JP3173223U - メモリアル収納製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気と遮断し保管することで、想い出として残しておきたい毛髪又はペットの毛を、その自然な風合いのまま鮮明に見ることができ、且つ日常生活のなかでいつでも見られるようにしたメモリアル収納製品を提供する。
【解決手段】透明ガラス製基体の一面21側からその基体内へ向けて底面部分25aが平らな凹部25を形成して、該凹部25に毛髪又はペットの毛9aが収容されるようにした本体主部2を形成する。さらに、平板片状にして、該本体主部2の前記一面21に当接する接合面31を形成した透明ガラス製蓋部3と、該接合面31と前記本体主部2の一面21とを対向させて、該蓋部3が接着剤を介して該本体主部2に接着固定する。これにより、前記凹部25の上面開口250に蓋がされて形成される気密空間を形成し、該気密空間に前記毛髪又はペットの毛9aを空気遮断された状態で収容する。
【選択図】図1

Description

本考案は想い出に残る毛髪又はペットの毛を収容したメモリアル収納製品に関する。
赤ちゃんや故人、またペットなどの在りし日の想い出の品として、その人の毛髪又はペットの毛を永く保存しておきたい場合がある。例えば、誕生した我が子や孫の、生まれた頃の歓びを形として残したい場合がある。そんななか、赤ちゃんの毛髪(産毛)やへその緒等を誕生記念品として保管する発明(特開2008-113941号公報や実用新案登録第3036362号公報等)が開示されている。しかし、これらは収納箱に保管されているため、想い出に浸る場合は、その都度、収納箱の蓋を開けて目当ての物を取り出さねばならなかった。見終わった後は、また収納箱にしまい込む片付け作業が待っていた。
こうしたことから、身飾品に胎毛等を封入して身に着け、その者の存在を身近に感じることのできる記念品の発明が提案されている(例えば特許文献1)。
実用新案登録第3136655号公報
しかるに、特許文献1の考案は、透明体の中心線に沿った所定部位に胎毛等の毛髪を封入部に封入して、外部より透視できるようにした記念品であり、毛髪が時に見えづらくなる場合があった。円柱形の貫通孔により形成される封入部に毛髪が封入されると、円柱側面の曲面形成によって光反射の関係から中の毛髪が見え難くなる虞があった。また外形も卵形,球形等になることから表面側も曲面になり、光反射によっては、封入部に封入された毛髪が一層見え難くなる虞があった。さらに、毛髪は、封入部内へ封入用合成樹脂を注入後、硬化させこれに閉じこめられるので、動きに固まった感じがあり、毛髪がもつ自然な風合い,質感が薄れる傾向があった。
本考案は上記問題点を解決するもので、想い出として残しておきたい毛髪又はペットの毛を、本来あった姿のままで収納し、その自然な風合いのまま鮮明に見ることができ、且つ日常生活のなかでいつでも見られるようにしたメモリアル収納製品を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の考案の要旨は、透明ガラス製基体の一面(21)側からその基体内へ向けて底面部分(25a)が平らな凹部(25)を形成して、該凹部(25)に毛髪(9b)又はペットの毛(9a)が収容されるようにした本体主部(2)と、平板片状にして、該本体主部(2)の前記一面(21)に当接する接合面(31)を形成した透明ガラス製蓋部(3)と、該接合面(31)と前記本体主部(2)の一面(21)とを対向させて、該蓋部(3)が接着剤(5)を介して該本体主部(2)に接着固定することにより、前記凹部(25)の上面開口(250)に蓋がされて形成される気密空間(S)と、を具備し、該気密空間(S)に前記毛髪(9b)又はペットの毛(9a)が空気遮断された状態で収容されることを特徴とするメモリアル収納製品にある。ここで、「毛髪」には赤ちゃんの体毛も含む。
請求項2の考案たるメモリアル収納製品は、請求項1で、凹部(25)の底面部分(25a)から本体主部表面(2a)に向かう側壁(25f)の途中で、外方に広がる拡径段差面(20a)を形成して、該凹部(25)の外径よりも本体主部表面(2a)側の外径を大きくくり抜いた拡径部(20)がさらに形成され、該段差面(20a)が本体主部(2)の前記一面(21)となって、該一面(21)と前記接合面(31)とを対向させ、蓋部(3)が接着剤(5)を介して該本体主部(2)に接着固定することにより、該拡径部(20)周りの本体主部表面(2a)と該蓋部(3)の表面(3a)が面一になるようにしたことを特徴とする。請求項3の考案たるメモリアル収納製品は、請求項1又は2で、ベース盤部(4)上に板状の前記本体主部(2)が起立一体化し、且つ該本体主部裏面(2b)に写真入れ用保持枠(6b)が固着されて、写真立て付き飾り置物になることを特徴とする。請求項4の考案たるメモリアル収納製品は、請求項1〜3で、本体主部(2)の外面に、サンドブラスト加工により、前記毛髪(9b)又はペットの毛(9a)に係る当人の名前の刻印(82)と、当人の生年月日又は命日の刻印(81)とが設けられることを特徴とする。ここで、「毛髪又はペットの毛に係る当人」の当人とは、毛髪の当人だけでなく、ペットの毛のその提供ペットも該当する。
本考案のメモリアル収納製品は、その収納製品内に在る毛髪又はペットの毛を外からはっきりと見ることができ、且つ当人の一部となる本物の毛髪又はペットの毛を自然な姿,形のまま見ることができ、しかも日常生活のなかでいつでも見られるようにできるなど優れた効果を発揮する。
(作用)
請求項1の考案のごとく、透明ガラス製基体の一面(21)側からその基体内へ向けて凹部(25)を形成した本体主部(2)と、平板片状にして、本体主部(2)の前記一面(21)に当接する接合面(31)を形成した透明ガラス製蓋部(3)と、蓋部(3)が本体主部(2)に接着固定することにより、凹部(25)の上面開口(250)に蓋がされて形成される気密空間(S)と、を具備して、該気密空間(S)に毛髪(9b)又はペットの毛(9a)が空気遮断された状態で収容されると、平板片状の透明ガラス製蓋部を通して毛髪(9b)又はペットの毛(9a)を見ることができるので、通常の窓から外を眺めるのと同様、中の毛髪(9b)又はペットの毛(9a)をはっきりと見ることができる。気密空間(S)内に収めた毛髪(9b)又はペットの毛(9a)を外から綺麗にはっきりと見ることができるので、飾り物になり、メモリアル収納製品は飾り置物やコップ等に用いることによって、日常生活のなかでいつでも見られる機会を確保できる。収納箱のように片付けを要しない。透明ガラス製基体の一面(21)側からその基体内へ向けて底面部分(25a)が平らな凹部(25)を形成する本体主部(2)とすると、気密空間(S)内に収めた毛髪(9b)又はペットの毛(9a)を、一面側だけでなく、その角度を広げても容易に見ることができるようになる。また、気密空間(S)に前記毛髪(9b)又はペットの毛(9a)が空気遮断された状態で収容されるので、想い出として残しておきたい毛髪又はペットの毛を、在りし日の姿のままで収納し、その自然な風合いのまま眺めることができる。そして、気密空間(S)に親,兄弟,赤ちゃん等の毛髪(9b)が空気遮断された状態で収容されるので、何かあったときにDNA鑑定で親子関係等の立証に役立つ。
請求項2の考案のごとく、蓋部(3)が接着剤(5)を介して本体主部(2)に接着固定することにより、拡径部(20)周りの本体主部表面(2a)と蓋部(3)の表面(3a)が面一になると、外観の見栄えが一層向上する。請求項3の考案のごとく、ベース盤部(4)上に板状の本体主部(2)が起立一体化し、且つ本体主部裏面(2b)に写真入れ用保持枠(6b)が固着されて、写真立て付き飾り置物になると、毛髪(9b)又はペットの毛(9a)の当人の写真と一緒に飾ることになるので、当人に寄せる思い入れが強まるメモリアル収納製品となる。その商品価値が一段と高まる。請求項4の考案のごとく、本体主部(2)の外面に、サンドブラスト加工により、毛髪(9b)又はペットの毛(9a)に係る当人の名前の刻印(82)と、当人の生年月日又は命日の刻印(81)とが設けられると、毛髪(9b)又はペットの毛(9a)との密接な関連事実が明記されるので、忘れ得ぬ想い入れの品となる。
実施形態1のメモリアル収納製品の一形態で、その分解斜視図である。 図1の説明縦断面図である。 図2の本体主部にペットの毛を収容して蓋部で蓋をし、且つ本体主部に時計を取着したメモリアル収納製品の説明断面図である。 図3の円内拡大図である。 図3のメモリアル収納製品の説明画像図である。 実施形態2のメモリアル収納製品で、その斜視図である。 図6のVII-VII線矢視図である。 図6の背面図である。 図7の円内拡大図に代わる別態様図である。 図6に変わる他態様のメモリアル収納製品の斜視図である。 実施形態3のメモリアル収納製品で、(イ)が本体主部の斜視図、(ロ)が(イ)の裏面図、(ハ)が凹部の上面開口に蓋部で蓋をして気密空間を形成する説明分解正面図である。
以下、本考案に係るメモリアル収納製品について詳述する。
(1)実施形態1
図1〜図5は本考案のメモリアル収納製品の一形態で、図1はその分解斜視図、図2は図1の説明断面図、図3は図2の本体主部にペットの毛を収容して蓋部で蓋をし、且つ本体主部に時計を取着したメモリアル収納製品の説明断面図、図4は図3の円内拡大図、図5は図3のメモリアル収納製品の説明画像図を示す。尚、各図で刻印は簡略図示する。
メモリアル収納製品1は、本体主部2と蓋部3と時計7と刻印8とを備える(図1)。
本体主部2は、透明ガラス製基体の一面21側からその基体内へ向けて掘り下げ、底面部分25aが平らな凹部25を形成し、該凹部25に毛髪9b又はペットの毛9aが収容されるようにした塊状体である。図1のような多面体のブロック体に係る表面2a側から円形穴の凹部25をくり抜き形成した透明ガラス製本体主部2とする。透明無機ガラス製ブロック体を用いているので、無機ガラス特有のずっしりとした重量感,質感がある。無機ガラスは透明性に優れ、且つ耐摩耗性,耐汚染性,熱安定性,空気を通さない優れた特性を有する。ここでは、凹部25の底面部分25aから本体主部表面2aに向かう側壁25fの途中で、外方に広がる拡径段差面20aを形成して、該凹部25の外径よりも本体主部表面2a側の外径を大きくくり抜いた拡径部20がさらに形成される。拡径部20の形成に伴う段差面20aが本体主部2の前記一面21となり、該一面21に後述の蓋部3が接着固定される。実際は、大きな塊状のガラス製ブロック体を使用し、その表面2a側から円形拡径部20をくり抜き形成し、該拡径部20の円底面の中央部をさらに掘り下げ、底面部分25aが平らな円形穴の凹部25をくり抜き形成する。また、本体主部2の表面2a側で、拡径部20よりも上方寄りに時計7を埋め込み一体化させるための窪み29をくり抜き形成する。拡径部20,凹部25,窪み29のくり抜き形成は、労力,時間を要する。しかし、ガラス板等による張り合わせ部がなく、労力,時間に代え難いそれ以上の付加価値を生む。透明無機ガラス製の本体主部2がより高級感に溢れ、気品あるメモリアル収納製品1を創り出す。
さらに、本実施形態は本体主部2の外面(ここでは本体主部2の下方側表面2a)に、サンドブラスト加工により、前記毛髪9b又はペットの毛9aに係る当人の名前と当人の生年月日(又は命日)の刻印8が設けられる。当人の名前の刻印82と当人の生年月日(又は命日)の刻印8が刻まれることによって、大切な日が忘れ得ぬものとなる。そして、例えば赤ちゃんの産毛が毛髪9bとして収容された場合は日々の成長を再確認して感動し、また亡くなったペットの毛9aである場合は想いをはせることができる。故人の毛髪9bの場合は生前をより身近に想い偲ぶことができる。刻印8は本体主部2の表面2aに設けたが、裏面2b,側面2c,頂面2eや底面2dに設けてもよい。
尚、本考案でいう透明ガラスは、凹部25に納められる毛髪9b又はペットの毛9aが本体主部2や蓋部3を介して透視できるガラスであればよく、カラー色の色付きガラス等であっても構わない。符号20mは拡径部20の面取りを示すが、図1〜図3はその図示を省く。
蓋部3は、平板片状にして、該本体主部2の前記一面21に当接する接合面31を形成した透明ガラス製部材である(図1,図2)。本実施形態の蓋部3は図示ごとくの円形盤で、その円径が拡径部20の円径に等しく、且つ蓋部3の厚みを拡径部20のくり抜き高さに等しくする。段差面20aが本体主部2の前記一面21となって、接合面31と該一面21とを対向させ、蓋部3が接着剤5を介して本体主部2に接着固定することにより、拡径部20周りの本体主部表面2aと蓋部3の表面3aが面一になる蓋部3としている。符号37mは蓋部3の面取りを示すが、図1〜図3はその図示を省く。
接合面31と一面21(段差面)とを対向させ、蓋部3が本体主部2に接着固定すると、気密空間Sが形成される。
気密空間Sは、接合面31と本体主部2の一面21とを対向させて、蓋部3が接着剤5を介して本体主部2に接着固定することにより、凹部25の上面開口250に蓋がされてできる密封空間である。蓋部3が本体主部2に接着固定するに先立ち、凹部25に記念又は想い出となる毛髪9b又はペットの毛9aを収納することにより、気密空間Sに毛髪9b又はペットの毛9aが空気遮断された状態で収容される構成にある。
尚、本実施形態は、気密空間Sにペットの毛9a(ここでは鳥の羽毛)が収容されたメモリアル収納製品1とする。本メモリアル収納製品1は、羽毛のような細かく見づらいペットの毛9aであっても、図5のごとく、斜めの角度からも鮮やかな姿,形で視認できる。
時計7は図1ごとくの円盤状で、本体71が窪み29に嵌合する大きさになっている。本体71を窪み29に埋設し、文字盤側の外鍔73を該窪み周りの本体主部表面2aに当接固定させることで(図3)、本体主部2に時計7が一体化した時計7付きメモリアル収納製品1になっている。
(2)実施形態2
本実施形態は図6〜図10ごとくのメモリアル収納製品1である。図6がその斜視図、図7が図6のVII-VII線矢視図、図8は図6の裏面図、図9は図7の円内拡大図に代わる別態様図、図10は図6に代わるメモリアル収納製品の斜視図を示す。ここでのメモリアル収納製品1は、ベース盤部4上に板状の前記本体主部2を起立一体化し、且つ本体主部裏面2bに写真入れ用保持枠6bを固着して、写真立て付き飾り置物とする。尚、図6では、写真入れ6は本体主部2の裏面2b側に在るが、本体主部2が透明ガラス製で透視できるので、該写真入れ6を実線図示する。
具体的には、矩形の透明ガラス板からなる本体主部2が立設するよう、その基端部23に前後に張出す別体のベース盤部4が一体的に取着される。ベース盤部4は図6のごとく四角柱部材の一側面から側面視凹形の溝穴40を形成し、該溝穴に本体主部2の基端部23を嵌入することにより、該ベース盤部4上に本体主部2が起立一体化する。本実施形態のベース盤部4はずっしりとした安定感にある大きさにし、且つ木製で格調高いメモリアル収納製品1になっている。
透明ガラス製基体からなる板状本体主部2の上方寄りに、表面2a(一面21)側から裏面2b(基体内)へ向けて底面部分25aが平らな凹部25を穿設して、該凹部25に毛髪9b(又はペットの毛9a)を収容できる本体主部2とする。凹部25は実施形態1と同様、正面視円形の凹部25である。そして、平板片状にして、該凹部25よりも一回り大きな円形板の透明ガラス製蓋部3が用意される。該蓋部3の外周寄り外形部分を接合面31として、該接合面31と凹部25周りの本体主部表面2aとを対向させて、接着剤5を介して本体主部2に蓋部3を接着固定することによって、凹部25の上面開口250に蓋をして気密空間Sが形成される。該気密空間Sは毛髪9b又はペットの毛9aを空気遮断した状態で収容する密封空間となる。
さらに、本実施形態のメモリアル収納製品1は、前述のごとく写真立て付き飾り置物になっている。板状本体主部2の下方寄りには、その裏面2bに写真入れ用保持枠6bが固着される。詳しくは、保持枠6bの固着に先立ち、板状本体主部2の下方寄り裏面に図7,図8のごとく写真立ての飾りフレームに似せた略四角枠の囲い塗膜6aが固着される。囲い塗膜6aは、写真立ての飾りフレームに似合う有彩色にして、図8のごとく一定幅で四角枠60を形成するカラー囲い塗膜6aになっている。符号61は囲い塗膜6aで作られた写真が覗く開口を示す。カラー囲い塗膜6aに代えて、これと同形状のカラーフィルムを本体主部裏面2bに貼着することもできる。そして、本体主部裏面2b側で、該囲い塗膜6a上に写真入れ用保持枠6bが固着される。矩形主板部65の周辺三箇所沿いに突出バー67を設けて張り出し、該突出バー67の部分を囲い塗膜6a上に固着して、写真入れ用保持枠6bを形成する(図7,図8)。保持枠6bが図7のごとく縦断面視コ字状になって板状本体主部2,囲い塗膜6aとで写真Pを収納保持できるスペースをつくる。矩形主板部65で突出バー67のない一辺側から、例えば赤ちゃんの写真Pを保持枠6b内へ入れると、該保護枠に受け支えられて本体主部2(メモリアル収納製品1)の表面側から透明ガラス製本体主部2,開口61を通して赤ちゃんの写真Pを見ることができる。符号65aは写真Pの取出し用切欠を示す。本体主部2の上縁寄り外面に確保された刻印8用スペースに、サンドブラスト加工により、赤ちゃんの生年月日の刻印81,名前の刻印82を入れ、前記凹部25に赤ちゃんの体毛(毛髪9b)を収納して飾れば、日々成長する赤ちゃんの誕生記念置物になる。
本実施形態は、凹部25周りの本体主部表面2aを本体主部2の前記一面21とし、該一面に蓋部3の接合面31を当接する。これに代え、図9のように凹部25の底面部分25aから本体主部表面2aに向かう側壁25fの途中で、外方に広がる拡径段差面20aを形成して、該凹部25の外径よりも本体主部表面2a側の外径を大きくくり抜いた拡径部20を形成し、該拡径段差面20aに蓋部3の接合面31を当接させることもできる。実施形態1と同様、本体主部2に蓋部3を接着固定することにより、拡径部20周りの本体主部表面2aと蓋部3の表面3aが面一になるよう設定すれば、見栄えが良くなり一層好ましくなる。
図10は図6に代わる他態様品で、気密空間Sと写真入れ6とを横並びにしたメモリアル収納製品を示す。ベース盤部3は二分割品にして、図6のものよりも小型化されている。
他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
(3)実施形態3
本実施形態は図10ごとくのメモリアル収納製品1で、本体主部2をガラスコップに適用したものである。図10は(イ)が本体主部の斜視図、(ロ)が(イ)の裏面図、(ハ)が凹部の上面開口に蓋部で蓋をして気密空間を形成する説明分解正面図を示す。
本体主部2は、図示ごとくのガラスコップ形状で、ガラス底面2d側から円形拡径部20、さらに該拡径部20内に外径が一回り小さい円形凹部25の窪み穴を設け、底面部分25aが平らな凹部25に毛髪9b又はペットの毛9aが収容されるようにする。平板片状の透明ガラス製蓋部3は、拡径部20がつくる拡径段差面20aを一面21とし、該一面21に当接する接合面31を形成した円板状体である。接合面31と本体主部2の一面21とを対向させて、蓋部3が接着剤5を介して本体主部2に接着固定することにより、凹部25の上面開口250に蓋がされて気密空間Sを形成する。気密空間Sに毛髪9b又はペットの毛9aが空気遮断された状態で収容され、ガラスコップとしても使用できるメモリアル収納製品1となっている。符号2fはコップの収容側壁面、2gは飲み口、符号2hはコップ底を示す。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
(4)効果
このように構成したメモリアル収納製品1は、本体主部2に凹部25を形成し、且つ平板片状の透明ガラス製蓋部3で、凹部25の上面開口250に蓋がされて気密空間Sを形成して、気密空間S内の物を平板片状の透明ガラス製蓋部3を介して覗くので、通常のガラス窓を介して外を眺めるのと同様、気密空間S内の物をはっきりと見ることができる。該密封空間内に想い出として残しておきたい毛髪9b又はペットの毛9aが収納されると、鮮明に見ることができる。曲面形成によって光反射の関係から中の毛髪9b又はペットの毛9aが見え難くなるといった特許文献1の問題は解消する。ペットの毛9aとして、図5のごとく鳥の羽毛(ダウン)のような細かいものであっても、蓋部3を通してその形,色を鮮やかにはっきりと観ることができる。そして、凹部25の底面部分25aを平らにし、透明ガラス製本体主部2とすれば、鮮明に見ることのできる角度範囲が広がる。本体主部2の表面2a側からだけでなく、側面2c側、さらに裏面2b側からも密封空間に入れた毛髪9b又はペットの毛9aを視認できる。
また、本体主部2に蓋部3が接着固定することにより凹部25の上面開口250に蓋をして気密空間Sが形成され、その気密空間Sに毛髪9b又はペットの毛9aが空気遮断された状態で収容されるので、想い出として残しておきたい毛髪9b又はペットの毛9aを、本来在ったありのままの姿で、且つその自然な風合いのまま見ることができる。特許文献1のように毛髪9bを封入用合成樹脂内に埋設して閉じ込めるのと違って、動きに固まった感じがなく、当人が生きていた時の身体の一部が、現実の空気のなかでそのままの姿,形で見ることができるので、リアル感を漂わせ商品価値を一層高める。且つ無機ガラスは空気を通さず、毛髪9b又はペットの毛9aは気密空間Sのなかで密封にして外気遮断状態にあるので、自然な姿で半永久保存できる。しかも、本メモリアル収納製品1は、毛髪6b等を綺麗に且つ鮮明に外から見ることができるので、置物(図1,図6)やガラスコップ(図10)の形態にできる。日常生活のなかでいつでも見られるようになっており、収納箱から取り出す手間,労苦を要しない。日常生活のなかでいつでも見られることによって、毛髪9b(又はペットの毛9a)の当人との絆が強められていく。そして、毛髪9b又はペットの毛9aは自然な姿で半永久保存できることから、何かあったときにDNA鑑定で親子関係等の立証に役立つ。
加えて、拡径部20の段差面20aが本体主部2の一面21となって、該一面21と接合面31とを対向させ、本体主部2に蓋部3を接着固定することによって、拡径部20周りの本体主部表面2aと蓋部3の表面3aが面一になるよう設定すると、メモリアル収納製品1としての外観見栄えが一層向上し、飾り置物として優れものになる。
また、本体主部2の外面に、サンドブラスト加工により、前記毛髪9b又はペットの毛9aに係る当人の名前の刻印82と、当人の生年月日(又は命日)の刻印81が設けられると、いつでも名前及び生年月日等を見ることとなり、心に当人への想いを深く刻むことができる。
さらに、ベース盤部4上に板状の本体主部2が起立一体化し、且つ該本体主部裏面2bに写真入れ用保持枠6bが固着されて、写真立て付き飾り置物になるメモリアル収納製品1であれば、当人の写真姿と一緒に、複合的な形で当人の一部たる毛髪9b(又はペットの毛9a)といった本物の品を、それ自身がもつ自然な風合い,質感を実際の目で見て感じ取ることができるので、メモリアル収納製品1として商品価値が一段と向上する。
このように、本メモリアル収納製品1は、上述した数々の優れた効果を発揮し、自らが購入する商品としてだけでなくプレゼント用贈り物等としても非常に喜ばれる優れものとなる。
尚、本考案においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本考案の範囲で種々変更できる。本体主部2,蓋部3,ベース盤部4,写真入れ6,時計7,刻印8等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。
1 メモリアル収納製品
2 本体主部
2a 本体主部の表面(本体主部表面)
2b 本体主部の裏面(本体主部裏面)
20 拡径部
20a 拡径段差面
21 一面
25 凹部
25a 底面部分
250 上面開口
3 蓋部
3a 蓋部の表面
31 接合面
4 ベース盤部
5 接着剤
6b 写真入れ用保持枠(保持枠)
8 刻印
81 当人の生年月日(又は命日)の刻印
82 当人の名前の刻印
9a ペットの毛
9b 毛髪
S 気密空間

Claims (4)

  1. 透明ガラス製基体の一面(21)側からその基体内へ向けて底面部分(25a)が平らな凹部(25)を形成して、該凹部(25)に毛髪(9b)又はペットの毛(9a)が収容されるようにした本体主部(2)と、平板片状にして、該本体主部(2)の前記一面(21)に当接する接合面(31)を形成した透明ガラス製蓋部(3)と、該接合面(31)と前記本体主部(2)の一面(21)とを対向させて、該蓋部(3)が接着剤(5)を介して該本体主部(2)に接着固定することにより、前記凹部(25)の上面開口(250)に蓋がされて形成される気密空間(S)と、を具備し、該気密空間(S)に前記毛髪(9b)又はペットの毛(9a)が空気遮断された状態で収容されることを特徴とするメモリアル収納製品。
  2. 前記凹部(25)の底面部分(25a)から本体主部表面(2a)に向かう側壁(25f)の途中で、外方に広がる拡径段差面(20a)を形成して、該凹部(25)の外径よりも本体主部表面(2a)側の外径を大きくくり抜いた拡径部(20)がさらに形成され、該段差面(20a)が本体主部(2)の前記一面(21)となって、該一面(21)と前記接合面(31)とを対向させ、蓋部(3)が接着剤(5)を介して該本体主部(2)に接着固定することにより、該拡径部(20)周りの本体主部表面(2a)と該蓋部(3)の表面(3a)が面一になるようにした請求項1記載のメモリアル収納製品。
  3. ベース盤部(4)上に板状の前記本体主部(2)が起立一体化し、且つ該本体主部裏面(2b)に写真入れ用保持枠(6b)が固着されて、写真立て付き飾り置物になる請求項1又は2に記載のメモリアル収納製品。
  4. 前記本体主部(2)の外面に、サンドブラスト加工により、前記毛髪(9b)又はペットの毛(9a)に係る当人の名前の刻印(82)と、当人の生年月日又は命日の刻印(81)とが設けられる請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメモリアル収納製品。
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