JP3175683B2 - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JP3175683B2
JP3175683B2 JP07233398A JP7233398A JP3175683B2 JP 3175683 B2 JP3175683 B2 JP 3175683B2 JP 07233398 A JP07233398 A JP 07233398A JP 7233398 A JP7233398 A JP 7233398A JP 3175683 B2 JP3175683 B2 JP 3175683B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00346Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents
    • H03K19/00361Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力バッファ回路
に関し、特に出力信号のスルーレートを変更して出力す
る出力バッファ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の出力信号のスルーレートを
変更して出力する出力バッファ回路はバス等に接続され
出力信号を送出する。このような出力バッファ回路は、
例えば、オープンドレイン型であり、Gunning Transce
iver Logic(GTL)等の高速バスに用いられる。ス
ルーレートの変更は、バスを介した反射の影響を防ぐた
めに行われる。
【0003】図4を参照すると、この種の従来技術は、
ドレイン端子4302が伝送路440に接続されたNM
OSトランジスタ430と、NMOSトランジスタ43
0のゲート端子4301に接続されたスルーレート制御
回路410とを備えている。スルーレート制御回路41
0は、入力信号INを入力し、該信号INの立ち上がり
や立ち下がりのスルーレートを調整して出力する。スル
ーレート制御回路410の出力信号はNMOSトランジ
スタ430のゲート端子430に入力される。
【0004】図5を参照すると、スルーレート制御回路
410が出力する出力信号は立ち上がりおよび立ち下が
りのスルーレートが調整されている。出力端子430に
出力されるNMOSトランジスタ430の出力信号のス
ルーレートも変えることができる。図5において、点
線、破線、実線の順にスルーレートが小さくなるように
調整されている。
【0005】このような従来技術の一例は特開平8−6
3267号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
次の問題がある。
【0007】まず、NMOSトランジスタ430の出力
信号が立ち下がる場合には、スルーレートの早い場合と
遅い場合とでNMOSトランジスタ430の動作開始時
間に差が生じてしまうという問題がある(以下、この時
間差を「オフセット時間」という)。NMOSトランジ
スタ430はゲート端子4301に入力されるスルーレ
ート制御回路410の出力信号の電圧値が0ボルト〜閾
値電圧Vtの間はオフ状態であり、閾値電圧Vtを超え
てはじめてON状態になるため、スルーレート制御回路
410の出力信号の傾きが小さくなると閾値電圧Vtを
超えるまでに時間がかかってしまうためである。
【0008】次に、NMOSトランジスタ430の出力
信号が立ち上がる場合には、上記オフセット時間は生じ
ないが、NMOSトランジスタ430の出力信号のスル
ーレートが小さくなるよう調整されているとき、出力信
号が立ち上がるまでの時間が遅延してしまうという問題
がある。スルーレート制御回路410の出力レベルが高
すぎるためである。一般に、出力バッファのトランジス
タの出力信号の振幅は高速性や低ノイズ性の向上ためL
SI内部の電圧よりも低くなっている。例えば、GTL
等のようなロジックでは、LSI内部の電圧が3.3ボ
ルト、2.5ボルトまたは1.8ボルト程度であるのに
対し、NMOSトランジスタからの出力信号の振幅はロ
ウレベル側では0.3〜0.4ボルト程度であり、ハイ
レベル側では1.2〜1.5ボルト程度である。すなわ
ち、トランジスタのゲート端子には出力端子であるドレ
イン端子の電位よりも高いレベルの信号が加わる。ドレ
イン端子の電圧がロウレベルのとき、NMOSトランジ
スタ430のドレイン−ソース間電圧Vdsが小さいた
め、ゲート端子4301に入力される信号の変化がハイ
レベルからロウレベルに遷移しても、NMOSトランジ
スタ430のドレイン電流はすぐには流れない。ゲート
端子4301に入力される信号の電位が下がりはじめて
しばらくしてからNMOSトランジスタ430のドレイ
ン電流がゲート電圧に対応して流れ始めるようになり出
力端子431のレベルが立ち上がるので、スルーレート
が遅い場合ゲート端子4301に入力される信号の電位
が下がるのが遅くなるため、出力端子431の立ち上が
りが遅くなってしまう。
【0009】本発明の目的は、スルーレートの大小によ
って出力トランジスタの動作開始が変わることがない出
力バッファ回路を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、スルーレート
の大小によって出力信号の変化開始が変わることがない
出力バッファ回路を提供することにある。より具体的に
は、スルーレートが小さいときに出力信号の変化開始が
遅れない出力バッファ回路を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の出力バッファ回路は、入力信号のスルーレー
トを調整して出力するスルーレート調整回路と、このス
ルーレート調整回路が出力する信号を入力し、該信号の
状態が切り替わったときから所定期間が経過するまで前
記信号のスルーレートを増大させて出力する波形成形回
路と、この波形成形回路の出力が入力される制御端子と
伝送路に接続された端子とを有する出力トランジスタと
を含む。
【0012】また、本発明の他の出力バッファ回路は、
前記波形成形回路は電源電位に接続された端子を含み、
前記所定期間だけ前記スルーレート調整回路の出力端子
と電源電位に接続された端子とを接続することを特徴と
する。
【0013】さらに、本発明の他の出力バッファ回路
は、前記波形成形回路は、前記スルーレート調整回路の
出力信号が立ち上がるときに、立ち上がりの開始時点か
ら前記所定期間の間前記出力信号よりもスルーレートが
大きい信号を出力し該所定期間経過後は前記スルーレー
ト調整手段からの出力信号を出力することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明の他の出力バッファ回路は、
前記波形成形回路は、前記スルーレート調整回路の出力
信号が立ちああがるときの電位よりも大きい電位に接続
された第1の端子と、前記所定期間だけ前記第1の端子
と前記スルーレート調整回路の出力端子との間に電流経
路を形成する電流経路形成回路とを含む。
【0015】さらに、本発明の他の出力バッファ回路
は、前記所定期間は、前記波形成形回路の出力が少なく
とも前記出力トランジスタの閾値を超えるまでの時間に
設定されていることを特徴とする。
【0016】また、本発明の他の出力バッファ回路は、
前記波形成形回路は、前記スルーレート調整手段の出力
信号が立ち下がるときに、立ち下がりの開始時点から前
記所定期間だけ前記出力信号よりもスルーレートが大き
い信号を出力し該所定期間経過後は前記出力信号を出力
することを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の他の出力バッファ回路
は、前記波形成形回路は、前記スルーレート調整回路の
出力信号が立ち下がるときの電位よりも小さい電位に接
続された第2の端子と、前記所定期間だけ前記第2の端
子と前記スルーレート調整回路の出力端子との間に電流
経路を形成する電流経路形成回路とを含む。
【0018】また、本発明の他の出力バッファ回路は、
前記所定期間は、前記波形成形回路の出力が少なくとも
前記出力トランジスタが前記伝送路に出力する信号の電
位の最大値と同一かまたは類似の電位になるまでの時間
に設定されていることを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の他の出力バッファ回路
は、前記波形成形回路は、前記入力信号が入力される制
御端子と前記第1の電源端子と接続された第1の端子と
第2の端子とを有する第1のトランジスタと、前記入力
信号が入力される入力端子とこの入力端子に入力された
信号を遅延させて出力する出力端子とを有する第1の遅
延素子と、この第1の遅延素子の出力が入力される制御
端子と前記第1のトランジスタの前記第2の端子に接続
された第1の端子と前記スルーレート調整回路の出力端
子と接続された第2の端子とを有する第2のトランジス
タと、前記入力信号が入力される制御端子と前記第2の
電源端子と接続された第1の端子と第2の端子とを有す
る第3のトランジスタと、前記入力信号が入力される入
力端子とこの入力端子に入力された信号を遅延させて出
力する出力端子とを有する第2の遅延素子と、この第2
の遅延素子の出力が入力される制御端子と前記第3のト
ランジスタの前記第2の端子に接続された第1の端子と
前記スルーレート調整回路の出力端子と接続された第2
の端子とを有する第4のトランジスタとを含む。
【0020】また、本発明の他の出力バッファ回路は、
前記波形成形回路は、前記入力信号が入力される制御端
子と前記第1の電源端子と接続された第1の端子と第2
の端子とを有する第1のトランジスタと、前記スルーレ
ート調整回路の出力と第1の電位とを比較する第1の比
較回路と、この第1の比較回路の出力が入力される制御
端子と前記第1のトランジスタの前記第2の端子に接続
された第1の端子と前記スルーレート調整回路の出力端
子と接続された第2の端子とを有する第2のトランジス
タと、前記入力信号が入力される制御端子と前記第2の
電源端子と接続された第1の端子と第2の端子とを有す
る第3のトランジスタと、前記スルーレート調整回路の
出力と第2の電位とを比較する第2の比較回路と、この
第2の遅延素子の出力が入力される制御端子と前記第3
のトランジスタの前記第2の端子に接続された第1の端
子と前記スルーレート調整回路の出力端子と接続された
第2の端子とを有する第4のトランジスタとを含む。
【0021】さらに、本発明の他の出力バッファ回路
は、前記第1の電位は前記出力トランジスタの閾値電位
と同一または類似の電位に設定されることを特徴とす
る。
【0022】また、本発明の他の出力バッファ回路は、
前記第2の電位は前記出力トランジスタが前記伝送路に
出力する出力信号のハイレベルと同一または類似の電位
に設定されることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明の出力バッファ回路の
実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1を参照すると、本発明の出力バッファ
回路の第1の実施の形態は、スルーレート制御回路11
0と、波形成形回路120と、NMOSトランジスタ1
30とを含む。NMOSトランジスタ130は伝送路1
40にオープンドレイン接続されている。
【0025】スルーレート制御回路110は、入力端子
と出力端子とを有する。スルーレート制御回路110の
入力端子には、伝送路に出力される信号が入力信号IN
として入力される。スルーレート制御回路110は、入
力信号INを反転させるとともにスルーレートを調整し
て出力端子から出力する。スルーレート制御回路110
の出力端子は、波形成形回路120に接続されている。
【0026】波形成形回路120は、入力信号INとス
ルーレート制御回路110の出力信号とを入力し、スル
ーレート制御回路110の出力信号の状態が切り替わっ
たときから所定期間が経過するまでスルーレート制御回
路110の出力信号のスルーレートを増大させて出力す
る。所定期間経過後はスルーレート調整手段の出力信号
をそのまま出力する。波形成形回路120は、PMOS
トランジスタ121および122と、NMOSトランジ
スタ123および124と、インバータ125および1
26と、ノード127とを含む。ノード127はスルー
レート制御回路110の出力端子と接続されている。
【0027】PMOSトランジスタ121はゲート端子
1211、ソース端子1212およびドレイン端子12
13を有する。ゲート端子1211には入力端子101
が接続されている。ソース端子1212は電源端子Vd
dに接続されている。電源端子Vddの電位は、2.5
から3.3ボルトである。より好ましくは2.5ボルト
に設定されるのがよい。ドレイン端子1213は、PM
OSトランジスタ122を介してノード127に接続さ
れている。
【0028】PMOSトランジスタ122はゲート端子
1221、ソース端子1222およびドレイン端子12
23を有する。ゲート端子1221はインバータ125
の出力端子に接続されている。ソース端子1222は、
PMOSトランジスタ121のドレイン端子1213に
接続されており、PMOSトランジスタ121を介して
電源端子Vddに接続されている。ドレイン端子122
3は、ノード127とNMOSトランジスタ123のド
レイン端子1232とに接続されている。
【0029】NMOSトランジスタ123はゲート端子
1231、ドレイン端子1232およびソース端子12
33を有する。ゲート端子1231はインバータ126
の出力端子に接続されている。ドレイン端子1232は
ノード127とPMOSトランジスタ122のドレイン
端子1223とに接続されている。ソース端子1233
は、NMOSトランジスタ124のドレイン端子124
2に接続されており、NMOSトランジスタ124を介
して電源端子Vssに接続されている。
【0030】NMOSトランジスタ124はゲート端子
1241、ドレイン端子1242およびソース端子12
43を有する。ゲート端子1241には入力端子101
が接続されている。ドレイン端子1242は、NMOS
トランジスタ123のソース端子1233に接続されて
おり、NMOSトランジスタ123を介してノード12
7に接続されている。ソース端子1243は接地電位V
ssに接続されている。電源端子Vssの電位は、接地
電位である。
【0031】インバータ125は、入力が入力端子10
1に接続され、出力がPMOSトランジスタ122のゲ
ート端子1221に接続されている。インバータ125
は入力端子101に入力された入力信号INを遅延させ
るとともに論理を反転させて出力する。
【0032】インバータ126は、入力が入力端子10
1に接続され、出力がNMOSトランジスタ123のゲ
ート端子1231に接続されている。インバータ126
は入力端子101に入力された入力信号INを遅延させ
るとともに論理を反転させて出力する。
【0033】NMOSトランジスタ130はゲート端子
1301、ドレイン端子1302およびソース端子13
03を有する。ゲート端子1301はノード127に接
続されており、波形成形回路120の出力信号が入力さ
れる。ドレイン端子1302は、出力端子131を介し
て伝送路140に接続されている。ソース端子1303
は接地電位Vssに接続されている。
【0034】伝送路140は抵抗Rを介して終端電位V
ttに接続されている。終端電位Vttは、1.5ボル
トである。
【0035】次に、本実施の形態の動作について図1お
よび2を参照して説明する。
【0036】入力信号INがハイレベルで安定している
場合、スルーレート制御回路110は入力信号INを反
転させ、ノード127にロウレベルの信号を出力してい
る。インバータ125はロウレベルの信号を出力してい
る。PMOSトランジスタ122のゲート端子1221
にはインバータ125からのロウレベルの出力が入力さ
れているため、PMOSトランジスタ122はオン状態
になっている。PMOSトランジスタ121のゲート端
子1211にはハイレベルの入力信号INが入力されて
いるため、PMOSトランジスタ121はオフ状態であ
る。このため、ノード127は電源端子Vddと切り離
されている。
【0037】NMOSトランジスタ124のゲート端子
1241にはハイレベルの入力信号INが入力されてい
るため、NMOSトランジスタ124はオン状態にあ
る。インバータ126はロウレベルの信号を出力してい
るため、NMOSトランジスタ123のゲート端子には
ロウレベルの信号が入力される。このため、NMOSト
ランジスタ123はオフ状態にあり、ノード127は電
源端子Vssと切り離されている。
【0038】このように、入力信号INが定常的にハイ
レベルである場合は、ノード127は電源端子Vddま
たはVssのいずれとも切り離されているため、ノード
127にはスルーレート制御回路110の出力がそのま
ま出力される。
【0039】次に、入力信号INがハイレベルからロウ
レベルに遷移してからインバータ125の遅延時間が経
過するまでの場合について説明する。
【0040】スルーレート制御回路110は入力信号I
Nを反転させるとともにスルーレートを調整して出力す
る。すなわち、ノード127に現れる信号はロウレベル
からハイレベルに遷移する。
【0041】PMOSトランジスタ121は、入力信号
INがハイレベルからロウレベルに遷移することに応じ
て、オフ状態からオン状態に遷移する。インバータ12
5は入力信号INがハイレベルからロウレベルに遷移し
ても所定期間が経過するまではロウレベルの信号を出力
し続ける。所定期間は、具体的には、インバータ125
の遅延時間である。このため、PMOSトランジスタ1
22のゲート端子1221には所定期間が経過するまで
はロウレベルの信号が入力され、PMOSトランジスタ
122はオン状態を維持する。入力信号INがハイレベ
ルからロウレベルに遷移したときから所定期間の間、P
MOSトランジスタ121および122が同時にオン状
態にあるため、ノード127と電源端子Vddとの間に
電流経路が形成され、ノード127は電源端子Vddに
接続される。ノード127は電源端子Vdd側に電流を
引かれるため、ノード127のレベルが上昇し、ノード
127に出力される立ち上がり信号のスルーレートが増
大する。
【0042】一方、入力信号INがハイレベルからロウ
レベルに遷移した場合、インバータ126の遅延時間が
経過したときにはインバータ126の出力がロウレベル
からハイレベルに遷移する。しかしながら、入力信号I
Nがハイレベルからロウレベルに遷移することに応じ
て、NMOSトランジスタ124がオン状態からオフ状
態に遷移するため、ノード127は電源端子Vssとは
切り放されている。
【0043】このように、入力信号INがハイレベルか
らロウレベルに遷移してからインバータ125の遅延時
間が経過するまでの場合は、波形成形回路120は、ス
ルーレート制御回路110から出力されスルーレートが
調整された信号のスルーレートを増大させて出力する。
【0044】さらに、入力信号INがハイレベルからロ
ウレベルに遷移してからインバータ125の遅延時間が
経過した場合について説明する。
【0045】インバータ125は、入力信号INがハイ
レベルからロウレベルに遷移してから所定期間経過後に
出力信号をロウレベルからハイレベルに遷移させる。P
MOSトランジスタ122は、インバータ125からの
出力信号がロウレベルからハイレベルに遷移したときに
オフ状態になる。PMOSトランジスタ121はオフ状
態であるため、PMOSトランジスタ121または12
2のいずれもオフ状態となる。このため、ノード127
と電源端子Vddとの間に電流経路は形成されず、ノー
ド127は電源端子Vddと切り放される。
【0046】一方、NMOSトランジスタ124はオフ
状態であるため、NMOSトランジスタ123の状態に
依存せずノード127と電源端子Vssとの間に電流経
路は形成されないため、ノード127は電源端子Vss
と切り放される。
【0047】このように、入力信号INがハイレベルか
らロウレベルに遷移してからインバータ125の遅延時
間が経過した場合、ノード127は電源端子Vddまた
はVssのいずれとも切り放されるため、ノード127
にはスルーレート制御回路110の出力がそのまま現れ
る。すなわち、波形成形回路120はスルーレート制御
回路110からの出力信号をそのまま出力する。ノード
127に出力される信号のレベルは、スルーレート制御
回路110に調整によりVddまで上昇する。インバー
タ125の遅延時間はノード127の信号のレベルがN
MOSトランジスタ130の閾値電圧Vtを超える程度
まで上昇するくらいの遅延時間になるように設定される
のが好ましい。本実施の形態では、NMOSトランジス
タ130の閾値電圧Vtは0.3から0.6ボルトであ
り、より好ましくは0.5ボルトである。
【0048】入力信号INがロウレベルで安定している
場合、スルーレート制御回路110は入力信号INを反
転させ、ノード127にハイレベルの信号を出力してい
る。PMOSトランジスタ121のゲート端子1211
にはロウレベルの入力信号INが入力されているため、
PMOSトランジスタ121はオン状態である。インバ
ータ125はハイレベルの信号を出力している。PMO
Sトランジスタ122のゲート端子1221にはインバ
ータ125からのハイレベルの出力が入力されているた
め、PMOSトランジスタ122はオフ状態になってい
る。このため、ノード127は電源端子Vddと切り離
されている。
【0049】インバータ126はハイレベルの信号を出
力しているため、NMOSトランジスタ123のゲート
端子1231にはハイレベルの信号が入力される。この
ため、NMOSトランジスタ123はオン状態にある。
NMOSトランジスタ124のゲート端子1241には
ロウレベルの入力信号INが入力されているため、NM
OSトランジスタ124はオフ状態にある。このため、
ノード127は電源端子Vssと切り離されている。
【0050】このように、入力信号INが定常的にロウ
レベルである場合は、ノード127は電源端子Vddま
たはVssのいずれとも切り離されているため、波形成
形回路120はノード127にスルーレート制御回路1
10の出力をそのまま出力する。
【0051】次に、入力信号INがロウレベルからハイ
レベルに遷移してからインバータ126の遅延時間が経
過するまでの場合について説明する。
【0052】スルーレート制御回路110は入力信号I
Nを反転させるとともにスルーレートを調整して出力す
る。すなわち、ノード127に現れる信号はハイレベル
からロウレベルに遷移する。
【0053】入力信号INがロウレベルからハイレベル
に遷移する場合、インバータ125の遅延時間が経過し
たときにはインバータ125の出力はハイレベルからロ
ウレベルに遷移する。インバータ125の出力がロウレ
ベルに遷移するのに応じて、PMOSトランジスタ12
2はオフ状態からオン状態に遷移する。しかしながら、
入力信号INがロウレベルからハイレベルに遷移するこ
とに応じて、PMOSトランジスタ121がオン状態か
らオフ状態に遷移するため、ノード127と電源端子V
ddとの間に電流経路が形成されず、ノード127は電
源端子Vddと切り離されている。
【0054】NMOSトランジスタ124は、入力信号
INがロウレベルからハイレベルに遷移することに応じ
て、オフ状態からオン状態に遷移する。インバータ12
6は入力信号INがロウレベルからハイレベルに遷移し
ても所定期間が経過するまではハイレベルの信号を出力
し続ける。所定期間は、具体的には、インバータ126
の遅延時間である。このため、NMOSトランジスタ1
23のゲート端子1231には所定期間が経過するまで
はハイレベルの信号が入力され、PMOSトランジスタ
122はオン状態を維持する。NMOSトランジスタ1
23および124が同時にオン状態にあるため、ノード
127は電源端子Vssと接続される。ノード127は
電源端子Vss側に電流を引かれるため、ノード127
のレベルが降下し、ノード127に出力される立ち下が
り信号のスルーレートが増大する。
【0055】このように、入力信号INがロウレベルか
らハイレベルに遷移してからインバータ126の遅延時
間が経過するまでの場合、波形成形回路120は、スル
ーレート制御回路110から出力されスルーレートが調
整された信号のスルーレートを増大させて出力する。
【0056】さらに、入力信号INがロウレベルからハ
イレベルに遷移してからインバータ126の遅延時間が
経過した場合について説明する。
【0057】PMOSトランジスタ121はオフ状態で
あるため、PMOSトランジスタ122がオン状態であ
るか否かに関わらずノード127と電源端子Vddとの
間に電流経路は形成されないため、ノード127は電源
端子Vddと切り離される。
【0058】一方、NMOSトランジスタ124のゲー
ト端子1241にはハイレベルの入力信号INが入力さ
れているため、NMOSトランジスタ124はオン状態
を維持する。インバータ126は、入力信号INがロウ
レベルからハイレベルに遷移してから所定期間が経過し
たとき、出力信号をハイレベルからロウレベルに遷移さ
せる。NMOSトランジスタ123は、インバータ12
6からの出力信号がハイレベルからロウレベルに遷移し
たときにオフ状態になる。このため、ノード127と電
源端子Vssとの間に電流経路は形成されず、ノード1
27は電源端子Vssと切り放される。
【0059】このように、入力信号INがハイレベルか
らロウレベルに遷移してからインバータ126の遅延時
間が経過した場合、ノード127は電源端子Vddまた
はVssのいずれとも切り放されるため、ノード127
にはスルーレート制御回路110の出力がそのまま現れ
る。すなわち、波形成形回路120はスルーレート制御
回路110からの出力信号をそのまま出力する。ノード
127に出力される信号のレベルはスルーレート制御回
路110により調整されVssまで下降する。インバー
タ126の遅延時間は、波形成形回路120の出力が出
力端子131のハイレベルVttと同一かまたは類似の
電位に下降するまでの遅延時間に設計するのが好まし
い。本実施の形態では、出力端子131のハイレベルV
ttは1.5ボルトであり、インバータ126の遅延時
間は波形形成回路120の出力がハイレベル(例えば、
2.5ボルト)から1.5〜2.0ボルト程度まで下降
するよう設計されるのが好ましい。より好ましくは1.
8ボルトまで下降するまでの時間である。
【0060】このように、本実施の形態では、スルーレ
ート調整回路110が出力する信号を入力し、この信号
の状態が切り替わったときから所定期間が経過するまで
信号のスルーレートを増大させて出力する波形成形回路
を設けたため、スルーレートが大きく調整されている場
合と小さく調整されている場合とでNMOSトランジス
タ130の動作開始時間に差が生じることがない。
【0061】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。この第2の実施の
形態の特徴は波形成形回路の構成にある。他の構成は、
第1の実施の形態と同様である。
【0062】図3を参照すると、波形成形回路220
は、PMOSトランジスタ221および222と、NM
OSトランジスタ223および224と、差動増幅回路
225および226と、ノード227とを含む。ノード
227はスルーレート制御回路110の出力端子と接続
されている。PMOSトランジスタ221、222、N
MOSトランジスタ223、224およびノード227
はそれぞれPMOSトランジスタ121、122、NM
OSトランジスタ123、124およびノード127と
同様の構成を有する。
【0063】差動増幅回路225は、第1の入力端子、
第2の入力端子および出力端子を有する。第1の入力端
子には制御信号228が入力されている。制御信号22
8は固定電位の信号であり、NMOSトランジスタ13
0の閾値電位Vtと同一または類似の電位に設定される
のが好ましい。本実施の形態では、制御信号228の電
位は0.3から0.6ボルトであり、より好ましくは
0.5ボルトである。第2の入力端子はノード227に
接続されている。出力端子はPMOSトランジスタ22
2のゲート端子2221に接続されている。差動増幅回
路225はノード227の信号の電位が制御信号228
の電位よりも大きくなったときにハイレベルを出力す
る。
【0064】差動増幅回路226は、第1の入力端子、
第2の入力端子および出力端子を有する。第1の入力端
子には制御信号229が入力されている。制御信号22
9は固定電位であり、出力端子131の信号のハイレベ
ルと同一または類似の電位に設定されるのが好ましい。
本実施の形態では、制御信号229は1.5から2.0
ボルトであり、より好ましくは1.8ボルトである。第
2の入力端子はノード227に接続されている。出力端
子はPMOSトランジスタ223のゲート端子2231
に接続されている。差動増幅回路226はノード227
の電位が制御信号229の電位よりも小さくなったとき
にロウレベルを出力する。
【0065】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0066】入力信号INがハイレベルで安定している
場合、スルーレート制御回路110は入力信号INを反
転させ、ノード227にロウレベルの信号を出力してい
る。ノード227の電位は制御信号228の電位よりも
小さいため、差動増幅回路225はロウレベルの信号を
出力している。トランジスタ222のゲート端子222
1には差動増幅回路225からのロウレベルの出力が入
力されているため、トランジスタ222はオン状態にな
っている。トランジスタ221のゲート端子2211に
はハイレベルの入力信号INが入力されているため、ト
ランジスタ221はオフ状態である。このため、ノード
227は電源端子Vddと切り離されている。
【0067】一方、トランジスタ224のゲート端子2
241にはハイレベルの入力信号INが入力されている
ため、トランジスタ224はオン状態にある。ノード2
27の電位は制御信号229の電位よりも小さいため、
差動増幅回路226はロウレベルの信号を出力してい
る。トランジスタ223のゲート端子2231にはロウ
レベルの信号が入力されるため、トランジスタ223は
オフ状態にあり、ノード127は電源端子Vssと切り
離されている。
【0068】このように、入力信号INが定常的にハイ
レベルである場合は、ノード227は電源端子Vddま
たはVssのいずれとも切り離されているため、ノード
227にはスルーレート制御回路110の出力がそのま
ま出力される。
【0069】次に、入力信号INがハイレベルからロウ
レベルに遷移し始めてからノード227の電位がNMO
Sトランジスタ130の閾値Vtの電位と同一または類
似のレベルに到達するまでの場合について説明する。
【0070】スルーレート制御回路110は入力信号I
Nを反転させるとともにスルーレートを調整して出力す
る。すなわち、ノード227に現れる信号はロウレベル
からハイレベルに遷移する。
【0071】PMOSトランジスタ221は、入力信号
INがハイレベルからロウレベルに遷移することに応じ
て、オフ状態からオン状態に遷移する。ノード227の
電位は制御信号228の電位よりも小さいため、差動増
幅回路225はロウレベルの信号を出力している。PM
OSトランジスタ222のゲート端子2221には差動
増幅回路225からのロウレベルの出力が入力されてい
るため、トランジスタ222はオン状態になっている。
すなわち、PMOSトランジスタ221および222が
同時にオン状態にあるため、ノード227と電源端子V
ddとの間に電流経路が形成され、ノード227は電源
端子Vddに接続される。ノード127は電源端子Vd
d側に電流を引かれるため、ノード227のレベルが上
昇し、信号のスルーレートが増大する。
【0072】一方、NMOSトランジスタ124は、入
力信号INがハイレベルからロウレベルに遷移すること
に応じて、オン状態からオフ状態に遷移する。このた
め、NMOSトランジスタ123がオン状態にあるかオ
フ状態にあるかに関わらず、NMOSトランジスタ12
4によりノード227は電源端子Vssと切り放され
る。
【0073】このように、入力信号INがハイレベルか
らロウレベルに遷移し始めてからノード227の電位が
NMOSトランジスタ130の閾値の電位Vtと同一ま
たは類似のレベルに到達するまでの場合、波形成形回路
220は、スルーレート制御回路110から出力されス
ルーレートが調整された信号のスルーレートを増大させ
て出力する。
【0074】さらに、入力信号INがハイレベルからロ
ウレベルに遷移し始めてからノード227の電位がNM
OSトランジスタ130の閾値の電位と同一または類似
のレベルに到達したのちの場合について説明する。
【0075】PMOSトランジスタ221は、入力信号
INがロウレベルであるため、オン状態を維持する。ノ
ード227の電位は制御信号228の電位よりも大きく
なるため、差動増幅回路225はハイレベルの信号を出
力する。PMOSトランジスタ222のゲート端子22
21には差動増幅回路225からのハイレベルの出力が
入力されるため、PMOSトランジスタ222はオフ状
態になる。PMOSトランジスタ222がオフ状態とな
るため、ノード227と電源端子Vddとの間に電流経
路は形成されず、ノード227は電源端子Vddと切り
放される。
【0076】PMOSトランジスタ224はオフ状態で
あるため、ノード227と電源端子Vssとの間に電流
経路は形成されず、ノード227は電源端子Vssと切
り放されている。
【0077】このように、入力信号INがハイレベルか
らロウレベルに遷移し始めてからノード227の電位が
NMOSトランジスタ130の閾値の電位Vtと同一ま
たは類似のレベルに到達したのちはノード227は電源
端子VddまたはVssのいずれとも切り放されるた
め、ノード227にはスルーレート制御回路110の出
力がそのまま現れる。すなわち、波形成形回路220は
スルーレート制御回路110からの出力信号をそのまま
出力する。
【0078】次に入力信号INが定常的にロウレベルに
ある場合について説明する。
【0079】入力信号INがロウレベルで安定している
場合、スルーレート制御回路110は入力信号INを反
転させ、ノード227にハイレベルの信号を出力してい
る。PMOSトランジスタ221のゲート端子2211
にはロウレベルの入力信号INが入力されているため、
トランジスタ221はオン状態である。ノード227の
電位は制御信号228の電位よりも大きいため、差動増
幅回路225はハイレベルの信号を出力する。PMOS
トランジスタ222のゲート端子2221には差動増幅
回路225からのハイレベルの出力が入力されており、
トランジスタ222はオフ状態になる。このため、ノー
ド227は電源端子Vddと切り離されている。
【0080】ノード227の電位は制御信号229の電
位よりも大きいため、差動増幅回路226はハイレベル
の信号を出力している。NMOSトランジスタ223の
ゲート端子2231にはハイレベルの信号が入力される
ため、NMOSトランジスタ223はオン状態にある。
NMOSトランジスタ224のゲート端子2241には
ロウレベルの入力信号INが入力されているため、NM
OSトランジスタ224はオフ状態にある。このため、
ノード227は電源端子Vssと切り離されている。
【0081】このように、入力信号INが定常的にロウ
レベルである場合は、ノード227は電源端子Vddま
たはVssのいずれとも切り離されているため、ノード
227にはスルーレート制御回路110の出力がそのま
ま出力される。
【0082】次に、入力信号INがロウレベルからハイ
レベルに遷移し始めてからノード227の電位が出力端
子131に出力される信号のハイレベルの電位と同一ま
たは類似のレベルに到達するまでの場合について説明す
る。
【0083】スルーレート制御回路110は入力信号I
Nを反転させるとともにスルーレートを調整して出力す
る。すなわち、ノード227に現れる信号はハイレベル
からロウレベルに遷移する。
【0084】PMOSトランジスタ221は、入力信号
INがロウレベルからハイレベルに遷移することに応じ
て、オン状態からオフ状態に遷移する。このため、PM
OSトランジスタ222がオン状態にあるかオフ状態に
あるかに関わらず、ノード227と電源端子Vddとの
間に電流経路は形成されないため、ノード227は電源
端子Vddと切り離されている。
【0085】一方、NMOSトランジスタ224は、入
力信号INがロウレベルからハイレベルに遷移すること
に応じて、オフ状態からオン状態に遷移する。ノード2
27の電位は制御信号229の電位よりも大きいため、
差動増幅回路226はハイレベルの信号を出力してい
る。NMOSトランジスタ223のゲート端子2231
にはハイレベルの信号が入力されるため、NMOSトラ
ンジスタ223はオン状態にある。NMOSトランジス
タ223および224が同時にオン状態にあるため、ノ
ード227と電源端子Vssとの間に電流経路が形成さ
れ、ノード227は電源端子Vssと接続される。ノー
ド227は電源端子Vss側に電流を引かれるため、ノ
ード227のレベルが降下し、ノード227に出力され
る立ち下がり信号のスルーレートが増大する。
【0086】このように、入力信号INがロウレベルか
らハイレベルに遷移し始めてからノード227の電位が
出力端子131に出力される信号のハイレベルの電位と
同一または類似のレベルに到達するまでの場合は、波形
成形回路220は、スルーレート制御回路110から出
力されスルーレートが調整された信号をスルーレートを
増大させて出力する。
【0087】さらに、入力信号INがロウレベルからハ
イレベルに遷移し始めてからノード227の電位が出力
端子131に出力される信号のハイレベルの電位と同一
または類似のレベルに到達したのちの場合について説明
する。
【0088】PMOSトランジスタ221のゲート端子
2211にはハイレベルの信号が入力され続けるため、
PMOSトランジスタ221はオフ状態を維持する。こ
のため、ノード227と電源端子Vddとの間に電流経
路は形成されず、ノード227は電源端子Vddと切り
離されている。
【0089】NMOSトランジスタ224のゲート端子
2241にはハイレベルの入力信号INが入力され続け
ているため、NMOSトランジスタ124はオン状態を
維持する。ノード227の電位は制御信号229の電位
よりも小さくなるため、差動増幅回路226の出力はロ
ウレベルになる。NMOSトランジスタ223のゲート
端子2231にはロウレベルの信号が入力されるため、
NMOSトランジスタ223はオフ状態になる。このた
め、ノード227と電源端子Vssとの間に電流経路が
形成されず、ノード227は電源端子Vssと切り離さ
れる。
【0090】このように、入力信号INがハイレベルか
らロウレベルに遷移し始めてからノード227の電位が
出力端子131に出力される信号のハイレベルの電位と
同一または類似のレベルに到達したのちの場合、ノード
127は電源端子VddまたはVssのいずれとも切り
放されるため、ノード127にはスルーレート制御回路
110の出力がそのまま出力される。すなわち、波形成
形回路120はスルーレート制御回路110からの出力
信号をそのまま出力する。
【0091】以上のように、本実施の形態では、ノード
227の信号の電位が制御信号228の電位よりも大き
くなったときにハイレベルを出力する差動増幅回路22
5およびノード227の電位が制御信号229の電位よ
りも小さくなったときにロウレベルを出力する差動増幅
回路226を設けたため、制御信号228および229
を調整することにより、スルーレート制御回路110が
出力する信号の立ち上がり開始または立ち下がり開始か
らスルーレートを増大させる期間を容易に変更できる。
【0092】本実施の形態では、伝送路に接続されるト
ランジスタとしてNMOSトランジスタを用いたが、こ
れに限定されず、本発明は、PMOSトランジスタ、N
PNトランジスタおよびPNPトランジスタのいずれで
あっても適用できる。
【0093】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明で
は、スルーレート調整回路が出力する信号を入力し、該
信号の状態が切り替わったときから所定期間が経過する
まで前記信号のスルーレートを増大させて出力する波形
成形回路を設けたため、出力トランジスタの出力信号が
たち下がる場合には、スルーレート制御回路が調整した
スルーレートの大きさに関係なく出力トランジスタの動
作開始時点を均一にすることができる効果がある。ま
た、出力バッファ回路の出力信号がたち下がる場合に
は、出力トランジスタのゲート端子に入力される信号の
立ち下がりを急峻にできるため、出力バッファ回路の出
力信号が立ち上がり始める時点を早くすることができる
という効果も本発明にはある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の波形図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の回路図である。
【図4】従来の出力バッファ回路を示す図である。
【図5】従来の出力バッファ回路の波形図である。
【符号の説明】
110 スルーレート制御回路 120 波形成形回路 121、122、221、222 PMOSトランジス
タ 123、124、223、224 NMOSトランジス
タ 130 NMOSトランジスタ 140 伝送路

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号のスルーレートを調整して出力
    するスルーレート調整回路と、 このスルーレート調整回路が出力する信号を入力し、該
    信号の状態が切り替わったときから所定期間が経過する
    まで前記信号のスルーレートを増大させて出力する波形
    成形回路と、 この波形成形回路の出力が入力される制御端子と伝送路
    に接続された端子とを有する出力トランジスタとを含む
    ことを特徴とする出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 前記波形成形回路は電源電位に接続され
    た端子を含み、前記所定期間だけ前記スルーレート調整
    回路の出力端子と電源電位に接続された端子とを接続す
    ることを特徴とする請求項1記載の出力バッファ回路。
  3. 【請求項3】 前記波形成形回路は、前記スルーレート
    調整回路の出力信号が立ち上がるときに、立ち上がりの
    開始時点から前記所定期間の間前記出力信号よりもスル
    ーレートが大きい信号を出力し該所定期間経過後は前記
    スルーレート調整手段からの出力信号を出力することを
    特徴とする請求項1記載の出力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 前記波形成形回路は、前記スルーレート
    調整回路の出力信号が立ち上がるときの電位よりも大き
    い電位に接続された第1の端子と、前記所定期間だけ前
    記第1の端子と前記スルーレート調整回路の出力端子と
    の間に電流経路を形成する電流経路形成回路とを含むこ
    とを特徴とする請求項3記載の出力バッファ回路。
  5. 【請求項5】 前記所定期間は、前記波形成形回路の出
    力が少なくとも前記出力トランジスタの閾値を超えるま
    での時間に設定されていることを特徴とする請求項1記
    載の出力バッファ回路。
  6. 【請求項6】 前記波形成形回路は、前記スルーレート
    調整手段の出力信号が立ち下がるときに、立ち下がりの
    開始時点から前記所定期間だけ前記出力信号よりもスル
    ーレートが大きい信号を出力し該所定期間経過後は前記
    出力信号を出力することを特徴とする請求項1記載の出
    力バッファ回路。
  7. 【請求項7】 前記波形成形回路は、前記スルーレート
    調整回路の出力信号が立ち下がるときの電位よりも小さ
    い電位に接続された第2の端子と、前記所定期間だけ前
    記第2の端子と前記スルーレート調整回路の出力端子と
    の間に電流経路を形成する電流経路形成回路とを含むこ
    とを特徴とする請求項6記載の出力バッファ回路。
  8. 【請求項8】 前記所定期間は、前記波形成形回路の出
    力が少なくとも前記出力トランジスタが前記伝送路に出
    力する信号の電位の最大値と同一かまたは類似の電位に
    なるまでの時間に設定されていることを特徴とする請求
    項1記載の出力バッファ回路。
  9. 【請求項9】 前記波形成形回路は、 前記入力信号が入力される制御端子と前記第1の電源端
    子と接続された第1の端子と第2の端子とを有する第1
    のトランジスタと、 前記入力信号が入力される入力端子とこの入力端子に入
    力された信号を遅延させて出力する出力端子とを有する
    第1の遅延素子と、 この第1の遅延素子の出力が入力される制御端子と前記
    第1のトランジスタの前記第2の端子に接続された第1
    の端子と前記スルーレート調整回路の出力端子と接続さ
    れた第2の端子とを有する第2のトランジスタと、 前記入力信号が入力される制御端子と前記第2の電源端
    子と接続された第1の端子と第2の端子とを有する第3
    のトランジスタと、 前記入力信号が入力される入力端子とこの入力端子に入
    力された信号を遅延させて出力する出力端子とを有する
    第2の遅延素子と、 この第2の遅延素子の出力が入力される制御端子と前記
    第3のトランジスタの前記第2の端子に接続された第1
    の端子と前記スルーレート調整回路の出力端子と接続さ
    れた第2の端子とを有する第4のトランジスタとを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の出力バッファ回路。
  10. 【請求項10】 前記波形成形回路は、 前記入力信号が入力される制御端子と前記第1の電源端
    子と接続された第1の端子と第2の端子とを有する第1
    のトランジスタと、 前記スルーレート調整回路の出力と第1の電位とを比較
    する第1の比較回路と、 この第1の比較回路の出力が入力される制御端子と前記
    第1のトランジスタの前記第2の端子に接続された第1
    の端子と前記スルーレート調整回路の出力端子と接続さ
    れた第2の端子とを有する第2のトランジスタと、 前記入力信号が入力される制御端子と前記第2の電源端
    子と接続された第1の端子と第2の端子とを有する第3
    のトランジスタと、 前記スルーレート調整回路の出力と第2の電位とを比較
    する第2の比較回路と、 この第2の比較回路の出力が入力される制御端子と前記
    第3のトランジスタの前記第2の端子に接続された第1
    の端子と前記スルーレート調整回路の出力端子と接続さ
    れた第2の端子とを有する第4のトランジスタとを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の出力バッファ回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の電位は前記出力トランジス
    タの閾値電位と同一または類似の電位に設定されること
    を特徴とする請求項10記載の出力バッファ回路。
  12. 【請求項12】 前記第2の電位は前記出力トランジス
    タが前記伝送路に出力する出力信号のハイレベルと同一
    または類似の電位に設定されることを特徴とする請求項
    10記載の出力バッファ回路。
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