JP3172020B2 - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JP3172020B2 JP31481293A JP31481293A JP3172020B2 JP 3172020 B2 JP3172020 B2 JP 3172020B2 JP 31481293 A JP31481293 A JP 31481293A JP 31481293 A JP31481293 A JP 31481293A JP 3172020 B2 JP3172020 B2 JP 3172020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば光信号を電
気信号に変換する光半導体装置に関するもので、特に光
ファイバからの光信号を高速再生する光受信器に用いら
れるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバからの光信号を再生す
る光受信器としては、たとえば図4に示すように、半導
体基板1上に設けられた受光素子2の受光エリア3に対
し、光ファイバ(図示していない)から出射された光信
号が照射パターン4の形で入射するようになっている。
【0003】この場合、光ファイバからの光信号の照射
パターン4の中心と、受光素子2の受光エリア3の中心
とを略一致させ、より多くの光信号が受光エリア3で受
光されるようにすることが重要となっている。
【0004】しかしながら、光信号の速度が速くなる
と、これを再生するためには受光素子2の接合容量を小
さくしなければならず、この受光素子2の接合容量を小
さくするには受光素子2の受光エリア3を小さくしなけ
ればならない。
【0005】すると、光ファイバからの光信号の照射パ
ターン4の中心と、受光素子2の受光エリア3の中心と
を一致させるのが難しくなり、軸ズレΔをおこしやすく
なる。
【0006】この軸ズレは、受光素子2を基準光コネク
タ付き光ファイバなどを用いて調芯することで解決でき
るが、調芯のための余分なコストがかかるとともに、別
の光コネクタ付き光ファイバをもってきた際には、当
然、新たな軸ズレを生じることになる、つまり基準光コ
ネクタ付き光ファイバなどを用いて調芯してなる受光素
子2では別の光コネクタ付き光ファイバは使用できな
い。
【0007】一方、多少の軸ズレがあっても、すべての
光信号を受光できるように受光素子2の受光エリア3を
大きくした場合には、受光素子2の接合容量が大きくな
って、高速性の実現が困難となる。
【0008】このように、従来の光受信器においては、
光信号の照射パターン4と受光素子2の受光エリア3と
の軸ズレによる受光ロスの低減と、受光素子2の受光エ
リア3の縮小による高速化とを両立することができない
という問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、受光ロスの低減と高速化とを両立すること
ができないという問題があった。そこで、この発明は、
光信号と受光エリアとの軸ズレによる受光ロスを低減で
き、しかも高速化,高感度化を図ることが可能な光半導
体装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の光半導体装置にあっては、半導体基板
上に互いに近接して設けられた複数の受光素子と、各受
光素子にそれぞれ直列に接続されて前記半導体基板上に
設けられ、前記受光素子に光が入射しないときには高イ
ンピーダンス状態となり、光が入射したときには低イン
ピーダンス状態となるインピーダンス可変手段とからな
る複数の受光回路が並列に接続された構成とされてい
る。
【0011】
【作用】この発明は、上記した手段により、接合容量の
増加を招くことなく、光信号の照射パターンよりも大き
な受光エリアを形成できるようになるため、無調芯で、
なおかつ高速性をもたせることが可能となるものであ
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる光受信器の構
成を概略的に示すものである。この光受信器は、たとえ
ば受光素子(ここでは、フォトダイオード)111 〜1
119と、受光素子111 〜1119のそれぞれに直列に接
続されたインピーダンス可変回路121 〜1219とから
なる複数の受光回路131 〜1319が並列に接続された
構成とされている。
【0013】また、上記受光回路131 〜1319の各受
光素子111 〜1119のアノード側は後述する検出器に
接続されて、光の照射により能動状態となった上記受光
素子111 〜1119からの出力が検出されるようになっ
ている。
【0014】上記受光素子111 〜1119は、たとえば
図2に示すように、その受光エリア141 〜1419がそ
れぞれに近接して半導体基板(図示していない)上に配
置され、1つの受光面を形成するようになっている。
【0015】この受光面に対しては、図示していない光
ファイバからの光信号が照射パターン15の形で入射さ
れるようになっている。この場合、上記照射パターン1
5は、たとえば受光面上の7つの受光エリアとほぼ同じ
大きさとされている。
【0016】上記インピーダンス可変回路121 〜12
19は、たとえば上記受光エリア141 〜1419が配置さ
れた上記半導体基板上に集積化されるようになってい
る。このインピーダンス可変回路121 〜1219は、上
記受光素子111 〜1119の受光エリア141 〜1419
に光が入射されないときに高インピーダンス状態とな
り、光が入射されたときに低インピーダンス状態となる
もので、図3に1つの回路(1219)で例示すように、
ダイオード21と、このダイオード21に流れる電流を
検出するPNPトランジスタ22と、このトランジスタ
22により駆動される差動回路23などからなってい
る。
【0017】すなわち、インピーダンス可変回路121
〜1219のそれぞれは、各受光素子111 〜1119のカ
ソードにカソードが接続され、アノードが電源電圧Vc
cに接続された上記ダイオード21、このダイオード2
1のカソードと上記受光素子111 〜1119の各カソー
ドとの接続点にベースが接続され、エミッタが上記電源
電圧Vccに接続され、コレクタがしきい値設定用の抵
抗Raを介して接地された上記PNPトランジスタ2
2、上記差動回路23を構成してなり、上記PNPトラ
ンジスタ22のコレクタと抵抗Raとの接続点にベース
が接続され、コレクタが上記PNPトランジスタ22の
ベースに接続され、エミッタが電流源24を介して接地
されたNPNトランジスタ23a、および基準電圧Vre
f にベースが接続され、コレクタが上記PNPトランジ
スタ22のエミッタに接続され、エミッタが上記電流源
24を介して接地されたNPNトランジスタ23bによ
って構成されている。
【0018】この場合、受光素子111 〜1119に光が
入射しないとき、または光が入射したとしても受光素子
111 〜1119に十分な量の電流が流れないときには、
それに直列接続されたインピーダンス可変回路121 〜
1219内のPNPトランジスタ22がオン状態にはなら
ず(つまり、PNPトランジスタ22のコレクタ電流も
流れないか、または十分な電流が流れず)、しきい値設
定用抵抗Raにおける降下電圧は基準電圧Vref よりも
小さくなる。
【0019】したがって、差動回路23ではNPNトラ
ンジスタ23aがオフ、NPNトランジスタ23bがオ
ンとなり、ダイオード21にはバイアス電流が流れず、
当該インピーダンス可変回路121 〜1219は高インピ
ーダンス状態となる。
【0020】また、受光素子111 〜1119に光が入射
し、十分な量の電流が流れるときには、PNPトランジ
スタ22がオン状態となり(つまり、PNPトランジス
タ22のコレクタ電流も十分な量の電流が流れ)、しき
い値設定用抵抗Raにおける降下電圧が基準電圧Vref
よりも大きくなり、差動回路23ではNPNトランジス
タ23aがオン、NPNトランジスタ23bがオフとな
る。
【0021】このとき、上記ダイオード21にはNPN
トランジスタ23aを介してバイアス電流が流れ、当該
インピーダンス可変回路121 〜1219は低インピーダ
ンス状態になる。
【0022】このように、受光素子111 〜1119のう
ち、光の入射している受光素子については、それに接続
されているインピーダンス可変回路が低インピーダンス
状態となることにより、通常の受光素子と同様に機能す
る。
【0023】しかし、光の入射していない受光素子につ
いては、それに接続されているインピーダンス可変回路
が高インピーダンス状態となることにより、当該受光素
子は接続されていないことと等価となり、その接合容量
の影響を無視することができる。
【0024】なお、上記受光素子111 〜1119の各ア
ノードは、出力を抵抗raを介してフィードバックして
なる検出器16の入力側に共通接続されており、この検
出器16によってそれぞれの受光素子111 〜1119を
流れる電流iが検出されるようになっている。
【0025】ここで、各インピーダンス可変回路121
〜1219のインピーダンス(抵抗)をR、各受光素子1
11 〜1119の接合容量をCとし、本光受信器における
アドミッタンスYを計算すると、アドミッタンスYは下
記の数1により表される。
【0026】
【数1】
【0027】このとき、受光素子111 にのみ光が入射
され、他の受光素子112 〜1119に光が入射されない
とすると、インピーダンス可変回路121 の抵抗R1 は
「0」、他のインピーダンス可変回路122 〜1219の
抵抗R2 〜R19は「∞」となり、アドミッタンスYは下
記の数2となる。
【0028】
【数2】
【0029】この結果より、あたかも光が入射されてい
る1つの受光素子111 しか存在しないかのように動作
することが分かる。同様に、図2に示した、7つの受光
素子1110,1111,1114,1115,1116,111
8,1119に光が入射されている場合のアドミッタンス
Yを計算すると、アドミッタンスYは下記の数3とな
る。
【0030】
【数3】
【0031】この場合には、受光素子111 〜1119の
うち、あたかも7つの受光素子1110,1111,111
4,1115,1116,1118,1119しか存在しないか
のように動作することになる。
【0032】このようように、本構成によれば、光信号
の照射パターン15と受光素子の受光エリアとの調芯を
行うことなく、光ファイバからの光信号を確実に受光で
きるようになるため、軸ズレによる受光ロスがない。
【0033】しかも、光が入射されている受光素子のみ
が能動状態となるため、光信号の照射パターン15より
も大きい受光面を形成した場合においても、接合容量の
増加を招くことなく、高速再生が可能な高感度の光受信
器を実現できる。
【0034】上記したように、接合容量の増加を招くこ
となく、光信号の照射パターンよりも大きな受光エリア
を形成できるようにしている。すなわち、複数の受光素
子の受光エリアを互いに近接して配置するとともに、各
受光素子に対して、当該受光素子に光が入射しないとき
には高インピーダンス状態となり、光が入射したときに
は低インピーダンス状態となるインピーダンス可変回路
を直列に接続してなる複数の受光回路を並列に接続する
ようにしている。これにより、光ファイバからの光信号
の照射パターンよりも大きな受光面を形成した場合にお
いても、光が入射されている受光素子のみを能動状態に
できるようになるため、無調芯で、なおかつ高速性をも
たせることが可能となる。したがって、多少の軸ズレを
生じた場合にも確実に受光できるようになり、軸ズレに
よる受光ロスがなく、高速再生が可能な光受信器を容易
に実現できるものである。
【0035】なお、上記実施例においては、1つの受光
面を19個の受光素子により形成した場合について説明
したが、これに限らず、たとえば光受信器の目的にあっ
た大きさに応じて任意の数により構成することが可能で
ある。
【0036】また、六角形からなる受光エリアを亀甲形
に配置した場合に限らず、たとえば円形や四角形の受光
エリアにより形成するようにしても良い。その他、この
発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能
なことは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、光信号と受光エリアとの軸ズレによる受光ロスを低
減でき、しかも高速化,高感度化を図ることが可能な光
半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる光受信器の概略を
示す構成図。
【図2】同じく、光受信器における受光面の構成例を示
す平面図。
【図3】同じく、光受信器におけるインピーダンス可変
回路の構成例を示す回路図。
【図4】従来技術とその問題点を説明するために示す光
受信器の受光面の平面図。
【符号の説明】
111 〜1119…受光素子、121 〜1219…インピー
ダンス可変回路、131 〜1319…受光回路、141 〜
1419…受光エリア、15…照射パターン、16…検出
器、21…ダイオード、22…PNPトランジスタ、2
3…差動回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に互いに近接して設けられ
    た複数の受光素子と、各受光素子にそれぞれ直列に接続
    されて前記半導体基板上に設けられ、前記受光素子に光
    が入射しないときには高インピーダンス状態となり、光
    が入射したときには低インピーダンス状態となるインピ
    ーダンス可変手段とからなる複数の受光回路が並列に接
    続されてなることを特徴とする光半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記受光回路のそれぞれが、各受光素子
    からの出力を検出する検出回路に接続されていることを
    特徴とする請求項1に記載の光半導体装置。
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