JP3173122B2 - 陰極線管の分解用装置及びその使用方法 - Google Patents

陰極線管の分解用装置及びその使用方法

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JP3173122B2 JP13524992A JP13524992A JP3173122B2 JP 3173122 B2 JP3173122 B2 JP 3173122B2 JP 13524992 A JP13524992 A JP 13524992A JP 13524992 A JP13524992 A JP 13524992A JP 3173122 B2 JP3173122 B2 JP 3173122B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/06Cutting or splitting glass tubes, rods, or hollow products
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/10Glass-cutting tools, e.g. scoring tools
    • C03B33/12Hand tools
    • C03B33/14Hand tools specially adapted for cutting tubes, rods, or hollow products

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管の分解用装置
及びその使用方法に関するものであり、特にネック部を
破砕することなく安全に切断、分解する場合に好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】テレビ(TV)受像機に用いる陰極線管
(CRT)等の大型産業廃棄物は、地球環境問題からも
その製造元が回収し、再資源として利用することが要請
されている。
【0003】CRTは、図8に示すように、パネル21
とファンネル22から構成され、ファンネル22には電
子銃(図示せず)を配置したネック部23を有してお
り、CRT全体の容積がかさばり、当然のことながらT
V画面が大型化すればする程、その容積が増大される。
なお14はアノードボタンを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】陰極線管内は高真空状
態であり、その状態でゴミ廃棄場等に捨てられると危険
である。また、高真空状態での回収の一方法として廃棄
用CRTを堅牢な箱の中で粉々に砕く方法がある。しか
し、この方法は、異質な材料が混合して資源再利用の面
から得策でない。
【0005】更にまた、CRTの突出したネック部23
だけをハンマー等で叩いて折ろうとしても、ガラス材料
のため全体にフラック(割れ)が生じて粉々になり再処
理が不都合となる。また、この破断の際、ガラスの破片
も飛散して安全上にも問題があった。
【0006】そこで、本発明は、陰極線管(CRT)内
に配置、装備された電子銃を、できる限り原形に近い状
態で回収し、再利用し得る陰極線管の分解用装置及びそ
の使用方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、中空円筒状フレームを有し、フレーム面に設けた開
口部を介してスライドする略均等間隔配置の2個以上の
レバー部と、レバー部のスライドにそれぞれ連動して回
動し、且つ内側端にダイヤモンド片刃先を配設した爪部
とを備えたことを特徴とする陰極線管の分解用装置によ
って解決される。
【0008】また、本発明では、レバー部とそれに対応
した爪部がそれぞれ3個設けられていることがハンディ
ーネック切断として作業性がよい。
【0009】また、本発明では、開口部が、中空円筒状
フレームの内円近傍と外円近傍との間にわたり細長く配
設されてなるが、所定範囲のネック径に対応できるので
好ましい。
【0010】更に、上記課題は本発明によれば、中空円
筒状フレームを有し、フレーム平面に設けた開口部を介
して該フレーム平面に平行にスライドする略均等間隔配
置の2個以上のレバー部と、レバー部のスライドにそれ
ぞれ連動して回動し、且つ内側端にダイヤモンド片刃先
を配設した爪部とを備えた陰極線管の分解用装置の使用
方法において、分解用装置の中空部に、空気を入れた陰
極線管の円形ネック部を通し、レバー部をスライドさせ
ることによってネック部表面にダイヤモンド片刃先を接
触させ、次に分解用装置を回転させることを特徴とする
陰極線管の分解用装置の使用方法によって解決される。
【0011】
【作用】本発明によれば、中空円筒状フレーム19中空
部に陰極線管のネック部10を通してセットすることが
でき、しかも上記フレーム19(19a,19b)に設
けられた開口部6a及び6bを介してレバー部1をスラ
イドさせ、爪部2を回動させることにより爪部2の内側
端のダイヤモンド片刃先5をネック部10に接触させ、
その状態でフレーム19、従って上記刃先5を所定の角
度だけ回転させることによりネック部10表面に線状傷
を付けることができる。線状傷を付けた後は、その部分
をハンマー等で軽く叩けば容易に切断、分解される。
【0012】本発明では、特に陰極線管用としている
が、その他の円柱状のガラス管の切断にも適用されよ
う。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1は、本発明に係る陰極線管の分解用装
置の一実施例を示す斜視図であり、図2は図1の1つの
レバー部近傍の構成を拡大して示す斜視図である。
【0015】本発明の分解用装置20は、図1に示すよ
うに、ステンレス鋼板からなる上下面平坦なドーナツ状
(中空円筒状)フレーム19を有する治具であり、その
ドーナツ状フレーム19(外側はフレーム19a、内側
はフレーム19bで構成され、ビス7で止められてい
る)の円周表面上を矢印方向にスライドするレバー部1
と、軸3を中心に回動する爪部2から主に構成されてお
り、それぞれ対となり円周上略120°毎に均等間隔配
置で3ヶ所に設けられている。爪部2は、通常レバー部
1を握っていた時は、コイルバネ4によりレバー部をゆ
るめる方向に戻す役割を有する。また、爪部2の先端内
側部には被処理CRTの円筒形ガラスネック部にその表
面に沿った分解(分離)用の線状傷をつけるための刃先
として工業用ダイヤモンド片刃先5が埋め込まれてい
る。3ヶ所のレバー部1をスライドさせるドーナツ状フ
レーム19には、斜め方向に開けた上下の開口6a,6
bがそれぞれの箇所で設けられており、ダイヤモンド片
刃先5を出し入れ(図6に示したように指による力で)
させることによって、所定の範囲のネック径(例えば、
21.6mmφ〜37.5mmφ)に傷を付けることが
できる。
【0016】つまり、図3に示した最小のネック径D1
(例えば21.6mmφ)から最大のネック径D2(例
えば37.5mmφ)までの範囲のいかなるネック径で
あっても、レバー部1のスライドにより被処理CRTの
ネックに爪部先端のダイヤモンド片刃先5を接触させる
ことが可能な構造となっている。
【0017】以下、上記の陰極線管分解用装置の使用方
法の一実施例を示す。
【0018】図4は、被処理CRTの切断(分解)部を
説明するための概略図である。図4に示すように、本発
明の陰極線管の分解用装置は、被処理陰極線管(CR
T)の例えばネック部10とファンネルのコーン部11
との境界12を切断するために用いられる。なお、14
はアノードボタンである。
【0019】本発明の分解用装置は、まず本出願人が前
に提案した方法により、CRT内に空気を入れて真空状
態をこわし、次にCRTのパネルフェース13を下にし
て床(ベース)15に置き、図5のように本分解用装置
20を装着する。
【0020】次に、レバー部1を図6に示すように握
り、刃先5をネック部10に接触するまで圧し(この間
でレバー部1が開口6aをスライドする)、1/3回転
させネック部全周に目的とする線状傷を付ける。
【0021】レバー部1、そしてそれに対応して爪部
2、ダイヤモンド片刃先5が円周3ヶ所に設けられてい
るため、本装置を1回転させる必要がない。
【0022】次に、分解用装置20を取り外し、全周に
線状傷を付けた箇所をハンマー等の先端で軽く叩くこと
によって、ネック部10を切断することができる。図7
は切断、分解されたネック部10を示す。切断されたネ
ック部は、その内部の電子銃16が原形に近い状態で再
利用される。
【0023】この例では、CRTをテレビ受像機から取
り外した状態で示しているが、CRTをテレビ受像機に
取り付けたままの横向きの状態で本分解用装置を使用し
ても何ら不具合はない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
陰極線管(CRT)のネック部を破砕することなく、円
筒状のまま容易にしかもきれいに切断(切断面:円形)
することができ、電子銃を材料として再利用が図れる。
【0025】また、本発明によって陰極線管の容積を小
さくすることができるので、流通の回収経費の削減にも
寄与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陰極線管の分解用装置の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】図1の一部分解拡大構成を示す斜視図である。
【図3】本実施例の分解用装置で可能なCRTのネック
径の範囲を説明する模式図である。
【図4】被処理CRTの切断(分解)部を説明するため
の概略図である。
【図5】本実施例の分解用装置をCRTに装着した状態
を示す斜視図である。
【図6】本実施例の分解用装置を動作する方法を示す斜
視図である。
【図7】本実施例の分解用装置を使用して、切断分解し
たCRTのネック部を示す斜視図である。
【図8】陰極線管(CRT)を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レバー部 2 爪部 3 軸 4 コイルバネ 5 ダイヤモンド片刃先 6a,6b 開口 7 ビス 10 ネック部 11 コーン部 12 境界(切断部) 13 パネルフェース 14 アノードボタン 15 床(ベース) 16 電子銃 19 ドーナツ状フレーム 19a,19b フレーム 20 分解用装置 21 パネル 22 ファンネル 23 ネック部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円筒状フレームを有し、 前記フレーム面に設けた開口部を介してスライドする略
    均等間隔配置の2個以上のレバー部と、 前記レバー部のスライドにそれぞれ連動して回動し、且
    つ内側端にダイヤモンド片刃先を配設した爪部とを備え
    たことを特徴とする陰極線管の分解用装置。
  2. 【請求項2】 前記レバー部と該レバー部に対応した爪
    部がそれぞれ3個設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の陰極線管の分解用装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部が、前記中空円筒状フレーム
    の内円近傍と外円近傍との間にわたり細長く配設されて
    なることを特徴とする請求項1記載の陰極線管の分解用
    装置。
  4. 【請求項4】 中空円筒状フレームを有し、 前記フレーム平面に設けた開口部を介して該フレーム平
    面に平行にスライドする略均等間隔配置の2個以上のレ
    バー部と、 前記レバー部のスライドにそれぞれ連動して回動し、且
    つ内側端にダイヤモンド片刃先を配設した爪部とを備え
    た陰極線管の分解用装置の使用方法において、 前記分解用装置の中空部に、空気を入れた前記陰極線管
    の円形ネック部を通し、前記レバー部をスライドさせる
    ことによって前記ネック部表面に前記ダイヤモンド片刃
    先を接触させ、次に前記分解用装置を回転させることを
    特徴とする陰極線管の分解用装置の使用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102301586B1 (ko) * 2021-01-25 2021-09-13 최연태 지지 및 완충수단을 구비한 내식성이 우수한 윈치 크레인

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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