JP3173949B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP3173949B2
JP3173949B2 JP12921694A JP12921694A JP3173949B2 JP 3173949 B2 JP3173949 B2 JP 3173949B2 JP 12921694 A JP12921694 A JP 12921694A JP 12921694 A JP12921694 A JP 12921694A JP 3173949 B2 JP3173949 B2 JP 3173949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク再生装置に係
り、特に、変動する圧縮率の下で符号化された符号化デ
ータを再生するディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクを用いてディジタルデー
タを記録再生するシステムの代表例としては、例えば、
特開平1−200793号公報(文献1)に述べられて
いるように、データを光学的に読み取れるように記録し
たCD−ROMがある。CD−ROMはオーディオ用の
CDと同じ光ディスクにデータを記録したものであり、
データは記録トラックを有し、らせん状(渦巻状)にデ
ィスクに記録されている。データの記録フォーマット
は、前記文献1に述べられているようにフレームと呼ば
れる最小単位を構成しており、各フレームは同期デー
タ、サブコード、主情報のディジタルデータ、エラー訂
正コードから構成される。さらに、ディスク上の記録
は、98フレーム分(2352バイト)の前記ディジタ
ルデータを1セクタとするセクタ構造が採られていて連
続しており、各セクタは12バイトの同期データ、アド
レスとモードを示す4バイトのヘッダデータ、2048
バイトのディジタルデータ、288バイトのエラー検出
・訂正コードから構成される。ただし、同期データを除
く前記2340バイトに対しては、信号のパワースペク
トルの平均化を図るためにスクランブル処理が施された
後に記録されている。
【0003】ここで、動画像信号等を高能率符号化して
符号化データを得る場合、圧縮率を変化させるというこ
とは、単位時間当たりに伝送可能なデータ量が変動する
ということなので、即ち符号化データの符号化レートを
変化させるということに相当する。しかし、基本的には
ディスクからは線速度一定でデータが読み出され、伝送
レートは固定である。そのため、記録する符号化データ
については、平均符号化レートをディスクの固定伝送レ
ートに合わせるような圧縮率で、符号化が施されなけれ
ばならない。一方で動画像信号は全ての時間で性質が同
じではなく、例えば映像の動きの激しいシーンは圧縮率
を下げて、映像の動きの少ないシーンは圧縮率を上げた
方が、全体として劣化が目立たなくなり、記録時間の減
少につながる場合がある。
【0004】前記CD−ROMを用いて符号化レートが
変動する符号化データを再生する方式の例としては、前
記文献1に述べられているように、符号化レート情報に
応じてモータの回転制御を行い、ディスクからの伝送レ
ートを変化させるという方法があった。また、ディスク
が固定伝送レートの場合には、同じく前記文献1に述べ
られているように、符号化データの伝送をある期間スキ
ップあるいはポーズするというものがあり、これにより
等価的に最大伝送レートよりも低速の伝送レートを実現
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、ディスクからデータが固定伝送レートで読み出され
る場合に、符号化時符号化データ量の変動に応じてデ
ータ伝送レートを変化させてバッファメモリ内のデータ
量を制御しており、期間毎に変動する符号化レートで圧
縮された符号化データを取り扱うということに関して
は、特に考慮されていなかった。
【0006】従って、本発明の第1の目的は、上記従来
技術の問題点を解決し、ディスクからは固定伝送レート
でデータの読み出しを行いながら、期間毎に変動する圧
縮率で符号化された符号化データを、夫々の圧縮率に応
じた符号化レートで再生可能なディスク再生装置を提供
することにある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、前記符号化
データを変動する圧縮率に応じた符号化レートで再生し
た場合に、バッファメモリがオーバーフローあるいはア
ンダーフローを起こさないような制御を行い、最適なバ
ッファメモリの容量の決定を可能とするディスク再生装
置を提供することにある。
【0008】さらに、本発明の第3の目的は、前記符号
化データを復号化するために必要な幾つかのメモリを含
めて、最少限のメモリ数で動作可能なディスク再生装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1) 上記第1の目的
を達成するために、本発明は、符号化データの復号化手
段からの要求により符号化データの圧縮率に応じた符号
レートでバッファメモリからデータを読み出すものと
し、そのためのバッファメモリへの書き込み制御手段と
読み出し制御手段を設ける。
【0010】具体的には、期間毎に異なる伝送レートに
合うように、前記伝送レートの情報も含めて符号化され
たディジタルデータがらせん状または同心円状に記録ト
ラックに記録されているディスクを再生するディスク再
生装置において、前記ディスクから読み出されたディジ
タルデータを一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手
段への前記ディジタルデータの書き込みを制御する書き
込み制御手段と、前記ディジタルデータから前記伝送レ
ート情報を取り出すことのできる復号化手段とを具備
し、前記復号化手段は前記記憶手段から前記伝送レート
情報による伝送レートで前記ディジタルデータを読み出
すように制御する読み出し制御手段とを備えたものであ
る。
【0011】(2) また上記第2の目的を達成するた
めに本発明では、バッファメモリのデータ蓄積量を検出
する蓄積量検出手段を設け、この蓄積量がバッファメモ
リの所定量以上になった場合には、バッファメモリへの
書き込みを中断し、同時にピックアップを1トラック内
側に移動するような制御手段を設け、ピックアップが移
動する直前の位置に戻った後に、バッファメモリへの書
き込みを再開するようにする。
【0012】具体的には、期間毎に異なる伝送レートに
合うように、前記伝送レートの情報も含めて符号化され
たディジタルデータがらせん状または同心円状に記録ト
ラックに記録されているディスクを線速度一定で回転さ
せる回転手段と、前記ディスクからデータを読み取るデ
ータ読み取り手段(ピックアップ)とを有するディスク
再生装置において、前記ディスクから読み出されたディ
ジタルデータを一時的に記憶する記憶手段(バッファメ
モリ)と、前記記憶手段への前記ディジタルデータの書
き込みを制御する書き込み制御手段と、前記ディジタル
データから前記伝送レート情報を取り出すことのできる
復号化手段とを具備し、前記復号化手段は前記記憶手段
から前記伝送レート情報による伝送レートで前記ディジ
タルデータを読み出すように制御する読み出し制御手段
と、前記記憶手段の蓄積量を検出する蓄積量検出手段と
を具備し、前記蓄積量検出手段が前記記憶手段の容量以
上の蓄積量を検出した場合には、前記書き込み制御手段
は前記記憶手段への前記ディジタルデータの書き込みを
停止し、同時に前記データ読み取り手段を前記記録トラ
ックの1ライン分内側へ移動し、前記データ読み取り手
段が移動前の位置に戻ってきた時点で前記記憶手段への
前記ディジタルデータの書き込みを再開するように構成
したものである。
【0013】さらにバッファメモリ(記憶手段)は、ピ
ックアップがディスク上の最外周のトラックを1周する
のに要する時間に、ディスクからのデータの符号化レー
トで読み出されるデータ量以上の容量を持つものとす
る。
【0014】(3) さらに上記第3の目的を達成する
ために本発明では、符号化データの復号化手段に付随す
る受信バッファメモリやフレームメモリ等を、前記バッ
ファメモリと兼用するような構成とする。
【0015】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0016】(1) 書き込み制御手段はディスクから
の伝送レートでバッファメモリに符号化データを書き込
み、復号化手段が符号化データに含まれる符号化レート
情報を取り出すので、読み出し制御手段はこの符号化
ート情報に応じたデータレートでバッファメモリから符
号化データを読み出すことができる。
【0017】(2) また蓄積量検出手段はバッファメ
モリの蓄積量を検出し、書き込み制御手段はこの蓄積量
がバッファメモリの所定量を超えた場合には書き込みを
中断し、ピックアップの位置を1トラック内側に移動し
てディスクが1周する時間待った後に書き込みを再開す
るので、バッファメモリのオーバーフローを避けること
ができる。さらにディスクが1周するのに要する時間
は、ピックアップがディスクの最外周のトラック上にあ
る場合に最長となるため、ディスクからの伝送レートで
この時間に読み出されるデータ量分の容量のバッファメ
モリを用意しておけば、バッファメモリのアンダーフロ
ーを避けることができる。
【0018】(3) またさらに復号化手段に付随する
受信バッファメモリやフレームメモリを前記バッファメ
モリと兼用することにより、装置全体としてのメモリ数
の削減が可能となる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図であり、CD−ROMから動画像信号を再生するデ
ィスク再生装置を示している。図1において、1は動画
像信号の符号化データが記録されたCD−ROMのディ
スク、2はディスク1を線速度一定で回転させるモー
タ、3はディスク1上の信号を固定伝送レートrp[b
ps](bits per second)で読み出すピックアップ、4
はピックアップ3によって読み出された信号を増幅及び
波形整形するプリアンプ回路、5はピックアップ3を制
御するピックアップサーボ回路、6はプリアンプ4から
のディジタルデータについて、誤り訂正等のディスク1
の記録フォーマットに従ったディジタル信号処理を行う
ディジタル信号処理回路、7はモータ2を線速度一定で
回転させるモータサーボ回路、8は前記ディジタル信号
処理後のデータについて、データ中の同期信号の検出や
スクランブルの解除を行い符号化データとして出力する
デ・スクランブル回路、9は書き込み制御回路13及び
読み出し制御回路による書き込み読み出しアドレスによ
り、データの入出力が制御される容量M[bits]の
バッファメモリ、10はバッファメモリ9から可変符号
レートrb[bps]で読み出した符号化データか
ら、符号化レート情報を取り出すと共に動画像データを
復号化する復号化回路、11は復号化回路10に付随す
るフレームメモリ、12は復号化された動画像データを
アナログの出力映像信号に変換するD/A変換回路、1
3は書き込みアドレスを生成しバッファメモリ9へのデ
ータ書き込みを制御する書き込み制御回路、14は復号
化回路10からの符号化レート情報に応じて読み出しア
ドレスを生成し、バッファメモリ9から復号化回路10
へのデータ読み出しを制御する読み出し制御回路、15
はバッファメモリ9の書き込みアドレスと読み出しアド
レスの差分を監視することによりデータ蓄積量を検出す
る蓄積量検出回路、16はシステム制御を行うマイコ
ン、17は出力端子である。
【0021】まず図1において、ディスク1に記録され
ている符号化データについて図2を用いて説明する。図
2は、動画像信号を所定期間毎に適当な圧縮率で符号化
した場合の、平均符号化レートの変化の様子を表した図
である。期間t1〜t2は平均符号化レートr1[bp
s]で圧縮されたデータA、期間t2〜t3は平均符号
レートr2[bps]で圧縮されたデータB、期間t
3〜t4は平均符号化レートr3[bps]で圧縮され
たデータCである。ただしr2>r1>r3であり、こ
のデータA〜データCが符号化レート情報も含めて連続
的にディスク1に記録されている。
【0022】ディスク1からの伝送レートrp[bp
s]はrp≧r2という条件で設定されており、しかも
固定であるので、例えばrp=r2であればディスク1
からデータBを読み出すのに要する時間は(t3−t
2)[s]であるが、データAを読み出すには(t2−
t1)×r1/r2[s]、データCを読み出すには
(t4−t1)×r3/r2[s]というように実際の
再生時間よりも短い時間で済んでしまう。このようなデ
ィスクからの読み出し時間と実際の再生時間との差を吸
収するために、バッファメモリ9からのデータ読み出し
の伝送レートrb[bps]は可変となっている。
【0023】この読み出し動作を図3を用いて詳しく説
明する。図3は図1における復号化回路10とその周辺
部を示すブロック図であり、図1に対応する部分には同
一符号を付けてある。ところで現在動画像信号の符号化
方式としては、直交変換と量子化及び可変長符号化にフ
レーム間予測を組み合わせた方式が一般的であり、IS
O(国際標準化機構)のMPEG方式もこれに準じた方
式となっている。図3は復号化回路10としてMPEG
方式に対応したものを用いた場合であり、101は単位
時間内での、例えば画像フレーム毎に必要な符号化デー
タ量の変動を吸収するための受信バッファメモリ、10
2は可変長復号化回路、103は逆量子化(IQ)回
路、104は逆離散コサイン変換(IDCT)回路、1
05は加算機、106は動き補償(MC)回路である。
【0024】MPEG方式で符号化された符号化データ
はその先頭部分で符号化レート情報が含まれる構成にな
っており、本実施例のようにある期間毎に符号化レート
が変動すると、その変わり目毎に符号化レート情報が含
まれることになる。このような符号化データがバッファ
メモリ9から受信バッファメモリ101を介して可変長
復号化回路102に供給されると、符号化レート情報が
復号化されて読み出し制御手段14に出力される。読み
出し制御回路14はこの符号化レート情報に応じて読み
出しアドレスを生成し、常に妥当な符号化レートでバッ
ファメモリ9から復号化回路10へのデータ読み出しを
行うようにする。かかる処理により、ディスク1から連
続して圧縮率の異なる符号化データが読み出されてきて
も、それに対応した符号化レートで再生を行っていくこ
とができる。
【0025】一方可変長復号化回路102において復号
化された他の主データは、IQ回路103、IDCT回
路104において夫々IQ処理、IDCT処理が施され
て加算機105においてMC処理後の参照フレーム画像
データと加算された後に、最終的な画像データとして出
力される。なおフレームメモリ11はMC回路106に
おいてMC処理を行うために必要なものであり、少なく
とも画像データ2フレーム分以上の容量を持つものとな
っている。
【0026】次に図1におけるバッファメモリ9の容量
に関連する動作を、図4、図5を用いて説明する。図4
はディスク1上のトラックの様子を示した図であり、
(m−1)、m、(m+1)、・・・、(m+n)、
(m+n+1)[但し、m、nは自然数]は夫々セクタ
を表し、P1〜P3はピックアップ3の読み出し位置を
表す。また図5はデータの伝送の様子を表した図であ
り、(a)はピックアップ3によりディスク1から読み
出されるデータの並び、(b)は蓄積量検出回路15に
よるバッファメモリ9の蓄積量検出の様子、(c)は書
き込み制御回路13によるデ・スクランブル回路8から
バッファメモリ9へのデータ書き込みの様子、(d)の
d1〜d3はバッファメモリ9の蓄積量を模式的に表し
た図である。
【0027】図4において、ディスク1上のトラックは
内側から外側に向かって読み出されていくので、ピック
アップ3の位置はP1−P2−P3の順に動き、読み出
されたデータの並びは図5(a)のようにmから(m+
n)まで順次連続となる。この場合バッファメモリ9の
蓄積量は、図5(d)のd1のように容量以下の余裕の
ある状態で動作が行なわれる。しかし、ディスク1から
のデータの伝送レートrp[bps]よりも、バッファ
メモリ9からのデータの伝送レートrb[bps]が低
い値(rp>rb)であると、ある時点(t5)でバッ
ファメモリ9は図5(d)のd2のようにデータ蓄積量
が容量一杯(full)になり、読み出しが間に合わず
にそれ以上の書き込みができない状態になってしまう
(オーバーフロー)。
【0028】蓄積量検出回路15は、書き込み制御回路
13からの書き込みアドレスと読み出し制御回路14か
らの読み出しアドレスの差分を監視することにより、バ
ッファメモリ9のデータ蓄積量を検出している。この蓄
積量検出回路15が、図5(b)のように時刻t5にお
いてバッファメモリ9のfullを検出すると、マイコ
ン16は書き込み制御手段13による書き込みアドレス
の生成を中断して、図5(c)のようにバッファメモリ
9へのデータ書き込みを一時停止させてしまう。さらに
同時にマイコン16はピックアップサーボ回路5により
ピックアップ3の位置を1トラック内側に移動させ、再
びピックアップ3の読み出し位置をP1−P2−P3の
順に動くようにする。ディスク1上のピックアップ3の
位置アドレスが移動前の位置に戻ってくる(時刻t6)
まで、m〜(m+n)のデータは2度読みになってしま
うが、図5(c)のように時刻t5〜t6の間はバッフ
ァメモリ9へのデータ書き込みを行わず、時刻t6にな
って初めて書き込みを再開するので、バッファメモリ9
に書き込まれるデータの並びは・・(m+n)、(m+
n+1)、・・というように連続になる。
【0029】さらに時刻t5〜t6の間でも、バッファ
メモリ9から復号化回路10へのデータ読み出しは伝送
レートrb[bps]で行われているので、時刻t6に
はバッファメモリ9の蓄積量は、図5(d)のd3のよ
うにfullの状態からrb×(t6−t5)[bit
s]だけ空きができた状態に復帰することになる。
【0030】ここでバッファメモリ9の容量を考えた場
合、時刻t5〜t6の間に完全に空になってしまうと、
それ以上データを読み出すことができない(アンダーフ
ロー)。伝送レートはrp≧rbであり、(t6−t
5)[s]が最長となるのはピックアップ3の読み出し
位置がディスク1の最外周にある場合なので、その時の
ディスク1が1周に要する時間を(t6−t5)=T
[s]とすると、バッファメモリ9の容量Mを少なくと
もM≧(rp×T)[bits]としておけば、アンダ
ーフローを避けることができる。
【0031】例えばディスク1からのデータ読み出しを
伝送レートrp=9[Mbps]で行い、線速度v=
3.6[m/s]とすると、CD−ROMの最外周長l
=0.364[m]であることから、M=rp×l/v
=9×0.364/3.6=0.91[Mbits]以
上のバッファメモリを持てば良いことがわかる。
【0032】以上のように本発明の第1の実施例によれ
ば、バッファメモリの蓄積量を監視してディスクからの
データ読み出しの制御を行うことにより、バッファメモ
リのオーバーフローを避けることができ、この制御を行
うために充分な容量を確保することで、バッファメモリ
のアンダーフローを避けることができる。
【0033】次に、図6は本発明によるディスク再生装
置の第2の実施例の要部、即ち図3と同じ部分を示すブ
ロック図であり、図3に対応する部分には同一符号を付
けて詳細な説明を省略する。本実施例で新たな構成とな
るのはメモリ18であり、これはバッファメモリ9と受
信バッファメモリ101を1つのメモリで兼用したもの
である。この場合、読み出し制御回路14は直接メモリ
18から可変長符号化回路102へのデータ読み出しを
制御することになり、また通常受信バッファメモリ10
1の容量は、バッファメモリ9の容量より少なく設定さ
れるので、メモリ18の容量はバッファメモリ9の容量
決定方法に依存することになる。
【0034】このように本発明の第2の実施例によれ
ば、2つのメモリを兼用することにより装置全体のメモ
リ数を少なくすることができる。
【0035】図7は本発明によるディスク再生装置の第
3の実施例の要部を示すブロック図であり、図6の場合
と同じく図3に対応する部分には同一符号を付けて詳細
な説明を省略する。本実施例で新たな構成となるのはメ
モリ19であり、これはバッファメモリ9と受信バッフ
ァメモリ101をフレームメモリ11で1つのメモリと
して兼用したものである。第2の実施例と異なるのは、
メモリ18とフレームメモリ11では記憶すべきデータ
が、符号化データと画像データというように異なるもの
であり、兼用する場合は両方のメモリとして同時に使用
することができなければならないという点である。しか
し、フレームメモリ11が画像データ2フレーム分とい
うことから、例えば2.4[Mbits]分のメモリを
必要とした場合、汎用メモリとしては4[Mbits]
のメモリを使用することになる。そこでバッファメモリ
9及び受信バッファメモリ101としては、この残りの
1.6[Mbits]分を使用することにより兼用が可
能となる。
【0036】このように本発明の第3の実施例によれ
ば、3つのメモリを兼用することにより装置全体のメモ
リ数を少なくすることができる。
【0037】以上全ての実施例において、データがらせ
ん状(渦巻状)のトラックを形成して記録されるCD−
ROMの場合について述べたが、これはこの限りではな
く、例えばデータが同心円状の複数本のトラックを形成
して記録されるハードディスク等の場合についても本発
明は適用できる。また以上の実施例では、符号化データ
として動画像データのみを取り扱う場合について述べた
が、動画像データと音声データが多重化された符号化デ
ータ等を取り扱う場合にも、本発明は問題なく適用でき
る。またさらに以上の実施例では、ディスクに記録され
た符号化データの圧縮率が3段階に変動する場合につい
て述べたが、これは3段階に限定されるものではない。
また、本発明は、光ディスクに限らず、光磁気ディスク
や磁気ディスクの再生装置にも適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、復号化手段からの要求により符号化データの圧縮
率に応じた符号化レートでバッファメモリからデータを
読み出すことにより、変動する圧縮率の下で符号化され
た符号化データを連続的に再生することができるという
効果が得られる。
【0039】また、バッファメモリのデータ蓄積量を検
出し、ピックアップの位置を制御して空読みを行うこと
により、バッファメモリのオーバーフローを避けること
ができる。さらに、ディスクからのデータの伝送レート
とディスクの最外周1周を読み出すのに要する時間か
ら、バッファメモリのアンダーフローを避け得るに充分
なバッファメモリの容量を決定することが可能となると
いう効果が得られる。
【0040】またさらに、復号化手段に付随する幾つか
のメモリ(受信バッファメモリやフレームメモリなど)
を前記バッファメモリと兼用することにより必要なメモ
リ数を減らすことができ、装置としての小サイズ化及び
コストダウンを図ることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による、ディスク再生装
置を示すブロック図である。
【図2】ディスクに記録されている符号化データの、平
均伝送レートの変化の一例を示す図である。
【図3】バッファメモリから復号化回路への、データ読
み出しの動作を説明するための図である。
【図4】CD−ROMのディスク上における、トラック
の様子の一例を示す図である。
【図5】ディスクからのデータ読み出しと、バッファメ
モリのデータの入出力の様子を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例による、ディスク再生装
置の主要部を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施例による、ディスク再生装
置の主要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 モータ 3 ピックアップ 4 プリアンプ 5 ピックアップサーボ回路 6 ディジタル信号処理回路 9 バッファメモリ 10 復号化回路 13 書き込み制御回路 14 読み出し制御回路 15 蓄積量検出回路 16 マイコン 18、19 メモリ 101 受信バッファメモリ 102 可変長復号化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 秀明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (72)発明者 川前 治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (72)発明者 永井 裕 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (72)発明者 奥 万寿男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (72)発明者 坪井 幸利 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (56)参考文献 特開 平1−200793(JP,A) 特開 平5−314485(JP,A) 特開 平6−165125(JP,A) 特開 平7−296518(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 G11B 20/10 - 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 期間毎に異なる圧縮率で符号化されたデ
    ィジタルデータがらせん状または同心円状に記録トラッ
    クに記録されているディスクを再生するディスク再生装
    置において、 前記ディスクから読み出されたディジタルデータを一時
    的に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段への前記ディジタルデータの書き込みを制
    御する書き込み制御手段と、 前記ディジタルデータから前記期間毎に異なる圧縮率に
    対応した符号化レート情報を取り出すことのできる復号
    化手段と、 前記記憶手段からの前記ディジタルデータの読み出し
    を、前記符号化レート情報に基づくデータレートで行な
    ように制御する読み出し制御手段を備えたことを特
    徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 期間毎に異なる圧縮率で符号化されたデ
    ィジタルデータがらせん状または同心円状トラックに
    記録されているディスクからデータを読み取るデータ読
    み取り手段有するディスク再生装置において、 前記ディスクから読み出されたディジタルデータを一時
    的に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段への前記ディジタルデータの書き込みを制
    御する書き込み制御手段と、 前記ディジタルデータから前記期間毎に異なる圧縮率に
    対応した符号化レート情報を取り出すことのできる復号
    化手段と、 記記憶手段からの前記ディジタルデータの読み出し
    を、前記符号化レート情報に基づくデータレートで行な
    ように制御する読み出し制御手段と、 前記記憶手段の蓄積量を検出する蓄積量検出手段 備え
    ことを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄積量検出手段が前記記憶手段の蓄
    積量が所定量以上であることを検出した場合には、前記
    書き込み制御手段は前記記憶手段への前記ディジタルデ
    ータの書き込みを停止し、前記データ読み取り手段の位
    置を少なくと も前記ディスクの1トラック分戻して前記
    ディジタルデータの書き込みを中断することを特徴とす
    る請求項2記載のディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 前記データ読み取り手段の位置が移動前
    の位置に戻ってきた後に、前記データ読み取り手段によ
    る前記ディジタルデータの読み取りを再開し、前記記憶
    手段への前記ディジタルデータの書き込みを再生するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項3記載のディスク
    再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段の容量Mは、前記ディスク
    から前記ディジタルデータを読み出す伝送レートrp
    と、前記データ読み取り手段が前記ディスクの最外周の
    前記記録トラック上にある場合に1周に要する時間Tと
    により、M≧rp×Tという条件の下で決定されること
    を特徴とする請求項2,3または4記載のディスク再生
    装置。
  6. 【請求項6】 期間毎に異なる圧縮率で符号化されたデ
    ィジタルデータがらせん状または同心円状に記録トラッ
    クに記録されているディスクを再生するディスク再生装
    置において、 前記ディスクから読み出されたディジタルデータを一時
    的に記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段への前記ディジタルデータの書き込
    みを制御する書き込み制御手段と、 復号化のための第2の記憶手段を含み前記ディジタルデ
    ータから前記異なる圧縮率に対応した符号化レート情報
    を取り出すことのできる復号化手段と、 前記復号化手段に付随する第3の記憶手段とを具備し、 前記第1の記憶手段からの前記ディジタルデータの読み
    出しを、前記符号化レート情報に基づくデータレートで
    行なうように制御する読み出し制御手段を備えたことを
    特徴とするディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の記憶手段を前記第2の記憶手
    段で兼用することを特徴とする請求項6記載のディスク
    再生装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶
    手段を前記第3の記憶手段で兼用することを特徴とする
    請求項6記載のディスク再生装置。
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