JP3174376U - 放出香製品 - Google Patents

Abstract

【課題】機械装置や火及び熱等を用いないで、自然の空気が通り抜けるたびに、本体に担持させた放出香成分が本体の開口部を通して放香する放出香製品を提供する。
【解決手段】円錐形或いは角錐形或いは円柱形或いは角柱形など立体形１を成し、上部及び底部及び側面部に開口部２，３，４を設けた本体に放出香成分を吸着もしくは吸収させ、部屋の開け閉めや人の出入りなどで生じる自然な空気が通り抜けるたびに本体の開口部を通して放出香成分が漂う構造とする。立体的な形状に作成する本体に使用する材料としては、放出香成分が吸着もしくは吸収しやすい素材である紙或いは紙成型品或いは素焼き陶器或いは石膏或いは繊維或いは木材或いはプラスチックなど１種或いは２種以上の組み合わせを用い、該本体の上部及び底部及び側面部の開口部の数や穴の大きさにより空中への放散具合を調整する。
【選択図】図２

Description

本考案は、紙又は紙成型品、素焼き陶器、石膏、繊維、木材など放出香成分の吸着・吸収機能の優れた素材からなる簡易で安価な放出香製品に関する。

放出香製品に関しては、容器と溶液、装置と溶液の製品先行技術が多く見受けられます。ゲル状、粒ゲル或いは液状品の技術開発、またそれらと装置の組み合わせたものが大多数である。

考案が解決しょうとしている課題

ゲル状、粒ゲル或いは液状品は、それだけでは香りが充分に拡散しない。そのため機械装置との併用が必要となる。また液状品の場合 倒れた時の液漏れの心配もある。加工も複雑で困難である。
本製品は加工が容易く、装置の必要もなく、自然の対流を利用し６〜８畳の空間を充分に満たす香りが、長時間持続可能で、且つ安価である。

課題を解決するための手段

上記の課題を解決するために、本考案の放出香製品は本体に紙、石膏等を用いることで、組み立ても容易で、放出香成分も本体に直接塗布したり、散布したりできるため安価で、倒れても今までの市販品と違い液が洩れる心配もなく、開口部を塞ぐことで余分な放香も調整できる様になる。機械装置や火及び熱等を用いないで、自然の空気が本体の開口部を通り抜けることで放香が可能な放出香製品である。

図１に示す平板本体に、放出香成分を塗布或いは散布し、バインダーで固定する。次に図２に示すように壁面又は側面に穴を開け開口部４とする。次に底部に穴を開け開口部３とする。７の罫線を折って５の差し込みを６の穴部に差し入れて固定する。

考案の効果

本考案の放出香製品は、紙、石膏等を用いるために簡単に立体化でき、担持させた放出香成分は室内の空気が滞留時は、本体内部に充満し、少しの通気で外部へ広がる安価で実用性、装飾性に優れています。

本考案に係る紙を用いた放出香製品の平板図 本考案に係る紙を用いた放出香製品の斜視図

１‥‥本体 ２‥‥開口部
３‥‥開口部 ４‥‥開口部
５‥‥差し込み部 ６‥‥穴部
７‥‥罫線

Claims (2)

1. 本体に放出香成分を付着もしくは展着させ、空気が通り抜けるたびに本体の開口部を通して放出香成分が漂う構造の放出香製品。
2. 立体的な形状に作成する本体に、放出香成分が吸着、吸収しやすい紙、紙成型品、素焼き陶器、石膏、繊維、木材を用いる。該本体に設ける開口部の数によって空中への放散具合を調整できる請求項１記載の放出香製品。

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