JP3176403B2 - 波付け加工用高強度ステンレス鋼箔およびその製造方法 - Google Patents
波付け加工用高強度ステンレス鋼箔およびその製造方法Info
- Publication number
- JP3176403B2 JP3176403B2 JP33843991A JP33843991A JP3176403B2 JP 3176403 B2 JP3176403 B2 JP 3176403B2 JP 33843991 A JP33843991 A JP 33843991A JP 33843991 A JP33843991 A JP 33843991A JP 3176403 B2 JP3176403 B2 JP 3176403B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- steel foil
- kgf
- less
- foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/0205—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips of ferrous alloys
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/12—All metal or with adjacent metals
- Y10T428/12431—Foil or filament smaller than 6 mils
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
の触媒担体等に用いられる構成要素である波付け加工用
ステンレス鋼箔の製造方法に関する。さらに詳しくは、
箔に波付け加工を施した場合においても箔の割れおよび
切断等の不具合の生じない波付け加工性に優れ、かつ波
付け加工製品の強度が非常に高いステンレス鋼箔の製造
方法に関する。
ス・ハニカムが用いられてきた。しかしながら、近年、
エンジン性能あるいは搭載性等の点でセラミックスハニ
カムよりも優れた性能を有するメタル・ハニカム製の自
動車用触媒担体の使用が提案されている。すなわち、こ
の技術はステンレス鋼箔製の平らな箔(平箔)と波付け
加工した箔(波箔)を交互に巻き込んだ金属ハニカムと
これらを囲む金属外筒から自動車触媒担体を構成する技
術であり、例えば、特開昭50−92286号、特開昭
51−48473号、特開昭57−71898号および
特開昭58−177437号の各公報にその具体的技術
が開示されている。
体(以下、メタル担体と称す)の製造プロセスは通常以
下のようである。(1)溶製したステンレス鋼を熱間圧
延、冷間圧延等により150μm以下の箔にする。
(2)箔材に波付け加工を施して波箔を製作する。
(3)次いで平箔と波箔を交互に巻き込んだハニカム体
を成形し外筒に組み込む。(4)平箔と波箔間あるいは
箔と外筒間を接合するため、ロー材を塗布した後、ロー
付け処理を施す。(5)さらに触媒担体処理を施す。こ
れら各プロセスのうちステンレス鋼箔の冷間圧延プロセ
スでは、ステンレス鋼の高い加工硬化性のゆえに通常中
間焼鈍を施し、素材を一旦軟化させる工程を通して50
μm程度の箔に圧延される。このようにして提供された
ステンレス鋼箔は、次工程で波付け加工が施されるた
め、ステンレス鋼の冷間圧延プロセスで十分な波付け加
工性を十分付与しておくことが必要である。
延により加工硬化しているため、箔の波付け加工時に割
れ、切断等の不具合が発生しやすく、波付け加工性を十
分確保するのは容易ではない。特開昭56−15296
号公報では、フェライト系ステンレス鋼箔のコルゲート
加工(波付け加工)を容易にするために、冷間圧延終了
後のステンレス鋼箔に軟化焼鈍処理を施す方法が開示さ
れているが、焼鈍処理により箔の延性を向上する方法は
波付けの加工度が大きい場合、材料の延性のみでは加工
が不可能となり、発生する張力によって材料が絞り破断
を起こすため、箔の波付けが十分改善されたとは言えな
い上、波付け加工製品も強度の低いものとなり、引き続
き行われる平らな箔との交互巻き込み加工時あるいは最
終製品の使用時において波形の変形を起こし易くなるた
め、箔の波付け加工性向上策としては適切とは言えな
い。
処理により箔の延性を向上させ波付け加工性を確保しよ
うとする方法とは異なる方法により、箔の波付け成形加
工性を向上させた自動車排ガス浄化触媒用メタル担体用
ステンレス鋼箔を提供することを目的とする。
めに冷間圧延および熱処理の条件を検討した結果達成さ
れたもので、その要旨とするところは以下のとおりであ
る。 (1)質量%で、0.005〜0.013%,Si:
0.30〜0.43%,Mn:0.29%以下、Cr:
10〜40%,Al:1〜10%,残部Feおよび不可
避的不純物からなり、板厚が150μm以下、O.2%
耐力が120kgf/mm2 以上200kgf/mm2 以下、ばね限
界値が55kgf/mm2 以上150kgf/mm2 以下であること
を特徴とする波付け加工用高強度ステンレス鋼箔。 (2)質量%で、更に、Ti,Nb,Ta,V,Zr,
Hfの1種または2種以上を総量で0.01〜5%含有
することを特徴とする上記(1)記載の波付け加工用高
強度ステンレス鋼箔。 (3)質量%で、更に、Y,Ln,La,Ceの1種ま
たは2種以上を総量で0.01〜1%含有することを特
徴とする上記(1)または(2)記載の波付け加工用高
強度ステンレス鋼箔。 (4)質量%で、更に、Mo,Wの1種または2種を1
〜5%含有することを特徴とする上記(1)〜(3)の
いずれかの項に記載の波付け加工用高強度ステンレス鋼
箔。 (5)質量%で、0.005〜0.013%,Si:
0.30〜0.43%,Mn:0.29%以下、Cr:
10〜40%,Al:1〜10%,残部Feおよび不可
避的不純物からなる板厚0.1mm以上0.5mm以下のス
テンレス鋼箔圧延用素材板を焼鈍し、続いて冷間圧延工
程において第一パスから最終パスまでの全圧下率を75
%以上とする冷間圧延をし、続いて80℃以上500℃
以下の熱処理を行なうことを特徴とする板厚が150μ
m以下、0.2%耐力が120kgf/mm2 以上200kgf/
mm2 以下、ばね限界値が55kgf/mm2 以上150kgf/mm
2 以下の波付け加工用高強度ステンレス鋼箔の製造方
法。 (6)前記ステンレス鋼箔圧延用素材板が、質量%で、
更に、Ti,Nb,Ta,V,Zr,Hfの1種または
2種以上を総量で0.01〜5%含有することを特徴と
する上記(5)記載の波付け加工用高強度ステンレス鋼
箔の製造方法。 (7)前記ステンレス鋼箔圧延用素材板が、質量%で、
更に、Y,Ln,La,Ceの1種または2種以上を総
量で0.01〜1%含有することを特徴とする上記
(5)または(6)記載の波付け加工用高強度ステンレ
ス鋼箔の製造方法。 (8)前記ステンレス鋼箔圧延用素材板が、質量%で、
更に、Mo,Wの1種または2種を1〜5%含有するこ
とを特徴とする上記(5)〜(7)のいずれかの項に記
載の波付け加工用高強度ステンレス鋼箔の製造方法。
は、冷間圧延の全圧下率をアップして加工硬化したステ
ンレス鋼箔に、次いで熱処理(時効熱処理)を行って強
度を0.2耐力で120 kgf/mm2 以上200 kgf/mm
2 以下、ばね限界値が55kgf/mm2 以上150 kgf/m
m2 以下にまで向上させ、強度不足に起因する加工時の
延性破断を防止することにより箔の波付け加工性を格段
に向上させることを特徴としている。本発明の限定理由
を以下に説明する。
て説明する。波付け速度を10m/min と20m/min
の2条件でコルゲート波付け加工性を評価した所、表2
に示すように、10m/min の加工速度での波付け加工
を施すためには、0.2%耐力が120 kgf/mm2 以上
であれば加工可能であるのに対して、20m/min の加
工速度で波付け加工するためにはばね限界値で55 kgf
/mm2 の高強度ステンレス鋼箔が必要であることが判っ
た。歯型の付いた回転ロールによる波付けを行うコルゲ
ート加工の場合、材料が後方より引張込まれながら加工
が行われており、その際歯型エッヂと材料との摩擦によ
って張力が生じる。この時材料の耐力が小さいと加工破
断を起こし、また材料の曲げに対する抵抗力(ばね限界
値)が小さいと歯型のエッヂで材料が曲がり込み摩擦力
を上げ加工時の張力を大きなものにして破断が起こり易
くなる、従って、0.2%耐力およびばね限界値はいづ
れも高い程よいが、箔の製造性、波付け加工工具の強度
および波付け加工設備能力などの制約から、0.2%耐
力は200 kgf/mm2 以下、ばね限界値は150 kgf/
mm2 以下が望ましい。従って、本発明のステンレス鋼箔
の強度は0.2%耐力で120 kgf/mm2 以上200 k
gf/mm2 以下、ばね限界値は55 kgf/mm2 以上150
kgf/mm2 以下とした。
含有する成分並びにその作用について詳しく説明する。
なお、化学組成は全て質量%で示す。まず、本発明によ
る高強度ステンレス鋼箔の成分として、C:0.005
〜0.013%,Si:0.30〜0.43%,Mn:
0.29%以下を含有するが、これらの成分組成は、実
施例に記載のとおりの含有量で、かつ、通常のステンレ
ス鋼に含まれる含有量である。Crはステンレス鋼の耐
食性および耐酸化性を確保する基本元素である。本発明
においては10%未満ではこれら特性が十分確保され
ず、一方、40%を超えて含有すると熱延板の靱性およ
び延性が低下する。従って、Crの成分範囲は10%以
上40%以下とする。
る基本元素である。1%未満では耐酸化性が低下する。
従って、Alの含有量は1%以上、10%以下とする。
その他耐酸化性、靭性および強度などを向上させる成分
元素を加えることができる。以下にその成分組成の作用
と望ましい量を述べる。希土類元素のY,Ln(Lantha
noid:但し、LnはLa,Ce,Pr,Ndの混合
物),La,Ceはステンレス鋼と酸化皮膜との密着を
強固にし耐酸化性を向上させるのみならず、箔としての
寿命を著しく向上させる。Y,Ln,La,Ceの1種
または2種以上が総量で0.01%未満の場合は効果が
十分確保されなく、一方、1%を超えて含有する場合に
はこれらの性質が飽和する上、非常に高価な元素である
ため原料コストが著しく高いものになってしまう。従っ
て、添加範囲は、Y,Ln,La,Ceの1種または2
種以上を総量で0.01%以上、1%以下が望ましい。
ぞれ窒化物あるいは酸化物を形成して固溶C,Nを減少
させるとともにステンレス鋼の熱間圧延中に導入される
転位上に析出して組織を微細化させ材料の靭性を向上さ
せる。しかしながら、これら元素の1種または2種以上
を総量で0.01%未満の場合は効果が十分確保されな
く、一方、総量で5%を超えて含有する場合には、その
効果が飽和または低下する上、高価な元素であるためコ
スト面で不利となる。従って、添加範囲は、0.01%
以上、5%以下が望ましい。
る元素である。これらの元素の1種または2種が1%未
満の場合には、この効果が十分確保されない。一方、総
量で5%を超えて含有する場合には、この効果が飽和す
るとともに熱延板の靭性が著しく悪くなる。従って、添
加範囲は1%以上、5%以下が望ましい。
法としては、冷間圧延によって加工硬化させる方法があ
り、冷間圧延を繰り返し、90%を超える圧下率をとれ
ば、0.2%耐力で120 kgf/mm2 以上に強度を高め
ることができる。しかしながら、表2の比較例No20,
24,25に示すように0.2%耐力の向上だけでは波
付け加工性には十分ではなく、ばね限界値の向上を図る
必要があったが、限界値は冷間圧延だけではあまり向上
しない。このため本発明では冷間圧延による加工硬化に
加え、熱処理による時効硬化を施し、ばね限界値を高
め、かつ高強度化により、満足すべき材料がえられた。
その詳細を述べると、本発明の材料に付与する冷間圧延
率は、冷間圧延によって箔を加工硬化させるのみなら
ず、時効硬化を起こす転位密度にも影響し、圧下率が高
い程転位密度が高くなり時効熱処理の効果が顕著となる
ため、十分高くとる必要があり、一方、時効硬化は冷間
圧延によって生じた転位へ鋼中のN,Cが拡散、固着し
て起こるため、時効硬化のための加熱処理は十分高い温
度で行う必要がある。表2に示す種々の圧下率、加熱処
理温度において実験を行った結果、本発明において、全
圧下率としては75%以上、加熱処理温度としては80
℃以上が必要である。同時に、あまり高温での熱処理を
行うと転位の回復がおこり、逆に素材が軟化するため、
加熱処理温度は500℃以下とする。加熱時間は高温加
熱ほど短時間でよく例えば300℃では30秒以上でよ
い。加熱雰囲気は大気中でも良いが、真空中や不活性ガ
ス等の無酸化雰囲気中で加熱することが望ましい。
し、表2に本発明例および比較例を示す。冷間圧延の供
試材はいづれも、熱間圧延、熱処理および酸洗を行った
材料である。
Z 2241の引張試験より、ばね限界値はJIS H
3130のモーメント式試験より求めた。波付け加工
性のテストは、特開昭56−152965に記載のコル
ゲート加工と同様な装置を用い、波付け加工速度を10
m/min ,20m/min と変化させて行った。波付け加
工性の評価は、○:割れなし、△:割れ若干発生、×:
通板不可の3段階で評価した。
工性におよぼす全圧下率と熱処理温度の影響を図1に示
す。評価は、○:0.2%耐力が120 kgf/mm2 以上
200 kgf/mm2 以下、ばね限界値が55 kgf/mm2 以
上150 kgf/mm2 以下を満足し波付け加工が良好であ
ったものを示す。 ●:0.2%耐力が120 kgf/mm2 以上200 kgf/
mm2 以下、ばね限界値が55 kgf/mm2 以上150 kgf
/mm2 以下を満足せず波付け加工も不良であったものを
示す。0.2%耐力が120 kgf/mm2 以上200 kgf
/mm2 以下、ばね限界値が55 kgf/mm2 以上150 k
gf/mm2 以下を満足し波付け加工が良好なものは、第一
パスから最終パスまでの全圧下率が75%以上でかつ8
0℃以上500℃以下の熱処理を施したものであった。
20m/min のいずれの波付け加工速度であっても箔に
割れは発生せず良好な波付け加工性を示した。一方、比
較例の No.19,21,22,24は10m/min であ
っても箔割れが発生し、比較例の No.20,25は10
m/min では良好であるが、20m/min では通板が不
可能になった。従って、高い圧下率と熱処理を行い、高
強度化することにより箔の波付け加工性が向上し箔の割
れ発生を抑制できることが分かる。
75%以上に高めて時効熱処理を行いステンレス鋼箔を
高強度化することにより、箔の波付け加工性を向上させ
ることが可能であり、波付け加工割れ等の不具合を抑制
することができる。さらに、該時効熱処理は300℃未
満での低温の加熱においても効果があり、比較的容易な
加熱設備で実施可能であるため、設備コスト的に非常に
有利である。従って、本発明のようにステンレス鋼箔を
高強度化し、波付け加工性を十分付与する方法は、自動
車排ガス浄化触媒用メタル担体の波付け加工鋼箔の製造
に好適である。
におよぼす全圧下率と熱処理温度の影響を示す図。
Claims (8)
- 【請求項1】 質量%で、C:0.005〜0.013
%,Si:0.30〜0.43%,Mn:0.29%以
下、Cr:10〜40%,Al:1〜10%,残部Fe
および不可避的不純物からなり、板厚が150μm以
下、0.2%耐力が120kgf/mm2 以上200kgf/mm2
以下、ばね限界値が55kgf/mm2 以上150kgf/mm2 以
下であることを特徴とする波付け加工用高強度ステンレ
ス鋼箔。 - 【請求項2】 質量%で、更に、Ti,Nb,Ta,
V,Zr,Hfの1種または2種以上を総量で0.01
〜5%含有することを特徴とする請求項1記載の波付け
加工用高強度ステンレス鋼箔。 - 【請求項3】 質量%で、更に、Y,Ln,La,Ce
の1種または2種以上を総量で0.01〜1%含有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の波付け加工用
高強度ステンレス鋼箔。 - 【請求項4】 質量%で、更に、Mo,Wの1種または
2種を1〜5%含有することを特徴とする請求項1〜3
のいずれかの項に記載の波付け加工用高強度ステンレス
鋼箔。 - 【請求項5】 質量%で、C:0.005〜0.013
%,Si:0.30〜0.43%,Mn:0.29%以
下、Cr:10〜40%,Al:1〜10%,残部Fe
および不可避的不純物からなる板厚0.1mm以上0.5
mm以下のステンレス鋼箔圧延用素材板を焼鈍し、続いて
冷間圧延工程において第一パスから最終パスまでの全圧
下率を75%以上とする冷間圧延をし、続いて80℃以
上500℃以下の熱処理を行なうことを特徴とする板厚
が150μm以下、0.2%耐力が120kgf/mm2 以上
200kgf/mm2 以下、ばね限界値が55kgf/mm2 以上1
50kgf/mm2 以下の波付け加工用高強度ステンレス鋼箔
の製造方法。 - 【請求項6】 前記ステンレス鋼箔圧延用素材板が、質
量%で、更に、Ti,Nb,Ta,V,Zr,Hfの1
種または2種以上を総量で0.01〜5%含有すること
を特徴とする請求項5記載の波付け加工用高強度ステン
レス鋼箔の製造方法。 - 【請求項7】 前記ステンレス鋼箔圧延用素材板が、質
量%で、更に、Y,Ln,La,Ceの1種または2種
以上を総量で0.01〜1%含有することを特徴とする
請求項5または6記載の波付け加工用高強度ステンレス
鋼箔の製造方法。 - 【請求項8】 前記ステンレス鋼箔圧延用素材板が、質
量%で、更に、Mo,Wの1種または2種を1〜5%含
有することを特徴とする請求項5〜7のいずれかの項に
記載の波付け加工用高強度ステンレス鋼箔の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33843991A JP3176403B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 波付け加工用高強度ステンレス鋼箔およびその製造方法 |
DE69229596T DE69229596T2 (de) | 1991-12-20 | 1992-11-19 | Hochfeste edelstahlfolie zum wellen und verfahren zur herstellung der folie |
EP92923986A EP0572674B1 (en) | 1991-12-20 | 1992-11-19 | High strength stainless steel foil for corrugation and method of making said foil |
PCT/JP1992/001513 WO1993013235A1 (en) | 1991-12-20 | 1992-11-19 | High strength stainless steel foil for corrugation and method of making said foil |
US08/129,131 US5411610A (en) | 1991-12-20 | 1992-11-19 | High-strength stainless steel foil for corrugating and process for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33843991A JP3176403B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 波付け加工用高強度ステンレス鋼箔およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05171362A JPH05171362A (ja) | 1993-07-09 |
JP3176403B2 true JP3176403B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=18318170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33843991A Expired - Lifetime JP3176403B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 波付け加工用高強度ステンレス鋼箔およびその製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5411610A (ja) |
EP (1) | EP0572674B1 (ja) |
JP (1) | JP3176403B2 (ja) |
DE (1) | DE69229596T2 (ja) |
WO (1) | WO1993013235A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014018171A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Tohoku Sogo Kenkyusha:Kk | 帆立貝養殖用の係止ピンの切断方法及び帆立貝養殖用の係止ピン |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19743720C1 (de) * | 1997-10-02 | 1998-12-24 | Krupp Vdm Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer oxidationsbeständigen Metallfolie und deren Verwendung |
DE19805563A1 (de) * | 1998-02-11 | 1999-08-19 | Emitec Emissionstechnologie | Verfahren zum Herstellen eines Wabenkörpers mittels eines Hartblechs |
FR2806940B1 (fr) * | 2000-03-29 | 2002-08-16 | Usinor | Feuillard en acier inoxydable ferritique contenant de l'aluminium, utilisable notamment pour un support de catalyseur d'echappement de vehicule automobile et procede de fabrication dudit feuillard |
DE10157749B4 (de) * | 2001-04-26 | 2004-05-27 | Thyssenkrupp Vdm Gmbh | Eisen-Chrom-Aluminium-Legierung |
DE10237446B4 (de) * | 2002-08-16 | 2004-07-29 | Stahlwerk Ergste Westig Gmbh | Verwendung eines Chrom-Stahls und dessen Herstellung |
US20080069717A1 (en) * | 2002-11-20 | 2008-03-20 | Nippon Steel Corporation | High A1 stainless steel sheet and double layered sheet, process for their fabrication, honeycomb bodies employing them and process for their production |
JP5012313B2 (ja) * | 2007-08-17 | 2012-08-29 | Jfeスチール株式会社 | 合金箔と排気ガス浄化装置用触媒担体 |
DE102008018135B4 (de) * | 2008-04-10 | 2011-05-19 | Thyssenkrupp Vdm Gmbh | Eisen-Chrom-Aluminium-Legierung mit hoher Lebensdauer und geringen Änderungen im Warmwiderstand |
CN101586181B (zh) * | 2009-06-18 | 2010-09-15 | 无锡环胜金属制品有限公司 | 不锈钢软态薄带的生产方法 |
JP5970796B2 (ja) * | 2010-12-10 | 2016-08-17 | Jfeスチール株式会社 | 太陽電池基板用鋼箔およびその製造方法、並びに太陽電池基板、太陽電池およびその製造方法 |
EP2933349B1 (en) * | 2012-12-17 | 2018-09-05 | JFE Steel Corporation | Stainless steel sheet and stainless steel foil |
CN111733363A (zh) * | 2020-01-17 | 2020-10-02 | 天津雨昌环保工程有限公司 | 一种不锈钢加热片及其制备方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5524975A (en) * | 1978-08-12 | 1980-02-22 | Nisshin Steel Co Ltd | Producing method of stainless steel for spring use having good punching and age-hardening properties |
EP0033203A3 (en) * | 1980-01-28 | 1981-08-26 | Allegheny Ludlum Steel Corporation | Substrate for catalytic system and ferritic stainless steel from which it is formed |
SE8102015L (sv) * | 1980-04-07 | 1981-10-08 | Armco Inc | Ferritfritt utskiljningsherdbart rostfritt stal |
US4318828A (en) * | 1980-08-15 | 1982-03-09 | General Motors Corporation | Enhanced oxide whisker growth on cold-rolled aluminum-containing stainless steel foil |
US4414023A (en) * | 1982-04-12 | 1983-11-08 | Allegheny Ludlum Steel Corporation | Iron-chromium-aluminum alloy and article and method therefor |
DE3780082T2 (de) * | 1986-04-21 | 1993-01-14 | Kawasaki Steel Co | Rostfreier chrom-aluminium-stahl mit hoher bestaendigkeit gegen oxydation und abblaetterung und folien aus chrom-aluminium-stahl fuer katalysatortraeger in katalytischen konvertern. |
JPH0672287B2 (ja) * | 1989-11-28 | 1994-09-14 | 新日本製鐵株式会社 | 燃焼排ガス中での耐酸性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼箔 |
JPH04147945A (ja) * | 1990-10-11 | 1992-05-21 | Nisshin Steel Co Ltd | 耐高温酸化性および靭性に優れた高Al含有フェライト系ステンレス鋼 |
JPH04354850A (ja) * | 1991-05-29 | 1992-12-09 | Nisshin Steel Co Ltd | 耐高温酸化性に優れた高Al含有フェライト系ステンレス鋼 |
EP0516097B1 (en) * | 1991-05-29 | 1996-08-28 | Kawasaki Steel Corporation | Iron-chromium-aluminium alloy, catalytic substrate comprising the same and method of preparation |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP33843991A patent/JP3176403B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-11-19 US US08/129,131 patent/US5411610A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-19 EP EP92923986A patent/EP0572674B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-19 DE DE69229596T patent/DE69229596T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-19 WO PCT/JP1992/001513 patent/WO1993013235A1/ja active IP Right Grant
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014018171A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Tohoku Sogo Kenkyusha:Kk | 帆立貝養殖用の係止ピンの切断方法及び帆立貝養殖用の係止ピン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05171362A (ja) | 1993-07-09 |
DE69229596D1 (de) | 1999-08-19 |
WO1993013235A1 (en) | 1993-07-08 |
EP0572674B1 (en) | 1999-07-14 |
US5411610A (en) | 1995-05-02 |
EP0572674A4 (ja) | 1994-03-30 |
DE69229596T2 (de) | 1999-11-18 |
EP0572674A1 (en) | 1993-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5062985B2 (ja) | 加工性に優れた高Al含有鋼板及びその製造方法 | |
JP3176403B2 (ja) | 波付け加工用高強度ステンレス鋼箔およびその製造方法 | |
WO2013114833A1 (ja) | フェライト系ステンレス箔 | |
CN109844157B (zh) | 不锈钢板和不锈钢箔 | |
EP0573343B1 (en) | Ferritic stainless steel sheets and foils and method for their production | |
JP5919711B2 (ja) | Al含有フェライト系ステンレス熱延鋼帯の製造方法およびAl含有フェライト系ステンレス熱延鋼帯、ステンレス箔、並びに、自動車排ガス浄化装置用触媒担体 | |
JP5546043B2 (ja) | 燃焼機関の排気系統に用いられるチタン合金の製造方法 | |
CN106795599B (zh) | 铁素体系不锈钢箔及其制造方法 | |
JPH0559187B2 (ja) | ||
JP3280692B2 (ja) | 深絞り用高強度冷延鋼板の製造方法 | |
JP3200160B2 (ja) | 耐酸化性および耐高温脆化性に優れたFe−Cr−Al合金、それを用いた触媒担体ならびに合金箔の製造方法 | |
JP2003089859A (ja) | 曲げ加工性に優れたアルミニウム合金板の製造方法 | |
JP3552322B2 (ja) | 加工性に優れたパイプの製造方法 | |
JP2524905B2 (ja) | 自動車排ガス浄化触媒用メタル担体の波付け加工ステンレス鋼箔の製造方法 | |
JPH05331543A (ja) | フェライト系ステンレス鋼熱延鋼帯の製造法 | |
JPH06108268A (ja) | フェライト系ステンレス鋼箔およびその製造法 | |
WO1980000456A1 (en) | Process for producing high-strength cold-rolled steel plate for press working | |
JPH09279310A (ja) | 拡散接合性の優れたステンレス箔およびそれを用いたメタル担体 | |
JP2663811B2 (ja) | アルミニウムクラッド鋼板の製造方法 | |
JPH07113118A (ja) | 耐酸化性に優れたFe−Cr−Al合金箔の製造方法 | |
JP2826261B2 (ja) | 加工性に優れるFe−Cr合金 | |
JPH0739627B2 (ja) | 高Al含有ステンレス鋼板の製造法 | |
JPH08143958A (ja) | 高温特性の優れた鋼管の製造方法 | |
JP2002212644A (ja) | フェライト系ステンレス鋼板の製造方法 | |
JPH03184678A (ja) | Fe―Al合金薄板の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010227 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090406 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090406 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406 Year of fee payment: 11 |