JP3173562B2 - 電気湯沸し器 - Google Patents

電気湯沸し器

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JP3173562B2 JP31416895A JP31416895A JP3173562B2 JP 3173562 B2 JP3173562 B2 JP 3173562B2 JP 31416895 A JP31416895 A JP 31416895A JP 31416895 A JP31416895 A JP 31416895A JP 3173562 B2 JP3173562 B2 JP 3173562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収容液体を一定温度
に保ち、器体外へ導出する機能を有する電気湯沸し器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、水を使用する飲料は、それに
適する温度が様々であり、例えばコーヒー等はできるだ
け熱い湯の方が良く、一方、玉露茶等は60〜70℃程
度の湯が適している。このため、保温温度を幾通りか選
択できる機能を備えたものが増えつつある。
【0003】また、飲料水の安全性・味・臭気等に対し
ての関心が高まり、浄水器等の商品が注目を浴びるよう
になってきた。電気湯沸し器においても、沸騰時間を延
長したり、水質改良剤等を用いた浄化手段を具備して、
水道水中のカルキ臭・カビ臭・トリハロメタン等の不要
成分の除去率を高める機能を具備するものが増えつつあ
る。このような背景のもと、水道水を沸騰させる等の手
段により浄化して、上記の不要成分を除去した湯を、使
用目的の温度まで強制的に冷却する電気湯沸し器を要望
する声が増えつつある。
【0004】従来、この種の電気湯沸し器の概略構成の
一例は図6に示すようなものであり、201は本体、2
02は本体201内に配された上面開口の容器、203
は容器202の開口部を覆う蓋体である。また、204
は容器202内の液体を器体外へ導出する手段であると
ころの第1の電動式のポンプ(以下「導出ポンプ」と称
す)で、第1のモータ205により駆動される。導出ポ
ンプ204の吸込口206は、容器202の下部と連通
しており、また、その吐出口207は、第1の水路20
8を介して導出口209に連通している。
【0005】210は、第1のモーター205の運転を
制御するスイッチであり、外部操作のつまみ211と連
動しており、スイッチ210やつまみ211等で導出操
作部212が構成されている。213は、容器202内
の液体を循環させる手段であるところの第2の電動式の
ポンプ(以下「第1の循環ポンプ」と称す)である。
【0006】第1の循環ポンプ213の吸込口214
は、容器202の下部と連通しており、その吐出口21
5は、第2の水路216を介して第1の切替え弁217
と連通している。また、第1の切替え弁217から水路
は、第3の水路218、第4の水路219に分岐し、そ
れらは各々、容器202の上部に連通している。
【0007】220は第3の水路の途中に配された加熱
容器221の外壁に取り付けられた液体を加熱する発熱
体であるところの電気式のヒーターである。このヒータ
ー220と加熱容器221により液体の加熱手段222
(以下「ボイラー」と称す)が構成されている。
【0008】223は第4の水路219の途中に配され
た、液体を冷却する冷却手段であるところの熱交換器
で、通水容器224、ペルチェ効果による熱電素子22
5、放熱部材226等で構成されており、熱電素子22
5は吸熱側を通水容器224に、放熱側を放熱部材22
6に圧接して取り付けられている。
【0009】227は放熱部材226等に送風を行う送
風機である。228は、活性炭等の水質改良剤229を
内包するケースで、第3の水路218、および第4の水
路219の、容器202への出口に配設されている。ま
た、230は容器202内の液温を検知するセンサーで
あり、231は容器202の外壁を包む断熱材である。
【0010】容器202内の液体を一旦沸騰(以下「湯
沸かし」と称す)させて、所定の温度にまで冷却するに
は、以下のような手順で行う。まず、湯沸かし時には、
第1の切替え弁217を、第1の循環ポンプ213の吸
込口214と第3の水路218とが連通する状態にし、
第1の循環ポンプ213を運転するとともに、ヒーター
220に通電する。これにより、容器202内の液体
は、第1の循環ポンプ213の吸込口214より吸い込
まれ、吐出口215より圧送されて、第2の水路21
6、第3の水路218を経て、容器202内に還流す
る。
【0011】この時、液体は加熱容器221を通過した
際にヒーター220により加熱され、この動作を続ける
ことにより、容器202内の液体の温度が上昇して、沸
騰に至る。また、この時、液体は水質改良剤229を内
包するケース228内を通過しするので、カルキなどの
不要成分の除去が助長される。
【0012】沸騰した液体を冷却するには、第1の切替
え弁217を、第1の循環ポンプ213の吸込口214
と第4の水路219とが連通する状態にし、第1の循環
ポンプ213を運転するとともに、熱電素子225に通
電し、送風機227を運転する。熱電素子225に通電
すると、ペルチェ効果により、通水容器224に圧接し
た吸熱側の温度が下がり、通水容器224内を通過する
液体の熱を奪い、これを放熱側に圧接した放熱部材22
6に導き、送風機227の送風により、その熱を強制的
に器体外へ放出する。この動作を続け、第4の水路21
9の途中に配した熱交換器223内を通過する液体を冷
却して容器202内に還流させることで、液体を設定し
た温度まで速やかに冷却するのである。
【0013】また、沸かした液体を高温、例えば95℃
前後で保温するためには、容器202内の液体の温度の
下降に応じて、湯沸かし時と同様の動作を所定の保温温
度になるまで行えばよく、また、冷却した液体を低温、
例えば10℃前後で保冷するためには、容器202内の
液体の温度の上昇に応じて、冷却時と同様の動作を所定
の保冷温度になるまで行えばよい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、器体の構成が複雑になり、それに伴って外形も大
きくなり、コストもそれだけ高いものになってしまうと
いった問題があった。
【0015】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためのもので、水道水を浄化して、不要成分を除去し
た湯を、使用目的の温度まで速やかに冷却する機能を維
持しつつ、その構成を簡素化し、器体を小型化でき、か
つ、コストの低減を図った電気湯沸し器を提供すること
を目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の一つの手段は、容器の下部と上部とを連通し
得る少なくともひとつ以上の循環経路を器体外への導出
経路と独立もしくは一部経路を共用して設け、前記循環
経路の途中に前記容器内の液体を加熱する加熱手段を配
するとともに、前記容器に接する位置に液体を冷却する
冷却手段を配した電気湯沸し器とする。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、循環経路
の途中に容器内の液体を加熱する加熱手段を配するとと
もに、容器に接する位置に液体を冷却する冷却手段を配
したものであり、容器内の液体を容器の壁と冷却手段の
吸熱部材との間の熱伝導により冷却することが容易であ
り、液体を冷却するための循環経路が不要であるため冷
却手段の構成を簡素化することができる。
【0018】請求項2記載の発明は、導出経路を途中で
分岐して、この分岐部に導出操作部と連動する切替え弁
を配し、導出操作部の操作時には、前記経路を器体外へ
の導出側に連通させて液体の導出経路を形成し、導出操
作部の非操作時には、導出経路を容器内への循環側に連
通させて第2の循環経路を形成し、この第2循環経路の
容器への還流口の近傍に水質改良剤を内包するケースを
配しているので、導出経路を導出の目的で使用しないと
きは、冷却時の循環経路として利用でき、従来例のよう
な切替え弁を配する必要がないので、器体を小型化で
き、かつ、コストも低減できるのである。
【0019】請求項3記載の発明は、分岐部に第1の切
替え弁を配して、導出経路と循環経路とのいずれかを選
択的に形成するとともに、第1の切替え弁と導出口とを
結ぶ導出経路の途中でさらに経路を分岐し、その一方を
器体外への導出口ヘ、他方を容器上部へ連通させ、分岐
部に前記導出操作部と連動する第2の切替え弁を配し、
導出操作部の操作時には、経路を器体外への導出側に連
通させて液体の導出経路を形成し、導出操作部の非操作
時には、導出経路を容器内への循環側に連通させて第2
の循環経路を形成し、第2の循環経路の容器への還流口
の近傍に水質改良剤を内包するケースを配しているの
で、導出手段を循環手段として利用でき、また、専用の
循環手段が不要であるので、器体を小型化でき、かつ、
コストも低減できるのものである。
【0020】請求項記載の発明は、冷却手段を製品完
成状態において器体より着脱自在としているので、例え
ば冷却機能を必要とせず、高温の保温でのみ使用する場
合は、冷却手段を器体から取り外しておけば、器体を小
型化でき、省スペース化が図れるとともに、軽量化が図
れるので、容器内の残水を器体を傾けて排水する際も、
楽に行え、使い勝手がよくなる。
【0021】以下本発明の実施の形態について、図面を
参照しながら説明する。 (実施の形態1) 図1において、1は本体、2は本体1内に配された上面
開口の容器、3は容器2の開口部を覆う蓋体である。4
は容器2内の液体を器体外へ導出する導出手段であると
ころの第1の電動式のポンプ(以下「導出ポンプ」と称
す)で、第1のモータ5により駆動される。
【0022】導出ポンプ4の吸込口6は、容器2の下部
と連通しており、また、その吐出口7は、後述する第1
の水路8を介して、導出口9に連通している。10は、
第1のモーター5の運転を制御するスイッチであり、外
部操作のつまみ11と連動しており、スイッチ10やつ
まみ11等で導出操作部12が構成されている。
【0023】13は容器2内の液体を循環させる循環手
段であるところの第2の電動式のポンプ(以下「循環ポ
ンプ」と称す)で、第2のモータ14により駆動され
る。循環ポンプ13の吸込口15は、容器2の下部と連
通しており、また、その吐出口16は、第2の水路17
を介して容器2の上部と連通している。
【0024】18は液体を加熱する電気式のヒーター
で、第2の水路17の途中に配された加熱容器19の外
壁に取り付けられている。このヒーター18と加熱容器
19により液体の加熱手段20(以下「ボイラー」と称
す)が構成されている。
【0025】21は容器2の底部に配された液体の冷却
手段であるところの熱交換器で、ペルチェ効果による熱
電素子22、放熱部材23、熱電素子22を外気と遮断
して周囲の空気に断熱効果を持たせるためのシール部材
24等で構成されており、熱電素子22は吸熱側を容器
2の底部に、放熱側を放熱部材23に圧接して取り付け
られている。また、熱交換器21は容器2の側壁の下部
に配置しても良い。
【0026】25は放熱部材23等に送風を行う送風機
である。26は第1の水路8の途中に配された切替え弁
で、ここで水路は、第3の水路27と第4の水路28と
に分岐しており、それらは各々導出口9、容器2上部に
連通している。
【0027】29は切替え弁26内部に配され、つまみ
11と連動する弁体で、つまみ11の非操作時には、切
替え弁26の導出口側への流出口30を塞いで導出ポン
プ4、第1の水路8を介して容器2内に還流する循環経
路を形成している。つまみ11の操作時には、弁体29
は切替え弁26の容器側への流出口31を塞いで導出経
路を形成する。
【0028】32は、活性炭等の水質改良剤33を内包
するケースで、第2の水路17、および第4の水路28
の容器2への出口に配設されている。34は容器2内の
液温を検知するセンサー、35は容器2の外壁を包む第
1の断熱材、36は導出ポンプを覆う第2の断熱材、3
7は導出ポンプを覆う第3の断熱材である。
【0029】容器2内の液体を一旦沸騰(以下「湯沸か
し」と称す)させて、所定の温度にまで冷却するには、
以下のような手順で行う。まず、湯沸かし時には、循環
ポンプ13を運転するとともに、ヒーター18に通電す
る。これにより、容器2内の液体は、循環ポンプ13の
吸込口15より吸い込まれ、吐出口16より圧送され
て、第2の水路17、加熱容器19を経て、容器2内に
還流する。
【0030】この時、液体は加熱容器21を通過した際
にヒーター20により加熱され、この動作を続けること
により、容器2内の液体の温度が上昇して、沸騰に至
る。また、この時、液体は水質改良剤33を内包するケ
ース32内を通過するので、カルキ等の不要成分の除去
が助長される。
【0031】沸騰した液体を冷却するには、導出ポンプ
4を運転するとともに、熱電素子22に通電し、送風機
25を運転する。熱電素子22に通電すると、ペルチェ
効果により、容器2底部に圧接した吸熱側の温度が下が
り、容器2の壁を介して、容器2内の液体の熱を奪い、
これを放熱側に圧接した放熱部材23に導き、送風機2
5の送風により、その熱を強制的に器体外へ放出する。
【0032】つまみ11非操作時は、容器2内に還流す
る循環経路を形成しているので、導出ポンプ4の運転に
より、容器2内の液体はその間循環し、水質改良剤33
を内包するケース32内を通過するので、不要成分の除
去がさらに行われるとともに、この循環によって、液体
が空気と触れやすくなるので、湯沸かし時に失われた溶
存酸素等が復元し、本来あるべき状態の液体になる。こ
の動作を続け、液体を設定した温度まで速やかに冷却す
るのである。
【0033】容器2内の液体を導出しようとする場合
は、つまみ11を操作して、導出ポンプ4を運転すれ
ば、つまみ11に連動して切替え弁26が切り替わっ
て、導出経路が形成されるので液体は器体外に導出され
る。
【0034】湯沸かしした液体を高温、例えば95℃前
後で保温するためには、容器2内の液体の温度の下降に
応じて、湯沸かし時と同様の動作を所定の保温温度にな
るまで行えばよく、また、冷却した液体を低温、例えば
10℃前後で保冷するためには、容器2内の液体の温度
の上昇に応じて、冷却時と同様の動作を所定の保冷温度
になるまで行えばよい。
【0035】この構成であれば、冷却時の水質改良や、
酸素復元のための循環経路を部分的に導出経路と共用で
き、かつ熱交換器へ接続する経路が不要であるため、構
成を簡素化することができ、また、熱交換器21は熱湯
に触れることがないので、その構成部材は耐熱水性の材
料を使用する必要がなく、比較的安価な材料を使用でき
る。
【0036】(実施の形態2) 図2において、40は導出ポンプで、その吸込口41は
容器42の下部と連通しており、また、その吐出口43
は第1の水路44を介して第1の切替え弁45と接続し
ている。
【0037】第1の切替え弁45から水路は分岐して、
一方は後述する第2の水路46を介して導出口9へ、他
方は第3の水路47を介して容器42の上部と連通して
いる。第3の水路47の途中にはボイラー20が配され
ている。
【0038】48は第2の水路46の途中に配された第
2の切替え弁で、ここで水路は、第4の水路49と第5
の水路50とに分岐しており、それらは各々導出口9、
容器42上部に連通している。
【0039】51は第2の切替え弁48内部に配され、
つまみ11と連動する弁体で、つまみ11の非操作時に
は、第2の切替え弁48の導出口側への流出口52を塞
いで、導出兼循環ポンプ40、第2の水路46、第5の
水路50を介して容器42内に還流する循環経路を形成
している。つまみ11の操作時には、弁体51は第2の
切替え弁48の容器側への流出口53を塞いで、導出経
路を形成する。
【0040】第5の水路50および第3の水路47の容
器42への出口には、水質改良剤33を内包するケース
32が配設されている。21は液体の冷却手段である熱
交換器、25は送風機である。
【0041】容器42内の液体を湯沸かしして、所定の
温度にまで冷却するには以下のような手順で行う。ま
ず、湯沸かし時には、第1の切替え弁45を動作させ
て、第1の水路44と第3の水路47を連通にした状態
で、導出兼循環ポンプ40を運転するとともに、ヒータ
ー18に通電する。これにより、容器42内の液体は、
循環して不要成分の除去が行われながら温度が上昇し、
沸騰に至る。
【0042】沸騰した液体を冷却するには、第1の切替
え弁45を動作させて、第1の水路44と第2の水路4
6を連通にした状態で、導出兼循環ポンプ40を運転す
るとともに、熱電素子22に通電し、送風機25を運転
する。
【0043】つまみ11非操作時には、第2の水路46
と、第5の水路50が連通しており、容器42へ還流す
る循環経路を形成しているので、不要成分の除去や、湯
沸かしで失われた溶存酸素の復元を行いながら冷却す
る。
【0044】この構成であれば、湯沸かし時の循環経
路、および冷却時の循環経路を導出経路と部分的に共用
でき、かつ循環手段を導出手段と兼用できるため、ポン
プ一つのみで事足りるので、器体を小型化することがで
き、コストも低減できる。
【0045】(実施の形態3) 図3において、60は導出ポンプで、その吸込口61は
容器62の下部と連通しており、その吐出口63は第1
の水路64を介して導出口9と連通している。65は循
環ポンプで、その吸込口66は容器62の下部と連通し
ており、その吐出口67は後述する熱交換器68、第2
の水路69を介して第1の切替え弁70と接続してい
る。
【0046】第1の切替え弁70から水路は分岐して、
一方は第3の水路71を介して、他方は第4の水路72
を介して、各々容器62の上部と連通している。第4の
水路72の途中にはボイラー20が配されている。
【0047】熱交換器68は、通水容器73、ペルチェ
効果による熱電素子75、放熱部材76、熱電素子75
を外気と遮断して、周囲の空気に断熱効果を持たせるた
めのシール部材77等で構成されており、熱電素子75
は吸熱側を通水容器73に、放熱側を放熱部材76に圧
接して取り付けられている。
【0048】ここで、循環ポンプ65の吐出口67を含
むポンプ室78と、通水容器73とは同一の部材で一体
に形成してある。つまり、循環ポンプ65の吐出口67
は通水容器73の流入口を兼ねている。
【0049】容器62内の液体を沸かして、所定の温度
にまで冷却するには、第1の切替え弁70を切り替え
て、第2の水路69と、第4の水路72を連通にした状
態で、循環ポンプ65を運転するとともに、ヒーター1
8に通電する。この動作により、水質改良を伴う湯沸か
しが行われる。
【0050】液体が沸騰した後、第1の切替え弁70を
切り替えて、第2の水路69と、第3の水路71を連通
にした状態で、循環ポンプ65を運転するとともに、熱
電素子75に通電する。この動作により、水質改良や溶
存酸素復元を伴う湯沸かしが行われる。
【0051】ここで、循環ポンプ65のポンプ室78
と、通水容器73とは一体で形成してあるので、循環ポ
ンプ65の吐出口67と、熱交換器68とを結ぶ水路が
不要であり、構成を簡素化することができ、コンパクト
化が図れるとともに、コストも削減できる。
【0052】また、熱交換器68の放熱部材76と、循
環ポンプ65のモーター79に接触しているモーター固
定板80とを接触させることにより、放熱部材76の熱
をモーター固定板80を介して、モーター79に伝える
ことによって、冷却時にポンプ室78を通過する冷水に
よって、モーター79が冷却されて、結露するのを防止
でき、結露防止構成が簡素化できるのである。
【0053】(実施の形態4) 図4において、90は循環ポンプで、その吸込口91は
容器92の下部と連通しており、その吐出口93は第1
の通路94を介して、第1の切替え弁95と連通してい
る。
【0054】第1の切替え弁95から水路は分岐して、
一方は、ボイラー20を途中に配した第2の水路96、
第3の水路97を介して、容器92の上部と連通してい
る。他方は第4の水路98、第5の水路99、冷却手段
の熱交換器100、第6の水路101、第7の水路10
2を介して、容器92の上部と連通している。
【0055】25は送風機、103は電源ユニットで、
熱交換器100の熱電素子22や、送風機25へ等への
電源を供給している。
【0056】ここで、熱交換器100とこれに接続され
ている第5の水路99および第6の水路101、送風機
25、電源ユニット103等の液体の冷却に必要な構成
部品は、冷却装置部104内に収納されており、器体を
構成するその他の部品は、本体105に収納されてい
る。
【0057】冷却装置部104は、本体105と着脱自
在に取りつけられており、それにともなって、第4の水
路98と第5の水路99、および第6の水路101と第
7の水路102との接続は、各々着脱自在に接続されて
いる。
【0058】107は本体105に配された第1の端
子、108は冷却装置部104に配された第2の端子
で、電源コード106から取り入れた外部電源を、冷却
装置部104に供給する目的のものであり、これも冷却
装置部104の着脱に伴って、着脱自在となっている。
【0059】容器92内の液体を湯沸かしして、所定の
温度にまで冷却するには、第1の切替え弁95の切替え
動作と、循環ポンプ90の運転と、ヒーター18への通
電あるいは熱電素子22、送風機25への通電により行
われる。
【0060】図5は、冷却装置部104を、本体105
より離脱させた状態を示すものである。
【0061】109はカバーで、これも本体105に対
して着脱自在に取りつけられている。110、111は
カバー109に取りつけられた第1の止水部材、第2の
止水部材で、カバー109を本体105に装着したとき
に、各々、第4の水路98、第7の水路102の開口部
を塞ぐ位置に配してある。
【0062】ここで、例えば冷却機能を必要とせず、高
温の保温でのみ使用する場合は、冷却手段を内包する冷
却装置部104を、本体105より取り外して、代わり
にカバー109を装着した状態で使用すればよく、これ
によって、使用時の器体を小型化でき、省スペース化が
図れるとともに、軽量化が図れるので、容器内の残水を
器体を傾けて排水する際も、楽に行え、使い勝手がよく
なる。
【0063】また、この状態の器体を独立した商品とし
て市場に供給することも容易で、2つの異なった仕様の
商品において、部品の大部分を共用化できる。
【0064】本実施の形態は、循環ポンプ90を本体1
05に配しているが、例えば、第1の切り替え弁95
を、導出ポンプ112を含む水路の途中に配して、導出
ポンプ112を湯沸かし時の循環ポンプと兼用すれば、
循環ポンプ90は、冷却専用として、冷却装置部104
側に配することも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、循環経路を備えつつ、液体の冷却手段を、容器に
して配すことにより、容器内の液体を、容器の壁と冷却
手段の吸熱部材との間の熱伝導により冷却することが容
易であり、液体を冷却するための循環経路が不要である
ため冷却手段の構成を簡素化することができる。
【0066】また、請求項2記載の発明によれば、導出
経路を導出の目的で使用しないときは、冷却時の循環経
路として利用でき、従来例のような切替え弁を配する必
要がないので、器体を小型化でき、かつ、コストも低減
できるのである。
【0067】また、請求項3記載の発明によれば、導出
手段を循環手段として利用できるので、専用の循環手段
が不要であるので、器体を小型化でき、かつ、コストも
低減できるのである。
【0068】また、請求項記載の発明によれば、冷却
機能を必要とせず高温の保温でのみ使用する場合は、冷
却手段を器体から取り外しておけば器体を小型化でき、
省スペース化が図れるとともに軽量化が図れるので、容
器内の残水を器体を傾けて排水する際も楽に行えて使い
勝手がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気湯沸し器の実施の形態1を示す縦
断面図
【図2】本発明の電気湯沸し器の実施の形態2を示す縦
断面図
【図3】本発明の電気湯沸し器の実施の形態3を示す縦
断面図
【図4】本発明の電気湯沸し器の実施の形態4を示す縦
断面図
【図5】本発明の電気湯沸し器の実施の形態5を示す縦
断面図
【図6】従来の電気湯沸し器の一例を示す縦断面図
【符号の説明】
1、105 本体 2 容器 4、60 導出ポンプ 12 導出操作部 13、65、90 循環ポンプ 18 ヒーター 19 加熱容器 20 ボイラー(加熱手段) 21、68、100 熱交換器 22、75 熱電素子 26 切り替え弁 33 水質改良剤 40 導出兼循環ポンプ 45、70、95 第1の切り替え弁 48 第2の切り替え弁 104 冷却装置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に配した液体を収容する容器と、
    液体を器体外へ導出する導出手段と、外部操作により前
    記導出手段の動作を制御する導出操作部とを備え、前記
    容器の下部と上部とを連通し得る少なくともひとつ以上
    の循環経路を器体外への導出経路と独立もしくは一部経
    路を共用して設け、前記循環経路の途中に前記容器内の
    液体を加熱する加熱手段を配するとともに、前記容器に
    接する位置に液体を冷却する冷却手段を配した電気湯沸
    し器。
  2. 【請求項2】 導出経路を途中で分岐して、その一方を
    器体外への導出口ヘ、他方を前記容器上部へ連通させ、
    前記分岐部に導出操作部と連動する切替え弁を配し、前
    記導出操作部の操作時には、前記経路を器体外への導出
    側に連通させて液体の導出経路を形成し、前記導出操作
    部の非操作時には、前記導出経路を前記容器内への循環
    側に連通させて循環経路を形成し、この循環経路の前記
    容器への還流口の近傍に水質改良剤を内包するケースを
    配してなる請求項1記載の電気湯沸し器。
  3. 【請求項3】 容器の底部から器体外への導出口とを結
    ぶ一連の導出経路の途中に導出手段を配し、前記導出手
    段から前記導出口に至る経路の途中で経路を分岐し、一
    方を前記導出口へ、他方を前記容器上部へ連通させ、前
    記分岐部に第1の切替え弁を配して、前記第1の切替え
    弁の動作により、導出経路と循環経路とのいずれかを選
    択的に形成するとともに、前記第1の切替え弁と前記導
    出口とを結ぶ導出経路の途中でさらに経路を分岐し、そ
    の一方を器体外への導出口ヘ、他方を前記容器上部へ連
    通させ、前記分岐部に前記導出操作部と連動する第2の
    切替え弁を配し、前記導出操作部の操作時には、前記経
    路を器体外への導出側に連通させて液体の導出経路を形
    成し、前記導出操作部の非操作時には、前記導出経路を
    前記容器内への循環側に連通させて第2の循環経路を形
    成し、前記第2の循環経路の前記容器への還流口の近傍
    に水質改良剤を内包するケースを配してなる請求項1記
    載の電気湯沸し器。
  4. 【請求項4】 冷却手段は本体と着脱自在であることを
    特徴とする請求項1〜 3のいずれか1項に記載の電気湯
    沸し器。
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