JP3176230U - エナメル塗装器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】エナメル塗料を均一に本体の縁部に容易且つしっかりと密着させたエナメル塗装器具を提供する。
【解決手段】エナメル塗装器具は、器具を構成する金属基体の縁部がプレスされて、その断面が球状体又は楕円球状体に形成されている。
【選択図】図4

Description

本考案は、改良されたエナメル塗装器具に関するもので、特に、器具の縁部に丹念均一にエナメルを塗装した、外観も端正で耐久性のある、エナメル塗装器具に関するものである。
エナメル塗装技術はヨーロッパにおいて発源し、古くから中国に伝来した金属加工術である。エナメル塗装器具の製作は、金属器具本体の内外に均一にエナメルを塗布することにある。エナメル塗料の膨脹係数は金属本体のそれよりも小さく、溶点も金属本体のそれよりも低いので、塗料が器具の表面に完全に密着し、器具が端正に仕上るのである。エナメルは金属器具のさび止めに大きく寄与するが、通常エナメル塗装器具には下記の欠点があった。
1.図1Aと図1Bに示したように、通常のエナメル器具にはふた100と本体200が含まれていて、両者共にプレス工法で一定の厚さを持った金属基体から構成される。図1Bと図2で示されたように、ふた100、本体200と壷口300の縁部の曲角部100A、200A、300Aはエナメル塗料が付着しにくく、塗料の厚さが薄く、製品の完成後局部剥落の現象を起し、はなはだしくは、金属本体の腐食を促進する。このような金属本体腐食の原因を改善せんがため、台湾特許申請案第74208273号では、「鋼板エナメル容器端縁の改良構造」なるものを開示した。この案によると、鋼板からなる容器の本体内外表面共にエナメル塗装を施し、このように形成されたエナメル容器の頂部と端縁部に1層の防食材料を電気鍍金工法で付着させるのを特徴としている。これにより従来エナメル塗料の付着しにくい端縁部は、完全にエナメル塗料で被覆され、内部の鋼板は確実に空気から隔離され、完全なさび止めの結果が得られる。この考案の欠点としては、電気鍍金の準備と工程が煩雑で、製造コストの大幅なアップを来たす。また、電気鍍金材料とエナメル材料両者間の排斥作用で、エナメル塗料の金属本体に対する付着が不均一となる欠点がある。
2.電気鍍金による製品の二次加工には上述の欠点がある事実に鑑み、図3に示すような、ふた100と本体200の縁部に外環100B、200Bを被せた、台湾特許M258693号、80203794号で「塗装鍋具縁部構造の改良」なる案が開示されている。この鍋具の縁部には順を追って1つのシリコン・ゴム環と1つのステンレス・スチール環が被されている。前者は可食性の耐熱シリコン・ゴム材料に属し、この上に後者を嵌合すると、前者によって確実に鍋具の縁部表面を包覆させることになる。この考案においてはシリコン・ゴム環やステンレス・スチール環の材料の準備に手間や費用がかり、コストの増加を来す。また、ステンレス・スチール環内に細菌や水分が溜り、金属本体腐食の原因にもなる。なお、外環とふたや鍋底との交界100C、100D、200C、200Dでは、エナメルの被覆厚さがその他の諸方と比べて不均一となる欠点がある。
プレス工法でエナメル器具の縁部の厚さと表面積を増大し、エナメル塗料を均一に金属本体の縁部に容易且つしっかり密着させた、端正なエナメル塗装器具の提供を本考案の目的とする。
上記の課題を解決するために、本考案においては、金属本体に前記外環を必要としないエナメル塗装器具を提供する。縁部に外環がないので隙間を生じさせず、その中で細菌が繁殖したり水分が溜まったりする心配がないことから、金属本体には腐食が起らない。
また、本考案においては、金属本体の縁部に電気鍍金で防食材料を施す必要のないエナメル塗装器具を提供する。そうすれば、器具表面の縁部における電気鍍金時の塗装不均一という問題が起らない。また、鍍金材料とエナメル塗料との不融和という問題もないので、端正で耐久性に富む、エナメル塗装器具を提供できる。また、電気鍍金という余計な工程を必要としないので製造コストの節約にもなる。
本考案に係る詳細な構造、応用原理、作用と功能については、以下に付記する図面を参照しながら、本考案の実施の形態の説明を詳読することによって完全に了解できるであろう。
本考案によれば、器具の縁部の厚さと表面積とを増大させて、エナメル塗料を均一に金属本体の縁部に容易且つしっかりと密着させた、端正なエナメル塗装器具を提供することができる。
エナメル塗装器具の基本構成を示す概略図である。 エナメル塗装器具のもう1つの基本構成を示す概略図である。 従来のエナメル塗装器具縁部の部分構造を示す断面図である。 従来の他のエナメル塗装器具縁部の部分構造を示す断面図である。 本考案に係る、エナメル塗装器具を示す縦断面図である。 本考案の一実施形態に係るエナメル塗装器具のふたと本体縁部とを示す断面図である。
図4を参照して、本考案に係るエナメル塗装器具には1つの本体2が含まれている。この本体2の内部はかなり深さのある空間を形成していて、食品、飲料またはその他の物品を貯蔵できるようになっている。本体2の基体は金属板材を一体に形成したものであり、この内外の表面は、エナメル塗料20で塗布されている。
図5に示すように、このエナメル塗装器具の本体2の縁部は、球状体21の縦方向の断面の縁部となっている。この球状体21は本体2の金属基体の縁部をプレスにかけて得たものである。この球状体21の横方向の幅L2は0.1〜1cm程度で、その半径は0.05〜0.5cm程度であることが望ましい。球状体21の底面21Bと本体2との交界部は、円滑な連結状態となっている。
上述の実施形態よりなる本考案に係るエナメル塗装器具の本体2は、鍋、杯、盤、碗、壷あるいは桶などの容器類に適用される。
図4に示した本考案に係るエナメル塗装器具には、1つのふた1を含んでいる。ふた1の基体も同様に、金属板材で一体に形成され、その内外の表面もエナメル塗料10で塗布されている。ふた1の内部は1つの上に向って突起した、空間を形成している。
図5から分るように、本考案に係るこのエナメル塗装器具のふた1の縁部もまた、その縦方向の断面を球状体11の形状としている。この球状体11は型を使用してふた1の金属基体から作成した後、プレス工法を施して得られるものである。球状体11の横方向における幅L1は同様に、0.1〜1cmとすることが好ましい。
上述の実施形態よりなる本考案に係るエナメル塗装器具のふた1は、鍋、杯、壷、あるいは桶類のふたとして適用される。
上述の実施形態の様に、本考案に係るエナメル塗装器具の本体2とふた1の縁部は、その縦方向における断面を球状のそれとするほかに、楕円球状の断面形状としてもよく、また、幅広く、厚みのある円滑な縁部に形成してもよい。
以上の説明で明らかになるように、本考案に係る改良されたエナメル塗装器具においては、器具縁部の表面積と厚さを増大して、塗布の不均一や、ステンレス・スチール外環を取り付けた場合における細菌や水分の生成を免れ得るという優れた利点を発揮する。このような発想は未だ公開されたものではなく、実用新案登録請求の範囲の規定に合致するもの考えられる。
以上の詳細な説明は、本考案の実行可能性のある実施形態についての具体的説明である。但し、これらの実施形態は本考案の実用新案登録請求の範囲を制限するものではなく、およそ本考案の技術的精神を逸脱することなくなされた同等の効果の実施または変更は、すべて本考案の実用新案登録請求の範囲内に含まれるものとする。
1、100 ふた、
2、200 本体、
300 壷口、
10、20 エナメル塗料、
100B、200B 外環、
100A、200A、300A 縁部の曲角部、
100C、100D 外環とふたとの交界、
200C、200D 外環と鍋底との交界、
11、21 球状体、
21B 球状体21の底面、
L1 球状体11の横方向幅、
L2 球状体12の横方向幅。

Claims (7)

  1. 1つの奥行の深い空間を備える本体の縁部を球状体に加工形成し、前記本体の縁部の厚さと表面積とを増加させて前記本体の縁部にエナメル塗料を均一緊密に付着させることによって前記エナメル塗料が脱落することがないように改良してなるエナメル塗装器具。
  2. 前記本体の縁部は、球状体のほか、楕円球状体、あるいは幅広く厚みのある円滑な形状に形成されてなる、請求項1に記載のエナメル塗装器具。
  3. 前記本体の縁部の球状体の横方向幅は0.1〜1cmであり、したがって球状体の半径が0.05〜0.5cmである、請求項1に記載のエナメル塗装器具。
  4. 前記本体の縁部の球状体の底面と本体との交界部は、円滑な連結状態となっている、請求項1に記載のエナメル塗装器具。
  5. 前記本体は物品を収納する容器、またはふたとしての機能を備えている、請求項1に記載のエナメル塗装器具。
  6. 前記本体は、鍋、杯、盤、碗、壷、あるいは桶など物品を収納する容器に適用され、その縁部には開口を開設可能である、請求項5に記載のエナメル塗装器具。
  7. 前記本体は、鍋、杯、壷、あるいは桶などの容器のふたとして適用される、請求項5に記載のエナメル塗装器具。
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