JP3164021U - シャツずり上り防止ブリーフ - Google Patents

Abstract

【課題】着用時、滑り止め部材の存在により着用者に不快感を与えるような事態の生ずることなく、着心地良く、肌着等の着用をしない場合でもワイシャツの如き外衣を良好に保持し、ずり上り等を生じさせることのないブリーフを得る。【解決手段】ウエスト部端縁の天ゴム部３の外側面に、滑り止め樹脂４を塗着して設けたもので、滑り止め樹脂４としてはポリ塩化ビニル樹脂及び又はポリウレタン樹脂を用いている。滑り止め用樹脂４は、ウエスト部２の端縁の天ゴム部３の外側面に、ライン状に周回し、或は複数の点の集合よりなる図柄・文字を表現している。【選択図】図１

Description

本考案は、衣服特にワイシャツ，肌着着用時に人体の動きによって着用しているワイシャツ，肌着がずり上がるのを防止するシャツずり上り防止ブリーフに関する。

現在一般に衣服を身に纏うときは、肌に接してシャツ，ブリーフ等の肌着を着用し、その上に外衣，ズボン等を重ねるのが普通であり、このような態様で衣服を着用した場合、上半身用の衣料と下半身用の衣料とが連続して構成された所謂コンビネーション或は繋ぎであれば上下の衣料にずれが生じたりする事は無いが、上下半身用が別途に構成されている衣服にあっては、身体の動きにつれて、身に付けている上下の衣服にずれが生じ着心地を悪くし、また、外見上もだらしの無いものとなった。

これを防止するために、ズボン或はスカートなどの衣服のウエスト部内側に突出した滑り止め部材を配して、着用したシャツをその外側からズボンのウエスト部で押さえ、ウエスト部に配した滑り止めによってズボンのずり上り等の動きを押さえたものが知られている（特許文献１）。
然し、この手段では滑り止め部材がズボン或はスカートのウエスト部から身体側に向けて突出しているために、ズボン或はスカートの着用時には常に滑り止めの突出部が身体に当たり、被服のずれ動きを阻止するための圧力を加えることになり、着心地が悪かったという結果となることがあった。

また、上半身被服の前身頃と後身頃の間に人体の股間部分を被ってずり上り防止サポーターを設けたもの（特許文献２）が知られているが、このずり上り防止サポーターはスナップボタン，ホック，面ファスナー等で固定するためにその扱いが極めて不便であった。
また、最近は肌着を着用せず素肌に直接ワイシャツを着る者も増加しており、このような態様でのワイシャツ等の外衣の着用時に着心地を良くする必要があった。

国際公開番号ＷＯ９８／１６１２７号公報 特開２００６−２４１６４７号公報

本考案シャツずり上り防止ブリーフは上記の点に鑑みて、着用時、滑り止め部材の存在により着用者に不快感を与えるような事態の生ずることなく、着心地良く、肌着等の着用をしない場合でもワイシャツの如き外衣を良好に保持し、ずり上り等を生じさせることのないブリーフを得ることを目的とする。

本考案ブリーフは、ウエスト部端縁の天ゴム部外側面に、滑り止め樹脂を塗着して設けたもので、滑り止め樹脂としてはポリ塩化ビニル樹脂及び又はポリウレタン樹脂を用いている。
滑り止め用樹脂は、ウエスト部端縁の天ゴム部外側面に、ライン状に周回し、或は複数の点の集合よりなる図柄・文字を表現している。

本考案ブリーフは、ウエスト部端縁の天ゴム部外側面に、滑り止め用樹脂を設けているために、ブリーフを穿き上半身衣料としてシャツを着用したときなどに、滑り止め用樹脂は外部を向くために、その存在により着用感を悪くする事態は生じず、シャツのずり上りを防止する。

本考案ブリーフの正面図。 本考案ブリーフの背面図。 Ａ，Ｂ，Ｃは天ゴム部に画かれた滑り止め用樹脂の図形の例を示す正面図。

本考案の実施の形態の一例を図面と共に次に説明する。
本考案ブリーフ１は、ブリーフとしての全体形状に関しては特に限定されないが、ウエスト部２の端縁に伸縮性の帯状生地よりなる天ゴム部３を周回して設けている。そして、天ゴム部３の表面には、滑り止め用樹脂４が塗着されている。

滑り止め用樹脂４は天ゴム部３の表面に線状に或は模様を画いて天ゴム部３より若干高く塗着されている。図１，２，３Ａに示す例は天ゴム部３の端縁に沿って細幅に、天ゴム部３を周回する状態に環状線を設けたもので、図３Ｂに示す例はブロック状の単位柄を列設し、図３Ｃはアルファベットを順不動に示している。

上記模様を画く場合、図３Ｂに示す如く１つの三角形の単位柄が一面に広がった一連の樹脂で画かれるか、図３Ｃで示すように細かい点の集合で画かれるか適宜採用される。即ち、滑り止め用樹脂４の天ゴム部３への塗着形状ではドット状，ブロック状，ロゴ形状，直線状，波形状等何れでも良いが天ゴム部３の全周にわたって塗着する。
滑り止め用樹脂は、ポリ塩化ビニル樹脂、又は、ポリウレタン樹脂，或はそれらを混合したものを用いている。

上記構成のブリーフを使用した場合、ブリーフの天ゴム部３に接する衣料は天ゴム部３表面の滑り止め用樹脂４でその動きが押さえられ該衣料のずり上りなどの動きは阻止され、特に、肌着を着用せずに素肌に直接ワイシャツを着る人にとっては効果的である。

１ ブリーフ
２ ウエスト部
３ 天ゴム部
４ 滑り止め用樹脂

Claims (6)

1. ウエスト部端縁の天ゴム部外側面に、滑り止用樹脂を塗着して設けたことを特徴とするブリーフ。
2. 滑り止用樹脂は、天ゴム部をライン状に周回して設けられたことを特徴とする請求項１記載のブリーフ。
3. 滑り止用樹脂は、天ゴム部に模様を画いて配されたことを特徴とする請求項１記載のブリーフ。
4. 滑り止用樹脂の単位柄は、当該柄一面に広がった一連の樹脂で画かれたことを特徴とする請求項１記載のブリーフ。
5. 滑り止用樹脂は、平面視複数の点の集合よりなり、複数の点により図柄・文字を表現したことを特徴とする請求項１記載のブリーフ。
6. 滑り止用樹脂は、ポリ塩化ピニル樹脂、及び又は、ポリウレタン樹脂であることを特徴とする請求項１記載のブリーフ。

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