JP3175460B2 - スパイラル式商品ラックの商品売切検知機構 - Google Patents
スパイラル式商品ラックの商品売切検知機構Info
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Description
スパイラル式商品ラックの商品売切検知機構に関する。
ル式商品ラックの概要を図3に示す。図において、1は
下面開放形のラックケース、2はラックケース1に内蔵
した縦軸の回転式スパイラル、3はスパイラル2の支
軸、4はスパイラル支軸3に連結したベンドモータであ
る。かかるスパイラル式商品ラックに対して、商品5は
図示のように支軸3を境に左右2列に振り分けてスパイ
ラル2の各ピッチ間に1個ずつ収納される。そして、販
売指令に基づきベンドモータ4の駆動でスパイラル2を
定方向に180度回転すると、商品5は1ピッチずつ下
方へねじ送りされ、最下位に並ぶ商品から順に落下搬出
されることは周知の通りである。
商品ラックに組み込んだ商品売切検知機構の従来構造,
並びにその検知動作を示すものであり、売切検知機構6
は最下位に並ぶ商品に背後から当接するよう設置したフ
ラッパ構造になる揺動式の売切検知用アクチュエータ6
aと、該アクチュエータに付設したフラッグ形の磁気遮
へい板6bと、該磁気遮へい板6bを挟んでその両側に
配したリードスイッチ6c,およびスイッチ駆動用のマ
グネット6dとの組合わせからなり、通常は左右に振り
分けた商品列の一方側にのみ(図示例では左側)設置さ
れている。
動作する。すなわち、ラック内に商品5の在庫がある
「商品有り」の状態では、アクチュエータ6aが最下位
に並ぶ商品5に押されてラック1の背後に後退してお
り、この場合には(c)図で示すように磁気遮へい板6
bがマグネット6dとリードスイッチ6cとの間のギャ
ップ(磁路)に進入し、リードスイッチ6cとマグネッ
ト6dとの間を磁気シールド(マグネット6dのN極か
ら出た磁束φが磁気遮へい板6bを通ってS極に戻る)
する。したがって、リードスイッチ6cにはマグネット
6dの磁界が作用せず、これによりリードスイッチ6c
はOFFとなり、このOFF信号を受けた制御部8は
「商品有り」と判断する。
「商品無し」の状態になると、アクチュエータ6aは図
示されてないばねに付勢されて(b)図の鎖線位置に向
けてラック内に突出すように揺動するとともに、この状
態になると(d)図で示すように磁気遮へい板6bがリ
ードスイッチ6cとマグネット6dの間のギャップから
後退して磁気シールド機能が喪失する(マグネット6d
の磁束φがリードスイッチ6cを通る)。これにより、
リードスイッチ6cはマグネット6dの磁界の働きでO
N動作し、制御部8は「商品売切」と判定して売切表示
を行うとともに自動販売機の販売を停止する。
に商品売切検知機構6をラック内で左右2列に並ぶ商品
のいずれか一方側にのみ設置した構成では、売切検知の
機能面で次記のような問題点が発生する。すなわち、商
品ラックに商品を補充する際の作業ミスでスパイラル上
の一部に商品の入れ忘れがあると、この部分が「商品抜
け」の状態となる。この場合に、商品売切検知機構を設
置してない側の商品列(図4(a)の右側商品列)で
「商品抜け」があると、ラック内の左側列に商品5が残
っている限りリードスイッチ6cはOFFとなり、制御
部8は「商品有り」と判断して自動販売機の販売を続行
するために「空売り」(コインを投入しても商品が出て
来ない)の販売トラブルが発生する。
ブル防止策として、商品ラック内に収納した左右の商品
列と個々に対応して2組の商品売切検知機構を組み込ん
でおき、いずれか一方の組のリードスイッチがOFFと
なった条件で「商品売切」と判定して販売を停止するよ
うにした方式も一部で採用されているが、この方式では
リードスイッチ,マグネットを2組必要とするほか、制
御部での「商品売切」を判断する論理回路も複雑となっ
てコスト高となるほか、庫内における商品売切検知機構
の占有スペースが増大してその分だけ商品の収容効率を
低める。
であり、その目的は前記課題を解決し、少ない部品点数
と省スペースで「商品抜け」による「空売り」の販売ト
ラブルを確実に防げるようにしたスパイラル式商品ラッ
クの商品売切検知機構を提供することにある。
に、本発明の商品売切検知機構は、売切検知用アクチュ
エータをラック内に収納した左右の商品列と個々に対応
して2組設け、かつ各アクチュエータの磁気遮へい板を
1組のリードスイッチとマグネットとの間のギャップへ
出入可能に配置した構成とする。
て、2組のアクチュエータが共に「商品有り」を検知し
たときにリードスイッチがON、いずれか一方のアクチ
ュエータが「商品無し」を検知したときにリードスイッ
チがOFFとなって「商品売切」信号を出すようにして
いる。
の左右列に商品在庫があれば、2組の売切検知用アクチ
ュエータは商品に押されて共に「商品有り」の検知位置
に揺動し、磁気遮へい板をマグネットとリードスイッチ
の間のギャップから後退させる。したがってリードスイ
ッチはONとなって制御部が「商品有り」と判定する。
これにより、自動販売機は販売可能となる。
ちの少なくとも一方のアクチュエータが「商品無し」を
検知して応動すると、その磁気遮へい板がリードスイッ
チとマグネットとの間のギャップに進入して両者間の磁
路を遮る。したがってリードスイッチはOFFに切換わ
り、このスイッチ動作信号を受けた制御部は「商品売
切」と判定して自動販売機を販売停止とする。
ネットで、商品ラックのスパイラルに収納した左右列の
商品有無を的確に検知できるほか、左右の商品列のいず
れか一方に「商品抜け」があっても、商品販売の進行に
伴って「商品抜け」部がラック内の最下位に移動したと
ころでアクチュエータが「商品無し」を検知して応動
し、前記のようにリードスイッチをOFFに切換えて自
動販売機を販売停止とするので、コインを投入しても商
品が出ない「空売り」の販売トラブルを確実に防止でき
る。
て説明する。なお、実施例の図中で図4に対応する同一
部材には同じ符号を付して説明を省略する。すなわち、
図1(a),(b)において、ラックケース1の後部に
は、スパイラル2に収納した左右列の各商品5にそれぞ
れ対応する2組の売切検知用アクチュエータ6aと、各
アクチュエータ6aの上端から後方に突き出したフラッ
グ形の磁気遮へい板6bを挟んでその両側に向かい合う
1組のリードスパイラル6c,マグネット6dとからな
る商品売切検知機構6が配備されている。ここで、アク
チュエータ6aは中央の支軸6eを支点として揺動可能
に支持されており、かつ図示されてない付勢ばねで先端
がラック内に突き出すように付勢されている。
により説明する。まず、商品ラック内の左右列に商品5
が有れば、最下位に並ぶ商品に押されてアクチュエータ
6aが図1(b)の実線位置に移動する。この状態では
図2(a)で表すようにアクチュエータ6bに付設した
磁気遮へい板6bがリードスイッチ6cとマグネット6
dとの間のギャップから後退するので、リードスイッチ
6cはマグネット6dの磁束φによりON動作して「商
品有り」を検知する。一方、少なくとも左右に並ぶ商品
列のいずれか一方で最下位に並ぶ商品5が無くなると、
アクチュエータ6aはばね付勢を受けて図1(b)の鎖
線位置に揺動し、磁気遮へい板6bが図2(b)あるい
は(c)で表すようにリードスイッチ6cとマグネット
6dとの間のギャップに割って入り、磁束φを遮るよう
に磁気シールドする。これにより、図2(b),(c)い
ずれの場合でも、リードスイッチ6cはOFFとなって
「商品無し」を検知するとともに、この信号を受けた制
御部7では「商品売切」と判定して自動販売機を販売停
止にする。
商品列の途中に「商品抜け」があっても、その「商品抜
け」の部分が最下位に移動したところで商品売切検知機
構6が作動して「商品無し」を検知し、これを基に自動
販売機が販売停止となるので、「空売り」販売トラブル
の発生が未然に回避される。
ば、左右列に振り分けて商品ラック内に収納した各商品
列に対して、商品ラックに1組のリードスイッチ,マグ
ネットを組み込むだけで通常の「商品売切」は勿論のこ
と、「商品抜け」に起因する「空売り」の販売トラブル
を確実に防止できる。しかも、商品売切検知機構の部品
点数,および該機構の取付け占有スペースも少なくて済
むので商品収容効率への影響も無いなどの利点が得られ
る。
ックを正面から見た商品売切検知機構の構成配置図、
(b)は同側視図
り」の検知動作を表す図、(b),(c)はそれぞれ「商
品売切」の検知動作を表す図
よびその動作説明図であり、(a)は商品ラックを正面
から見た商品売切検知機構の構成配置図、(b)は同側
視図、(c)は「商品有り」の検知動作を表す図、
(d)「商品売切」の検知動作を表す図
Claims (2)
- 【請求項1】ラックケース内に縦軸の回転式スパイラル
を備え、該スパイラルの各ピッチ間に商品を左右2列に
振り分けて収納したスパイラル式商品ラックの商品売切
検知機構であり、該売切検知機構がギャップを隔てて向
かい合うリードスイッチ,およびスイッチ駆動用のマグ
ネットと、ラック内の最下位に並ぶ商品の有無に応動す
る揺動式の売切検知用アクチュエータに付設して前記ギ
ャップに出入するフラッグ形の磁気遮へい板とからなる
ものにおいて、 売切検知用アクチュエータをラック内に収納した左右の
商品列と個々に対応して2組設け、かつ各アクチュエー
タの磁気遮へい板を1組のリードスイッチとマグネット
との間のギャップへ出入可能に配置したことを特徴とす
るスパイラル式商品ラックの商品売切検知機構。 - 【請求項2】請求項1記載の商品売切検知機構におい
て、2組のアクチュエータが共に「商品有り」を検知し
たときにリードスイッチがON、いずれか一方のアクチ
ュエータが「商品無し」を検知したときにリードスイッ
チがOFFとなって「商品売切」信号を出すことを特徴
とするスパイラル式商品ラックの商品売切検知機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00430494A JP3175460B2 (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | スパイラル式商品ラックの商品売切検知機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00430494A JP3175460B2 (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | スパイラル式商品ラックの商品売切検知機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07210737A JPH07210737A (ja) | 1995-08-11 |
JP3175460B2 true JP3175460B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=11580771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00430494A Expired - Fee Related JP3175460B2 (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | スパイラル式商品ラックの商品売切検知機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3175460B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5302774B2 (ja) * | 2009-05-28 | 2013-10-02 | ダイニチ工業株式会社 | 燃焼機器 |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP00430494A patent/JP3175460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07210737A (ja) | 1995-08-11 |
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