JP3172946U - 柱・壁取合い部不燃材仕様衝撃吸収型防煙垂壁 - Google Patents
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Abstract
【課題】天井吊下げ構造である防煙垂壁が、壁・柱面との取合いに於いて、地震時の免震性能に優れ、火災時要求される、不燃材仕様の防煙垂壁を提供する。
【解決手段】天井の軽天部材に連結して取付いている防煙垂壁の上部レールRを、壁・柱の手前50〜100mm程度離れた位置で止めて、地震の際、壁・柱との接点で生じる押し合う応力の発生を食い止める。次に、区画内の煙移動を阻止する性能と、地震時、硝子の破損・損壊による2次災害を抑える為、壁・柱との間に、変形追従用衝撃吸収を目的とした、ケイカル板K(壁・柱と硝子G間の変位応力をケイカル板で吸収して硝子Gに伝えない役目)と不燃シート製免震壁面方立FM(面内変位時揺れに依る部材の損傷及び、多少の面外変位を吸収する役目)で構成された構造物を取付ける。尚、これらの構成材は全て不燃仕様の材料で構成されている。
【選択図】図8
【解決手段】天井の軽天部材に連結して取付いている防煙垂壁の上部レールRを、壁・柱の手前50〜100mm程度離れた位置で止めて、地震の際、壁・柱との接点で生じる押し合う応力の発生を食い止める。次に、区画内の煙移動を阻止する性能と、地震時、硝子の破損・損壊による2次災害を抑える為、壁・柱との間に、変形追従用衝撃吸収を目的とした、ケイカル板K(壁・柱と硝子G間の変位応力をケイカル板で吸収して硝子Gに伝えない役目)と不燃シート製免震壁面方立FM(面内変位時揺れに依る部材の損傷及び、多少の面外変位を吸収する役目)で構成された構造物を取付ける。尚、これらの構成材は全て不燃仕様の材料で構成されている。
【選択図】図8
Description
本考案は、硝子仕様防煙垂壁の免震及び不燃性仕様に関する。
従来、建築基準法により所定以上の床面積を有する建築物には、天井より垂れ壁を設けて、火災の際、煙の移動を阻止する為に防煙垂壁を設ける用義務付けられている。
そこで、この防煙垂壁で煙移動阻止の役目をする垂れ壁部には、不燃材である、硝子ケイカル板・透明グラスファイバーシート等が用いられている。
そこで、この防煙垂壁で煙移動阻止の役目をする垂れ壁部には、不燃材である、硝子ケイカル板・透明グラスファイバーシート等が用いられている。
硝子仕様の防煙垂壁は、地震発生時、面内及び面外層間変位(図1の矢印ア・イで示す方向)に依る揺れにより、壁面及び柱面取合い部の硝子が破損・損壊し、落下災害を招く可能性が大きい。
今迄は、壁面取合い部に難燃性のガスケト等を使用した免震方立(図2MG)を取付けて、地震の揺れを吸収する方法が最善の策であった。
東日本大震災の様な激震地震時の、硝子仕様防煙垂壁の損壊状況の特徴を纏めると、地震に依る揺れは、免震方立許容以上の面外層間変位(図1矢印イ)を来し、壁・柱面に硝子が衝突し破損・損壊した。
防煙垂壁の構成材である、上部レール(図1R)は地震時の、面外層間変位(図1矢印イ)に依り、壁・柱面とかなりの応力で押し合い、硝子及び防煙垂壁の構成部材に悪影響を及ぼした。
(株)ミヨシ製M式ツリコ
天井吊下げ構造物である防煙垂壁が、壁・柱面との取合いに於いて、地震時の免震性能に優れ、火災時要求される、不燃材仕様の防煙垂壁を開発する事にある。
以上の目的を達成する為に、まず、上部レール(R)を図3で示す様に、壁・柱面より50〜100mm程度離れた位置で止めた状態で取付ける。
次に、図3で示す様に、上部レール(R)の端部より、30〜50mm程度手前の位置で硝子を切断し、ケイカル板(k)と不燃シート製免震壁面方立(FM)を壁・柱との間に取付けて、変形追従用衝撃吸収部を設け、揺れに依る応力が出来るだけ硝子に伝わらなくして、硝子の破損・損壊を防止する。但し、変形追従用衝撃吸収部の構成材は全て不燃材を使用する。
地震及び火災時要求される、免震及び不燃機能の防煙垂壁。
SW 壁面
W 野縁
WU 野縁受け
SB 天井ボード
H レール吊上げ金物
R 上部レール
S シーリング
TB 吊下げボルト
NP プレート
J 連用受け
FM 不燃シート製免震壁面方立
GF グラスファイバーシート
AF アルミフレーム
RT 両面テープ
MG 免震方立
F フレーム
G 硝子
K ケイカル板
W 野縁
WU 野縁受け
SB 天井ボード
H レール吊上げ金物
R 上部レール
S シーリング
TB 吊下げボルト
NP プレート
J 連用受け
FM 不燃シート製免震壁面方立
GF グラスファイバーシート
AF アルミフレーム
RT 両面テープ
MG 免震方立
F フレーム
G 硝子
K ケイカル板
以下、図面と共に本考案の一実施例を図面に従って説明する。まず、上部レール(R)を、通常の防煙垂壁の取付要領通りに取付けるが、今回は壁・柱面との間に変形追従の衝撃吸収部を確保する為、壁・柱面より50〜100mm手前で止まる様取付ける。
硝子部は、上部レール(R)の端部より30〜50mmの位置で、硝子(G)を切断して、プレート(NP)吊下げボルト(TB)連用受け(J)を使用して吊下げる。
次に、硝子端部から壁・柱面の間に、ケイカル板(K)不燃シート製免震壁面方立(FM)を差し込む。この際ケイカル板(K)と不燃シート製免震壁面方立(FM)はシリコン接着して取付ける。
最後にフレーム(F)を取付るが、その際、フレーム(F)と交わる、不燃シート製免震壁面方立(FM)の下端部の両面テープの養生を剥がして、フレーム(F)に貼り付けて終了。
Claims (3)
- 上部レールを壁・柱面より50〜100mm離れた所で止めて取付ける。
- レール端部より、30〜50mm手前で、硝子と変形追従用衝撃吸収部であるケイカル板と不燃シート製免震壁面受けの構成部材を連結して吊下げる。
- 壁・柱取合い部との緩衝部に、難燃性のシリコンガスケット及び塩ビ製ガスケット等は使用せず、不燃性シートである、グラスファイバーシートを使用しており、下部フレームとの結合部に両面テープが予め貼られている構造の為、養生を剥がしたら、簡単に下部フレームに貼りつく。(図3及び図4参照)
尚、この不燃シート製免震壁面方立は、通常の仕様の防煙垂壁にも使用出来る。
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JP2011004984U JP3172946U (ja) | 2011-08-10 | 2011-08-10 | 柱・壁取合い部不燃材仕様衝撃吸収型防煙垂壁 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013226183A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Mori Glass Co Ltd | 防煙垂壁 |
JP2018071294A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 株式会社タナテック | 防煙垂壁取付装置 |
-
2011
- 2011-08-10 JP JP2011004984U patent/JP3172946U/ja not_active Expired - Fee Related
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