JP3171625B2 - トラカール装置 - Google Patents

トラカール装置

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JP3171625B2 JP33057091A JP33057091A JP3171625B2 JP 3171625 B2 JP3171625 B2 JP 3171625B2 JP 33057091 A JP33057091 A JP 33057091A JP 33057091 A JP33057091 A JP 33057091A JP 3171625 B2 JP3171625 B2 JP 3171625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラカール内針を体表
面に押し当てて穿刺してトラカール外套管を体腔内に挿
入するトラカール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラカール装置の内針は、金属
製であり、その鋭利な先端部を腹腔部の体表面に押し当
てて穿刺するようになっている。また、実開昭56−1
66006号公報において、トラカール内針の尖った最
先端に高周波電極を設けて穿刺するものも提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トラカール内針は、いずれもその鋭利な先端の刃を体表
面に押し付けて穿刺しながら比較的強い力で押し込むた
め、穿刺貫通後に勢いが余って奥深くまで差し込んで体
腔内臓器まで穿刺してしまうことがないように、術者に
は高度の熟練と注意力が求められるものであった。
【0004】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、軽い力で容易に穿刺する
ことが可能で安全に穿刺作業を行うことができるトラカ
ール装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために本
発明は、トラカール外套管とトラカール内針を有したト
ラカール装置において、前記トラカール内針は、透光性
のある穿刺用先端チップを有し、その先端チップを通じ
ての少なくとも明るさを観察する内視鏡と前記先端チッ
プに切開用レーザ光を供給するレーザガイドを組み込ん
だトラカール装置である。
【0006】
【作用】先端チップにレーザ光を供給するため、その先
端チップには切開能力が生じる。このため、先端チップ
の先端を体表面に軽く当てるだけで穿刺できる。また、
先端チップを通じて明るさを観察する内視鏡からの明る
さ信号の大小によって前記レーザ光の出射を制御できる
ため、不必要にレーザ光を出射することを防止し、安全
性を確保できる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1はそのトラカール装置の概略的な外観を示して
いる。このトラカール装置は、トラカール外套管1と、
この内部に挿入されて固定されるトラカール内針2とを
有している。トラカール外套管1の手元側端部3には、
トラカール内針2やその他の挿入部材を挿通する際に開
き、それらを抜き取るときに閉じる開閉弁の操作釦4が
設けられている。さらに、トラカール外套管1の手元側
端部には、体腔内に流体を給排するための口金5とコッ
ク6が設けられている。
【0008】トラカール内針2は、トラカール外套管1
の内部に挿通される内針外筒7を有してなり、この内針
外筒7の先端には、尖鋭な先端とした三角錐形状の穿刺
用先端チップ8が取着固定されており、この先端チップ
8は、耐熱性のある光学材料、例えばサファイアで作ら
れている。さらに、先端チップ8の稜線には、熱吸収性
の材料をコーティングして薄い膜状に形成した熱吸収部
9を形成している。この熱吸収部9はその先端チップ8
の先端から稜線の全長にわたり形成されている。
【0009】さらに、内針外筒7の内部にはその中央に
位置して硬性鏡(内視鏡)10の光学視管11が配設さ
れ、この光学視管11の回りには、レーザ光を導く複数
のレーザガイド12が配設されている。内針外筒6の手
元側端部13は、前記トラカール外套管1の手元側端部
3に装着リング14を利用して着脱自在に取り付けられ
る。内針外筒6の手元側端部13には、前記複数のレー
ザガイド12に接続されるレーザファイバコード15が
接続されている。このレーザファイバコード15は、図
2で示すようにレーザ装置16の出力端に接続される。
【0010】硬性鏡10の手元部17には、ライトガイ
ドケーブル接続用コネクタ18が設けられており、その
手元部17の接眼部には、TVカメラアダプタ19を介
してTVカメラ20が着脱自在に接続されている。TV
カメラ20は信号ケーブル21を通じて図2で示すカメ
ラコントロールユニット22に接続される。カメラコン
トロールユニット22は、硬性鏡10を通じてTVカメ
ラ20で得た明るさ信号を前記レーザ装置16に送り、
レーザ装置16はその信号に応じて発振動作を制御す
る。また、カメラコントロールユニット22からの映像
信号を受けてTVモニタ23に観察する映像を写し出す
ようになっている。
【0011】次に、このトラカール装置の作用を説明す
る。トラカール外套管1にトラカール内針2を挿入した
装着状態において、レーザ装置16からレーザファイバ
コード15及びレーザガイド12を通じてレーザ光を送
り込み、穿刺用先端チップ8に入射する。先端チップ8
に入射したレーザ光は、その先端チップ8の稜線に設け
た熱吸収部9を発熱させる。この状態で先端チップ8の
先端を患者の腹腔の体表面に軽く押し当てると、発熱し
た熱吸収部9の切開作用によって切開しながら穿刺する
ことができる。
【0012】この際、内針外筒7の内部に装着されてい
る光学視管11を通じて硬性鏡10は明るさを観察して
いる。そして、これはTVモニタ23に写し出されると
ともに、その明るさ信号はレーザ装置16に逐次伝送さ
れている。そして、先端チップ8の先端が患者の体表面
を貫通していないときには、先端チップ8の外表面部分
で硬性鏡10から出射する照明光(照診光)が反射して
明るいレベルにあるが、先端チップ8の先端が患者の体
表面を貫通して腹腔内に臨むと、照明光がその腹腔内へ
抜けるため、明さが減少する。このように明るさが減少
したことによりTVモニタ23に写し出される明るさに
より術者は貫通したことが知ることができる。また、こ
のときの信号によってレーザ装置16は先端チップ8の
先端が体表面を貫通したとしてレーザ光の発振を停止
し、自動的にレーザ光の照射を止め、不必要なレーザ光
の照射を止めることができる。
【0013】なお、本発明は前記実施例のものに限定さ
れるものではない。例えば穿刺用先端チップの形状が三
角錐形状のものでなく、他の角錐形状または円錐形状の
ものであってもよいとともに、熱吸収部を形成するのに
熱吸収性の材料をコーティングする他、熱吸収性の材料
を埋め込んだり、熱吸収性の材料を付設することなく、
その先端チップ自体を加熱させるようにしたものであっ
てもよい。
【0014】一方、図5は従来一般的に使用されてきた
トラカール装置のトラカール針の改良を示すものであ
る。トラカール装置のトラカール針30は、先細り形状
としてなる錐形の先端部31を形成してなり、その先端
部31のテーパ面32上には、そのトラカール針30内
に配設した複数のライトガイド(ファイバ)33の各出
射先端34が、図5の(b)で示すように比較的分散し
て配置している。各出射先端34はその先端部31のテ
ーパ面32上に面一に滑らかな状態で一体的に設けられ
ている。また、ライトガイド33の基端はトラカール針
30の基部35に設けた口金36に導かれていて、その
口金36に接続するライトガイドケーブル37に接続さ
れるようになっている。このライトガイドケーブル37
は取付けリング38により口金36に着脱自在に接続さ
れる。なお、ライトガイドケーブル37はレーザ出力装
置39に接続される。
【0015】しかして、このトラカール針30をトラカ
ール外套管に挿入して装着し、体表壁に穿刺する場合、
各ライトガイド33を通じて穿刺用先端部31のテーパ
面32からレーザ光を出射し、その熱で切開作用を促進
する。したがって、強く押し込むことなく、軽く当てる
だけで穿刺することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ーザ光を利用して穿刺するため、体表面にトラカール内
針の先端チップを軽く当てるだけで容易に穿刺すること
ができ、強い押込む力を加える必要がないので、勢い余
って深く入り過ぎて内臓を傷付けるような事態を防止
し、安全な穿刺作業を行うことができる。さらに、その
穿刺用先端チップを通じて明るさを内視鏡で観察してそ
の明るさ信号の大小によって前記レーザ光の出射を制御
できるため、不必要にレーザ光を出射することを防止
し、安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトラカール装置の斜視
図。
【図2】本発明の一実施例に係るトラカール装置のシス
テムの構成図。
【図3】前記トラカール装置の先端部付近の断面図。
【図4】前記トラカール装置のトラカール内針の先端部
付近の斜視図。
【図5】トラカール内針を示す説明図。
【符号の説明】
1…トラカール外套管、2…トラカール内針、8…先端
チップ、9…熱吸収部、10…硬性鏡(内視鏡)、11
…光学視管、12…レーザガイド、16…レーザ装置、
20…TVカメラ、22…カメラコントロールユニッ
ト、23…TVモニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉本 聖治 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 萩野 忠夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−166006(JP,U) 特公 平4−2048(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 18/20 A61M 25/00 420

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラカール外套管とトラカール内針を有
    したトラカール装置において、前記トラカール内針は、
    透光性のある穿刺用先端チップを有し、その先端チップ
    を通じての少なくとも明るさを観察する内視鏡と前記先
    端チップに切開用レーザ光を供給するレーザガイドを組
    み込んだことを特徴とするトラカール装置。
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