JP3172375U - 介護用パジャマ - Google Patents

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JP3172375U
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skirt
pajamas
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JP2011005805U
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英忠 佐々木
昌彦 藤井
厚子 佐藤
剛 篠原
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UNICARE CORP.
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UNICARE CORP.
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Abstract

【課題】着脱などの作業を容易で、被介護者が通常のパジャマを着た感覚となる介護用パジャマを提供する。
【解決手段】被介護者の上半身に着用する上着10と、前記上着10を着用した被介護者の胴部に巻き付けるウエスト部21を有し、このウエスト部21に設けられた前記被介護者へ着脱自在であるが脱げないように着用させる着脱部を備える巻スカート形のスカート20と、前記被介護者に前記スカート20を着用させた状態において、前記被介護者の足首から前記スカート20の裾を越える位置までを覆う筒状の疑似ズボン30とを具備する。
【選択図】図2

Description

この考案は、オムツを着用する被介護者、特に女性被介護者に使用させると好適な介護用パジャマに関するものである。
介護用パジャマは着せ替えを容易とする観点から様々なものが提供されており、上着の腕部から胸部に到る線に沿って着脱自在とする部材を設けたものが知られている(特許文献1参照)。このパジャマにおいては、ズボンに代えてウエスト部分を面状ファスナーによって止めるようにした全開閉可能の巻スカート状のものを採用できるということである。
また、ズボンの外側部及び内側部を上下方向に延びる面状ファスナーで着脱自在に構成し、被介護者を寝かせた状態で上記面状ファスナー部分を開放することにより一枚の布状にすることが可能な介護用パジャマの下衣も知られている(特許文献2参照)。
特開2004−84151号公報 特開2008−266846号公報
しかしながら、上記のパジャマは介護者が着脱などの作業を容易に行うことができる観点から考案されており、被介護者が通常のパジャマを着たような感覚で過ごせることを狙ったものではない。従って、特に女性の被介護者にとっては、如何にも介護用服を着せられているように感じられ、とても楽しく介護を受けるためのものとはなっていない。
本考案は上記のような介護用パジャマの現状に鑑みてなされたもので、その目的は、介護者が着脱などの作業を容易に行うことができると共に、被介護者が通常のパジャマを着たような感覚で過ごすことが可能な介護用パジャマを提供することである。
本考案に係る介護用パジャマは、被介護者の上半身に着用する上着と、前記上着を着用した被介護者の胴部に巻き付けるウエスト部を有し、このウエスト部に設けられた着脱部を備える巻スカート形のスカートと、前記被介護者に前記スカートを着用させた状態において、前記被介護者の足首から前記スカートの裾を越える位置までを覆う筒状の疑似ズボンとを具備することを特徴とする。
本考案に係る介護用パジャマは、着脱部として、被介護者の胴部に巻き付けられてスカートが脱げないようにウエストサイズを調整するゴムが取り付けられていることを特徴とする。
本考案に係る介護用パジャマでは、疑似ズボンは、筒状の上下端部における少なくとも上端部に弾性部材が設けられ、前記被介護者の足における所望位置に着用可能であることを特徴とする。
本考案に係る介護用パジャマは、上着とスカートとは、面状ファスナーにより着脱自在に構成されていることを特徴とする。
本考案介護用パジャマは、巻スカート形のスカートと、被介護者に前記スカートを着用させた状態において、前記被介護者の足首から前記スカートの裾を越える位置までを覆う筒状の疑似ズボンとを備えるので、見た目においては、パジャマのズボンを着用した上に、巻スカート形のスカートを着用した如くに見えてオシャレであるばかりか、介護者が着脱などの作業を容易に行うことができる。しかも上着は、被介護者の上半身に着用するタイプの通常のパジャマのものを用いることができ、被介護者が通常のパジャマを着たような感覚で過ごすことが可能である。
本考案の介護用パジャマは、疑似ズボンが、筒状の上下端部の少なくとも上端部に弾性部材が設けられ、被介護者の足における所望位置に着用可能であるので、介護者が着脱などの作業を容易に行うことができる。
本考案の介護用パジャマは、上着とスカートとは、面状ファスナーにより着脱自在に構成されているので、被介護者が着用しているときには上着とスカートとが離れ難く着やすく、洗濯などに際しては上着とスカートとを切り離して別々に処理が可能であり、便利である。
本考案に係る介護用パジャマの実施形態の着用状態を示す正面図。 本考案に係る介護用パジャマの実施形態の着用状態においてスカートを取り外した状態を示す正面図。 本考案に係る介護用パジャマの実施形態の着用状態においてスカートを取り外した状態を示す背面図。 本考案に係る介護用パジャマの実施形態の着脱部に係る第1の変形例を示す斜視図。 本考案に係る介護用パジャマの実施形態の着脱部に係る第2の変形例を示す斜視図。 本考案に係る介護用パジャマの実施形態の着脱部に係る第3の変形例を示す斜視図。
以下図面を参照して、本考案に係る介護用パジャマの実施形態を説明する。各図において同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。本考案の実施形態に係る介護用パジャマは、図1、図2に正面図を、図3に背面図を示すように、被介護者Aの上半身に着用する上着10と、上着を着用した被介護者の胴部に巻き付ける巻スカート形のスカート20と、筒状の疑似ズボン30とを備えている。上着10、スカート20及び疑似ズボン30は、例えば同じ或いは異なる材質の布で構成することができ、通気性や着心地をなど考慮して様々なものを用いることができる。
上着10は、シャツタイプのウエアであり、胴部11と袖部12と襟部13とを有する。胴部の前中央は前開部14が形成され、ボタン15により前開部14が開閉される。ボタン15に代えてホックやその他の止具を採用可能である。袖口16は、何も設けない開口部とすることもできるが、被介護者の食事などの動作の妨げにならぬようにゴムなどの弾性部材を設けても良い。
また、袖口16をボタンやホックにより開閉可能に構成しても良い。上着10の裾部17は、何も設けない開口部とすることができる。従って、上着10は、上下に別れた通常のパジャマと同様な構成とすることができる。
襟部13は、襟ぐり18から左右の脇方向へ延びる先端が円形に形成された襟羽19を有する。襟部13は、上着10の本体部に概ね密着するように重ねられており、首部分を一周するように取り付けられている。
スカート20は、基本的に一枚の長方形状の布により構成することが可能である。スカート20は、上着10を着用した被介護者Aの胴部に巻き付けるウエスト部21を有し、このウエスト部21に設けられた被介護者Aへ着脱自在であるが脱げないように着用させる着脱部を備える。この実施形態においては、着脱部は、ウエスト部21に沿って縫われて固定されており、ウエスト部21の両端部から延在して設けられている紐22である。この紐22を被介護者Aの胴部に巻き付けて結ぶことによりスカート20が脱げないように固定することができる。
着脱部の第1の変形例を図4に示す。この変形例では、スカート20におけるウエスト部21において、背骨に対応する部分から両脇腹付近まで、筒内又は直接にゴム23が取り付けられ、ウエストサイズに合わせて伸縮するように構成されている。同様に、ウエストサイズ調整用のゴム24が、スカート20の前面において上側に重なる端部に筒内又は直接に取り付けられている。
上記ゴム24が取り付けられた先端部からはボタン穴を先端部に有する舌片25が延設されており、下側に重なる布の外側部分にボタン26が設けられ、外側の固定が可能となっている。スカート20の下側に重なったウエスト部21の先端からは、ボタン穴を先端部に有する舌片27が延設されており、上側に重なる布の内側部分にボタン28が設けられ、内側の固定が可能となっている。
図5には、第2の変形例が示されている。この変形例は、図4の変形例のボタン26、28を、面状ファスナーの一方のファスナー26A、28Aに変更し、対応するボタン穴を他方の面状26B、28Bに変更したものであり、その他の変更はない。図6には、第3の変形例が示されている。この変形例は第1の変形例のボタン26と舌片25の先端部に形成されたボタン穴の組み合わせを、線ファスナー29に変更したものであり、その他の変更はない。いずれの変形例にあってもスカートの脱落を適切に防止することができる。
また、スカート20が巻き付けられる上着10における背中側の腰部領域と、これに対応するスカート20のウエスト部21の縁部には、面状ファスナー23Aが設けられている。スカート20は縁部に設けられた面状ファスナー23Aによって上着10の背中側の腰部に着脱自在に取り付けられる。このため、被介護者Aが着用しているときには上着10とスカート20とが離れ難く着やすく、また、洗濯などに際しては上着10とスカート20とを切り離して別々に処理が可能であり、便利である。面状ファスナー23Aは、必須の構成要件ではないことは勿論である。
疑似ズボン30は筒状の布であって、被介護者Aに上記スカート20を着用させた状態において、被介護者Aの足首から上記スカート20の裾を越える位置までを覆うように構成されている。ここでは、疑似ズボン30は膝の上部から足首までの長さを有している。疑似ズボン30の上端部には、筒状のゴムなどの弾性部材による滑り止めバンド31が筒の開口部における端縁部に設けられている。また、足首に対応する疑似ズボン30の下端部には、筒状のゴムなどの弾性部材による滑り止めバンド32が筒の開口部における端縁部に設けられている。勿論、上端部の弾性部材である滑り止めバンド31のみを設けた構成としても良い。
以上のように構成された介護用パジャマは、上着10、スカート20及び疑似ズボン30を着せた状態では、ズボンと上着の通常のパジャマにおいて、ズボンの部分にスカート20を着用したように見える。
被介護者Aにオムツを当てる場合には、図3に示すようにスカート20の紐22を解き、臀部及び腰部にオムツ40を適宜当てて、両翼の折畳部41と前方の折畳部42を重ねて、止め具43でこれらを貼り合わせて固定する。この後に、スカート20を巻き付けて紐22を腰部に巻き付けて結ぶことで、元の通り、ズボンと上着の通常のパジャマにおいて、ズボンの部分にスカート20を着用した状態に戻る。また、オムツを取り替える場合の手順もオムツを当てる場合に準じたものとなる。このような介護の場合に、被介護者Aを寝かせた状態でもまた被介護者Aを立たせた状態においても、スカート20を広げて簡単にオムツ40を着脱させることができ極めて便利である。
また、被介護者Aは、オムツ交換が終わった場合には、ズボンと上着の通常のパジャマにおいて、ズボンの部分にスカート20を着用したように見えるようになることから、被介護者Aが通常のパジャマを着たような感覚で過ごすことが可能であり、被介護者Aが楽しく過ごすことが期待でき、被介護者Aの精神の安定を図ることができるものである。
10 上着
12 袖部
13 襟部
14 前開部
15 ボタン
16 袖口
17 裾部
20 スカート
21 ウエスト部
22 紐
23A 面状ファスナー
30 疑似ズボン
31 バンド
32 バンド
40 オムツ

Claims (4)

  1. 被介護者の上半身に着用する上着と、
    前記上着を着用した被介護者の胴部に巻き付けるウエスト部を有し、このウエスト部に設けられた着脱部を備える巻スカート形のスカートと、
    前記被介護者に前記スカートを着用させた状態において、前記被介護者の足首から前記スカートの裾を越える位置までを覆う筒状の疑似ズボンと
    を具備することを特徴とする介護用パジャマ。
  2. 着脱部として、被介護者の胴部に巻き付けられてスカートが脱げないようにウエストサイズを調整するゴムが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の介護用パジャマ。
  3. 疑似ズボンは、筒状の上下端部における少なくとも上端部に弾性部材が設けられ、前記被介護者の足における所望位置に着用可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の介護用パジャマ。
  4. 上着とスカートとは、面状ファスナーにより着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の介護用パジャマ。
JP2011005805U 2011-10-04 介護用パジャマ Expired - Lifetime JP3172375U (ja)

Publications (1)

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JP3172375U true JP3172375U (ja) 2011-12-15

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