JP3172407U - 乗用玩具 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池交換などのメンテナンスが不要で、且つ、搭乗者に運動を飽きさせずに、運動を促すことができる乗用玩具を提供する。
【解決手段】乗用玩具10は、車体に回転自在に設けられた車輪である1個の前輪及び2個の後輪12bと、動力伝達機構31を介して連動する発電用モータ33と、該発電用モータ33の出力電流を整流する整流ブリッジ回路35と、該整流ブリッジ回路35からの直流電流により蓄電を行う蓄電部37と、車体又はハンドルに設けられたボタン群41のボタンと、ハンドルに設けられた発音部43又は発光部42を備える出力部44と、蓄電部37からの供給電流により、ボタンの操作に応じて、出力部44の発光部42又は発音部43に所定の動作を行わせる制御部39とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】乗用玩具10は、車体に回転自在に設けられた車輪である1個の前輪及び2個の後輪12bと、動力伝達機構31を介して連動する発電用モータ33と、該発電用モータ33の出力電流を整流する整流ブリッジ回路35と、該整流ブリッジ回路35からの直流電流により蓄電を行う蓄電部37と、車体又はハンドルに設けられたボタン群41のボタンと、ハンドルに設けられた発音部43又は発光部42を備える出力部44と、蓄電部37からの供給電流により、ボタンの操作に応じて、出力部44の発光部42又は発音部43に所定の動作を行わせる制御部39とを有する。
【選択図】図2
Description
本考案は、乗用玩具に関する。
乗用玩具として、例えば幼児が搭乗し、その幼児が自らの足で地面を蹴ることにより走行可能な乗用玩具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、車体にスピーカ、ボタン、1次電池を電源とする発音用電子回路などを搭載した乗用玩具が知られている。この乗用玩具は、ボタンが操作されると、発音用電子回路がスピーカから擬似的なエンジン音などを搭乗者に向かって発音させることで、搭乗者を楽しませて運動を促すことに効果的である。
しかしながら、上記のような1次電池を電源とする発音用電子回路を搭載した乗用玩具では、1次電池を電源として採用しているので、電池交換などのメンテナンスを定期的に行うことを要する。このため、電池交換などのメンテナンスが不要な乗用玩具が望まれている。
また、乗用玩具に搭乗する幼児に、さらに運動を促すことができる乗用玩具も望まれている。
本考案は、上述したような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、電池交換などのメンテナンスが不要で、且つ、搭乗者に運動を飽きさせずに、運動を促すことができる乗用玩具を提供することを目的とする。
本考案の乗用玩具は、車体に回転自在に設けられた車輪を備える乗用玩具であって、動力伝達機構を介して前記車輪と連動する発電用モータと、前記発電用モータの出力電流を整流する整流ブリッジ回路と、前記整流ブリッジ回路からの直流電流により蓄電を行う蓄電部と、前記車体又はハンドルに設けられたボタンと、前記ハンドルに設けられた発光部又は発音部を備える出力部と、前記蓄電部からの供給電流により、前記ボタンの操作に応じて、前記出力部の発光部又は前記発音部に所定の動作を行わせる制御部と、を有することを特徴とする。
また、本考案の乗用玩具は、前記ハンドルが、複数の前記ボタンが配置された操作パネル部を備え、前記制御部は、前記蓄電部からの供給電流により、各ボタンの操作に応じて、前記発音部または前記発光部に所定の動作を行わせることを特徴とする。
さらに、本考案の乗用玩具は、動力伝達機構が、前記車輪と前記発電用モータとの間の動力伝達の断続を行う断続部を備えることを特徴とする。
また、本考案の乗用玩具は、前記車体の後方部に把持部を備えることを特徴とする。
本考案によれば、電池交換などのメンテナンスが不要で、且つ、搭乗者に運動を飽きさせずに、運動を促すことができる乗用玩具を提供することができる。
また、本考案によれば、ハンドルに操作パネル部を備え、各ボタンに対応した様々な発光や発音を行うので、例えば、搭乗者の幼児に対して、操作パネル部の各ボタンを操作しやすく、且つ、幼児を飽きさせずに、運動を促すことができる乗用玩具を提供することができる。
さらに、本考案によれば、断続部により、車輪と発電用モータとの間の動力伝達の断続を行うことができ、例えば、車輪と発電用モータとの間の動力伝達が断状態の場合に、車輪の回転抵抗力を低減させることで、搭乗者である幼児の運動負荷を軽減可能な乗用玩具を提供することができる。
また、本考案によれば、乗用玩具に搭乗していない者、例えば、上記乗用玩具に搭乗した幼児の保護者などが、車体の後方部に備えられた把持部を前方に押し出す、又は、後方に引っ張るなどの動作を行うことにより、搭乗者の運動を簡単に補助することができ、発電時の回転負荷を低減することが可能な乗用玩具を提供することができる。
以下、本考案を実施するための形態について述べる。本考案に係る乗用玩具10は、車体11に回転自在に設けられた車輪である前輪12a及び後輪12bを備える乗用玩具10であって、動力伝達機構31を介して車輪と連動する発電用モータ33と、発電用モータ33の出力電流を整流する整流ブリッジ回路35と、整流ブリッジ回路35からの直流電流により蓄電を行う蓄電部37と、車体11又はハンドル13に設けられたボタン群41のボタンと、ハンドル13に設けられた発音部43又は発光部42を備える出力部44と、蓄電部37からの供給電流により、ボタンの操作に応じて、出力部44の発音部43又は発光部42に所定の動作を行わせる制御部39と、を有する。
また、乗用玩具10は、ハンドル13は、ボタン群41の複数のボタンが配置された操作パネル部40を備え、制御部39は、蓄電部37からの供給電流により、ボタン群41の各ボタンの操作に応じて、発音部43または発光部42に所定の動作を行わせる。
さらに、乗用玩具10は、動力伝達機構31が、車輪である後輪12bと発電用モータ33との間の動力伝達の断続を行う断続部50を備える。
また、乗用玩具10は、車体11の後方部に把持部60を備える。
以下、本考案の実施例について図面を用いて説明する。図1は、本考案の実施例に係る乗用玩具10の外観斜視図である。図2は、乗用玩具10の機能ブロック図である。
図1に示すように、本考案の乗用玩具10は、車輪として1個の前輪12aと2個の後輪12bとを備え、3輪式スクーターを模した形状に形成されている。詳細には、乗用玩具10は、合成樹脂材などにより形成された車体11を有し、車体11の前部にハンドル13が回動自在に設けられ、ハンドル13には前輪12aが回転自在に支持されている。ハンドル13の下部には、前輪12aの上部及び側面上半部付近を覆うように前輪カバー部材12eが取り付けられている。
車体11の下側後部には、2個の後輪12bが直進状態となるように回転自在に支持されている。車体11には、この後輪12bの上部及び側面上半部付近を覆うように半円形状のカバー部11fが形成されている。
車体11の上側後部には、中空の箱形状のシート部11aが形成されており、このシート部11a上には、蓋部の機能を兼ね備えた合成樹脂材からなるシート部材14が開閉自在に取り付けられており、詳細には、シート部材14の後端付近がシート部11aに軸支されている。本実施例では、車体11のシート部11aの内部に、後述する制御部39や蓄電部37などが搭載されている。
車体11の中央部には、左右方向に沿った断面が凸形状の凸形状部11bが形成され、凸形状部11bの左右両側には段形状の足載部11cが形成されている。
車体11の前方には、フロントカバー部11dが形成され、フロントカバー部11dの下端部は足載部11cに接続されている。
ハンドル13の上部には、中央部から左右方向に延出した棒状の把持部13aが設けられており、本実施例では右側の把持部13aは回転自在に形成されている。ハンドル13の中央部には、合成樹脂製の人形状部13bが設けられており、人形状部13bには操作パネル部40が設けられている。ハンドル13の把持部13aと人形状部13bとの間には球形状部13cが形成されている。
次に、図2を参照しながら、本考案の実施例に係る乗用玩具10の機能ブロックについて説明する。
図2に示すように、乗用玩具10は、動力伝達機構31と、発電用モータ33と、整流ブリッジ回路35と、蓄電部37と、制御部39と、をさらに有する。
動力伝達機構31は、車輪である後輪12bと発電用モータ33との間に設けられ、後輪12bの回転による回転力を発電用モータ33に伝達する。詳細には、動力伝達機構31は、例えば複数のギヤ31a、31bを有する。ギヤ31aは、後輪12bの回転軸12cと連動して回転し、発電用モータ33の回転軸33aに連動するように設けられたギヤ31bに係合するように構成されている。このため、後輪12bの回転に応じてギヤ31bが回転し、発電用モータ33の回転軸33aを回転させる。
上述した動力伝達機構31は、複数のギヤ31a、31bにより動力を伝達していたが、この形態に限られるものではなく、例えばベルトにより動力を伝達してもよい。
また、本実施例の動力伝達機構31は、車輪である後輪12bと発電用モータ33との間の動力伝達の断続を行う断続機構としての断続部50を備える。
詳細には、断続部50は、ギヤ31aとギヤ31bとが、係合状態または非係合状態となるように切り替え可能に構成されている。断続部50としては、例えば、ギヤ31aを後輪12bの回転軸12cに軸方向に沿って移動自在に取り付け、レバー部50aを操作することにより、ギヤ31aとギヤ31bとを係合状態または非係合状態となるように切替え可能に構成する。
また、上記実施例では、レバー部50aにより後輪12bと発電用モータ33との間の動力伝達の断続を行ったが、この形態に限られるものではなく、例えば、ボタンが操作された場合に、後輪12bと発電用モータ33との間の動力伝達の断続を行う電動機構を設けてもよい。
発電用モータ33は、後輪12bと動力伝達機構31を介して連動して回転し、その回転に応じた交流電流、又は回転方向に応じた直流電流を出力する。
整流ブリッジ回路35は、発電用モータ33から供給される交流電流、又は、回転方向すなわち乗用玩具10の前進又は後進の方向により反転する直流電流を、蓄電部37の極性に合わせた直流電流に整流し、その直流電流を蓄電部37に出力する。整流ブリッジ回路35は、ダイオードやトランジスタ等の複数の整流素子、例えば図2に示すように、ダイオード35a、35b、35c、35dを備え、後輪12bが正回転又は逆回転した場合であっても、発電用モータ33から供給された電流を蓄電部37の極性に合わせて、蓄電部37に出力する。
蓄電部37は、発電用モータ33から整流ブリッジ回路35を介して供給された直流電流により蓄電を行う。蓄電部37としては、例えば、キャパシタや、リチウムイオン電池、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル・水素電池等の2次電池などを採用することができる。蓄電部37の充電容量は、必要に応じて適宜設定する。本実施例において、蓄電部37の充電容量は、1回または2、3回のボタン操作に応じて制御部39が所定の動作を行う際に消費する電力程度に設定されている。
制御部39は、CPUであり、蓄電部37と電気的に接続されている。制御部39は、蓄電部37からの供給電流により所定の処理を行い、電流無供給時には、所定の動作を行わずに待機状態となる。また、制御部39は、後述するように、電流供給時、操作パネル部40のボタン操作に応じて蓄電部37からの電流を出力部44の発音部43や発光部42に供給する。制御部39としては、低消費電力型の電子回路を採用することが好ましい。制御部39の動作の詳細については後述する。
操作パネル部40は、ボタン群41と、発光部42と、発音部43とを有する。この発光部42と発音部43は、出力部44として機能する。
ボタン群41は、複数のボタン、本実施例では、後述するように8個のボタン41a、41b、41c、41d、41e、41L、41R、41Sを有する。各ボタンはスイッチとして機能し、一方の端子が制御部39に電気的に接続され、他方の端子が基準電位点に電気的に接続されている。
発光部42は、例えば、発光ダイオード等の発光素子で構成され、車体11やハンドル13に取り付けられており、制御部39からの信号に応じた発光を行う。本実施例では、発光部42として、左ウィンカー用発光部42Lと、右ウィンカー用発光部42Rと、を有する。
発音部43は、例えばスピーカや音声増幅回路等で構成され、ハンドル13に取り付けられており、制御部39からの信号に応じた発音を行う。本実施例では、発音部43は、ハンドル13の人形状部13bに設けられている。
図3は、乗用玩具10の操作パネル部40の上面図である。上述したように、ハンドル13の上側中央部に備えられた人形状部13bに、操作パネル部40が形成されている。操作パネル部40には、図3に示すように、ボタン群41と、発光部42とが配置されている。
ボタン群41は、左ウィンカー用ボタン41Lと、右ウィンカー用ボタン41Rと、警笛音発音用ボタン41aと、始動音発音用ボタン41bと、音声発音用ボタン41cと、ストップ音発音用ボタン41dと、発進時タイヤ音発音用ボタン41eと、を有する。
操作パネル部40の中央部に、大型ボタンである警笛音発音用ボタン41aが配置され、下端部付近に4個の小型ボタンである左ウィンカー用ボタン41L、始動音発音用ボタン41b、音声発音用ボタン41c、及び右ウィンカー用ボタン41Rが左から右に順に横一列に配置され、大型ボタンと小型ボタンとの間の中段には、中型ボタンであるストップ音発音用ボタン41d、及び発進時タイヤ音発音用ボタン41eが配置されている。また、ハンドル13の把持部13aと人形状部13bとの間の球形状部13cには、断続機構を操作するための切替用ボタン41Sが形成されていてもよい。
警笛音発音用ボタン41aは、例えば顔形に形成されており、警笛音発音用ボタン41aが操作されると、制御部39は、発音部43から警笛音を発音させる処理を行う。
左ウィンカー用ボタン41Lは、左ウィンカーを動作させるボタンであり、左ウィンカー用ボタン41Lが操作されると、制御部39は、左ウィンカー用発光部42Lを所定の間隔で点滅発光させると共に、発音部43からウィンカー音を発音させる処理を行う。
右ウィンカー用ボタン41Rは、右ウィンカーを動作させるボタンであり、右ウィンカー用ボタン41Rが操作されると、制御部39は、右ウィンカー用発光部42Rを所定の間隔で点滅発光させると共に、発音部43からウィンカー音を発音させる処理を行う。
始動音発音用ボタン41bは、エンジンの始動音を模した擬似音を発音させるボタンであり、始動音発音用ボタン41bが操作されると、制御部39は、発音部43からその擬似音を発音させる処理を行う。
音声発音用ボタン41cは、予め設定された音声を発音させるボタンであり、音声発音用ボタン41cが操作されると、制御部39は、発音部43から設定された音声を発音させる処理を行う。
ストップ音発音用ボタン41dは、停車する際にタイヤから発せられるスリップ音を模した擬似音を発音させるボタンであり、ストップ音発音用ボタン41dが操作されると、制御部39は、発音部43からその擬似音を発音させる処理を行う。
発進時タイヤ音発音用ボタン41eは、発進する際にタイヤから発せられるスリップ音を模した擬似音を発音させるボタンであり、発進時タイヤ音発音用ボタン41eが操作されると、制御部39は、発音部43からその擬似音を発音させる処理を行う。
発光部42は、操作パネル部40のボタン群41よりも前方側に配置され、詳細には、前方左側に、発光ダイオード等の発光素子からなる三角形状の左ウィンカー用発光部42Lが形成され、前方右側に、発光ダイオード等の発光素子からなる右ウィンカー用発光部42Rが形成されている。
上述した本考案の実施例に係る乗用玩具10の使用方法について説明する。初期状態では、蓄電部37が充電されていない状態とする。
乗用玩具10が停車状態、例えば、乗用玩具10に誰も搭乗していない状態、又は、幼児が乗用玩具10に搭乗しても前方又は後方に進んでいない状態では、後輪12bが無回転状態であり、発電用モータ33による発電が行われない。電流無供給時、制御部39は待機状態となり、操作パネル部40のボタン群41の各ボタンが搭乗者等により操作されたとしても、所定の発音処理や発光処理を行わない。
乗用玩具10が走行時、例えば、搭乗者として幼児が乗用玩具10のシート部材14に座り、幼児自らの足で地面を蹴るなどの動作を行うことで、乗用玩具10の車体11が前方又は後方に向かって移動する。そして、車輪である後輪12bが正回転又は逆回転することにより、回転軸12c、ギヤ31a、ギヤ31b、及び回転軸33aが所定方向に回転することで発電用モータ33が発電を行う。
整流ブリッジ回路35では、発電用モータ33の出力電流を整流し、蓄電部37では、整流ブリッジ回路35からの直流電流により蓄電を行う。制御部39は、蓄電部37からの供給電流により、ボタン操作待ちの状態となる。
この状態で、幼児によりハンドル13の操作パネル部40のボタンが操作されると、制御部39は、ボタン操作に応じた処理を行う。例えば、音声発音用ボタン41cが操作されると、制御部39は、発音部43から人気キャラクターの音声等を発音させる処理を行う。また、左ウィンカー用ボタン41Lが操作されると、制御部39は、左ウィンカー用発光部42Lを所定の間隔で点滅発光させると共に、発音部43からウィンカー音を発音させる処理を行う。
つまり、乗用玩具10に搭乗した幼児が乗用玩具10を走行させるために、幼児自らの足で地面を蹴るなどの運動を行い、各ボタンを押したときに、乗用玩具10は、人気キャラクターの音声を発音部43から発音したり、発光部42が点滅するので、幼児を喜ばせつつ、運動を促すことができる。
そして、例えば、制御部39が1回または2、3回程度のボタン操作に対応する所定の処理を行うと、蓄電部37に蓄電された電力が消費されて、蓄電部37の蓄電量が0又は閾値以下となる。蓄電部37の蓄電量が0又は閾値以下では、制御部39は電流無供給状態となり、搭乗者により操作パネル部40のボタンが操作されたとしても、所定の動作を行わずに待機状態となる。
尚、上述した実施例では、乗用玩具10に搭乗した幼児が、幼児自らの足で地面を蹴るなどの動作を行うことで、車体11を前進又は後進させる構成であったが、この形態に限られるものではない。
例えば、図4に示すように、乗用玩具10の車体11の後部に、把持部60を設けた構成であってもよい。詳細には、この把持部60は、シート部材14の後部に、左右2本の支柱部60aが取り付けられ、2本の支柱部60aの上端で連結した形状の持ち手部60bが形成されている。
例えば、上記乗用玩具10に搭乗した幼児の保護者などが、把持部60の持ち手部60bを前方に押し出す、又は後方に引っ張るなどの動作を行うことで、車体11を前方又は後方に移動させる。そして、車体11の移動により、車輪である後輪12bが正回転又は逆回転する。後輪12bの正回転又は逆回転により、発電用モータ33が発電を行う。以降の動作については、上述した実施例と同様であるので説明を省略する。
尚、上述した実施形態では、制御部39を車体11に設けたが、この形態に限られるものではない。例えば、制御部39はハンドル13に設けられてもよい。こうすることで、制御部39と、車体11に設けられた蓄電部37との間に電源供給用配線のみを配置すればよく、且つ、制御部39とボタン群41との間の配線を短くすることができるので、簡単な構造とすることができる。
また、上述した実施形態では、発光部42がハンドル13に設けられていたが、この形態に限られるものではない。例えば、車体11に装飾用発光部を設けてもよい。また、上述した実施形態では、ハンドル13に発音部43としてスピーカを設けたが、スピーカを車体11に設けても構わない。
また、上述した実施形態では、ボタン群41をハンドル13に設けていたが、この形態に限られるものではない。例えば、車体11や把持部60等にボタンを設け、幼児のみでなく保護者がボタン操作を行うことができるようにしてもよい。
以上、説明したように、本考案の乗用玩具10によれば、車体11に回転自在に設けられた車輪である1個の前輪12a及び2個の後輪12bと、動力伝達機構31を介して連動する発電用モータ33と、発電用モータ33の出力電流を整流する整流ブリッジ回路35と、整流ブリッジ回路35からの直流電流により蓄電を行う蓄電部37と、車体11又はハンドル13に設けられたボタン群41のボタンと、ハンドル13に設けられた発音部43又は発光部42を備える出力部44と、蓄電部37からの供給電流により、ボタン群41のボタンの操作に応じて、出力部44の発光部42又は発音部43に所定の動作を行わせる制御部39と、を有する。
すなわち、乗用玩具10は、走行時にボタン操作に応じて発音部43が発音する又は発光部42が発光し、停車時には、ボタンが操作されても、発音部43による発音や発光部42による発光を行わないので、例えば、幼児は乗用玩具10を走行させボタンを押して、発音部43からキャラクターの音声や発光部42の点滅等を楽しみながら運動を行うことができ、停車するとボタンを押しても発音や発光の反応がないので、乗用玩具10を走行させてボタンを操作したくなる。つまり、幼児に運動を飽きさせずに、運動を促すことができる乗用玩具10を提供することができる。
また、本考案の乗用玩具10によれば、発電用モータ33と蓄電部37との間に、整流ブリッジ回路35を設けたので、車体11が前進又は後進したとしても、蓄電部37に充電可能な乗用玩具10を提供することができる。
また、本考案の実施例によれば、ハンドル13は、複数のボタンが配置されたボタン群41が形成された操作パネル部40を備え、制御部39は、蓄電部37からの供給電流により、各ボタンの操作に応じて、発音部43または発光部42に所定の動作を行わせるので、例えば、幼児は乗用玩具10を走行させて、幼児の操作しやすいようにハンドル13に設けられたボタン群41の各ボタンを押すことで、発音部43からの様々な音声や発光部42の点滅等を楽しみながら運動を行うことができる。つまり、幼児に運動を飽きさせずに、運動を促すことができる乗用玩具10を提供することができる。
また、本考案の実施例によれば、動力伝達機構31は、車輪である後輪12bと発電用モータ33との間の動力伝達の断続を行う断続部50を備えるので、例えば、レバー部50aを操作することにより、車輪である後輪12bと発電用モータ33との間の動力伝達を断状態とした場合に、後輪12bの回転抵抗力が低減し、幼児の運動負荷を軽減することができる乗用玩具10を提供することができる。
また、本考案の実施例によれば、車体11の後方部に把持部60を備えるので、例えば、上記乗用玩具10に搭乗した幼児の保護者などが、把持部60の持ち手部60bを前方に押し出す、又は後方に引っ張るなどの動作を行うことで、車体11の前進又は後進に応じた上記所定の動作を行うことができ、幼児の運動を簡単に補助することができると共に幼児の運動負荷を軽減することができる乗用玩具10を提供することができる。
10 乗用玩具 11 車体
11a シート部 11b 凸形状部
11c 足載部 11d フロントカバー部
11f カバー部
12a 前輪 12b 後輪
12c 回転軸 12e 前輪カバー部材
13 ハンドル 13a 把持部
13b 人形状部 13c 球形状部
14 シート部材
31 動力伝達機構 31a ギヤ
31b ギヤ
33 発電用モータ 33a 回転軸
35 整流ブリッジ回路
35a、35b、35c、35d ダイオード(整流素子)
37 蓄電部 39 制御部(CPU)
40 操作パネル部 41 ボタン群
41a 警笛音発音用ボタン 41b 始動音発音用ボタン
41c 音声発音用ボタン 41d ストップ音発音用ボタン
41e 発進時タイヤ音発音用ボタン 41L 左ウィンカー用ボタン
41R 右ウィンカー用ボタン 41S 切替用ボタン
42 発光部(発光素子) 42L 左ウィンカー用発光部
42R 右ウィンカー用発光部 43 発音部(スピーカ等)
44 出力部 50 断続機構(断続部)
50a レバー部 60 把持部
60a 支柱部 60b 持ち手部
11a シート部 11b 凸形状部
11c 足載部 11d フロントカバー部
11f カバー部
12a 前輪 12b 後輪
12c 回転軸 12e 前輪カバー部材
13 ハンドル 13a 把持部
13b 人形状部 13c 球形状部
14 シート部材
31 動力伝達機構 31a ギヤ
31b ギヤ
33 発電用モータ 33a 回転軸
35 整流ブリッジ回路
35a、35b、35c、35d ダイオード(整流素子)
37 蓄電部 39 制御部(CPU)
40 操作パネル部 41 ボタン群
41a 警笛音発音用ボタン 41b 始動音発音用ボタン
41c 音声発音用ボタン 41d ストップ音発音用ボタン
41e 発進時タイヤ音発音用ボタン 41L 左ウィンカー用ボタン
41R 右ウィンカー用ボタン 41S 切替用ボタン
42 発光部(発光素子) 42L 左ウィンカー用発光部
42R 右ウィンカー用発光部 43 発音部(スピーカ等)
44 出力部 50 断続機構(断続部)
50a レバー部 60 把持部
60a 支柱部 60b 持ち手部
Claims (4)
- 車体に回転自在に設けられた車輪を備える乗用玩具であって、
動力伝達機構を介して前記車輪と連動する発電用モータと、
前記発電用モータの出力電流を整流する整流ブリッジ回路と、
前記整流ブリッジ回路からの直流電流により蓄電を行う蓄電部と、
前記車体又はハンドルに設けられたボタンと、
前記ハンドルに設けられた発光部又は発音部を備える出力部と、
前記蓄電部からの供給電流により、前記ボタンの操作に応じて、前記出力部の発光部又は前記発音部に所定の動作を行わせる制御部と、
を有することを特徴とする乗用玩具。 - 前記ハンドルは、複数の前記ボタンが配置された操作パネル部を備え、
前記制御部は、前記蓄電部からの供給電流により、各ボタンの操作に応じて、前記発光部又は前記発音部に所定の動作を行わせることを特徴とする請求項1に記載の乗用玩具。 - 前記動力伝達機構は、前記車輪と前記発電用モータとの間の動力伝達の断続を行う断続部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗用玩具。
- 前記車体の後方部に把持部を備えること特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の乗用玩具。
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014133884A Continuation JP5749381B2 (ja) | 2014-06-30 | 2014-06-30 | 乗用玩具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3172407U true JP3172407U (ja) | 2011-12-15 |
Family
ID=
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