JP3172988U - リズム学習用教材 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のカード型の教材に比べて少ない個数のブロックでより多くのリズムを形成することができ、また、各ブロックの異なる面に表示された音符や休符の関係を目視により容易に認識することができるリズム学習用教材を提供する。
【解決手段】本リズム学習用教材1において、ブロック2〜7の同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符又は/及び休符を表示することにした。また、リズム学習用教材1において、複数個のブロック2〜7からなり、各ブロック2〜7は、同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符又は/及び休符を表示することにした。さらに、リズム学習用教材1において、複数種類のブロック2〜7からなり、各ブロック2〜7は、同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符又は/及び休符を表示し、しかも、各種類のブロック2〜7は、表面に表示した音符又は/及び休符の音価に比例した辺長とすることにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、リズム学習用教材に関するものである。
従来より、音符によって表示される音の長さ(音価)や、複数の音符によって表示されるリズムなどを学習するための教材として、複数枚のカードの表面に音符を記載し、各カードの横幅をそのカードの表面に記載した音符の音価に比例した長さとしたものが知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
実開昭61−121477号公報
ところが、従来のカード型のリズム学習用教材では、正面的なカードであるために、同じ長さであっても種類が異なる音符がそれぞれ異なるカードとなっており、カードの枚数や種類が多くなってしまい、並べ替え等の取扱いが困難であるとともに、学習効果の低いものであった。
そこで、請求項1に係る本考案では、リズム学習用教材において、ブロックの同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符又は/及び休符を表示することにした。
また、請求項2に係る本考案では、リズム学習用教材において、複数個のブロックからなり、各ブロックは、同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符又は/及び休符を表示することにした。
また、請求項3に係る本考案では、リズム学習用教材において、複数種類のブロックからなり、各ブロックは、同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符又は/及び休符を表示し、しかも、各種類のブロックは、表面に表示した音符又は/及び休符の音価に比例した辺長とすることにした。
そして、本考案では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本考案では、立体的なブロックであるために、従来の正面的なカードに比べて取り扱いを容易なものとすることができる。
しかも、本考案では、立体的なブロックの異なる面に同一音価の音符や休符を表示しているために、1個のブロックで複数種類の音符や休符を表示することができる。
そのため、従来のカード型の教材に比べて少ない個数のブロックでより多くのリズムを形成することができ、また、各ブロックの異なる面に表示された音符や休符の関係を目視により容易に認識することができるので、学習効果を向上させることができる。
本考案に係るリズム学習用教材を示す斜視図。 4分音符を表示するブロックの斜視図(a)、展開図(b)。 8分音符を表示するブロックの展開図(a)〜(c)、斜視図(d)〜(g)。 ブロックの使用方法を示す斜視図(a)〜(c)。
以下に、本考案に係るリズム学習用教材の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明は本考案を実施するための形態についてその一例を説明するものであり、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において適宜異なる形態とすることが可能である。
図1に示すように、リズム学習用教材1は、複数種類の方体(立方体又は直方体)状のブロック2〜7で構成している。
各ブロック2〜7は、表面に音符又は休符をそれぞれ表示している。すなわち、ブロック2は、全音符を表示し、ブロック3は、付点2分音符を表示し、ブロック4は、2分音符を表示し、ブロック5は、付点4分音符を表示し、ブロック6は、4分音符を表示し、ブロック7は、8分音符を表示している。
全てのブロック2〜7は、縦方向及び高さ方向の辺長を同一の長さとしているが、横方向の辺長を各ブロック2〜7の表面に表示されている音符又は休符の長さ(音価)に比例して異なる長さとしている。すなわち、全音符を表示するブロック2の横方向の辺長を基準長とすると、付点2分音符を表示するブロック3の横方向の辺長を基準長の3/4とし、2分音符を表示するブロック4の横方向の辺長を基準長の1/2とし、付点4分音符を表示するブロック5の横方向の辺長を基準長の3/8とし、4分音符を表示するブロック6の横方向の辺長を基準長の1/4とし、8分音符を表示するブロック7の横方向の辺長を基準長の1/8としている。
そして、全てのブロック2〜7は、同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符や休符を表示している。
ブロック2〜5,7では、図1において正面と背面とが横方向の辺長が同一となるために、正面に各音符を表示する一方、背面には表面に表示した各音符と同一音価の休符をそれぞれ表示している(たとえば、図3(a)参照。)。
また、ブロック6では、図1において正面と背面だけでなく左右側面も横方向の辺長が同一となるために、図2に示すように、正面に4分音符を表示し、右側面に2個の8分音符を連桁で接続した音符を表示し、背面に4個の16部音符を連桁で接続した音符を表示し、左側面に付点8分音符と16部音符を連桁で接続した音符を表示している。なお、ブロック6では、平面及び底面も正面と横方向の辺長が同一となるため、平面や底面にも音符や休符を表示してもよい。
ブロック2〜7は、横方向の辺長が同一となる異なる面に同一音価の音符や休符を表示したものであればよく、図2に示したブロック6のように、各面に同一音価となる異なる音符を表示してもよく、また、図3(a)に示したブロック7のように、各面に音符と休符とを表示したものでもよい。
さらに、図3(b)、(c)に示すように、各ブロック8,9の表面に音符全体を分割した状態で表示してもよい。図3(b)に示すブロック8は、前半分の音符を表示しており、正面に8分音符に連桁の前半分を接続した音符を表示し、背面に2個の16分音符に連桁の前半分を接続した音符を表示している。また、図3(c)に示すブロック9は、後半分の音符を表示しており、正面に連桁の後半分を接続した8分音符を表示し、背面に連桁の後半分を接続した2個の16分音符を表示している。
このように、ブロック8,9の表面に音符全体を分割した状態で表示した場合には、図3(d)〜(g)に示すように、2個のブロック8,9で複数種類の音符を表示することができる。
リズム学習用教材1は、以上に説明したように構成しており、音楽の学習用の教材として様々な使い方が考えられる。
たとえば、1個のブロック2〜7を横方向に回転させながら表面の音符や休符を目視することで、同一の音価となる複数種類の音符や休符を学習することができる。
また、図1に示すように、異なる種類のブロック2〜7を並べて各ブロック2〜7の横方向の辺長の比を目視することで、各ブロック2〜7に表示された音符や休符の音価の比を学習することができる。
また、図4(a)に示すように、異なる種類のブロック(ここではブロック2,6)を同一横幅となるように上下に並べることで、同一長さとなる音符の配列を学習することができる。そして、図4(b)に示すように各ブロック6を転回することで、基本の1拍を構成する時間として一つのかたまりで視覚的に捕えることができるので学習効果を向上させることができる。
さらに、図4(b)、(c)に示すように、同一又は異なるブロック2〜7を順に並べていくことで、音符や休符から形成される様々なリズムを作成し学習することができる。そして、ピアノ等の楽器の実技練習の際に練習曲に現れるリズムをブロック2〜7で作り出すことで、各音符や休符の時間の比を視覚的に確かめることもできる。
以上に説明したように、上記リズム学習用教材1では、立体的なブロック2〜7で構成しているために、従来の正面的なカードに比べて取り扱いが容易なものとなり、幼児や高齢者であっても容易に並べ替えや反転などを行うことができる。
しかも、上記リズム学習用教材1では、立体的なブロック2〜7の異なる面に同一音価の音符や休符を表示しているために、1個のブロックで複数種類の音符や休符を表示することができ、従来のカード型の教材に比べて少ない個数のブロック2〜7でより多くのリズムを形成することができる。
また、上記リズム学習用教材1では、立体的なブロック2〜7の異なる面に同一音価の音符や休符を表示しているために、各ブロック2〜7の異なる面に表示された音符や休符の関係を目視により容易に認識することができるので、学習効果を向上させることができる。
1 リズム学習用教材
2〜9 ブロック

Claims (3)

  1. ブロックの同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符又は/及び休符を表示したことを特徴とするリズム学習用教材。
  2. 複数個のブロックからなり、各ブロックは、同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符又は/及び休符を表示したことを特徴とするリズム学習用教材。
  3. 複数種類のブロックからなり、各ブロックは、同一辺長を有する異なる面に同一音価の音符又は/及び休符を表示し、しかも、各種類のブロックは、表面に表示した音符又は/及び休符の音価に比例した辺長としたことを特徴とするリズム学習用教材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014150954A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Otonotane Kk 音楽知育玩具
JP6963342B1 (ja) * 2021-05-06 2021-11-05 株式会社クレアミュージック 音楽教材セット及び立体物

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