JP3172102U - 2階建てバス - Google Patents

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JP3172102U
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JP2011005553U
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Inventor
希 佐々木
Original Assignee
西日本鉄道株式会社
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Abstract

【課題】乗客の輸送性を高めつつ、快適性を高めた2階建てバスを提供する。
【解決手段】車両の1階及び2階に乗客の座席を配置した2階建てバス10であって、2階前部に所定幅を有する通路の左右に1人掛けシート30を配置し、これらを車両の長さ方向に複数列配置している。また、2階の最前列にある1人掛けシート30をバス前面に対向して配置している。これにより、乗客は飛行機のファーストクラスのような快適性を有する。また、2階の最前列にある座席は、バス前面のガラス越しに景色を見ることができ、前方の眺望を良くすることができる。さらに、グレードの異なる座席を1つの車両内に設けることができる。
【選択図】図5

Description

本考案は、夜間高速バスであって、乗客への快適性を高めながら遠距離輸送可能とする2階建てバスに関する。
近年、夜間に長距離の都市間を結ぶ夜間高速バスが普及している。夜間高速バスは、長距離走行するものであり、しかも、乗客は長時間乗車するので、なるべく乗客への疲労を低減するために、座席シートの幅を広くしたり、座席間隔を広げたりする工夫がなされている。
このような高速バスとして、例えば、特許文献1に記載のような幅方向に3列シートで構成したバスが存在する。この特許文献1に記載の高速バスには、車両の幅方向において通路を介して2人掛けシートと1人掛けシートとを配置し、これらを車両の長さ方向に複数列構成したものである。また、最近になって、幅方向に2つの通路を介して1人掛けシートを3列に構成した高速バスも普及している。
特開2010−012996号公報
ところが、上記高速バスでは、乗客は左右側方しか景色を見ることができず、特に、3列シートで構成した高速バスでは、中央の座席については、その左右の座席に座っている人が妨げとなって、乗客はあまり外の景色を楽しめない欠点を有していた。
しかも、1台のバスで乗客の輸送量を増やす必要がある。しかし、上記幅方向に3列シートで構成すると、幅方向に4列シートで構成したものに比べて1台当たりの輸送量が小さい問題があった。
さらに、従来のバスは、幅方向に3列シートで構成したバスか、幅方向に4列シートで構成したバスがほとんどであり、1つの車両内に座席のバリエーションがあるバスはこれまであまり存在していなかった。
この考案は、乗客の輸送性を高めつつ、快適性を高めた2階建てバスを提供することを目的とする。
そこで、請求項1に記載の考案は、車両の1階及び2階に乗客の座席を配置した2階建てバスであって、2階前部に所定幅を有する通路の左右に1人掛けシートを配置し、これらを車両の長さ方向に複数列配置したことを特徴とする2階建てバスである。
請求項2に記載の考案は、2階の最前列にある1人掛けシートをバス前面に対向して配置したことを特徴とする請求項1に記載の2階建てバスである。
請求項3に記載の考案は、2階前部の1人掛けシートは背凭シートを座席シートに対して略156°まで傾倒可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の2階建てバスである。
請求項4に記載の考案は、2階の前部以外では複数人掛けシートを左右に、又は、1人掛けシートを幅方向に3つ配置し、これらを車両の長さ方向に複数列配置したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の2階建てバスである。
請求項5に記載の考案は、バス前部では車両の幅方向の中央に前部通路を備え、中途部から後部では車体の幅方向の一側方に後部通路を備え、前部通路と後部通路との間にこれらを連通する連通路を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の2階建てバスである。
本願考案によれば、2階客室の前部に幅方向に2列で構成しているので、飛行機のファーストクラスのような幅広い座席とすることができ、乗客に対して快適性を与えることができる。また、2階の最前列にある座席は、バス前面のガラス越しに景色を見ることができ、前方の眺望を良くすることができる。さらに、前部以外は通常の座席などを配置することでバリエーションのある座席配置とすることができ、グレードの異なる座席を1つの車両内に設けることができる。
本実施形態における2階建てバスの全体構成を示した側面図である。 本実施形態における2階建てバスの全体構成を示した正面図である。 本実施形態における2階建てバスの全体構成を示した背面図である。 本実施形態における2階建てバスの1階のシート配置を示した平面図である。 本実施形態における2階建てバスの2階のシート配置を示した平面図である。 本実施形態における2階建てバスの2階のシート配置を示した拡大平面図である。 本実施形態における2階建てバスの2階のシートの構造を示した斜視図である。
まず、本実施形態における2階建てバス10の構成について図1を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態における2階建てバス10の車両は、左右一対の車輪で構成される走行部12,12の直上方に車体11を配置し、車体11の後方には図示しないエンジンを配設している。
車体11の1階の右前部には、運転部13が配設されている。また、運転部13の後方には車椅子固定具入れや荷物置場となる部屋14が設けられ、その部屋14の床に図示しない非常脱出口が配設されている。また、この部屋14の左側方には運転者用の仮眠室15が配設されている。そして、部屋14及び仮眠室15の後方には、1階客室16を配設している。
車体11の前部左側方には乗客が乗降自在とする第1乗降口17aを設けている。また、車体11の中央部左側方に第2乗降口17bを設けている。乗降口17a,17bの扉はスイング扉である。さらに、図4に示すように、1階客室16には第1非常口18aを車体11の中央右側部に、図3に示すように、2階には第2非常口18bを車体11の後部中央に配設している。
図2に示すように、2階建てバス10の前面は、上部から下部にかけて前面窓19aを配設している。2階建てバス10の左右側方には、1階部に下部窓19cと2階部に上部窓19bとをそれぞれ配設している。
図1に示すように、車体11下部には荷物室20aが配設され、車体11の右側方部に荷物室内に入れるための開口部20bが配設されている。
図4に示すように、車体11中央の第2乗降口17bに隣接して前記1階から2階への昇降のための階段22を設けている。階段22は、1階客室16のステップ24aから2階客室23のステップ24bまで車体11後方側に上方に傾斜させて設けている。
また、1階客室16の後方であって、階段22近辺のステップ24aに車いすを配置するスペース25を設けている。さらに、1階の中央右側にトイレ26を設けている。
1階客室16では、2人掛けシート27を所定幅の通路を介して左右に配置することで4シート形式の座席部Cとしている。4シート形式の座席部Cでは、例えば、シートピッチは855mmであり、シート幅は440mmである。
図5に示すように、2階客室23では、前部以外は、1人掛けシート28を幅方向に3つ並べ、これらを車体11の長さ方向に複数列配置することで、3シート形式の座席部Bとしている。この3シート形式の座席部Bでは、例えば、シートピッチは925〜960mmであり、シート幅は510mmである。
そして、図6に示すように、本実施形態における2階建てバスは、2階客室23の前部に所定幅を有する通路の左右に1人掛けシート30を配置し、これらを車両の長さ方向に複数列配置することにより、2シート形式の座席部Aとしている。
また、2シート形式の座席部Aの最前列にある座席をバス前面の前面窓19aに対向して配置している。前面窓19aはバス前面全体をガラス張りとしており、これにより、乗客はガラス越しに前面に見える景色を楽しむことができる。
また、2シート形式の座席部Aでは、左右の1人掛けシート30を車体11の前後方向に2列配置している。すなわち、2シート形式の座席部Aでは、シートの数を4席設けている。
2シート形式の座席部Aでは、シートピッチは例えば1350mmであり、シート幅は700mmである。したがって、上記4シート形式及び3シート形式に比べて幅広のシートであり、シートピッチも大きい。
また、図7に示すように、2階客室23の前部の1人掛けシート30は背凭シート32を好みの位置に傾倒させることができ、座席シート31に対して最大略156°まで傾倒可能としている。図7中、33は肘掛である。
2階客室23の前部には、座席シート31前方に足置き34a,34b(オットマン)を備えている。乗客は足置き34a,34bに足を載せながらリクライニングすることで足を完全に伸ばすことができるので、乗客の睡眠を快適にすると共に、エコノミー症候群などを防止することができる。
座席横には小型の液晶テレビ(図示せず)を設置し、また、パソコン用のコンセントや無線LAN(図示せず)を備えることもできる。
図6に示すように、バス前部では車両の幅方向の中央に前部通路35を備え、中途部から後部では車体11の幅方向の一側方に後部通路36を備え、前部通路35と後部通路36との間に連通路37を備えている。
すなわち、図6に示すように、バス前部では車両の幅方向の中央に前部通路35を備えることで、前部通路35の左右側に1人掛けシート30を配置することができる。また、本実施例において、後部では右側に後部通路36を備えることで、後部通路36の右側に1人掛けシート28を1つと、左側に1人掛けシート28を2つ配置している。そして、前部通路35と後部通路36との間に車体11の斜め方向に連通路37を設けている。
上記のように通路35〜37を配置することで、前部の1人掛けシート30を配置することができ、前部以外では1人掛けシート28や2人掛けシート27などを車両の長さ方向に複数列配置すると共に、2階客室23の前部への通り抜けを簡単にすることができる。
通路上方であって、天井から図示しないカーテンを吊設している。夜間走行する高速バスにおいては、カーテンは仕切りとなっている。
以上のように、本実施形態の2階建てバス10では、3種類の座席を配設し、バリエーションのある座席レイアウトとすることができ、これにより、乗客の輸送性を高めると共に、グレードの異なる座席を乗客に提供することができる。特に、1人掛けシートであるプレミアムシートを2階前部に配置しているので、快適性を高めた2階建てバスを提供することができる。
10 2階建てバス
27 2人掛けシート
28 1人掛けシート
30 1人掛けシート
19a 前面窓
31 座席シート
32 背凭シート
35 前部通路
36 後部通路
37 連通路

Claims (5)

  1. 車両の1階及び2階に乗客の座席を配置した2階建てバスであって、
    2階前部に所定幅を有する通路の左右に1人掛けシートを配置し、これらを車両の長さ方向に複数列配置したことを特徴とする2階建てバス。
  2. 2階の最前列にある1人掛けシートをバス前面に対向して配置したことを特徴とする請求項1に記載の2階建てバス。
  3. 2階前部の1人掛けシートは背凭シートを座席シートに対して略156°まで傾倒可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の2階建てバス。
  4. 2階の前部以外では複数人掛けシートを左右に、又は、1人掛けシートを幅方向に3つ配置し、これらを車両の長さ方向に複数列配置したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の2階建てバス。
  5. バス前部では車両の幅方向の中央に前部通路を備え、中途部から後部では車体の幅方向の一側方に後部通路を備え、前部通路と後部通路との間にこれらを連通する連通路を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の2階建てバス。
JP2011005553U 2011-09-22 2階建てバス Expired - Lifetime JP3172102U (ja)

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JP3172102U true JP3172102U (ja) 2011-12-01

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