JP3122853U - 容器支持体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器本体上部の周縁部に注出入口が設けられた軟質性容器10を収納しこれを直立支持する容器支持体であって、長手方向中央から端に向けて漸次幅が減じる細長形状をなし、長手方向に沿って折り線が設けられた底板部11と、該底板部11の周縁から立設された側板部12とからなり、その上部開口部13が、軟質性容器10の注出入口が露出するように設けられていることを特徴とする容器支持体。
【選択図】図1
Description
請求項1に記載の考案は、容器本体上部の周縁部に注出入口が設けられた軟質性容器を収納しこれを直立支持する容器支持体であって、長手方向中央から端に向けて漸次幅が減じる細長形状をなし、長手方向に沿って折り線が設けられた底板部と、該底板部の周縁から立設された側板部とからなり、その上部開口部が、軟質性容器の注出入口が露出するように設けられていることを特徴とする容器支持体である。
本考案の容器支持体は、軟質性容器の収納および直立支持に用いるものであり、ここで軟質性容器は、本体上部の周縁部に注出入口が、および/または本体上部の縁近傍に取っ手となる穴が設けられたものである。また、その材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等の軟質性プラスチック材料を挙げることができ、具体的には、スタンディングパウチ型容器等を挙げることができるが、形状および材質は上記のものに限定されない。
(第一の実施形態)
本考案の第一の実施形態に係る容器支持体の一例を図1および2に示す。
図1は、軟質性容器10を収納した状態での容器支持体1の概略斜視図であり、図2(a)は容器支持体1の底面図、図2(b)は平面図、図2(c)は右側面図である。なお、ここでは軟質性容器10として、図4に示す形態のポリエチレン製2L容量の経口腸管洗浄剤用容器を用いた例を示している。ここで図4(a)は軟質性容器10の正面図であり、図4(b)は平面図である。
軟質性容器10は、上部開口部13を通じて出し入れが可能である。また、上部開口部13は、軟質性容器10の注出入口が露出するように設けられており、該容器10から他の容器へ内容物を容易に移液することができる。
本考案の第二の実施形態に係る容器支持体は、図3に示すように、取っ手穴14を設けた側の側板部12の下部および底板部11に下部開口部21を有するものである。ここで図3(a)は、軟質性容器10を収納した状態での本実施形態に係る容器支持体1の右側面図であり、図3(b)は、正面図である。すなわち、本考案の効果を損なわない範囲で、側板部12および底板部11の一部を除去することにより、容器支持体1をさらに軽量化することができ、折りたたみ性を向上させることができる。
なお、本考案に係る容器支持体は、側板部12下部または底板部11のいずれか一方に下部開口部を有するものでも良く、下部開口部の形状も図3に示すものに限定されない。
本実施形態に係る容器支持体1は、上記の点以外は第一の実施形態と同様である。
本考案の第三の実施形態に係る容器支持体は、上部開口部の取っ手穴側の一部が塞がれたものである(図示略)。すなわち、上部開口部が狭くなっているもので、このようにすることで、容器支持体内の軟質性容器のがたつきを、特に上下動を効果的に抑制することができる。上部開口部が狭くても、収納する容器は軟質性であるので、容器支持体への出し入れに支障はなく、必要に応じて軟質性容器を傾けながら出し入れしても良い。
また、上部開口部が狭くなっていなくても、取っ手穴側の一部をクリップ等で留めることでも同様の効果が得られ、さらに、上部開口部の取っ手穴側の一部および軟質性容器を共にクリップ等で留めることで、軟質性容器をより一層安定して収納できる。
本実施形態に係る容器支持体は、上記の点以外は第一または第二の実施形態と同様である。
本考案の第四の実施形態に係る容器支持体は、側板部の少なくとも1箇所に、軟質性容器の内容物視認用の切欠が設けられたものである(図示略)。このように切欠を設けることで、軟質性容器を容器支持体から取り出すことなく、該容器内の液体の量を確認することができ、他の容器への液体の移液を効率的に行うことができる。軟質性容器に内容物計量用の目盛りが設けられている場合には、該目盛りを視認できる位置に切欠を設けることが好ましい。また、切欠の形状および寸法は、液体の量の確認を妨げない範囲であれば、特に限定されない。
本実施形態に係る容器支持体は、上記の点以外は第一〜第三のいずれかの実施形態と同様である。
軟質性容器が、図4に示すような本体上部の縁近傍に取っ手となる穴が穿設されたものである場合には、第一〜第四のいずれかの実施形態における底板部の形状は、長手方向に沿って折り線が設けられていれば、特に限定しなくても良い。底板部が、長手方向中央から端に向けて漸次幅が減じる細長形状でなくても、容器支持体および軟質性容器の取っ手を同時に掴むことで、軟質性容器を容易に安定して取り扱うことができる。したがって、本実施形態においては、必ずしも凸部を設けなくても良いが、凸部を設けた方が実施形態1で述べたように容器支持体の取り扱いがより容易になるので好ましい。
本考案の容器支持体1の製造方法は特に限定されず、例えば、厚紙、各種プラスチック類等の材質のプレートを所定の形状に打ち抜いて、これを組み立てることで容易に作製することができる。
本考案の容器支持体を用いて、軟質性容器に充填された液体を移液する方法は特に限定されない。例えば、容器支持体は軽量であり、軟質性容器は安定して該支持体に収納されているので、両手又は片手で傾けて容易に移液することができる。特に、容器支持体に取っ手穴が穿設されていれば、取っ手を掴んでいる手に取っ手から大きな力が加わっても痛みを感じることが無いので、片手で取っ手を掴んで持ち上げてから容器支持体を傾けて移液しても良い。また前記のように、片手で取っ手を持ち、容器支持体を設置面から持ち上げることなく、凸部の縁が下部から上部に向かって連続的に設置面に接するように容器支持体を傾けて移液しても良く、この場合は大きな力を加える必要がない。さらに、片手で取っ手を持ち、もう片手で、例えば、凸部下部を持って、両手で容易に安定して容器支持体1を傾けて移液することもできる。
Claims (6)
- 容器本体上部の縁近傍に取っ手となる穴が穿設された軟質性容器を収納しこれを直立支持する容器支持体であって、
長手方向に沿って折り線が設けられた底板部と、該底板部の周縁から立設された側板部とからなり、該側板部は、その上部開口部から前記軟質性容器を収納した状態で、該軟質性容器に設けられた穴と合致する位置に取っ手穴が穿設されたことを特徴とする容器支持体。 - 前記側板部の取っ手穴を設けた側と反対側の側板部下部に外方に向けて膨出する凸部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の容器支持体。
- 前記凸部が円弧状をなしていることを特徴とする請求項2に記載の容器支持体。
- 前記側板部の少なくとも1箇所に軟質性容器の内容物視認用の切欠が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器支持体。
- 前記底板部と側板部とが厚紙で形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器支持体。
- 少なくとも前記軟質性容器に接する面に撥水処理が施されたことを特徴とする請求項5に記載の容器支持体。
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