JP3174600U - 足底面にスリットを設けてなる靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】靴下の足底部の通気性,排湿性等を高め、温度,湿度等の過度の上昇を防止出来る靴下を提供する。
【解決手段】丸編地よりなる足部5の足底面8の適宜コース間に、コース方向に延びるスリット9を配した靴下であって、前記スリットは、スリットの一側縁を構成する編地コースの第1コースの編糸と、スリットの他側縁を構成する編地コースの第2,第3コースの編糸とよりなり、第1コースの編糸のループは次コースの編糸が係止されていない目隠し状のループとし、第2コースの編糸は第3コースの編糸のループに流し編状に所定ウエール間止め糸として添えられ、所定ウエール間をスリットとした足底面にスリットを設けた。
【選択図】図1

Description

本考案は、踵部と爪先部との間に丸編機により筒状に編成された足部の足底面に、コース方向に延在するスリットを編成して設けた靴下に関する。
近時、胛部が開いた靴を履いた際に、靴下を着用しているのを見られるのを避けるために、着用時、靴の中に靴下が隠れる程度の高さに編成した靴下が作られている。
例えば、爪先部の袋状の生地と踵部の袋状の生地を前後に配し、それらの袋状の生地を環状布帛で連結したような靴下が考えられている(特許文献1)。このような靴下は、靴下の胛部と足底部に大きく円形の開口が出来、胛部の編地が外部から見られることは少なくなるが、足底の土踏まず部に生地が無いことにより靴を履いた際、靴底に直接足裏が接し、足裏部に熱が籠もり或は靴底部の湿度が高くなり感触を損なうことにもなった。
特開2002−317303号公報
本考案は、前記の点に鑑みて、靴下の足底部の通気性,排湿性等を高め、温度,湿度等の過度の上昇を防止出来るようにすることを目的とし、筒状に編成された靴下の足部の、足底面に、靴下のコース方向に延在する足底中心線と直交する、足底の幅方向に延びる、スリットを設けたことを特徴とする。
本考案は、丸編地よりなる筒状の足部の足底面の適宜コース間に、コース方向に延在するスリットを配した靴下であって、前記スリットは、スリットの一側縁を構成する編地コースの第1コースの編糸と、スリットの他側縁を構成する編地コースの第2,第3コースの編糸とよりなり、第1コースの編糸のループは次コースの編糸が係止されていない目隠し状のループとし、第2コースの編糸は第3コースの編糸のループに流し編状に所定ウエール間止め糸として添えられ、足底面の所定ウエール間にスリットを4形成した。
本考案靴下は、それを着用し履物を履いた際に履物内の湿度・温度の高まり易い足底部において、足部の足底部の適宜コース間の足底編地にコース方向に延びるスリットを設けたために、該部の足底部幅方向全面に良好な換気が行え、良好な着用感触を得ることが出来る。
コース方向に向かうスリットに接する第1の編糸には熱融着糸を用い編地編成後、該糸のループ接点を加熱融着してなるために、スリットに接するコースの組織が開き目のコースであってもスリットにほつれが生じスリットの形がくずれることはない。
本考案靴下の側面図。 同底面図。 地組織を平編とし中央にスリットを配して編成した靴下の足底部のスリット周囲の拡大組織図。
本考案靴下1の、実施の一例を図面と共に次に説明する。
図1に示す靴下1は、丸編靴下編機によって口編部2から編成を開始する。
環状に並列された複数の針によって、円筒状の口編部2の編地を所定コース数編成したとき、該円筒状編地の編み始めコースと口編部の最後のコースとを一体に編綴2aし編地が二重に折り返されている口編部2とする。口編部2に続いて脚部3を筒状に適宜のコース数編成した後、踵部4の編成に移る。踵部4は環状に配した針の約半数の針を用い、編成が進むにつれて編幅、即ちウエール数を減少させることによって台形の編地4aを往復編成し、所定の減少された編幅となった際に、次に編幅を増加させ、編幅が編み始めのウエール数に戻るまで台形の編地4bを台形の編地4aと対称形に往復編成し、この間台形の編地4a,4bの両側縁の対向する斜辺同志を編綴することによって、台形の編地の両側の斜辺がそれぞれ一体化されゴアラインGを形成し、袋状となった踵部4を形成する。上記の台形の編地4a,4bは図示しないが複数の台形の編地を長辺同士或は短辺同士連続することによって袋状の踵のふくらみを大きくすることも任意に出来る。
次に、足部5を編成する。踵部4の編成に用いた針と、踵部4の編成時には使用されず脚部3の編成に使用され、その後休止していた針を加え全針によって、足部5を筒状に編成し、最後に爪先部6の編成となる。
爪先部6は、足部5を編成した針の半数の針を用い往復編成すると同時に編成が進むにつれ編幅を減らす事によって台形の編地6aを所定コース編成してから、逆に順次編幅を増加して台形の編地6aと対称形の台形の編地6bを編成すると共に、重ねた各台形編地6a,6bの両側斜辺を編み綴じした袋状のものとし、爪先部6の最終コースと前記足部5の胛側の最終コースとの間をリンキング7或は縫製等適宜手段で閉じる。
本考案靴下1は、上記編成過程において、足部5を編成する際に足底部8の編地のコース間に添うスリット9を形成する。
本考案靴下1は、上記編成過程において、足部5を編成する際に、足底部8の前後方向中心線X−X線と直交する方向に向いて、即ち、例えば足底部8の土踏まず部位の編地のコース間にコース方向に延びるスリット9を形成したことを特徴としている。
スリット9の編成手段につき、次に説明する。
足底部8を含む足部5は筒状に編成されているが、図3に示す組織は、地組織を平編とし中央にスリット9を配して編成した靴下の足底部8のスリット9の周囲のみ拡大した図である。
足部5は、筒状に全針で編成を開始する。編地は第1コース(イ),第2コース(ロ),第3コース(ハ)の順に、環状に配された針に給糸され編地が編成されるが、図3に示す如く、スリット9の縁部の編地の第1コース(イ)の次にスリット9を、編地のコース方向に平行に入れようとする場合、環状に編成された足部5の足底部8の編地を環状に第1コース(イ)を編成した後、給糸状態にない(糸を持たない)他方の編成口を用い足底部8の編地のコース間に添うスリット9のウェール針を編成状態に操作しループを脱出させ、スリット9以外のウェールの針は未編成状態に操作し、ループをそのまま保持させる。図示の例ではウエール針列Bからウエール針列Y間がスリット9となる。
このため第2コース(ロ)の編成に際して、編糸をウェールBからウェールYの間に編み出し状態に位置させ、Zウェールからは通常通りの編目(平編)を継続する。次に第3コース(ハ)が編成されると上記スリット9に対位する第2コース(ロ)の糸は第3コース(ハ)の糸により編地のループに編み込まれ、ほつれ止糸の効果を発揮している。
第1コース(イ)の、スリット9に対向して位置するループ10は上記第2コース(ロ)の如きほつれ止めの作用を発揮する組織とは云えない。従って、靴下使用中、強い外力が加わり、或は生地が揉まれたりした場合に、ループ10が編地のほつれの原因ともなることが考えられる。
従って、足底面8のスリット9周囲の編地に組織の崩落が生じないように、例えば第1コース(イ)と、その前のコース糸に熱融着性の糸を用いて靴下編成後、靴下を加熱し、熱融着糸と他糸のループの接点を融着してループの崩れを防止することも行うことが出来る。
然し、上記の如き処理をせずとも、当該コースを編成する糸の性質を選び糸の表面が滑りにくい摩擦抵抗を有する糸或は組織織の崩れが生じにくい特徴を有する糸を用いる、或は、編糸の表面が搦まり易い微細な毛で被われているが如き編糸を用いることによって前記効果を発揮するようにしても良い。
本考案靴下にあっては、履物を履いた際に履物内で高まり易い、足底部における温度・湿度などを低下することを目的としているが、現在、体がアップの目的等で行われている水中ウォーキングの際などに本考案靴下を使用すれば、靴下を着用し水中に入った際の靴下内での水の滞留を防ぎ、肌と屈したとの間に過度の量の水が停滞することなく、安全に着用することが可能とすることが出来る。
1 靴下
2 口編部
3 脚部
4 踵部
5 足部
6 爪先部
7 リンキング
8 足底面
9 スリット
10 ループ
G ゴアライン

Claims (1)

  1. 丸編地よりなる足部の足底面の適宜コース間に、コース方向に延びるスリットを配した靴下であって、前記スリットは、スリットの一側縁を構成する編地コースの第1コースの編糸と、スリットの他側縁を構成する編地コースの第2,第3コースの編糸とよりなり、第1コースの編糸のループは次コースの編糸が係止されていない目隠し状のループとし、第2コースの編糸は第3コースの編糸のループに流し編状に所定ウエール間止め糸として添えられ、所定ウエール間をスリットとしたことを特徴とする足底面にスリットを設けてなる靴下。
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