JP3174910B2 - 周波数発生方法及び回路 - Google Patents

周波数発生方法及び回路

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JP3174910B2
JP3174910B2 JP24726298A JP24726298A JP3174910B2 JP 3174910 B2 JP3174910 B2 JP 3174910B2 JP 24726298 A JP24726298 A JP 24726298A JP 24726298 A JP24726298 A JP 24726298A JP 3174910 B2 JP3174910 B2 JP 3174910B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子測定装置にお
ける水晶発振器等の周波数ソース(信号源)を用いる方
法及び回路に関する。特に、本発明は、携帯型デジタル
・マルチメータの如き比較的安価なデジタル電子測定装
置に用い、周波数が温度に対して安定した電気信号を発
生して、安定した時間基準を必要とする測定の精度を改
善する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電子測定装置においては、時間又
は周波数のいずれかの測定に対して、基準(リファレン
ス・ベース)を具える必要がある。典型的には、所定周
波数の信号を発生するのに適合する発振回路により、上
述の基準を発生する。例えば、低い周波数信号の複数の
発振の間で、比較的高く固定した周波数の信号の発振数
を計数することにより、低周波数信号の周波数を測定で
きる。同様に、2つの事象の間における信号の発振数を
計数することにより、これら事象間の時間測定を行え
る。典型的には、時間又は周波数の測定を行うために、
周波数が温度に対して安定しているか、補償されている
内蔵発振器を用いている。好ましくは、高周波数の発振
を行う発振器が、時間又は周波数の測定における分解能
を所望のものにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発振周波数が
高く、温度安定性(温度変動に対する安定性)が良く、
安価である発振器は、一般的ではない。例えば、1.5
MHzから66MHzまでの周波数範囲内で発振し、価
格が約1ドルの標準水晶結晶板の周波数安定性は、0〜
70度の温度範囲にわたって、わずか約100ppm
(parts-per-million)である。大雑把に言って、温度
安定性を10倍に改善するには、10倍のコストがかか
る。デジタル・マルチメータ(DMM)の如き安価なデ
ジタル電子測定装置においては、かかるコストの差額
は、非常に重要である。
【0004】一方、腕時計に用いる汎用水晶(ウォッチ
・クリスタル)発振器は、温度安定性が比較的に高い。
例えば、1ドル未満のコストで、温度安定性が、0.0
4ppm/[摂氏温度]2である。しかし、ウォッチ・
クリスタルの周波数は、32.768KHzというよう
に比較的低いので、多くの種類の電子測定装置にとって
は、時間分解能が低すぎる。
【0005】よって、DMMの如き安価なデジタル電子
測定装置で用いるために、低減したコストで温度安定性
を良くする方法及び装置(回路)が必要とされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、コストを低
減して、温度安定性の良い周波数を発生する方法及び装
置(回路)を提供して、上述の問題点を改善すると共に
上述の必要性を満足する。本発明では、DMMの如き安
価なデジタル電子測定装置において、比較的温度に反応
しない(即ち、温度依存性が低い)安価な低周波の第1
発振器と、高周波数で安価であるが比較的温度に敏感な
(即ち、温度安定性が良くない、又は、温度依存性が高
い)第2発振器とを用いる。また、本発明によれば、校
正モジュールがこれら第1発振器及び第2発振器に結合
している。校正モジュールは、基準温度にて、基準信号
の周波数により第1発振器の周波数を校正し、動作温度
にて、第1発振器の周波数により第2発振器の周波数を
校正する。なお、動作温度は、一般に、基準温度ではな
い。第1発振器の発振周波数は、温度依存性を無視でき
る(即ち、温度安定性が良い)と考えられるので、装置
の所望動作温度にて、第2発振器の周波数を基準信号の
既知の周波数に関連付けることができる。時間基準又は
周波数基準として、比較的高い周波数の第2発振器を用
いて、高分解能の利点が得られる一方、第1発振器に対
して第2発振器を校正することにより、温度安定性の利
点が得られる。これらは、安価に実現できる。
【0007】したがって、本発明によれば、低減したコ
ストで、温度安定性の良好な周波数を発生する新規で改
良された方法及び装置(回路)を提供できる。従来技術
に対する本発明の方法及び装置の顕著な利点は、同じコ
スト又は低減したコストで、周波数分解能が一層高く、
温度安定性が一層良好なことである。本発明の方法及び
装置には、既存の携帯型DMMに用いるのに適するとい
う顕著な利点もある。本発明の上述及びその他の概念、
特徴及び利点は、添付図を参照した以下の詳細説明から
一層容易に理解できよう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明により、低減した
コストで温度安定性の良い周波数を発生する装置のブロ
ック図である。本発明により温度安定性の良い周波数を
発生する装置(回路)10は、携帯型DMMの如く、コ
ストに左右されるアプリケーションにおいて、最も好都
合に適用できる。しかし、時間又は周波数を高分解能に
解析するため、時間又は周波数の測定用に比較的高周波
数のクロックを発生できることが望ましい。
【0009】よって、従来技術において典型的である、
高価で、高周波で、温度安定性の良い単一のクロック発
生器を用いる代わりに、装置10は、2個のクロック発
生器、即ち、安価で、低周波数で、温度安定性の良い
(温度依存性の低い)第1発振器12と、安価で、高周
波数で、温度に敏感な(温度依存性の高い)第2発振器
14とを具えている。装置10は、これら2個の発振器
を結合する校正モジュール16も含んでいる。
【0010】校正モジュール16は、(1)基準温度に
て既知の基準周波数の基準周波数信号18により、第1
発振器12の周波数を校正し、(2)一般的には基準温
度と異なる任意の装置10の動作温度にて、第1発振器
12の周波数により第2発振器14の周波数を校正す
る。第1発振器12の発振周波数の温度依存性を無視で
きるとすると、第2発振器12の周波数は、周波数が既
知の基準信号に関連付けることができる。
【0011】図2は、安価なデジタル電子測定装置で実
施した本発明の装置のブロック図である。上述の回路要
素は、好ましくは、DMM20の如き安価なデジタル電
子測定装置に予め存在する、即ち、既存のハードウェア
から構成できる。既存のDMM20は、典型的には、校
正又は測定用の電気信号を受ける電気入力端20aと、
カウンタ回路26を構成する比較器19及びカウンタ2
1と、メモリ回路22と、プロセッサ(処理回路)24
とを含んでいる。カウンタ回路26は、入力端20aに
結合して、この入力端に供給された信号のサイクル数を
計数する。プロセッサ24は、メモリ回路22及びカウ
ンタ回路26に結合して、カウンタ回路26の計数を制
御すると共に計数値を受けてメモリ回路22に蓄積し、
メモリ回路22に蓄積された計数値及びデータを読出
し、これら計数値及びデータを処理し、処理した計数値
及びデータをメモリ回路22に書込む。なお、処理回路
24及びカウンタ回路26は、校正モジュール16とし
ても機能する。
【0012】多くの電子装置と同様に、DMM20は、
代表的には、時刻を計時して知らせる時間基準を発生す
るウォッチ・クリスタル発振器を含んでいる。この既存
の構造は、第1発振器12として用いるのに都合がよ
い。第1発振器12(即ち、ウォッチ・クリスタル発振
器)の周波数は、実質的に約32.768KHzであ
る。この周波数は、DMMにおいて信号パラメータを測
定するための所望分解能を得るには、低すぎる。
【0013】このDMM20は、また、処理回路24を
クロックするためのセラミック共振器の如きシステム・
クロック発振器も含んでいる。このシステム・クロック
発振器の周波数は、メガヘルツのレンジである。かかる
システム・クロック発振器の安価なものは、典型的には
温度に対して敏感である(即ち、温度安定性が良くな
い)が、この温度敏感性は、処理回路24をクロックす
る機能にとっては、さほど重要ではない。本発明には、
この構成(システム・クロック発振器)を第2発振器1
4として用いると共に、ウォッチ・クリスタルの第1発
振器12を用いて第2発振器14の温度敏感性を大幅に
低下させる(即ち、第2発振器14の温度安定性を改善
させる)という利点がある。
【0014】第1発振器12は、出力端12aを有し、
この出力端12aから、約32.768KHzの時間基
準信号28を処理回路24に供給する(接続線は、図示
せず)。第2発振器14は、出力端14aを有し、この
出力端14aから、クロック信号30を処理回路24に
供給して(接続線を図示せず)、この処理回路をクロッ
クする。また、カウンタ回路26は、第1発振器の出力
端12a、第2発振器の出力端14a、及びDMMの入
力端20aに結合しており、信号28、30及び18を
夫々受ける。これら信号は、処理回路24で処理できる
ように、デジタル形式に変換される。なお、カウンタ回
路26では、比較器19が入力信号18を所定レベル
(例えば、ゼロ・レベル)と比較して、パルス信号に変
換する。カウンタ21は、第2発振器14からクロック
信号30と、比較器19からの出力信号と、第1発振器
12からの基準時間信号28との関係で決まる計数を後
述の如く行う。
【0015】処理回路24は、ロジック回路を具えてお
り、このロジック回路は、コンピュータ・プログラムを
実行して、カウンタ回路26が発生したデータ及びメモ
リ回路22からのデータを読出したり、データを演算処
理したり、その結果をメモリ回路22に書き込んで、後
で利用したり、ユーザに表示できるようにする。本発明
では、これらカウンタ回路26及び処理回路24を構成
モジュール16としても用いて、これら構成要素を兼用
している。
【0016】上述のハードウェアを用いて、低減したコ
ストで、温度安定性の良い周波数を発生する。図3は、
本発明により、温度安定性の良い周波数を発生する方法
の流れ図である。ステップ34から基準校正を行う。こ
のステップ34では、カウンタ回路26は、処理回路2
4と共に、基準温度Trefにおいて、第2発振器のクロ
ック信号30の所定数で決まる如き所定時間内に発生す
る基準信号18の発振数である第1計数値C1を求め
る。クロック信号30の周波数は、基準信号18の周波
数よりも高いか、低いか、又は等しい。これら2つの信
号の周波数関係に関係なく、第1計数値C1は、基準信
号18の所定数の発振の期間中に生じるクロック信号の
発振数にも相当する。いずれにせよ、計数値C1は、基
準温度における基準信号の測定した周波数に対応する。
【0017】ステップ36において、カウンタ回路26
は、計数値C1を求めるのに用いたクロック信号30の
発振数と同じ発振数の期間中の如く、実質的に同じ時間
内に生じる第1発振器12の時間基準信号28の発振数
である第2計数値C2を求める。この計数値C2は、基
準温度における時間基準信号の測定周波数に対応する。
ステップ36を実行するのに、基準温度の値を知る必要
はないことが理解できよう。
【0018】校正ステップ38において、処理回路24
は、計数値C1及びC2の一方を他方で除算するなどし
て、これら計数値C1及びC2を比較して、校正係数F
1を求める。この係数F1は、時間基準信号28の周波
数と、基準信号18の周波数とを相関させる。ここで、
(1)DMM20の温度変化の結果による時間基準信号
28の周波数変化又は周波数誤差は、測定目的にとって
無視できると仮定するか、又は(2)基準温度からの温
度偏位により比較的小さな誤差が増加する様子は既知で
あり、容易に特徴化でき、その精度を高めるための補償
が容易であると仮定する。よって、DMMと共に用いる
温度の統計的中央値又は最頻度値に基準温度を選択する
ことが好ましいこととが理解できよう。
【0019】ステップ40において、処理回路24は、
校正係数F1を後で利用するためにメモリ回路22に書
き込む。一般的に、上述のステップの総ては、DMMの
製造時に最も都合良く実行され、校正係数F1は、メモ
リ回路22内に存在するROM又は他の不揮発性メモリ
に組み込まれる。しかし、必要に応じて、上述のステッ
プは、DMM20を用いる期間中に実行し、校正係数F
1をユーザが揮発性メモリ又は不揮発性メモリに蓄積し
てもよい。
【0020】以下の信号測定のステップ42〜52は、
校正係数F1を求めて蓄積するステップ34〜40と実
行時が異なるため、開始ステップを分けて別の流れとし
て図3では記載している。ステップ42において、カウ
ンタ回路26は、所定時間にわたる時間基準信号28の
発振数を計数して、この所定時間にわたる対象信号(即
ち、第1発振器12からの時間基準信号28)の発振数
である第3計数値C3を求める。この所定時間は、基準
時間信号28及びクロック信号30のいずれかの所定数
の発振により適切に決めてもよいし、他の時間基準によ
り決めてもよい。
【0021】ステップ42と同様に、概念的には並列的
に、ステップ44において、カウンタ回路26は、同じ
所定時間にわたって、クロック信号30の発振数を計数
して、対象信号(即ち、第2発振器14からのクロック
信号30)の発振数である第4計数値C4を求める。
【0022】ステップ46において、処理回路24は、
計数値C3及びC4の一方を他方で除算するなどして、
これら計数値を比較し、第2校正係数F2を求める。こ
の第2校正係数は、動作温度における第2発振器14の
周波数及び第1発振器12の周波数を相関させる。な
お、所定時間を基準時間信号28及びクロック信号30
の一方で定めて他方を計数する場合、この計数値からそ
のまま第2校正計数F2が求まる点に留意されたい。こ
の場合、ステップ42〜46が1つのステップになる。
【0023】動作温度におけるクロック信号30の周波
数を基準信号の周波数に関連付けるために、ステップ4
8において、処理回路24は、メモリ回路22から第1
校正係数F1を読出す。次に、最終校正ステップ50に
おいて、処理回路24は、動作温度における第2発振器
14の発振周波数を、基準温度における装置10に供給
された基準信号の周波数に関連付ける総合的な校正係数
Fcalを求める。特に、処理回路24は、校正係数F1
及びF2を乗算するなどして、第2校正係数F2を第1
校正係数F1と比較して、総合校正計数Fcalを求め
る。次に、処理回路24は、周波数補正ステップ52に
おいて、総合校正係数Fcalを測定値に適用して、発振
器14における周波数ドリフトにより影響された測定結
果を補正する。
【0024】上述の比較の一例として、ステップ38
で、比C1/C2=F1を求め、ステップ46で、比C
3/C4=F2を求めるとする。次に、Fcal=F1×
F2を求める。この総合校正計数Fcalは、クロック信
号30の発振数を計数して得た周波数測定結果をFcal
と乗算して、クロック信号における周波数エラーを調整
するためのものである。これと等価な処理は、当業者に
は明らかであろう。
【0025】測定ステップ52において、総合補正係数
Fcalを、時間又は周波数の測定値に適用する。この測
定値は、装置10において、基準として第2発振器14
の発振を用いて求め、第2発振器14の周波数における
温度変動誤差を補正する。したがって、装置10は、安
価に時間又は周波数を測定できる。この測定は、動作温
度及び基準温度の差に比較的影響委されない。
【0026】本発明は、安価な電子測定装置に一般的に
用いられているものを上述のハードウェアとして使用で
きるという利点があるが、本発明の要旨を逸脱すること
なく、同等な回路により上述の機能を実行できるという
ことが当業者には理解できよう。
【0027】ウォッチ・クリスタル発振器の発振周波数
では、温度係数が比較的小さいが、その温度依存性は、
温度の2乗で実質的に変化する。しかし、ドリフトの大
きさは、妥当な温度範囲では小さい。一例として、代表
的なウォッチ・クリスタルの温度ドリフトは、約0.0
4ppm/[摂氏温度]2であるが、費用のかからない
システム・クロック発振器の温度ドリフトは大きい。温
度が摂氏10度変化すると、ウォッチ・クリスタルの温
度ドリフトは、システム・クロックの100分の1未満
である。温度が摂氏100度にわたって変化しても、ウ
ォッチ・クリスタルの周波数誤差は、システム・クロッ
クの周波数誤差よりも遥かに小さい。DMMにおいて、
ウォッチ・クリスタルの温度による周波数ドリフトの依
存性の2乗が特に緩和するが、これは、しばしばDMM
が+/−摂氏5度の如き比較的に狭い温度範囲内で動作
するように特定されているためである。
【0028】ウォッチ・クリスタルを用いた際の本発明
の別の利点は、温度に応じた周波数偏差が既知である点
である。したがって、本発明の別の実施例において、装
置10は、第1発振器12に結合した補償モジュールを
用いてもよい。この場合、温度を測定し、第1発振器の
発振周波数を既知の技法により補償する。特に、2mv
/[摂氏温度]の如く、ダイオード接合の電圧が温度に
応じてほぼ線形に変化する素子を用いて、基準温度に
て、電圧を初めに校正して、メモリ回路22に蓄積して
もよい。
【0029】低減したコストで、温度安定性の良い周波
数を発生する本発明による特定の方法及び装置について
上述したが、本発明の要旨を逸脱することなく、上述し
た構成以外に、他の構成を用いこともできることが理解
できよう。例えば、既存のDMMの構成要素を上述では
都合良く用いたが、本発明の要旨を逸脱することなく、
当該技術分野で既知の他の構成要素や付加的な構成要素
を用いてもよい。特定例として、既存の又は付加的なア
ナログ・デジタル変換器を処理回路と共に用いて、計数
値C1〜C4を求めてもよい。
【0030】上述で用いた用語及び表現は、本発明の説
明のためであり、本発明を限定するものではなく、上述
の機能と等価なものを除外するものでもない。
【0031】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、低減した
コストで、温度安定性の良好な周波数を発生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により、低減したコストで温度安定性の
良い周波数を発生する装置のブロック図である。
【図2】安価なデジタル電子測定装置に実施した本発明
の装置のブロック図である。
【図3】本発明により、低減したコストで温度安定性の
良い周波数を発生する方法の流れ図である。
【符号の説明】
12 第1発振器 14 第2発振器 16 校正モジュール 19 比較器 20 DMM 21 カウンタ 22 メモリ回路 24 処理回路(プロセッサ:校正モジュール) 26 カウンタ回路(校正モジュール)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲイリー・エム・ジョンソン アメリカ合衆国 オレゴン州 97124 ヒルズボロ ノース・イースト サー ド・アベニュー 976 (56)参考文献 特開 平11−16467(JP,A) 特開 平3−58515(JP,A) 特開 昭49−79151(JP,A) 特開 昭61−135232(JP,A) 特開 平7−95056(JP,A) 特開 平4−18779(JP,A) 特開 昭55−154807(JP,A) 米国特許4448543(US,A) 国際公開98/20620(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 5/00 H03L 7/00 G01R 15/00 G01R 35/00 H03L 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1温度依存性を有する第1周波数の第
    1信号を発生する第1発振器と、上記第1温度依存性よ
    りも実質的に高い第2温度依存性を有し上記第1周波数
    よりも高い第2周波数の第2信号を発生する第2発振器
    とを具えたデジタル信号測定装置において、 基準温度にて、実質的に同一の期間にわたって、基準信
    号の第1発振数及び上記第1信号の第2発振数を計数
    し、上記第1発振数及び上記第2発振数を比較して第1
    校正係数を求め、 動作温度にて、実質的に同一の期間にわたって上記第1
    信号の第3発振数及び上記第2信号の第4発振数を計数
    し、上記第3発振数及び上記第4発振数を比較して第2
    校正係数を求め、 上記第1校正係数及び上記第2校正係数を比較して、上
    記動作温度における上記第2信号の発振数を上記基準信
    号の対応発振数に関連付けて上記第2信号の周波数を校
    正し、 温度に対して安定した周波数を発生する周波数発生方
    法。
  2. 【請求項2】 第1温度依存性を有する第1周波数の第
    1信号を発生する第1発振器と、上記第1温度依存性よ
    りも実質的に高い第2温度依存性を有し上記第1周波数
    よりも高い第2周波数の第2信号を発生する第2発振器
    とを具えたデジタル信号測定装置において、 基準温度にて、実質的に同一の期間にわたって、基準信
    号の第1発振数及び上記第1信号の第2発振数を計数
    し、上記第1発振数及び上記第2発振数を比較して第1
    校正係数を求め、 動作温度にて、上記第1信号及び上記第2信号の一方の
    所定数発振数の期間にわたって上記第1信号及び上記第
    2信号の他方の発振数を計数して、第2校正係数を求
    め、 上記第1校正係数及び上記第2校正係数を比較して、上
    記動作温度における上記第2信号の発振数を上記基準信
    号の対応発振数に関連付けて上記第2信号の周波数を校
    正し、 温度に対して安定した周波数を発生する周波数発生方
    法。
  3. 【請求項3】 第1温度依存性を有する周波数の第1信
    号を発生する第1発振器と、 上記第1温度依存性よりも実質的に高い第2温度依存性
    を有し、上記第1信号の周波数よりも高い周波数の第2
    信号を発生する第2発振器と、 第1所定温度における上記第1信号の発振周波数を基準
    信号の発振周波数に関連付けた第1校正係数を蓄積する
    メモリ回路と、 上記第1発振器、上記第2発振器及び上記メモリ回路に
    結合された校正モジュールとを具え、 該校正モジュールは、上記動作温度にて、実質的な同一
    の期間にわたって、上記第1信号の発振数及び上記第2
    信号の発振数を計数し、上記第1信号の発振数及び上記
    第2信号の発振数を比較して第2校正係数を求め、上記
    メモリ回路から上記第1校正係数を読み出し、上記第1
    校正係数及び上記第2校正係数を比較して上記動作温度
    における上記第2信号の発振数を上記基準信号の周波数
    に関連付け、上記第2発振器の周波数を校正することを
    特徴とする温度に対して安定した周波数を発生する周波
    数発生回路。
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