JP3174174B2 - 人工衛星の姿勢制御装置 - Google Patents

人工衛星の姿勢制御装置

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JP3174174B2
JP3174174B2 JP31801792A JP31801792A JP3174174B2 JP 3174174 B2 JP3174174 B2 JP 3174174B2 JP 31801792 A JP31801792 A JP 31801792A JP 31801792 A JP31801792 A JP 31801792A JP 3174174 B2 JP3174174 B2 JP 3174174B2
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克彦 山田
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばロボットア
ームやアンテナなどの可動部を有する、無重力下におけ
る人工衛星において、上記可動部の運動によって生ずる
上記人工衛星の姿勢変動を補償することのできる人工衛
星の姿勢制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、日本ロボット学会誌Vol.
9,No6,p.718(1991)に開示された従来
の人工衛星の姿勢制御装置のブロック図である。
【0003】図7において、51は人工衛星本体、52
は人工衛星本体51に取り付けられたロボットアーム、
53はロボットアーム52のハンド部の加速度や人工衛
星本体51の姿勢角加速度の加速度目標値*ν(以下の
説明において*は1回の時間微分操作を表し、νは人工
衛星本体51の姿勢角速度とロボットアーム52のハン
ド部の速度をまとめた値である)を発生する加速度目標
値発生部、54は加速度目標値*νからロボットアーム
52の関節角加速度**φや姿勢制御用のホイールの角
加速度を演算する関節角加速度演算部、55は関節角加
速度演算部54により演算された関節角加速度**φを
基にさらにロボットアーム52やホイールの制御トルク
を演算する制御トルク演算部、56はホイールなどの姿
勢制御装置、57はロボットアーム制御装置である。
【0004】次に動作について説明する。
【0005】まず、人工衛星本体51の姿勢制御にホイ
ールを用いるものとして、そのホイールの回転角速度と
ロボットアーム52の関節角速度をまとめて関節角速度
*φで表す。
【0006】いま人工衛星全体の運動量,角運動量が零
で保存されているものとすると前記νと*φとの間には
ヤコビ行列Jを用いてν=J(*φ)という関係式が成
立する。
【0007】さらに、この関係式に対し一回の時間微分
を施すと下記に示すように表すことが出来る。
【0008】
【数1】
【0009】加速度目標値発生部53では、すでに述べ
たように人工衛星本体51の姿勢角加速度やロボットア
ーム52のハンド部の加速度の目標値を発生するのであ
るが、これら人工衛星本体51の姿勢角加速度やロボッ
トアーム52のハンド部の加速度の目標値が前記(1)
式の*νに相当する。
【0010】この*νの計算には、人工衛星本体51の
姿勢やロボットアーム52のハンド部の加速度に基づく
制御量が用いられるのが一般的である。
【0011】そして、前記*νから(1)式を用いてロ
ボットアーム52の関節角加速度**φを関節角加速度
演算部54により逆算する。
【0012】このようにしてロボットアーム52の関節
角加速度**φが得られると、人工衛星全体51の運動
方程式に基づいて、制御トルク演算部55は前記得られ
た関節角加速度**φを実現するような人工衛星本体5
1の姿勢制御トルクとロボットアーム52の関節駆動ト
ルクを求める。
【0013】人工衛星本体51の姿勢制御トルクデータ
は、姿勢制御装置56に入力されて人工衛星本体51の
駆動トルクを発生する。
【0014】また、ロボットアーム52の関節駆動トル
クデータは、ロボットアーム制御装置57に入力されて
ロボットアーム52の駆動トルクを発生する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の人工衛星の姿勢
制御装置は、以上のように構成されているので、ロボッ
トアームなどの可動部と人工衛星の姿勢とを同時に制御
することになり、ロボットアームなどの可動部の制御系
と人工衛星の制御系を夫々独立に動作させることができ
ない問題点があった。
【0016】また、運動量の保存則を用いているため
に、姿勢制御系のアクチュエータにはホイールのような
内力を発生するアクチュエータしか用いることが出来
ず、スラスタのような外力を発生するアクチュエータは
使用することができないなどの問題点があった。
【0017】さらにまた、ロボットアーム制御装置57
には、ロボットアーム52の関節駆動トルクを正確に実
現できる高精度のものが要求され、ロボットアーム52
の関節駆動トルクを正確に実現できない場合には人工衛
星の姿勢変動の原因となるなどの問題点があった。
【0018】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、、可動部の制御を人工衛
星の姿勢制御に対し独立して行なうことができ、さらに
スラスタのような外力を発生するアクチュエータを使用
することができ、可動部の制御を高精度に行なうことな
く上記可動部の動作による人工衛星の姿勢変動を抑制し
て人工衛星の姿勢制御精度を向上させることのできる人
工衛星の姿勢制御装置を得ることを目的とする。
【0019】請求項2および請求項3、さらに請求項4
の発明は、可動部の制御を人工衛星の姿勢制御に対し独
立して行なうことができ、さらに可動部の制御を高精度
に行なうことなく上記可動部の動作による人工衛星の姿
勢変動を抑制して人工衛星の姿勢制御精度を向上させる
ことのできる人工衛星の姿勢制御装置を得ることを目的
とする。
【0020】請求項5の発明は、可動部の制御を人工構
造物の姿勢制御に対し独立して行なうことができ、さら
にスラスタのような外力を発生するアクチュエータを使
用することができ、可動部の制御を高精度に行なうこと
なく上記可動部の動作による人工衛星の姿勢変動を抑制
して人工衛星の姿勢制御精度をさらに向上させることの
できる人工衛星の姿勢制御装置を得ることを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る人
工衛星の姿勢制御装置は、可動部分による人工衛星の質
量中心回りの角運動量を時間微分する微分演算手段の演
算結果を基に、可動部分による人工衛星の質量中心回り
の外乱トルクを打ち消すようにスラスタを動作させ、人
工衛星本体の姿勢を制御する姿勢制御トルクを与えるよ
うにしたものである。
【0022】請求項2の発明に係る人工衛星の姿勢制御
装置は、可動部分による人工衛星の質量中心回りの角運
動量を時間微分する微分演算手段の演算結果を基に、上
記可動部分による人工衛星の質量中心回りの外乱トルク
を打ち消すようにジャイロのジンバル角速度を制御し、
人工衛星に姿勢制御トルクを与えるようにしたものであ
る。
【0023】請求項3の発明に係る人工衛星の姿勢制御
装置は、可動部分による人工衛星の質量中心回りの角運
動量を演算する角運動量演算手段の演算結果を基に、上
記可動部分による人工衛星の質量中心回りの外乱角運動
量を打ち消すように複数のホイールの夫々に分配する角
運動量を求める角運動量分配手段と、上記ホイールの夫
々が有する角運動量が上記角運動量分配手段により分配
された角運動量になるように制御するホイール角運動量
制御手段とを備えたものである。
【0024】請求項4の発明に係る人工衛星の姿勢制御
装置は、角運動量演算手段により演算した可動部分によ
る人工衛星の質量中心回りの外乱角運動量を基に、その
外乱角運動量を打ち消すようにジャイロのジンバル角度
を制御して人工衛星に姿勢制御トルクを与えるようにし
たものである。
【0025】請求項5の発明に係る人工衛星の姿勢制御
装置は、可動部分を有した人工衛星の質量中心回りの上
記可動部分による外乱角運動量を演算する角運動量演算
手段と、その角運動量演算手段により演算した外乱角運
動量を基に、その外乱角運動量を打ち消すようにスラス
タを制御し人工衛星に制御トルクを与えるスラスタ制御
手段と、人工衛星本体の姿勢制御を行なうためのフィー
ドバック量および姿勢制御のための指令値を基に、アク
チュエータを制御して人工衛星本体の姿勢制御トルクを
発生させる姿勢制御トルク発生部とを備えたものであ
る。
【0026】
【作用】請求項1の発明における人工衛星の姿勢制御装
置は、可動部分による人工衛星の質量中心回りの角運動
量を演算し、この演算結果を時間微分して上記可動部分
の運動による外乱トルクを求め、その外乱トルクを打ち
消すようにスラスタを動作させて人工衛星に姿勢制御ト
ルクを与え、上記可動部分の運動による外乱トルクを抑
制する一方、人工衛星本体の姿勢制御を姿勢制御のため
の目標値とフィードバックされる制御量とを基に行なう
ようにして、上記可動部分の制御を人工衛星本体の姿勢
制御に対し独立して行なうことを可能にすると共に人工
衛星の姿勢制御精度を向上させる。
【0027】請求項2の発明における人工衛星の姿勢制
御装置は、可動部分による人工衛星の質量中心回りの角
運動量を演算し、この演算結果を時間微分して上記可動
部分の運動による外乱トルクを求め、その外乱トルクを
打ち消すようにジャイロのジンバル角速度を制御して人
工衛星に姿勢制御トルクを与え、上記可動部分の角運動
量による外乱トルクを抑制する一方、人工衛星本体の姿
勢制御を姿勢制御のための目標値とフィードバックされ
る制御量とを基に行なうようにして、上記可動部分の制
御を人工衛星本体の姿勢制御に対し独立して行なうこと
を可能にすると共に人工衛星の姿勢制御精度を向上させ
る。
【0028】請求項3の発明における人工衛星の姿勢制
御装置は、可動部分による人工衛星の質量中心回りの角
運動量を演算し人工衛星に作用する外乱角運動量を求
め、その外乱角運動量を打ち消すような角運動量をホイ
ールにより発生させ上記外乱角運動量による人工衛星の
姿勢変動を抑制する一方、人工衛星本体の姿勢制御を姿
勢制御のための目標値とフィードバックされる制御量と
を基に行なうようにして、上記可動部分の制御を人工衛
星本体の姿勢制御に対し独立して行なうことを可能にす
ると共に人工衛星の姿勢制御精度を向上させる。
【0029】請求項4の発明における人工衛星の姿勢制
御装置は、可動部分による人工衛星の質量中心回りの角
運動量を演算し人工衛星に作用する外乱角運動量を求
め、上記外乱角運動量を打ち消すようにジンバル角度を
制御し人工衛星の姿勢変動を抑制する一方、人工衛星本
体の姿勢制御を姿勢制御のための目標値とフィードバッ
クされる制御量とを基に行なうようにして、上記可動部
分の制御を人工衛星本体の姿勢制御に対し独立して行な
うことを可能にすると共に人工衛星の姿勢制御精度を向
上させる。
【0030】請求項5の発明における人工衛星の姿勢制
御装置は、可動部分による人工衛星の質量中心回りの角
運動量を求め、その角運動量を基にスラスタを動作させ
上記可動部分による外乱角運動量を打ち消すための制御
トルクを発生させる一方、人工衛星本体の姿勢制御を上
記スラスタとは別のアクチュエータにより行ない、人工
衛星本体の姿勢制御に対し独立して上記可動部分の制御
を行なうことを可能にすると共に人工衛星の姿勢制御精
度を向上させる。
【0031】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図につい
て説明する。
【0032】図1において、1は人工衛星本体、2は人
工衛星本体に取り付けられたロボットアーム、3はロボ
ットアーム2の運動により人工衛星全体の質量中心回り
に生ずる角運動量を演算するための角運動量演算部(角
運動量演算手段)である。
【0033】4は角運動量演算部3により演算された角
運動量を疑似的に時間微分する疑似微分演算部(微分演
算手段)、5はスラスタモジュレータ(スラスタ制御手
段)である。
【0034】このスラスタモジュレータ5は、加え合わ
せ点5aと1次遅れ要素5bと3位置リレー要素5cと
を備えている。
【0035】8はスラスタ、9は加え合わせ点、10は
姿勢角指令値とフィードバックされる制御量とから加え
合わせ点9により求められた操作量を基に人工衛星の姿
勢制御を行なう姿勢制御演算部(姿勢制御演算手段)で
あり、例えばPD制御などが行なわれる。
【0036】11aは姿勢制御演算部10の出力と疑似
微分演算部4の出力との加え合わせ点である。
【0037】次に動作について説明する。
【0038】通常、姿勢制御演算部10は、人工衛星本
体1の角運動量などの指令値と人工衛星本体1の図示し
ていない角運動量などの検出装置により検出される制御
量とを基に人工衛星本体1の姿勢制御を行なっており、
これにより人工衛星本体の姿勢は前記指令値と一致する
ように制御されている。
【0039】この場合、姿勢制御演算部10の出力は、
加え合わせ点11aにおいて疑似微分演算部4の出力と
加え合わされ、スラスタモジュレータ5の入力すなわち
人工衛星本体1の姿勢制御トルクの目標値となってい
る。
【0040】人工衛星本体1の姿勢制御トルクの目標値
信号は、加え合わせ点5aを介してスラスタモジュレー
タ5の1次遅れ要素5bに供給され、さらに3位置リレ
ー要素5cに出力される。
【0041】3位置リレー要素5cでは、1次遅れ要素
5bから供給された姿勢制御トルクの目標値信号の大き
さおよびその極性を基に、スラスタ8の推力発生方向お
よびスラスタ8のオン/オフ制御を行なう。
【0042】この場合、スラスタモジュレータ5はスラ
スタ8に対しスラスタモジュレータ5の入力にほぼ等し
いトルクを発生させる働きをしている。
【0043】これはスラスタモジュレータ5がその内部
に備えているフィードバックループのためであり、3位
置リレー要素5cの出力はスラスタ8の噴射信号に直接
対応している。
【0044】また、1時遅れ要素5bはスラスタモジュ
レータ5を安定に動作させる働きをする。
【0045】このような状況において、人工衛星本体に
取り付けられたロボットアーム2が運動すると、そのロ
ボットアームによる人工衛星全体の質量中心回りに生ず
る角運動量haを角運動量演算部3が演算し、疑似微分
演算部4に出力する。
【0046】疑似微分演算部4は、角運動量演算部3が
演算した角運動量haを近似的に時間微分し、外乱トル
ク*haを求める。
【0047】この外乱トルク*haは、人工衛星本体1
の姿勢制御トルクの目標値として、加え合わせ点11
a,5aを介してスラスタモジュレータ5に出力され
る。
【0048】スラスタモジュレータ5は、供給された人
工衛星本体1の姿勢制御トルクの目標値信号に応じてス
ラスタ8を動作させ噴射させる。
【0049】このスラスタ8により人工衛星本体に作用
する姿勢制御トルクは、ロボットアーム2などの可動部
により人工衛星全体の質量中心回りに生ずる外乱トルク
を打ち消すように作用するものであり、この外乱トルク
が打ち消される結果、ロボットアーム2などの可動部の
運動により人工衛星本体1の姿勢角速度が変動すること
はない。
【0050】すなわち、前記角運動量演算部3が演算し
た角運動量ha、人工衛星本体1の姿勢角速度により
生ずる角運動量をhs、スラスタ8により人工衛星に加
わる姿勢制御トルクをγとすると、*ha+*hs=γ
なる関係が成立する。
【0051】したがって、スラスタ8で発生するトルク
γが*haにほぼ等しいと*hsは零となり、hsは人
工衛星本体1の姿勢角速度で決ることから、人工衛星本
体1の姿勢角速度には影響を及ぼさないことになる。
【0052】スラスタで発生するトルクの目標値として
角運動量演算部3で演算して求めた角運動量haを時間
微分して与えればよく、角運動量演算部3で演算して求
めた角運動量haから*haを求めるものが疑似微分演
算部4であり、角運動量haを厳密に時間微分すること
は困難であるが、ロボットアーム2などの可動部の運動
の周波数帯域を考慮すればフィルタ等で実現できる疑似
微分で充分実用になるものである。
【0053】なお、疑似微分演算部4はオブザーバのよ
うな推定器に置き換えてもよい。
【0054】実施例2.以下、請求項2の発明の一実施
例を図について説明する。図2において図1と同一また
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0055】図2において、12はコントロールモーメ
ントジャイロ(以下CMGという)、13はCMG12
のジンバル角速度の目標値を演算するジンバル角速度演
算部、14はジンバル角速度の目標値と加え合わせ点1
1bにフィードバックされるジンバル角速度とを基に、
CMG12のジンバル角速度が目標値と等しくなるよう
に制御を行なうジンバル角速度制御部(ジンバル角速度
制御手段)である。
【0056】図3は、CMG12の一例を示す斜視図で
ある。図3において、12aはモーメンタムホイール、
12bはジンバル台である。
【0057】CMG12は、大きな角運動量を有するモ
ーメンタムホイール12aをジンバル台12b上に構成
し、そのジンバル角を制御することで人工衛星本体1の
姿勢を制御するためのアクチュエータであり、通常CM
Gは複数個存在する。
【0058】次に動作について説明する。
【0059】ロボットアーム2のような可動部が運動し
たときの人工衛星全体の質量中心回りに有する角運動量
を角運動演算部3により演算する。
【0060】この角運動量をhaとし、また人工衛星本
体1の姿勢角速度により生じる角運動量をhsとする。
【0061】いま、i番目のCMGが有する各運動量を
hciとし、j番目のジンバル角をθij、ジンバル角
θijの回転軸方向の単位ベクトルをzijとすると、
ha,hs,hciの間にはほぼ次ぎのような関係が成
立する。
【0062】
【数2】
【0063】ここで「×」はベクトル間の外積を表す。
【0064】従って、下記に示す式(2)の関係を満足
するように*θijを選定すれば人工衛星本体1の姿勢
角速度が変動することがなくなる。
【0065】
【数3】
【0066】*haは疑似微分演算部4の出力として得
られ、さらにこの*haから前記ジンバル角速度*θi
jを満足するCMG12のジンバル角速度目標値を演算
し出力するのがジンバル角速度演算部13の動作であ
る。
【0067】ジンバル角速度制御部14では、CMG1
2のジンバル角速度がジンバル角速度演算部13から出
力されるジンバル角速度目標値と等しくなるように制御
を行なう。
【0068】この結果、CMG12で発生する姿勢制御
トルクが*haにほぼ等しい(方向は逆)と*hsは零
となり、hsは人工衛星本体1の姿勢角速度で決ること
から、人工衛星本体1の姿勢角速度には影響を及ぼさな
いことになる。
【0069】なお、疑似微分演算部4はオブザーバのよ
うな推定器に置き換えてもよい。
【0070】実施例3.以下、請求項3の発明の一実施
例を図について説明する。図4において図1と同一また
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0071】図4において、15は姿勢制御用のホイー
ル(姿勢制御トルク発生部)であり、通常は複数個設け
られている。16は加え合わせ点11aを介して供給さ
れた各運動量をホイール15に分配するための角運動量
分配部(角運動量分配手段)、17は角運動量分配部1
6によりホイール15に対して分配された角運動量の目
標値とホイール15が有する角運動量が一致するよう
に、前記目標値と加え合わせ点11cにフィードバック
されるホイール角運動量とを基にホイール15の回転角
速度の制御を行なう角運動量制御部(ホイール角運動量
制御手段,姿勢制御トルク発生部)である。
【0072】次に動作について説明する。
【0073】ロボットアーム2のような可動部が人工衛
星全体の質量中心回りに有する角運動量を角運動量演算
部3により演算して求める。
【0074】角運動量演算部3により演算して求めた角
運動量をha、人工衛星本体1の姿勢各速度により生じ
る角運動量をhs、複数のホイールの内でi番目のホイ
ール15の有する角運動量をhwiとする。
【0075】スラスタのような外力を発生するアクチュ
エータを用いなければ人工衛星全体の質量中心回りの角
運動量は保存され、次に示す関係式が成立する。
【0076】
【数4】
【0077】従って、下記に示す式(3)の関係を満足
するようにホイール15の回転角速度を制御すれば人工
衛星本体1の姿勢角速度は変動することがない。
【0078】
【数5】
【0079】ホイールは複数個設けられているので、式
(3)が成立するように夫々のホイールに角運動量−h
aを割り振る必要があり、この割り振りを行なうのが角
運動量分配部16である。
【0080】そして、夫々のホイールに対する角運動量
の目標値が得られると、ホイール15に対しては角運動
量の目標値とフィードバックされるホイール15の角運
動量とを基に角運動量制御部17が角運動量の制御を行
ない、ホイール15の角運動量は前記目標値と等しい角
運動量を有するようにする。
【0081】ホイール15の角運動量はその回転角速度
で決るので、回転角速度に回転軸回りの慣性モーメント
を掛ければフィードバックに必要なホイール角運動量を
得ることが出来る。
【0082】一方、姿勢制御演算部10ではロボットア
ーム2の動きにかかわらず通常の姿勢制御を行なえばよ
い。
【0083】この場合、ホイール15は角運動量制御さ
れているので姿勢制御演算部10では角運動量に対応し
た信号を出力することになり、またPI制御などが行な
われることになる。
【0084】実施例4.以下、請求項4の発明の一実施
例を図について説明する。図5において図2と同一また
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0085】図5において、18はCMG12のジンバ
ル角度の目標値を演算して出力するジンバル角度演算
部、19はCMG12のジンバル角度が目標値と一致す
るように、前記目標値と加え合わせ点11dにフィード
バックされるジンバル角度とを基にジンバル角度の制御
を行なうジンバル角度制御部(ジンバル角度制御手段)
である。
【0086】次に動作について説明する。
【0087】ロボットアーム2のような可動部が人工衛
星全体の質量中心回りに有する角運動量を角運動量演算
部3により演算して求める。
【0088】角運動量演算部3により演算して求めた角
運動量をha、人工衛星本体1の姿勢各速度により生じ
る角運動量をhs、i番目のCMG12の有する角運動
量をhciとする。
【0089】スラスタのような外力を発生するアクチュ
エータを用いなければ人工衛星全体の質量中心回りの角
運動量は保存され、次に示す関係式が成立する。
【0090】
【数6】
【0091】従って、下記に示す式(4)の関係を満足
するようにCMG12の角運動量を制御すれば人工衛星
本体1の姿勢角速度は変動することがない。
【0092】
【数7】
【0093】CMG12の角運動量は、ホイールのよう
に回転角速度で制御するのではなく、CMG12を傾け
て角運動量ベクトルの方向を変えることで制御する。
【0094】すなわち、CMG12のジンバル角度を適
当な値に制御し、ロボットアーム2の運動による人工衛
星全体の質量中心回りに生ずる角運動量を打ち消す。
【0095】この場合、角運動量演算部3の出力に応じ
たジンバル角度に制御するためのジンバル角度目標値を
ジンバル角度演算部18で演算して求める。
【0096】そして、夫々のCMGのジンバル角度目標
値が得られると、CMG12に対しては、ジンバル角度
制御部19がジンバル角度の目標値とフィードバックさ
れるCMG12のジンバル角度とを基にジンバル角度の
制御を行ない、CMG12のジンバル角度を前記目標値
に一致させ、夫々のCMGにより生ずる角運動量により
ロボットアーム2の運動による人工衛星全体の質量中心
回りに生ずる角運動量を相殺するように作用させる。
【0097】一方、姿勢制御演算部10ではロボットア
ーム2の動きにかかわらず通常の姿勢制御を行なえばよ
い。
【0098】この場合、CMG12は角運動量制御され
ているので、姿勢制御演算部10では角運動量に対応し
た信号を出力することになり、またPI制御などが行な
われることになる。
【0099】実施例5.以下、請求項5の発明の一実施
例を図について説明する。図6において図1および図4
と同一または相当の部分については同一の符号を付し説
明を省略する。
【0100】図6において、20はスラスタモジュレー
タ5に備えられた積分要素であり、スラスタモジュレー
タ5の出力のフィードバックループに設けられている。
【0101】次に動作について説明する。
【0102】角運動量演算部3は、ロボットアーム2の
ような可動部が人工衛星全体の質量中心回りに有する角
運動量を演算して求める。
【0103】この角運動量をha、人工衛星本体の姿勢
角速度により生じる角運動量をhs、スラスタ8により
人工衛星に付加される角運動量をhtとすると、前記可
動部が人工衛星全体の質量中心回りに有する角運動量h
aと人工衛星本体1の角運動量hsの和は、スラスタ8
により人工衛星本体に付加される角運動量htに等し
く、ha+hs=htと表すことが出来る。
【0104】従って、ht=haとなるようにスラスタ
8を噴射すれば人工衛星本体1の姿勢角速度が変動する
ことはない。
【0105】この場合、スラスタ8が人工衛星に付加す
る角運動量htは、スラスタ8が発生するトルクの時間
積分で与えられるから、スラスタ8に対する出力信号
(噴射指令値)をスラスタモジュレータ5において時間
積分してフィードバックするようにすれば、スラスタ8
が人工衛星に付加する角運動量htをスラスタモジュレ
ータ5の入力とほぼ等しくすることが出来る。
【0106】積分要素20は、この目的のために用いら
れる時間積分要素であり、スラスタモジュレータ5に角
運動量演算部3の出力haを入力すれば、ほぼht=h
aが成り立つことになる。
【0107】姿勢制御演算部10では、ホイール15を
用いた姿勢制御を行っており、スラスタ8の出力とホイ
ール15の出力は並行して人工衛星本体1に入力され
る。
【0108】この場合、ロボットアーム2の角運動量は
スラスタ8により補償されているので、姿勢制御演算部
10ではロボットアーム2の運動を考慮しないで通常の
姿勢制御を行なえばよい。
【0109】なお、この実施例では、スラスタモジュレ
ータ5を3位置リレー要素5cと積分要素20だけで構
成する場合を示したが、スラスタモジュレータ5の安定
性や定常特性が問題になる場合には、3位置リレー要素
5cの前に位相補償要素を設け、スラスタモジュレータ
5の安定性や定常特性を改善することが出来る。
【0110】また、この実施例では、通常の姿勢制御に
ホイール15を用いる場合を示したが、CMGやスラス
タを用いて通常の姿勢制御系を構成してもよい。
【0111】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、可動部の運動による人工衛星全体の質量中に有する
角運動量を求め、これを疑似微分して上記可動部が人工
衛星本体に及ぼす外乱トルクを求め、この外乱トルクを
打ち消すようにスラスタにより制御トルクを与え、この
状態で人工衛星本体の姿勢制御を行なうように構成した
ので、可動部の制御は人工衛星本体の制御に対し独立に
行なうことが出来、また可動部の制御系は高精度の駆動
トルクの制御を行なう必要がなく、上記可動部の運動に
よる人工衛星本体の姿勢変動を抑制し、上記可動部の運
動中においても人工衛星本体の姿勢制御精度を向上させ
ることが出来る効果がある。
【0112】請求項2の発明によれば、可動部の運動に
よる人工衛星全体の質量中に有する角運動量を求め、こ
れを疑似微分して上記可動部が人工衛星本体に及ぼす外
乱トルクを求め、CMGのジンバル角速度を制御して上
記外乱トルクを打ち消すように制御トルクを与え、この
状態で人工衛星本体の姿勢制御を行なうように構成した
ので、可動部の制御は人工衛星本体の制御とは独立に行
なうことが出来、また可動部の制御系は高精度の駆動ト
ルクの制御を行なう必要がなく、さらに姿勢制御用のア
クチュエータが姿勢制御トルクを正確に実現するのが困
難な場合にも用いることができ、上記可動部の運動によ
る人工衛星本体の姿勢変動を抑制し、上記可動部の運動
中においても人工衛星本体の姿勢制御精度を向上させる
ことが出来る効果がある。
【0113】請求項3の発明によれば、可動部の運動に
よる人工衛星全体の質量中に有する角運動量を求め、上
記可動部が人工衛星本体に及ぼす外乱角運動量を求め、
ホイールの角運動量を制御して上記外乱角運動量を打ち
消すように制御トルクを与え、この状態で人工衛星本体
の姿勢制御を行なうように構成したので、可動部の制御
は人工衛星本体の制御とは独立に行なうことが出来、ま
た可動部の制御系は高精度の駆動トルクの制御を行なう
必要がなく、さらに姿勢制御用のアクチュエータが姿
制御トルクを正確に実現するのが困難な場合にも用いる
ことができ、上記可動部の運動による人工衛星本体の姿
勢変動を抑制し、上記可動部の運動中においても人工衛
星本体の姿勢制御精度を向上させることが出来る効果が
ある。
【0114】請求項4の発明によれば、可動部の運動に
よる人工衛星全体の質量中に有する角運動量を求め、上
記可動部が人工衛星本体に及ぼす外乱角運動量を求め、
さらにこの外乱角運動量を打ち消すようにCMGのジン
バル角度を制御し制御トルクを与え、この状態で人工衛
星本体の姿勢制御を行なうように構成したので、可動部
の制御は人工衛星本体の制御とは独立に行なうことが出
来、また可動部の制御系は高精度の駆動トルクの制御を
行なう必要がなく、さらに姿勢制御用のアクチュエータ
が姿勢制御トルクを正確に実現するのが困難な場合にも
用いることができ、上記可動部の運動による人工衛星本
体の姿勢変動を抑制し、上記可動部の運動中においても
人工衛星本体の姿勢制御精度を向上させることが出来る
効果がある。
【0115】請求項5の発明によれば、可動部の運動に
よる人工衛星全体の質量中心に有する角運動量を求め、
上記可動部が人工衛星本体に及ぼす外乱角運動量を求
め、さらにこの外乱角運動量を打ち消すようにスラスタ
を制御し制御トルクを与え、上記可動部の運動による人
工衛星本体の姿勢変動を抑制する一方、人工衛星本体の
姿勢制御を行なうための姿勢制御トルクを発生させる姿
勢制御トルク発生部を備えるように構成したので、可動
部の制御は人工衛星本体の姿勢制御とは独立に行なうこ
とが出来、また可動部の制御系は高精度の駆動トルク
制御を行なう必要がなく、さらに人工衛星本体の姿勢制
御用のアクチュエータが姿勢制御トルクを正確に実現す
るのが困難な場合にも用いることができ、上記可動部の
運動による人工衛星本体の姿勢変動を抑制し、上記可動
部の運動中においても人工衛星本体の姿勢制御精度を向
上させることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による人工衛星の姿
勢制御装置を示すブロック線図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例による人工衛星の姿
勢制御装置を示すブロック線図である。
【図3】請求項2の発明の一実施例による人工衛星の姿
勢制御装置のCMGを示す斜視図である。
【図4】請求項3の発明の一実施例による人工衛星の姿
勢制御装置を示すブロック線図である。
【図5】請求項4の発明の一実施例による人工衛星の姿
勢制御装置を示すブロック線図である。
【図6】請求項5の発明の一実施例による人工衛星の姿
勢制御装置を示すブロック線図である。
【図7】人工衛星の従来の姿勢制御装置を示すブロック
線図である。
【符号の説明】
1 人工衛星本体 2 ロボットアーム 3 角運動量演算部(角運動量演算手段) 4 疑似微分演算部(微分演算手段) 5 スラスタモジュレータ(スラスタ制御手段) 8 スラスタ 10 姿勢制御演算部(姿勢制御演算手段) 12 CMG(ジャイロ) 14 ジンバル角速度制御部(ジンバル角速度制御手
段) 15 ホイール(姿勢制御トルク発生部) 16 角運動量分配部(角運動量分配手段) 17 角運動量制御部(ホイール角運動量制御手段,姿
勢制御トルク発生部) 19 ジンバル角度制御部(ジンバル角度制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B64G 1/28 G05D 1/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部分を有した人工衛星において、上
    記可動部分による人工衛星の質量中心回りの角運動量を
    演算する角運動量演算手段と、その角運動量演算手段の
    演算結果を時間微分する微分演算手段と、上記人工衛星
    の姿勢制御のための制御量と指令値とを基に人工衛星の
    姿勢制御のための操作量を演算する姿勢制御演算手段
    と、上記微分演算手段の演算結果と上記姿勢制御演算手
    段の演算結果とを基にスラスタを動作させ、上記可動部
    分による人工衛星の質量中心回りの角運動量を打ち消す
    と共に人工衛星本体の姿勢を制御する姿勢制御トルクを
    与えるスラスタ制御手段とを備えた人工衛星の姿勢制御
    装置。
  2. 【請求項2】 可動部分を有した人工衛星において、上
    記可動部分による人工衛星の質量中心回りの角運動量を
    演算する角運動量演算手段と、その角運動量演算手段の
    演算結果を時間微分する微分演算手段と、上記人工衛星
    の姿勢制御のための制御量と指令値とを基に人工衛星の
    姿勢制御を行なうための操作量を演算する姿勢制御演算
    手段と、上記微分演算手段の演算結果と上記姿勢制御演
    算手段の演算結果とを基に上記可動部分による人工衛星
    の質量中心回りの角運動量を打ち消すようにジャイロの
    ジンバル角速度を制御し上記人工衛星に姿勢制御トルク
    を与えるジンバル角速度制御手段とを備えた人工衛星の
    姿勢制御装置。
  3. 【請求項3】 可動部分を有した人工衛星において、上
    記可動部分による人工衛星の質量中心回りの角運動量を
    演算する角運動量演算手段と、その人工衛星の姿勢制御
    のための制御量と指令値とを基に人工衛星の姿勢制御に
    ための操作量を演算する姿勢制御演算手段と、上記人工
    衛星に姿勢制御トルクを与える複数のホイールと、上記
    角運動量演算手段の演算結果と上記姿勢制御演算手段の
    演算結果とを基に上記ホイールの夫々に分配する角運動
    量データを求める角運動量分配手段と、その角運動量分
    配手段により求められた角運動量データを基に上記可動
    部分による人工衛星の質量中心回りの角運動量を打ち消
    すように上記ホイールの夫々の角運動量を制御し上記人
    工衛星に姿勢制御トルクを与えるホイール角運動量制御
    手段とを備えた人工衛星の姿勢制御装置。
  4. 【請求項4】 可動部分を有した人工衛星において、上
    記可動部分による人工衛星の質量中心回りの角運動量を
    演算する角運動量演算手段と、その人工衛星の姿勢制御
    のための制御量および指令値とを基に人工衛星の姿勢制
    御のための操作量を演算する姿勢制御演算手段と、上記
    角運動量演算手段の演算結果と上記姿勢制御演算手段の
    演算結果とを基に上記可動部分による人工衛星の質量中
    心回りの角運動量を打ち消すようにジャイロのジンバル
    角度を制御し上記人工衛星に姿勢制御トルクを与えるジ
    ンバル角度制御手段とを備えた人工衛星の姿勢制御装
    置。
  5. 【請求項5】 可動部分を有した人工衛星において、上
    記可動部分による人工衛星の質量中心回りの角運動量を
    演算する角運動量演算手段と、その角運動量演算手段に
    より演算した角運動量を基にスラスタを制御し上記可動
    部分による人工衛星の質量中心回りの角運動量を打ち消
    すように姿勢制御トルクを与えるスラスタ制御手段と、
    人工衛星本体の姿勢制御を行なうための制御量および姿
    勢制御のための指令値を基に、アクチュエータを制御し
    人工衛星本体の姿勢制御トルクを発生させる姿勢制御ト
    ルク発生部とを備えた人工衛星の姿勢制御装置。
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