JP3174167B2 - ロードセンシングプロポーショニングバルブのセンサレバー位置決め装置 - Google Patents

ロードセンシングプロポーショニングバルブのセンサレバー位置決め装置

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JP3174167B2
JP3174167B2 JP25630992A JP25630992A JP3174167B2 JP 3174167 B2 JP3174167 B2 JP 3174167B2 JP 25630992 A JP25630992 A JP 25630992A JP 25630992 A JP25630992 A JP 25630992A JP 3174167 B2 JP3174167 B2 JP 3174167B2
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省三 坂口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロードセンシングプロ
ポーショニングバルブのセンサレバー位置決め装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ロードセンシングプロポーショニングバ
ルブは、車両に設置し、車両の積載荷重に応じて前輪に
対する後輪のブレーキ圧を変えるもので、図3に示した
ように、プロポーショニング部10とセンサー部20を
備えている。
【0003】プロポーショニング部10は、ハウジング
11内にバルブ機構を内装させたもので、プランジャ1
2を備えている。プランジャ12は、差圧ピストン13
を備え、該ピストン13によってシリンダ内を入力圧室
14と出力圧室15とに画成している。この差圧ピスト
ン13は、両室14,15を連通する通路16を有し、
出力圧室15側の圧力作用面積S1 を入力圧室14側の
圧力作用面積S2 よりも大きくしている。また、プラン
ジャ12は、先端に弁体17を備えている。この弁体1
7は、ハウジング11のシリンダ内に設置された弁座1
8に当接し、入力圧室14と出力圧室15との連通を断
つ。また、プランジャ12は、スプリング19によって
付勢され、該プランジャ12の無負荷状態で、弁体17
が弁座18から離反した状態、即ち開弁状態に維持され
ている。
【0004】このプロポーショニング部10では、入力
ポート14aが図示しないマスタシリンダに接続され、
出力ポート15aが図示しないホイールシリンダに接続
される。
【0005】センサ部20は、車両の荷重を検出し、そ
れに対応する力をプロポーショニング部10のプランジ
ャ12の付勢力Fx とするもので、センサレバー21と
センサスプリング22とロッド23とを備えている。レ
バー21は、一端21aをハウジング11に回動自在に
支持させ、他端21bにスプリング22の一端22aを
係合させている。このレバー21は、間隙αをもってプ
ランジャ12の端面に対峙させている。
【0006】そして、この装置は、プロポーショニング
部10のハウジング11が車両のフレーム等に設置さ
れ、センサスプリング22の他端(自由端)22bがロ
ッド23を介して車軸等に取付けられ、車積荷重が増す
と、センサスプリング22が撓むようにレイアウトされ
る。
【0007】ブレーキ操作を行うと、マスタシリンダの
油液は、入力ポート14aを介して入力圧室14に供給
され、さらに通路16、弁体17と弁座18との間を経
て出力圧室15に送給される。そして、この出力圧室1
5の油液は、出力ポート15aを介してホイールシリン
ダに送給される。
【0008】ところで、プランジャ12におけるピスト
ン13は、出力圧室15側の圧力作用面積S2 が入力圧
室14側の圧力作用面積S1 より大きい。したがって、
ピストン13には常にプランジャ12をレバー21方向
(図3において下方)へ移動させようとする差圧が発生
する。そして、その差圧によって、プランジャ12はス
プリング19の付勢力に打勝ってレバー21に当接し、
さらに該レバー21を押下げようとする。しかしなが
ら、レバー21には、車載荷重に応じた付勢力Fx が生
じているため、該付勢力Fx に打勝つまでは、プランジ
ャ12はそこに留められる。この間は、弁体17は弁座
18に当接せず開弁したままであるため、出力圧室15
の圧力は入力圧室14とほぼ等しく増圧される(図4に
おける線OA)。
【0009】そして、ピストン13の上動する力S2 P
O −S1 Po (但しPo は入力圧室14および出力圧室
15の圧力である。)がレバー21の付勢力FX に打勝
つと、プランジャ12は下方へ移動し、弁体17が弁座
18に当接して閉弁する。その後は、入力圧室14側の
圧力P1 (但しP1 >Po )が増大すると、出力圧室1
5側の圧力P2 は、関数S2 P2 =S1 P1 +FX に従
って増大する(図4における線AB)。
【0010】即ち、上記装置では、プランジャ12の下
動する力が車載荷重に応じた付勢力FX に打勝つまで
は、入力圧と出力圧がほぼ等しい圧力で増大し(図4に
おける線OA)、その後は、出力圧は入力圧に対して減
圧された状態で増大する(図4における線AB)。そし
て、図4における折点Aは、車載荷重に応じた付勢力F
X に支配され、車載荷重が増大すると、矢印方向に移動
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロードセン
シングプロポーショニングバルブは、車両に搭載された
状態で所望とする空荷特性に調整しなければならない。
【0012】空荷特性の調整は、車両の空荷状態におい
てブレーキ操作を行ったとき、上記折点Aが設計上予め
設定した値になるように、センサスプリング22の撓み
を調整することによって行われる。例えば、センサスプ
リング22を撓めた状態で入力圧室14に上記予め設定
した値P3 になるまで油液を供給する。この状態におい
ては、出力圧室15の圧力は図10におけるポイント
C′に対応している。次いで、入力圧室14を圧力P3
に保持したまま、出力圧室15の圧力を測定機(X−Y
レコーダー等)で測定しながら、センサスプリング22
の他端22bを下方に移動させて付勢力を徐々に強め
る。すると、センサスプリング22の他端22bがある
位置になると、出力圧がポイントCとなる。この位置が
所望とする空荷特性の折点Aに対応するセンサスプリン
グ22の他端の取付け位置である。
【0013】しかしながら、装置を車両に搭載した状態
で、上記調整を行うことは、作業が極めて煩雑になる。
【0014】そこで、上記調整は、ベンチにて行われ
る。そして、そのときのセンサレバー21の位置を印
し、かつセンサスプリング22の自由端22bの位置を
計測しておいて、車両搭載時にこれを再現させている。
しかしながら、これでも作業は煩雑である。
【0015】そこで、本発明の目的は、車両への搭載作
業が容易になるロードセンシングプロポーショニングバ
ルブのセンサレバー位置決め装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のロードセンシン
グプロポーショニングバルブのセンサレバー位置決め装
置では、一端にピンを立設した2つのホルダ部分を有す
るホルダと、それらのホルダ部分を任意の位置で互いに
固定する固着手段とを備え、さらにバルブハウジングお
よびセンサレバーにピン挿入孔をそれぞれ形成し、それ
らの孔に上記ホルダ部分のピンをそれぞれ挿入し、上記
センサレバーの回動位置を調整した後に、上記固着手段
によって上記ホルダ部分を互いに固定して、上記センサ
レバーの位置決めを行うようにしている。
【0017】
【作用】本発明のロードセンシングプロポーショニング
バルブのセンサレバー位置決め装置は、センサスプリン
グの自由端の位置を所望とする位置に調整した後に、ホ
ルダ部分を互いに固定するだけで、センサスプリングの
自由端をそこに位置決めすることができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明に係るセンサレバー位置決め装
置を備えたロードセンシングプロポーショニングバルブ
を示し、図2はそのセンサレバー位置決め装置を断面に
して示している。
【0019】図1に示したプロポーショニングバルブ
は、センサレバー位置決め装置30を除いて、図3のも
のと変わるところはない。したがって、図1の各対応す
る要素には図3に用いた符号を付して、説明を省略す
る。
【0020】このセンサレバー位置決め装置30は、図
1および図2に示したように、ホルダ31を有してい
る。ホルダ31は、帯状のホルダ部分32,33を備え
ている。ホルダ部分32の一端には、ピン34が立設さ
れており、該ピン34の先端には、爪34aが形成され
ている。さらに、このホルダ部分32の他端には、両側
部に舌片35,35が形成されており、それらの舌片3
5,35は、互いに内側に折り曲げられ、そこにホルダ
部分33の端部を受け入れる空間を形成している。ま
た、ホルダ部分33の一端には、ピン36が立設されて
おり、該ピン36の先端には、爪36aが形成されてい
る。
【0021】また、バルブハウジング11には、リブ1
1aが形成されている。そして、このリブ11aには、
ピン挿入用孔37が形成されている。さらに、センサレ
バー21の端部にもピン挿入用孔38が形成れている。
【0022】この位置決め装置30は、以下のように使
用される。上記従来と同様にして所望とする空荷特性が
得られるように、プロポーショニングバルブを調整す
る。調整されたプロポーショニングバルブは、センサス
プリング22が少し上方に撓められた状態になる。この
スプリング22の自由端の位置(高さ)を計測してお
き、ロッド(図3におけるロッド23に相当する。)を
スプリング22から取外す。
【0023】一方、ホルダ31は、ホルダ部分33の端
部を、ホルダ部分32の舌片35によって形成された空
間に挿入して、ホルダ部分32,33を互いに連結して
おく。そして、各ホルダ部分32,33のピン34,3
6をハウジング11の孔37とセンサレバー21の孔3
8に挿通させる。この状態におけるホルダ31は、ピン
34の爪34aがバルブハウジング11の孔37の周縁
に係合し、ピン36の爪36aがセンサレバー21の孔
38の周縁に係合して、それらからの脱落が防止され
る。また、ホルダ部分32,33は舌片35によって互
いに拘束されているが、ピン34,36のピッチを変え
る方向には、移動が可能になっている。
【0024】次いで、センサレバー21を移動して、ス
プリング22の自由端を上記計測した位置に合致させ
る。続いて、ホルダ部分32,33を固着手段39、例
えばスポット溶接等によって互いに固着させる。この
後、上記取外したロッドを再びスプリング22の自由端
に仮付けする。以上の作業は、ベンチにおいて行われ
る。
【0025】このプロポーショニングバルブは、プロポ
ーショニング部10を車両のフレーム等に設置し、ロッ
ドを車両の車軸等に取付ける。そして、スプリング22
の自由端をロッドから自由にして、スプリング22を無
負荷状態にし、その状態でスプリング22を再びロッド
に締結する。そして、ホルダ31のピン34,36をハ
ウジング11の孔37とセンサレバー21の孔38から
引抜けば、プロポーショニングバルブは使用可能な状態
になる。
【0026】また、このプロポーショニングバルブを、
その後車両から取外すことがあっても、ホルダ31のピ
ン34,36をハウジング11の孔37とセンサレバー
21の孔38に挿入し、そして上記作業に従って車両に
搭載すれば、上記取付け状態を再現することができる。
【0027】なお、上記固着手段39としては、ホルダ
31が合成樹脂によって構成されている場合には、超音
波溶接等を採用することができる。また、固着手段39
として、両ホルダ部分32,33にボルトを挿通させる
とともに、少なくとも一方のボルト挿通孔を長孔にし
て、ピン34,36のピッチを変え得るようにしてお
き、ボルトの先端に螺合させたナットによって、両ホル
ダ部分32,33を互いに締結固定させるような構成を
採用してもよい。
【0028】
【発明の効果】上記したように、本発明のロードセンシ
ングプロポーショニングバルブのセンサレバー位置決め
装置によれば、プロポーショニングバルブの車両への搭
載が極めて容易になり、さらにプロポーショニングバル
ブを車両から取外し、該プロポーショニングバルブを再
び搭載する場合にも、再現が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロードセンシングプロポーショニ
ングバルブの要部を示した断面図である。
【図2】図1におけるII−II線端面図である。
【図3】従来から採用されているロードセンシングプロ
ポーショニングバルブを示した一部断面正面図である。
【図4】ロードセンシングプロポーショニングバルブの
特性を示したグラフ図である。
【符号の説明】 10 プロポーショニング部 11 バルブハウジング 11a リブ 12 プランジャ 20 センサ部 21 センサレバー 22 センサスプリング 30 センサレバー位置決め装置 31 ホルダ 32,33 ホルダ部分 34 ピン 34a 爪 35 舌片 36 ピン 36a 爪 37,38 ピン挿入用孔 39 固着手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にピンを立設した2つのホルダ部分
    を有するホルダと、それらのホルダ部分を任意の位置で
    互いに固定する固着手段とを備え、さらにバルブハウジ
    ングおよびセンサレバーにピン挿入孔をそれぞれ形成
    し、それらの孔に上記ホルダ部分のピンをそれぞれ挿入
    し、上記センサレバーの回動位置を調整した後に、上記
    固着手段によって上記ホルダ部分を互いに固定して、上
    記センサレバーの位置決めを行うようにしたことを特徴
    とするロードセンシングプロポーショニングバルブのセ
    ンサレバー位置決め装置。
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