JP3171960B2 - 残響室に於ける音響性能自動測定システム - Google Patents
残響室に於ける音響性能自動測定システムInfo
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- JP3171960B2 JP3171960B2 JP28888892A JP28888892A JP3171960B2 JP 3171960 B2 JP3171960 B2 JP 3171960B2 JP 28888892 A JP28888892 A JP 28888892A JP 28888892 A JP28888892 A JP 28888892A JP 3171960 B2 JP3171960 B2 JP 3171960B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オクターブバンドリア
ルタイムアナライザ1と、パーソナルコンピュータ2を
用いた、残響室における建築材料の音響透過損失・吸音
率・床衝撃音の遮断性能等の測定装置に関する。
ルタイムアナライザ1と、パーソナルコンピュータ2を
用いた、残響室における建築材料の音響透過損失・吸音
率・床衝撃音の遮断性能等の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の残響室に於ける音響性能測定装置
においては、受音室である残響室Aの平均音圧レベルの
測定、及びデータ処理までを全て各点毎に記録し、後で
データの処理をしていたのである。故に、データの収集
にも、またデータの処理にも時間が掛かるという不具合
があったのである。
においては、受音室である残響室Aの平均音圧レベルの
測定、及びデータ処理までを全て各点毎に記録し、後で
データの処理をしていたのである。故に、データの収集
にも、またデータの処理にも時間が掛かるという不具合
があったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、住宅の建設
において使用する建築材料が、それぞれどのような音響
透過損失・吸音率・床衝撃音等の特性を具備したもので
あるかを、残響室の段階で調査して比較材料を得る為の
装置である。そして、該音に関する性質のデータを得る
為に大幅な時間を要し、また比較可能なデータに加工す
る為のデータ処理にも多大な時間を要していたのを、オ
クターブバンドリアルタイムアナライザ1とパーソナル
コンピュータ2を用いることにより、省力化したもので
ある。
において使用する建築材料が、それぞれどのような音響
透過損失・吸音率・床衝撃音等の特性を具備したもので
あるかを、残響室の段階で調査して比較材料を得る為の
装置である。そして、該音に関する性質のデータを得る
為に大幅な時間を要し、また比較可能なデータに加工す
る為のデータ処理にも多大な時間を要していたのを、オ
クターブバンドリアルタイムアナライザ1とパーソナル
コンピュータ2を用いることにより、省力化したもので
ある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明の解決しようとする
課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための
手段を説明する。請求項1においては、供試建築壁材B
を間に介装して、隣合う2室の残響室A1・残響室A2
を配置し、一方の残響室A1をスピーカ9aとマイクロ
ホン3aを配置した音源室とし、他方の残響室A2をス
ピーカ9bとマイクロホン3bを配置した受音室とし、
2室を受音室と音源室に交互に交代して、各室の平均音
圧レベルが相違する場合にデータ上で相殺可能とし、前
記マイクロホン3a・3bは、マイク位置制御コントロ
ーラ5により予め決められた順序と間隔で、指定するX
−Y平面上の位置を自動的に移動すべく構成し、該マイ
クロホン3a・3bにより音源室の音圧レベルと受音室
の音圧レベルを測定し、オクターブバンドリアルタイム
アナライザ1により分析した音響透過損失をパーソナル
コンピュータ2により画面またはプリンタにより表示可
能としたものである。
課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための
手段を説明する。請求項1においては、供試建築壁材B
を間に介装して、隣合う2室の残響室A1・残響室A2
を配置し、一方の残響室A1をスピーカ9aとマイクロ
ホン3aを配置した音源室とし、他方の残響室A2をス
ピーカ9bとマイクロホン3bを配置した受音室とし、
2室を受音室と音源室に交互に交代して、各室の平均音
圧レベルが相違する場合にデータ上で相殺可能とし、前
記マイクロホン3a・3bは、マイク位置制御コントロ
ーラ5により予め決められた順序と間隔で、指定するX
−Y平面上の位置を自動的に移動すべく構成し、該マイ
クロホン3a・3bにより音源室の音圧レベルと受音室
の音圧レベルを測定し、オクターブバンドリアルタイム
アナライザ1により分析した音響透過損失をパーソナル
コンピュータ2により画面またはプリンタにより表示可
能としたものである。
【0005】請求項2においては、供試建築壁材Cを残
響室A3の内側に貼設し、該残響室A3の内部にスピー
カ9とマイクロホン3を配置し、該マイクロホン3は、
マイク位置制御コントローラ5により予め決められた順
序と間隔で、指定するX−Y平面上の位置を自動的に移
動すべく構成し、スピーカ9により発する音圧をマイク
ロホン3により採取し、該データをオクターブバンドリ
アルタイムアナライザ1に送信して分析し、吸音率の分
析結果をパーソナルコンピュータ2の画面とプリンタに
より表示すべく構成したものである。
響室A3の内側に貼設し、該残響室A3の内部にスピー
カ9とマイクロホン3を配置し、該マイクロホン3は、
マイク位置制御コントローラ5により予め決められた順
序と間隔で、指定するX−Y平面上の位置を自動的に移
動すべく構成し、スピーカ9により発する音圧をマイク
ロホン3により採取し、該データをオクターブバンドリ
アルタイムアナライザ1に送信して分析し、吸音率の分
析結果をパーソナルコンピュータ2の画面とプリンタに
より表示すべく構成したものである。
【0006】請求項3においては、供試建築床材Dを間
に介装して、上下に隣合う残響室A4と残響室A5を配
置し、上部の残響室A4にはタッピングマシンまたはバ
ングマシン15を配置し、下部の残響室A5にはマイク
ロホン3を配置し、該マイクロホン3は、マイク位置制
御コントローラ5により予め決められた順序と間隔で、
指定するX−Y平面上の位置を自動的に移動すべく構成
し、タッピングマシンまたはバングマシン15により供
試建築床材Dに衝撃を与えて、マイクロホン3により床
衝撃音を採取し、該データをオクターブバンドリアルタ
イムアナライザ1に送信して床衝撃音の遮断性能を分析
し、該床衝撃音の遮断性能の分析結果をパーソナルコン
ピュータ2の画面とプリンタにより表示すべく構成した
ものである。
に介装して、上下に隣合う残響室A4と残響室A5を配
置し、上部の残響室A4にはタッピングマシンまたはバ
ングマシン15を配置し、下部の残響室A5にはマイク
ロホン3を配置し、該マイクロホン3は、マイク位置制
御コントローラ5により予め決められた順序と間隔で、
指定するX−Y平面上の位置を自動的に移動すべく構成
し、タッピングマシンまたはバングマシン15により供
試建築床材Dに衝撃を与えて、マイクロホン3により床
衝撃音を採取し、該データをオクターブバンドリアルタ
イムアナライザ1に送信して床衝撃音の遮断性能を分析
し、該床衝撃音の遮断性能の分析結果をパーソナルコン
ピュータ2の画面とプリンタにより表示すべく構成した
ものである。
【0007】
【作用】次に作用を説明する。住宅建築材料として、新
たに供試建築壁材B,供試建築材Cや供試建築床材Dが
開発・供試されると、まず供試建築壁材Bの場合には、
音響透過損失を測定し、供試建築材Cの場合には、吸音
率を測定し、供試建築床材Dの場合には、床衝撃音の遮
断性能を測定するのである。この際に、音響透過損失の
場合には、残響室A1と残響室A2の間の壁として供試
建築壁材Bを配置し、供試建築材Cの場合には残響室A
3の内側に供試建築材Cを全て張りつけるのである。ま
た、供試建築床材Dの場合には、残響室A4と残響室A
5の間の二階の床の部分に供試建築床材Dを介装し、タ
ッピングマシンまたはバングマシン15によりこれを叩
くのである。マイクロホン3により得られたデータはオ
クターブバンドリアルタイムアナライザ1により分析
し、パーソナルコンピュータ2の画面とプリンタにより
表示するのである。
たに供試建築壁材B,供試建築材Cや供試建築床材Dが
開発・供試されると、まず供試建築壁材Bの場合には、
音響透過損失を測定し、供試建築材Cの場合には、吸音
率を測定し、供試建築床材Dの場合には、床衝撃音の遮
断性能を測定するのである。この際に、音響透過損失の
場合には、残響室A1と残響室A2の間の壁として供試
建築壁材Bを配置し、供試建築材Cの場合には残響室A
3の内側に供試建築材Cを全て張りつけるのである。ま
た、供試建築床材Dの場合には、残響室A4と残響室A
5の間の二階の床の部分に供試建築床材Dを介装し、タ
ッピングマシンまたはバングマシン15によりこれを叩
くのである。マイクロホン3により得られたデータはオ
クターブバンドリアルタイムアナライザ1により分析
し、パーソナルコンピュータ2の画面とプリンタにより
表示するのである。
【0008】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は残響室におけ
る音響透過損失の測定システムを示す図面、図2は同じ
く音響透過損失の測定方法を示すブロック線図、図3は
残響室における吸音率の測定システムを示す図面、図4
は各周波数における残響時間をグラフに表した図面、図
5は各周波数毎の吸音率を示した図面、図6は床衝撃音
の測定システムを示す図面、図7は各周波数における床
衝撃音の変化を表すグラフの図面、図8は周波数の変化
と床衝撃音を示す図面、図9はマイクロホン位置制御シ
ステムを示す斜視図である。
る音響透過損失の測定システムを示す図面、図2は同じ
く音響透過損失の測定方法を示すブロック線図、図3は
残響室における吸音率の測定システムを示す図面、図4
は各周波数における残響時間をグラフに表した図面、図
5は各周波数毎の吸音率を示した図面、図6は床衝撃音
の測定システムを示す図面、図7は各周波数における床
衝撃音の変化を表すグラフの図面、図8は周波数の変化
と床衝撃音を示す図面、図9はマイクロホン位置制御シ
ステムを示す斜視図である。
【0009】図1・図2において、音響透過損失の残響
室における測定装置について説明する。図1において、
残響室A1と残響室A2とを隔てる隔壁Bを、試供建築
壁材とする。音響透過損失を測定する為に、図1に示す
如く残響室A1と残響室A2の2室が必要となるのであ
る。そして残響室A1の一方を音源室とし、他方を受音
室とする。残響室A1にも残響室A2にも、スピーカ9
a・9bが配置されている。またマイクロホン3a・3
bとマイク位置制御装置4a・4bもそれぞれに配置さ
れている。
室における測定装置について説明する。図1において、
残響室A1と残響室A2とを隔てる隔壁Bを、試供建築
壁材とする。音響透過損失を測定する為に、図1に示す
如く残響室A1と残響室A2の2室が必要となるのであ
る。そして残響室A1の一方を音源室とし、他方を受音
室とする。残響室A1にも残響室A2にも、スピーカ9
a・9bが配置されている。またマイクロホン3a・3
bとマイク位置制御装置4a・4bもそれぞれに配置さ
れている。
【0010】該マイクロホン3a・3bとマイク位置制
御装置4a・4bとは、図9に示す如く、マイク位置制
御コントローラ5で自動的にX−Y平面上の位置を、パ
ーソナルコンピュータ2において指定することにより、
この指示に従って自動的に移動すべく構成している。該
位置の設定は、パーソナルコンピュータ2により、予め
決められた順序と間隔でマイクを自動的に数点に移動す
るのでる。
御装置4a・4bとは、図9に示す如く、マイク位置制
御コントローラ5で自動的にX−Y平面上の位置を、パ
ーソナルコンピュータ2において指定することにより、
この指示に従って自動的に移動すべく構成している。該
位置の設定は、パーソナルコンピュータ2により、予め
決められた順序と間隔でマイクを自動的に数点に移動す
るのでる。
【0011】また移動後のマイクロホン3a・3bの位
置が、パーソナルコンピュータ2の画面上に表示される
のである。また、マイク位置制御装置4a・4bに水平
回転モータ12が設けられており、これらの操作によ
り、マイクロホン3a・3bの位置を変更することが可
能である。そして該水平回転モータ12の駆動を、パー
ソナルコンピュータ2とマイク位置制御コントローラ5
により行うのである。
置が、パーソナルコンピュータ2の画面上に表示される
のである。また、マイク位置制御装置4a・4bに水平
回転モータ12が設けられており、これらの操作によ
り、マイクロホン3a・3bの位置を変更することが可
能である。そして該水平回転モータ12の駆動を、パー
ソナルコンピュータ2とマイク位置制御コントローラ5
により行うのである。
【0012】図1・図2の2室に於ける音響透過損失の
測定は、受音室と音源室を交互に交代して、各室の平均
音圧レベルが相違する場合にも、データの上では相殺す
ることが可能としている。測定の手順としては、まず音
源室側のスピーカ9から測定周波数帯域を含む音を発す
るのである。この際において、パーソナルコンピュータ
2からの制御により間欠的にスピーカセレクタ6からス
ピーカ9に指示が出され、全周波数帯域の音が発せられ
る。マイクロホン3a・3bにより集録された音は、増
幅されて、オクターブバンドリアルタイムアナライザ1
に伝達され、分析の対象となる。
測定は、受音室と音源室を交互に交代して、各室の平均
音圧レベルが相違する場合にも、データの上では相殺す
ることが可能としている。測定の手順としては、まず音
源室側のスピーカ9から測定周波数帯域を含む音を発す
るのである。この際において、パーソナルコンピュータ
2からの制御により間欠的にスピーカセレクタ6からス
ピーカ9に指示が出され、全周波数帯域の音が発せられ
る。マイクロホン3a・3bにより集録された音は、増
幅されて、オクターブバンドリアルタイムアナライザ1
に伝達され、分析の対象となる。
【0013】そして音源室側の音圧レベルをマイクロホ
ン3により採取し次に受音室側の音圧レベルを測定し、
両方の音圧レベルから、オクターブバンドリアルタイム
アナライザ1により即時に分析する。透過損失の計算は
表1に示す如くの計算を、パーソナルコンピュータ2に
より行うものである。該表1に示す計算は全て、パーソ
ナルコンピュータ2により所定のプログラムにより行わ
れるものである。
ン3により採取し次に受音室側の音圧レベルを測定し、
両方の音圧レベルから、オクターブバンドリアルタイム
アナライザ1により即時に分析する。透過損失の計算は
表1に示す如くの計算を、パーソナルコンピュータ2に
より行うものである。該表1に示す計算は全て、パーソ
ナルコンピュータ2により所定のプログラムにより行わ
れるものである。
【0014】
【表1】
【0015】スピーカ9から発せられた各周波数毎の音
響透過損失のグラフが、パーソナルコンピュータ2の画
面に表示される。またプリント装置により同時にプリン
ト出来ることは言うまでもない。
響透過損失のグラフが、パーソナルコンピュータ2の画
面に表示される。またプリント装置により同時にプリン
ト出来ることは言うまでもない。
【0016】図3・図4・図5において吸音率測定装置
について説明する。該測定装置においては、残響室A3
の内側に試供建築材Cが貼設される。そして該残響室A
3の内部に配置したスピーカ9から、測定周波数帯域を
含む音が発せられる。そしてこの音の中の吸音されなか
った分の残音がマイクロホン3により収集されるのであ
る。該マイクロホン3がマイク位置制御装置4により位
置を順序に従って変更される点は同じである。
について説明する。該測定装置においては、残響室A3
の内側に試供建築材Cが貼設される。そして該残響室A
3の内部に配置したスピーカ9から、測定周波数帯域を
含む音が発せられる。そしてこの音の中の吸音されなか
った分の残音がマイクロホン3により収集されるのであ
る。該マイクロホン3がマイク位置制御装置4により位
置を順序に従って変更される点は同じである。
【0017】そして、該マイクロホン3により採取した
音圧レベルを、オクターブバンドリアルタイムアナライ
ザ1により分析し、パーソナルコンピュータ2に分析後
のデータを入力する。これにより該パーソナルコンピュ
ータ2内のプログラムにより、図4に示す如き、各周波
数毎の残響時間の変化のグラフと、図5の如く、横軸に
周波数を取り、縦軸に吸音率を取ったグラフが得られる
のである。同時にプリントアウトすることも可能であ
る。
音圧レベルを、オクターブバンドリアルタイムアナライ
ザ1により分析し、パーソナルコンピュータ2に分析後
のデータを入力する。これにより該パーソナルコンピュ
ータ2内のプログラムにより、図4に示す如き、各周波
数毎の残響時間の変化のグラフと、図5の如く、横軸に
周波数を取り、縦軸に吸音率を取ったグラフが得られる
のである。同時にプリントアウトすることも可能であ
る。
【0018】次に図6・図7・図8においては、床衝撃
音の遮音性能の測定装置について説明する。図6に示す
如く、トリガー信号発生装置8からの指示によりタッピ
ングマシンまたはバングマシン15が回動し、供試建築
床材Dに衝撃を与える。そして該タッピングマシンまた
はバングマシン15により与えた衝撃による衝撃音を、
供試建築床材Dがどの程度、遮断するかのデータを得る
のである。該供試建築床材Dの衝撃音は残響室A4の床
に敷いた供試建築床材Dから発せられ、階下の残響室A
5に配置したマイクロホン3とマイク位置制御装置4に
より採取される。
音の遮音性能の測定装置について説明する。図6に示す
如く、トリガー信号発生装置8からの指示によりタッピ
ングマシンまたはバングマシン15が回動し、供試建築
床材Dに衝撃を与える。そして該タッピングマシンまた
はバングマシン15により与えた衝撃による衝撃音を、
供試建築床材Dがどの程度、遮断するかのデータを得る
のである。該供試建築床材Dの衝撃音は残響室A4の床
に敷いた供試建築床材Dから発せられ、階下の残響室A
5に配置したマイクロホン3とマイク位置制御装置4に
より採取される。
【0019】該マイク位置制御装置4がマイク位置制御
コントローラ5により位置を移動される点は同じであ
る。そして該マイクロホン3により採取した音圧レベル
のデータをオクターブバンドリアルタイムアナライザ1
により瞬時に分析し、この分析後のデータをパーソナル
コンピュータ2に送信し、該パーソナルコンピュータ2
の画面に表示する。図7においては、各周波数毎に床衝
撃音の遮断性能の相違を表示している。図8において
は、図7の中の数点の平均を採取し、横軸に周波数を取
り、縦軸に床衝撃音レベルをとって表示している。該図
8のデータを各供試建築床材D毎に得ることにより、相
違する供試建築床材D毎に評価が可能となるのである。
コントローラ5により位置を移動される点は同じであ
る。そして該マイクロホン3により採取した音圧レベル
のデータをオクターブバンドリアルタイムアナライザ1
により瞬時に分析し、この分析後のデータをパーソナル
コンピュータ2に送信し、該パーソナルコンピュータ2
の画面に表示する。図7においては、各周波数毎に床衝
撃音の遮断性能の相違を表示している。図8において
は、図7の中の数点の平均を採取し、横軸に周波数を取
り、縦軸に床衝撃音レベルをとって表示している。該図
8のデータを各供試建築床材D毎に得ることにより、相
違する供試建築床材D毎に評価が可能となるのである。
【0020】
【発明の効果】本発明は請求項1の如く構成したので、
次のような効果を奏するのである。即ち、音源室・受音
室の平均音圧レベルの測定,残響時間の測定及びデータ
処理までを自動的に行い、大幅な時間の短縮、省力化が
図れる。また、各バンドの音圧レベルの波形が画面で出
力可能である。また音響透過損失の測定結果が即座にグ
ラフにすることが出来るのである。また測定結果の比較
グラフが作成出来るのである。
次のような効果を奏するのである。即ち、音源室・受音
室の平均音圧レベルの測定,残響時間の測定及びデータ
処理までを自動的に行い、大幅な時間の短縮、省力化が
図れる。また、各バンドの音圧レベルの波形が画面で出
力可能である。また音響透過損失の測定結果が即座にグ
ラフにすることが出来るのである。また測定結果の比較
グラフが作成出来るのである。
【0021】請求項2の如く構成したので、空き室及び
供試建築壁材Bの吸音率と残響時間を自動的に測定でき
るのである。また各バンドの残響波形がパーソナルコン
ピュータ2の画面で確認できる。また、最小自乗法によ
る残響時間の計算が自動的に行えるのである。またパー
ソナルコンピュータ2の画面に表示された残響波形を見
ながら、計算の範囲をマニュアルで設定して再計算する
ことも出来るのである。
供試建築壁材Bの吸音率と残響時間を自動的に測定でき
るのである。また各バンドの残響波形がパーソナルコン
ピュータ2の画面で確認できる。また、最小自乗法によ
る残響時間の計算が自動的に行えるのである。またパー
ソナルコンピュータ2の画面に表示された残響波形を見
ながら、計算の範囲をマニュアルで設定して再計算する
ことも出来るのである。
【0022】請求項3の如く構成したので、タッピング
マシンまたはバングマシン15により自動的に衝撃音を
発生させることができ、これを自動的にマイクロホン3
により音圧レベルとして採取出来るので、供試建築床材
Dの遮断性能の測定結果を即座に出力することが出来る
のである。
マシンまたはバングマシン15により自動的に衝撃音を
発生させることができ、これを自動的にマイクロホン3
により音圧レベルとして採取出来るので、供試建築床材
Dの遮断性能の測定結果を即座に出力することが出来る
のである。
【図1】残響室における音響透過損失の測定システムを
示す図面。
示す図面。
【図2】同じく音響透過損失の測定方法を示すブロック
線図。
線図。
【図3】残響室における吸音率の測定システムを示す図
面。
面。
【図4】各周波数における残響時間をグラフに表した図
面。
面。
【図5】各周波数毎の吸音率を示した図面。
【図6】床衝撃音の測定システムを示す図面。
【図7】各周波数における床衝撃音の変化を表すグラフ
の図面。
の図面。
【図8】周波数の変化と床衝撃音を示す図面。
【図9】マイクロホン位置制御システムを示す斜視図。
A 残響室 B 供試建築壁材 C 供試建築材 D 供試建築床材 1 オクターブバンドリアルタイムアナライザ 2 パーソナルコンピュータ 3 マイクロホン 4 マイク位置制御装置 5 マイク位置制御コントローラ 6 スピーカセレクタ 8 トリガー信号発生装置 9 スピーカ
フロントページの続き (72)発明者 上田 和巳 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−35025(JP,A) 特開 昭58−127131(JP,A) 実開 昭55−65523(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 17/00 G01H 7/00
Claims (3)
- 【請求項1】 供試建築壁材Bを間に介装して、隣合う
2室の残響室A1・残響室A2を配置し、一方の残響室
A1をスピーカ9aとマイクロホン3aを配置した音源
室とし、他方の残響室A2をスピーカ9bとマイクロホ
ン3bを配置した受音室とし、2室を受音室と音源室に
交互に交代して、各室の平均音圧レベルが相違する場合
にデータ上で相殺可能とし、前記マイクロホン3a・3
bは、マイク位置制御コントローラ5により予め決めら
れた順序と間隔で、指定するX−Y平面上の位置を自動
的に移動すべく構成し、該マイクロホン3a・3bによ
り音源室の音圧レベルと受音室の音圧レベルを測定し、
オクターブバンドリアルタイムアナライザ1により分析
した音響透過損失をパーソナルコンピュータ2により画
面またはプリンタにより表示可能としたことを特徴とす
る残響室に於ける音響性能自動測定システム。 - 【請求項2】 供試建築壁材Cを残響室A3の内側に貼
設し、該残響室A3の内部にスピーカ9とマイクロホン
3を配置し、該マイクロホン3は、マイク位置制御コン
トローラ5により予め決められた順序と間隔で、指定す
るX−Y平面上の位置を自動的に移動すべく構成し、ス
ピーカ9により発する音圧をマイクロホン3により採取
し、該データをオクターブバンドリアルタイムアナライ
ザ1に送信して分析し、吸音率の分析結果をパーソナル
コンピュータ2の画面とプリンタにより表示すべく構成
したことを特徴とする残響室に於ける音響性能自動測定
システム。 - 【請求項3】 供試建築床材Dを間に介装して、上下に
隣合う残響室A4と残響室A5を配置し、上部の残響室
A4にはタッピングマシンまたはバングマシン15を配
置し、下部の残響室A5にはマイクロホン3を配置し、
該マイクロホン3は、マイク位置制御コントローラ5に
より予め決められた順序と間隔で、指定するX−Y平面
上の位置を自動的に移動すべく構成し、タッピングマシ
ンまたはバングマシン15により供試建築床材Dに衝撃
を与えて、マイクロホン3により床衝撃音を採取し、該
データをオクターブバンドリアルタイムアナライザ1に
送信して床衝撃音の遮断性能を分析し、該床衝撃音の遮
断性能の分析結果をパーソナルコンピュータ2の画面と
プリンタにより表示すべく構成したことを特徴とする残
響室に於ける音響性能自動測定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28888892A JP3171960B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 残響室に於ける音響性能自動測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28888892A JP3171960B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 残響室に於ける音響性能自動測定システム |
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