JP3175831U - 受身練習用アンダーウエア - Google Patents
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Abstract
【課題】主として、柔道着の内側に着て、受身の練習や稽古を行う場合に使用されるアンダーウェアを提供する。
【解決手段】アンダーウエアに、受身の動作の際にその着用者の身体の一部がマット又は畳に接地する受身接地部を設け、この受身接地部にクッション材を重設した受身練習用アンダーウエアである。受身からくる衝撃は前記クッション材によって吸収される結果、着用者は受身からくるダメージを軽減することができる。この受身練習用アンダーウエアを使用すれば、何人でも、正しい受身を楽々習得することができる。特に、初心者に適している。
【選択図】図1
【解決手段】アンダーウエアに、受身の動作の際にその着用者の身体の一部がマット又は畳に接地する受身接地部を設け、この受身接地部にクッション材を重設した受身練習用アンダーウエアである。受身からくる衝撃は前記クッション材によって吸収される結果、着用者は受身からくるダメージを軽減することができる。この受身練習用アンダーウエアを使用すれば、何人でも、正しい受身を楽々習得することができる。特に、初心者に適している。
【選択図】図1
Description
この考案は受身練習用アンダーウエアに関し、主として、柔道着の内側に着て、受身の練習や稽古を行う場合に使用される。
柔道等における受身とは、技を掛けられたとき、身体に受けるダメージを軽減するために必要な動作であり、柔道等を始める者は誰もが習得しなければならないが、上達は難しいものといわれている。
このため、受身の中でも技術的に高度と言われている前回り受身について、従来より補助機能付柔道着が考案されている。
この補助機能付柔道着は、図5に示すように、柔道着の上着90の外面に、前回り受身の際に畳又はマットに対しての着用者Mの身体の接地箇所及び設置順序がライン92,92状に表示されたものであり、着用者はこの接地ライン92を意識しながら練習し、正しい前回り受身を習得していた(特開2009−74191号)。
しかしながら、かかる従来の補助機能付柔道着にあっては、単に、前回り受身における接地箇所及び設置順序をライン状に表示したものにすぎないため、受身からくるダメージを軽減することは殆ど不可能であり、この結果、着用者は正しい受身を習得しにくいという不都合を有した。
この考案の課題はこれらの不都合を解消することである。
この課題を達成するために、この考案に係るア受身練習用アンダーウエにおいては、アンダーウエアに、受身の動作の際にその着用者の身体の一部がマット又は畳に接地する受身接地部を設け、この受身接地部にクッション材を重設したものである。
この場合、前記受身接地部を袋部とし、この袋部にクッション材を封入することもできる。
また、前記アンダーウエアが上着であるとともに前記袋部をこの上着における肩袋部及び肘袋部にすることもできる。
また、前記アンダーウエアをパンツにして前記袋部をこのパンツにおける側腰袋部及び後腰袋部にすることができる。
この考案に係る受身練習用アンダーウエアは上記のように構成されているため、即ち、アンダーウエアに、受身の動作の際にその着用者の身体の一部がマット又は畳に接地する受身接地部を設け、この受身接地部にクッション材を重設したため、
受身からくる衝撃は前記クッション材によって吸収される結果、着用者は受身からくるダメージを軽減することができるものである。
受身からくる衝撃は前記クッション材によって吸収される結果、着用者は受身からくるダメージを軽減することができるものである。
よって、この受身練習用アンダーウエアを使用すれば、何人でも、正しい受身を楽々習得することができる。特に、初心者に適しているものである。
この場合、前記受身接地部を袋部とし、この袋部にクッション材を封入すれば、アンダーウエアにクッション材を重設しやすいとともにその耐久性も向上し、更に、クッション材が直接人体に接触しないため着用者にとって違和感がなく使用しやすいものである。
また、また、前記アンダーウエアにして前記袋部をこの上着における肩袋部及び肘袋部にすれば、受身の際の着用者の肩部及び肘部に受けるダメージを軽減することができる。
また、前記アンダーウエアをパンツにして前記袋部をこのパンツにおける側腰袋部及び後腰袋部にすれば、受身の際の着用者の両側腰部及び後腰部に受けるダメージを軽減することができる。
この考案に係る「受身練習用アンダーウエア」は実施するにあたって以下の特徴を有する。
「アンダーウエア」は、着用者が柔道着等胴着の内側に着るための上着、パンツ等が該当する。なお、柔道着等胴着を着用しないで使用することもできる。
「受身接地部」とは、受身の動作の際にその着用者の身体の一部がマット又は畳に接地する部分を覆う「アンダーウエア」の部分をいい、袋状に形成するのが適している。「アンダーウエア」が上着である場合、この袋部はこの上着における肩袋部及び肘袋部等が該当する。また、前記「アンダーウエア」が「パンツ」である場合、この袋部はこのパンツにおける側腰袋部及び後腰袋部等が該当する。
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
図1はこの考案に係る受身練習用アンダーウエアの第一実施例の背面図、図2は同側面図、図3は図2におけるIII−III線断面図、図4は同第二実施例の背面斜視図、図5は従来例の背面図である
図1〜図3において、Aは受身練習用上着(この考案の「受身練習用アンダーウエア」に相当する)、10はその基本となる上着である。この上着10は、着用者Mに略隙間なくフィットできる弾力性のある通常のトレーニングシャツであり、11はその胴部、12,12は袖部である。
21,21は肩袋部(この考案の「袋部」に相当する)であり、前記胴部11の背面における上端隅(着用者の肩に当たる部分)に設けられている。この肩袋部21はこの考案の「受身接地部」に該当する。
図3に示すように、22は当て布であり、前記肩袋部21おいて前記上着10の裏側に重ねられ袋状に縫付23けられている。
30はクッション材であり、前記肩袋部21に封入されている。このクッション材30は発砲弾性樹脂であり、板状をしている。31は窓部であり、前記クッション材30の中心部に形成されている。この窓部31があるため、前記クッション材30は柔軟性に富み着用者Mの肩部に隙間なく密着することができる。なお、前記肩袋部21内で前記クッション材30が動かないように、クッション材30の周縁及び窓部31内における上着10と当て布22の接触面24は貼着されている。
図1及び図2において、41,41は肘袋部(この考案の「袋部」に相当する)であり、前記袖部11の先端部背面(着用者の肘に当たる部分)に設けられている。この肘袋部41も「受身接地部」に該当し、前記肩袋部21同様前記上着10の裏側に当て布を重ねた状態で袋状に縫付43けられている。
この肘袋部41内にも前記肩袋部21同様クッション材32が封入されている。このクッション材32には5本の切り込み34,34,…が形成され、この切り込み34,34,…は着用者Mの肘の延びる方向に一致している。このため、このクッション材32は着用者Mの肘に滑らかに密着することができる。
なお、14は上着10の縫い目である。
次に、図4において、Bは受身練習用パンツ(この考案の「受身練習用アンダーウエア」に相当する)、50はその基本となるパンツである。このパンツ50は着用者Mに略隙間なくフィットできる弾力性のある通常のスパッツ状のものである。
61,61は側腰袋部(この考案の「袋部」に相当する)であり、前記パンツ50の側面(着用者の側腰に当たる部分)に設けられている。また、62は後腰袋部(この考案の「袋部」に相当する)であり、前記パンツ50の背面(着用者の後腰に当たる部分)に設けられている。これらの側腰袋部61及び後腰袋部62はこの考案の「受身接地部」に該当し、前記肘袋部41同様前記上着10の裏側に当て布を重ねた状態で袋状に縫付53けられている。
この側腰袋部61及び後腰袋部62内にも前記肘袋部41同様クッション材63が封入されている。このクッション材63にも5本の切り込み64,64,…が形成され、この切り込み64,64,…は着用者Mの下肢の延びる方向に一致している。このため、このクッション材64は着用者Mの腰の形状に滑らかに密着することができる。
なお、54は前記パンツ50の縫い目である。
この考案に係る受身練習用アンダーウエアは、受身からくる衝撃はクッション材によって吸収されるため、着用者は受身からくるダメージを軽減することができる。何人でも、正しい受身を楽々習得することができる。特に、初心者に適している。よって、利用可能性は極めて高いものである。
A … 受身練習用上着(受身練習用アンダーウエア)
B … 受身練習用パンツ(受身練習用アンダーウエア)
10 … 上着
11 … 胴部
12 … 袖部
14 … 縫い目
21 … 肩袋部(袋部)(受身接地部)
22 … 当て布
23 … 縫付
24 … 接触面
30 … クッション材
31 … 窓部
32 … クッション材
34 … 切り込み
41 … 肘袋部(袋部)(受身接地部)
43 … 縫付43
50 … パンツ
61 … 側腰袋部(袋部)(受身接地部)
62 … 後腰袋部(袋部)(受身接地部)
43 … 縫付
63 … クッション材
64 … 切り込み
53 … 縫付
54 … 縫い目
B … 受身練習用パンツ(受身練習用アンダーウエア)
10 … 上着
11 … 胴部
12 … 袖部
14 … 縫い目
21 … 肩袋部(袋部)(受身接地部)
22 … 当て布
23 … 縫付
24 … 接触面
30 … クッション材
31 … 窓部
32 … クッション材
34 … 切り込み
41 … 肘袋部(袋部)(受身接地部)
43 … 縫付43
50 … パンツ
61 … 側腰袋部(袋部)(受身接地部)
62 … 後腰袋部(袋部)(受身接地部)
43 … 縫付
63 … クッション材
64 … 切り込み
53 … 縫付
54 … 縫い目
Claims (4)
- アンダーウエアに、受身の動作の際にその着用者の身体の一部がマット又は畳に接地する受身接地部を設け、この受身接地部にクッション材を重設したことを特徴とする受身練習用アンダーウエア。
- 前記受身接地部を袋部とし、この袋部にクッション材を封入したことを特徴とする請求項1の受身練習用アンダーウエア。
- 前記アンダーウエアが上着であるとともに前記袋部がこの上着における肩袋部及び肘袋部であることを特徴とする請求項2の受身練習用アンダーウエア。
- 前記アンダーウエアがパンツであるとともに前記袋部がこのパンツにおける側腰袋部及び後腰袋部であることを特徴とする請求項2の受身練習用アンダーウエア。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001338U JP3175831U (ja) | 2012-03-10 | 2012-03-10 | 受身練習用アンダーウエア |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001338U JP3175831U (ja) | 2012-03-10 | 2012-03-10 | 受身練習用アンダーウエア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012001338U Expired - Fee Related JP3175831U (ja) | 2012-03-10 | 2012-03-10 | 受身練習用アンダーウエア |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108883338A (zh) * | 2016-04-07 | 2018-11-23 | 耐克创新有限合伙公司 | 用于肩垫系统的冲击衰减子层 |
US10646769B1 (en) | 2016-04-07 | 2020-05-12 | Nike, Inc. | Discrete shoulder sleeve for a shoulder-pad system |
US11052301B2 (en) | 2016-04-07 | 2021-07-06 | Nike, Inc. | Securing garment for a shoulder-pad system |
-
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- 2012-03-10 JP JP2012001338U patent/JP3175831U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108883338A (zh) * | 2016-04-07 | 2018-11-23 | 耐克创新有限合伙公司 | 用于肩垫系统的冲击衰减子层 |
US10646769B1 (en) | 2016-04-07 | 2020-05-12 | Nike, Inc. | Discrete shoulder sleeve for a shoulder-pad system |
US11000755B2 (en) | 2016-04-07 | 2021-05-11 | Nike, Inc. | Impact-attenuation sub-layer for a shoulder-pad system |
US11052301B2 (en) | 2016-04-07 | 2021-07-06 | Nike, Inc. | Securing garment for a shoulder-pad system |
CN108883338B (zh) * | 2016-04-07 | 2021-09-10 | 耐克创新有限合伙公司 | 用于肩垫系统的冲击衰减子层 |
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