JP3174600U - 足底面にスリットを設けてなる靴下 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】丸編地よりなる足部5の足底面8の適宜コース間に、コース方向に延びるスリット9を配した靴下であって、前記スリットは、スリットの一側縁を構成する編地コースの第1コースの編糸と、スリットの他側縁を構成する編地コースの第2,第3コースの編糸とよりなり、第1コースの編糸のループは次コースの編糸が係止されていない目隠し状のループとし、第2コースの編糸は第3コースの編糸のループに流し編状に所定ウエール間止め糸として添えられ、所定ウエール間をスリットとした足底面にスリットを設けた。
【選択図】図1
Description
図1に示す靴下1は、丸編靴下編機によって口編部2から編成を開始する。
環状に並列された複数の針によって、円筒状の口編部2の編地を所定コース数編成したとき、該円筒状編地の編み始めコースと口編部の最後のコースとを一体に編綴2aし編地が二重に折り返されている口編部2とする。口編部2に続いて脚部3を筒状に適宜のコース数編成した後、踵部4の編成に移る。踵部4は環状に配した針の約半数の針を用い、編成が進むにつれて編幅、即ちウエール数を減少させることによって台形の編地4aを往復編成し、所定の減少された編幅となった際に、次に編幅を増加させ、編幅が編み始めのウエール数に戻るまで台形の編地4bを台形の編地4aと対称形に往復編成し、この間台形の編地4a,4bの両側縁の対向する斜辺同志を編綴することによって、台形の編地の両側の斜辺がそれぞれ一体化されゴアラインGを形成し、袋状となった踵部4を形成する。上記の台形の編地4a,4bは図示しないが複数の台形の編地を長辺同士或は短辺同士連続することによって袋状の踵のふくらみを大きくすることも任意に出来る。
爪先部6は、足部5を編成した針の半数の針を用い往復編成すると同時に編成が進むにつれ編幅を減らす事によって台形の編地6aを所定コース編成してから、逆に順次編幅を増加して台形の編地6aと対称形の台形の編地6bを編成すると共に、重ねた各台形編地6a,6bの両側斜辺を編み綴じした袋状のものとし、爪先部6の最終コースと前記足部5の胛側の最終コースとの間をリンキング7或は縫製等適宜手段で閉じる。
本考案靴下1は、上記編成過程において、足部5を編成する際に、足底部8の前後方向中心線X−X線と直交する方向に向いて、即ち、例えば足底部8の土踏まず部位の編地のコース間にコース方向に延びるスリット9を形成したことを特徴としている。
足底部8を含む足部5は筒状に編成されているが、図3に示す組織は、地組織を平編とし中央にスリット9を配して編成した靴下の足底部8のスリット9の周囲のみ拡大した図である。
足部5は、筒状に全針で編成を開始する。編地は第1コース(イ),第2コース(ロ),第3コース(ハ)の順に、環状に配された針に給糸され編地が編成されるが、図3に示す如く、スリット9の縁部の編地の第1コース(イ)の次にスリット9を、編地のコース方向に平行に入れようとする場合、環状に編成された足部5の足底部8の編地を環状に第1コース(イ)を編成した後、給糸状態にない(糸を持たない)他方の編成口を用い足底部8の編地のコース間に添うスリット9のウェール針を編成状態に操作しループを脱出させ、スリット9以外のウェールの針は未編成状態に操作し、ループをそのまま保持させる。図示の例ではウエール針列Bからウエール針列Y間がスリット9となる。
従って、足底面8のスリット9周囲の編地に組織の崩落が生じないように、例えば第1コース(イ)と、その前のコース糸に熱融着性の糸を用いて靴下編成後、靴下を加熱し、熱融着糸と他糸のループの接点を融着してループの崩れを防止することも行うことが出来る。
2 口編部
3 脚部
4 踵部
5 足部
6 爪先部
7 リンキング
8 足底面
9 スリット
10 ループ
G ゴアライン
Claims (1)
- 丸編地よりなる足部の足底面の適宜コース間に、コース方向に延びるスリットを配した靴下であって、前記スリットは、スリットの一側縁を構成する編地コースの第1コースの編糸と、スリットの他側縁を構成する編地コースの第2,第3コースの編糸とよりなり、第1コースの編糸のループは次コースの編糸が係止されていない目隠し状のループとし、第2コースの編糸は第3コースの編糸のループに流し編状に所定ウエール間止め糸として添えられ、所定ウエール間をスリットとしたことを特徴とする足底面にスリットを設けてなる靴下。
Priority Applications (1)
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JP2012000178U JP3174600U (ja) | 2012-01-17 | 2012-01-17 | 足底面にスリットを設けてなる靴下 |
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JP2012000178U JP3174600U (ja) | 2012-01-17 | 2012-01-17 | 足底面にスリットを設けてなる靴下 |
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JP3174600U true JP3174600U (ja) | 2012-03-29 |
Family
ID=48001723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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2012
- 2012-01-17 JP JP2012000178U patent/JP3174600U/ja not_active Expired - Fee Related
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