JP3175033B2 - 空気調和装置の料金計算装置 - Google Patents

空気調和装置の料金計算装置

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JP3175033B2 JP03826093A JP3826093A JP3175033B2 JP 3175033 B2 JP3175033 B2 JP 3175033B2 JP 03826093 A JP03826093 A JP 03826093A JP 3826093 A JP3826093 A JP 3826093A JP 3175033 B2 JP3175033 B2 JP 3175033B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和装置の料金計算
装置に係り、特に電力料金単価が使用時間帯や使用目的
等で異なる場合に適用可能な空気調和装置の料金計算装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置が電力会社から供給される
電力で運転されているときは、消費された電力の電気料
金は電源に取り付けられた積算電力量計によって計測さ
れ、電力会社から空気調和装置の管理者に請求される。
ビル等においてはビル管理者が電力会社より請求された
電気料金を入居しているテナントに請求するが、積算電
力計が複数の空気調和装置に供給される電力を計測して
いる場合は、空気調和装置の使用状況に応じて個別の電
気料金を算出する必要がある。これらを実現する方法と
しては、空気調和装置の主幹電源に取り付けられたパル
ス発信付積算電力計のパルス数を計測することにより全
体の消費電力を求め、各空気調和装置の室外ユニットの
電力線に取付けた電流変成器によって検出した電流値の
積算値に従って全体の消費電力を各空気調和装置の室外
ユニットに按分し電気料金を算出する空気調和装置の料
金計算システムが、特開昭63−273752号公報及
び特開昭63−99444号公報に示されている。
【0003】また1台の室外ユニットに複数台の室内ユ
ニットが接続されているマルチ形空気調和装置の場合に
おいては、各室内ユニットごとに使用電力量を按分する
必要がある。これを実施する方法としては各室内ユニッ
ト毎の供給熱量と熱学的に直接関係する物理量を測定す
るセンサを各室内ユニットに設けて供給熱量を計測し、
各室内ユニットへの供給熱量の比率に従って空気調和装
置の使用電気料金を按分するシステムが特開平2−30
6046号公報に示されている。また各室内ユニットの
吸い込み空気温度と吹き出し空気温度との温度差と運転
風量より使用熱量を算出し、それに従って空気調和装置
の使用電気料金を按分するシステムが特開平1−127
842号公報に示されている。
【0004】また各室内ユニットの吸い込み空気温度と
設定温度との温度偏差に応じて検出した室内の空調負荷
と、各室内ユニットの定格容量に応じた重み係数との積
に従って空気調和装置の使用電気料金を按分するシステ
ムが特開平1−174844号公報に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と積算する電力の料金種別は1種類のみであり、同一の
電力系統に時間帯別あるいは使用目的別に異なった電気
料金単価が設定されている場合の消費電力量、及び電気
料金の算出を行う場合については考慮されていない。例
えば電力会社との業務用蓄熱調整契約等のように特定の
時間帯に限り割安な電気料金単価が設定されている場合
については、従来の技術では空気調和装置が使用した電
力量及び料金種別に応じた電気料金を空気調和装置ごと
に、あるいは室内ユニットごとに計算できない。従来の
技術を用いて実施する方法としては、電気料金単価の異
なる電力の電力量を計測する電力量計と通常の電力計の
両方に電気料金計算システムを取付け、出力結果を合計
する必要があり使い勝手上好ましくないばかりか設備も
二重となり不経済である。また蓄熱器付空気調和装置の
場合においては、夜間の蓄熱運転にかかわる電気料金は
昼間の空調運転を行う各室内ユニットに按分されるべき
であるが、従来の技術においてはこれらを計算すること
ができないため、さらに複雑な計算をする必要がある。
【0006】本発明の目的は、空気調和装置が接続され
ている電力系統に時間帯別に電気料金単価の異なる電力
が供給されている場合においても、空気調和装置の電気
料金を負荷側のユニットに公正に按分するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、電力量計
からの電力量信号が入力され所定の時間間隔で使用した
電力量を出力する電力量入力手段と、該電力量入力手段
に接続して配置され入力された電力量の電力の種類を判
別する電力種類判別手段と、空気調和装置の負荷側熱交
換器及びまたは蓄熱媒体と熱交換を行う蓄熱熱交換器に
接続された流量調整弁の開度と定格容量の積を所定のサ
ンプリング時間間隔で出力する弁容量入力手段と、該流
量調整弁を備えたユニットの運転状態を出力する運転信
号入力手段と、該運転信号入力手段と前記弁容量入力手
段からの出力を用いて、運転している各ユニットごとに
流量調整弁の開度と定格容量との積を積算し積算値を所
定時間ごとに出力する弁容量積算手段と、該弁容量積算
手段が出力した積算値を用いて電力量入力手段に入力し
た電力量を前記ユニット単位に按分する按分比を算出出
力する按分手段と、前記電力量入力手段に入力した電力
量を前記按分比を用いて按分し各ユニットごとに電力種
類ごとの電力量を積算し定められた時間ごとに出力する
電力量積算手段と、電力の種類に応じた電気料金単価を
記憶する電気料金単価記憶手段と、前記電力種類判別手
段が出力する電力の種類に対応する電気料金単価を前記
電気料金単価記憶手段を検索して選定する電気料金単価
選定手段と、該選定された電気料金単価と前記電力量積
算手段が積算出力した電力量とから各ユニットごとの電
気料金を計算する電気料金計算手段と、該電気料金計算
手段が算出した各ユニットの電力の種類ごとの電気料金
と前記電力量積算手段が積算した電力量を記憶する記憶
手段とを含んでなる空気調和装置の料金計算装置により
達成される。
【0008】
【作用】空気調和装置における流量調整弁は、負荷側の
熱交換器において目標とする熱量を得るように制御され
ており、交換熱量を多くする場合すなわち必要とする熱
量が多い場合には弁の開度は大きくなる。また熱交換容
量の大きなユニットの場合は弁本体の容量が大きな流量
調整弁が使用される。流量調整弁の弁開度と弁容量の積
により求められるものは室外ユニットである熱源ユニッ
トより供給された熱量の使用量もしくはその比を示すも
のである。
【0009】本発明によれば、所定の時間間隔で電力量
入力手段から出力された電力量は、電力種類判別手段に
よって電力の種類が特定された後、電力の種類を示す信
号を付して出力される。各負荷側熱交換器または蓄熱熱
交換器に接続された流量調整弁の開度と定格容量の積が
弁容量入力手段により所定のサンプリング間隔で、室内
ユニット、蓄熱ユニットなどのユニットごとに算出され
る。弁容量積算手段により、算出された前記積が各ユニ
ットの運転状態(熱量を消費しているかどうか)を参照
しつつ前記所定の時間の間積算され、按分手段に出力さ
れる。按分手段は、各ユニットごとの流量調整弁の開度
と定格容量の積の積算値を用いて、電力量を各ユニット
ごとに按分するための按分比を算出する。電力量入力手
段から電力種類判別手段を経て出力された電力量は、電
力量積算手段により前記按分比にしたがって前記所定の
時間間隔でユニットごとに按分され、各ユニットごとに
按分された電力量は同じく電力量積算手段で各ユニット
ごとにかつ電力種類ごとに積算される。積算された電力
量は、電力の種類を示す符号とともに、電気料金単価選
定手段に出力され、そして電気料金単価選定手段によっ
て電力の種類に応じた電気料金単価が電気料金単価記憶
手段を検索して選定される。電気料金単価選定手段は、
選定した電気料金単価と電力量と電力の種類を電気料金
計算手段に出力し、電気料金計算手段によって電力の種
類ごとの電気料金が各ユニットについて計算される。こ
れにより記憶手段に空気調和装置の負荷側の各ユニット
が使用した電力の種類ごとの電力量と電気料金が記憶さ
れる。
【0010】また、蓄熱ユニットの弁容量積算値は、按
分手段により蓄熱ユニットに接続されている室内ユニッ
トに配分され、按分比が算定される。
【0011】こうして空気調和装置全体が使用した電力
量及びその電気料金が負荷側の各ユニットに公正に按分
される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は電力会社と蓄熱調整契約を行った場合の空
気調和装置に本発明を適用した第1の実施例の要部構成
を示すブロック図である。空気調和装置に電力を供給す
る電力線100に、計器用変成器(以下単にPCTとい
う)50Aが取り付けられ、このPCT50Aにパルス
発信付電力量計51が接続されている。前記電力線10
0のPCT50Aの下流側にさらにPCT50Bが取り
付けられ、このPCT50Bに計量時間区分装置(以下
TSという)52を介してパルス発信付電力量計53が
接続されている。TS52は設定された特定の時間帯に
のみパルス発信付電力量計53が動作するように回路を
遮断するものである。PCT50Bより下流側の電力線
100に室外ユニット20c,20dが接続され、PC
T50AとPCT50Bの間で前記電力線100から分
岐した電力線101に室外ユニット20a,20bが接
続されている。室外ユニット20aには室内ユニット2
1a,bが、室外ユニット20bには室内ユニット21
cが、室外ユニット20cには室内ユニット21dと蓄
熱ユニット80aが、室外ユニット20dには室内ユニ
ット21eと蓄熱ユニット80bが、それぞれ接続され
ている。そしてさらに室内ユニット21a〜d,蓄熱ユ
ニットa,b及び前記電力量計51,53に接続された
本発明に係る電気料金計算装置1aが配置されている。
この構成では、室外ユニット20aと室内ユニット21
a,bが、室外ユニット20bと室内ユニット21c
が、室外ユニット20cと室内ユニット21dと蓄熱ユ
ニット80aが、室外ユニット20dと室内ユニット2
1eと蓄熱ユニット80bが、それぞれ空気調和装置を
構成している。
【0013】次に室外ユニット20a、20c、室内ユ
ニット21a、21b、21d及び蓄熱ユニット80a
の構成例を図3、図4、図5に示す。
【0014】図3に示す空気調和装置は、室外ユニット
20aと室内ユニット21a、21bを含んで構成され
ている。室外ユニット20aは、圧縮機66と、該圧縮
機66に接続された四方弁67と、該四方弁67に接続
された熱源側熱交換器69と、該熱源側熱交換器69に
接続された熱源側流量調整弁68と、前記熱源側熱交換
器69に送風する送風機70と制御部71とを含んでな
っている。室内ユニット21a,bはそれぞれ、前記熱
源側流量調整弁68に接続された流量調整弁62a,b
と、該流量調整弁62a,bに一端を接続され他端を前
記四方弁67の同一ポートに接続された負荷側熱交換器
63a,bと、該負荷側熱交換器63a,bに送風する
送風機64a,bとを含んでなり、室内ユニット21
a,bそれぞれの制御部61a,bには該室内ユニット
21a,bに運転指令を行うコントローラ65a,bが
接続されている。室外ユニット20aの制御部71と、
室内ユニット21a,bの制御部61a,bは相互に接
続されている。室外ユニット20aの制御部71は、圧
縮機66、四方弁67、送風機70及び熱源側流量調整
弁68の動作を制御し、室内ユニット21a,bの制御
部61a,bは、送風機64a,b及び流量調整弁62
a,bの動作を制御するとともに、コントローラ65
a,bから入力される指令信号伝達や制御情報伝達等の
制御部71とのデータ通信を行う。
【0015】図4に示す空気調和装置は、前記図3に示
された空気調和装置と同様の構成要素から構成されてい
るが、室内ユニット21bの負荷側熱交換器63bの他
端側が図3に示されたものと同様に四方弁67に接続さ
れているのに対し、室内ユニット21aの負荷側熱交換
器63aの他端側は圧縮機66の吸入側及び四方弁67
の異なるポートに接続されている点が図3に示された空
気調和装置と異なっており、室内ユニットの冷房及び暖
房運転の組合せが自由になっている。
【0016】図4において、圧縮機66の吐出側は四方
弁67を経て室内ユニット21bの負荷側熱交換器63
bに連通され、吸入側は二つに分岐されて、一方が室内
ユニット21aの負荷側熱交換器63aに接続され、他
方が四方弁67を経て熱源側熱交換器69に連通されて
いる。圧縮機66より吐出された高温高圧のガス冷媒
は、四方弁67を経て室内ユニット21bの負荷側熱交
換器63bに流入し、ここで凝縮して暖房運転を行う。
室内ユニット21bの負荷側熱交換器63bを通過した
冷媒の一部は、室内ユニット21aの流量調整弁62a
を経て負荷側熱交換器63aに流入し、該負荷側熱交換
器63aを通過しつつ蒸発して冷房運転を行う。
【0017】図5に示す空気調和装置は、室外ユニット
20cと、蓄熱ユニット80a及び室内ユニット21d
とを含んで構成された蓄熱器付空気調和装置である。室
外ユニット20cは、圧縮機66と、該圧縮機66に接
続された四方弁67と、該四方弁67に接続された熱源
側熱交換器69と、該熱源側熱交換器69に接続された
熱源側流量調整弁68と、前記熱源側熱交換器69に送
風する送風機70と制御部71とを含んでなり、蓄熱ユ
ニット80aは、前記熱源側流量調整弁68に接続され
た開閉弁86と、該開閉弁86に接続された流量調整弁
81と、該流量調整弁81に一端を接続され他端を開閉
弁84に接続され蓄熱媒体82を内装した蓄熱熱交換器
83と、前記開閉弁86の熱源側流量調整弁68側配管
と開閉弁84と蓄熱熱交換器83を結ぶ配管を連通する
配管に介装された開閉弁85と、制御部88とを含んで
構成されている。蓄熱熱交換器83は、内装された蓄熱
媒体82と流入する冷媒との間で熱交換を行い、蓄熱ま
たは熱回収を行うもので、該蓄熱ユニット80aに運転
指令を行うコントローラ87が制御部88に接続されて
いる。
【0018】室内ユニット21dは、前記開閉弁86と
流量調整弁81を結ぶ配管から分岐した配管に接続され
た流量調整弁62dと、該流量調整弁62dに一端を接
続された負荷側熱交換器63dと、該負荷側熱交換器6
3dに送風する送風機64dと、制御部61dとを含ん
で構成され、室内ユニット21dに運転指令を行うコン
トローラ65dが制御部61dに接続されている。また
負荷側熱交換器63dの他端と、前記開閉弁84とは、
前記四方弁67の一つのポートに接続された配管に連通
されている。
【0019】蓄熱ユニット80aで冷房運転のために蓄
熱する場合、開閉弁85が閉じられ、開閉弁84、86
が開かれる。この状態では、圧縮機66から吐出された
冷媒ガスは四方弁67を経て熱源側熱交換器69に導か
れ、ここで凝縮されて液冷媒となる。この液冷媒は流量
調整弁68,開閉弁86を経て流量調整弁81に流入
し、この流量調整弁81で流量が調整されて減圧され、
蓄熱熱交換器83で蓄熱媒体83と熱交換を行い、蓄熱
媒体82を冷却し蓄熱媒体82に冷熱を蓄える。冷媒自
身は蒸発して冷媒蒸気となり、開閉弁84,四方弁67
を経て圧縮機66に吸入される。蓄えた冷熱を回収し冷
房運転する場合は、開閉弁84、86が閉じられ、開閉
弁85が開かれると共に流量調整弁81が全開される。
この状態で、熱源側熱交換器69で凝縮した液冷媒は開
閉弁85,蓄熱熱交換器83,流量調整弁81の順に通
過する。液冷媒は蓄熱熱交換器83を通過中、前記冷熱
を蓄えている蓄熱媒体82で過冷却されたのち、室内ユ
ニット21dへ供給される。
【0020】また蓄熱及び熱回収を行わない場合は、開
閉弁86を開き開閉弁85、84を閉じることにより、
蓄熱熱交換器83をバイパスする流路構成となってい
る。
【0021】図3、図4において各室内ユニットの冷房
または暖房能力の制御は、熱源側熱交換器69及び圧縮
機66から供給される熱量を、各室内ユニットの必要と
する量に応じ流量調整弁62a,bで流量制御して配分
することで実施される。また図5に示す蓄熱ユニット8
0aにおいて蓄熱する熱量は、流量調整弁81の流量制
御により実施される。
【0022】次に本発明の実施例である空気調和装置の
電気料金計算装置1aを図1を参照して説明する。図示
の電気料金計算装置1aは、パルス発信付電力量計51
の出力信号を受信する電力量入力手段2bと、パルス発
信付電力量計53の出力信号を受信する電力量入力手段
2aと、該電力量入力手段2a、2bが受信した電力量
の種類(使用電力量に対する電力料金の種類をいい、以
下、電力種別という)を判別する電力種類判別手段3
と、流量調整弁62、81の開度と定格容量を受信する
弁容量入力手段12と、各ユニットの運転状態を受信す
る運転信号入力手段11と、該運転信号入力手段と前記
弁容量入力手段からの出力を用い、運転している各ユニ
ットごとに、流量調整弁の開度と定格容量との積を積算
する弁容量積算手段13と、該弁容量積算手段の積算値
に従って電力量を各ユニットに按分する按分比を算出す
る按分手段10と、前記按分比と入力される電力量を前
記按分比で各ユニットごとに按分し、按分した電力種類
ごと、各ユニットごとの電力量を積算する電力量積算手
段4と、電力の種類に応じた電気料金単価を記憶する電
気料金単価記憶手段5と、電力の種類に従った電気料金
単価を選定する電気料金単価選定手段6と、電気料金単
価と積算した電力量から各ユニットごとの電気料金を計
算する電気料金計算手段7と、各ユニットについて積算
した電力量と電気料金を記憶する記憶手段8とを含んで
構成される。
【0023】電力種類判別手段3は、電力量入力手段2
bからの電力量w1を表す入力信号と電力量入力手段2
aからの電力量w2を表す入力信号の双方があった場
合、その差の電力量w3=w1−w2を演算し、電力量
2,w3を別々に処理できるようになっている。弁容量
入力手段12と運転信号入力手段11は、各室内ユニッ
ト及び蓄熱ユニットの制御部に接続され、所要のデータ
を得るように構成されている。
【0024】次に本実施例の動作について説明する。
【0025】業務用蓄熱調整契約の場合、パルス発信付
電力量計53では該業務用蓄熱調整契約によって取りか
わされた夜間割引料金適用時間帯にのみ計量を行う。昼
間の電気料金単価をM1、夜間の割引後の電気料金の単
価をM2、電力量計51の測定値をP1、電力量計53
の測定値をP2とすると、従量料金の計算方法は(P1
−P2)×M1+P2×M2となる。
【0026】上記構成の電気料金計算装置1aの夜間割
引料金適用時間帯以外の時間での動作を説明する。
【0027】この場合は、TS52が動作してパルス発
信付電力量計53とPCT50Bの接続が断たれるの
で、パルス発信付電力量計51のみが計量を行う。パル
ス発信付電力量計51のパルス出力が一定時間T1の間
電力量入力手段2bに入力されて積算され、T1時間の
電力量w1としてT1時間ごとに電力種類判別手段3に
入力される。電力種類判別手段3には、時計と時間帯に
よって定まる電力種別のテーブルとが内装されており、
電力量w1が入力された時点ごとに入力された電力量w1
が通常の電力か割引対象となる電力かが判別され、入力
された電力量w1に電力種別を示す符号Kが添付されて
按分手段10に出力される。この場合、パルス発信付電
力量計51もしくは電力量入力手段2bに電力種別を示
す符号を発信する手段を設けるようにしてもよい。
【0028】同時に弁容量入力手段12により各室内ユ
ニット及び各蓄熱ユニットの流量調整弁62、81の開
度(Va)i及び定格容量(Vn)iが所定のサンプリン
グ間隔T2で取り込まれ、(Va)i×(Vn)iが演算
される。Vnは装置全体に共通なある基準値に対する比
で表現された値である。演算結果は弁容量積算手段13
に入力される。運転信号入力手段11は、各室内ユニッ
トが室外ユニット20a、20b、20c、20dが供
給する熱量を使用している状態(H)iか否(L)iかを
各室内ユニットからサンプリング間隔T2で取り込み、
運転状態信号として弁容量積算手段13に出力する。添
字iは、室内ユニット、蓄熱ユニットに付された固有番
号であり、サンプリング間隔T2はT1>T2でかつT
1はT2の整数倍となる値として設定されている。室内
ユニットが運転されているかどうかの信号は、本実施例
では、送風機の運転の有無を示す信号を用いたが、他に
冷媒の流れの有無を検出し、この信号を用いることも可
能である。
【0029】弁容量積算手段13は、入力される運転状
態信号(H)i,(L)i,と流量調整弁の定格容量と弁
開度の積算値(Va)i×(Vn)iとからT1時間での
各流量調整弁を通る冷媒量係数 (M)i=(H)i×(Va)i×(Vn)i×(T1)/
(T2) (M)i=(L)i×(Va)i×(Vn)i×(T1)/
(T2) を算出し、T1時間ごとに按分手段10に出力する。按
分手段10は、T1時間ごとに入力される電力量が電力
量w1だけの場合、T1時間ごとに、入力された(M)i
からw1の各ユニットごとの按分比(N1)iを算出し、
K,w1とともに電力量積算手段4に出力する。この際
に停止中のユニットについては按分比を0とする。
【0030】(N1)i=(M)i/Σ(M)i 電力量積算手段4は、入力されたT1時間の電力量w1
を、入力された按分比(N1)iを用いて各ユニットごと
に按分し、得られた結果をあらかじめ設定されたT3時
間、各ユニットごと、電力種別ごとに累計し、結果をT
3時間ごとに、積算値Piとして電気料金単価選定手段
6に電力種別Kとともに出力する。
【0031】
【数1】
【0032】電気料金単価選定手段6は、複数の電気料
金単価を電力種別に対応させて記憶している電気料金単
価記憶手段5から、入力された電力種別Kに対応する電
気料金単価Sを読み出し、前記Pi,電力種別K及び前
記電気料金単価Sを電気料金計算手段7にT3時間ごと
に出力する。電気料金計算手段7は、データが入力され
る都度、入力された電気料金単価Sと電力量Piとから
電気料金Yi=S・Piを計算し、電力種別Kとともに記
憶手段8に出力する。電力量積算手段4は積算された電
力量Piを記憶手段8にも出力するようにしてあり、電
力量Pi及び電気料金Yiは電力種別Kとともに記憶手段
8に格納され、必要に応じて表示、印刷、及び他の計器
への転送に使用される。時間T3は比較的長い時間、た
とえば、1日に設定され、記憶手段8から取り出す際
に、1日、1週間あるいは1月等、任意の期間で取り出
せるようにしてある。
【0033】次に、夜間割引料金適用時間帯の時間での
動作を説明する。
【0034】この場合はTS52がパルス発信付電力量
計53とPCT50Bの接続を断たないので、パルス発
信付電力量計51及び53の双方において電力の計量が
行われる。パルス発信付電力量計53で発信され電力量
入力手段2aで計量された電力量w2は室内ユニット2
1d、21e、蓄熱ユニット80a、80bで按分され
る。またパルス発信付電力量計51で発信され電力量入
力手段2bで計量された電力量w1とパルス発信付電力
量計53で発信され電力量入力手段2aで計量された計
量された電力量w2の差の電力量w3=w1−w2が室内ユ
ニット21a、21b、21cで按分される。
【0035】パルス発信付電力量計53で発信されたパ
ルス信号は、電力量入力手段2aでT1時間積算され電
力量w2として電力種類判別手段3に出力される。ま
た、パルス発信付電力量計51で発信されたパルス信号
は、電力量入力手段2bでT1時間積算され電力量w1
として電力種類判別手段3に出力される。電力種類判別
手段3は、入力された電力量w1、w2から電力量w3
算出し、それぞれに電力種別を示す符号Kを付してT1
時間ごとに按分手段10に出力する。按分手段10は、
T1時間ごとに入力される電力量が電力量w2,w3の2
つの場合、電力量w2を室内ユニット21d、21e、
蓄熱ユニット80a、80bで按分する按分比(N2
i、及び電力量w3を室内ユニット21a、21b、21
cで按分する按分比(N3)iをそれぞれ算出し、電力量
2,電力種別K,按分比(N2)iと、電力量w,電
力種別K,按分比(N3)iを、T1時間ごとに出力す
る。この場合、按分比(N2)iの計算では、室内ユニッ
ト21d、21e、蓄熱ユニット80a、80bの流量
調整弁の冷媒量係数Miが、按分比(N3)iの計算で
は、室内ユニット21a、21b、21cの流量調整弁
の冷媒量係数Miが、それぞれ用いられる。以後の動作
は、電力量w2に関連する処理と、電力量w3に関連する
処理が並行して実行される以外はさきに説明した処理と
同様であるので、詳細の説明は省略する。
【0036】夜間割引料金適用時間帯においては通常蓄
熱ユニットのみの運転となる。夜間の安価な電力で蓄熱
を行い昼間に蓄熱回収を行うことにより、昼間の空調に
要する電力量を低減できると共に全体の電気料金を安く
することができる。図1に示す空気調和装置において電
気料金が安くなるのは蓄熱ユニットを接続している室外
ユニット20c、20dに接続されている室内ユニット
のグループである、これらの室内ユニットの電気料金に
は、電気料金計算手段7において電気料金を計算する際
に、蓄熱ユニットに按分された電気料金が該室内ユニッ
トに按分された電力量の比に応じて按分、付加される。
【0037】しかしながら空気調和装置全体の管理者が
エンドユーザーと別である場合には、安くなった電気料
金の効果をすべての室内ユニットに公正に配分すること
が望ましい。この場合弁容量積算手段13において按分
手段10に出力する弁容量の積算値(冷媒流量係数)の
計算を、弁の定格容量と当該室内ユニットにおける最大
開度と流量調整弁が開いている時間長さの積の積算値と
するとともに、蓄熱ユニットの弁容量の積算値を各室内
ユニットの弁容量の積算値の比に応じて按分することに
より目的が達成される。
【0038】このとき、弁容量の積算値の計算を、定格
容量と当該室内ユニットにおける最大開度と流量調整弁
が開いている時間長さの積の積算値とし、弁の開度を積
算のパラメータに含めないのは、次の理由による。すな
わち、蓄熱ユニットによって過冷却された冷媒を用いる
室内ユニットは冷媒流量が少なくてすむため、その弁開
度が、蓄熱ユニットによって過冷却された冷媒を用いる
ことのない室内ユニットの流量調整弁の弁開度より、同
一冷房能力を発揮する場合でも、小さくてすむ。つまり
弁開度基準で按分するとアンバランスが生ずるので、弁
開度を計算から外してある。
【0039】図2は本発明の第2の実施例で、パルス発
信付電力量計をPCT50Aに接続された電力量計にの
み使用した場合に使用することのできる、1系統に複数
の空気調和装置が接続されている場合の空気調和装置の
電気料金計算装置1bを示すものである。本実施例の電
気料金計算装置1bが前記第1の実施例における電気料
金計算装置1aと異なる点は、電力量入力手段2aに変
えて、計量時間区分装置52と同様な時間帯が設定され
ている時間計測手段9を備えた点にある。この時間計測
手段9は、設定された時間帯では定められた信号を電力
種類決定手段3aに所定のタイミングで出力するように
構成されている。他の構成は前記電気料金計算装置1a
と同一であるので、同一構成要素には同一の符号を付し
て詳細な説明は省略する。この場合、電力量入力手段2
bに入力された信号は時間計測手段9において設定され
た時間帯内であるかどうかが、電力種類決定手段3aに
より時間計測手段9から出力される信号に基づいて判定
されるとともに、電力種類が決定されて電力種類を示す
符号Kが出力される電力量w1に添付される。本実施例
の場合、PCT50Bの下流側に接続されている空気調
和装置の室内ユニットを判別できるよう、あらかじめ運
転信号入力手段11の出力信号に識別符号を設定する。
これにより各室内ユニット及び蓄熱ユニットの流量調整
弁の弁容量積算値(冷媒流量係数)を用いてパルス発信
付電力量計51の計量値(実際には、電力量入力手段2
bの出力w1)を按分することにより、夜間割引料金適
用時間帯における電力量計53に属した室内ユニット及
び蓄熱ユニットの側とその他の側に配分することができ
る。その他の動作仕様は図1と同様なので説明を省略す
る また本実施例において室外ユニット20a、20bがな
い場合についても電気料金計算装置を使用できることは
明らかである。
【0040】図6は本発明の第3の実施例を示す。本実
施例は、同一電源に電力線100により接続された室外
ユニット20a,b,c、と、前記室外ユニット20a
に接続された室内ユニット21a,bと、前記室外ユニ
ット20bに接続された室内ユニット21cと、前記室
外ユニット20cに接続された室内ユニット21d及び
蓄熱ユニット80aとより構成される空気調和装置に、
本発明の電気料金計算装置1cを接続し、該電気料金計
算装置1cに出力装置90を接続したものである。前記
電力線100には、PCT50Aが設けられ、該PCT
50Aにパルス発信付電力量計51が接続されている。
電力線100のPCT50Aの下流側にPCT50Bが
設けられ、該PCT50Bの下流側の電力線100に前
記室外ユニット20a,b,cが接続されている。PC
T50BにはTS52を介してパルス発信付電力量計5
3が接続されている。パルス発信付電力量計51,53
の出力側はそれぞれ電気料金計算装置1aに接続されて
いる。
【0041】本実施例においては、電気料金計算装置1
cは、図7に示すように、電力種類判別手段3に接続さ
れた運転制御用信号出力手段14を備えており、この運
転制御用信号出力手段14は、運転信号入力手段11及
び弁容量入力手段12とともに、室内ユニットの制御部
61や蓄熱ユニットの制御部88ではなく、室外ユニッ
ト20の制御部71に接続されている。実際の空気調和
装置においては、先に図3を参照して述べたように、室
内ユニットは室外ユニットに常に制御情報を伝送してい
るために、電気料金計算装置1aは破線で示すごとく室
外ユニットと接続することにより室内ユニットの制御状
態を検出することが可能となっている。この場合、室内
ユニットそれぞれに通信線を新たに接続する必要がな
く、既設の設備に電気料金計算装置を追加する場合、各
室外ユニットと電気料金計算装置との接続配線の工事
は、各室内ユニットと電気料金計算装置との接続配線の
工事より容易であり、使い勝手が向上する。出力装置9
0は電気料金計算装置1aの出力を受け電気料金の内容
などを表示または印刷する装置である。
【0042】図6において、電気料金計算装置1cにパ
ルス発信付電力量計53から入力があった場合、電力種
類判別手段3は運転制御用信号出力手段14に指令信号
をお繰り、運転制御用信号出力手段14は、PCT50
Bの下流側で電力線100に接続されている空気調和装
置に蓄熱ユニットのみを運転するよう運転モード特定用
の信号を出力する。各空気調和装置(室外ユニット)の
制御部71は運転モード特定用の信号を受けると、蓄熱
ユニットを有する室外ユニット以外は自動的に停止し、
蓄熱ユニットを有する室外ユニットの制御部71は蓄熱
ユニットのみを運転するよう、他の室内ユニットを停止
させる。
【0043】このように、本実施例においては、電気料
金計算装置1cに運転制御用信号出力手段14を設けた
ので、割引電気料金適用時間帯で電力量計53から入力
があった場合、蓄熱ユニットのみが運転されるよう運転
モードを特定できる。業務用蓄熱調整契約において割引
電気料金適用時間帯での使用電力はすべて蓄熱ユニット
の運転に使われることが、電力供給者及び空気調和装置
の管理者にとって望ましい。本実施例によって該時間帯
においては蓄熱運転のみを行うことができ、使い勝手が
向上することとなる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、室内ユニットに付属す
る冷媒用流量調整弁の開度が検知され、そのデータに基
づいて室内ユニットごとに使用電力量が配分され、かつ
使用された電力量のデータに電力の種類を示すデータが
付加されるので、室内ユニットごとに出力の調整が可能
な空気調和装置に供給される電力の電力料金が2種類以
上設定されている場合においても、空気調和装置の消費
電力料金を、空気調和装置の負荷側の使用量に従って公
正に按分できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第2の実施例の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1に示す空気調和装置の室内ユニット及び室
外ユニットの概要構成を示す系統図である。
【図4】図1に示す空気調和装置の室内ユニット及び室
外ユニットの概要構成の他の例を示す系統図である。
【図5】図1に示す空気調和装置の室内ユニット,蓄熱
ユニット及び室外ユニットの概要構成を示す系統図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図6に示す実施例の部分の詳細を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1a,b,c 電気料金計算装置 2a,b 電力量
入力手段 3 電力種類判別手段 3a 電力種類決
定手段 4 電力量積算手段 5 電気料金単価
記憶手段 6 電気料金単価選定手段 7 電気料金計算
手段 8 記憶手段 9 時間計測手段 10 按分手段 11 運転信号入
力手段 12 弁容量入力手段 13 弁容量積算
手段 14 運転制御用信号出力手段 20a,b,c,
d 室外ユニット 21a,b,c,d 室内ユニット 50a,b 計器
用変成器 51 パルス発信付電力量計 52 計量時間区
分装置 53 パルス発信付電力量計 61a,b,d
制御部 62a,b,d 流量調整弁 63a,b,d
負荷側熱交換器 64a,b,d 送風機 65a,b,d
コントローラ 66 圧縮機 67 四方弁 68 熱源側流量調整弁 69 熱源側熱交
換器 70 送風機 71 制御部 80a,b 蓄熱ユニット 81 流量調整弁 82 蓄熱媒体 83 蓄熱熱交換
器 84,85,86 開閉弁 87 コントロー
ラ 88 制御部 90 出力装置 100,101 電力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力量計からの電力量信号が入力される
    電力量入力手段と、該電力量入力手段に接続して配置さ
    れ入力された電力量の電力の種類を判別する電力種類判
    別手段と、空気調和装置の負荷側熱交換器及びまたは蓄
    熱媒体と熱交換を行う蓄熱熱交換器に接続された流量調
    整弁の開度と定格容量の積を所定のサンプリング時間間
    隔で出力する弁容量入力手段と、該流量調整弁を備えた
    ユニットの運転状態を出力する運転信号入力手段と、該
    運転信号入力手段と前記弁容量入力手段からの出力を用
    いて、運転している各ユニットごとに流量調整弁の開度
    と定格容量との積を積算し積算値を所定時間ごとに出力
    する弁容量積算手段と、該弁容量積算手段が出力した積
    算値を用いて電力量入力手段に入力した電力量を前記ユ
    ニット単位に按分する按分比を算出出力する按分手段
    と、前記電力量入力手段に入力した電力量を前記按分比
    を用いて按分し各ユニットごとに電力種類ごとの電力量
    を積算し定められた時間ごとに出力する電力量積算手段
    と、電力の種類に応じた電気料金単価を記憶する電気料
    金単価記憶手段と、前記電力種類判別手段が出力する電
    力の種類に対応する電気料金単価を前記電気料金単価記
    憶手段を検索して選定する電気料金単価選定手段と、該
    選定された電気料金単価と前記電力量積算手段が積算出
    力した電力量とから各ユニットごとの電気料金を計算す
    る電気料金計算手段と、該電気料金計算手段が算出した
    各ユニットの電力の種類ごとの電気料金と前記電力量積
    算手段が積算した電力量を記憶する記憶手段とを含んで
    なる空気調和装置の料金計算装置。
  2. 【請求項2】電力量計からの電力量信号が入力される電
    力量入力手段と、設定された特定の時間帯に定められた
    信号を出力する時間計測手段と、前記電力量入力手段に
    接続して配置され入力された電力量の電力の種類を前記
    時間計測手段の出力信号に従って決定し出力する電力種
    類決定手段と、空気調和装置の負荷側熱交換器及びまた
    は蓄熱媒体と熱交換を行う蓄熱熱交換器に接続された流
    量調整弁の開度と定格容量の積を所定のサンプリング時
    間間隔で出力する弁容量入力手段と、該流量調整弁を備
    えたユニットの運転状態を出力する運転信号入力手段
    と、該運転信号入力手段と前記弁容量入力手段からの出
    力を用いて、運転している各ユニットごとに流量調整弁
    の開度と定格容量との積を積算し積算値を所定時間ごと
    に出力する弁容量積算手段と、該弁容量積算手段が出力
    した積算値を用いて電力量入力手段に入力した電力量を
    前記ユニット単位に按分する按分比を算出出力する按分
    手段と、前記電力量入力手段に入力した電力量を前記按
    分比を用いて按分し各ユニットごとに電力種類ごとの電
    力量を積算し定められた時間ごとに出力する電力量積算
    手段と、電力の種類に応じた電気料金単価を記憶する電
    気料金単価記憶手段と、前記電力種類判別手段が出力す
    る電力の種類に対応する電気料金単価を前記電気料金単
    価記憶手段を検索して選定する電気料金単価選定手段
    と、該選定された電気料金単価と前記電力量積算手段が
    積算出力した電力量とから各ユニットごとの電気料金を
    計算する電気料金計算手段と、該電気料金計算手段が算
    出した各ユニットの電力の種類ごとの電気料金と前記電
    力量積算手段が積算した電力量を記憶する記憶手段とを
    含んでなる空気調和装置の料金計算装置。
  3. 【請求項3】 空気調和装置が消費した電力量を表す信
    号を所定の時間間隔で出力する電力量入力手段と、該電
    力量入力手段に接続して配置され電力量入力手段から入
    力された電力量の電力の種類を判別し電力種類を示す信
    号を電力量を表す信号に付加して出力する電力種類判別
    手段と、前記空気調和装置の負荷側熱交換器及びまたは
    蓄熱媒体と熱交換を行う蓄熱熱交換器にそれぞれ対応し
    て接続された複数の流量調整弁の開度と定格容量の積を
    流量調整弁ごとに所定のサンプリング時間間隔で出力す
    る弁容量入力手段と、該流量調整弁を備えた複数のユニ
    ットそれぞれのその時点での運転の有無を所定のサンプ
    リング時間間隔で出力する運転信号入力手段と、該運転
    信号入力手段と前記弁容量入力手段からの出力を用い
    て、運転している各ユニットごとに流量調整弁の開度と
    定格容量との積を積算し積算値を前記所定の時間間隔で
    出力する弁容量積算手段と、該弁容量積算手段が出力し
    たユニットごとの積算値を用いて各ユニットの積算値が
    全ユニットの積算値合計の中に占める比率を示す前記ユ
    ニットごとの按分比を算出出力する按分手段と、前記電
    力量入力手段が出力した電力量を前記按分比を用いて按
    分し案分した電力量を各ユニットごとに電力の種類ごと
    に積算し該電力量積算値を電力の種類を示す信号ととも
    に定められた時間ごとに出力する電力量積算手段と、電
    力の種類に応じた電気料金単価を記憶する電気料金単価
    記憶手段と、前記電力量積算手段が電力量積算値ととも
    に出力する電力の種類に対応する電気料金単価を前記電
    気料金単価記憶手段を検索して選定する電気料金単価選
    定手段と、該選定された電気料金単価と前記電力量積算
    手段が積算出力した電力量積算値とから各ユニットごと
    の電気料金を計算する電気料金計算手段と、該電気料金
    計算手段が算出した各ユニットの電力の種類ごとの電気
    料金と前記電力量積算手段が積算した電力量を記憶する
    記憶手段とを含んでなる空気調和装置の料金計算装置。
  4. 【請求項4】 前記電力種類判別手段に接続して配置さ
    れ該電力種類判別手段が出力する電力の種類を示す信号
    があらかじめ定められた特定のものであるとき空気調和
    装置のうちの予め定められた特定のユニットに対し運転
    状態を指令する信号を出力する運転制御用信号出力手段
    とを含んでなることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の空気調和装置の料金計算装置。
  5. 【請求項5】 前記按分手段は、蓄熱ユニットの弁容量
    積算値を、該蓄熱ユニットに接続されている室内ユニッ
    トの弁容量積算値に配分して按分比を算出するものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    空気調和装置の料金計算装置。
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