JP3176363B2 - カラーフィルターの製造方法 - Google Patents

カラーフィルターの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーフィルターの製造方法に係り、特
に、印刷法によるカラーフィルターの製造方法に関す
る。
〔従来技術〕
カラーフィルターは、ガラス、プラスチック、薄膜ト
ランジスター等の基板の上に、複数色の微細な着色画素
を順次くり返し形成し、更にその上に保護膜を設けてな
るもので、このカラーフィルターの着色画素の形成法に
ついて、次のようなさまざまな方法が提案されている。
(i)ホトリソグラフィー法 ゼラチン、グリュー、カゼイン等のタンパク質やPVA
等に染色基を導入した水溶性高分子と重クロム酸アンモ
ニウム、ジアゾ化合物などの光反応硬化剤を用いて、製
版、染色工程によって着色画像を順次形成する方法。
(ii)電着法 イオン化した顔料を水中に分散させておき、予めパタ
ーン化した透明電極に電圧を印加し、イオン化した顔料
をその透明電極上に析出させ、これを順次くり返して、
着色画素を得る方法。
(iii)蒸着法 昇華性染料及び顔料等を高真空中で基板上に被着せし
め、リフトオフ法または、エッチング法等で、順次着色
画素を得るか、低屈折率物質と高屈折率物質を所定膜厚
交互に積層させた多層干渉薄膜をリフトオフ法か、エッ
チング法により、順次着色画素を得る方法。
(iv)印刷法 透明性の良好な顔料または、染料を用いて、ビヒクル
中に分散させ、スクリーン印刷法、オフセット印刷法や
フレキソ凹版印刷法により、各着色画素を順次形成する
方法。
特に印刷法は、生産性が非常に優れているために、低
コスト化が期待でき、更には、着色画素の物性が堅牢で
あるという特徴が有る。従来、欠点であった、画素寸法
やトータルピッチといった精度面も、改善され、カラー
フィルターの用途として、十分に使用できるレベルにな
っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、印刷法によってカラーフィルターを形成す
る場合、以下の様な問題点があった。
第1に刷り方法での寸法精度の問題がある。例えば、
オフセット印刷によって、カラーフィルターを形成する
場合を考えると、ラック&ピニオンギヤの工作精度に伴
うブランケット移動速度とブランケット胴回転速度の同
期が不完全であったり、ブランケットゴムの収縮、ブラ
ンケットゴム表面のマイクロスリップ等によって、刷り
方向に対する画素寸法精度劣化が生じる。
第2に、インキの特性上の問題がある。第2図を用い
て説明すると、インキ(22)には、印刷適性に足るタッ
クがあり、このためブランケットゴム(21)と版(23)
あるいは、被印刷体(23)から両者によってインキ(2
2)が引っぱられ、第2図(a)の様に糸引き(24)が
生じ、その結果、第2図(b)の様に印刷された画素の
刷り方向後方部(25)が所期の形状とは正確に一致し難
し傾向がみられた。
印刷法によって形成されるカラーフィルターのこうし
た傾向は、刷り方向における隣接画素との混色等を生じ
させ、カラーフィルターの画素を劣化させる要因であっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、かかる問題点を解決するために検討した結
果得られたものであり、次の構成を有する。
直刷り印刷法によってストライプタイプの着色画素を
順次形成するカラーフィルターの製造方法において、印
刷時の刷り方向がストライプの長軸方向であり、刷り方
向後端の画質劣化部分をX方向電極とY方向電極との交
差する表示部からはずして形成することを特徴とするカ
ラーフィルターの製造方法。
すなわち、本発明は、各画素のタイプに応じた印刷方
向を規定することにより画質等の劣化を低減せしめるこ
とを目的としたものである。更に具体的に第1図を用い
て説明する。
第1図は、本発明の製造方法によって得られるカラー
フィルターを例示したものである。
まず、第1図(a)は、ストライプタイプのカラーフ
ィルターを例示したものである。刷り方向は、画素(1
1)(画素幅b2)の長軸方向であるので、画素の劣化す
る部分(12)はストライプの刷り方向後端にのみ発生す
る。しかもこの部分(12)はX方向の電極(13)(電極
幅a1)とY方向の電極(14)(電極幅b1)との交差する
表示部から外され(図中では、長さCだけ延長してい
る。)ている。また刷り方向に対し、画素(11)におけ
る平行な辺は、画質の劣化が少ないため、本発明を用い
た第1図(a)のストライプタイプのカラーフィルター
の態様であれば画質の劣化する部分(12)の影響は、全
く受けないため、良好な画質を有するカラーフィルター
が得られる。
次に第1図(b)は、長方形タイプのカラーフィルタ
ーを例示したものである。本発明が画質や寸法面で有利
なことを次に説明する。
刷り方向は画素(15)(画素幅m2)の長軸方向に平行
であり、画質の劣化する部分(16)は、画素(15)の右
側の短軸方向に生じる。刷り方向が長軸方向に平行な方
が画質や寸法面で有利である理由は、例えば、画素(1
5)の長軸方向の原設計寸法が、X方向電極(17)(電
極幅m1)と同じであるとした場合、画質劣化による寸法
伸縮は、 m2−m1 (1) また、画素(15)の短辺の長さがn2、長辺の原設計寸
法の長さがm1なので、 n2<m1 (2) 従って、長軸方向に平行に刷った場合の画素(15)の
刷り方向での誤差割合は、 (m2−m1)/m1 (3) 短軸方向に平行に刷った場合も同様にして、誤差割合
は、 (n2−n1)/n2 (4) ところで、 m2−m1≒n2−n1 (5) なので(2),(3),(4)より、 (m2−m1)/m1<(n2−n1)/n2 (6) となる。したがって長軸方向に刷った場合の誤差割合が
小さい。
更に、印刷法によるカラーフィターの製造に用いられ
る版式は、オフセット印刷が主流であるが、例えば、シ
ルクスクリーン印刷法やフレキソ版の直刷り法等におい
ても、本発明は適用し得ることは言うまでも無い。
(実施例1) 厚さ1.1mmtの外形100mm×100mmのソーダーライムガラ
ス上に透明導電膜をパターニングした電極基板と第1図
(a)と同様のストライプタイプのカラーフィルターパ
ターンを製版したPS版とをオフセット印刷機に装着し、
赤インキを使いストライプの長軸方向を刷り方向として
印刷し、これを熱硬化させた。この様に形成された赤色
画素に対し、所定のピッチ分PS版をずらし、緑インキを
用い同様に緑色画素を印刷し、更に同様に青色画素を印
刷し、赤・緑・青が規則正しく配列されたストライプタ
イプのカラーフィルターを得た。
このカラーフィルターのストライプは刷り方向の終端
部のみが寸法精度に劣り、しかもその部分が非表示部に
あるように構成していたため画質の劣化部が表示部に存
在しない。したがって、寸法精度が優れ、かつ混色が無
いカラーフィルターが得られた。
このカラーフィルターを用いて、カラー液晶ディスプ
レーを作成点燈したところ優れた画質の表示が得られ
た。
以下にこの実施例で使用した各インキ組成を示す。
(比較例1) 実施例1で用いたPS版と電極基板をオフセット印刷機
に装着し、赤インキを使いストライプの長軸方向に対し
垂直方向を刷り方向として印刷し、これを熱硬化させ
た。
更に上記と同様の刷り方向にて、実施例1と同様に緑
・青インキを用いてカラーフィルターを印刷したとこ
ろ、隣接画素間に混色が生じた。
(実施例2) 厚さ1.1mmtの外形100mm×100mmのソーダーライムガラ
ス上に透明導電膜をパターニングした電極基板と、長方
形タイプのカラーフィルター(第1図(b)と同様)の
パターンを製版したPS版とをオフセット印刷機に装着
し、赤インキを使い長方形の長軸方向を刷り方向として
印刷し、これを熱硬化させた。更に(実施例1)と同じ
手順にて、緑色画素・青色画素を順次印刷し、カラーフ
ィルターを得た。
また、これらの画素の原設計値と実測値は、表2のと
おりである。
このカラーフィルターを用いて、カラー液晶ディスプ
レーを作成し、点燈させたところ、優れた画質の表示が
得られた。
(比較例2) 実施例2で用いたPS版と電極基板をオフセット印刷機
に装着し、赤インキを使い長方形パターンの長軸方向に
対し、垂直方向(短軸方向)を刷り方向として印刷し、
これを熱硬化させた。
更に上記と同様の刷り方向にて、実施例2と同様に緑
・青インキを用いてカラーフィルターを形成し、各画素
を実測し、この結果を表3に示す。
実施例2の表2と比較例2の表から明らかな様に、比
較例2によるカラーフィルターの方が画素間の重なり面
積が広く、寸法の変位n2−n1/n1も大きいことがわか
る。これにより画質・精度両面より、長軸方向に平行に
印刷した方が有利であることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、画素の混色による画質低下や、寸法
精度が向上する。印刷法により製造されたカラーフィル
ターの品質及び信頼性の向上に貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は、本発明の製造方法によって得
られるカラーフィルターを例示したものであり、第2図
(a)は、オフセット印刷法によって印刷した時のイン
キの基板への転移状況及び(b)は、従来の製造方法に
よって得られるカラーフィルターを例示したものであ
る。 11,15,19……画素 12,16……画質の劣化する部分 14,18……Y軸方向電極 13,17……X軸方向電極 21……ブラケットゴム 22……インキ 23……版,被印刷体 24……糸引き 25……形状誤差が大きい印刷部分 m2,x2……Y軸方向の画素の幅 b2,n2,y2……X軸方向の画素の幅 a1,m1,x1……Y軸方向の電極の幅 b1,n1,y1……X軸方向の電極の幅
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/20 - 5/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直刷り印刷法によってストライプタイプの
    着色画素を順次形成するカラーフィルターの製造方法に
    おいて、印刷時の刷り方向がストライプの長軸方向であ
    り、刷り方向後端の画質劣化部分をX方向電極とY方向
    電極との交差する表示部からはずして形成することを特
    徴とするカラーフィルターの製造方法。
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