JP3172756U - 液体噴射装置の二駆動モータ洗浄機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体洗浄装置において、液体供給筒の一定の旋回角度内において何度も噴射ノズルを上下に振り回動させる洗浄機構を提供する。
【解決手段】液体供給筒60の先端回転筒に対する噴射ノズル(回転軸芯)70の相対回転差で液体供給筒の垂直軸線に対し振り回動を行わせるようにして液体噴射装置を構成する。駆動モータを共通とすることなく、別個の駆動モータM1、M2を使って回転軸筒52と回転軸芯51を駆動し、回転軸筒に対する回転軸芯の回転数差を大きくできるように構成し、液体供給筒の先端回転筒の旋回角度変化に対して噴射ノズル70を何度も上下に振り回動させるように設定できる洗浄機構とした。
【選択図】図1
【解決手段】液体供給筒60の先端回転筒に対する噴射ノズル(回転軸芯)70の相対回転差で液体供給筒の垂直軸線に対し振り回動を行わせるようにして液体噴射装置を構成する。駆動モータを共通とすることなく、別個の駆動モータM1、M2を使って回転軸筒52と回転軸芯51を駆動し、回転軸筒に対する回転軸芯の回転数差を大きくできるように構成し、液体供給筒の先端回転筒の旋回角度変化に対して噴射ノズル70を何度も上下に振り回動させるように設定できる洗浄機構とした。
【選択図】図1
Description
本考案は、オイルタンクを垂下する液体供給筒先端をその軸周りに回転させながら先端に取り付けた噴射ノズルを液体供給筒の垂直軸線に対し、上下に振り回動させる液体噴射装置に関し、液体供給筒の先端の軸線周りの旋回に対し、噴射ノズルの上下振り往復動を頻繁に行わせ、洗浄軌跡を菊花弁型とする液体噴射装置の二駆動モータ洗浄機構に関する。
従来よりオイルタンクの内部の洗浄に用いられる液体噴射装置としては数多くの提案がなされているが、噴射ノズルを取り付けた回転筒部を回転させながら、噴射ノズルを上下方向に往復動(振り回動)させ、殆どタンク内の全方向に液体を噴射させることができるものが提供されている(特許文献1)。しかしながら、オイル供給筒の先端筒部を回転させながら、その先端の噴射ノズルを上下に振り回動させる場合、その上下振り幅を設定し、しかもそれを検出して切り替える機構は複雑となる。しかも、振り幅の位置を正確に読み出し、噴射筒部の振り回動の開始位置を変更するのは容易でない。そこで、本考案者は、液体供給筒を垂下する回転軸を軸芯とそれを内包する軸筒とで構成する一方、駆動モータからの回転駆動を伝達する伝達手段を回転速度の異なる第1伝達手段と第2伝達手段とで構成し、第1伝達手段で軸筒を回転させる一方、第2伝達手段で軸芯を回転させ、第1及び第2伝達手段の相対回転差に基づいて噴射ノズル筒の垂直軸線に対する角度を変化させ、振り回動を行わせるとともに、前記第1伝達手段の回転を受ける太陽歯車を備える第1遊星歯車機構と第2伝達手段の回転を受ける太陽歯車を備える第2遊星歯車機構とを共通の内歯車で連結してなるインジケータ機構で、第1及び第2伝達手段の回転差に基づいて上下振り回動する噴射ノズル筒の振り回動角度を表示させる液体噴射装置を提案した(特許文献2)。
この種噴射ノズルは液体供給筒の軸線と一直線をなす0度から液体供給筒の傾斜面と平行をなす135度の位置まで傾斜角度を変えるだけでなく、しかも往復動を行う、いわば上下に振り回動を行う機能を有する必要があるが、一つの駆動モータでの液体供給筒の先端回転に対するノズルの相対回転差でノズルの振り回動を行う場合、ギア比での調整では一回転ごとの振り角度を大きく又は小さくするのが限度で、渦巻き型軌跡を形成するのが一般的である。しかしながら、オイルタンクの一定の旋回角度範囲において噴射ノズルを上下に振り回動させて洗浄する必要がある場合があり、液体供給筒の一定の旋回角度内において何度も噴射ノズルを上下に振り回動させるには回転軸筒に対する回転軸芯の回転数差を大きく、即ち減速比を小さくする必要があって、駆動モータを共通とすることなく、別個の駆動モータを使って回転軸筒と回転軸芯を駆動する必要があることを見出した。
本考案は上記液体供給筒の先端回転筒に対する噴射ノズル(回転軸芯)の相対回転差で液体供給筒の垂直軸線に対し振り回動を行わせる液体噴射装置においては、洗浄軌跡を菊花弁型とするためには液体供給筒の先端回転筒の旋回角度変化に対して噴射ノズルを何度も上下に振り回動させる必要があり、第1伝達手段に対し第2伝達手段の回転差を大きくすることが必要であることに着目してなされたもので、
オイルタンクの内部に堆積したスラッジに洗浄液体をオイルタンク内を垂下する液体供給筒の先端に位置するノズルから噴射して洗浄させる液体噴射装置であって、駆動源M1及びM2を備える駆動機構10と、駆動源M1の回転を伝達する伝達手段20と駆動源M2の回転を伝達する伝達手段30とを備える回転駆動機構100と、先端部に回転筒部41を備える液体供給筒60と、該液体供給管60内を軸方向に垂下し、前記駆動機構10の駆動力を受けて回転する回転軸50と、前記回転筒部41の下端に形成した傾斜状端面部41aに回転可能に接続する傾斜端部41を一端に有し、他端に液体噴射口42を設けた噴射ノズル筒70を備え、前記回転軸50により前記回転筒部41を軸周りに回転させる一方、前記噴射ノズル筒70を上下に振り回動するようにしてなる液体噴射装置において、
前記回転軸50が回転軸芯51とそれを内包する回転軸筒52とからなり、前記第1伝達手段20が駆動源M1の回転駆動を受けて回転軸筒52を回転させる一方、前記第2伝達手段30が駆動源M2の回転駆動を受けて回転軸芯51を回転させ、回転軸筒52と回転軸芯51の相対回転差で垂直軸線に対する噴射ノズル筒70を上下に振り往復動させる機構を備え、
更に、前記駆動モータM1からの回転軸筒52への第1伝達手段20の回転伝達に対し、前記駆動モータM2から回転軸芯51への第2伝達手段30の回転伝達を、数倍から数十倍の比率に設定可能な減速機構を備えることを特徴とする液体噴射装置の二駆動モータ洗浄機構にある。
オイルタンクの内部に堆積したスラッジに洗浄液体をオイルタンク内を垂下する液体供給筒の先端に位置するノズルから噴射して洗浄させる液体噴射装置であって、駆動源M1及びM2を備える駆動機構10と、駆動源M1の回転を伝達する伝達手段20と駆動源M2の回転を伝達する伝達手段30とを備える回転駆動機構100と、先端部に回転筒部41を備える液体供給筒60と、該液体供給管60内を軸方向に垂下し、前記駆動機構10の駆動力を受けて回転する回転軸50と、前記回転筒部41の下端に形成した傾斜状端面部41aに回転可能に接続する傾斜端部41を一端に有し、他端に液体噴射口42を設けた噴射ノズル筒70を備え、前記回転軸50により前記回転筒部41を軸周りに回転させる一方、前記噴射ノズル筒70を上下に振り回動するようにしてなる液体噴射装置において、
前記回転軸50が回転軸芯51とそれを内包する回転軸筒52とからなり、前記第1伝達手段20が駆動源M1の回転駆動を受けて回転軸筒52を回転させる一方、前記第2伝達手段30が駆動源M2の回転駆動を受けて回転軸芯51を回転させ、回転軸筒52と回転軸芯51の相対回転差で垂直軸線に対する噴射ノズル筒70を上下に振り往復動させる機構を備え、
更に、前記駆動モータM1からの回転軸筒52への第1伝達手段20の回転伝達に対し、前記駆動モータM2から回転軸芯51への第2伝達手段30の回転伝達を、数倍から数十倍の比率に設定可能な減速機構を備えることを特徴とする液体噴射装置の二駆動モータ洗浄機構にある。
本考案によれば、二重回転軸50を用いて回転筒部を回転させながら、別途駆動モータを用いて噴射ノズル70を振り回動させるので、第1伝達手段に対する第2伝達手段の伝達する相対回転差を駆動モータからの減速比で自在に設定することができる。そのため、二駆動モータで回転筒と噴射ノズルの回転をそれぞれ自在に設定し、回転軸筒52の所定の角度の回転間に噴射ノズル筒70を複数回上下に振り回動させることができる。好ましくは、前記第1伝達手段及び第2伝達手段の回転を受けるインジケータ機構80を設け、回転筒部の旋回範囲を設定するとともに、第1伝達手段に対する第2伝達手段の減速比を調整することにより、回転筒部の所定旋回角度内での噴射ノズル筒70の振り回動回数を設定することができる。
以下、オイルタンクの洗浄装置として、本考案の液体噴射装置を用いたものを添付図面に示す実施例に基づいて説明する。
本考案の液体噴射装置は概略すると、図1に示すように、第1駆動モータM1と三段減速機G1とを備える第1駆動機構10と、第2駆動モータM2と1段減速機G2とを備える第2駆動機構10‘と、第1駆動機構の駆動力を第1クラッチ機構40を介して液体噴射筒60を回転駆動させる第1伝達機構20と、第2駆動機構の駆動力を第2クラッチ機構40’を介して噴射ノズル70を回転駆動させる第2伝達機構30と、二重回転軸50と、液体供給管60と、その先端に設けられる噴射ノズル筒70と、インジケータ機構80とからなる。
詳しくは、第1駆動機構10及び第2駆動機構10‘と、第1伝達手段20及び第2伝達手段30と、第1クラッチ機構40及び第2クラッチ機構40’と、二重回転軸50とは図3に示す駆動伝達機構100を構成する。前記駆動機構10、10‘は図1に示すように、エアモータからなる駆動源M1、M2からの駆動力をオリエンタルギアボックスG1,G2を介して駆動軸S、Sに伝達し、駆動軸S、Sの回転はシャーピン機構11、11を介して駆動ギア12及び12に伝える。この実施例ではオリエンタルギアボックスG1は3段階に減速されるのに対し,オリエンタルギアボックスG2の減速は1段階であり、駆動源M1、M2の回転数はオリエンタルギアボックスG1では例えば1/9000に減速されるとすると,オリエンタルギアボックスG2では1/90に減速され、減速率は後者は前者の1/100程度である。
第1の駆動機構10は第1の回転数を第1の伝達手段20で二重回転軸50の駆動軸筒52に伝達する一方、第2の駆動機構10‘は第2の回転数を第2の伝達手段30で二重回転軸50の駆動軸芯52に伝達する。第1及び第2の伝達手段20及び30は第1及び第2の駆動機構10、10’の回転駆動をONOFFするクラッチ機構40、40‘を介して接続され、異なる回転数を二重回転軸50に伝達してノズル70を上下に頻繁に振り回動させながら、供給筒先端をゆっくりと旋回させる。前記駆動伝達機構100の下面には、回転筒部62を固定筒61の先端で回転させる液体供給筒60が垂下するとともに、その内部を二重回転軸50が垂下する。前記該液体供給筒60の先端には回転軸50の回転をべベルギア機構で受けて上下に往復振り回動する噴射ノズル筒70が設けられる一方、上記駆動伝達機構100の上部には噴射ノズル筒70の振り回動角度を表示するインジケータ機構80が設けられる。
図2では説明を簡略化するため、上記第2の駆動機構10‘側だけを示すが第1の駆動機構10にも以下の安全装置が設けられる。安全装置は、エアモータからなる駆動源M1、M2の回転をオリエンタルギアボックスG1、G2を介して駆動軸S、Sに伝達するが、この駆動力をシャーピン機構11を介して連結された小駆動ギア12を介して伝達する。シャーピン機構11はシャーピン用ボスとシャーピンとからなり、ベアリングを介して取り替えキャップ上に設置され、破損時には容易に取り替え可能となっている。上記シャーピン機構11は前記駆動伝達機構に大きな荷重がかかると、破断し、小駆動ギア12を介して第1の伝達手段20の駆動ギア21、第2の伝達手段30の駆動ギア31との連結を解くようになっており、オイルタンク内の液体供給筒60内に蓄積するスラッジの影響を受けて回転筒62の回転や噴射ノズル筒70の振り回動に異常が起こった時に過大荷重が駆動機構10にかかるが、この駆動伝達を停止する安全装置を形成している。
前記二重回転軸50は上部で軸受機構55で駆動機構100の下部に支持され、前記第1伝達手段20と接続する回転軸芯51と、前記第2伝達手段30と接続する回転軸筒52とからなる。該回転軸筒52は図6に示すように、オイルを供給する供給路を形成する放射状羽根53を備えて外部回転筒部62と接続する一方、上記回転筒部62の下端の傾斜状端面部62aには、噴射ノズル筒70の傾斜端部71が当接し、該傾斜端部71に周縁に一体的に形成された大べベルギア72と前記回転軸芯51の先端に回動可能に取り付けられた小べベルギア54とを噛み合わせ(図7)、この回転に伴って回転軸芯51の回転をギア比でn分の1に減速して噴射ノズル筒70に伝達し、傾斜端部71を回転面として振り回動するように構成されている。
第1の伝達手段20ではオリエンタルギアボックスG1は3段階に減速され、エアモータの回転数をおよそ9000分の1に減速し、歯数n1の駆動ギア21と歯数N1の伝導ギア22が組み合わされ、歯数n2の従動ギア23と歯数N2の伝導ギア24とが組み合わされ、二重回転軸の回転軸筒52に接続し、回転筒52をN1/n1×N2/n2で回転させる。
この回転軸筒52の回転は従動ギア25aと伝導ギア25bの組みあわせで中間軸Bに伝え、中間軸Bの従動ギア26bを介して伝導ギア26aに伝達し、インジケータ機構80の第2遊星歯車機構82に回転軸筒52の回転を伝達する。中間軸Bの従動ギア27は中間軸Aの伝導ギア28と組み合わされ、枠外の取付け板89に取り付けられた第1インジケータ表示器88に伝達し、その操作ロッド88a,88bを介して切り替え機構91のエアスイッチ91a,91bを作動させて回転軸筒52、すなわち液体供給筒60の先端の旋回角度を設定できるようになっている(図7C)。
この回転軸筒52の回転は従動ギア25aと伝導ギア25bの組みあわせで中間軸Bに伝え、中間軸Bの従動ギア26bを介して伝導ギア26aに伝達し、インジケータ機構80の第2遊星歯車機構82に回転軸筒52の回転を伝達する。中間軸Bの従動ギア27は中間軸Aの伝導ギア28と組み合わされ、枠外の取付け板89に取り付けられた第1インジケータ表示器88に伝達し、その操作ロッド88a,88bを介して切り替え機構91のエアスイッチ91a,91bを作動させて回転軸筒52、すなわち液体供給筒60の先端の旋回角度を設定できるようになっている(図7C)。
他方、第2の伝達手段30はオリエンタルギアボックスG2は1段階に減速され、エアモータの回転数をおよそ90分の1に減速し、駆動ギア12の回転を歯数n3の駆動ギア31に伝達し、中間軸Cの歯数n4の従動ギア32を介して大歯数N4の伝導ギア32を駆動させ、二重回転軸の回転軸筒51に回転軸筒52に対する25〜100倍の相対回転を与えるように構成され、インジケータ機構80の第1遊星歯車機構81に回転軸芯51の回転を伝達する。したがって、第1の伝達手段列20では回転筒部に接続する回転軸筒52は1回転する間に噴射ノズル筒60に接続する回転軸芯51は25〜100倍で回転し、下記するべベルギア機構を介してn分の1に減速されても噴射ノズル筒60を何回も上下に振り回動させ、図8Aに示す菊花弁型の軌跡で洗浄を行う。そのため、ゆっくりと旋回する供給筒の先端で噴射ノズル70は頻繁に上下に振り回動してタンク内を洗浄することになる。
また、回転伝達機構100の上部には図8に示す、上記噴射ノズル筒70の振り回動角度を表示するインジケータ機構80を備える。該インジケータ機構80は一対の第1及び第2遊星歯車機構81、82からなり、基台87上に配置される一方、上面に噴射ノズル筒70の振り回動と同期して振り回動し、液体供給筒60の軸線に対する傾斜角度を表示するインジケータ表示器84を備える。本実施例では枠外の取付け板85に取り付けられた第2インジケータ表示器84に伝達し、その操作ロッド84a,84bを介して切り替え機構90のエアスイッチ90a,90bを作動させて回転軸筒52、すなわち噴射ノズル振り回動角度を設定できるようになっている(図7A)。
詳しくは、遊星歯車機構81は前記回転軸芯51と連結して回転する第1の太陽歯車81aと、これを受けて回転する一対の第1の遊星歯車81b,81bとを有し、この遊星歯車を固定させて共通内歯車53に伝達する一方、他方の遊星歯車機構82が前記回転軸筒32と連結して第2の太陽歯車82aを回転させるとともに、該太陽歯車82aと前記共通内歯車83とで一対の第2の遊星歯車82b,82bを回転させる(図6)。第1と第2の遊星歯車のギア比を同一とし、遊星歯車と内歯歯車とのギア比を相対させ、第1の遊星歯車機構の遊星歯車を固定しておくと、第2の遊星歯車機構の遊星歯車82b,82bが回転軸芯と回転軸筒の回転差(歯数差)に基づいて振り回動する噴射ノズル筒の振り回動と同期することになり、噴射ノズル筒の振り回動角度を示すことになる(図7A及びB)。
前記インジケータ機構80のノズル70の振り回動と同期して回転する表示器84は半振り回動で0度から135度までの傾斜角度を変更するため、それにあった傾斜角度位置を示す目盛が表示器周囲に刻まれている(図7B)。図示のように、所望振り回動角度位置にスイッチ操作手段である突起84a,84bを設ける。一方、切り替え機構90のエアスイッチ90a,90bを所定の位置に配置すると、所望位置で正転逆転の毎に接触し、左右のいずれかのエアスイッチ90a,90bをONOFFさせ、伝達手段を介して第2駆動モータM2を正転と逆転に切り替え、噴射ノズル振り回動を上昇方向と下降方向とを切り替えるとともに角度範囲を調整可能である。他方、液体供給筒60の先端と同期して回転する表示器88は旋回角度0度から360度までの旋回角度を変更するため、それにあった角度位置を示す目盛が表示器周囲に刻まれている(図7C)。図示のように、所望旋回角度位置にスイッチ操作手段である突起88a,88bを設ける。一方、切り替え機構91のエアスイッチ91a,91bを所定の位置に配置すると、所望位置で正転逆転の毎に接触し、左右のいずれかのエアスイッチ91a,91bをONOFFさせ、伝達手段を介して第1駆動モータM1を正転と逆転に切り替え、液体供給筒60の旋回を時計回り方向と反時計回り方向とを切り替えるとともに角度範囲を調整可能である。
このような構成を有する本考案の液体噴射装置は、回転伝達手段の回転を二重回転軸の一方を介して液体供給筒の先端回転筒部を軸周りに回転させるとともに、他方を介して噴射ノズル筒部を振り回動させる一方、両者の回転を一対の遊星歯車機構を介して受け、インジケータ機構に傾斜角を変えながら振り回動する噴射ノズル筒の垂直軸に対する傾斜角度を表示させることができるので、インジケータ機構の示す傾斜角度に基づいて噴射ノズル筒の振り回動の切り替え傾斜角度を容易に設定することができる。このように、回転軸筒に対する回転軸芯の相対回転速度を数倍から数十倍に調整して液体供給筒の所定の旋回角度範囲で噴射ノズルの振り回動回数を適宜に設定することができるので、オイルタンク内のスラッジの堆積状況等に応じて適宜に噴射態様を設定することができる。
以上本考案を実施例に基づいて説明したが、本考案は前記した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りどのようにでも実施することができる。例えば、実施例では第2伝達手段の回転速度を歯車伝達機構の切り替えにより行ったが自動変速機構を用いることにより相対回転差を自在に調整することも可能である。
Claims (3)
- オイルタンクの内部に堆積したスラッジに洗浄液体をオイルタンク内を垂下する液体供給筒の先端に位置するノズルから噴射して洗浄させる液体噴射装置であって、駆動源M1及びM2を備える駆動機構10と、駆動源M1の回転を伝達する伝達手段20と駆動源M2の回転を伝達する伝達手段30とを備える回転駆動機構100と、先端部に回転筒部41を備える液体供給筒40と、該液体供給管40内を軸方向に垂下し、前記駆動機構10の駆動力を受けて回転する回転軸50と、前記回転筒部41の下端に形成した傾斜状端面部41aに回転可能に接続する傾斜端部41を一端に有し、他端に液体噴射口42を設けた噴射ノズル筒70を備え、前記回転軸50により前記回転筒部41を軸周りに回転させる一方、前記噴射ノズル筒70を上下に振り回動するようにしてなる液体噴射装置において、
前記回転軸50が回転軸芯51とそれを内包する回転軸筒52とからなり、前記第1伝達手段20が駆動源M1の回転駆動を受けて回転軸筒52を回転させる一方、前記第2伝達手段30が駆動源M2の回転駆動を受けて回転軸芯51を回転させ、回転軸筒52と回転軸芯51の相対回転差で垂直軸線に対する噴射ノズル筒70を上下に振り往復動させる機構を備え、
更に、前記駆動モータM1からの回転軸筒52への第1伝達手段20の回転伝達に対し、前記駆動モータM2から回転軸芯51への第2伝達手段30の回転伝達を、数倍から数十倍の比率に設定可能な減速機構を備えることを特徴とする液体噴射装置の二駆動モータ洗浄機構。 - 前記第1伝達手段20の回転を受ける前記インジケータ88が所望旋回角度位置に設定可能なスイッチ機構を備え、旋回方向を切り替えることを特徴とする請求項1記載の液体噴射装置の二駆動モータ洗浄機構。
- 前記第1伝達手段20の回転を受ける第1遊星歯車機構82と第2伝達手段30の回転を受ける第2遊星歯車機構81とからなる前記インジケータ機構80が所望ノズル振り回動を表示可能で、所定の振り角度位置に設定可能なスイッチ機構を備え、振り回動方向を切り替えることを特徴とする請求項1記載の液体噴射装置の二駆動モータ洗浄機構。
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