JP3174828B2 - 合成樹脂製壜体の重量分布判定方法 - Google Patents
合成樹脂製壜体の重量分布判定方法Info
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- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
- B65D1/0261—Bottom construction
- B65D1/0284—Bottom construction having a discontinuous contact surface, e.g. discrete feet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C2949/00—Indexing scheme relating to blow-moulding
- B29C2949/07—Preforms or parisons characterised by their configuration
- B29C2949/0861—Other specified values, e.g. values or ranges
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、炭酸飲料を密封収納す
る耐圧壜体の内、ビックフットと呼ばれるペタロイド型
底部を有する合成樹脂製２軸延伸ブロー成形壜体、特に
ポリエチレンテレフタレート樹脂製２軸延伸ブロー成形
壜体における底部の樹脂重量分布の良否を判定する重量
分布判定方法に関するものである。
る耐圧壜体の内、ビックフットと呼ばれるペタロイド型
底部を有する合成樹脂製２軸延伸ブロー成形壜体、特に
ポリエチレンテレフタレート樹脂製２軸延伸ブロー成形
壜体における底部の樹脂重量分布の良否を判定する重量
分布判定方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】２軸延伸ブロー成形された大型の耐圧型
合成樹脂製壜体の内、底部をビックフット状ペタロイド
型としたものは、“座”を確保するために、壜本体以外
に別部材である専用のベースカップを必要としないの
で、一つの壜体の成形操作が簡単であると共に、洗浄お
よび組立て等の処理が簡単であり、さらに一つの壜体に
要する合成樹脂材料の量を少なくすることができると云
う利点をもっている。
合成樹脂製壜体の内、底部をビックフット状ペタロイド
型としたものは、“座”を確保するために、壜本体以外
に別部材である専用のベースカップを必要としないの
で、一つの壜体の成形操作が簡単であると共に、洗浄お
よび組立て等の処理が簡単であり、さらに一つの壜体に
要する合成樹脂材料の量を少なくすることができると云
う利点をもっている。
【０００３】このように、ビックフット状ペタロイド型
底部を有する大型な合成樹脂製耐圧壜体は、優れた利点
を有するのであるが、ピックフット状ペタロイド型とな
った底部の樹脂重量の管理が重要で、この底部の樹脂重
量が予め設定されている許容適正重量範囲よりも小さい
と、成形された壜体の“座り”が悪くなり、反対に許容
適正重量範囲よりも大きいと、底部に“割れ”が発生し
易くなると云う現象を生じる。
底部を有する大型な合成樹脂製耐圧壜体は、優れた利点
を有するのであるが、ピックフット状ペタロイド型とな
った底部の樹脂重量の管理が重要で、この底部の樹脂重
量が予め設定されている許容適正重量範囲よりも小さい
と、成形された壜体の“座り”が悪くなり、反対に許容
適正重量範囲よりも大きいと、底部に“割れ”が発生し
易くなると云う現象を生じる。
【０００４】この壜体の底部の樹脂重量の分布、すなわ
ち底部の樹脂重量が予め設定される許容適正重量範囲内
にあるか否かは、壜体の外観からは判断することができ
ず、このため従来は、同一条件で成形された多数の壜体
の中からサンプリングし、このサンプリングした壜体を
破壊して底部の樹脂重量を計量し、その測定値が許容適
正重量範囲内にあるか否かにより、同一条件で成形され
た他の多数の壜体の底部重量分布の良否を判定してい
た。
ち底部の樹脂重量が予め設定される許容適正重量範囲内
にあるか否かは、壜体の外観からは判断することができ
ず、このため従来は、同一条件で成形された多数の壜体
の中からサンプリングし、このサンプリングした壜体を
破壊して底部の樹脂重量を計量し、その測定値が許容適
正重量範囲内にあるか否かにより、同一条件で成形され
た他の多数の壜体の底部重量分布の良否を判定してい
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、成形された壜体の少数を破壊す
ることにより良否を判定するので、無駄が多く、かつ判
定結果がでるまでに時間が掛かるため、場合によっては
不良品を多数生産することになると云う問題があった。
た従来技術にあっては、成形された壜体の少数を破壊す
ることにより良否を判定するので、無駄が多く、かつ判
定結果がでるまでに時間が掛かるため、場合によっては
不良品を多数生産することになると云う問題があった。
【０００６】また、例え壜体の成形条件が同一であって
も、成形された壜体の重量分布は必ずしも同一とは限ら
ず、このため良否の判定の精度が極めて低いと云う問題
があった。
も、成形された壜体の重量分布は必ずしも同一とは限ら
ず、このため良否の判定の精度が極めて低いと云う問題
があった。
【０００７】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、成形された
壜体の外観検査により壜体底部の樹脂重量分布の良否判
定を正確に達成できるようにすることを技術的課題と
し、もって製品化される壜体の品質を無駄なく向上およ
び安定化させることを目的とする。
ける問題点を解消すべく創案されたもので、成形された
壜体の外観検査により壜体底部の樹脂重量分布の良否判
定を正確に達成できるようにすることを技術的課題と
し、もって製品化される壜体の品質を無駄なく向上およ
び安定化させることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の手段は、ペタロイド型底部を有する合成樹脂
製２軸延伸ブロー成形壜体を成形するに際して実施され
るものであること、壜体の一次成形品であるプリフォー
ムの下端部箇所である、この下端部箇所以下のプリフォ
ーム部分の樹脂重量が、壜体の底部の適正樹脂重量と等
しい値となる箇所に判定目印を施すこと、この判定目印
を施したプリフォームで成形された壜体の判定目印が、
予め設定した許容高さ範囲内に位置していることによ
り、成形された壜体の底部の樹脂重量が適正範囲内であ
ると判定すること、にある。
る本発明の手段は、ペタロイド型底部を有する合成樹脂
製２軸延伸ブロー成形壜体を成形するに際して実施され
るものであること、壜体の一次成形品であるプリフォー
ムの下端部箇所である、この下端部箇所以下のプリフォ
ーム部分の樹脂重量が、壜体の底部の適正樹脂重量と等
しい値となる箇所に判定目印を施すこと、この判定目印
を施したプリフォームで成形された壜体の判定目印が、
予め設定した許容高さ範囲内に位置していることによ
り、成形された壜体の底部の樹脂重量が適正範囲内であ
ると判定すること、にある。
【０００９】判定目印を、プリフォームの有底円筒形状
をした筒壁の内外周面の少なくとも一方に一体に付設さ
れた細突周条または細凹周溝とするのが良い。
をした筒壁の内外周面の少なくとも一方に一体に付設さ
れた細突周条または細凹周溝とするのが良い。
【００１０】判定目印を、プリフォーム(1')の有底円筒
形状をした筒壁(8) の外周面に印刷された円周線または
ポイント状マークとするのが良く、ポイント状マークの
場合には、このポイント状マークを筒壁の周方向に沿っ
て３個以上設けるのが良く、このように印刷により判定
目印を成形した場合には、判定目印を洗浄により簡単に
洗い落とせるものとするのが望ましい。
形状をした筒壁(8) の外周面に印刷された円周線または
ポイント状マークとするのが良く、ポイント状マークの
場合には、このポイント状マークを筒壁の周方向に沿っ
て３個以上設けるのが良く、このように印刷により判定
目印を成形した場合には、判定目印を洗浄により簡単に
洗い落とせるものとするのが望ましい。
【００１１】判定目印を、プリフォームの有底円筒形状
をした筒壁の外周面に巻回転写された延び変形自在な転
写フィルムに描かれた直線画、または転写された延び変
形自在な転写フィルムに描かれたポイント状マーク画と
するのが良く、ポイント状マークの場合には、このポイ
ント状マークを筒壁の周方向に沿って３個以上設けるの
が良く、このように転写により判定目印を成形した場合
には、判定目印を描く転写フィルムを、壜体表面から簡
単に剥離できるものとするのが望ましい。
をした筒壁の外周面に巻回転写された延び変形自在な転
写フィルムに描かれた直線画、または転写された延び変
形自在な転写フィルムに描かれたポイント状マーク画と
するのが良く、ポイント状マークの場合には、このポイ
ント状マークを筒壁の周方向に沿って３個以上設けるの
が良く、このように転写により判定目印を成形した場合
には、判定目印を描く転写フィルムを、壜体表面から簡
単に剥離できるものとするのが望ましい。
【００１２】
【作用】壜体の一次成形品であるプリフォームは射出成
形品であるので、その筒壁の肉厚分布を正確に把握する
ことができ、これによって判定目印を正確な位置に施す
ことができる。
形品であるので、その筒壁の肉厚分布を正確に把握する
ことができ、これによって判定目印を正確な位置に施す
ことができる。
【００１３】予め設定される許容高さ範囲は、成形され
る壜体の寸法および形状に応じて決定される壜体底部の
樹脂重量の適正範囲に従って設定されるものであり、基
本的には、適正樹脂重量で成形された壜体底部の上端縁
を基準高さレベルとして、この適正樹脂重量を基準とし
て許容される樹脂重量分に対応した高さ幅を上下に設け
て設定される。
る壜体の寸法および形状に応じて決定される壜体底部の
樹脂重量の適正範囲に従って設定されるものであり、基
本的には、適正樹脂重量で成形された壜体底部の上端縁
を基準高さレベルとして、この適正樹脂重量を基準とし
て許容される樹脂重量分に対応した高さ幅を上下に設け
て設定される。
【００１４】成形された壜体の判定目印が、予め設定さ
れた許容高さ範囲内にあるか否かの判別は、相互に正確
に高さ位置出しされた許容高さ範囲を表示するものに対
し、成形された壜体を重ね合わせ、この壜体に施された
判定目印が表示された許容高さ範囲内に位置しているか
否かを、目視または光学的手段により達成される。
れた許容高さ範囲内にあるか否かの判別は、相互に正確
に高さ位置出しされた許容高さ範囲を表示するものに対
し、成形された壜体を重ね合わせ、この壜体に施された
判定目印が表示された許容高さ範囲内に位置しているか
否かを、目視または光学的手段により達成される。
【００１５】判定目印を、プリフォームに一体成形され
る細突周条または細凹周溝にした場合には、プリフォー
ムの成形と同時に判定目印を設けることができるので、
判定目印をプリフォーム表面に施すための専用の処理工
程を必要とせず、かつ判定目印の計画で安定した位置出
しを達成できる。
る細突周条または細凹周溝にした場合には、プリフォー
ムの成形と同時に判定目印を設けることができるので、
判定目印をプリフォーム表面に施すための専用の処理工
程を必要とせず、かつ判定目印の計画で安定した位置出
しを達成できる。
【００１６】判定目印を、プリフォームの表面への印刷
により施した場合、および転写により施した場合には、
壜体成形後、この判定目印を洗浄で洗い落としたり、引
き剥がしたりすることができるので、判定目印が商品と
しての壜体の外観に悪影響を与えることを防止すること
ができる。
により施した場合、および転写により施した場合には、
壜体成形後、この判定目印を洗浄で洗い落としたり、引
き剥がしたりすることができるので、判定目印が商品と
しての壜体の外観に悪影響を与えることを防止すること
ができる。
【００１７】判定目印が円周線状または３個以上のポイ
ント状マークである場合には、成形された壜体の軸心に
直交する仮想される平面に対する判定目印の位置関係、
すなわちこの仮想される平面に対する判定目印の位置ず
れ程度により、壜体の偏肉程度を判断することもでき
る。
ント状マークである場合には、成形された壜体の軸心に
直交する仮想される平面に対する判定目印の位置関係、
すなわちこの仮想される平面に対する判定目印の位置ず
れ程度により、壜体の偏肉程度を判断することもでき
る。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図１は、１．５リットル壜体に実施した例
を示す壜体１の全体正面図で、壜体は、円筒形状をした
胴部２の下端に、ビックフット状ペタロイド型の底部３
を連設すると共に、胴部２の上端に半球弧殻状の肩部４
を介して、外周面に螺条とフランジとを設けた円筒形状
をした口部５を連設して構成されている。
ら説明する。図１は、１．５リットル壜体に実施した例
を示す壜体１の全体正面図で、壜体は、円筒形状をした
胴部２の下端に、ビックフット状ペタロイド型の底部３
を連設すると共に、胴部２の上端に半球弧殻状の肩部４
を介して、外周面に螺条とフランジとを設けた円筒形状
をした口部５を連設して構成されている。
【００１９】この壜体１の底部３は、底金型で成形され
る部分、すなわち図１において底金型パーティングラン
イ６から下の部分に設定されており、この底部３の適正
樹脂重量は１３．７ｇである。それゆえ、成形された壜
体１の底部３の樹脂重量が適正樹脂重量であるならば、
判定目印７は底金型パーティングライン６と重なること
になる。
る部分、すなわち図１において底金型パーティングラン
イ６から下の部分に設定されており、この底部３の適正
樹脂重量は１３．７ｇである。それゆえ、成形された壜
体１の底部３の樹脂重量が適正樹脂重量であるならば、
判定目印７は底金型パーティングライン６と重なること
になる。
【００２０】図２は、図１に示した壜体１の一次成形品
であるプリフォーム１’の全体正面図で、筒壁８の外周
面下端部には、判定目印７としての細突周条が一体に突
周設されている。
であるプリフォーム１’の全体正面図で、筒壁８の外周
面下端部には、判定目印７としての細突周条が一体に突
周設されている。
【００２１】このプリフォーム１’から２軸延伸ブロー
成形される図１に示した壜体１は、そき全高が３０５mm
であり、底部３の底金型パーティングライン６までの高
さは５０．５mmであり、そして底部３の外径は９２．５
mmである。そして、底部３の適正樹脂重量は、前記した
ように１３．７ｇであり、この適正樹脂重量を基準とし
た適正樹脂重量範囲は、適正樹脂重量に０．３ｇをプラ
ス・マイナスした値、すなわち１３．７±０．３ｇに設
定されている。
成形される図１に示した壜体１は、そき全高が３０５mm
であり、底部３の底金型パーティングライン６までの高
さは５０．５mmであり、そして底部３の外径は９２．５
mmである。そして、底部３の適正樹脂重量は、前記した
ように１３．７ｇであり、この適正樹脂重量を基準とし
た適正樹脂重量範囲は、適正樹脂重量に０．３ｇをプラ
ス・マイナスした値、すなわち１３．７±０．３ｇに設
定されている。
【００２２】このように、底部３の樹脂重量の適正樹脂
重量範囲が設定されると、この適正樹脂重量範囲の重限
界値、すなわち１３．７＋０．３ｇに対応した重限界レ
ベルラインＢ、および適正樹脂重量範囲の軽限界値、す
なわち１３．７−０．３ｇに対応した軽限界レベルライ
ンＡを、図３に示すように、底金型パーティングライン
６を基準として壜体１の表面に位置出しすることがで
き、この軽限界レベルラインＡから重限界レベルライン
Ｂまでの間が、判定目印７の位置する許容高さ範囲Ｈと
なる。
重量範囲が設定されると、この適正樹脂重量範囲の重限
界値、すなわち１３．７＋０．３ｇに対応した重限界レ
ベルラインＢ、および適正樹脂重量範囲の軽限界値、す
なわち１３．７−０．３ｇに対応した軽限界レベルライ
ンＡを、図３に示すように、底金型パーティングライン
６を基準として壜体１の表面に位置出しすることがで
き、この軽限界レベルラインＡから重限界レベルライン
Ｂまでの間が、判定目印７の位置する許容高さ範囲Ｈと
なる。
【００２３】この許容高さ範囲Ｈは、図示実施例の壜体
１においては、壜体１の接地面である下端から５０．５
mmの高さ位置にある底金型パーティングライン６を基準
として、軽限界レベルラインＡが略２mm上位に位置し、
重限界レベルラインＢが略２mm下位に位置するので、そ
の高さ幅は略４mmとなる。
１においては、壜体１の接地面である下端から５０．５
mmの高さ位置にある底金型パーティングライン６を基準
として、軽限界レベルラインＡが略２mm上位に位置し、
重限界レベルラインＢが略２mm下位に位置するので、そ
の高さ幅は略４mmとなる。
【００２４】このようにして許容高さ範囲Ｈの軽限界レ
ベルラインＡと重限界レベルラインＢとを、壜体１の表
面に対応して設定することができるので、成形された壜
体１の外観の一部として現出されている判定目印７が、
この許容高さ範囲Ｈ内に位置しているか否かを検査する
ことにより、成形された壜体１の底部３の良否を判定す
ることができる。
ベルラインＡと重限界レベルラインＢとを、壜体１の表
面に対応して設定することができるので、成形された壜
体１の外観の一部として現出されている判定目印７が、
この許容高さ範囲Ｈ内に位置しているか否かを検査する
ことにより、成形された壜体１の底部３の良否を判定す
ることができる。
【００２５】すなわち、成形された壜体１に付設された
判定目印７が、設定された許容高さ範囲Ｈ内の位置ａに
位置している場合には、この壜体１の底部３の樹脂重量
は、適正樹脂重量範囲内であり、この壜体１は良品と判
定され、判定目印７が、許容高さ範囲Ｈの軽限界レベル
ラインＡよりも上位の位置ｂに位置している場合は、こ
の壜体１の底部３の樹脂重量は適正樹脂重量範囲に不足
し、この壜体１は不良品と判定され、そして判定目印７
が、許容高さ範囲Ｈの重限界レベルラインＢよりも下位
の位置ｃに位置している場合は、この壜体１の底部３の
樹脂重量は、適正樹脂重量範囲に過剰となり、この壜体
１は不良品と判定される。
判定目印７が、設定された許容高さ範囲Ｈ内の位置ａに
位置している場合には、この壜体１の底部３の樹脂重量
は、適正樹脂重量範囲内であり、この壜体１は良品と判
定され、判定目印７が、許容高さ範囲Ｈの軽限界レベル
ラインＡよりも上位の位置ｂに位置している場合は、こ
の壜体１の底部３の樹脂重量は適正樹脂重量範囲に不足
し、この壜体１は不良品と判定され、そして判定目印７
が、許容高さ範囲Ｈの重限界レベルラインＢよりも下位
の位置ｃに位置している場合は、この壜体１の底部３の
樹脂重量は、適正樹脂重量範囲に過剰となり、この壜体
１は不良品と判定される。
【００２６】上記した成形された壜体１の底部３の樹脂
重量の具体的な良否判定操作は、例えば壜体１の搬送ラ
インの背面に、この搬送ライン上を走行搬送される成形
された壜体１に対して、許容高さ範囲Ｈの軽限界レベル
ラインＡと重限界レベルラインＢの表示物を正確に位置
出しして配置し、搬送路の側方から、搬送中の壜体１の
判定目印７の表示物の許容高さ範囲Ｈに対する位置関係
を目視により観察して判定するとか、搬送中の壜体１
を、テレビカメラで正確に高さ方向の位置出しをした状
態で写し出し、この写し出した壜体１の判定目印７が、
予め電子的に設定された許容高さ範囲Ｈ内に位置してい
るか否かを電気的に判断する等の手法により達成され
る。
重量の具体的な良否判定操作は、例えば壜体１の搬送ラ
インの背面に、この搬送ライン上を走行搬送される成形
された壜体１に対して、許容高さ範囲Ｈの軽限界レベル
ラインＡと重限界レベルラインＢの表示物を正確に位置
出しして配置し、搬送路の側方から、搬送中の壜体１の
判定目印７の表示物の許容高さ範囲Ｈに対する位置関係
を目視により観察して判定するとか、搬送中の壜体１
を、テレビカメラで正確に高さ方向の位置出しをした状
態で写し出し、この写し出した壜体１の判定目印７が、
予め電子的に設定された許容高さ範囲Ｈ内に位置してい
るか否かを電気的に判断する等の手法により達成され
る。
【００２７】なお、壜体１の判定目印７による底部３の
樹脂重量の良否判定操作時に、直立した壜体１の判定目
印７の水平面に対する傾斜角度を観察することにより、
この判定目印７の水平面に対する傾斜程度に従って、壜
体１に生じた偏肉程度を判断することができる。
樹脂重量の良否判定操作時に、直立した壜体１の判定目
印７の水平面に対する傾斜角度を観察することにより、
この判定目印７の水平面に対する傾斜程度に従って、壜
体１に生じた偏肉程度を判断することができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。成形された壜体の外観検
査により、壜体の底部の樹脂重量が適正樹脂重量範囲内
にあるか否かを正確に判定するので、壜体底部の樹脂重
量管理を非破壊簡単に達成でき、もって壜体底部の樹脂
重量管理を経済的に達成することができる。
で、以下に示す効果を奏する。成形された壜体の外観検
査により、壜体の底部の樹脂重量が適正樹脂重量範囲内
にあるか否かを正確に判定するので、壜体底部の樹脂重
量管理を非破壊簡単に達成でき、もって壜体底部の樹脂
重量管理を経済的に達成することができる。
【００２９】壜体の外観検査により、壜体底部の樹脂重
量が適正樹脂重量範囲内にあるか否かを正確に判定する
ことができるので、その判定が素早いと共に極めて簡単
であり、もって壜体底部の樹脂重量管理を壜体の搬送ラ
インを停止させることなく、壜体の成形現場で簡単にか
つ素早く達成できる。
量が適正樹脂重量範囲内にあるか否かを正確に判定する
ことができるので、その判定が素早いと共に極めて簡単
であり、もって壜体底部の樹脂重量管理を壜体の搬送ラ
インを停止させることなく、壜体の成形現場で簡単にか
つ素早く達成できる。
【００３０】壜体の外観検査により、壜体底部の樹脂重
量が適正樹脂重量範囲内にあるか否かを正確に判定する
ことができるので、全ての壜体に対して重量分布判定を
実施することができ、もって壜体の品質の向上および品
質の安定化を得ることができる。
量が適正樹脂重量範囲内にあるか否かを正確に判定する
ことができるので、全ての壜体に対して重量分布判定を
実施することができ、もって壜体の品質の向上および品
質の安定化を得ることができる。
【図１】本発明方法により成形された壜体の一実施例を
示す全体正面図。
示す全体正面図。
【図２】図１に示した壜体の一次成形品であるプリフォ
ームの正面図。
ームの正面図。
【図３】本発明方法の説明に供する壜体要部の正面図。
１ ； 壜体 １’； プリフォーム ２ ； 胴部 ３ ； 底部 ４ ； 肩部 ５ ； 口部 ６ ； 底金型パーティングライン ７ ； 判定目印 ８ ； 筒壁 Ｈ ； 許容高さ範囲 Ａ ； 軽限界レベルライン Ｂ ； 重限界レベルライン ａ ； 位置 ｂ ； 位置 ｃ ； 位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 49/00 - 49/80
Claims (11)
- 【請求項１】 ペタロイド型底部(3) を有する合成樹脂
製２軸延伸ブロー成形壜体(1) を成形するに際して、前
記壜体(1) の一次成形品であるプリフォーム(1')の下端
部箇所である、該下端部箇所以下の前記プリフォーム
(1')部分の樹脂重量が、前記壜体(1) の底部(3) の適正
樹脂重量と等しい値となる箇所に判定目印(7) を施し、
該判定目印(7) を施したプリフォーム(1')で成形された
壜体(1)の前記判定目印(7) が、予め設定した許容高さ
範囲(H) 内に位置していることにより、前記成形された
壜体(1) の底部(3) の樹脂重量が適正範囲内であると判
定する合成樹脂製壜体の重量分布判定方法。 - 【請求項２】 判定目印(7) を、プリフォーム(1')の有
底円筒形状をした筒壁(8) の内外周面の少なくとも一方
に一体に付設された細突周条とした請求項１に記載の合
成樹脂製壜体の重量分布判定方法。 - 【請求項３】 判定目印(7) を、プリフォーム(1')の有
底円筒形状をした筒壁(8) の内外周面の少なくとも一方
に一体に付設された細凹周溝とした請求項１に記載の合
成樹脂製壜体の重量分布判定方法。 - 【請求項４】 判定目印(7) を、プリフォーム(1')の有
底円筒形状をした筒壁(8) の外周面に印刷された円周線
とした請求項１に記載の合成樹脂製壜体の重量分布判定
方法。 - 【請求項５】 判定目印(7) を、プリフォーム(1')の有
底円筒形状をした筒壁(8) の外周面に印刷されたポイン
ト状マークとした請求項１に記載の合成樹脂製壜体の重
量分布判定方法。 - 【請求項６】 判定目印(7) であるポイント状マーク
を、筒壁(8) の周方向に沿って３個以上設けた請求項５
に記載の合成樹脂製壜体の重量分布判定方法。 - 【請求項７】 判定目印(7) を、洗浄により簡単に洗い
落とせるものとした請求項４または５または６に記載の
合成樹脂製壜体の重量分布判定方法。 - 【請求項８】 判定目印(7) を、プリフォーム(1')の有
底円筒形状をした筒壁(8) の外周面に巻回転写された延
び変形自在な転写フィルムに描かれた直線画とした請求
項１に記載の合成樹脂製壜体の重量分布判定方法。 - 【請求項９】 判定目印(7) を、プリフォーム(1')の有
底円筒形状をした筒壁(8) の外周面に転写された延び変
形自在な転写フィルムに描かれたポイント状マーク画と
した請求項１に記載の合成樹脂製壜体の重量分布判定方
法。 - 【請求項１０】 判定目印(7) であるポイント状マーク
画を、筒壁(8) の周方向に沿って３個以上設けた請求項
９に記載の合成樹脂製壜体の重量分布判定方法。 - 【請求項１１】 判定目印(7) を描く転写フィルムを、
壜体(1) 表面から簡単に剥離できるものとした請求項８
または９または１０に記載の合成樹脂製壜体の重量分布
判定方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP14491792A JP3174828B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 合成樹脂製壜体の重量分布判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14491792A JP3174828B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 合成樹脂製壜体の重量分布判定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309723A JPH05309723A (ja) | 1993-11-22 |
| JP3174828B2 true JP3174828B2 (ja) | 2001-06-11 |
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ID=15373252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14491792A Expired - Fee Related JP3174828B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 合成樹脂製壜体の重量分布判定方法 |
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| JP (1) | JP3174828B2 (ja) |
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-
1992
- 1992-05-11 JP JP14491792A patent/JP3174828B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH05309723A (ja) | 1993-11-22 |
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