JP3174024U - 靴の中底 - Google Patents

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久美子 崎原
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株式会社千趣会
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Abstract

【課題】靴の中底のクッション層を適切に配置することによって、歩行中の足のローリング運動を補助ないしは矯正して正常歩行のトレーニングを行なわしめ、健康で美しい脚づくりを実現することである。
【解決手段】中底の基材10の表面全面に弾性クッション層12を形成し、足の踵に対応して第1の弾性クッション層21、土踏まずの内側に対応して第2の弾性クッション層22、土踏まずの先端部の横方向アーチに対応して第3の弾性クッション層23、母趾球に対応して第4の弾性クッション層24、つま先から足趾の基部にいたる領域に第5の低反発クッション層25を設けたのである。
【選択図】図1

Description

この考案は、靴の中底(インソール)、特に歩行トレーニングに適し美脚を形成する効果のある中底に関する。
通常の歩行を行なう場合、一歩行周期において、足の踵から接地しつま先に到ってけり出す縦方向の動作に同期しながら足の横方向の動作、所謂ローリング運動が行なわれている。まず踵から接地するとき、踵のやや外側から接地しながら土踏まずを外側に起こす(右足であれば時計方向に回る)回外(かいがい)と呼ばれる動きを行ない、全面接地でニュートラルになり、けり出しに入ると母趾から第三趾でけり出すような内側に向いた回内(かいない)と呼ばれる動作に移行する。即ち回外位−ニュートラル−回内位がローリング運動である。
上記のような足の縦方向の動作に加えてローリング運動が正常に行なわれると、脚の筋、腿、靭帯が鍛えられ、健康で美しい足脚が形成される。
従来から、靴の中底に突起を形成しマッサージ効果を高めたり、足の外郭を拘束して形状を正常化する等の工夫は多くなされているが、上述のような足の運動原理に基づいて足脚を美しくしようとする試みはなされていない。
そこで、この考案の課題は、歩行中の足のローリング運動を補助ないしは矯正して正常歩行のトレーニングを行わしめ、足や脚の筋、腿、靭帯を鍛えて健康な土踏まずを形成し、健康的で美しい脚づくりを実現することである。
上記の課題を解決するために、この考案は、硬質芯材層の表面全面に弾性クッション層を積層した積層体より成り、足裏に沿った波形形状に整形しかつ土踏まずの内側部に対応して横方向にアーチ形膨出部を設けた靴の中底において、前記弾性クッション層の表面に、足の踵に対応する第1の弾性クッション層、土踏まずの内側部に対応する前記膨出部に第2の弾性クッション層、土踏まずの先端部の横方向アーチに対応する第3の弾性クッション層、母趾球に対応する第4の突起状弾性クッション層をそれぞれ設けた構成を採用したのである。
前記芯材層の表面全面に設けた弾性クッション層の表面に、足のつま先から土踏まずの先端部に延びる領域全面に対応して、低反発性樹脂から成る第5のクッション層を設けておくのがよい。さらに前記積層体の裏面に、つま先から足趾の基部に対応させて、厚みが先端縁から後端縁方向に薄くなる硬質舌片状の中底補助部材を設けておくのが好ましい。
前記第2のクッション層の厚みを第1のクッション層よりも大きくしておくのがよい。また第3のクッション層を滑らかな凸球面にしておくのが好ましい。さらに前記中底補助部材の母趾に対応する内側縁の厚みを小趾に対応する外側縁の厚みよりも大きくしておく。
この考案によれば、以上のように、歩行時の足の縦方向の運動だけでなく特に横方向のローリング運動を考慮して、回内時に土踏まずの内側部に当接する厚みのある弾性クッション層を膨出部に設けかつ母趾球に圧接する突起状クッション層を設けたので、回内運動と同時に足の蹴り出しを助勢し、それと共に土踏まずのアーチを矯正する効果があり、さらにニュートラル時においても土踏まずの先端部を凸球面状クッション層で押圧するので、土踏まずのアーチ全体を矯正して正常化することができる。さらにつま先部に低反発性クッション層を設けることによって、砂上歩行と同様の効果が得られ、加えて補助部材を挿入することにより、足趾の力を効果的に地面に伝えることができる。
上記のような作用によって正常歩行のトレーニングができ、足や脚の筋、腿、靭帯が鍛えられるので、健康的で美しい脚づくりが可能となる。
靴の中底を示す平面図、 同上の左側面図、 同上の右側面図、 中底補助部材を示す平面図、 同上の正面図、 同上の右側面図、 同上の左側面図、 中底に足裏をフィットさせた状態を示す足の内側から見た側面図である。
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、中底(インソール)は、基材10の表面に種々のクッション層20を設け、裏面のつま先(トウ)部に中底補助部材30を固着したものである。前記基材10は、平面が略靴底形状であるが、土踏まずの内側部に対応する位置に、滑らかなアーチ形の膨出部10aが横方向に形成されている。この膨出部10aは、回内動作の際に土踏まずの内側部の横方向の弯曲に沿うように内側方向上方に反り上っている。また縦方向(長さ方向)には、足裏面の弯曲に概略沿うような波形に形成され、横断方向には、わずかに中央が低くなるアール凹面に形成されている。
前記基材10は、硬質芯材層11の表面全面に設けられた弾性発泡樹脂層から成る基礎クッション層12と、裏面の踵部(ヒール)を除いた部分に薄い弾性発泡樹脂層13を積層した積層体であって、さらに表底(アウトソール、図示せず)の内面との接着性を良くするため、ネットが裏面に固着されている。
前記クッション層20は、基材10の一部を形成する基礎クッション層12に担持された種々の個別クッション層から成る。まず足の踵から土踏まずの中途部分まで延びる第1のクッション層21は、弾性発泡樹脂より成り踵への衝撃を緩和する。第2のクッション層22は、弾性発泡樹脂より成り前記基材10の膨出部10aに対応して足の土踏まずの内側部分の最もアーチ形窪みが大きい部分に回内時にフィットし、アーチ形を支持する。形状は図示のような瞳形がよいが、長円形または楕円形であってもよい。厚みは約2〜4mm程度で前記第1のクッション層21よりも厚くしておく。第3のクッション層23は、全体として凸球面をしたハート形や円形等の弾性発泡樹脂より成り、土踏まずのほぼ先端部に設けられてニュートラル位置(足底全体が接地している位置)で足裏の横方向アーチを支持する。最大厚みは約1〜3mm程度でよい。第4のクッション層24は、母趾球に対応して設けられた弾性発泡樹脂製の円筒状小突起であって、蹴り出し時に母趾球を圧迫して母趾に力を集中させる作用がある。高さは約3〜6mm程度、径は約6〜10mm程度がよい。
上記第1〜第4のクッション層21〜24は、いずれも比較的大きい反発弾性を有する樹脂を用いて形成されるが、第5のクッション層25は、柔軟で粘性を有し復元性の遅い材料である低反発ポリウレタンフォームによって形成されている。このクッション層25は、つま先から土踏まずの先端に延びる領域全面に形成され、砂上歩行と同様の効果を与える。
前記中底10の裏面の先端部には、中底補助部材30が固着されている。この補助部材30は、中底10のつま先と同形で母趾から小趾の基部を通る領域(図1の30a)まで延びるほぼ舌片形状をしており、硬質材料によって形成されている。さらに詳しくは、図4〜図7に示すように、補助部材30は、後端縁31が直線か或はやや内側に弯曲しており、その両端31a、31bから先端縁32に向って大きくアーチ状に膨出する形状であって、上面33はフラットになっており、裏面34は先端縁32から後端縁31に向って全体として次第に厚みが薄くなり、かつ内側縁(母趾側縁)35の厚みが外側縁(小趾側縁)36の厚みよりも大きくしてある。内側縁35の最大厚みは約4mm〜6mm程度、外側縁36の最大厚みは約3mm〜5mm程度である。
上述のような補助部材30を基材10のつま先部分に挿入することによって、母趾から第三趾付近に対応するつま先部分が縦方向の上方に持ち上げるように角度がつけられるため、足趾の力を効果的に地面に伝えることができる。
図8に中底を足裏にフィットさせた状態を示す。図示のように、基材10の波形状弯曲面が足裏によくフィットし、第4の突起状クッション層24が母趾球Mに当接し、低反発クッション層25がつま先部Tによって押圧され、土踏まずAの内側部分が厚みのあるクッション層22に対応し、踵Hが第1の弾性クッション層21に当接し、鎖線で示す凸球面のクッション層23が横方向アーチに当接している。
この考案の中底は靴ばかりでなくサンダルやスリッパにも使用することができる。また、男性用、女性用を問わない。さらに、靴に使用する場合にはその種類は何でもよい。長短を問わない。
10 基材
10a 膨出部
11 芯材層
12 基礎クッション層
13 弾性発泡樹脂層
20 クッション層
21 第1のクッション層
22 第2のクッション層
23 第3のクッション層
24 第4のクッション層
25 第5のクッション層
30 中底補助部材
31 後端縁
31a、31b 後端縁の端部
32 先端縁
33 表面
34 裏面
35 内側縁
36 外側縁
A 土踏まず
C 横方向アーチ
F 足
H 踵
M 母趾球
T つま先部

Claims (6)

  1. 硬質芯材層の表面全面に弾性クッション層を積層した積層体より成り、足裏に沿った波形形状に整形しかつ土踏まずの内側部に対応して横方向にアーチ形膨出部を設けた靴の中底において、前記弾性クッション層の表面に、足の踵に対応する第1の弾性クッション層、土踏まずの内側部に対応する前記膨出部に第2の弾性クッション層、土踏まずの先端部の横方向アーチに対応する第3の弾性クッション層、母趾球に対応する第4の突起状弾性クッション層をそれぞれ設けたことを特徴とする靴の中底。
  2. 前記弾性クッション層の表面に、足のつま先から土踏まずの先端部に延びる領域全面に対応して、低反発性樹脂から成る第5のクッション層を設けた請求項1に記載の靴の中底。
  3. 前記積層体の裏面に、つま先から足趾の基部に対応して、厚みが先端縁から後端縁方向に薄くなる硬質舌片状の中底補助部材を設けた請求項1または2に記載の靴の中底。
  4. 前記第2のクッション層の厚みが第1のクッション層より大きくした請求項1〜3のいずれかに記載の靴の中底。
  5. 前記第3のクッション層が滑らかなほぼ凸球面を形成している請求項1〜4のいずれかに記載の靴の中底。
  6. 前記中底補助部材の母趾に対応する内側縁の厚みを小趾に対応する外側縁の厚みよりも大きくした請求項3に記載の靴の中底。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101711333B1 (ko) * 2016-04-29 2017-02-28 경남대학교 산학협력단 보행 가이드용 깔창

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