)ステップ106に戻
り、ピーク点p2を検出した場合には(ステップ108
のYes)そのピーク点p2での押圧力Fが75g以上
であるかどうか判断する(ステップ109)。ピーク点
p2の押圧力Fが75gより小さい場合は(ステップ1
09のNo)移動操作中のスイッチ入力処理ブロック2
01に移り、ピーク点p2の押圧力Fが75g以上の場
合は(ステップ109のYes)スイッチ入力をONに
し(ステップ110)、後述する図4(b)のルーチン
2に移る。なお、ステップ107のYesまたはステッ
プ109のNoの場合、移動操作中のスイッチ入力処理
ブロック201を省略してステップ101に戻っても構
わない。
【0036】そしてスイッチ入力がONになった後、ス
イッチ入力をOFFにする条件は、次の通りである。 1)押圧力が15g以下になること。
【0037】そこで上記判断基準に基づき、ルーチン2
では、押圧力Fが15gを越えているかどうかを判断し
(ステップ111)、押圧力Fが15gを越えていると
(ステップ111のYes)再度ステップ111に戻
り、ステップ111で押圧力Fが15g以下であると
(ステップ111のNo)スイッチ入力をOFFにして
(ステップ112)図4(a)のルーチン1に戻る。
【0038】次に、図5(a),(b)と図6(a),
(b)とを比較して、ペンなど硬質なものを用いて操作
面1aから離れた状態からスイッチ入力をする意志で操
作面1aに触れた時と、スイッチ入力はせずに座標入力
だけをする意志で操作面1aに触れた時との、時間−押
圧力F関係グラフおよび時間−移動量s関係グラフの相
違点について説明する。
【0039】ペンなど硬質なものを用いてスイッチ入力
をする意志で操作面1aに触れると、図5(a)のよう
に、たいてい操作面1aに触れてから30ms以内にピ
ーク点p1に示すようなピーク点を検出し、ピーク点p
1の押圧力Fが100gを越える。そしてピーク点p1
を検出した時点から60ms以内に押圧力Fが15g以
下になり、ピーク点p1を検出した時点から押圧力Fが
15g以下になる時点までの間でピーク点p1の地点か
らの移動量sが10を越えることが少ないことがわかっ
た。
【0040】それに対して、スイッチ入力はせずに座標
入力だけをする意志で操作面1aに触れた時には、ピー
ク点p1の時点から押圧力Fが15g以下になる時点ま
での間でピーク点p1からの移動量sが10以上となる
ことが多いことがわかった。この現象は、硬質のペン等
で操作した場合、操作面1aでのリバウンドが生じにく
く、第1の実施例と同様、スイッチ入力はせずに移動だ
けをする意志で操作面1aにペン等を触れる場合は、操
作面1aにペン等を触れるとすぐに移動させるためであ
ると考えられる。
【0041】そこでこのような測定実験の結果から得ら
れた上記相違点を考慮し、スイッチ入力をする意志のあ
る時とない時の判別処理の判別基準を次のようにしてい
る。 1)操作面1aに触れてから30ms以内にピーク点p
1を検出すること。 2)ピーク点p1の時点から60ms以内に押圧力Fが
15gより小さくなること。 3)ピーク点p1での押圧力Fが100g以上であるこ
と。 4)ピーク点p1から押圧力Fが15g以下になるまで
間でピーク点p1からの移動量sが10以上になること
がないこと。
【0042】この基準により判別する第2の実施例の処
理手順を図7を用いて説明する。第2の実施例は第1の
実施例のステップ106のNoの分岐に続いて、ステッ
プ113を経てステップ110に移るルートが加わった
ものである。
【0043】つまり、ステップ106で押圧力Fが15
gを越えていない場合(ステップ106のNo)、先の
ピーク点p1の押圧力Fが100gを越えていたかどう
か判断する(ステップ113)。ピーク点p1での押圧
力Fが100gを越えていなかった時は(ステップ11
3のNo)ステップ101に戻り、ピーク点p1での押
圧力Fが100gを越えていた時は(ステップ113の
Yes)スイッチ入力をONにする(ステップ11
0)。
【0044】更に、図8(a),(b)と図9(a),
(b)とを比較して、操作面1a上で指を移動させて座
標を入力している最中にスイッチ入力をするために操作
面1aを強く押圧した時と、スイッチ入力をする意志は
なく例えば円などを描こうとして操作面1aを強く押圧
した時の、時間−押圧力F関係グラフおよび時間−移動
量s関係グラフの相違点について説明する。
【0045】スイッチ入力をする意志で操作面1aを強
く押圧すると、図8(a)のように、押圧力Fが急激に
増加して立ち上がり点p3から150ms以内にピーク
点p4に達し、そして急激に減少してなだらかになる。
そして、そのピーク点p4の押圧力Fが150g以上で
あることが多く、また、前記立ち上がり点p3からピー
ク点p4までの間での立ち上がり点p3の地点からの移
動量sが10以下であることが多いことがわかった。
【0046】それに対して、スイッチ入力はせずに操作
面1aを強く押圧した時には、立ち上がり点p3からピ
ーク点p4までの間での、立ち上がり点p3の地点から
の移動量sが10を越えることが多いことがわかった。
【0047】そこでこのような測定実験の結果から得ら
れた上記相違点を考慮し、スイッチ入力の意志のある時
とない時の判別処理の判断基準を次のようにした。 1)立ち上がり点p3の時点から150ms以内にピー
ク点p4を検出すること。 2)ピーク点p4での押圧力Fが150g以上であるこ
と。 3)立ち上がり点p3からピーク点p4までの間で、立
ち上がり点p3からの移動量sが10以下であること。
【0048】この判断基準により判別する処理手順であ
る第3の実施例を図10を用いて説明する。この第3の
実施例は、前記第1の実施例または前記第2の実施例の
移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201の処理手
順を示したものである。第1の実施例または第2の実施
例の分岐からこの移動操作中のスイッチ入力処理ブロッ
ク201に移ってきた時はまず、押圧力Fの増加分δF
が正か負かを判断する(ステップ121)。押圧力Fの
増加分δFが0以下なら(ステップ121のNo)押圧
力Fが15gを越えているかどうか判断し(ステップ1
22)押圧力Fが15gを越えているなら(ステップ1
22のYes)ステップ121に戻り、15g以下なら
ば(ステップ122のNo)前述の図4(a)のルーチ
ン1に移る。そしてステップ121で増加分δFが正な
ら(ステップ121のYes)立ち上がり点p3を検出
するかどうか判断する。つまり、前2回分のサンプリン
グ時の押圧量Fのデータと今回サンプリング時の押圧量
Fのデータを比較して増加分δFが3回連続して10g
を越えるかどうかを判断し(ステップ123)、3回連
続して10gを越えることがなければ(ステップ123
のNo)ステップ122に戻り、3回連続して10gを
越えれば(ステップ123のYes)その連続する押圧
力Fの最初の押圧力のデータの時点を立ち上がり点p3
の時点としてその時の押圧力FをRAM9に格納する
(ステップ124)。そして立ち上がり点p3の時点か
ら100ms以内に押圧力Fの変化分が正であることが
3回続きそして負であることが3回続く点すなわちピー
ク点p4を検出するかどうか判断し(ステップ12
5)、ピーク点p4を検出しなければ(ステップ125
のNo)ステップ122に移り、ピーク点p4すなわち
押圧力Fの変化分δFが正から負に変わる点を検出すれ
ば(ステップ125のYes)ピーク点p4の押圧力F
をRAM9に格納する(ステップ126)。その後、ピ
ーク点p4の押圧力Fが150g以上であるかどうか判
断し(ステップ127)、150gより小さければ(ス
テップ127のNo)図4(a)のルーチン1に移り、
150g以上なら(ステップ127のYes)立ち上が
り点p3からピーク点p4までの間で移動量sが10以
上になることがあるかどうか判断する(ステップ12
8)。移動量sが10以上になることがあれば(ステッ
プ128のYes)図4(a)のルーチン1に移り、移
動量sが10より小さければ(ステップ128のNo)
スイッチ入力をONにして(ステップ129)、図10
(b)のルーチン3に移る。
【0049】そしてスイッチ入力がONになった後、ス
イッチ入力をOFFにする条件は、次の通りである。
1)ピーク点p4の時点から150ms以内で押圧力F
が立ち上がり点p3での押圧力Fより小さくなること。
【0050】そこで、ステップ129でスイッチがON
になった後、押圧量Fがピーク点p4から150ms以
内で立ち上がり点p3での押圧力Fより小さくなるかど
うかを判断し(ステップ130)、小さくならなければ
(ステップ130のNo)再度ステップ130に戻り、
小さくなれば(ステップ130のYes)スイッチ入力
をOFFにして(ステップ131)、図4(a)のルー
チン1に戻る。
【0051】以上のように本発明は、上記第1の実施例
から第3の実施例のように、スイッチ入力を判断するの
に押圧力Fだけでなく座標の変化量(移動量s)を考慮
に入れているため、操作者のスイッチ入力の意志を正確
に判断することができる。
【0052】加えて本発明は、操作者がスイッチ入力を
継続しなら移動する操作を行う場合に、指などを操作面
1aから離してもスイッチ入力を継続したままのモード
(ドラッグモード)に移行できるようにすることができ
る。このドラッグモードに移行する処理動作を以下図1
1および図12を用いて説明する。
【0053】図11に示す処理は、第2の実施例のステ
ップ111のYesの分岐に続いて、ピーク点p1の時
点からの移動量sが15を越えているかどうか判断する
ステップ141およびドラッグモードに入るステップ1
42が、また、ステップ109とステップ110の間
に、現在ドラッグモードであるかどうかを判断するステ
ップ143とスイッチ入力をOFFにするステップ14
4が加わったものである。
【0054】つまり、ステップ111のYesの分岐に
続いて、ピーク点p1からの移動量sが15を越えるか
どうか判断し(ステップ141)、移動量sが15を越
えないならば(ステップ141のNo)ステップ111
に戻り、移動量sが15を越えるならば(ステップ14
1のYes)ドラッグモードに入る(ステップ14
2)。
【0055】そして、ステップ109でピーク点p2の
押圧力Fが75g以上の場合は(ステップ109のYe
s)現在ドラッグモードであるかどうかを判断し(ステ
ップ143)、ドラッグモードでなければ(ステップ1
43のNo)スイッチ入力をONにし(ステップ11
0)、ドラッグモードであれば(ステップ143のYe
s)スイッチ入力をOFFにし、つまりドラッグモード
を解除し(ステップ144)ルーチン1’’に戻る。
【0056】また、図12に示す処理は、前記図11
移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201’の処理
手順を示したものである。図12に示すように、第3の
実施例のステップ130のYesの分岐に続いて、ピー
ク点p4の時点から押圧力Fが立ち上がり点p3の押圧
力Fよりも小さくなる時点までの間の移動量sが10以
下であるかどうか判断するステップ151およびドラッ
グモードに入るステップ152が、また、ステップ12
8とステップ129の間に、現在ドラッグモードである
かどうかを判断するステップ153が加わったものであ
る。
【0057】つまり、ステップ130のYesの分岐に
続いて、ピーク点p4の時点から押圧力Fが立ち上がり
点p3の押圧力Fよりも小さくなる時点までの間の移動
量sが10以下であるかどうか判断し(ステップ15
1)、移動量sが10以下ならば(ステップ151のY
es)スイッチ入力をOFFにし(ステップ131)、
移動量sが10を越えるならば(ステップ151のN
o)ドラッグモードに入る(ステップ152)。
【0058】そして、ステップ128のNoに続いて、
現在ドラッグモードであるかどうかを判断し(ステップ
153)、現在ドラッグモードでなければ(ステップ1
53のNo)スイッチ入力をONにし(ステップ12
9)図12(b)のルーチン3’に移り、現在ドラッグ
モードであれば(ステップ153のYes)スイッチ入
力をOFFにし(ステップ154)図11(a)のルー
チン1’’に戻る。
【0059】このような処理により、スイッチ入力をO
Nにしながら操作面1a上を移動操作していて、指が操
作面1aの端に当たってしまいそれ以上移動できない場
合にも、指を操作面1a上から一度離し再度操作面1a
に触れて操作した時に、継続してスイッチ入力がONに
なった状態での座標入力を可能にすることができる。
【0060】上記実施例は、押圧力を印加した剛体板
1の座標を検出する座標検出部とスイッチ入力を検出す
るスイッチ入力検出部とが同じ圧力検出部材により構成
されているが、座標入力検出部とは別にスイッチ入力を
検出するためだけの圧力検出部材を座標入力検出部の操
作面の裏に設けた構成にしてもかまわない。つまり、座
標入力検出部を抵抗膜式、静電容量結合式、電磁結合
式、光学式などの様々な平板状のタブレットを用い、そ
の裏に少なくとも1個の圧力検出部材を設けた構成にし
ても構わない。
【0061】また、本実施例の処理回路にはマイコンを
使用してプログラムドロジック回路として構成している
が、このような処理と同様の処理を行うロジック回路を
ワイヤードロジック回路として設けても構わない。
【0062】更にまた、上記各実施例で判断基準として
用いたパラメータの数値はこの実施例で用いられた数値
に限らず、操作板の剛性や圧電素子の特性などによりそ
れぞれ最適値を選ぶことができる。
【0063】最後に、座標の検出処理の後、この座標の
出力に後処理を施して移動処理の際にも操作性に優れた
座標入力装置を実現する処理方法について言及してお
く。
【0064】本発明の座標入力装置では、前記数4,数
5により求められた押圧点の座標P(x,y)をそのま
まパソコン等に送信するのではなく、後処理を施してい
る。
【0065】すなわち、指が操作面1a上を点p0(x
0,y0)から点pn(xn,yn)まで移動操作した
際に、パソコン等のディスプレイ上のカーソル位置を点
P0(X0,Y0)から点Pn(Xn,Yn)に移動さ
せる演算処理の演算方法は、次のようになっている。指
が操作面1a上を点p0(x0,y0)から点pn(x
n,yn)まで移動操作する間に、押圧されている操作
面1aの位置の座標またはその位置での押圧力の検出を
n回行うとし、そのk回目の検出時(0≦k≦n)の操
作面1a上の位置をpk(xk,yk),その位置での
押圧力をfkとすると、単位時間あたりの移動量すなわ
ちk回目の検出時から(k+1)回目の検出時までの移
動量vk、およびその間の平均の押圧力gkは、
【0066】
【数6】で表される。
【0067】これらvk,gkをパラメータとする関数
をそれぞれ、m=S(vk),n=T(gk)とし、そ
して前記関数で求められたm,nをパラメータとする関
数を、u=H(m,n)と定義し、Pn(Xn,Yn)
を次式の演算により求めている。
【0068】
【数7】ここで、関数S(vk)、関数T(gk)、関
数H(m,n)は高次関数、指数関数、対数関数、微分
関数、反比例関数などどのような関数でも構わないが、
本願実施例では、関数S(vk)は傾きが正の1次関
数、関数T(gk)は傾きが負の1次関数、関数H
(m,n)は比例定数a,b,c,d(a>0)を用い
てH(m,n)=amn+bm+cn+dとしている。
【0069】このように演算することにより、操作面上
1aを軽い押圧力で素速く移動操作した場合にはディス
プレイ上のカーソル移動量が大きくなり、操作面上1a
を強く押圧してゆっくりと移動操作した場合にはディス
プレイ上のカーソル移動量が小さくなるようにすること
ができる。このため、操作者の操作感覚に応じた操作性
を実現することができるようになっている。
【0070】
【発明の効果】本発明は、操作者の意志に反してスイッ
チ入力がなされる不都合を防止し、実際の人間の操作時
の押圧力および操作移動量の実測データに基づいて、様
々な操作状態においてスイッチ入力する意志で操作した
時にだけスイッチ入力がなされるような、操作性に優れ
コンピュータ入力装置を提供することができる。
【0071】また、狭い操作面で操作する場合、スイッ
チ入力を継続しながら操作面上を指等で移動させている
最中に操作面の端に当たってしまってそれ以上移動でき
ない場合でも、操作面から一旦指等を離しても新たに操
作面に触ることによりスイッチ入力を維持しながらの移
動操作を継続して行うことができ、操作性を損ねず使用
できる操作性に優れたコンピュータ入力装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンピュータ入力装置の1実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】スイッチ入力をする意志で操作面1aに触れた
時の実測データを示した図で、(a)はその時間−押圧
力関係グラフ、(b)はその時間−移動量関係グラフで
ある。
【図3】スイッチ入力をする意志なく操作面1aに触れ
た時の実測データを示した図で、(a)はその時間−押
圧力関係グラフ、(b)はその時間−移動量関係グラフ
である。
【図4】本発明の第1の実施例の処理手順を示すフロー
チャートで、(a)はそのスイッチ入力ONを検出する
フローチャート、(b)はそのスイッチ入力OFFを検
出するフローチャートである。
【図5】ペンなど硬質なものを用いてスイッチ入力をす
る意志で操作面1aに触れた時の実測データを示した図
で、(a)はその時間−押圧力関係グラフ、(b)はそ
の時間−移動量関係グラフである。
【図6】ペンなど硬質なものを用いてスイッチ入力をす
る意志なく操作面1aに触れた時の実測データを示した
図で、(a)はその時間−押圧力関係グラフ、(b)は
その時間−移動量関係グラフである。
【図7】本発明の第2の実施例の処理手順を示すフロー
チャートで、(a)はそのスイッチ入力ONを検出する
フローチャート、(b)はそのスイッチ入力OFFを検
出するフローチャートである。
【図8】操作面1aを指で操作しながらスイッチ入力を
する意志で操作した時の実測データを示した図で、
(a)はその時間−押圧力関係グラフ、(b)はその時
間−移動量関係グラフである。
【図9】操作面1aを指で操作しながらスイッチ入力を
する意志なく操作した時の実測データを示した図で、
(a)はその時間−押圧力関係グラフ、(b)はその時
間−移動量関係グラフである。
【図10】第3の実施例の処理手順を示すフローチャー
トで、(a)はそのスイッチ入力ONを検出するフロー
チャート、(b)はそのスイッチ入力OFFを検出する
フローチャートである。
【図11】前記第2の実施例にドラッグモードの処理手
順が付加されたもので、(a)はそのドラッグモードを
解除するフローチャート、(b)はそのドラッグモード
に入るフローチャートである。
【図12】前記図11に続く処理手順を示すもので、
(a)はそのドラッグモードを解除するフローチャー
ト、(b)はそのドラッグモードに入るフローチャート
である。
【図13】従来の座標入力装置の構成を示すブロック図
である。
【図14】従来の座標入力装置のスイッチ信号発生回路
の構成を示す回路図で、(a)はその第1の実施例、
(b)はその第2の実施例である。
【符号の説明】
1 剛体板 1a 操作面 2a,2b,2c,2d 圧電センサ 4a,4b,4c,4d A/Dコンバータ 5a,5b,5c,5d 入力ポート 7 CPU 8 ROM 9 RAM 10 出力ポート 11 パソコン 12 入力ポート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作面上に操作体を触れさせることによ
    入力を行なうコンピュータ入力装置において、 前記操作面に操作体が接触したことおよび前記操作面上
    で前記操作体が移動したことを検出する検出手段およ
    び、処理手段を有し、 前記処理手段では、 前記検出手段からの検出出力に基
    いて、前記操作体による操作がスイッチ入力操作と認識
    され、その後に前記操作体が前記操作面上で移動したこ
    とが検出されたときに、前記スイッチ入力動作の入力状
    態を保持するドラッグモードが設定されることを特徴と
    するコンピュータ入力装置。
  2. 【請求項2】 前記ドラッグモードが設定されていると
    きに、前記操作体が操作面から離れても前記ドラッグモ
    ードが継続される請求項1記載のコンピュータ入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段では、 前記ドラッグモード
    が設定されているときにさらに、前記検出手段からの検
    出出力に基づいて前記スイッチ入力操作が行われたと
    識されたときに前記ドラッグモードを解除する処理がな
    される請求項1または2記載のコンピュータ入力装置。
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