JP3175713U - 仕切り板装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消灯時に透明であり、点灯時に高い遮蔽性能を実現する面発光体を備えた仕切り板装置を提供する。
【解決手段】仕切り板装置1は導光板11と、向かい合う1対の入射端面に配置された光源12、および枠13とで構成される。導光板の基材となる透光性樹脂の屈折率と、含有させる光拡散粒子の屈折率との差の絶対値(以下「Δn」と称する)が0.3以上3.0以下であることが好ましく、0.4以上1.5以下がより好ましい。また、導光板のヘイズ値は、10%より大きくなると透明感を失う。透明な窓ガラスなどと同等の透明性を有する観点から、ヘイズ値は8%以下が好ましく、5%以下が特に好ましい。ヘイズ値の下限は特にないが、通常0.1%以上であることが好ましい。しかしながら、高効率の光放出が実現できる場合、0.1未満のヘイズ値を有する導光板を用いることも可能である。
【選択図】図1

Description

本考案は、衝立などの仕切り板として用いることができる、導光板方式を用いて光が供給される面発光体を備えた仕切り板装置に関する。
従来、室内などにおいて視界を遮蔽するために、カーテン、ブラインド、パーティション板、衝立などが用いられてきた。しかしこれらの手段では、不要な際に視界を確保すべく撤去するのが不便であった。この問題を解決する手段として、液晶ガラスと電源を用いた液晶窓ガラスが知られている。かかる液晶窓ガラスによれば、電源のオンオフによって簡単に視界を確保することができる(特許文献1参照)。
しかし前記液晶ガラスは一対のガラス板の向かい合う面に透明電極を形成し、その間に液晶組成物を挟む構造であるため、製造工程が複雑で、耐久性にも問題があった。
また、板の表面にマトリクス状のドットパターンを設けた導光板の端面に、光源を配置した面発光体を備えた仕切り板装置が知られている。かかる仕切り板装置は光源の点灯/消灯によって、不可視化と可視化を切り替える(特許文献2参照)。
しかしかかる導光板はマトリクス状のドットパターンの形成が生産上煩雑な上、充分に視界を遮蔽することが難しく、さらに光源を消灯した場合の透明感に問題があった。
特開昭63−110382号公報 国際公開第2011/067871号公報
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、消灯時に透明であり、点灯時に高い遮蔽性能を実現する、面発光体を備えた仕切り板装置の提供を目的とする。
本考案によれば、上記課題は、
光拡散粒子を含有し、厚み方向のヘイズ値が10%以下である導光板と、前記導光板の少なくとも一つの側面に設けられた光源からなることを特徴とする仕切り板装置を提供することにより達成される。
本考案の仕切り板装置は、備える導光板が、消灯時に透明性に優れるので視界を確保でき、また点灯時には面発光体として高い効率で光を放出するので視界の遮蔽効果に優れる。
本考案の実施形態にかかる仕切り板装置の一例を示す平面図である。
(実施形態)
以下、図面を参照して本考案の実施形態について説明する。本考案の実施形態にかかる仕切り板装置は面発光体を備える。該面発光体としては、光拡散粒子を含有する導光板を用いる。導光板は、光源から光を供給すると、導光板の厚み方向に光を散乱しながら導光板の長さ方向に光を導光させる。導光板の長さ方向は、光源から光を供給する端面(入射端面)から、対向する端面への方向であり、供給された光の進行方向と平行となる。導光板の厚み方向は、導光板の厚さを示す方向であり、長さ方向と垂直となる。また導光板の長さ方向および導光板の厚さ方向の両方に垂直な方向を導光板の幅方向とする。
本考案の実施形態の1例として、導光板が長方形の板状である面発光体を備える仕切り板装置について説明する。図1にその概略平面図を示す。仕切り板装置1は導光板11と、向かい合う1対の入射端面に配置された光源12、および枠13とで構成される。
導光板の基材となる透光性樹脂の屈折率と、含有させる光拡散粒子の屈折率との差の絶対値(以下「Δn」と称する)が0.3以上3.0以下であることが好ましく、0.4以上1.5以下がより好ましい。Δnが0.3より小さい場合、効率よく光を取り出せない場合があり、透明感の割に点灯時の明るさ、すなわち遮蔽性が劣る場合がある。一方、屈折率差Δnが3.0より大きいと、散乱光は後方散乱が支配的になるため、やはり透明感の割に点灯時の明るさ、すなわち遮蔽性に劣る場合がある。光拡散粒子の材料としては例えば酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウムなどが挙げられる。
また、Δnと光拡散粒子の重量平均直径d(mm)との積が、0.0001〜0.1の範囲であることが好ましく、0.0002〜0.05の範囲であることがより好ましく、0.0005〜0.01の範囲であることがさらに好ましい。かかる積が0.0001未満である場合、出射光の色合いが出射面内で異なり、光源付近では散乱光が青みを帯び、光源から離れた位置では黄味を帯びる場合がある。かかる積が0.1を超える場合、光拡散粒子で散乱した光が目視で輝点として認識され、外観品位を損ねる場合がある。
光拡散粒子の含有量は、光の利用効率と面内の輝度の均一化の観点から、導光板に対して0.00001〜0.1質量%の範囲であることが好ましく、0.00002〜0.05質量%の範囲であることがより好ましく、0.00005〜0.01質量%の範囲であることがさらに好ましく、0.0001〜0.005質量%の範囲であることが特に好ましい。
本考案の仕切り板装置に用いる導光板の基材としては、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート樹脂などが挙げられる。中でも、透明性、耐衝撃性が良好な点から、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂が好ましく用いられる。樹脂組成の異なる層を複数設けた複層構成であってもよい。
本考案の仕切り板装置に用いる導光板のヘイズ値は、10%より大きくなると透明感を失う。透明な窓ガラスなどと同等の透明性を有する観点から、ヘイズ値は8%以下が好ましく、5%以下が特に好ましい。ヘイズ値の下限は特にないが、高い輝度を実現するため、光拡散粒子を添加しない導光板の場合が含まれないという理由から通常0.1%以上であることが好ましい。しかしながら、高効率の光放出が実現できる場合、0.1未満のヘイズ値を有する導光板を用いることも可能である。
導光板の厚さは10mm以下であることが好ましい。導光板の基材がアクリル樹脂などで構成される場合は、その剛性を考慮すると、厚さは1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることがより好ましい。
本考案の実施形態の一つである、長方形の導光板を用いた面発光体を備えた仕切り板装置において、光源は、導光板の長方形の1辺に設けられていても、隣り合う2辺または向かい合う2辺に設けられていても、3辺に設けられていても、全ての辺に設けられていてもよい。角部分に設けられていてもよい。光源としては白熱電球、LEDなどを用いることができるが、消費電力が小さいという点でLEDが好ましい。光源の色については、白色、赤色、緑色のほか、色温度が2700K〜3000Kのいわゆる電球色などの各種色を用いることができる。外光が概ね白色光または電球色であることを考慮すると、光源の色として、白色または電球色が周囲の空間の色に溶け込み違和感がないので好ましい。光源を導光板の周辺に設ける方法としては、導光板の入射端面に光源を透明接着剤で固定する方法などが挙げられる。
本考案の仕切り板装置が備える面発光体としての導光板の発光面の形状は、図1に示す長方形の他、例えば三角形、円形、楕円形などを採用できる。導光板の長さは1000mm以下が好ましい。1000mmより大きいと、発光面の輝度が光源から離れた位置と光源直近の位置とで大きく異なる場合がある。
また本考案の仕切り板装置が備える面発光体としての導光板の発光面には、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば発光面の周辺部分に絵柄などを印刷することができる。
以下に実施例および比較例を示すが、本考案はこれらに限定されない。
[実施例1]
以下に示す材料を用い、押出し機によってシートを製造し、所定の寸法に切断して導光板を作製した。
ベース樹脂:PMMA(株式会社クラレ製「パラペット」、屈折率=1.494)
光拡散粒子:酸化チタン(テイカ株式会社製「JR−1000」、重量平均粒子直径=1μm、屈折率=2.72)
光拡散粒子濃度:0.00075質量%
導光板寸法、形状:長さ200mm、幅200mm、厚み5mmの長方形板状
前記導光板のヘイズ値を、スガ試験機株式会社製「ヘーズメーター HZ−1」によって測定したところ、5.0%であった。
上記導光板の向かい合う2辺に下記点状光源を配置し、面発光体を製造した。次いで、導光板の周囲に枠を設けて面発光体を備えた仕切り板装置を製造した。
使用光源:日亜化学工業株式会社製 「LED NFSW036BT」
使用個数:1辺あたり20個
配置間隔:10mm
印加電圧:2.8V/1光源
[実施例2]
光拡散粒子の種類を酸化亜鉛(重量平均粒子直径=0.5μm、屈折率=1.95)とし、光拡散粒子の濃度を0.00169質量%とした以外は実施例1と同様にして仕切り板装置を製造した。用いた導光板のヘイズ値は8.6%であった。
[実施例3]
光拡散粒子の種類を酸化アルミニウム(重量平均粒子直径=2.2μm、屈折率=1.76)とし、光拡散粒子の濃度を0.0025質量%とした以外は実施例1と同様にして仕切り板装置を製造した。用いた導光板のヘイズ値は6.5%であった。
[比較例1]
光拡散粒子の種類をポリスチレン(重量平均粒子直径=3μm、屈折率=1.59)とし、光拡散粒子の濃度を0.007質量%とした以外は実施例1と同様にして仕切り板装置を製造した。用いた導光板のヘイズ値は31%であった。
実施例及び比較例の仕切り板装置について、消灯時の導光板の透明感を目視で評価した。その結果、実施例1、実施例2および実施例3の導光板は透明性に優れるが、比較例1の導光板は透明性に劣るものであった。
実施例及び比較例の仕切り板装置について、点灯時の導光板の遮蔽性を目視で評価した。その結果、実施例1、実施例2、実施例3および比較例1の導光板は遮蔽性に優れ、実施例1および実施例2の導光板は特に遮蔽性に優れるものであった。
以上に示したように、本考案によれば、消灯時は透明性に優れて視界を確保でき、点灯時には視界の遮蔽性に優れる面発光体を備えた仕切り板装置を提供できる。
1 仕切り板装置
11 導光板
12 光源
13 枠

Claims (1)

  1. 光拡散粒子を含有し、厚み方向のヘイズ値が10%以下である導光板と、前記導光板の少なくとも一つの側面に設けられた光源からなることを特徴とする仕切り板装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015053023A1 (ja) * 2013-10-08 2015-04-16 シャープ株式会社 画像表示装置
JP2016518011A (ja) * 2013-05-10 2016-06-20 サエス・ゲッターズ・エッセ・ピ・ア 複合透明照明デバイス

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