JP3171683U - オープンガレージ - Google Patents

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山本 直之
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Abstract

【課題】車の保管にとどまらず、メンテナンス作業に使用できるスペース拡大が可能で、さらに使い勝手を良くして、日曜大工を初め様々な用途拡大にも対応できるオープンガレージを提供する。【解決手段】平面視四方角部で天井部4を支える四本の支柱1のうち一の支柱1を着脱自在の取付柱にして、各支柱1間を塞ぐ四面3a〜3dの側壁3のうち、取付柱を介して隣接する二面3a,3dの側壁3にシャッター用出入口30を設けると共に、両出入口30にシャッター扉を夫々設け、さらに一のシャッター扉が在る側壁面3dの上方固定部35に、梁部材5aと、該梁部材の先端部に回動自在に取着される柱部材とを備えたアウトリガー5を進退動自在に取付け、アウトリガー5を進出させて、取付柱近くから他のシャッター扉が在る側壁面3aの前方へ梁部材5aが張り出すと共にその先端部で柱部材が起立するようにした。【選択図】図2

Description

本考案は、バイクや自動車等のガレージで、詳しくは、コーナー部の支柱を介して隣接する二つの側壁にシャッター扉を取付けた出入口を設けるオープンガレージに関する。
ガレージは、従来、一箇所に大きなシャッター用出入口を設けると共に、これにシャッター扉が取付けられている。シャッター扉を開けてバイクや自動車等の車をガレージ内へ導いた後、シャッター扉を下ろしてガレージ内に車を保管するのに用いられている。
そして、シャッター出入口を大きくする改良ガレージが提案されている(例えば特許文献1)。
特開平11−166324号公報
しかるに、特許文献1の発明は、請求の範囲に記載のごとく、「左、右側壁3と、後部壁と、天井部と、前面に設けた自動車進入口を開閉する引き下ろし方式のシャッターを具備するガレージであって、前記左、右側壁3の両方又はいずれかの前方部分を引戸によって形成し、該引戸を後退させることによって自動車入口を広くすることができる開放引戸付きガレージ。」であり、「初心者等であっても容易に車庫入れ」できるのを課題解決した発明内容にとどまっていた。引戸の後退により自動車進入口を少し大きくするだけであり、例えば、斯かるガレージを使って、バイクや自動車の整備等を行うとしても困難であった。
ガレージは、コストダウン等を鑑み、バイクや自動車を保管するに足りる大きさで造られることが一般的である。保管車よりも一回り大きくした程度のガレージの中にバイク等の保管車が納められる。ガレージ内は余裕スペースが殆どなく、バイク等のメンテナンス作業を行おうとしても、ガレージを形成する左右側壁,後部壁や支柱が当たって邪魔をし、作業不能に陥っていた。
本考案は上記問題点を解決するもので、車が入るだけのガレージにあっても、車の単なる保管にとどまらず、その車のメンテナンス作業に使用できるスペース拡大が可能で、さらに使い勝手を良くして、日曜大工を初め様々な用途拡大にも対応できるオープンガレージを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の考案の要旨は、天井部(4)を支える支柱(1)が平面視四方角部に立設し、これら四本の支柱(1)のうち一の支柱(1)を着脱自在の取付柱(2)にして、各支柱(1)間を塞ぐ四面(3a〜3d)の側壁(3)のうち、該取付柱(2)を介して隣接する二面(3a,3d)の側壁(3)にシャッター用出入口(30)を設けると共に、両出入口(30)に開閉自在のシャッター扉(31,32)を夫々設け、さらに一の該シャッター扉(31)が在る側壁面(3d)の上方固定部(35)又はその上方の天井部(4)に、梁部材(5a)と、該梁部材の先端部(51)に連結具(R)を介して回動自在に取着される柱部材(5b)とを備えたアウトリガー(5)を進退動自在に取付け、該アウトリガー(5)を進出させることにより、該取付柱(2)近くから他のシャッター扉(32)が在る側壁面(3a)の前方へ該梁部材(5a)が張り出すと共にその先端部(51)で該柱部材(5b)が起立して、該アウトリガー(5)と前記取付柱(2)以外の前記支柱(1)とで該天井部(4)を受け支えられるようにしたことを特徴とするオープンガレージにある。
請求項2の考案たるオープンガレージは、請求項1で、梁部材(5a)が筒形梁部材であり、前記柱部材(5b)が筒形主部材(55)とその筒内に納まる芯材(56)とを備え、さらに該主部材(55)が前記筒形梁部材(5a)の筒内に納められるようにして、これらを一の前記シャッター扉(31)が在る側壁面(3d)の上方固定部(35)又はその上方の天井部(4)に固着した筒形収納箱(BX)に進退動自在に設けることを特徴とする。請求項3の考案たるオープンガレージは、請求項2で、柱部材(5b)にジャッキ(J)が組込まれたことを特徴とする。請求項4の考案たるオープンガレージは、請求項1〜3で、他のシャッター扉(32)が在る側壁面(3a)の上方固定部(35)又はその上方の天井部(4)に、オーニング(7)の天幕(71)を巻き取り状態にして取付け、該天幕(71)を外側に差し出すと共に、他のシャッター扉(32)が在る側壁面(3a)の前方へ張り出す前記梁部材(5a)に係止させて、該側壁面(3a)前方に日除けテントを形成するようにしたことを特徴とする。請求項5の考案たるオープンガレージは、請求項4で、柱部材(5b)の突端(5b1)に係止部材(57e,57f)を設ける一方、他のシャッター扉(32)が在る側壁面(3a)の前方へ前記梁部材(5a)を張り出すと共にその先端部(51)で起立する前記柱部材(5b)の突端(5b1)と対向する床面(GL)側に被係止部材(E,F)を固着し、該被係止部材(E,F)に前記係止部材(57e,57f)を係合固定させることにより、該柱部材(5b)を起立固定できるようにしたことを特徴とする。
本考案のオープンガレージは、車が入るだけのガレージ大きさにしても、単なる車の保管活用だけに終わらず、取付柱を介して隣接する二面の側壁に夫々設けたシャッター扉を開けると共に取付柱を取外して、その車の整備や磨いたりする作業に使用できるスペース拡大が可能で、さらにオーニングを設けて使い勝手を良くして、日曜大工を初め様々な用途拡大にも対応できるなど多大な効を奏する。
本考案のオープンガレージの一形態で、図1はその概略斜視図である。 図1のアウトリガーを進出させ、その柱部材を起立固定させた後、取付柱を取外した概略斜視図である。 オープンガレージの正面図である。 図3のIV-IV線矢視図である。 図3の右側面図である。 図5のVI-VI線矢視図である。 図5のVII-VII線矢視図である。 図6の右側面図である。 図5のアウトリガーが進出してその柱部材を起立固定させた一部破断拡大図である。
以下、本考案に係るオープンガレージについて詳述する。図1〜図9は本考案のオープンガレージの一形態で、図1はその概略斜視図、図2は図1のアウトリガーの柱部材を起立固定させて、取付柱を取外した概略斜視図、図3はオープンガレージの正面図、図4は図3のIV-IV線矢視図、図5は図3の右側面図、図6は図5のVI-VI線矢視図、図7は図5のVII-VII線矢視図、図8は図6の右側面図、図9は図5の梁部材を進出させ柱部材を起立固定させた一部破断拡大図を示す。尚、図1,図2は正面側シャッター用格納庫33の図示を省き、図1はさらにオーニング7の図示を省く。図1ではシャッター扉31,32を半開きとし、図3ではシャッター扉32を閉じ、図5ではシャッター扉31を全開に描く。また、図面を判り易くするため、断面を表示するハッチング図示を一部省く。
オープンガレージは、角部に在る一の支柱1を介して隣り合う二つの側壁面3a,3dにシャッター用出入口30を設ける。且つ、両出入口30にシャッター扉31,32を夫々設け、両シャッター扉31,32を開放すると共に、前記一の支柱1を取り外し可能の取付柱2にして、メンテナンス作業等に対しても広く使えるようにした車庫である。オープンガレージは、天井部4と支柱1と取付柱2とシャッター扉31,32とアウトリガー5とを具備する。
天井部4を支える支柱1が平面視四方角部の四箇所に立設し、これら四本の支柱1のうち一の支柱1を着脱自在の取付柱2とする。そして、各支柱1間を塞ぐ四面3a〜3dの側壁3のうち、該取付柱2を介して隣接する二面3a,3dの側壁3にシャッター用出入口30を設けると共に、両出入口30に開閉自在のシャッター扉31,32を夫々設ける。
本実施形態は、矩形盤の天井部4の四箇所の角部を支柱1が夫々支えて、図1,図4のような床面GL側を底面とするほぼ中空六面体になるガレージにし、図3の正面図で右サイド前方角部の支柱1を取付け取り外しが自在の取付柱2とする。図4の平面視で、四箇所の支柱1を結んでできる矩形面積よりも天井部4の矩形面積の方を一回り大きくし、天井部4が張り出すようにする。シャッター扉31,32を設けた側壁面3a,3dの上方部が、図3のごとく一定高さhを有する上方固定部35として天井部4に一体化固定される。
そして、メイン部21aとサブ部21bとをビス21wで結合させてなる断面L字形の取付柱2は、その上端部及び下端部に止具26,23,24がそれぞれ固着される一方、該止具に対応する側壁3の上方固定部35及び床面GL側に被止具356,83,84が固着される。各止具26,23,24を対応する各被止具356,83,84に係止させることにより、該取付柱2が他の支柱1と同様、その下端部が床面GLに起立固定すると共に上端部が上方固定部35に固定一体化して、天井部4を支える。取付柱2の上部に、図7ごとくのファスナーからなる止具26が固着され、これに対応する上方固定部35に側面視J字状板片からなる被止具356が固着され、該被止具に前記止具26を係止させることによって、取付柱2の上部が側壁3の上方固定部35に固定一体化される。ここでの止具26用ファスナーは、タキゲン製造株式会社製強力大型ファスナー(商品番号:C235)を用いる。符号25は位置決めピンで、側壁3の上方固定部35側の固定板351に設けた孔に該ピン25を挿着して、取付柱2の該上方固定部35への位置決めが図られる。
また、取付柱2の下部に、図5,図6のごとくファスナーからなる止具23が固着され、これに対応する床面GL側に側面視J字状板片からなる被止具83が固着されて、該被止具83に止具23を係止させることによって、取付柱2の下部が床面GL側に固定一体化される。さらに、図6,図8のごとく取付柱2の下部にいわゆる丸落しからなる止具24が固着され、これに対応する床面GL側に通孔を有する被止具84が固着され、該被止具84の通孔に止具24を上方から挿通,係止させることによって、取付柱2の下部が床面GL側に固定一体化される。ここでの止具24用丸落しはタキゲン製造株式会社製大型丸落し(商品番号:C1247)を用いる。尚、図8の符号29は取付柱2のベースプレートを示し、他図では省略する。
取付柱2は、上述のごとく起立固定化が図られる一方、各止具26,23,24を各被止具356,83,84から係止解除することによって、オープンガレージを構成する他の支柱1等から分離し、取外し可能となる。
そして、図3の正面視で、取付柱2を介して隣接する前面3a(以下、「正面」ともいう。)と右側面3dに、シャッター用出入口30が設けられる。図4で、前面側シャッター32は取付柱2と左方前側支柱1とのシャッター幅で、右側面側シャッター31は取付柱2と右方後側支柱1とのシャッター幅とし、シャッター扉31,32で、床面GLから前記側壁3の上方固定部35までの出入口30を夫々開け閉めできるようになっている。短冊状板たるスラットを屈曲自在に連結してシャッター扉31,32を形成し、その最上部分が夫々の格納庫33内に在る巻取軸(図示せず)に固着されて巻き取り可能になっている。正面シャッター扉32においては、その両側縁を取付柱2の柱主部21に固着した縦レール22の溝22aと左方前側支柱1の本柱11に固着した縦レール12の溝12aとにシャッター扉32の両側縁を嵌入してスライド可能であり、出入口30を閉める時は、該シャッター扉を下ろす。右側面シャッター扉31においては、その両側縁を取付柱2の柱主部21に固着した縦レール22の溝22aと右方後側支柱1の本柱11に固着した縦レール12の溝12aとにシャッター扉31の両側縁を嵌入してスライド可能であり、出入口30を閉める時は、該シャッター扉を下ろす。尚、ここでは、正面シャッター扉32の前記格納庫33は側壁3の外側に(図5)、右側面シャッター扉31の格納庫33は側壁3の内側に取付けられている(図4,図7)。図7で、符号35kはシャッター扉3dのガイド板片を示す。
本考案のオープンガレージには、さらに一のシャッター扉31が在る側壁面3dの上方固定部35(又はその上方の天井部4)に、梁部材5aと、梁部材5aの先端部51に連結具Rを介して回動自在に取着される柱部材5bとを備えたアウトリガー5が進退動自在に取付けられる。該アウトリガー5を進出させることにより、取付柱2近くから他のシャッター扉32が在る側壁面3aの前方へ梁部材5aが張り出すと共にその先端部51で柱部材5bが起立して、柱部材5bと取付柱2以外の支柱1とで天井部4を受け支えられる構成とする。
本実施形態は、図3の正面視で、一のシャッター扉31(ここでは、右側面側のシャッター扉31)が在る側壁面3dの上方固定部35に、アウトリガー5を進退動自在に取付ける。アウトリガー5を構成する梁部材5aが筒形梁部材5aであり、柱部材5bが筒形主部材55とその筒内に納まる芯材56とを備える。そして、主部材55が筒形梁部材5aの筒内に納められるようにして、これらを一のシャッター扉31が在る側壁面3d、すなわち右側面側の上方固定部35(又はその上方の天井部4)に固着した筒形収納箱BXに進退動自在に取付ける。
詳しくは、図1,図2のごとく前面側が開口の有底角筒形収納箱BXを右側壁面の上方固定部35に、その筒長方向を床面GLに水平になるよう固着する。収納箱BXの角筒径よりも一回り小さな角筒径の梁部材5aのほぼ全体が、退動して該収納箱BXに納まる一方、ここから進出可能に取付けられる。梁部材5aを進出させると、図2のごとく該梁部材5aが取付柱2近くから他のシャッター扉(ここでは、正面側シャッター扉32)が在る面3aの前方へ張り出す。張り出した後の梁部材5aの動きは、収納箱BXの前方寄りに設けた透孔BXに外側から固定ピンP1を挿入し、さらに梁部材5aの基端部寄りに所定ピッチで設けた複数の調整孔52aのうちの一つに挿着することによって制止される(図9)。図中、符号59は保持板59aにボール59bを回動自在に取着したボールローラで、梁部材5aや主部材55に取り付けて、梁部材5a,主部材55の進退動を円滑にする。
また、梁部材5aの角筒径よりも一回り小さな筒径の連結具Rの全てと柱部材5bのほぼ全体とが、退動して梁部材5aに納まる一方、ここから進出可能に取付けられる。柱部材5bは筒形主部材55とその筒内に納まる筒形芯材56と連結具Rとを具備する。主部材55の基端に設けた舌片状端部55bと連結具Rの短柱形主部R1に設けた突片R2とを支軸R3で回動自在に連結して、連結具Rを先頭に梁部材5aに連結具R,主部材55が挿置される。梁部材5aを進出させ、さらに主部材55を進出させると、図2のごとく連結具Rが梁部材5aの前方寄りに移動した後、連結具Rを梁部材5a内に残して主部材55を起立させることができる。
梁部材5a,主部材55の進出後、梁部材5a内でその前方寄りに移動した連結具Rの動きは、梁部材5aの前方寄りに設けた固定孔53に外側から固定ピンP2を挿入し、さらに連結具Rに設けた孔R0に挿着することによって制止される。また、梁部材5aの先端開口縁に開口内へ突出するストッパ582を設け、且つ該ストッパ582に係止される突起片581を連結具Rに固着して、梁部材5aからの連結具Rの脱落防止を図る。図9のように、梁部材5aに連結具Rを残して主部材55の全てが梁部材5aから略水平に引き出されると、連結具突片R2と主部材55の端部とが支軸R3によって回動自在に取り付けられていることから、主部材55がその自重で鉛直起立する。そして、芯材56がその自重で主部材55から抜け出て鉛直起立し、その突端部のブロック状脚部57が床面GLに着地する。
ここでは、さらに柱部材5bにジャッキJを組込んでおり、床面GLが傾斜していたり高さレベルが支柱1の箇所と違っていたりする場合にも、床面GLへの脚部57の着地を確実なものにする。ジャッキJは芯材56と脚部57の間に介在させている。
脚部57が床面GLに着地した後の主部材55,芯材56の動きは、図2で、主部材55の下端寄りに設けた孔に外側から固定ピンP3を挿入し、且つ芯材56の上端寄りに所定ピッチで設けた複数の調整孔561のうちの一つに挿着することによって制止される。
さらに、柱部材5bの突端5bに係止部材57e,57fを設け、正面側シャッター扉32が在る面3aの前方へ梁部材5aを張り出し、その先端部51で起立する柱部材5bの突端5bと対向する床面GL側に被係止部材E,Fを固着する。そして、被係止部材E,Fに係止部材57e,57fを係合固定させることにより、柱部材5bを安定して起立固定できるようにしている。
具体的には、柱部材5bの突端部にあたるブロック状脚部57の突端部位に、前記大型ファスナーと同形状の係止部材57eと前記丸落しと同形状の係止部材57fが取着される。一方、張り出した梁部材5aの先端部51で主部材55が起立し、両係止部材57e,57fと夫々対向する床面GL側に、側面視J字状板片からなるファスナー用被係止部材Eと、通孔Fを有する丸落し用被係止部材Fが固着される(図9)。床面GLにピット81を形成し、該ピット内に設けた固定板片Gに、ファスナー用被係止部材Eと丸落し用被係止部材Fが固着される。そして、ファスナーの係止部材57eをファスナー用被係止部材Eに、また丸落しの係止部材57fを丸落し用被係止部材Fに夫々係合固定させることによって柱部材5bを安定して起立固定できるようにしている。
本実施形態のオープンガレージは、さらに日除けテント用オーニング7を設けている。正面側シャッター扉32(他のシャッター扉)が在る側壁面3aの上方固定部35(又はその上方の天井部4)に、オーニング7の天幕71を巻き取り状態にして取付け、天幕71を外側に差し出すと共に、正面側シャッター扉32が在る側壁面3aの前方へ張り出す梁部材5aに天幕71を係止させて該側壁面前方に日除けテントを形成するようにしている。普段はカバーケース70に収納されている天幕71を外側に差し出すことにより、天幕71が図2のように前方に張り出し、正面側シャッター扉32のある面から前方へ張り出す梁部材5aの長さにまで延びて、日除けテントを形成する。符号72は天幕71の梁部材5a側にある側縁に沿わせた補強バーで、該補強バー72を介して、図示しない紐等で梁部材5aに天幕71を係止させ、オーニング7による日除けテントの安定維持が図られる。
次に、本オープンガレージの一使用方法について説明する。
本オープンガレージ内にバイク等の車Mが収納され、シャッター扉31,32が閉じた図3の状態から、自分で車Mを整備したり磨いたりしようとする場合、まず、両シャッター扉を開け(図1)、各シャッター用出入口30を全開にする(図5)。
次に、アウトリガー5を進出させ、取付柱2近くから正面側シャッター扉32が在る面3aの前方へ梁部材5aが張り出すようにする。さらに梁部材5aの先端部51で柱部材5bを抜き出し、支軸R3で回動する柱部材5bを起立させる。柱部材5bは主部材55から芯材56が抜け出て、芯材56の突端にあるブロック状脚部57が床面GL側に接地する。これと相前後して、固定ピンP1〜P3で梁部材5a,柱部材5bの動きを制止する(図2)。ジャッキJのハンドルを回しながら、床面GLとの柱部材5bの接地具合を調整し該柱部材を起立安定状態にさせる。
続いて、脚部57に固着された係止部材57e,57fを床面GL側の係止部材E,Fに係合固定させて、柱部材5bを起立固定させる(図9)。これにより、アウトリガー5と取付柱2以外の三本の支柱1とで天井部4を受け支えられるようなる。
その後、取付柱2の下側に在る止具23,24を被止具83,84から解除し、ジャッキJで柱部材5bを少し持上げて取付柱2の負荷を減らす。そして、取付柱2の上側に在る位置決めピン25を外し、且つ止具26を被止具356から解除して、取付柱2をオープンガレージから分離し取り外す。最後にジャッキJで柱部材5bを少し持上げた分を元に戻す。
かくして、オープンガレージを文字通りオープンの開放状態にし、且つガレージ周りの開き地にまで延長させて広々と使える所望のオープンガレージが出来上がる(図2)。
さらに、必要に応じて、正面側シャッター扉32が在る面3aの上方固定部35に取付けたオーニング7の天幕71を外側に差し出すと共に、正面側シャッター扉32が在る側壁面3aの前方へ張り出す梁部材5aに天幕71を係止させて該側壁面前方に日除けテントを形成する。日差しがきつくても、車Mを整備したり磨いたりできるようになる。
一方、オープンガレージを図2の状態からバイク車Mの収納用ガレージに戻す場合は、まず、オーニング7の天幕71を巻き取りカバーケース70に収納する。そして、取付柱2に在る二つの縦レールの溝22aに、対応するシャッター扉31,32の片方の側縁を嵌入すると共に、固定板351に設けた孔に位置決めピン25を挿着し、取付柱2を起立させ位置決めすると同時に、取付柱2の上部側止具26を係止固定する。取付柱2を起立させづらい場合は、ジャッキJで少し持上げる。続いて、持ち上げたジャッキJを下ろして、取付柱2下部の止具23,24を対応する被止具83,84に係止固定させ、取付柱2を含む四本の支柱1で天井部4を受け支えるようにする。
次いで、被係止部材E,Fに係合固定していたアウトリガー5の夫々の係止部材57e,57fを解除し、さらに柱部材5bを梁部材5aに納め、その梁部材5aをアウトリガー5用収納箱BXに納める。格納箱BXに設けた孔BXに固定ピンP1を挿入し、梁部材5a,柱部材5bに設けた孔5a,5bに挿着することにより、アウトリガー5を収納箱BXに収納固定する(図7)。尚、図7は収納箱BX周りを孔BXでの断面図にしている。
後は、シャッター扉31,32を下ろして出入口30を閉じる。オープンガレージがバイク車Mを保管する通常の収納ガレージになる。盗難,いたずら,汚れ等からバイク車Mを守る。
このように構成したオープンガレージは、四面3a〜3dの側壁3のうち、該取付柱2を介して隣接する二面3a,3dの側壁3にシャッター用出入口30を設けるので、シャッター扉31,32を開けると広々とする。
そして、天井部4を平面視四方角部で支える四本の支柱1のうち一の支柱1を着脱自在の取付柱2にして、アウトリガー5を進出させることにより、正面シャッター扉32が在る面3aの前方へ梁部材5aが張り出し、且つその先端部51で柱部材5bを起立させると、アウトリガー5と取付柱2以外の支柱1とで天井部4を受け支えられるので、取付柱2を取り外すことができる。普段は図1のような最小限の大きさのガレージにして、該ガレージの中にバイク等の車Mを納められる。一方、アウトリガー5を進出させることにより、正面シャッター扉32が在る面3aの前方へ梁部材5aを張り出し、その先端部51で起立する柱部材5bが取付柱2に代えて天井部4を支えるので、取付柱2をなしにでき、バイク車Mが余裕で移動可能になる。
特許文献1の発明では、バイク等の整備を行うとしても困難であったが、本考案のオープンガレージは、ガレージを形成する側壁3間の正面シャッター扉32,右側面シャッター扉31が上がって、出入口30が全開し、且つ取付柱2をなくせるので、従来、メンテナンス等の邪魔をしていたこれら全てを撤去できる。広い作業スペースSが確保されるようになり、自分で車Mを整備したり磨いたりする場合も、何の支障なく行える。図2の符号Tは整備用工具を示す。取付柱2が取り外されており、さらに正面シャッター幅に、図2の梁部材5aが張り出す長さLを乗じた面積分だけ、自由に使えるスペースが増大している。車のメンテナンス作業に使用できるスペースSが拡大しており、使い勝手が一層良好となる。このオープンスペース状態になると、庭や駐車場の一部として共用できるため、スペースに無駄がなくなる。また、バイク等の車M以外にも、ジェットスキー,ガーデニング,日曜大工,自転車等の趣味などに使う道具の保管及びそのメンテナンスにも有効となる。本実施形態の車Mはバイクを例に説明したが、ガレージを大きくすれば四輪自動車等にも適用できる。
また、梁部材5aが筒形梁部材5aであり、柱部材5bが筒形主部材55とその筒内に納まる芯材56とを備え、さらに主部材55が筒形梁部材5aの筒内に納められるようにして、これらを側面シャッター扉31が在る面3dの上方固定部35又はその上方の天井部4に固着した筒形収納箱BXに進退動自在に設けると、アウトリガー5をコンパクトに収納できる。
さらに、柱部材5bにジャッキJが組込まれると、支柱1が立設する場所と柱部材5bが立設する場所とに高低差が生じても難なく対応できる。また、ジャッキJで少し持上げることによって、図1の状態から図2の状態への切り替え作業、或いは図2の状態から図1の状態への切り替え作業を円滑になし得る。
加えて、正面シャッター扉32が在る側壁面3aの上方固定部35又はその上方の天井部4に、オーニング7を取付け、天幕71を外側に差し出すと共に、正面シャッター扉32の前方へ張り出す梁部材5aに係止させて側壁面3a前方に日除けテントを形成すると、日差しさらに多少の雨も防げるようになる。
このように、本オープンガレージは上述した数々の優れた効果を発揮し、極めて有益である。
尚、本考案においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本考案の範囲で種々変更できる。支柱1,取付柱2,側壁3,天井部4,アウトリガー5,オーニング7等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。
1 支柱
2 取付柱
3 側壁
3a〜3d 側壁面(面)
30 出入口
31 一のシャッター扉(右側面側のシャッター扉)
32 他のシャッター扉(前面側のシャッター扉)
35 上方固定部
4 天井部
5 アウトリガー
5a 梁部材
5b 柱部材
5b 突端
51 先端部
55 主部材
56 芯材
57e,57f 係止部材
7 オーニング
71 天幕
BX 収納箱
E,F 被係止部材
GL 床面
J ジャッキ

Claims (5)

  1. 天井部(4)を支える支柱(1)が平面視四方角部に立設し、これら四本の支柱(1)のうち一の支柱(1)を着脱自在の取付柱(2)にして、各支柱(1)間を塞ぐ四面(3a〜3d)の側壁(3)のうち、該取付柱(2)を介して隣接する二面(3a,3d)の側壁(3)にシャッター用出入口(30)を設けると共に、両出入口(30)に開閉自在のシャッター扉(31,32)を夫々設け、さらに一の該シャッター扉(31)が在る側壁面(3d)の上方固定部(35)又はその上方の天井部(4)に、梁部材(5a)と、該梁部材の先端部(51)に連結具(R)を介して回動自在に取着される柱部材(5b)とを備えたアウトリガー(5)を進退動自在に取付け、該アウトリガー(5)を進出させることにより、該取付柱(2)近くから他のシャッター扉(32)が在る側壁面(3a)の前方へ該梁部材(5a)が張り出すと共にその先端部(51)で該柱部材(5b)が起立して、該アウトリガー(5)と前記取付柱(2)以外の前記支柱(1)とで該天井部(4)を受け支えられるようにしたことを特徴とするオープンガレージ。
  2. 前記梁部材(5a)が筒形梁部材であり、前記柱部材(5b)が筒形主部材(55)とその筒内に納まる芯材(56)とを備え、さらに該主部材(55)が前記筒形梁部材(5a)の筒内に納められるようにして、これらを一の前記シャッター扉(31)が在る側壁面(3d)の上方固定部(35)又はその上方の天井部(4)に固着した筒形収納箱(BX)に進退動自在に設ける請求項1記載のオープンガレージ。
  3. 前記柱部材(5b)にジャッキ(J)が組込まれた請求項2記載のオープンガレージ。
  4. 前記他のシャッター扉(32)が在る側壁面(3a)の上方固定部(35)又はその上方の天井部(4)に、オーニング(7)の天幕(71)を巻き取り状態にして取付け、該天幕(71)を外側に差し出すと共に、他のシャッター扉(32)が在る側壁面(3a)の前方へ張り出す前記梁部材(5a)に係止させて、該側壁面(3a)前方に日除けテントを形成するようにした請求項1乃至3のいずれか1項に記載のオープンガレージ。
  5. 前記柱部材(5b)の突端(5b1)に係止部材(57e,57f)を設ける一方、他のシャッター扉(32)が在る側壁面(3a)の前方へ前記梁部材(5a)を張り出すと共にその先端部(51)で起立する前記柱部材(5b)の突端(5b1)と対向する床面(GL)側に被係止部材(E,F)を固着し、該被係止部材(E,F)に前記係止部材(57e,57f)を係合固定させることにより、該柱部材(5b)を起立固定できるようにした請求項4記載のオープンガレージ。
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