JP3173417U - 泡立てネット - Google Patents
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Abstract
【課題】
合成樹脂製の筒状網材が軸芯方向に幾重にも巻き込まれているので、弾力性を有し、形状安定性・耐久性に優れるとともに、水切れが良く衛生面に優れ、手の平サイズで、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができ、年齢に係わらず幅広く使用できる泡立てネットを提供することを目的とする。
【解決手段】
伸縮性を有する合成樹脂製の筒状網材を両端部から巻き込んで形成される泡立てネットであって、 前記筒状網材の端部を収束固着して固着部を形成し、前記固着部を前記筒状網材の内側略中心(軸芯)に移動させ、前記筒状網材の軸線方向の両側部の折返端部を外側若しくは内側に巻き込み巻込み体を形成し、次いで結束部材で前記固着部を介して前記筒状網材の側面外周を軸線方向と並行に周回して、前記結束部材で前記筒状網材を30〜120°間隔で結束することで形成される複数の突起部を備える構成を有している。
【選択図】 図1
合成樹脂製の筒状網材が軸芯方向に幾重にも巻き込まれているので、弾力性を有し、形状安定性・耐久性に優れるとともに、水切れが良く衛生面に優れ、手の平サイズで、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができ、年齢に係わらず幅広く使用できる泡立てネットを提供することを目的とする。
【解決手段】
伸縮性を有する合成樹脂製の筒状網材を両端部から巻き込んで形成される泡立てネットであって、 前記筒状網材の端部を収束固着して固着部を形成し、前記固着部を前記筒状網材の内側略中心(軸芯)に移動させ、前記筒状網材の軸線方向の両側部の折返端部を外側若しくは内側に巻き込み巻込み体を形成し、次いで結束部材で前記固着部を介して前記筒状網材の側面外周を軸線方向と並行に周回して、前記結束部材で前記筒状網材を30〜120°間隔で結束することで形成される複数の突起部を備える構成を有している。
【選択図】 図1
Description
本考案は、片手で容易に泡立てることができる泡立てネットに関する。
従来より、合成樹脂製のネットを用いた顔や身体の洗浄用の泡立てネットには、石鹸を入れて用いる袋状のものや、筒状のネットを結束することで形成される略球状のもの等が用いられていた。しかしながら、これらのものは泡立ってもきめが粗く、良質な泡を得ることが難しかった。これらの課題を解決するために、(特許文献1)には、「伸縮性がある目の細かい適度な弾力性のある筒状ネットを蛇腹状に縮め、筒状蛇腹ネットの輪の上下中央を蝶々の羽根型に締結固定することにより筒状ネットのヒダが幾重にも層を有する泡立てネット」が開示されている。
また、(特許文献2)には、「伸縮性を有する網材により形成される筒状網材をその軸線方向に押し縮めることにより形成された環状ネット本体の対峙する2ヶ所をそれぞれ結束部材により結束し、環状ネット本体に対する押し縮め力を解放することにより形成された泡立てネットであって、筒状網材は、その径方向に沿う伸縮率が、軸線方向に沿う伸縮率よりも大きいことを特徴とする泡立てネット」が開示されている。
また、(特許文献2)には、「伸縮性を有する網材により形成される筒状網材をその軸線方向に押し縮めることにより形成された環状ネット本体の対峙する2ヶ所をそれぞれ結束部材により結束し、環状ネット本体に対する押し縮め力を解放することにより形成された泡立てネットであって、筒状網材は、その径方向に沿う伸縮率が、軸線方向に沿う伸縮率よりも大きいことを特徴とする泡立てネット」が開示されている。
しかしながら上記従来の技術においては、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)に開示の技術は、二本の棒を立てたネット受け台を用い、筒状ネットを蛇腹状に縮めて、左右中央を上下中央に締結固定しただけであるので、使用時に圧縮の繰り返しにより露出した端部の網目が露出し、そこからネットが裂け、耐久性にかけるとともに、泡立てネットの製造に特別な台を使う必要があるという課題を有していた。
(2)(特許文献2)に開示の技術は、(特許文献1)と同様に、使用により筒状網材の端部から裂けやすく耐久性に欠けるとともに、泡立てネットの製造に板状体が必要であるという課題を有していた。
(1)(特許文献1)に開示の技術は、二本の棒を立てたネット受け台を用い、筒状ネットを蛇腹状に縮めて、左右中央を上下中央に締結固定しただけであるので、使用時に圧縮の繰り返しにより露出した端部の網目が露出し、そこからネットが裂け、耐久性にかけるとともに、泡立てネットの製造に特別な台を使う必要があるという課題を有していた。
(2)(特許文献2)に開示の技術は、(特許文献1)と同様に、使用により筒状網材の端部から裂けやすく耐久性に欠けるとともに、泡立てネットの製造に板状体が必要であるという課題を有していた。
本考案は上記従来の課題を解決するもので、合成樹脂製の筒状網材が軸芯方向に幾重にも巻き込まれているので、弾力性を有し、形状安定性・耐久性に優れるとともに、水切れが良く衛生面に優れ、手の平サイズに収めることができるので、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができ、年齢に係わらず幅広く使用できる泡立てネットを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本考案の泡立てネットは、以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載の泡立てネットは、伸縮性を有する合成樹脂製の筒状網材を両端部から巻き込んで形成される泡立てネットであって、 前記筒状網材の端部を収束固着して固着部を形成し、前記固着部を前記筒状網材の内側略中心(軸芯)に移動させ、前記筒状網材の軸線方向の両側部の折返端部を外側若しくは内側に巻き込み巻込み体を形成し、次いで結束部材で前記固着部を介して前記筒状網材の側面外周を軸線方向と平行に周回して、前記結束部材で前記筒状網材を30〜120°間隔で結束することで形成される複数の突起部を備える構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)剛性を有する筒状網材が巻き込まれて幾重にも折り重なり、結束部と結束部の間が膨出した突起部を形成し弾性を有するので、石鹸や洗顔剤を付け泡立てネットを手揉みすることで、生成する泡が細分化され、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、弾力性があり、形状安定性に優れる。
(2)筒状網材の端部が巻き込まれているので、使用中に端部から裂けることが無く、耐久性に優れる。
(3)筒状網材を巻き込んで、結束部材で縛ればよいので、特別な器材等を必要とせず、容易に製造することができる。
(4)突起部の数を、結束部材の結束間隔を固着部を中心とした所定の角度にすることで調節できるので、使用する筒状網材の大きさによって、最適な大きさの突起部を形成することができるとともに、デザイン性にも優れる。
(5)固着部を介して結束するので、結束部材を固着部に固定しつつ結束することができるとともに、固着部で結束部材のほつれを保護することができる。
本考案の請求項1に記載の泡立てネットは、伸縮性を有する合成樹脂製の筒状網材を両端部から巻き込んで形成される泡立てネットであって、 前記筒状網材の端部を収束固着して固着部を形成し、前記固着部を前記筒状網材の内側略中心(軸芯)に移動させ、前記筒状網材の軸線方向の両側部の折返端部を外側若しくは内側に巻き込み巻込み体を形成し、次いで結束部材で前記固着部を介して前記筒状網材の側面外周を軸線方向と平行に周回して、前記結束部材で前記筒状網材を30〜120°間隔で結束することで形成される複数の突起部を備える構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)剛性を有する筒状網材が巻き込まれて幾重にも折り重なり、結束部と結束部の間が膨出した突起部を形成し弾性を有するので、石鹸や洗顔剤を付け泡立てネットを手揉みすることで、生成する泡が細分化され、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、弾力性があり、形状安定性に優れる。
(2)筒状網材の端部が巻き込まれているので、使用中に端部から裂けることが無く、耐久性に優れる。
(3)筒状網材を巻き込んで、結束部材で縛ればよいので、特別な器材等を必要とせず、容易に製造することができる。
(4)突起部の数を、結束部材の結束間隔を固着部を中心とした所定の角度にすることで調節できるので、使用する筒状網材の大きさによって、最適な大きさの突起部を形成することができるとともに、デザイン性にも優れる。
(5)固着部を介して結束するので、結束部材を固着部に固定しつつ結束することができるとともに、固着部で結束部材のほつれを保護することができる。
合成樹脂製の筒状網材としては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリビニルアルコール等の種々のものを使用することができる。筒状網材は、合成樹脂を一体押出し成形法により形成される筒状のプラスチックネットであり、その径方向の伸縮率が、軸線方向における伸縮率よりも大きくなるように形成されている。尚、筒状網材の網目形状は、菱形、四角形状、三角形状、円形状等の各種形状を採用することができる。
また、使用される通常網材としては、軸線方向の長さが30〜40cm、折り径が6〜12cm、目数が70〜100、厚みが0.1〜0.5であるものが好ましい。ここで、折り径とは、筒状網材を伸ばさずに平面状に折り潰した時の径方向の長さであり、目数とは、周方向における網目の数のことをいう
長手方向の長さが30cmより短くなる、若しくは、折り径が6cmより小さくなるにつれ、泡立てネットの大きさが小さくなりすぎ使いづらくなる、若しくは、折り重ねる回数が少なくなり泡立ちが悪くなる傾向にあり好ましくない。40cmより大きくなる、若しくは、折り径が12cmより大きくなるにつれ、泡立てネットの大きさが大きくすぎ片手で使いづらくなる、若しくは、折り重ねる回数が増えて感触が硬くなり、手揉みを繰り返すのが困難となる傾向にあり好ましくない。
また、使用される通常網材としては、軸線方向の長さが30〜40cm、折り径が6〜12cm、目数が70〜100、厚みが0.1〜0.5であるものが好ましい。ここで、折り径とは、筒状網材を伸ばさずに平面状に折り潰した時の径方向の長さであり、目数とは、周方向における網目の数のことをいう
長手方向の長さが30cmより短くなる、若しくは、折り径が6cmより小さくなるにつれ、泡立てネットの大きさが小さくなりすぎ使いづらくなる、若しくは、折り重ねる回数が少なくなり泡立ちが悪くなる傾向にあり好ましくない。40cmより大きくなる、若しくは、折り径が12cmより大きくなるにつれ、泡立てネットの大きさが大きくすぎ片手で使いづらくなる、若しくは、折り重ねる回数が増えて感触が硬くなり、手揉みを繰り返すのが困難となる傾向にあり好ましくない。
固着部の形成方法は、筒状網材の端部を固着できればどのような方法でも良く、熱による溶着、接着剤等による固着等が好適に用いられる。
突起部は、結束部材を固着部を中心として30〜120°間隔で結束して、2個以上形成される。結束部の間隔が30°より小さくなるにつれ、突起部の数が増え過ぎ、製造が困難になる傾向にあり好ましくない。120°より大きくなるにつれ、幅広に形成されるので、手が小さい子供等では片手で使いづらく利便性に欠ける。
突起部は、結束部材を外周側面側から結束することで、突起部を軸線方向に対して複数に分割するよう形成しても良い。
突起部は、結束部材を外周側面側から結束することで、突起部を軸線方向に対して複数に分割するよう形成しても良い。
結束部材は、筒状網材を縛ることができる糸状体若しくは紐状体であればどのようなものでも良いが、その中でも強度のあるものが好適に用いられる。強度のある糸状体としては、厚手の生地に用いられるポリエステル製のミシン糸等が好適に用いられる。強度のある結束部材を用いることで、摩擦等で結束部材の一部が切れたり解れたりし難く、密に結束することができるので、使用時の感触にも影響を与えない。
また、結束する際に市販のビーズ等を介して結束することもできる。これにより、泡立てネットの製造後の結束部材の端部を隠すとともに、使用による摩擦等による結束部材の解れ等を防ぎ、加えて、デザイン性を増すことができる。
また、結束する際に市販のビーズ等を介して結束することもできる。これにより、泡立てネットの製造後の結束部材の端部を隠すとともに、使用による摩擦等による結束部材の解れ等を防ぎ、加えて、デザイン性を増すことができる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の泡立てネットであって、前記突起部が軸線方向に垂直な平面上に略等間隔に形成されている構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が略等間隔に形成されるので、どの方向から握った場合でも、略同じ状態でつかめるので、わざわざ持ち変えることなく泡立てる事ができ、利便性が高い。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が略等間隔に形成されるので、どの方向から握った場合でも、略同じ状態でつかめるので、わざわざ持ち変えることなく泡立てる事ができ、利便性が高い。
突起部を等間隔で形成することで、泡立てネットを三つ葉状、四つ葉状、梅の花弁状等のデザイン性にすぐれる形状に形成することができる。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の泡立てネットであって、前記固着部と前記筒状網材を前記筒状網材の外周の側面方向から前記結束部材で結束するとともに、前記結束部材を軸線方向と平行に前記固着部を中心として90°間隔で前記筒状網材の側面外周を結束し、前記突起部が軸線方向に対して上下に略等間隔に4個ずつ形成された構成を有している。
この構成により請求項1又は2で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が指の間に入り易い大きさとなり、手揉みを繰り返すことで、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができる。
(2)突起部が上下左右略対称に形成され、形状安定性に優れるので、収納時にも安定するとともに、空気が通りやすいので、水切れも良く、乾きやすい。
この構成により請求項1又は2で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が指の間に入り易い大きさとなり、手揉みを繰り返すことで、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができる。
(2)突起部が上下左右略対称に形成され、形状安定性に優れるので、収納時にも安定するとともに、空気が通りやすいので、水切れも良く、乾きやすい。
以上のように、本考案の泡立てネットによれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1によれば、
(1)容易に製造することができ、デザイン性に優れるとともに、弾力性があり、形状安定性・耐久性に優れ、手揉みを繰り返すことで片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができる泡立てネットを提供することができる。
請求項1によれば、
(1)容易に製造することができ、デザイン性に優れるとともに、弾力性があり、形状安定性・耐久性に優れ、手揉みを繰り返すことで片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができる泡立てネットを提供することができる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1の効果に加え、
(1)どの方向から握った場合でも、わざわざ持ち変えることなく使用できる泡立てネットを提供することができる。
(1)どの方向から握った場合でも、わざわざ持ち変えることなく使用できる泡立てネットを提供することができる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)耐久性に優れ、片手で容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、水切れが良く、乾燥しやすい泡立てネットを提供することができる。
(1)耐久性に優れ、片手で容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、水切れが良く、乾燥しやすい泡立てネットを提供することができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
なお、本考案はこの実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1実施の形態1の泡立てネットを約2倍に拡大した写真である。
1はポリエステル製のネットで約4cm四方の大きさに形成された実施の形態1の泡立てネット、2は結束部材7(後述する)による筒状網材4(後述する)の絞り部、3は結束部材7によって形成される突起部である。
なお、本考案はこの実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1実施の形態1の泡立てネットを約2倍に拡大した写真である。
1はポリエステル製のネットで約4cm四方の大きさに形成された実施の形態1の泡立てネット、2は結束部材7(後述する)による筒状網材4(後述する)の絞り部、3は結束部材7によって形成される突起部である。
以上のように作製された実施の形態1の泡立てネットについて、以下その製造方法を図面を用いて説明する。
図2(a)は実施の形態1の泡立てネットの素材の筒状網材の斜視図であり、(b)は実施の形態1の泡立てネットの固着部形成時の斜視図である。
4は泡立てネット1の素材となる長さ約35cm,折り径約9cm,目開き5mmのポリエステル製の筒状網材、4a,4a’は筒状網材4の端部、5は筒状網材4の端部4a,4a’を固着した固着部である。尚、筒状網材4の長さ方向を軸線方向という。
まず、筒状網材4を端部4a,4a’が重なるように、内側又は外側に折り込む。
次に、重なった端部4a,4a’を溶着や接着、糸での結束等の方法で固着し、略円錐状にする。
図2(a)は実施の形態1の泡立てネットの素材の筒状網材の斜視図であり、(b)は実施の形態1の泡立てネットの固着部形成時の斜視図である。
4は泡立てネット1の素材となる長さ約35cm,折り径約9cm,目開き5mmのポリエステル製の筒状網材、4a,4a’は筒状網材4の端部、5は筒状網材4の端部4a,4a’を固着した固着部である。尚、筒状網材4の長さ方向を軸線方向という。
まず、筒状網材4を端部4a,4a’が重なるように、内側又は外側に折り込む。
次に、重なった端部4a,4a’を溶着や接着、糸での結束等の方法で固着し、略円錐状にする。
図3(a)は実施の形態1の泡立てネットの固着部を内側中央(軸芯)に移動した状態の斜視図であり、(b)は実施の形態1の泡立てネットの側面方向の結束時の斜視図である。
6は固着部5が筒状網材4の軸芯に位置する時の筒状網材4の側面部、6aは側面部6の両側の端部である折返端部、7は筒状網材4を結束する縫い針Aに通された糸状若しくは紐状の結束部材、8は結束部材7によって形成される筒状網材4の側面方向の絞り部である。
まず、略円錐状の筒状網材4において、固着部5が筒状網材4の内部中央(軸芯)に来るように移動させる。
次に、縫い針Aを用いて結束部材7で固着部5のある側面部6の略中央を縛り、側面方向の絞り部8を形成し、結束部材7は固着部5の側面方向に通しておく。
尚、結束部材7の端部に結び目を作り、側面絞り部8を形成する前に、一度固着部5を貫通させることで、容易に結束部材7の端部を固定しておくことができ、後の結束が容易になる。
6は固着部5が筒状網材4の軸芯に位置する時の筒状網材4の側面部、6aは側面部6の両側の端部である折返端部、7は筒状網材4を結束する縫い針Aに通された糸状若しくは紐状の結束部材、8は結束部材7によって形成される筒状網材4の側面方向の絞り部である。
まず、略円錐状の筒状網材4において、固着部5が筒状網材4の内部中央(軸芯)に来るように移動させる。
次に、縫い針Aを用いて結束部材7で固着部5のある側面部6の略中央を縛り、側面方向の絞り部8を形成し、結束部材7は固着部5の側面方向に通しておく。
尚、結束部材7の端部に結び目を作り、側面絞り部8を形成する前に、一度固着部5を貫通させることで、容易に結束部材7の端部を固定しておくことができ、後の結束が容易になる。
図4(a)は実施の形態1の泡立てネットの1回目の軸線方向結束時の拡大された要部側面図であり、(b)は実施の形態1の泡立てネットの2回目の軸線方向の結束時の拡大された要部側面図であり、(c)は実施の形態1の泡立てネットの2回目の軸線方向の結束時の平面図である。
6bは折返端部6aを筒状網材4の内側又は外側に巻込むことで形成される巻込部、9は結束部材7によって側面方向絞り部8により砂時計状に形成された筒状網材4の軸線方向絞り部、10は軸線方向絞り部9により形成される膨出部、10aは膨出部10の膨出端部である。
まず、結束部材7で縛る側の折返端部6aを固着部方向に内側又は外側に巻き込み巻込部6bを形成し、上下同時に結束部材7で巻込部6bが形成された側面部6を軸線方向に縛って軸線方向の絞り部9を形成する。
次に、1回目の軸線方向の結束箇所に対して軸線方向と平行に固着部5を中心として180°方向を変えて、1回目と同様の方法で結束し、側面から見て上下に2個ずつ膨出部10を形成する。このとき、軸線方向の絞り部9は、側面部6の上下同時に絞らず、上部と下部に分けて形成しても良い。また、筒状網材4の側面部6を1周する度に、固着部5を通すことが望ましい。
6bは折返端部6aを筒状網材4の内側又は外側に巻込むことで形成される巻込部、9は結束部材7によって側面方向絞り部8により砂時計状に形成された筒状網材4の軸線方向絞り部、10は軸線方向絞り部9により形成される膨出部、10aは膨出部10の膨出端部である。
まず、結束部材7で縛る側の折返端部6aを固着部方向に内側又は外側に巻き込み巻込部6bを形成し、上下同時に結束部材7で巻込部6bが形成された側面部6を軸線方向に縛って軸線方向の絞り部9を形成する。
次に、1回目の軸線方向の結束箇所に対して軸線方向と平行に固着部5を中心として180°方向を変えて、1回目と同様の方法で結束し、側面から見て上下に2個ずつ膨出部10を形成する。このとき、軸線方向の絞り部9は、側面部6の上下同時に絞らず、上部と下部に分けて形成しても良い。また、筒状網材4の側面部6を1周する度に、固着部5を通すことが望ましい。
図5(a)実施の形態1の泡立てネットの3回目の軸線方向の結束時の側面図であり、(b)は実施の形態1の泡立てネットの完成時の平面図である。
まず、軸線方向で上下に重なる2つの膨出部10,10の膨出端部10a,10aを、1回目又は2回目の軸線方向の結束時と同様に固着部5方向に巻き込み、結束部材7で膨出部10を軸線方向に縛って2つの突起部3,3を形成する。
次に、軸線方向に上下に2つ残った膨出部10’,10’の各々を3回目の軸線方向の結束時と同様に軸線方向に結束し、結束部材7を固着部5に通した後に、結び目を作り固着部5に固定し、余った結束部材7を切断することで約4cm四方の泡立てネット1が形成される。
尚、3回目及び4回目の軸線方向の結束時に、結束部材7にビーズ等を通し、側面方向絞り部8や軸線方向絞り部9をビーズ等で保護しても良い。また、突起物に泡立てネット1をぶら下げることができるように、リング状の紐状体等を結束部材7又は固着部5に固定することで配設しても良い。
まず、軸線方向で上下に重なる2つの膨出部10,10の膨出端部10a,10aを、1回目又は2回目の軸線方向の結束時と同様に固着部5方向に巻き込み、結束部材7で膨出部10を軸線方向に縛って2つの突起部3,3を形成する。
次に、軸線方向に上下に2つ残った膨出部10’,10’の各々を3回目の軸線方向の結束時と同様に軸線方向に結束し、結束部材7を固着部5に通した後に、結び目を作り固着部5に固定し、余った結束部材7を切断することで約4cm四方の泡立てネット1が形成される。
尚、3回目及び4回目の軸線方向の結束時に、結束部材7にビーズ等を通し、側面方向絞り部8や軸線方向絞り部9をビーズ等で保護しても良い。また、突起物に泡立てネット1をぶら下げることができるように、リング状の紐状体等を結束部材7又は固着部5に固定することで配設しても良い。
以上のように、本実施の形態1における泡立てネットは構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)筒状網材4が幾重にも重なって形成されるので、石鹸や洗顔剤を付けて手揉みを繰り返すことで生成する泡が細分化され、きめ細かい泡を立てることができる。
(2)筒状網材4と針A,結束部材7だけで容易に製造できる。
(3)裂けやすい筒状網材4の端部4a,4a’が固着され、且つ筒状網材の内部に内包されているので、手揉みを繰り返しても解れ難く、耐久性に優れている。
(4)突起部3が上下左右略対称に形成されており、形状安定性に優れているので、載置する時にも安定するとともに、突起部3により空気が通りやすくなっているので、水切れが良く、乾きやすい。
(5)きめ細かい泡を立てることができるので、使用した洗顔剤等に対して、生成する泡の体積が大き過ぎず、洗顔等の局部を洗浄する場合に洗浄し易い。
(1)筒状網材4が幾重にも重なって形成されるので、石鹸や洗顔剤を付けて手揉みを繰り返すことで生成する泡が細分化され、きめ細かい泡を立てることができる。
(2)筒状網材4と針A,結束部材7だけで容易に製造できる。
(3)裂けやすい筒状網材4の端部4a,4a’が固着され、且つ筒状網材の内部に内包されているので、手揉みを繰り返しても解れ難く、耐久性に優れている。
(4)突起部3が上下左右略対称に形成されており、形状安定性に優れているので、載置する時にも安定するとともに、突起部3により空気が通りやすくなっているので、水切れが良く、乾きやすい。
(5)きめ細かい泡を立てることができるので、使用した洗顔剤等に対して、生成する泡の体積が大き過ぎず、洗顔等の局部を洗浄する場合に洗浄し易い。
本考案は、合成樹脂製の筒状網材が軸芯方向に幾重にも巻き込まれているので、弾力性を有し、形状安定性・耐久性に優れるとともに、水切れが良く衛生面に優れ、手の平サイズに収めることができるので、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができ、年齢に係わらず幅広く使用できる泡立てネットを提供することができる。
1 実施の形態1の泡立てネット
2 絞り部
3 突起部
4 筒状網材
4a,4a’ 端部
5 固着部
6 側面部
6a 折返端部
6b 巻込部
7 結束部材
8 側面方向の絞り部
9,9’ 軸線方向の絞り部
10,10’膨出部
10a 膨出端部
A 縫い針
2 絞り部
3 突起部
4 筒状網材
4a,4a’ 端部
5 固着部
6 側面部
6a 折返端部
6b 巻込部
7 結束部材
8 側面方向の絞り部
9,9’ 軸線方向の絞り部
10,10’膨出部
10a 膨出端部
A 縫い針
上記従来の課題を解決するために、本考案の泡立てネットは、以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載の泡立てネットは、伸縮性を有する合成樹脂製の筒状網材の両端部が重なるように内側又は外側に折り込み、重なり合う前記両端部を収束固着して固着部を形成し、前記固着部を前記筒状網材の内側略中心に移動させ、前記筒状網材の軸線方向の両端部に形成される折返端部を前記固着部に向かって外側若しくは内側に巻き込み巻込部を形成し、次いで結束部材で前記固着部を中心として前記巻込部の外周を軸線方向と平行に30〜120°間隔に周回して結束することで形成される複数の突起部を備える構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)剛性を有する筒状網材が巻き込まれて幾重にも折り重なり、結束部と結束部の間が膨出した突起部を形成し弾性を有するので、石鹸や洗顔剤を付け泡立てネットを手揉みすることで、生成する泡が細分化され、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、弾力性があり、形状安定性に優れる。
(2)筒状網材の端部が巻き込まれているので、使用中に端部から裂けることが無く、耐久性に優れる。
(3)筒状網材を巻き込んで、結束部材で縛ればよいので、特別な器材等を必要とせず、容易に製造することができる。
(4)突起部の数を、結束部材の結束間隔を固着部を中心とした所定の角度にすることで調節できるので、使用する筒状網材の大きさによって、最適な大きさの突起部を形成することができるとともに、デザイン性にも優れる。
(5)固着部を介して結束するので、結束部材を固着部に固定しつつ結束することができるとともに、固着部で結束部材のほつれを保護することができる。
本考案の請求項1に記載の泡立てネットは、伸縮性を有する合成樹脂製の筒状網材の両端部が重なるように内側又は外側に折り込み、重なり合う前記両端部を収束固着して固着部を形成し、前記固着部を前記筒状網材の内側略中心に移動させ、前記筒状網材の軸線方向の両端部に形成される折返端部を前記固着部に向かって外側若しくは内側に巻き込み巻込部を形成し、次いで結束部材で前記固着部を中心として前記巻込部の外周を軸線方向と平行に30〜120°間隔に周回して結束することで形成される複数の突起部を備える構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)剛性を有する筒状網材が巻き込まれて幾重にも折り重なり、結束部と結束部の間が膨出した突起部を形成し弾性を有するので、石鹸や洗顔剤を付け泡立てネットを手揉みすることで、生成する泡が細分化され、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、弾力性があり、形状安定性に優れる。
(2)筒状網材の端部が巻き込まれているので、使用中に端部から裂けることが無く、耐久性に優れる。
(3)筒状網材を巻き込んで、結束部材で縛ればよいので、特別な器材等を必要とせず、容易に製造することができる。
(4)突起部の数を、結束部材の結束間隔を固着部を中心とした所定の角度にすることで調節できるので、使用する筒状網材の大きさによって、最適な大きさの突起部を形成することができるとともに、デザイン性にも優れる。
(5)固着部を介して結束するので、結束部材を固着部に固定しつつ結束することができるとともに、固着部で結束部材のほつれを保護することができる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の泡立てネットであって、前記突起部が軸線方向に垂直な平面上に略等角度間隔に形成されている構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が略等角度間隔に形成されるので、どの方向から握った場合でも、略同じ状態でつかめるので、わざわざ持ち変えることなく泡立てる事ができ、利便性が高い。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が略等角度間隔に形成されるので、どの方向から握った場合でも、略同じ状態でつかめるので、わざわざ持ち変えることなく泡立てる事ができ、利便性が高い。
突起部を等角度間隔で形成することで、泡立てネットを三つ葉状、四つ葉状、梅の花弁状等のデザイン性にすぐれる形状に形成することができる。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の泡立てネットであって、前記固着部と前記筒状網材の外周が側面側から軸線方向と垂直な方向に前記結束部材で結束され、前記巻込部が90°間隔で結束されて、前記突起部が側面方向から見て上4個,下4個の計8個形成される構成を有している。
この構成により請求項1又は2で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が指の間に入り易い大きさとなり、手揉みを繰り返すことで、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができる。
(2)突起部が上下左右略対称に形成され、形状安定性に優れるので、収納時にも安定するとともに、空気が通りやすいので、水切れも良く、乾きやすい。
この構成により請求項1又は2で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が指の間に入り易い大きさとなり、手揉みを繰り返すことで、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができる。
(2)突起部が上下左右略対称に形成され、形状安定性に優れるので、収納時にも安定するとともに、空気が通りやすいので、水切れも良く、乾きやすい。
図4(a)は実施の形態1の泡立てネットの1回目の軸線方向結束時の拡大された要部側面図であり、(b)は実施の形態1の泡立てネットの2回目の軸線方向の結束時の拡大された要部側面図であり、(c)は実施の形態1の泡立てネットの2回目の軸線方向の結束時の平面図である。
6bは折返端部6aの一側部を筒状網材4の内側又は外側に巻込むことで形成される巻込部、9は結束部材7によって側面方向絞り部8により砂時計状に形成された筒状網材4の軸線方向絞り部、10は軸線方向絞り部9により形成される膨出部、10aは膨出部10の膨出端部である。
まず、結束部材7で縛る側の折返端部6aの一側部を固着部方向に内側又は外側に巻き込み巻込部6bを形成し、上下同時に結束部材7で巻込部6bが形成された側面部6を軸線方向に縛って軸線方向の絞り部9を形成する。
次に、1回目の軸線方向の結束箇所に対して軸線方向と平行に固着部5を中心として180°方向を変えて、1回目と同様の方法で結束し、側面から見て上下に2個ずつ膨出部10を形成する。このとき、軸線方向の絞り部9は、側面部6の上下同時に絞らず、上部と下部に分けて形成しても良い。また、筒状網材4の側面部6を1周する度に、固着部5を通すことが望ましい。
6bは折返端部6aの一側部を筒状網材4の内側又は外側に巻込むことで形成される巻込部、9は結束部材7によって側面方向絞り部8により砂時計状に形成された筒状網材4の軸線方向絞り部、10は軸線方向絞り部9により形成される膨出部、10aは膨出部10の膨出端部である。
まず、結束部材7で縛る側の折返端部6aの一側部を固着部方向に内側又は外側に巻き込み巻込部6bを形成し、上下同時に結束部材7で巻込部6bが形成された側面部6を軸線方向に縛って軸線方向の絞り部9を形成する。
次に、1回目の軸線方向の結束箇所に対して軸線方向と平行に固着部5を中心として180°方向を変えて、1回目と同様の方法で結束し、側面から見て上下に2個ずつ膨出部10を形成する。このとき、軸線方向の絞り部9は、側面部6の上下同時に絞らず、上部と下部に分けて形成しても良い。また、筒状網材4の側面部6を1周する度に、固着部5を通すことが望ましい。
上記従来の課題を解決するために、本考案の泡立てネットは、以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載の泡立てネットは、伸縮性を有する合成樹脂製の筒状網材の両端部が重なるように内側又は外側に折り込み、重なり合う前記両端部を収束固着して固着部を形成し、前記固着部を前記筒状網材の内側略中心に移動させ、前記筒状網材の軸線方向の両端部に形成される円形状の折返端部をそれぞれ前記固着部に向かって外側若しくは内側に巻き込み上下に巻込部を形成し、次いで結束部材で前記固着部を中心として前記巻込部の外周を軸線方向と平行に30〜120°間隔に周回して結束することで形成される複数の突起部を備える構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)剛性を有する筒状網材が巻き込まれて幾重にも折り重なり、結束部と結束部の間が膨出した突起部を形成し弾性を有するので、石鹸や洗顔剤を付け泡立てネットを手揉みすることで、生成する泡が細分化され、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、弾力性があり、形状安定性に優れる。
(2)筒状網材の端部が巻き込まれているので、使用中に端部から裂けることが無く、耐久性に優れる。
(3)筒状網材を巻き込んで、結束部材で縛ればよいので、特別な器材等を必要とせず、容易に製造することができる。
(4)突起部の数を、結束部材による巻込部の結束間隔を固着部を中心とした所定の角度にすることで調節できるので、使用する筒状網材の大きさによって、最適な大きさの突起部を形成することができるとともに、デザイン性にも優れる。
(5)固着部を介して結束するので、結束部材を固着部に固定しつつ結束することができるとともに、固着部で結束部材のほつれを保護することができる。
本考案の請求項1に記載の泡立てネットは、伸縮性を有する合成樹脂製の筒状網材の両端部が重なるように内側又は外側に折り込み、重なり合う前記両端部を収束固着して固着部を形成し、前記固着部を前記筒状網材の内側略中心に移動させ、前記筒状網材の軸線方向の両端部に形成される円形状の折返端部をそれぞれ前記固着部に向かって外側若しくは内側に巻き込み上下に巻込部を形成し、次いで結束部材で前記固着部を中心として前記巻込部の外周を軸線方向と平行に30〜120°間隔に周回して結束することで形成される複数の突起部を備える構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)剛性を有する筒状網材が巻き込まれて幾重にも折り重なり、結束部と結束部の間が膨出した突起部を形成し弾性を有するので、石鹸や洗顔剤を付け泡立てネットを手揉みすることで、生成する泡が細分化され、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、弾力性があり、形状安定性に優れる。
(2)筒状網材の端部が巻き込まれているので、使用中に端部から裂けることが無く、耐久性に優れる。
(3)筒状網材を巻き込んで、結束部材で縛ればよいので、特別な器材等を必要とせず、容易に製造することができる。
(4)突起部の数を、結束部材による巻込部の結束間隔を固着部を中心とした所定の角度にすることで調節できるので、使用する筒状網材の大きさによって、最適な大きさの突起部を形成することができるとともに、デザイン性にも優れる。
(5)固着部を介して結束するので、結束部材を固着部に固定しつつ結束することができるとともに、固着部で結束部材のほつれを保護することができる。
突起部は、結束部材で巻込部の外周を固着部を中心として30〜120°間隔で結束して、2個以上形成される。結束部の間隔が30°より小さくなるにつれ、突起部の数が増え過ぎ、製造が困難になる傾向にあり好ましくない。120°より大きくなるにつれ、幅広に形成されるので、手が小さい子供等では片手で使いづらく利便性に欠ける。
突起部は、結束部材で筒状網材を外周側面側から結束することで、突起部を軸線方向に対して複数に分割するよう形成しても良い。
突起部は、結束部材で筒状網材を外周側面側から結束することで、突起部を軸線方向に対して複数に分割するよう形成しても良い。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の泡立てネットであって、前記突起部が軸線方向に垂直な平面上に等角度間隔に形成されている構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が等角度間隔に形成されるので、どの方向から握った場合でも、略同じ状態でつかめるので、わざわざ持ち変えることなく泡立てる事ができ、利便性が高い。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が等角度間隔に形成されるので、どの方向から握った場合でも、略同じ状態でつかめるので、わざわざ持ち変えることなく泡立てる事ができ、利便性が高い。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の泡立てネットであって前記固着部と前記筒状網材の外周が側面側から軸線方向と垂直な方向に前記結束部材で結束され、前記巻込部の外周が90°間隔で結束されて、前記突起部が上下4個ずつの計8個形成される構成を有している。
この構成により請求項2で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が指の間に入り易い大きさとなり、手揉みを繰り返すことで、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができる。
(2)突起部が上下左右略対称に形成され、形状安定性に優れるので、収納時にも安定するとともに、空気が通りやすいので、水切れも良く、乾きやすい。
この構成により請求項2で得られる作用に加え以下の作用が得られる。
(1)突起部が指の間に入り易い大きさとなり、手揉みを繰り返すことで、片手でも容易にきめ細かい泡を立てることができる。
(2)突起部が上下左右略対称に形成され、形状安定性に優れるので、収納時にも安定するとともに、空気が通りやすいので、水切れも良く、乾きやすい。
請求項3に記載の考案によれば、請求項2の効果に加え、
(1)耐久性に優れ、片手で容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、水切れが良く、乾燥しやすい泡立てネットを提供することができる。
(1)耐久性に優れ、片手で容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、水切れが良く、乾燥しやすい泡立てネットを提供することができる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項2の効果に加え、
(1)耐久性に優れ、片手で容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、水切れが良く、乾燥しやすい泡立てネットを提供することができる。
実施の形態1の泡立てネットを約2倍に拡大した写真
(a)実施の形態1の泡立てネットの素材の筒状網材の斜視図(b)実施の形態1の泡立てネットの固着部形成時の斜視図
(a)実施の形態1の泡立てネットの固着部を内側中央(軸芯)に移動した状態の斜視図(b)実施の形態1の泡立てネットの側面方向の結束時の斜視図
(a)実施の形態1の泡立てネットの1回目の軸線方向の結束時の正面図(b)実施の形態1の泡立てネットの2回目の軸線方向の結束時の正面図(c)実施の形態1の泡立てネットの2回目の軸線方向結束時の平面図
(a)実施の形態1の泡立てネットの3回目の軸線方向結束時の左側面図(b)実施の形態1の泡立てネットの完成時の平面図
(1)耐久性に優れ、片手で容易にきめ細かい泡を立てることができるとともに、水切れが良く、乾燥しやすい泡立てネットを提供することができる。
図3(a)は実施の形態1の泡立てネットの固着部を内側中央(軸芯)に移動した状態の斜視図であり、(b)は実施の形態1の泡立てネットの側面方向の結束時の斜視図である。
6は固着部5が筒状網材4の軸芯に位置する時の筒状網材4の側面部、6aは側面部6の上下の端部である円形状の折返端部、7は筒状網材4を結束する縫い針Aに通された糸状若しくは紐状の結束部材、8は結束部材7によって形成される筒状網材4の側面方向の絞り部である。
まず、略円錐状の筒状網材4(図2(b))において、固着部5が筒状網材4の内部中央(軸芯)に来るように移動させる(図3(a))。
次に、縫い針Aを用いて結束部材7で固着部5のある側面部6の略中央を縛り、側面方向の絞り部8を形成し、結束部材7は固着部5の側面方向に通しておく(図3(b))。
尚、結束部材7の端部に結び目を作り、側面絞り部8を形成する前に、一度固着部5を貫通させることで、容易に結束部材7の端部を固定しておくことができ、後の結束が容易になる。
6は固着部5が筒状網材4の軸芯に位置する時の筒状網材4の側面部、6aは側面部6の上下の端部である円形状の折返端部、7は筒状網材4を結束する縫い針Aに通された糸状若しくは紐状の結束部材、8は結束部材7によって形成される筒状網材4の側面方向の絞り部である。
まず、略円錐状の筒状網材4(図2(b))において、固着部5が筒状網材4の内部中央(軸芯)に来るように移動させる(図3(a))。
次に、縫い針Aを用いて結束部材7で固着部5のある側面部6の略中央を縛り、側面方向の絞り部8を形成し、結束部材7は固着部5の側面方向に通しておく(図3(b))。
尚、結束部材7の端部に結び目を作り、側面絞り部8を形成する前に、一度固着部5を貫通させることで、容易に結束部材7の端部を固定しておくことができ、後の結束が容易になる。
図4(a)は実施の形態1の泡立てネットの1回目の軸線方向結束時の拡大された要部正面図であり、(b)は実施の形態1の泡立てネットの2回目の軸線方向の結束時の拡大された要部正面図であり、(c)は実施の形態1の泡立てネットの2回目の軸線方向の結束時の平面図である。
6bは上下の円形状の折返端部6aの正面側を筒状網材4の内側又は外側に巻込むことで形成される巻込部(図4(a))、9は結束部材7によって側面方向絞り部8により砂時計状に形成された筒状網材4の軸線方向絞り部、10,10’は2回目の軸線方向の結束後に軸線方向絞り部9により形成される膨出部、10a,10a’は膨出部10,10’の膨出端部である。
まず、結束部材7で縛る上下の折返端部6aの正面側をそれぞれ固着部方向に内側又は外側に巻き込み上下に巻込部6bを形成し、上下同時に結束部材7で巻込部6bが形成された側面部6を軸線方向に縛って軸線方向の絞り部9を形成する(図4(a))。
次に、1回目の軸線方向の結束箇所に対して軸線方向と平行に固着部5を中心として180°方向を変えて、1回目と同様の方法で結束し、正面から見て左側及び右側の上下に2個ずつ膨出部10,10’を形成する(図4(b))。このとき、軸線方向の絞り部9は、側面部6の上下同時に絞らず、上部と下部に分けて形成しても良い。また、筒状網材4の側面部6を1周する度に、固着部5を通すことが望ましい。
6bは上下の円形状の折返端部6aの正面側を筒状網材4の内側又は外側に巻込むことで形成される巻込部(図4(a))、9は結束部材7によって側面方向絞り部8により砂時計状に形成された筒状網材4の軸線方向絞り部、10,10’は2回目の軸線方向の結束後に軸線方向絞り部9により形成される膨出部、10a,10a’は膨出部10,10’の膨出端部である。
まず、結束部材7で縛る上下の折返端部6aの正面側をそれぞれ固着部方向に内側又は外側に巻き込み上下に巻込部6bを形成し、上下同時に結束部材7で巻込部6bが形成された側面部6を軸線方向に縛って軸線方向の絞り部9を形成する(図4(a))。
次に、1回目の軸線方向の結束箇所に対して軸線方向と平行に固着部5を中心として180°方向を変えて、1回目と同様の方法で結束し、正面から見て左側及び右側の上下に2個ずつ膨出部10,10’を形成する(図4(b))。このとき、軸線方向の絞り部9は、側面部6の上下同時に絞らず、上部と下部に分けて形成しても良い。また、筒状網材4の側面部6を1周する度に、固着部5を通すことが望ましい。
図5(a)実施の形態1の泡立てネットの3回目の軸線方向の結束時の左側面図であり、(b)は実施の形態1の泡立てネットの完成時の平面図である。
まず、軸線方向で上下に重なる左側の2つの巻込部6bからなる膨出部10,10の膨出端部10a,10aを、1回目又は2回目の軸線方向の結束時と同様にそれぞれ固着部5方向に巻き込み、結束部材7で上下の膨出部10,10を軸線方向に縛って正面側及び背面側2つの突起部3,3を上下に形成する(図5(a))。
次に、軸線方向に上下に2つ残った巻込部6bからなる右側の膨出部10’,10’の各々の膨出端部10a’,10a’を3回目の軸線方向の結束時と同様に固着部5方向に巻き込み、結束部材7で軸線方向に結束し、結束部材7を固着部5に通した後に、結び目を作り固着部5に固定し、余った結束部材7を切断することで約4cm四方の泡立てネット1が形成される(図5(b))。
尚、3回目及び4回目の軸線方向の結束時に、結束部材7にビーズ等を通し、側面方向絞り部8や軸線方向絞り部9をビーズ等で保護しても良い。また、突起物に泡立てネット1をぶら下げることができるように、リング状の紐状体等を結束部材7又は固着部5に固定することで配設しても良い。
まず、軸線方向で上下に重なる左側の2つの巻込部6bからなる膨出部10,10の膨出端部10a,10aを、1回目又は2回目の軸線方向の結束時と同様にそれぞれ固着部5方向に巻き込み、結束部材7で上下の膨出部10,10を軸線方向に縛って正面側及び背面側2つの突起部3,3を上下に形成する(図5(a))。
次に、軸線方向に上下に2つ残った巻込部6bからなる右側の膨出部10’,10’の各々の膨出端部10a’,10a’を3回目の軸線方向の結束時と同様に固着部5方向に巻き込み、結束部材7で軸線方向に結束し、結束部材7を固着部5に通した後に、結び目を作り固着部5に固定し、余った結束部材7を切断することで約4cm四方の泡立てネット1が形成される(図5(b))。
尚、3回目及び4回目の軸線方向の結束時に、結束部材7にビーズ等を通し、側面方向絞り部8や軸線方向絞り部9をビーズ等で保護しても良い。また、突起物に泡立てネット1をぶら下げることができるように、リング状の紐状体等を結束部材7又は固着部5に固定することで配設しても良い。
1 実施の形態1の泡立てネット
2 絞り部
3 突起部
4 筒状網材
4a,4a’ 端部
5 固着部
6 側面部
6a 折返端部
6b 巻込部
7 結束部材
8 側面方向の絞り部
9,9’ 軸線方向の絞り部
10,10’膨出部
10a,10a’ 膨出端部
A 縫い針
2 絞り部
3 突起部
4 筒状網材
4a,4a’ 端部
5 固着部
6 側面部
6a 折返端部
6b 巻込部
7 結束部材
8 側面方向の絞り部
9,9’ 軸線方向の絞り部
10,10’膨出部
10a,10a’ 膨出端部
A 縫い針
Claims (3)
- 伸縮性を有する合成樹脂製の筒状網材を両端部から巻き込んで形成される泡立てネットであって、 前記筒状網材の端部を収束固着して固着部を形成し、前記固着部を前記筒状網材の内側略中心に移動させ、前記筒状網材の軸線方向の両側部の折返端部を外側若しくは内側に巻き込み巻込み体を形成し、次いで結束部材で前記固着部を介して前記筒状網材の側面外周を軸線方向と平行に周回して、前記結束部材で前記筒状網材を30〜120°間隔で結束することで形成される複数の突起部を備えることを特徴とする泡立てネット。
- 前記突起部が軸線方向に垂直な平面上に略等間隔に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の泡立てネット。
- 前記固着部と前記筒状網材を前記筒状網材の外周の側面方向から前記結束部材で結束するとともに、前記結束部材を軸線方向と平行に前記固着部を中心として90°間隔で前記筒状網材の側面外周を結束し、前記突起部が軸線方向に対して上下に略等間隔に4個ずつ形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の泡立ちネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003401U JP3173417U (ja) | 2011-06-16 | 2011-06-16 | 泡立てネット |
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JP3173417U true JP3173417U (ja) | 2012-02-09 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015178478A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 株式会社ダリヤ | 染毛剤組成物、染毛方法および染毛剤用品 |
-
2011
- 2011-06-16 JP JP2011003401U patent/JP3173417U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015178478A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 株式会社ダリヤ | 染毛剤組成物、染毛方法および染毛剤用品 |
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