JP3175553U - 卓上プレス機 - Google Patents

卓上プレス機 Download PDF

Info

Publication number
JP3175553U
JP3175553U JP2012001069U JP2012001069U JP3175553U JP 3175553 U JP3175553 U JP 3175553U JP 2012001069 U JP2012001069 U JP 2012001069U JP 2012001069 U JP2012001069 U JP 2012001069U JP 3175553 U JP3175553 U JP 3175553U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punching
die
plate
hole
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2012001069U
Other languages
English (en)
Inventor
シエン―ルン リャオ
健寿 山口
利治 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pin Usa
Original Assignee
Pin Usa
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pin Usa filed Critical Pin Usa
Priority to JP2012001069U priority Critical patent/JP3175553U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3175553U publication Critical patent/JP3175553U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

【課題】狭い加工スペースで手間と時間を掛けないで安価に装飾鍵を製作する卓上プレス機を提供する。
【解決手段】本卓上プレス機1は、薄板状の被加工品Wに抜き型11を押し当てて所定の形状に打ち抜く卓上式のプレス機であって、被加工品Wをセットするセット面13と、抜き型11と嵌合する抜き穴15を備えたダイプレート17と、該ダイプレート17と対向する上方位置に設けられ、下面19aに抜き型11を備えて上下方向Zに移動可能なパンチングプレート19と、該パンチングプレート19の下面19aから突出しているガイドロッド21と、ダイプレート17に対して設けられ、ガイドロッド21に外嵌するガイド穴23とを備えた第1のガイド機構25と、抜き型11の刃部以外の部分に設けられるガイド突条と、抜き穴15の前記ガイド突条と係合する位置に設けられるガイド凹部29とを備えた第2のガイド機構31と、を具備することによって構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、薄板状の被加工品に抜き型を押し当てて所定の形状に打ち抜く卓上式のプレス機に関する。
従来から鍵穴に差し込む本体部と、指で抓んで操作する頭部とが金属製の単一材料によって一体成形された一体成形品の鍵が多く普及している。そして、このような鍵に装飾を施す場合には、鍵の頭部に形成されている穴を利用してキーホルダー等を吊り下げることが多く行われていた。
また、近時は顧客のニーズの多様化に応えるために、鍵の頭部自体に装飾を施した鍵も登場して来ており、下記の特許文献1に示すように装飾を施した頭部を交換可能に構成した鍵も提案されている。
実用新案登録第3036079号
しかし、顧客が持っている鍵が上記特許文献1に示すように当初からその頭部が交換可能な構造の鍵でなければ上記特許文献1に開示されているような装飾が施された頭部に付け替えることは原則としてできない。
この場合、顧客が持っている鍵の頭部を装飾が施された頭部に付け替えるためには、大掛かりな切削用の工作機械等を使用して既存の鍵(多くはスペア用の合鍵)の頭部を切り落として、上記交換可能な装飾が施された頭部に嵌まる形状に、残った鍵の基端部を加工することが必要になる。しかし、このような加工は手間と時間が掛かり、広い加工スペースが必要なため加工コストも高くなってしまう。
そこで、本考案が解決しようとする課題は、頭部と本体部が一体に成形された一体成形品の鍵の頭部を切り落として所定の形状に加工する場合に好適な加工に手間と時間が掛からず、狭い加工スペースでの加工が可能で加工コストの削減にも寄与し得る卓上プレス機を提供することにある。
本考案者は鋭意検討を重ねた結果、以下の構成を有する本考案の卓上プレス機によれば、上記課題を解決し得ることを見出した。
本考案の卓上プレス機は、薄板状の被加工品に抜き型を押し当てて所定の形状に打ち抜く卓上式のプレス機であって、前記被加工品をセットするセット面と、前記抜き型と嵌合する抜き穴を備えたダイプレートと、前記ダイプレートと対向する上方位置に設けられ、下面に前記抜き型を備えて上下方向に移動可能なパンチングプレートと、前記パンチングプレートの下面から鉛直方向下方に向けて突出しているガイドロッドと、前記ダイプレートに対して設けられ、前記ガイドロッドに外嵌するガイド穴と、を備えた第1のガイド機構と、前記抜き型の刃部以外の部分に設けられるガイド突条と、前記抜き穴の前記ガイド突条と係合する位置に設けられるガイド凹部と、を備えた第2のガイド機構と、を具備していることを特徴とするものである(第1の態様)。
上記考案において、前記パンチングプレートの上下方向の移動量は、入力軸の回転を減速して下端部が前記パンチングプレートに接続されている出力軸の上下方向の変位に交換する減速機によって設定されていてもよい(第2の態様)。
上記考案において、前記抜き型は、前記被加工品を所定の形状に打ち抜く外形抜き型と、前記所定の形状に打ち抜かれた被加工品の一部に穴部を形成する打抜きピンと、を備えており、前記抜き穴は、前記外形抜き型と嵌合する外形抜き穴と、前記打抜きピンと嵌合するピン孔と、を備えていてもよい(第3の態様)。
上記考案において、前記外形抜き型に形成された刃部は、剪断位置側で高く、剪断位置から遠くなるに従って低くなる傾斜状態で設けられており、前記打抜きピンに形成された刃部は、前記外形抜き型に形成された刃部よりも低くなるように高さが設定されていてもよい(第4の態様)。
上記考案において、前記卓上プレス機は、鍵の本体部から頭部を切り落として残った本体部の基端部を所定の形状に加工する鍵専用の卓上プレス機であってもよい(第5の態様)。
第1の態様によれば、ガイドロッドとガイド穴を備えた第1のガイド機構を具備することによって抜き型と抜き穴の位置決めが実行されるからダイプレートのセット面にセットされた被加工品に対して正確に抜き型を押し当てて所定の形状に打ち抜くことが可能になる。
また、ガイド突条とガイド凹部を備えた第2のガイド機構を具備することによって、抜き型の刃部にストレスをかけることなく抜き型の上下方向の移動を案内することができる。
また、卓上式のプレス機であるから狭い加工スペースでも使用できる。
第2の態様によれば、入力軸の回転を回転止めプレートによって回転が規制された出力軸の上下方向の変位に変換する減速機の採用によって、上記入力軸に取り付けられるハンドル等を回すことによってパンチングプレートの下面に取り付けられている抜き型を被加工品に押し当てる抜き方向と被加工品から離反させる戻し方向とに移動させることが可能になる。
また、上記入力軸の回転は減速されて出力軸に伝達されるから、出力軸の細かな変位量の調整が可能であり、比較的小さな力で上記入力軸を回しても抜き型に大きな力を付与することが可能になる。
第3の態様によれば、外形抜き型と外形抜き穴の嵌合方向の相対移動によって被加工品に剪断方向の力を作用させて被加工品の外形を所定の形状に打ち抜くことが可能になる。
また、打抜きピンとピン孔の嵌合方向の相対移動によって上記外形が打ち抜かれた被加工品の一部に更に穴部を形成することが可能になる。
従って、本態様によれば、2種類の打ち抜きを抜き型の1回の操作で連続的に実行することが可能になる。
第4の態様によれば、外形抜き型の刃部を剪断位置側で高く、剪断位置から遠くなるに従って低くなる傾斜した状態で設けたことにより、外形抜き型の刃部が被加工品に対して一度に作用するのではなく、剪断位置側から徐々に作用するようになる。従って、外形抜き型に無理な力をかけることなく円滑な剪断を行うことが可能になる。
また、打抜きピンに形成された刃部の高さを上記外形抜き型に形成された刃部よりも低くなるように設定したことにより、最初に被加工品の外形の打ち抜き、その後に穴部の打ち抜きが実行されるから、上記2種類の打ち抜きを抜き型に無理な力をかけることなく円滑且つ正確に実行することができるようになる。
第5の態様によれば、従来、狭い加工スペースでは加工できなかった鍵の頭部の切り落とし加工を、合鍵の製作等を行っている狭い加工スペースをそのまま利用して行うことが可能になる。
また、本態様によれば、加工に手間と時間が掛からず、加工コストを低く抑えることが可能になる。
本考案の実施の形態に係る卓上プレス機を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る卓上プレス機を示す正面図である。 本考案の実施の形態に係る卓上プレス機を示す分解斜視図である。 本考案の実施の形態に係る卓上プレス機の抜き型の形状と、パンチングプレートと押さえ板間に配置される諸部材を示す斜め下方からの分解斜視図である。 本考案の実施の形態に係る卓上プレス機による打抜き加工の様子を段階的に示す側断面図である。 本考案の実施の形態に係る卓上プレス機によって製作されるジュエリーヘッドを装着した装飾鍵の製作の過程を段階的に示す説明図である。
以下において、本考案の卓上プレス機の構造と、当該卓上プレス機を使用して装飾鍵を製作する場合を例にとって、その製作の過程と併せて本考案の卓上プレス機の作動態様を図面を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下の説明では、本考案の卓上プレス機1の加工対象となる薄板状の被加工品Wとして、頭部3と本体部5が金属製材料等によって一体に成形された一体成形品の鍵を例にとり、頭部3が切り落とされる前の状態のものを出発素材W0、頭部3が切り落とされて本体部5のみになったものを中間加工品W1、当該中間加工品W1にジュエリーヘッド7を装着した完成状態のものを装飾鍵9として説明する。
本考案の卓上プレス機1は、上記出発素材W0に抜き型11を押し当てて、所定の形状に打ち抜く卓上式のプレス機である。
そして、上記出発素材W0をセットするセット面13と、前記抜き型11と嵌合する抜き穴15を備えたダイプレート17と、前記ダイプレート17と対向する上方位置に設けられ、下面19aに前記抜き型11を備えて上下方向Zに移動可能なパンチングプレート19と、前記パンチングプレート19の下面19aから鉛直方向下方に向けて突出しているガイドロッド21と、前記ダイプレート17に対して設けられ、前記ガイドロッド21に外嵌するガイド穴23と、を備えた第1ガイド機構25と、前記抜き型11の刃部12以外の部分に設けられるガイド突条27と、前記抜き穴15の前記ガイド突条27と係合する位置に設けられるガイド凹部29と、を備えた第2のガイド機構31と、を具備することによって基本的に構成されている。
また、図示の実施の形態では、一例として矩形平板状をしたアルミ合金製のベース板33と、該ベース板33の上面の左右から上方に向けて立ち上げられている一例として矩形平板状をしたアルミ合金製の2枚の側板35、35と、を備えた支持台37によって上述した本考案の基本的構成部材は支持されている。
また、上記支持台37の2枚の側板35、35の上面には片側に2本ずつ計4本のネジ軸39が立ち上げられており、これら4本のネジ軸39を利用して減速機41が取り付けられている。
減速機41は、ハウジング43の一例として前面に前方に水平に張り出すように入力軸45が配設され、上記ハウジング43を上下に貫くようにネジ軸によって構成される出力軸47が上下方向に配設されている。そして、この減速機41は上記入力軸45の回転を上記出力軸47の上下方向Zの変位に変換する機能を有している。
上記ハウジング43内には、上記入力軸45に接続された図示しないウォームと、該ウォームに噛み合う図示しないウォームホイールと、該ウォームホイールと一体になって回転し、ネジ軸によって構成される上記出力軸47に螺合する図示しない雌ネジ部と、を備えたウォームギヤを利用した減速機構が一例として備えられている。
そして、上記減速機41の減速比は一例として20分の1に設定されており、入力軸45を20回、回転させることによって出力軸47に螺合している雌ネジ部を1回転させて出力軸47を約6mm上下方向Zに移動し得るように構成されている。
尚、上記減速機41の入力軸45には、手回し式のハンドル49が取り付けられていて、更に該ハンドル49には、手で握って操作するグリップ50が前方に突出するように設けられている。
また、上記減速機41の出力軸47の下端部47aには、ネジ孔48が2つ刻設されていて、上記出力軸47の下端部47aに係合する一例として長円形状の係合穴51を中央に備える一例として矩形ブロック状をしたアルミ合金製の回転止めブロック53が外嵌し、上記ネジ孔48に螺合する2本の固定ボルト54を使用して固定状態で取り付けられている。
また、上記回転止めブロック53の中央の係合穴51の左右には、該回転止めブロック53を下方の被押圧板55に取り付ける場合に使用する固定ボルト56の軸部を受け入れる穴部57が形成されている。
また、上記回転止めブロック53の下方には、上述したように被押圧板55が設けられている。被押圧板55は、一例として矩形平板状をした工具鋼製の部材で、中央に前記回転止めブロック53の穴部57に挿嵌された固定ボルト56と螺合する2つのネジ孔55aが形成されている。
また、上記ネジ孔55aの前後には、下方に取り付けられるパンチングプレート19の上面から突出する後述する吊持ボルト65の頭部を受け入れる穴部55bが4個形成されており、被押圧板55のコーナ部近傍の4ヶ所に下方にパンチングプレート19を取り付ける場合に使用する固定ボルト56の軸部を受け入れる穴部55cが形成されている。
パンチングプレート19は、上記被押圧板55と同様、一例として矩形平板状をした工具鋼製の部材で、その下面19aの中央には、前記出発素材W0の頭部3を所定形状に打ち抜くための一例として角柱状をした外形抜き型11Aが備えられている。
また、上記外形抜き型11Aの前面の中央には、上下方向Zに延びる角溝58が形成されており、該角溝58内の空間を利用して上記頭部3が打ち抜かれた中間加工品W1の基端部4の中央に後述するジュエリーヘッド7を取り付けるための穴部6を形成する打抜きピン11Bが備えられている。
また、上記外形抜き型11Aには、後部側の左右のコーナ部に上下方向Zに延びる角棒状のガイド突条27が形成されており、該ガイド突条27の先端は、上記外形抜き型11Aの下面より更に下方に向けて突出するように形成されている。
また、上記外形抜き型11Aの下部のエッジ部分は、出発素材W0の頭部3に直接作用して剪断作用をする刃部12Aになっており、該刃部12Aは、出発素材W0の頭部3を剪断する手前の剪断位置S側で高く、該剪断位置Sから遠くなる奥部に行くに従って低くなるように傾斜状態で設けられている。
一方、上記打抜きピン11Bは、基部が太く、先端部が細い段違い丸棒状の部材で、上記先端部の端面のエッジ部分が頭部3が打ち抜かれた中間加工品W1の基端部4の中央に直接作用して穴部6を形成する刃部12Bになっている。
そして、上記外形抜き型11Aと打抜きピン11Bを合わせたものが抜き型11になっており、該抜き型11の刃部12と言った場合には、上記外形抜き型11Aの刃部12Aと打抜きピン11Bの刃部12Bの双方を意味するものとする。また、このようにして構成される抜き型11としては熱処理された焼入れ鋼が一例として適用可能である。
また、パンチングプレート19には、上記抜き型11の左右側方に2つずつ計4つの径の大きな穴部59が形成されており、該穴部59の前方と後方の穴部59の内方にそれぞれ2つずつ計4つの径の小さな穴部61が形成されている。
このうち、径の小さな穴部61には、パンチングプレート19の下方において、該パンチングプレート19とは個別に上下方向Zに移動可能に配設される押さえ板63を吊持状態で保持する4本の吊持ボルト65が挿嵌され、一方、径の大きな穴部59には、上記押さえ板63を下方に押し下げるように付勢する4本のコイル径の大きな圧縮コイルバネ67が各別に内嵌するように構成されている。
また、上記穴部59、61の外方のパンチングプレート19の下面19aには、上述したガイドロッド21が左右に1本ずつ下方に突出するように設けられている。
このガイドロッド21は、上述したように第1のガイド機構25の構成部材になっており、一例として径の大きな丸棒状の部材によって構成されている。
また、上記パンチングプレート19のコーナ部近傍の4ヶ所にネジ孔19bが形成されており、上述した被押圧板55の穴部55cに挿入された固定ボルト56が螺合することで上記被押圧板55の下方に上記パンチングプレート19が取り付けられるように構成されている。
押さえ板63は、後述するダイプレート17のセット面13にセットされた出発素材W0を上方から押さえる部材で、上記パンチングプレート19の下面19aから突出している左右2本のガイドロッド21間のスペースに収容できる幅寸法を有する一例として矩形平板状をした部材である。
この押さえ板63の中央には、後述するダイプレート17に形成される抜き穴15とほぼ同形状の嵌合穴69が形成されており、更にこの嵌合穴69の周囲には、上記パンチングプレート19に形成された径の小さな穴部61に挿入された吊持ボルト65の軸部先端の雄ネジ部と螺合するネジ孔63aが4個形成されている。
尚、上記押さえ板63の上面には、上記被押圧板55との間に縮設状態で配設される上述した圧縮コイルバネ67の下端面が当接しており、該圧縮コイルバネ67の付勢力によって、該押さえ板63は常時下方に押し下げられている。
ダイプレート17は、一例として熱処理された焼入れ鋼によって構成される矩形平板状をした部材である。そして、このダイプレート17は、支持台37の左右の側板35の内壁面に固定ボルト71によって前後方向Yに沿って上下方向Zに所定の間隙を隔てて2本ずつ取り付けられている計4本のガイド73によって前後方向Yにスライド自在に水平に支持されている。
ダイプレート17には、前述したようにセット面13と抜き穴15が形成されており、この他、上方に位置する前記2本のガイドロッド21を受け入れる2つのガイド穴23が形成されている。
セット面13は、ダイプレート17上面の手前側の中央部に形成されており、該セット面13には、セットされた出発素材W0をその左右外方から挟持する一例としてステンレス鋼製の2枚の挟持プレート81が接近、離間自在に取り付けられている。
また、上記ダイプレート17の下面手前側の中央には、図示しないスライド機構が組み付けられており、該スライド機構から前方に突出するように操作レバー83が取り付けられている。
この操作レバー83は、ダイプレート17を前後方向Yに移動させたり、上記挟持プレート81を離間方向に移動させるために操作するレバーであり、平面視T字形をしており、先端の幅方向Xに延びている水平バー84に指を掛けて奥部側に押したり、手前に引くようにして操作する。
尚、上記スライド機構と挟持プレート81との間には、図示しないカム機構と、常時挟持プレート81を接近方向に付勢するための図示しない付勢バネが組み込まれており、上記操作レバー83を手前に引くと、上記スライド機構とカム機構を介して上記挟持プレート81が上記付勢バネの付勢力に抗して外方に移動して離間し、下方のセット面13が現れるように構成されている。
抜き穴15は、前記抜き型11と嵌合するダイプレート17の中央付近の位置に形成されており、前記外形抜き型11Aと嵌合する外形抜き穴15Aと、前記打抜きピン11Bと嵌合するピン孔15Bと、を備えることによって構成されている。
また、上記抜き穴15の左右に上述したガイド穴23が配置されており、出発素材W0の打ち抜きに伴なって下降してくる上記ガイドロッド21に嵌合して抜き型11と抜き穴15の位置決め作用を行う前述した第1のガイド機構25として、該第1のガイド機構25の作用を担っている。
また、上記外形抜き穴15Aの奥部側の左右のコーナ部には、外形抜き型11Aに形成されている前述したガイド突条27と嵌合するガイド凹部29が形成されており、上記ガイド突条27と共に前述した第2のガイド機構31を構成して上記抜き型11と抜き穴15の位置精度を向上させて上記抜き型11の刃部12の損傷や摩耗を防止している。
この他、ダイプレート17の左右の側面には、所定深さの長溝79が前後方向Yに延びるように形成されており、上記支持台37の一方の側板35には、ネジ孔35aが形成されていて、該ネジ孔35aに対して外方からストッパーボルト77を螺合させることによってストッパーボルト77の軸部の先端が上記一方の長溝79内に達するように構成されている。
また、左右の側板35の背面には、上記ダイプレート17の取付け位置に対応する位置に1枚ずつストッパー板75が固定ボルト76によって取り付けられており、左右のガイド73によって形成された間隙を利用して取り付けられた上記ダイプレート17の前方への移動端を上記ストッパーボルト77によって規制し、上記ダイプレート7の後方への移動端を前記ストッパー板75によって規制している。
次に、このようにして構成される本実施の形態の卓上プレス機1を使用して頭部3と本体部5が一体になった一体成形品の鍵を出発素材W0として、本体部5から頭部3を切り落とした中間加工品W1を製作し、更に該中間加工品W1にジュエリーヘッド7を装着して完成品となる装飾鍵9を製作するまでの過程を卓上プレス機1の作動態様と併せて説明する。
(1)出発素材のセット(図1及び図6(a)参照)
先ず、グリップ50を握ってハンドル49を図2中矢印で示す方向と反対の反時計方向に回してパンチングプレート19を上昇させ、前記ガイドロッド21が前記ガイド穴23に嵌合していない状態にする。また、図6(a)に示すように好ましくは手持ちの鍵の合鍵を作製して作製した合鍵を出発素材W0とする。
次に、操作レバー83の平行バー84に指を掛けてダイプレート17を手前に引き出し、更に操作レバー83を手前に引いて、左右の挟持プレート81を離間させてセット面13を表出させる。そして、表出したセット面13の上に上記出発素材W0となる合鍵を頭部3が奥部側に位置する姿勢でセットし、上記平行バー84に掛けていた指を離すと、図示しない付勢バネの付勢力で左右の挟持プレート81が接近して上記出発素材W0を挟持する。
(2)頭部の切断と穴部の形成(図1〜5及び図6(b)参照)
次に、ハンドル49のグリップ50を握って図2に示すようにハンドル49を時計方向に回すと、減速機41によって設定されている減速比に従って、出力軸47は下方に移動する。
上記出力軸47の変位量は、回転止めブロック53と被押圧板55を介してパンチングプレート19に伝達され、パンチングプレート19の下面19aに取り付けられている抜き型11も上記出力軸47と同速度同変位量で下方に移動する。
ハンドル49の回転が進んでパンチングプレート19が所定の位置に来ると、図5(a)に示すように最初に押さえ板63の下面がセット面13上にセットされた出発素材W0に当接して該出発素材W0をセット面13に押し付けて保持するように作用する。
更に、ハンドル49を回転させると、上記押さえ板63の位置は変わらないため、押さえ板63による出発素材W0の保持状態は継続され、圧縮コイルバネ67の収縮によって抜き型11と出発素材W0の距離は更に接近する。
ハンドル49の回転が進んでパンチングプレート19が所定の位置に来ると、図5(b)に示すように外形抜き型11Aの刃部12Aの切断位置S側の頂部85が最初に出発素材W0に作用して打ち抜きによる切断が開始される。
更に、徐々にハンドル49を回転させて行くと、外形抜き型11Aの刃部12Aの作用位置が上記切断位置Sから離れる奥部側に移動して上記出発素材W0の頭部3の切断が進行して行く。
ハンドル49の回転が進んでパンチングプレート19が所定の位置に来ると、図5(c)に示すように打抜きピン11Bの先端の刃部12Bが出発素材W0に作用して打ち抜きによる穴部6の形成が開始される。
更に、ハンドル49を回転させると、図5(d)に示すように外形抜き型11Aは外形抜き穴15Aに、打抜きピン11Bはピン孔15B内にそれぞれ進入した状態になり、図6(b)に示すように出発素材W0から頭部3が切り落とされて基端部4に穴部6が形成された中間加工品W1が製作される。
また、上記打抜き加工中は、パンチングプレート19の下面から突出している2本のガイドロッド21がダイプレート17に形成されているガイド穴23に内嵌しているため、第1のガイド機構25の作用で上記抜き型11と抜き穴15の正確な位置決めが実行されている。
また、同じく上記打抜き加工中は、抜き型11に対して形成されているガイド突条27が抜き穴15に対して形成されているガイド凹部29に係合した状態で当該打抜きが進行するため、抜き型11の刃部12を損傷させたり摩耗させることなく円滑で正確な打ち抜きが実行される。
(3)ジュエリーヘッドの装着(図6(c)〜(e)参照)
次に、製作された本体部5のみの中間加工品W1に対して、図6(c)に示すように好みのジュエリーヘッド7を選択し、ジュエリーヘッド7の一例として基部に形成されている係合穴87に図6(d)に示すように中間加工品W1の基端部4を挿入する。
そして、図6(e)に示すように止めネジ89を上記ジュエリーヘッドの基部の側面に形成されているネジ孔90に螺合させて中間加工品W1の基端部4をジュエリーヘッド7に固定すれば完成品となる装飾鍵9が製作される。
尚、上記ジュエリーヘッド7は、必ずしも宝石や貴金属等によって形成されていなくてもよく、低価格のものであれば、樹脂にメッキや塗装を施したもの、ガラスや貝殻等をちりばめたもの等、種々の態様での装飾が可能である。
そして、このようにして構成される本考案の卓上プレス機1によれば、上述したような合鍵から装飾鍵9を製作する加工を、合鍵の製作等を行っている狭い加工スペースをそのまま利用して行うことが可能になる。
また、卓上式のコンパクトなプレス機を使用しての加工となるため、加工に手間と時間が掛からず、加工コストの削減にも寄与し得る。
以上が、本考案の基本的な実施の形態であるが、本考案の卓上プレス機1は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略、あるいは当業者において周知、慣用の技術を追加することが可能である。
例えば、本考案の卓上プレス機1の加工対象は必ずしも鍵に限らず、革製品等に使用されている装飾性の高い金具の製作等、種々の分野の薄板状の被加工品Wに対してその適用範囲を拡大することが可能である。
また、上述した実施の形態において減速機41の入力軸45に取り付けた手回し式のハンドル49に代えて、モータを取り付けることも可能であり、このようにした場合には、スイッチや調整つまみ等の操作によって薄板状の被加工品Wに対する打抜き加工を自動的に行うことが可能になる。
また、減速機41の構造や減速比も上述した実施の形態で述べた構造と減速比に限らず、加工対象の違い等に応じて適宜変更することが可能である。
本考案の卓上プレス機は、合鍵等を使用して装飾鍵等を製作している加工分野等で利用でき、特に狭い加工スペースで手間と時間を掛けないで低いコストで装飾鍵等を製作したい場合に利用可能性を有する。
1 卓上プレス機
3 頭部
4 基端部
5 本体部
6 穴部
7 ジュエリーヘッド
9 装飾鍵
11 抜き型
11A 外形抜き型
11B 打抜きピン
12 刃部
12A 刃部
12B 刃部
13 セット面
15 抜き穴
15A 外形抜き穴
15B ピン孔
17 ダイプレート
19 パンチングプレート
19a 下面
19b ネジ孔
21 ガイドロッド
23 ガイド穴
25 第1のガイド機構
27 ガイド突条
29 ガイド凹部
31 第2のガイド機構
33 ベース板
35 側板
35a ネジ孔
37 支持台
39 ネジ軸
41 減速機
43 ハウジング
45 入力軸
47 出力軸
47a 下端部
48 ネジ孔
49 ハンドル
50 グリップ
51 係合穴
53 回転止めブロック
54 固定ボルト
55 被押圧板
55a ネジ孔
55b 穴部
55c 穴部
56 固定ボルト
57 穴部
58 角溝
59 (径の大きな)穴部
61 (径の小さな)穴部
63 押さえ板
63a ネジ孔
65 吊持ボルト
67 圧縮コイルバネ
69 嵌合穴
71 固定ボルト
73 ガイド
75 ストッパー板
76 固定ボルト
77 ストッパーボルト
79 長溝
81 挟持プレート
83 操作レバー
84 水平バー
85 頂部
87 係合穴
89 止めネジ
90 ネジ孔
W 被加工品
W0 出発素材
W1 中間加工品
Z 上下方向
S 切断位置
Y 前後方向
X 幅方向

Claims (5)

  1. 薄板状の被加工品に抜き型を押し当てて所定の形状に打ち抜く卓上式のプレス機であって、
    前記被加工品をセットするセット面と、前記抜き型と嵌合する抜き穴を備えたダイプレートと、
    前記ダイプレートと対向する上方位置に設けられ、下面に前記抜き型を備えて上下方向に移動可能なパンチングプレートと、
    前記パンチングプレートの下面から鉛直方向下方に向けて突出しているガイドロッドと、前記ダイプレートに対して設けられ、前記ガイドロッドに外嵌するガイド穴と、を備えた第1のガイド機構と、
    前記抜き型の刃部以外の部分に設けられるガイド突条と、前記抜き穴の前記ガイド突条と係合する位置に設けられるガイド凹部と、を備えた第2のガイド機構と、を具備していることを特徴とする卓上プレス機。
  2. 請求項1に記載の卓上プレス機において、
    前記パンチングプレートの上下方向の移動量は、入力軸の回転を減速して下端部が前記パンチングプレートに接続されている出力軸の上下方向の変位に交換する減速機によって設定されていることを特徴とする卓上プレス機。
  3. 請求項1又は2に記載の卓上プレス機において、
    前記抜き型は、前記被加工品を所定の形状に打ち抜く外形抜き型と、前記所定の形状に打ち抜かれた被加工品の一部に穴部を形成する打抜きピンと、を備えており、
    前記抜き穴は、前記外形抜き型と嵌合する外形抜き穴と、前記打抜きピンと嵌合するピン孔と、を備えていることを特徴とする卓上プレス機。
  4. 請求項3に記載の卓上プレス機において、
    前記外形抜き型に形成された刃部は、剪断位置側で高く、剪断位置から遠くなるに従って低くなる傾斜状態で設けられており、
    前記打抜きピンに形成された刃部は、前記外形抜き型に形成された刃部よりも低くなるように高さが設定されていることを特徴とする卓上プレス機。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の卓上プレス機において、
    前記卓上プレス機は、鍵の本体部から頭部を切り落として残った本体部の基端部を所定の形状に加工する鍵専用の卓上プレス機であることを特徴とする卓上プレス機。
JP2012001069U 2012-02-28 2012-02-28 卓上プレス機 Expired - Lifetime JP3175553U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012001069U JP3175553U (ja) 2012-02-28 2012-02-28 卓上プレス機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012001069U JP3175553U (ja) 2012-02-28 2012-02-28 卓上プレス機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3175553U true JP3175553U (ja) 2012-05-17

Family

ID=48002588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012001069U Expired - Lifetime JP3175553U (ja) 2012-02-28 2012-02-28 卓上プレス機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3175553U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106926150A (zh) * 2017-04-12 2017-07-07 武汉理工大学 用于燃料电池测试的加载及固定装置
CN109878127A (zh) * 2019-03-28 2019-06-14 徐鑫珍 一种多手轮手动压力机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106926150A (zh) * 2017-04-12 2017-07-07 武汉理工大学 用于燃料电池测试的加载及固定装置
CN109878127A (zh) * 2019-03-28 2019-06-14 徐鑫珍 一种多手轮手动压力机
CN109878127B (zh) * 2019-03-28 2020-10-30 江苏涛幼金属结构有限公司 一种多手轮手动压力机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100624654B1 (ko) 성형 제품의 가공에 사용되는 하부 금형
CN102814387B (zh) 一种高精度摩擦片的冲压成形模具
CN210023450U (zh) 一种折弯冲压一体式模具
PL2042249T3 (pl) Sposób i urządzenie do wytwarzania wytłoczek o znacznie gładszej powierzchni cięcia i powiększonej powierzchni funkcjonalnej
CN203044628U (zh) 新型切边模
JP3175553U (ja) 卓上プレス機
CN210648027U (zh) 一种网孔冲压模具
JP4796248B2 (ja) カムユニット
TWI222905B (en) Die for punch press
CN101152658B (zh) 一种雕花金属拉链的制造工艺及其成型模具
JP4604334B2 (ja) プレス金型用カム
EP1520638A1 (en) Pierce cam
CN211709518U (zh) 一种凹凸模切一次成型模具
JP2018027591A (ja) 打抜型の製造方法
CN109530514B (zh) 一种压槽工件的连续冲压工艺及模具
CN205165566U (zh) 一种钮扣模具及该模具生产的钮扣部件
CN204975108U (zh) 一种薄壁卡环的快速成型装置
TWM320961U (en) Stamping die
CN202367804U (zh) 一种新型简易橡胶复合模
CN113305197B (zh) 一种通用式机械曲面钣金件成型装置及其成型方法
CN215315165U (zh) 一种机械零件加工用具有限位结构的冲压装置
CN211613992U (zh) 一种冲压、切边复合模具
CN211616303U (zh) 一种斜面后盖裁边模具
TWI351994B (ja)
CN202052850U (zh) 一种折弯模具

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3175553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150418

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term