JP3173366U - 電動ドライバー用作業補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】締め付け作業時の停止反力(衝撃)が作業者の負担にならないようにし、且つ、電動ドライバーの位置調整を行う際に、立体的な位置調整を円滑に行うことができる。
【解決手段】電動ドライバー用作業補助具1は、長手方向に沿って伸縮自在な伸縮アーム2と、伸縮アーム2の先端部2Aに水平軸3Aによって軸支されて電動ドライバー10の回動を抑止するように拘持する拘持部3と、伸縮アーム2の基端部2Bを被設置対象に設置する設置部4とを備える。設置部4は、伸縮アーム2を少なくとも水平軸4Aと垂直軸4Bの二軸周りに揺動自在に軸支する。
【選択図】図1
【解決手段】電動ドライバー用作業補助具1は、長手方向に沿って伸縮自在な伸縮アーム2と、伸縮アーム2の先端部2Aに水平軸3Aによって軸支されて電動ドライバー10の回動を抑止するように拘持する拘持部3と、伸縮アーム2の基端部2Bを被設置対象に設置する設置部4とを備える。設置部4は、伸縮アーム2を少なくとも水平軸4Aと垂直軸4Bの二軸周りに揺動自在に軸支する。
【選択図】図1
Description
本考案は、電動ドライバーに装着して電動ドライバーによるねじ締め付け作業を補助する作業補助具に関するものである。
工場における機械組み立て時のねじ締め付け作業には電動ドライバーが用いられることが多い。電動ドライバーを使用すると締め付けトルクのばらつきが少なくなり、また、エアドライバーに比べると作業時のノイズが少ないことから、電動ドライバーの使用は製品品質の安定化や作業効率の改善を図る上で有効である。しかしながら、電動ドライバーの大きな欠点として、締め付け時に主軸が停止した際の反力(衝撃)が締め付けトルクに比例して大きくなり、電動ドライバーを保持して作業を行う作業者の手首や腕に大きな負担がかかる問題がある。具体的には、2N以上の締め付け作業時において、特に作業者の手首や腕への負担が大きくなる。
このような作業者の負担を軽減するために、従来、下記特許文献1に記載されるようなねじ締め機が提案されている。図3はこの従来技術を示した説明図である(同図(a)が全体構成を示し、同図(b)が作業時の平面的な位置調整動作を示している。)。このねじ締め機J1は、支柱J2にアームブラケットJ3を介して第一アームJ4を取り付け、この第一アームJ4の先端に第二アームJ5を連結し、第二アームJ5の先端にツールブラケットJ6を介してドライバビットJ7を有するドライバーツール(電動ドライバー)J8を設けている。この従来技術では、第一アームJ4は垂直な支柱J2に対して直交するように取り付けられ、支柱J2に沿って平行移動が可能で且つ垂直軸J9周りに揺動自在に支持されている。また第一アームJ4の先端と第二アームJ5の基端は垂直軸J10によって軸支されており、第一アームJ4と第二アームJ5が平面的に屈折することで、第二アームJ5の先端に取り付けられたドライバーツール(電動ドライバー)J8の位置を平面的に調整できるようにしている。
このような従来技術を用いて実際のねじ締め付け作業を行うには、先ず、床面などに固定された支柱J2の軸方向に第一アームJ4を移動させて高さ方向の位置調整を行い、その後第一アームJ4と第二アームJ5との屈折角度を、垂直軸10を枢軸として調整することで第二アームJ5の先端に取り付けられた電動ドライバーJ8の平面的な位置調整を行う。その後、バネ力に抗して第一アームJ5を下方に揺動させることで、電動ドライバーJ8のドライバビットJ7をねじ頭部に押し付ける。
これによると、電動ドライバーJ8の位置調整を、第一アームJ4を支柱J2に沿って移動させる高さ方向の調整と、第一アームJ4と第二アームJ5の屈折による平面的な位置調整の二段階に分けて行う必要があり、電動ドライバーの立体的な位置調整を円滑に行うことができない問題がある。
また、実際の作業では、図3(b)に示すように、電動ドライバーJ8を手前に引き寄せたり手前から離したりする直線的な移動が頻繁に行われることになるが、このような電動ドライバーJ8の移動を行う際に、従来技術では第一アームJ4と第二アームJ5が平面内で屈折することになり、その屈折のための平面的なスペースSが必要になる。したがって、このスペースSに干渉物が存在する場合には、第一アームJ4と第二アームJ5の屈折が干渉物によって規制されて、電動ドライバーJ8の移動が規制されてしまう問題があった。例えば、締め付け対象物に凸部がある場合などは、スペースSを考慮して対象物を配置する必要が生じる。
本考案の課題は、このような問題に対処することであり、第一には、締め付け作業時の停止反力(衝撃)が作業者の負担にならないようにすること、更には、電動ドライバーの位置調整を行う際に、立体的な位置調整を円滑に行うことができること、更には、周囲に干渉物があって平面的なスペースが確保できない場合であっても、電動ドライバーの移動を規制なく行うことができること、等が本考案の目的である。
このような目的を達成するために、本考案による電動ドライバー用作業補助具は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
長手方向に沿って伸縮自在な伸縮アームと、前記伸縮アームの先端部に水平軸によって軸支されて電動ドライバーの回動を抑止するように拘持する拘持部と、前記伸縮アームの基端部を被設置対象に設置する設置部とを備え、前記設置部は、前記伸縮アームを少なくとも水平軸と垂直軸の二軸周りに揺動自在に軸支することを特徴とする電動ドライバー用作業補助具。
長手方向に沿って伸縮自在な伸縮アームと、前記伸縮アームの先端部に水平軸によって軸支されて電動ドライバーの回動を抑止するように拘持する拘持部と、前記伸縮アームの基端部を被設置対象に設置する設置部とを備え、前記設置部は、前記伸縮アームを少なくとも水平軸と垂直軸の二軸周りに揺動自在に軸支することを特徴とする電動ドライバー用作業補助具。
このような構造を備える電動ドライバー用作業補助具は、拘持部が電動ドライバーの回動を抑止するように拘持しているので、電動ドライバーの締め付け作業時に生じる停止反力は伸縮アームの先端部で受け止められることになり、電動ドライバーの側部を保持する作業者には大きな負担がかからない。
また、この電動ドライバー用作業補助具は、伸縮アームを設置部の水平軸と垂直軸の周りに揺動させながら、同時に伸縮アームの長手方向の伸縮を行うことができるので、拘持部に拘持された電動ドライバーの位置を立体的に調整する場合に円滑な調整が可能になる。
更に、この電動ドライバー用作業補助具は、拘持部に拘持された電動ドライバーを伸縮アームの長手方向に沿って直線的に移動させる際には、伸縮アームがスペースを要することなく伸縮して位置調整することができるので、周囲に干渉物が存在する場合に、干渉物に規制されることなく電動ドライバーを移動させることができる。また、設置部と拘持部を繋ぐ直線上に対象物がある場合は、設置部の高さを変更することで対応することができる。
以下、図面を参照しながら本考案の実施形態を説明する。図1は本考案の一実施形態に係る電動ドライバー用作業補助具を示した説明図である(同図(a)が伸縮アームを伸ばした状態を示し、同図(b)が伸縮アームを縮めた状態を示している。)。
電動ドライバー用作業補助具1は、電動ドライバー10の回動を抑止するように拘持することで、電動ドライバー10の締め付け作業時に生じる停止反力(衝撃)を受け止め、作業者にかかる負担を抑止する工具であり、伸縮アーム2と、拘持部3と、設置部4を備えている。
伸縮アーム2は、長手方向に沿って伸縮自在な部材であり、図2に具体的な構成例を示すように、中空筒状の大径アーム部の内部に小径アーム部を収納することで、長さ方向の収縮を行うものである。図示の例では、大径円筒状の第一アーム部21と中径円筒状の第二アーム部22と小径円柱状の第三アーム部23を備えており、第一アーム部21の内部に第二アーム部22が収納され、第二アーム部22の内部に第三アーム部23が収納されることで、図1(b)に示す収縮状態になる。また、第一アーム部21の先端内側と第二アーム部22の基端外側、第二アーム部22の先端内側と第三アーム部23の基端外側には、それぞれ抜け止め部21A,22A,22B,23Aが設けられており、その抜け止め部21A,22A,22B,23Aが伸縮アーム2を引き延ばした際の延長規制になっている。
伸縮アーム2の先端部2Aには、電動ドライバー10を機械的に拘持する拘持部3が軸支されている。拘持部3は水平軸3Aによって伸縮アーム2の先端部2Aに軸支されており、図示の例では、電動ドライバー10の側面を挟んで拘持する一対の挟持部品3B,3Cとこれらを締結する一対のねじ3Dを備えている。拘持部3の拘持構造は図示のような挟持部品3B,3Cによる構造に限定されることはなく、例えば、伸縮アーム2の側面をリング状の部品で囲んで拘持するような拘持構造などであってもよい。
伸縮アーム2の基端部2Bは、設置部4によって被設置対象となる作業台や作業床に設置される。設置部4は、伸縮アーム2を少なくとも水平軸4Aと垂直軸4Bの二軸周りに揺動自在に軸支するように構成されている。図示の例では、内枠部品4Dが垂直軸4Bによって外枠部品4Cに水平方向にフリーな状態で軸支され、伸縮アーム2の基端部2Bが水平軸4Aによって内枠部品4Dに垂直方向にフリーな状態で軸支されている。設置部4の外枠部品4Cは、被設置対象に固定状態で取り付けられる。
このような構造を備える電動ドライバー用作業補助具1は、拘持部3が電動ドライバー10の回動を抑止するように電動ドライバー10の側部を拘持しているので、電動ドライバー10の締め付け作業時に生じる停止反力は水平軸3Aを介して伸縮アーム2の先端部2Aで受け止められることになり、電動ドライバー10の側部を保持する作業者には大きな負担がかからない。
また、この電動ドライバー用作業補助具1は、伸縮アーム2を設置部4の水平軸4Aと垂直軸4Bの周りに揺動させながら、同時に伸縮アーム2の長手方向の伸縮を行うことができるので、拘持部3に拘持された電動ドライバー10の位置を立体的に調整する場合に、円滑な調整が可能になる。
更に、この電動ドライバー用作業補助具1は、拘持部3に拘持された電動ドライバー10を伸縮アーム2の長手方向に沿って直線的に移動させる際には、伸縮アーム2がスペースを要することなく伸縮して位置調整することができるので、周囲に干渉物が存在するようなスペースの狭い作業場であっても、干渉物に規制されることなく電動ドライバー10を移動させることができる。
1:電動ドライバー用作業補助具,
2:伸縮アーム,2A:先端部,2B:基端部,
3:拘持部,水平軸3A,4:設置部,4A:水平軸,4B:垂直軸,
10:電動ドライバー
2:伸縮アーム,2A:先端部,2B:基端部,
3:拘持部,水平軸3A,4:設置部,4A:水平軸,4B:垂直軸,
10:電動ドライバー
Claims (2)
- 長手方向に沿って伸縮自在な伸縮アーム(2)と、前記伸縮アーム(2)の先端部(2A)に水平軸(3A)によって軸支されて電動ドライバー(10)の回動を抑止するように拘持する拘持部(3)と、前記伸縮アーム(2)の基端部(2B)を被設置対象に設置する設置部(4)とを備え、
前記設置部(4)は、前記伸縮アーム(2)を少なくとも水平軸(4A)と垂直軸(4B)の二軸周りに揺動自在に軸支することを特徴とする電動ドライバー用作業補助具(1)。 - 前記伸縮アーム(2)は、中空筒状の大径アーム部の内部に小径アーム部を収納することで、長さ方向の収縮を行うことを特徴とする請求項1記載の電動ドライバー用作業補助具(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006861U JP3173366U (ja) | 2011-11-21 | 2011-11-21 | 電動ドライバー用作業補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006861U JP3173366U (ja) | 2011-11-21 | 2011-11-21 | 電動ドライバー用作業補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3173366U true JP3173366U (ja) | 2012-02-02 |
Family
ID=48000620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011006861U Expired - Fee Related JP3173366U (ja) | 2011-11-21 | 2011-11-21 | 電動ドライバー用作業補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173366U (ja) |
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2011
- 2011-11-21 JP JP2011006861U patent/JP3173366U/ja not_active Expired - Fee Related
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