JP3176014U - 収容容器支持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、数リットル程度の液体などの内容物が充填された軟質樹脂製の収容容器から他の容器へ内容物を移す場合に、該容器を安定支持することができ、取り扱い性を向上できるとともに、収容容器を安定的に起立保持できる収容容器支持体の提供を目的とする。
【解決手段】本考案は、底壁と周壁と該周壁上部に形成された注出入部を備えた軟質樹脂製の収容容器を収納し、これを直立支持する軟質樹脂製の収容容器支持体であって、前記収容容器の周壁を取り囲む大きさの筒型の側壁部と、この側壁部の一側に形成された把持部と、前記筒型の側壁部の底部開口を横断するように前記側壁部の底部から一体的に延出形成された複数本の支持バンドとを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、内容物を充填した軟質樹脂製の収容容器を収納および直立支持し、該容器中の内容物の取り出し等、取り扱いを容易にする収容容器支持体に関する。
液体等の充填に用いられる軟質樹脂製の容器として、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の軟質プラスチック材料からなる容器があり、このような容器は、軽量で、使用しない時は折り畳むことで収納時に大きなスペースを占有しないなど、種々の利点を有する。また、液体を充填した場合に十分な強度を有し、使用後洗浄することで繰返し使用も可能であることから、コスト的にも優れた容器として知られている。
しかし、液体を比較的大量に充填した軟質樹脂製の容器は、この液体を他の容器に移液する際、その液体の重さに加え、容器が軟質樹脂製であるが故に取り扱い性の悪さが生じることがある。このように軽量で、使用しない時は折り畳むことができる軟質樹脂フィルム材料からなる容器に、大量の液体を充填するものとして、経腸栄養剤や、腸管洗浄剤、飲料水などを挙げることができる。
医療分野を例にとると、手術または検査時に、前処置として被験者が洗浄剤等を服用することがあり、例えば、大腸または直腸の手術または検査の場合には、液体の腸管洗浄剤を服用して全腸管洗浄を行うことが一般的である。前処置では、このような洗浄剤を数リットル程度、大量に服用することがあり、被験者は洗浄剤が充填された軟質樹脂製容器から該洗浄剤をコップ等の容器に随時取り出して服用する。この場合、洗浄剤が充填された軟質樹脂製容器は大きく重たいものであり、取り扱いが難しく、このような容器を持ち上げ、傾斜させて、注出口から洗浄剤をコップに移液する際、大きな力が必要であるだけでなく、洗浄剤をこぼすおそれがあり、被験者にとって負担となっている。
そこで、例えば、洗浄剤を充填する容器の上部の縁近傍に、指数本を通せるだけの適当な大きさおよび形状の穴を穿設して取手を形成することにより、取り扱い性を向上させた軟質樹脂製容器が使用されている。しかし、このように形成した取手は、容器と同じフィルム(厚み、材質)から形成されることになるため、取手の強度が不十分になりがちであり、また、容器自体が変形し易く、不安定になり易いため、洗浄剤をコップ等に移す際に、こぼさないように両手で慎重に取り扱うことが要される。
従来から、大容量の液体を充填した軟質樹脂製の容器を収納し、内容物の取出性を向上させ、机上などに設置する際の直立支持を補助する支持体として、以下の特許文献1、2、3に示す構成が知られている。
実用新案登録第3121814号公報 実用新案登録第3122853号公報 実用新案登録第3132937号公報
これらの特許文献に記載された容器支持体は、軟質樹脂製容器を収容し、これを直立支持する容器支持体であって、底部幅方向中央から底部両端側に向けて漸次幅を減じる平面視細長形状をなし、底部幅方向に向かって折り線が設けられた底壁部と、該底壁部の周縁から立設された側壁部とからなり、側壁部の上部開口から軟質樹脂製容器の注出入口を突出させるように支持体が構成されている。また、上述の支持体は、底壁部の幅方向一端側に外方に向けて膨出する丸形の突部を形成し、机上などにおいて容器を傾ける際、この丸形の突部を起点として容器を傾斜できるように構成されている。
ところが、前述の文献に記載されている支持体は、その側壁部の一方に取手を配置し、反対側に張り出した丸形の突部を有しているため、注ぎ口を挟んで取手と反対側に設けた突部が注ぎ時に邪魔になり易く、液体をコップに注ぐ姿勢を取り難いという問題があった。
このため、軟質樹脂製の収容容器を収容して支持し易く、収容容器の内容物を注出する際の取り扱い性に優れた収容容器支持体が望まれている。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、1リットル、2リットル、それ以上の比較的大量の液体などの内容物が充填された軟質樹脂製の収容容器を安定的に起立保持できるとともに、収容容器から他の容器へ内容物を移す場合に、該容器を安定支持することができ、取り扱い性を向上できる大型収容容器の支持体の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本考案は、底壁と周壁と該周壁上部に形成された注出入部を備えた軟質樹脂製の収容容器を収納し、これを直立支持する収容容器支持体であって、前記収容容器の周壁を取り囲む大きさの筒型の側壁部と、この側壁部の一側に形成された把持部と、前記筒型の側壁部の底部開口を横断するように前記側壁部の底部から一体的に延出形成された複数本の支持バンドを備えたことを特徴とする。
本考案において、前記側壁部の上部に前記収容容器の注出入部を挿通自在な支持孔を有する係止片が突出形成され、前記収容容器を前記筒型の側壁部の内側に収容した状態において前記支持孔に前記注出入部を挿入して前記係止片を前記収容容器支持体の注出入部周りに被着自在にされた構成を採用することができる。
本考案において、前記側壁部が1枚の樹脂シートを筒型に湾曲させて該樹脂シートの端縁部を重ねて接合することにより構成され、前記樹脂シートの底部に該樹脂シートの幅方向に延在する2本のスリットが形成され、前記樹脂シートにより筒型の前記側壁部を形成した状態において、前記スリットに沿って前記樹脂シートの底部に延在する底縁部により、該側壁部の底部開口を横断するように延在される支持バンドが構成された構成を採用できる。
本考案において、前記スリットの両端内縁にアール部が形成された構成が好ましい。
本考案において、前記樹脂シートが前記収容容器を構成する軟質樹脂よりも硬質の樹脂からなり、前記樹脂シートのスリットに隣接する端縁部を前記底部開口の内側に折り返すことにより前記支持バンドが構成された構成とすることが好ましい。
本考案において、前記樹脂シートが前記収容容器を構成する軟質樹脂よりも硬質の樹脂からなり、前記筒型の側壁部の内側に前記収容容器を挿入した状態において前記筒型の側壁部は前記収容容器を保持したまま自立可能な硬さに形成されたことが好ましい。
本考案において、前記周壁部の一側に上下に離間して対になる係止孔が形成され、これらの係止孔にハンドル部材が挿入されて前記把持部が構成されたことが好ましい。
本考案は、収容容器の周壁を取り囲む大きさの筒型の側壁部と、前記筒型の側壁部の底部開口を横断するように前記側壁部の底部から一体的に延出形成された複数本の支持バンドとを備え、軟質樹脂製の収容容器を直立支持する収容容器支持体であって、前記側壁部の一部に、支持バンドを用いて収容容器の底部を支持する使用状態を示す表示絵柄を印刷した収容容器支持体であっても良い。
本考案の支持体によれば、収容容器の周壁を筒状の側壁部で囲み、側壁部の底部開口を横断するように延在させた複数本の支持バンドで収容容器の荷重を下から支えるので、側壁部の一側に形成した把持部を手持ちすることで筒状の側壁部と複数の支持バンドに支持された収容容器を傾斜状態であっても安定支持できる。従って、液体などの収容物を収容容器の注出入口から注ぎ易く、収容容器の安定支持性に優れ、支持した収容容器の自立性にも優れた収容容器支持体を提供できる。
係止片の挿通孔に収容容器の注出入部を通して係止片を注出入部に被着することで、収容容器支持体の側壁部上端を係止片を介し収容容器の注出入部に引っ掛けて係止することができ、収容容器に対する収容容器支持体の安定支持性を高め、装着性に優れた状態を確保できる。
1枚の樹脂シートを筒型に湾曲させて接合することにより、筒型の側壁部を構成することができ、樹脂シートの底部に延在させたスリットに隣接する底縁部から側壁部の底部開口を横切る支持バンドを構成することができるので、1枚の樹脂シートを有効に利用して、側壁部と支持バンドを備え、収容容器を保持できる収容容器支持体を構成できる。
この前記スリットの両端部を基点として折り曲げ,側壁部の底部開口を横切る支持バンドを形成するが,液体収容容器を収納した場合にかかる応力荷重は折り曲げた基点部に集中することになるため、スリット両端内縁にアール部を形成することで応力集中を緩和し,収容容器が多量の液体を収容する重量物であったとしても、その重量を複数の支持バンドで確実に支持できる構造を実現できる。従って、支持バンドが安定支持可能な収容容器の重量も大きくできる。
前記樹脂シートを構成する樹脂が前記収容容器を構成する樹脂よりも硬質の樹脂である場合、より重量の大きな収容容器を安定支持できるとともに、収容容器を机上などに設置する場合の設置安定性を更に向上できる。
収容容器支持体の側壁部の一側に上下に対になる係止孔を形成し、これらの係止孔を利用しハンドル部材を挿入して抜け止めし、把持部とすることで、このハンドル部材を利用して収容容器支持体を安定保持できる構造を提供できる。
前記支持バンドによって前記収容容器の底部を支持した状態を示す表示絵柄を前記収容容器支持体の側壁部に印刷して表示しておくことで、使用者が支持バンドの扱い方を明確かつ確実に把握できる。このため、収容容器支持体に収容容器を収容し、該収容容器の荷重を支持バンドで支持する状態を確実に実現でき、使用者が容器支持体の取り扱いに迷うことがない。
本考案に係る収容容器支持体で収容容器を支持した状態を示す斜視図。 同状態を底部裏面側から見た斜視図。 同状態の収容容器支持体の底部を示す斜視図。 本考案に係る収容容器支持体に収容するべき収容容器の一例を示す側面図。 本考案に係る収容容器支持体を構成するための樹脂シートの展開図。
以下、図面を参照しながら、本考案について詳細に説明する。
図1は本考案の第1実施形態に係る収容容器支持体に収容容器を収納して机上などに自立保持した状態を示す斜視図、図2は同状態を底面側から見た斜視図、図3は同状態を実現する収容容器支持体底部の斜視図であり、図4は図1〜図3に示す収容容器支持体に収容される収容容器の側面図である。
図4に示すように収容対象物としての収容容器2は、底壁3と周壁5と該周壁上端に形成された注出入部6を備えた軟質樹脂製のパウチ容器であり、注出入部6には硬質樹脂からなる筒部7が一体化されている。この筒部7の上部外周にはねじ部8が形成され、このねじ部8に内ネジを有するキャップ9(図1参照)が着脱自在に螺合されるようになっている。この実施形態の収容容器2は、周壁5の上部に上窄まり型の肩部5aが形成され、肩部5aの上端縁中央部に筒部7が基台部7Aを介し熱溶着などの手段により取り付けられている。
収容容器2において底壁3と側壁5は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレートなどの軟質性プラスチックからなる。収容容器2の形状は、特に限定されるものではないが、例えば、スタンディングパウチ型の収容容器を例示することができる。具体的には、ポリエチレン製2L(リットル)容量の経口腸菅洗浄剤用容器を例示できる。
なお、この実施形態では収容容器2として図4に示すスタンディングパウチ型の収容容器を示したが、図に示すものに限定されず、周壁上縁部(周壁上端周縁部)に注出入口を備えた可撓性の材質からなる従来公知の容器であれば、いずれの形状の収容容器にも適用することができる。
また、収容容器2は、上記洗浄剤等の液体収容用途の他に、粉末や粒状物などの固体、ゲル、ゾルなどを収容する用途のいずれでも良い。収容容器2は遮光が必要なものを収容する場合は遮光性の樹脂からなり、遮光が不要なものを収容する場合は透明な樹脂からなることが好ましい。
図1、図2に示すように液体収容容器支持体1は、上述の収容容器2を若干の隙間を介し取り囲むことができる程度の外径を有する平面視若干偏平な縦筒型の側壁部10と、この側壁部10の底部側の開口部11にこの開口部11を横断するように側壁部10の底縁部から延出形成された2本の支持バンド12、12と、側壁部10の上縁中央部に突出形成された係止片13とから構成されている。
収容容器支持体1は、図1に示すように偏平筒型の側壁部10の内側に収容容器2を収容し、2本の支持バンド12、12で収容容器2の底部を支え、係止片13を以下に説明するように液体収容容器2の注出入部6に被着して収容容器2を取り囲むように支持している。図1では、内部に薬液などの液体を必要量充填した収容容器2を収容容器支持体1に収容した状態を示しているので、収容容器2は膨らんだ状態で描かれており、収容容器2の外周を収容容器支持体1が覆っている。
収容容器支持体1は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ナイロンなどからなるが、収容容器2を構成する樹脂よりも硬質の樹脂からなり、筒型の側壁部10が自立できる程度の固さを有することが好ましい。一例として収容容器支持体1を透明PPの0.35mm厚のシートから構成することができる。
また、収容容器支持体1を構成する樹脂は後述するように支持バンド12、12を折り曲げ形成した場合に、折り曲げた部分が折り曲げ形状を維持できる程度の固さと厚さの樹脂であることが好ましい。
収容容器支持体1の側壁部10は、左右の折返し部10aを介して対向する2つの側面壁10A、10Bからなる平面視若干偏平な縦筒型に形成され、一方の側面壁10Aの上縁中央部に係止片13が延出形成されている。
図1に示すように係止片13は台形状の延出片13Aと該延出片13Aの先端側に形成された長方形状の取付片13Bとからなり、延出片13Aと取付片13Bの境界部分に前記注出入部6の筒部7を挿通可能な内径の円形の挿通孔13aが形成されている。また、挿通孔13aの内周縁部にはその周回りに等間隔で4つ半円状の抜止突起13cが形成されている。
前記係止片13は筒型の側壁部10の上部開口に沿って上部開口に被さるように湾曲され、係止片13は挿通孔13aに収容容器2の筒部7を挿通することで筒部7に被着されている。また、取付片13Bの先端部13dは、対向する側面壁10B側にまで延出され、対向位置の側面壁10Bの上縁内周部に沿って折り曲げられ、固定されている。先端部13dは熱溶着あるいは接着等の適切な接合手段により側面壁10Bの上縁内周部に固定されている。
側壁部10の底縁側に形成されている支持バンド12は、側壁部10の左右の折返し部10aの底縁側に横向きに延在された2本のスリット15に沿って形成された底縁部を折り返すことで構成されている。前記スリット15の両端内縁には所定曲率の半円状のアール部15aが形成されている。
側面壁10A、10Bの底部側に形成されたスリット15は、側面壁10A、10Bの全幅のそれぞれの1/3程度をスリット型に切り抜いて形成されている。
更に詳細に説明すると、一方の折返し部10a側に形成されたスリット15において、その両端のアール部15aの部分から一方の折返し部10aに近づくように傾斜された折曲部15bを介し側面壁10A、10Bの底縁部10A1、10B1を側壁部10の底部開口を横切るように折り曲げることで一方の支持バンド12が形成されている。また、他方の折返し部10a側に形成されたスリット15において、その両端のアール部15aの部分から他方の折返し部10aに近づくように傾斜された折曲部15bを介し側面壁10A、10Bの底縁部10A1、10B1を側壁部10の底部開口を横切るように折り曲げることで他方の支持バンド12が形成されている。
前記収容容器支持体1において、一方の折返し部10aの上部側と下部側に、上下に対になる横長のスリット状の係止孔17、18が形成され、これらの係止孔17、18に取手型のハンドル部材19がその両端部をそれぞれ挿通し、取り付けられている。これらのハンドル部材19の両端部には、図示略の釣り針型の抜止部材が形成され、ハンドル部材19が係止孔17、18から抜け止めされている。このハンドル部材19が把持部を構成し、ハンドル部材19を手持ちすることで図1に示す状態から収容容器2とともに収容容器支持体1を持ち上げて搬送することができ、更に、注出入部6を下向きにして収容容器2を傾斜させた状態で保持できるようになっている。
なお、係止孔17、18は折返し部10aを挟んで側面壁10Aから側面壁10Bに達するように形成されているが、図1に示す例では、ハンドル部材19を挿通するために必要な長さが側面壁10B側で得られるように側面壁10A側での長さよりも側面壁10B側での長さの方が大きく形成されている。これは、後述するように収容容器支持体1を1枚の平板状に折り畳む場合、ハンドル部材19が側面壁10B側に沿うようにするためである。
前記収容容器支持体1において、側面壁10Aの中央部に、図2に示すように収容容器2を収容した収容容器支持体1をそれらの底面側から見た状態を示す図5に示す表示絵柄20が印刷されている。また、表示絵柄20の内部には完成図とした説明文章が印刷されている。この表示絵柄20を使用者が見ることで、収容容器2を収容容器支持体1で支持する状態を認識することができる。なお、図1と図2では表示絵柄20の記載は略している。
以上構成の収容容器支持体1は、一例として、図5に示す1枚の樹脂シート20を部分的に湾曲させるか折り曲げ、図1、図2に示す形状に組み立てて作製することができる。
図5に示す樹脂シート20は、側面壁10Aを構成するシート部分を中央に配置し、その左右両側に側面壁10Bを構成するシート部分を折返し部10a、10aを介し配置してなる。
この樹脂シート20を折返し部10a、10a部分を境界として平面視若干偏平の縦筒型に湾曲させて樹脂シート20の両端縁20a、20aどうしを重ね合わせ、例えば、樹脂シート20の側面壁10Bの一側端縁に区画される縦長の溶着領域22において重ね合わせ部分を溶着することで側壁部10として一体化することができる。また、係止片13を側壁部10の上部開口に位置するように折り曲げて係止片13の先端部13dを対向する側面壁10Bの上端内面部に溶着することで、図1、図2に示す概形の収容容器支持体1を構成することができる。図5に示す係止片13の先端側に係止片13の先端部13dを側面壁10Bに溶着する場合の溶着領域23を円形状領域として図示した。
以上のように組み付けた収容容器支持体1に対し、筒型の側壁部10にその底面開口側から収容容器2の注出入部6を挿通し、収容容器2の全体を側壁部10の内側に挿入し、係止片13の挿通孔13aに収容容器2の筒部7を挿通することで収容容器支持体1の内部に収容容器2を収容することができる。
このように筒型の側壁部10に収容容器2を挿入した状態では、スリット15、15に沿った底縁部10A1、10B1は収容容器2の底部外面に沿って側壁部10の一部を占める状態にされている。この状態から折曲部15b、15bを介し底縁部10A1、10B1をそれぞれ側壁部10の底部開口を横切るように、かつ、収容した収容容器2の底面に被せるように内側向きに折り曲げることで図1、図2に示す状態の支持バンド12を構成できる。この折り曲げ処理により、図1、図2に示すように、収容容器2を収容容器支持体1で収容した状態にすることができる。なお、支持バンド2を構成する場合、底縁部10A1、10B1の折曲部を図3に示すように直角に曲げても良いが、収容容器2の荷重が作用すると支持バンド12,12は図1、図2に示すように変形しようとするのが自然なので、収容容器2の荷重を支持するという面においては図1と図2に示すように傾斜した折曲部15bを介し折り曲げて支持バンド12を構成することが好ましい。
図1に示す状態であるならば、机上などの設置面に直立状態の収容容器2を収容容器支持体1でもって支持できる。即ち、収容容器2の底部を2本の支持バンド12、12で下側から支持し、収容容器支持体1の側壁部10の下側開口縁部を設置面に載置し、収容容器支持体1が自立することで収容容器2を直立状態に保持できる。
また、図1、図2に示すように収容容器2の底部を支持バンド12、12で支持した状態を図5に示す表示絵柄20で表示しておくならば、使用者が底縁部10A1、10B1を折り曲げて支持バンド12、12を構成することを容易に把握できるので、組み立て易く、使いやすい特徴を有する。
図1に示す状態からハンドル部材19を把持して持ち上げることにより、収容容器2の底面を支持バンド12,12が支え、収容容器2を筒型の側壁部10が覆うので、収容容器2を安定支持することができる。
収容容器2に2Lなど、多量の液体を収容した状態で収容容器支持体1を持ち上げた場合、支持バンド12、12は2kg程度の荷重を支えることとなるので、支持バンド12、12はスリット15の端部のアール部15aを介して下向きに引っ張られる。ここで、支持バンド12からアール部15aを介し側壁部10にねじり力と剪断力が付加されるが、これらの力が作用する領域は、アール部15を有しているため、ねじり力と剪断力は一点に集中されることなく、アール部15aに沿った領域に分散される。この結果、支持バンド12の付け根の部分が破断するおそれを無くすることができる。即ち、支持バンド12の支持荷重を大きくできるので、支持バンド12のアール部15aの部分に亀裂などを生じさせることなく、重量の大きな収容容器2を安定支持することができる。
なお、図1と図2に示す状態から、支持バンド12、12の折返し部分を図5に示す元の状態の底縁部10A1、10B1に戻し、側面壁10A、10Bに沿わせておくならば、側壁部10の底部開口が解放されるので、収容容器2を収容容器支持体1から抜き出すことができる。
例えば、内容物を取り出した使用済みの収容容器2を収容容器支持体1から取り出し、別の未使用状態の収容容器2に交換し、底縁部10A1、10B1を折り返して再度支持バンド12、12を構成することで収容容器支持体1を複数の収容容器2に対し繰り返し使用することができる。
また、収容容器2を収容容器支持体1から取り外した状態において、収容容器支持体1は折返し部10a、10aを両端側として1枚の平板状に折り畳むことができるので、収容や搬送に便利であり、複数重ねて搬送することや収容する場合に有利な形態とすることができる。また、収容容器支持体1を折り畳む場合、ハンドル部材19を係止している係止孔17、18の内部において側面壁10B側にのみハンドル部材19が位置するので、平板状に折り畳んだ場合にハンドル部材19の厚さ方向を側面壁10Bの厚さ方向に沿わせることができ、ハンドル部材19が収容容器支持体1を折り畳む場合に邪魔にならない。
本考案に係る収容容器支持体は、数リットル程度の比較的大量の経口洗浄剤および経腸栄養剤等の取り扱いに好適であり、医療分野、あるいは、粉体やゾルゲルなどを収容容器2に収容して利用する分野において広く利用可能である。
1…収容容器支持体、2…収容容器、3…底壁、5…周壁、6…注出入部、7…筒部、10…側壁部、10A、10B…側面壁、10A1、10B1…底縁部、10a…折返し部、12…支持バンド、13…係止片、13A…延出片、13B…係止片、15…スリット、15a…アール部、15b…折曲部、17、18…係止孔、19…ハンドル部材(把持部)、20…樹脂シート、22、23…溶着領域。

Claims (8)

  1. 底壁と周壁と該周壁上部に形成された注出入部を備えた軟質樹脂製の収容容器を収納し、これを直立支持する収容容器支持体であって、
    前記収容容器の周壁を取り囲む大きさの筒型の側壁部と、この側壁部の一側に形成された把持部と、前記筒型の側壁部の底部開口を横断するように前記側壁部の底部から一体的に延出形成された複数本の支持バンドとを備えたことを特徴とする収容容器支持体。
  2. 前記側壁部の上部に前記収容容器の注出入部を挿通自在な支持孔を有する係止片が突出形成され、前記収容容器を前記筒型の側壁部の内側に収容した状態において前記支持孔に前記注出入部を挿入して前記係止片を前記収容容器支持体の注出入部周りに被着自在にされたことを特徴とする請求項1に記載の収容容器支持体。
  3. 前記側壁部が1枚の樹脂シートを筒型に湾曲させて該樹脂シートの端縁部を重ねて接合することにより構成され、前記樹脂シートの底部に該樹脂シートの幅方向に延在する2本のスリットが形成され、前記樹脂シートにより筒型の前記側壁部を形成した状態において、前記スリットに沿って前記樹脂シートの底部に延在する底縁部により、該側壁部の底部開口を横断するように延在される支持バンドが構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の収容容器支持体。
  4. 前記スリットの両端内縁にアール部が形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の収容容器支持体。
  5. 前記樹脂シートが前記収容容器を構成する軟質樹脂よりも硬質の樹脂からなり、前記樹脂シートのスリットに隣接する端縁部を前記底部開口の内側に折り返すことにより前記支持バンドが構成されたことを特徴とする請求項3または4に記載の収容容器支持体。
  6. 前記樹脂シートが前記収容容器を構成する軟質樹脂よりも硬質の樹脂からなり、前記筒型の側壁部の内側に前記収容容器を挿入した状態において前記筒型の側壁部は前記収容容器を保持したまま自立可能な硬さに形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の収容容器支持体。
  7. 前記周壁部の一側に上下に離間して対になる係止孔が形成され、これらの係止孔にハンドル部材が挿入されて前記把持部が構成されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の収容容器支持体。
  8. 収容容器の周壁を取り囲む大きさの筒型の側壁部と、前記筒型の側壁部の底部開口を横断するように前記側壁部の底部から一体的に延出形成された複数本の支持バンドとを備え、軟質樹脂製の収容容器を直立支持する収容容器支持体であって、
    前記側壁部の一部に、支持バンドを用いて収容容器の底部を支持する使用状態を示す表示絵柄を印刷したことを特徴とする収容容器支持体。
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JP7329224B1 (ja) 2022-10-14 2023-08-18 株式会社ツジショー パウチホルダ

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