JP3172569U - 熔着歯ブラシとその製造方法。 - Google Patents

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Abstract

【課題】 幼児、子供、女性など口が比較的小さい人でも、最後臼歯まで楽々ブラッシングができ、リサイクル性に優れ且、金属アレルギーの人にも安心して使用してもらえる歯ブラシを課題とした。
【解決手段】
熱可塑性からなるブラシ糸束を加熱溶解し液化した樹脂を、台座周囲に凸形状の壁を設け、台座平面中央付近に上部サラ形状の貫通小孔と台座後部に30°〜60°位の斜め小孔を有する歯ブラシハンドルに流し入れ冷却成形し固定することで、台座が現在市販される歯ブラシの1/2位で、金属を使用しない歯ブラシを製造した。
【選択図】図4

Description

熔着歯ブラシとその製造方法に関する。
近年、市販される歯ブラシの一部分ではあるが金型内に熱可塑性樹脂からなる糸束を差し込みその先端部分を非接触熱板により加熱熔解し、冷却時に先端部分が球状の突起になることを利用、次の工程において金型を閉じポリプロピレン等の物性からなる熱可塑性樹脂を射出成形機により流入させ、射出成形により歯ブラシを製造する方法がある。この方法は熱可塑性樹脂からなる糸束先端の球状突起部分を他物性樹脂で包み込みヒンジ構造により糸束固定をするものであり、この方法をインモールド法と言う。この方法はヨーロッパ各国で1990年代に公知されている。
その他にも、ブラシ糸束をディスク形状に開き、中央部分を超音波により熔着しその中心部に貫通小孔を設けた、ディスク形状の極薄ブラシを積層して製造される360°型円筒歯ブラシなどが公知されている。
前記歯ブラシ及び、その製造方法は下記文献において照会されている。
特開1997−220126公報 特開2003−135154公報 特許第3646118号公報
これらの製造方法の優れている部分を有効利用し、設備費用をおさえ多種少量生産方法を考案した。
考案者の提示
考案者が解決しようとする課題
幼児、子供、女性など口が比較的小さい人でも、最後臼歯まで楽々ブラッシングができ、リサイクル性に優れ且、金属アレルギーの人にも安心して使用でき、ブラシ用糸束を細くすることで舌清掃も同時にできる歯ブラシの製造を課題とした。
課題を解決するための手段
ブラシ台座形状に加工された金型のブラシ製造用貫通小孔に、熱可塑性樹脂からなるブラシ糸束を通し加熱熔解することで軟化及び液化した樹脂を、台座周囲に凸形状の壁を設け、台座平面中央付近に上部サラ形状の貫通小孔と台座後部に30°〜60°位の斜め小孔を設けた歯ブラシハンドルをブラシ台座形状に加工された金型に押しあて小孔等に樹脂を流し込み、冷却成形すると同時に固定する方法で歯ブラシを製造した。
考案の効果
糸束端面を溶接し成形固定することで台座の厚さが市販品の約4.5mmから約半分の2〜3mmになることで、幼児、子供、女性のように口の比較的小さい人においても最後臼歯まで楽にブラッシングできるようになり、正確に歯垢除去もできた。
糸径が0.10mm以下の極細糸束の使用が可能になったことで、糸束丈寸法を3〜7mm程度に抑えることも可能となり、歯面、歯間の歯垢除去に加え、同時に舌の清掃も可能になった。
次に、考案を実施するための最良の形態を図をもって説明する。
図1は糸束熔着金型1の全容を示し、図2は糸束熔着金型1をA−A断面で切断した切断面を示した。この糸束熔着金型1は熔着歯ブラシハンドル2の熔着歯ブラシハンドル台座周囲壁2aを嵌め込み、糸束の溶解樹脂を成形固定する糸束熔着金型台座部1aと、糸束を送り込む糸束熔着金型糸束小孔部1bと、熔着歯ブラシハンドル2の手持ち部分を納める糸束熔着金型貫部1cからなっている。
図3は熔着歯ブラシハンドル2の全容を示し、図4は熔着歯ブラシハンドル2をB−B断面で切断した切断面を示した。この熔着歯ブラシハンドル2は熔着歯ブラシハンドル台座周囲壁2aと熔着歯ブラシハンドル後部斜め熔着小孔2bと熔着歯ブラシハンドル上部熔着小孔2cからなっている。
前記した熔着歯ブラシハンドル2に溶解した糸束を固定する方法を図5〜図7を使用して詳しく説明する。
前記した熔着金型1の糸束熔着金型台座部1a内に複数有る糸束熔着金型糸束小孔1bに下面から糸束4を差し込み、糸束熔着金型1上面より4mm〜7mm位の寸法を突出する。突出した糸束4をヒーター3により加熱溶解し軟化又は液化状態とする。その温度は樹脂の種類により異なるが、歯ブラシとして使用されるナイロン610、612、PBT(ポリブチルタラフタレート)、P.P(ポリプロピレン)においては190〜230℃位が理想とされている。又、非接触熱板等による加熱熔触に比べ、エアーによる加熱熔触方法の場合、糸束表面に焦による変色も少なく適応している。
糸束4の熔触に必要な時間は10〜20秒位が適正であり、糸束熔解イメージ4aのような状態となる。
糸束4の熔触が終了すると、熔着歯ブラシハンドル2の熔着歯ブラシハンドル台座周囲壁2a部分を糸束熔着金型台座部1aに嵌め込み圧縮する。これにより糸束4の熔着部分は熔着歯ブラシハンドル後部斜め熔着小孔2bと、熔着歯ブラシハンドル上部熔着小孔2cに流れ込み冷却と同時に2つの小孔のヒンジ効果により固定される。又、熔着歯ブラシハンドル上部熔着小孔2cは上部が大きいサラビス形状の為、糸束熔触樹脂が流入と同時に上部より押え成形されることでも固定となる。
前記したように糸束熔触部分は熔着歯ブラシハンドル2の各小孔と台座周囲壁により正確に成形される。
最後工程を図7で示し、図8において熔着歯ブラシ完成品と市販の歯ブラシの比較写真を添付した。
図7は熔着成形完了後、カット機5により糸束4をカットする工程を示し、その後、糸束先端部分を仕上げカット及び、糸束端面を球形状や円錐形状に加工し完成する。この工程におけるカット残量が次の糸束熔触量となり、くり返し製造される。図8に添付の写真でも分かるようにブラシ台座部分の薄い商品となった。
糸束熔着金型の全容を示す平面図。 糸束熔着金型をA−A断面で切断した切断図。 熔着歯ブラシハンドルの全容を示す平面図。 熔着歯ブラシハンドルをB−B断面で切断した切断図。 糸束を熔着金型台座小孔に通しヒーターで加熱溶解、熔着歯ブラシハンドルに熔着固定する工程を示す正面図。 糸束の熔解状態を示すイメージの正面図。 熔着歯ブラシハンドルに糸束を熔着後、カット工程を示す正面図。 完成した熔着歯ブラシと植込み歯ブラシの対比を示す写真。
1 糸束熔着金型
1a 糸束熔着金型台座部
1b 糸束熔着金型糸束小孔部
1c 糸束熔着金型貫通部
2 熔着歯ブラシハンドル
2a 熔着歯ブラシハンドル台座周囲壁
2b 熔着歯ブラシハンドル後部斜め熔着小孔
2c 熔着歯ブラシハンドル上部熔着小孔
3 ヒーター
4 糸束
4a 糸束熔解イメージ
5 カット機

Claims (7)

  1. 片手で握り往復移動させることができる形状のハンドルと、そのハンドルの先端部平面に設けた台座周囲に凸形状からなる壁面を備えると同時に台座平面中央付近に上部がサラ形状の貫通小孔と、台座後部中央付近に、30°〜60°位の傾きを有する小孔を備え、ブラシ兼用からなる熱可塑性樹脂糸束を熔解、軟化又は、液化した糸束樹脂を各小孔内に流入、冷却固定化することと、2か所に設けた小孔がヒンジ形状となることで、ブラシ部を固定したことを特徴とする熔着歯ブラシ。
  2. 片手で握り往復移動させることができる形状のハンドルと、そのハンドルの先端部平面に設けた台座周囲に凸形状からなる壁面を備えると同時に台座平面中央付近に上部がサラ形状の貫通小孔と、台座後部中央付近に30°〜60°位の傾きを有する小孔を備えることを特徴とする熔着歯ブラシハンドル。
  3. 熔着歯ブラシにおいて使用される糸束の直径が0.03mm〜0.09mmからなり、歯面清掃と同時に舌面清掃も可能であることを特徴とする請求項1に記載の熔着歯ブラシ。
  4. 熔着歯ブラシにおいて使用される糸束数が4,000本〜10,000本からなり、歯面清掃と同時に舌面清掃も可能であることを特徴とする請求項1に記載の熔着歯ブラシ。
  5. 熔着歯ブラシにおいて使用される糸束丈が2mm〜5mmからなり、歯面清掃と同時に舌面清掃も可能であることを特徴とする請求項1に記載の熔着歯ブラシ。
  6. 熔着歯ブラシにおいて使用される糸束の直径、色、材質が2種類以上からなることを特徴とする請求項1、3、4、5、に記載の熔着歯ブラシ。
  7. 熔着歯ブラシにおいて使用される糸束外形状が2種類以上からなることを特徴とする請求項1、3、4、5、6、に記載の熔着歯ブラシ。
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