JP3176090U - フープ筋用スペーサ - Google Patents

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岳彦 荻原
浩 高城
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株式会社未来樹脂
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Abstract

【課題】不要部分を切除する無駄を無くし、コンクリートの流れを阻害せず、柱と梁が交差する部分のフープ筋に使用可能で、フープ筋の間隔を正確に保てるフープ筋用スペーサを提供する。
【解決手段】可撓性棒状体でなる連結軸部の両端部のみに、フープ筋を装着する鉄筋装着部を形成したフープ筋用スペーサにすることで、不要部分を切除する無駄を無くし、コンクリートの流れを阻害しないようにフープ筋の所望の位置に取り付けでき、柱と梁が交差する部分のフープ筋に使用可能である。鉄筋装着部に装着したフープ筋の中心が、連結軸部の軸心線上となるようにすると、フープ筋の間隔を正確に保つことができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、鉄筋コンクリート造において、柱筋の周囲に装着するフープ筋の間隔を保持するフープ筋用スペーサで、特に、柱と梁が交差する部分のフープ筋に使用可能なものに関する。
フープ筋用スペーサは、例えば下記特許文献1などに開示されている。
これは、鉄筋、針金などの長尺体に、フープ筋を装着するための鉄筋装着部を等間隔で多数設けたものである。
特開2011−52521号公報
前記従来のフープ筋用スペーサは、鉄筋装着部が多数設けられているので、不必要な鉄筋装着部が発生することがあり、その場合は不必要な部分の長尺体を切断していたので、無駄が多く発生していた。
また、フープ筋用スペーサがコンクリートの流れを遮断し、コンクリートの骨材が分離して所謂ジャンカが発生することがあった。
また、長尺体として鉄筋のように硬い部材を用いたときは、柱と梁が交差する部分のフープ筋に使用することができず、針金などの可撓性部材を用いたときは、長尺体が変形してフープ筋の間隔が不正確になることがあった。
本考案は、
(1)無駄を無くすこと
(2)コンクリートの流れを阻害しないように所望の位置に取り付けてジャンカを発生しにくくすること
(3)柱と梁が交差する部分のフープ筋に使用可能で、フープ筋の間隔を正確に保てるようにすること
を課題とするものである。
本考案は、可撓性棒状体でなる連結軸部の両端部のみに、フープ筋を装着する鉄筋装着部を形成したことを特徴とするフープ筋用スペーサである。
鉄筋装着部が連結軸部の両端部のみに形成されているので、不必要な鉄筋装着部が発生することがなく、無駄が発生しない。
本発明のフープ筋用スペーサは、一段ずつ、コンクリートの流れを阻害しないように所望の位置に取り付けて、ジャンカを発生しにくくすることができる。
また、連結軸部が可撓性なので、柱と梁が交差する部分のフープ筋に使用することができる。
本考案において、鉄筋装着部に装着したフープ筋の中心が、連結軸部の軸心線上となることが望ましい。フープ筋用スペーサ両端の鉄筋装着部に装着した2本のフープ筋に強い力が作用し、スペーサに引張方向の力が作用しても、フープ筋の中心が連結軸部の軸心線上にあるためフープ筋の間隔が不正確になることがない。フープ筋の中心が連結軸部の軸心線上にない場合は、連結軸部と鉄筋装着部の位置関係が変化してフープ筋の間隔が不正確になることがある。
なお、製造誤差によって、フープ筋の中心と連結軸部の軸心線を完全に一致させることは困難であるため、1mm以下の誤差は許容する。
本考案において、鉄筋装着部の具体的形状は、中央にフープ筋が装着される中心穴を有する概略ドーナツ板状にすることができる。この鉄筋装着部は、外側から中心穴に向かってフープ筋が通過する通路を有し、通路の近傍に、フープ筋が外側から中心穴に向かって通過でき、中心穴から外側に向かって通過できない脱落防止部を設けることができる。脱落防止部によって、一度フープ筋に装着したスペーサは脱落しにくくなる。
本考案のスペーサは、全体をプラスチックで容易に一体成形(射出成形)することができる。プラスチックの種類は特に限定されるものではなく、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル樹脂など所望の材質を使用できる。
本発明のフープ筋用スペーサは、鉄筋装着部が連結軸部の両端のみに形成されているので、不必要な鉄筋装着部が発生することがなく、無駄が発生しない。一段ずつコンクリートの流れを阻害しないように所望の位置に取り付けて、ジャンカを発生しにくくすることができる。また、連結軸部が可撓性なので、柱と梁が交差する部分のフープ筋に使用することができる。また、フープ筋の中心と連結軸部の軸心線を一致するようにすると、フープ筋の間隔を正確に保つことができる。
実施形態のフープ筋用スペーサ1の斜視図である。 フープ筋用スペーサ1の側面図である。 フープ筋用スペーサ1の装着状態の側面図である。 フープ筋用スペーサ1の割り付け例の説明図である。 柱と梁が交差する部分のフープ筋への使用方法の説明図である。 柱と梁が交差する部分のフープ筋への使用方法の説明図である。
図に示すフープ筋用スペーサ1は、プラスチック製で、全体が射出成形により一体成形されている。可撓性棒状体でなる連結軸部2の両端部のみに、フープ筋を装着するための鉄筋装着部3が形成されている。
鉄筋装着部3は、中央にフープ筋5が装着される中心穴31を有する概略ドーナツ板状をなし、かつ、外側から中心穴31に向かってフープ筋が通過する通路32が形成されている。通路32の近傍に脱落防止部4が設けられている。
脱落防止部4はU字状をなし、その一辺42は鉄筋装着部3の通路32の入口の近傍に固定され、他の一辺41は通路32にはみ出している。フープ筋5が外側から中心穴に向かって通過するときは、通路32にはみ出している辺41が弾性変形してフープ筋を通過させ、フープ筋が一旦中心穴31に装着されると、図3に示されるように、辺41の先端部にじゃまされて中心穴から外側に向かって通過できないようになっている。
図3はフープ筋用スペーサ1をフープ筋5に装着した状態である。フープ筋の中心51は、連結軸部2の軸心線Aの上にある。上下のフープ筋5,5に、下方のフープ筋の重量などによって矢印に示す上下方向の力が作用した場合、可撓性の連結軸部2には引張応力のみが発生し、連結軸部2と鉄筋装着部の間に曲げ応力は発生しないので、連結軸部と鉄筋装着部の位置関係は実質的に変化することなく、フープ筋の間隔は所定の間隔に保たれる。
図4はフープ筋用スペーサ1のフープ筋5への取り付け状態の説明図である。このように、フープ筋用スペーサ1を1段ずつずらせて取り付けることができる。従来は、1直線状に取り付けざるを得なかったので、コンクリートの流れを阻害することがあった。本考案スペーサは、例えば図4に示すように、コンクリートの流れを阻害しないように自由な位置に取り付けて、ジャンカを発生しにくくすることができる。
図5,6は柱と梁が交差する部分のフープ筋5に対し本考案スペーサ1を使用する場合の説明図である。図中の符号6は柱筋(主筋)である。
図5はフープ筋5の間隔を狭めて纏めた状態である。鉄筋コンクリート造の場合、梁鉄筋をスラブ型枠の上に持ち上げた状態で組み立てる。この場合、フープ筋5は図5のように針金などで纏めた状態で、梁鉄筋(持ち上げた状態)と交差する柱筋6に取り付けられている。
このとき、フープ筋用スペーサ1は既にフープ筋5に装着されているが、フープ筋の間隔が狭まっているので、連結軸部2が外側に丸く弾性変形している(図5)。
梁鉄筋の組み立てが完了した後、梁鉄筋を正規の高さに下降させると同時に、最上段のフープ筋を所定の位置に結束し、フープ筋の纏まりを解除してフープ筋5(上から2段目以下)を落下させる。すると、フープ筋の重量によってスペーサ1の連結軸部2が真っ直ぐになり、図6に示すように、各フープ筋5の間隔が正規の間隔になる。
1 フープ筋用スペーサ
2 連結軸部
3 鉄筋装着部
31 中心穴
32 通路
4 脱落防止部
5 フープ筋
51 フープ筋中心
6 柱筋

Claims (4)

  1. 可撓性棒状体でなる連結軸部の両端部のみに、フープ筋を装着する鉄筋装着部を形成したことを特徴とするフープ筋用スペーサ。
  2. 前記鉄筋装着部に装着したフープ筋の中心が、前記連結軸部の軸心線上にある請求項1に記載のフープ筋用スペーサ。
  3. 前記鉄筋装着部が、中央にフープ筋が装着される中心穴を有する概略ドーナツ板状をなし、かつ、外側から中心穴に向かってフープ筋が通過する通路が形成され、該通路に隣接して、フープ筋が外側から中心穴に向かって通過でき、中心穴から外側に向かって通過できない脱落防止部を設けた請求項1又は2に記載のフープ筋用スペーサ。
  4. 全体がプラスチックで一体成形されている請求項1〜3のいずれかに記載のフープ筋用スペーサ。
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