JP3173314U - 日射遮蔽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮蔽材の自動操作時に操作コードを動作させないようにするとともに、部品を変更することなく、右操作用及び左操作用のいずれにも使用可能とした操作装置を備えた日射遮蔽装置を提供する。
【解決手段】操作コード13の操作に基づいて正逆方向の回転トルクを出力する操作装置11と、駆動軸10を逆方向にのみ自動的に回転させて遮蔽材を操作する自動装置と、操作装置から出力される正方向の回転トルクのみを駆動軸に伝達し、自動装置の動作時には駆動軸の回転を操作装置に伝達しないクラッチ装置26とを備えて日射遮蔽装置を構成する。さらに、操作装置11をフレームの左右端のいずれにも取着可能とし、操作装置には該操作装置をフレームのいずれの端部に取着してもプーリー12から室内側に垂下される操作コード13の操作に基づいてクラッチ装置26を介して駆動軸10に正方向の回転を伝達するギヤ機構19,22等を設ける。
【選択図】図2

Description

この考案は、横型ブラインドのスラット、たくし上げカーテンあるいはプリーツカーテンのカーテン生地、ロールブラインドのスクリーン等を昇降操作する操作装置に関するものである。
たくし上げカーテンは、フレームからカーテン生地が吊下支持されるとともに、フレーム内の昇降コード巻取り装置から垂下された複数本の昇降コードの下端がカーテン生地の下端に取着されている。そして、昇降コード巻取り装置を操作して昇降コードを昇降することにより、カーテン生地を昇降可能となっている。
このようなたくし上げカーテンの操作装置の一種類として、フレームの一端に操作装置が取着され、その操作装置から垂下される操作チェーンを操作して、昇降コード巻取り装置を駆動する駆動軸を回転させるようにしたものがある。
このような操作装置を備えたたくし上げカーテンでは、操作チェーンを操作して駆動軸を昇降コード巻取り方向に回転させると、カーテン生地が引き上げられる。そして、カーテン生地を所望高さまで引き上げた後操作チェーンを手放すと、フレーム内に配設されたストッパー装置が作動し、カーテン生地の自重降下が阻止されてカーテン生地が所望高さに保持される。
また、ストッパー装置が作動している状態から、操作チェーンを昇降コード巻取り方向に僅かに回転させた後、その操作チェーンを手放すと、フレーム内のストッパー装置の作動が解除されて、カーテン生地が自重降下する。
また、操作装置は、フレームの右端に取着される場合と、フレームの左端に取着される場合がある。
実用新案登録第3168542号公報
上記のようなたくし上げカーテンでは、操作チェーンが掛装されたプーリーと駆動軸とが直結されているので、カーテン生地の自重降下操作時にプーリーが回転されて操作チェーンが周回してしまう。
特許文献1には、自重降下操作時に操作チェーンが回らないようにしたクラッチ機能を備えるとともに、フレームの左右両端のいずれにも取り付け可能として、右操作用あるいは左操作用として使用可能とした操作装置が開示されている。
しかし、例えばフレームの右端に取着された操作装置をフレームの左端に取着する場合には、操作装置に内蔵されるクラッチ装置を右操作用から左操作用に入れ替える必要がある。同様に、フレームの左端に取着された操作装置をフレームの右端に取着する場合には、操作装置に内蔵されるクラッチ装置を左操作用から右操作用に入れ替える必要がある。
従って、操作装置の取付位置をフレームの左右端で入れ替える場合には、クラッチ装置の入れ替え作業が必要となるため、その入れ替え作業が煩雑となるとともに、部品点数が増大してコストが上昇するという問題点がある。
この考案の目的は、遮蔽材の自動操作時に操作コードを動作させないようにするとともに、部品を変更することなく、右操作用及び左操作用のいずれにも使用可能とした操作装置を備えた日射遮蔽装置を提供することにある。
請求項1では、フレームに回転可能に支持された駆動軸と、前記駆動軸の回転に基づいて昇降される遮蔽材と、前記フレームの端部に取着され、プーリーから垂下される無端状の操作コードの操作に基づいて正逆方向の回転トルクを出力する操作装置と、前記駆動軸を逆方向にのみ自動的に回転させて前記遮蔽材を引き上げ操作あるいは下降操作する自動装置と、前記操作装置の出力軸から出力される正方向の回転トルクのみを前記駆動軸に伝達し、前記自動装置の動作時には前記駆動軸の逆方向の回転を前記操作装置のプーリーに伝達しないクラッチ装置とを備えた日射遮蔽装置において、前記操作装置を前記フレームの左右端のいずれにも取着可能とし、前記操作装置には該操作装置を前記フレームのいずれの端部に取着しても前記プーリーから室内側に垂下される操作コードの操作に基づいて前記クラッチ装置を介して前記駆動軸に正方向の回転を伝達するギヤ機構を備えた。
請求項2では、前記ギヤ機構は、前記プーリーと一体に回転する第一の伝達歯車と、前記クラッチ装置の入力軸と一体に回転する出力歯車と、前記第一の伝達歯車と前記出力歯車との間に介在して、前記第一の伝達歯車の回転を前記出力歯車の正方向の回転に変換する変換装置とを備えた。
請求項3では、前記変換装置は、前記第一の伝達歯車と前記出力歯車の間に介在される歯車の段数を奇数段ずつ増減させる段数調整装置を備えた。
請求項4では、前記段数調整装置は、前記第一の伝達歯車を付け替えて支持可能とした第一及び第二の支軸を前記操作装置のケースに備えた。
請求項5では、前記ギヤ機構は、前記プーリーと前記クラッチ装置の入力軸との間に介在される入力側歯車群と、前記クラッチ装置の出力軸と前記駆動軸との間に介在される出力側歯車群とを備え、前記入力側歯車群及び出力側歯車群の段数が同一となるように、前記プーリーを前記入力歯車群に接続可能とするとともに前記駆動軸を前記出力歯車群に接続可能とした。
本考案によれば、遮蔽材の自動操作時に操作コードを動作させないようにするとともに、部品を変更することなく、右操作用及び左操作用のいずれにも使用可能とした操作装置を備えた日射遮蔽装置を提供することができる。
右操作用のたくし上げカーテンを示す正面図である。 右操作用の操作装置を示す断面図である。 左操作用の操作装置を示す断面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 右操作用の操作装置を示す断面図である。 右操作用の操作装置の動作を示す説明図である。 右操作用の操作装置を示す側面図である。 左操作用の操作装置を示す断面図である。 左操作用の操作装置の動作を示す説明図である。 左操作用の操作装置を示す側面図である。 第二の実施形態の右操作用の操作装置を示す断面図である。 第二の実施形態の右操作用の操作装置の動作を示す説明図である。 第二の実施形態の右操作用の操作装置を示す側面図である。 第二の実施形態の左操作用の操作装置を示す断面図である。 第二の実施形態の左操作用の操作装置の動作を示す説明図である。 第二の実施形態の左操作用の操作装置を示す側面図である。
(第一の実施形態)
以下、この考案を具体化した第一の実施形態を図面に従って説明する。図1に示すたくし上げカーテンは、フレーム1からカーテン生地2が吊下支持され、そのカーテン生地2の下端部に形成された袋状部3内にボトムレール4が挿通支持されている。
前記フレーム1内には複数の昇降コード巻取り装置5が配設され、その昇降コード巻取り装置5から昇降コード6がそれぞれ吊下支持されている。前記昇降コード6の下端にはフック7が取着され、そのフック7が前記カーテン生地2の下端部に取着されている。
前記昇降コード巻取り装置5は、支持部材8に巻取軸9が回転可能に支持され、その巻取軸9に前記昇降コード6の上端部が取着されている。そして、巻取軸9の回転により昇降コード6が巻取軸9に巻き取られ、あるいは巻き戻されるようになっている。
前記巻取軸9の中心部には六角棒状の駆動軸10が相対回転不能に挿通され、その駆動軸10の一端は前記フレーム1の右端部に取着された操作装置11の出力軸に嵌着されている。
前記操作装置11内にはプーリー12が回転可能に支持され、そのプーリー12に無端状のボールチェーン13が掛装されている。そして、ボールチェーン13の操作によりプーリー12が回転され、そのプーリー12の回転に基づいて前記駆動軸10が回転されて巻取軸9が駆動軸10と同方向に回転される。すると、昇降コード6が巻取軸9に巻き取られ、あるいは巻き戻されてカーテン生地2が昇降される。
従って、図1では、操作装置11がフレーム1の右端に取着される右操作用のたくし上げカーテンが構成されている。
前記操作装置11の具体的構成を図2〜図11に従って説明する。図2に示すように、操作装置11のケース14は四角箱状に形成され、その先端側に前記フレーム1内に嵌挿可能とした筒状部15が形成されている。前記筒状部15は、前後方向に線対称状に形成され、前記フレーム1の左右両端部のいずれにも嵌挿可能となっている。また、ケース14の基端側は開口されるとともに、その開口部に蓋材16を取着可能となっている。
前記ケース14の内壁14aの上部及び下部には、ケース14の開口部に向かって突出する第一及び第二の支軸17,18が形成され、図2では上方に位置する第一の支軸17の先端部に前記プーリー12が回転可能に支持されている。
前記第一の支軸17の基端部には第一の伝達歯車19が回転可能に支持され、その第一の伝達歯車19の入力軸19aは第一の支軸17の先端側に延設されている。
前記プーリー12と前記第一の伝達歯車19の入力軸19aとの間には、トルクリミッターが配設されている。このトルクリミッターは、常にはプーリー12の回転トルクを係合筒21、捩じりコイルスプリング20、捩じりコイルスプリング20と第一の伝達歯車19の入力軸19aとの間の摩擦を介して第一の伝達歯車19に伝達する。
また、第一の伝達歯車19に作用する回転抵抗が大きくなると、捩じりコイルスプリング20が入力軸19aに対し空回りして、プーリー12が第一の伝達歯車19に対し空回りするようになっている。
図4及び図6に示すように、前記第一の伝達歯車19の斜め下方において、前記ケース14には第一の伝達歯車19に噛み合う第二の伝達歯車22が回転可能に支持されている。従って、プーリー12が回転されると、第一の伝達歯車19を介して第二の伝達歯車22が回転される。
前記第二の伝達歯車22の側方において、前記ケース14には第二の伝達歯車22に噛み合う第三の伝達歯車23が回転可能に支持されている。従って、第二の伝達歯車22が回転されると、第三の伝達歯車23が回転される。
図5及び図6に示すように、前記ケース14には、前記第二の伝達歯車22の先端側に、第二の伝達歯車22と同軸で一体に回転される第四の伝達歯車24が回転可能に支持されている。
前記第四の伝達歯車24の斜め上方において、前記ケース14には出力歯車25が回転可能に支持されている。出力歯車25と前記第一の伝達歯車19との軸心は同一直線状に位置するが、それぞれ独立して回転する。
前記筒状部15内にはクラッチ装置26が配設され、そのクラッチ装置26の入力軸27が前記出力歯車25の中心部に相対回転不能に嵌合されている。そして、クラッチ装置26の出力軸28に前記駆動軸10の端部が相対回転不能に嵌合されている。
前記クラッチ装置26は、前記出力歯車25の一方向の回転のみを駆動軸10に伝達し、前記駆動軸10に作用する回転トルクは出力歯車25には伝達しない。
すなわち、前記昇降コード6の巻き取り方向の回転が前記出力歯車25からクラッチ装置26を介して駆動軸10に伝達され、その逆方向の回転は駆動軸10には伝達されない。また、カーテン生地2の自重降下操作時の駆動軸10の回転は出力歯車25には伝達されない。
このような構成された操作装置11では、図8に示すようにプーリー12から室内側に垂下されるボールチェーン13を矢印A方向に引き下げると、図7(a)(b)に示すように、プーリー12の回転が第一の伝達歯車19、第二の伝達歯車22及び第四の伝達歯車24を介して出力歯車25に伝達される。そして、出力歯車25の回転がクラッチ装置26を介して駆動軸10に伝達される。このとき、駆動軸10は図8に示す矢印B方向に回転される。
このような操作装置11により、プーリー12から室内側に垂下されるボールチェーン13を下方へ引くと、プーリー12の回転がクラッチ装置26を介して駆動軸10に伝達されるように設定されている。また、プーリー12から室外側に垂下されるボールチェーン13を矢印C方向に引き下げ操作しても、クラッチ装置26により出力歯車25の回転は駆動軸10に伝達されない。
前記操作装置11をフレーム1の左端に取着して左操作用の操作装置として使用する場合には、図3及び図9に示すように、前記プーリー12及び第一の伝達歯車19を前記第二の支軸18に付け替える。
この状態では、図11に示すようにプーリー12から垂下されるボールチェーン13を矢印D方向に引き下げると、図10(a)(b)に示すように、プーリー12の回転が第一の伝達歯車19、第三の伝達歯車23、第二の伝達歯車22及び第四の伝達歯車24を介して出力歯車25に伝達される。
そして、出力歯車25の回転がクラッチ装置26を介して駆動軸10に伝達される。このとき、駆動軸10は図11に示す矢印E方向に回転される。すなわち、プーリー12及び第一の伝達歯車19を第二の支軸18に支持する状態では、第一の支軸17に支持する場合に比して、第三の伝達歯車23が1段余分に介在される。
従って、プーリー12及び第一の伝達歯車19を第一の支軸17で支持した状態では、プーリー12の回転方向と駆動軸10の回転方向が同方向となるのに対し、プーリー12及び第一の伝達歯車19を第二の支軸18で支持した状態では、プーリー12の回転方向と駆動軸10の回転方向が逆方向となる。
図1に示すように、前記フレーム1の長手方向中央部にはストッパー装置29が配設され、そのストッパー装置29に前記駆動軸10が挿通されている。そして、ストッパー装置10は、駆動軸10の回転操作によるカーテン生地2の引き上げ操作に続いて、ボールチェーン13が手放されたとき、カーテン生地2の重量による駆動軸10のカーテン生地下降方向の回転を阻止してカーテン生地2の自重降下を阻止する。
また、カーテン生地2の自重降下が阻止されている状態から、駆動軸10をカーテン生地2の引き上げ方向に僅かに回転させてボールチェーン13を手放すと、ストッパー装置29の作動が解除されて、カーテン生地2が自重により下降するようになっている。
前記フレーム1内には、前記ストッパー装置29に隣接してガバナー装置30が配設され、そのガバナー装置30に前記駆動軸10が挿通されている。そして、ガバナー装置30は駆動軸10の回転速度を一定速度以下に規制して、カーテン生地2を自重降下させるとき、その下降速度を制限するようになっている。
次に、上記のように構成された操作装置11の作用を説明する。
図1に示すように、フレーム1の右端に取着される右操作用の操作装置11では、図2及び図6に示すように、プーリー12及び第一の伝達歯車19が第一の支軸17に支持されている。
この操作装置11で、図8に示すように、プーリー12から室内側に垂下されるボールチェーン13を矢印A方向に引き下げると、プーリー12の回転が第一の伝達歯車19、第二の伝達歯車22及び第四の伝達歯車24を介して出力歯車25に伝達される。
そして、出力歯車25の回転がクラッチ装置26を介して駆動軸10に伝達される。このとき、駆動軸10が図8に示す矢印B方向に回転され、昇降コード6が巻取軸9に巻き取られてカーテン生地2が引き上げられる。
カーテン生地2を所望高さまで引き上げた後、ボールチェーン13を手放すと、ストッパー装置29が作動してカーテン生地2が所望高さに保持される。また、この状態からボールチェーン13を矢印B方向に僅かに引いて手放すと、ストッパー装置29の作動が解除されて、カーテン生地2が自重降下する。このとき、カーテン生地2の下降にともなって駆動軸10が回転されるが、クラッチ装置26の作用により駆動軸10の回転はプーリー12には伝達されない。
また、ボールチェーン13を図8に示す矢印C方向に引き下げても、クラッチ装置26の作用により、駆動軸10は回転されない。
この操作装置11をフレーム1の左端に取着する場合には、図3及び図9に示すように、プーリー12及び第一の伝達歯車19を第二の支軸18に支持される状態に付け替え、この状態でフレーム1の左端に筒状部15を嵌着するとともに、クラッチ装置26の出力軸28に駆動軸10の端部を嵌着する。
すると、プーリー12の回転は第一の伝達歯車19、第三の伝達歯車23、第二の伝達歯車22及び第四の伝達歯車24を介して出力歯車25に伝達される。図11は、操作装置11をフレーム1の左端部に取着した状態の操作装置11の側面図を示す。
室内側に垂下されるボールチェーン13を図11に示す矢印D方向に引き下げると、図10(a)(b)に示すように、プーリー12の回転が第一の伝達歯車19、第三の伝達歯車23、第二の伝達歯車22及び第四の伝達歯車24を介して出力歯車25に伝達される。
そして、出力歯車25の回転がクラッチ装置26を介して駆動軸10に伝達される。このとき、駆動軸10は図11に示す矢印E方向に回転される。プーリー12及び第一の伝達歯車19を第二の支軸18に支持する状態では、第一の支軸17に支持する場合に比して、第三の伝達歯車23が1段余分に介在されるからである。
従って、駆動軸10の回転方向は操作装置11を右端側に取着する場合に対し逆転するため、巻取軸9に対する昇降コード6の巻取り方向を逆転させるとともに、ストッパー装置29を動作方向が逆転したストッパー装置に組み換える必要がある。
上記のように構成されたたくし上げカーテンの操作装置11では、次に示す効果を得ることができる。
(1)カーテン生地2の自重降下操作時に、ボールチェーン13の周回を防止することができる。
(2)操作装置11を、クラッチ装置26を含めて右操作用及び左操作用の操作装置として共通して使用することができる。
(3)プーリー12及び第一の伝達歯車19を第一の支軸17と第二の支軸18とのいずれかに付け替えることにより、右操作用あるいは左操作用の操作装置として使用することができる。そして、右操作用あるいは左操作用のいずれの場合にも、プーリー12から室内側に垂下されるボールチェーン13を引き下げることにより、カーテン生地2の所望高さまでの引き上げ操作と、カーテン生地2の自重降下操作とを行うことができる。
(第二の実施形態)
図12〜図17は、操作装置の第二の実施形態を示す。この実施形態は、右操作用及び左操作用の操作装置として共通して使用可能とし、かつフレーム1内のストッパー装置の交換を必要としない操作装置を提供するものである。操作装置以外の構成は、前記第一の実施形態と同様であり、第一の実施形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明する。
図12及び図14に示す操作装置31は、フレーム1の右端に取着して右操作用として使用する場合を示す。ケース32の一側に回転可能に支持されるプーリー12にはボールチェーン13が掛装され、そのプーリー12の出力軸には前記ケース32に回転可能に支持された第五の伝達歯車33が嵌着されている。そして、ボールチェーン13の操作によりプーリー12が回転されると、第五の伝達歯車33がプーリー12と一体に回転される。
前記第五の伝達歯車33の上方及び下方には、第五の伝達歯車にそれぞれ噛み合う第六及び第七の伝達歯車34,35が回転可能に支持され、第六の伝達歯車34はケース32に支持されるクラッチ装置26の入力軸に嵌着されている。従って、第五の伝達歯車33が回転されると、第六及び第七の伝達歯車34,35が回転され、第五の伝達歯車33の回転トルクがクラッチ装置26に伝達される。このクラッチ装置26は、第一の実施形態と同様な機能を備えている。
また、前記第七の伝達歯車35には、図15に示すように、前記プーリー12の出力軸を嵌着可能となっている。
前記クラッチ装置26の出力軸には第八の伝達歯車36が嵌着され、その第八の伝達歯車36に第九の伝達歯車37が噛み合わされ、第九の伝達歯車37に第十の伝達歯車38が噛み合わされている。
前記第九及び第十の伝達歯車37,38は前記ケース32に回転可能に支持されるとともに、前記駆動軸10を嵌着可能とした出力軸39,40がそれぞれ設けられている。そして、図12に示す右操作用の操作装置31では、駆動軸10が第九の伝達歯車37の出力軸39に嵌着される。
図14に示すように、前記ケース32の側面には、プーリー12からのボールチェーン13の脱落を防止するガイド部材41が取着されている。このガイド部材41は、図17に示すように、ケース32に対し上下方向に付け替え可能となっている。
次に、上記のように構成された操作装置31の作用を説明する。図12及び図14に示す右操作用の操作装置31では、プーリー12から室内側に垂下されるボールチェーン13を矢印F方向に引き下げると、プーリー12の回転は、図13に示すように、第五の伝達歯車33、第六の伝達歯車34、クラッチ装置26、第八の伝達歯車36及び第九の伝達歯車37を介して駆動軸10に伝達される。
このとき、第五の伝達歯車33と第九の伝達歯車37との歯車は実質的に2段であるため、プーリー12と駆動軸10の回転方向は同方向となり、駆動軸10が図14に示す矢印G方向に回転される。
そして、駆動軸10が矢印G方向に回転されるとカーテン生地2が引き上げられ、ボールチェーン13を手放すと、ストッパー装置29の作用により、カーテン生地2が所望高さに保持される。
この状態から、ボールチェーン13を矢印F方向に僅かに引いてストッパー装置29の動作を解除すると、カーテン生地2が自重降下可能となる。自重降下時の駆動軸10の回転は、クラッチ装置26の作用により第六の伝達歯車34は回転されない。
上記のような操作装置31を左操作用の操作装置として使用するには、図12においてケース32を左右方向に転換し、さらに上下方向にひっくり返し、図15に示すように、プーリー12の出力軸を第七の伝達歯車35に嵌着し、駆動軸10を第十の伝達歯車38に嵌着した状態でケース32をフレーム1の左端に取着する。
この状態で、図17に示すように、プーリー12から室内側に垂下されるボールチェーン13を矢印H方向に引き下げると、プーリー12の回転は、図16に示すように、第七の伝達歯車35、第五の伝達歯車33、第六の伝達歯車34、クラッチ装置26、第八の伝達歯車36、第九の伝達歯車37及び第十の伝達歯車38を介して駆動軸10伝達される。
このとき、第七の伝達歯車35と第十の伝達歯車38との歯車は実質的に4段であるため、プーリー12と駆動軸10の回転方向は同方向となり、駆動軸10は図17に示す矢印I方向に回転されて、右操作用の場合と同方向となる。
そして、駆動軸10が矢印I方向に回転されると、カーテン生地2が引き上げられ、右操作用の場合と同様に、カーテン生地2の昇降操作とストッパー装置29によるカーテン生地2の保持動作が可能である。
上記のように構成されたたくし上げカーテンの操作装置31では、次に示す効果を得ることができる。
(1)カーテン生地2の自重降下操作時に、ボールチェーン13の周回を防止することができる。
(2)操作装置31を、クラッチ装置26を含めて右操作用及び左操作用の操作装置として共通して使用することができる。
(3)プーリー12を第五の伝達歯車33から第七の伝達歯車35に付け替え、ケース32を左右方向に転換するとともに、上下方向にひっくり返し、ケース32をフレーム1の左端に取着し、駆動軸10を第十の伝達歯車38に嵌着すると、右操作用の操作装置31の部品及びクラッチ装置26を変更することなく、左操作用の操作装置31として使用することができる。
(4)操作装置31を右操作用及び左操作用のいずれで使用しても、プーリー12から室内側に垂下されるボールチェーン13を下方へ引き下げてカーテン生地2の昇降操作を行うことができる。
(5)操作装置31を右操作用及び左操作用のいずれに使用しても、プーリー12から室内側に垂下されるボールチェーン13を操作して、ストッパー装置29の作動及び解除操作を行うことができるので、共通のストッパー装置29を使用して駆動軸10を同一方向に回転操作することができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態の操作装置は、たくし上げカーテン以外に、プリーツカーテン、横型ブラインド、ロールブラインド等にも実施することができる。ボールチェーンの操作で巻取軸を回転させてスクリーンを下降させ、スクリーンの巻取軸内に配設されるスプリングモーターの駆動力で巻取軸を回転させてスクリーンを引き上げるロールブラインドでは、ストッパー装置の作動方向を逆転させればよい。
1…フレーム、2…遮蔽材(カーテン生地)、10…駆動軸、11…操作装置、12…プーリー、13…操作コード(ボールチェーン)、15a,15b…クラッチ装置、19,22,23,24…ギヤ機構(変換装置、段数調整装置、伝達歯車)、26…クラッチ装置、29…自動装置(ストッパー装置)、33,34,35,36,37,38…ギヤ機構(入力側歯車群、出力側歯車群)。

Claims (5)

  1. フレームに回転可能に支持された駆動軸と、
    前記駆動軸の回転に基づいて昇降される遮蔽材と、
    前記フレームの端部に取着され、プーリーから垂下される無端状の操作コードの操作に基づいて正逆方向の回転トルクを出力する操作装置と、
    前記駆動軸を逆方向にのみ自動的に回転させて前記遮蔽材を引き上げ操作あるいは下降操作する自動装置と、
    前記操作装置の出力軸から出力される正方向の回転トルクのみを前記駆動軸に伝達し、前記自動装置の動作時には前記駆動軸の逆方向の回転を前記操作装置のプーリーに伝達しないクラッチ装置と
    を備えた日射遮蔽装置において、
    前記操作装置を前記フレームの左右端のいずれにも取着可能とし、前記操作装置には該操作装置を前記フレームのいずれの端部に取着しても前記プーリーから室内側に垂下される操作コードの操作に基づいて前記クラッチ装置を介して前記駆動軸に正方向の回転を伝達するギヤ機構を備えたことを特徴とする日射遮蔽装置。
  2. 前記ギヤ機構は、
    前記プーリーと一体に回転する第一の伝達歯車と、
    前記クラッチ装置の入力軸と一体に回転する出力歯車と、
    前記第一の伝達歯車と前記出力歯車との間に介在して、前記第一の伝達歯車の回転を前記出力歯車の正方向の回転に変換する変換装置と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽装置。
  3. 前記変換装置は、前記第一の伝達歯車と前記出力歯車の間に介在される歯車の段数を奇数段ずつ増減させる段数調整装置を備えたことを特徴とする請求項2記載の日射遮蔽装置。
  4. 前記段数調整装置は、前記第一の伝達歯車を付け替えて支持可能とした第一及び第二の支軸を前記操作装置のケースに備えたことを特徴とする請求項3記載の日射遮蔽装置。
  5. 前記ギヤ機構は、
    前記プーリーと前記クラッチ装置の入力軸との間に介在される入力側歯車群と、
    前記クラッチ装置の出力軸と前記駆動軸との間に介在される出力側歯車群と
    を備え、
    前記入力側歯車群及び出力側歯車群の段数が同一となるように、前記プーリーを前記入力歯車群に接続可能とするとともに前記駆動軸を前記出力歯車群に接続可能としたことを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽装置。
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