JPH04343840A - 医療用縫合糸挿入装置 - Google Patents

医療用縫合糸挿入装置

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JPH04343840A
JPH04343840A JP3306949A JP30694991A JPH04343840A JP H04343840 A JPH04343840 A JP H04343840A JP 3306949 A JP3306949 A JP 3306949A JP 30694991 A JP30694991 A JP 30694991A JP H04343840 A JPH04343840 A JP H04343840A
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suture
insertion device
optical fiber
tissue
laser
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JP3306949A
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Pamela Richardson Margaret
マーガレット パメラ リチャードスン
Philip Richardson
フィリップ リチャードスン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は患者の組織内に縫合糸を
挿入するための技術(装置と方法)に関するものである
【0002】
【従来の技術】内科および外科における共通の処置は、
患者の組織内に縫合糸を挿入することであり、たとえば
、外科においては、縫合糸付きの鋭利な針を用いて縫合
することにより傷が閉じられる。
【0003】このような場合、硬い組織に針を通す必要
がしばしば生じ、そのために、針は硬くかつ先端が鋭く
尖っていなければならない。それでも、医療施術者は、
針を組織へ思いどおりに刺し通すのにしばしば苦労する
。針に力をこめると、患者に烈傷、出血、外傷などを与
えることが多々あり、医療従事者が針による刺し傷を被
ることも時々ある。針の刺し傷は、医療従事者から患者
へ、あるいは、その逆への感染原因と一つとして指摘さ
れている。
【0004】外科において、ある種の処置のために、た
とえば、組織を切除ないし破壊し、あるいは、血管組織
を焼灼するためのメスまたはプローブとして、レーザを
使用することは周知である。
【0005】医療の分野においては、光ファイバ技術も
よく理解されており、内視検査法における光ファイバ技
術の利用は、日常的なものとなっている。現在では、針
を用いず、レーザエネルギを用いて患者の組織にパイロ
ット孔を形成することにより、組織への縫合糸の刺し通
しを容易に行なうことのできる方法および装置が開発さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】医療用の縫合糸を患者
の組織内に挿入するとき、患者および施術者の安全性が
確保できること、操作性がよいこと、誤動作しないこと
、構成が簡潔で耐久性があること、経済的であることが
要求されている。しかし、現状の装置では、レーザエネ
ルギを用いて患者の組織にパイロット孔を形成する処置
、組織内へ縫合糸を挿入する処置が別々に行われており
、先の要求を満たす上で技術的に改善しなければならな
い課題が多く残されている。
【0007】本発明はこのような技術的課題に鑑み、既
述の要求をできるだけ多く満たすことのできる医療用縫
合糸挿入装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る医療用縫合
糸挿入装置の場合、所期の目的を達成するため、縫合糸
と、該縫合糸の内面に沿ってレーザ放射を伝送するため
の手段と、前記レーザ放射が患者の組織を貫通すること
ができるように、該伝送手段を介してそのレーザ放射を
前記縫合糸のリード端部へ供給するためのレーザ光源と
、前記縫合糸のリード端部の操作を可能にするための手
段とを含んでいることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明によるときは、患者の組織
にパイロット孔を形成するために、レーザ放射を組織表
面に指向させ、続いて、そのパイロット孔に縫合糸を挿
入することを特徴とする医療用縫合糸挿入方法が提供さ
れる。この方法は、望ましくは、先に述べた装置を用い
て行なわれる。
【0010】
【作用】本発明に係る装置、方法の技術的事項の詳細に
ついては、以下に述べるとおりである。
【0011】レーザ光源は、典型的には、近赤外線域の
波長をもつYAG(イットリウムアルミニウムガーネッ
ト)またはアルゴン型であり、あるいは、適当な導波路
を用いるときは炭酸ガス型である。
【0012】レーザ放射の伝送手段は、典型的には、単
数または複数の光ファイバ、あるいは、これと同様の導
波路である。このような光ファイバは、光ファイバ端部
と組織との間に小さなエアギャップを形成するために、
組織と接触している縫合糸の先端から少し距離をおいて
終端しているのが望ましい。これは、光ファイバの端部
をクリーンにし、かつ、組織から離れた状態に保持して
光ファイバ端部が過熱するのを防止するためである。さ
らに、単数または複数の光ファイバは、縫合糸の中に入
れられ、かつ、全内部反射が可能となるように、フレキ
シブルなクラッドで覆われていることが望ましい。さら
に、望ましくは、単数または複数の光ファイバは、たと
えば、ポリブチロラクトン(polybutyrola
ctone) 、または、「Novafil」の商品名
で市販されているポリブトエステル(polybute
ster)のごときフレキシブルなシースで外装されて
いることである。さらに、縫合糸中の光ファイバは、レ
ーザ光源と反対側のターミナル点において、たとえば、
その端面を凸面とすることによりデフォーカス(焦点は
ずれ)されていることが望ましく、このようにして焦点
がぼかされると、縫合糸の前方の短い距離の間でレーザ
ビームが無害になる。これは、医療従事者および患者を
不意の集中レーザエネルギから保護するためである。
【0013】さらに、縫合糸のシースは、組織中に形成
されたパイロット孔を通して縫合糸の端部を操作できる
ように、かつ、操作中における機器の損傷から光ファイ
バを保護できるようにするため、そのリード端部の長さ
方向にわたり、硬くされているのがよく、典型的には、
縫合糸のシースは、より硬質の材料、たとえば、ポリプ
ロピレンで硬くされる。
【0014】使用に際して、硬くされた縫合糸の端部は
、糸が刺し通される組織に、通常の手段で適用される。 レーザ光源が医療施術者の制御下において作動されて、
たとえば、赤外帯域にあるレーザエネルギは、縫合糸の
中の光ファイバを高強度で通る。光ファイバ端面の凸面
(またはこれに類した他の手段)でデフォーカスされる
レーザエネルギは、縫合糸の硬くされた端部の前方わず
かの距離のところにある組織を、比較的小さい面積にわ
たって蒸発させる。その効果として、縫合糸の硬くされ
た端部を容易に挿入することのできるパイロット孔が組
織中につくられる。第二の効果として、レーザによりパ
イロット孔の側面が焼灼されるために、出血、烈傷、外
傷などが少なくなる。
【0015】さらなる実施態様として、縫合糸は、レー
ザ光源から手術エプロンにクリップすることのできる接
続ターミナルまでの間に、「光ファイバまたは他の光伝
送系の使い捨てされない部分」が設けられると、硬くさ
れた端部は、これを一回使用の使い捨てにすることがで
きる。縫合糸の一回使用部分は、使用前に接続ターミナ
ルに差しこまれる。
【0016】さらなる実施態様として、縫合糸の硬くさ
れた端部が組織から出てくる刺し通し点近くにおいて、
医療施術者がその端部の位置を視認することができるよ
うにするため、通常の可視領域の光をレーザ赤外光と混
合することもできる。
【0017】さらに、変形例として、硬くされた縫合糸
の端部に入射する可視光をレーザ光源内でテストし、検
出することができる。硬くされた縫合糸の端部を経て光
ファイバに入射した可視光が検出されたときにレーザが
動作されるないようにするため、電子インタロックを備
えることもできる。その効果として、縫合糸の硬くされ
た端部が組織に触れていないときに、あるいは、組織に
没入していないときに、レーザが動作されるのを防止す
ることができる。光検出系の損傷を防ぐためにパルスレ
ーザを用いることが要求され、この場合では、レーザパ
ルスの動作中、電子インタロックを動作しない状態とし
て、光検出系を保護する。
【0018】使用時の安全性をさらに高め、かつ、医療
施術者へフィードバックさせるために、レーザ使用を示
す音声指示手段を備えることもできる。代替ないし付加
的なフィードバック機構は、レーザ光源からの可視光が
透過することのできる透明シース(たとえば、ポリブチ
ロラクトン)を縫合糸に施すことにより提供される。可
視光は、光ファイバのコアを通るレーザエネルギに比例
させてパルス化することも可能であり、この場合、医療
施術者は、周辺観察力を用いてみることにより、使用中
のレーザ強度について視覚のフィードバックを得ること
ができる。
【0019】本発明のさらなる実施態様として、パルス
化した白色光(レーザでない)を、レーザ光のパルス間
に入射させることもできる。光ファイバにより伝送され
て縫合糸の硬くされた端部を出る可視光は、先行のレー
ザパルスにより形成されたパイロット孔の小さな部分を
照らす。
【0020】パイロット孔の表面からの反射光は光ファ
イバを逆方向に伝わることがあり、レーザ光源側にある
光ファイバ端部において、その周波数を検出させること
ができる。この構成の目的は、正常な帯血組、たとえば
、筋肉組織を縫合糸の硬くされた端部が通過することで
得られる赤みがかった光を検出し、そして、特に、白色
流体または組織を見分けることにある。これは、主とし
て、白色組織である脊髄を損傷するまで針などを深く脊
柱に刺しこむ危険性のある脊髄穿刺のごとく、医療装置
が引き起こす一部の処置とって重要となるであろう。 レーザ光源と連動したこのようなセンサ装置の使用によ
り、上記のごとき危険を回避することができる。
【0021】
【実施例】本発明に係る医療用縫合糸挿入装置の一実施
例について、図面を参照して説明する。
【0022】図1を参照すると、これには、電源1a、
レーザ光源1b、および、光カップリング1cを含むレ
ーザユニット1を備え、クラッド型光ファイバまたは光
伝送系2の「使い捨てされない使用部」が接続された装
置が示されている。接続ターミナル3は、光伝送系2を
一回使用の使い捨て縫合糸4に結合する。縫合糸4は、
フレキシブルなクラッドおよびシースで覆われた光ファ
イバよりなり、使用前に、接続ターミナル3に差しこま
れる。縫合糸4のリード端部において、シース5は、縫
合糸4を組織に通す際の操作を容易にするため、硬くさ
れている。
【0023】図2を参照すると、これには、レーザユニ
ット1からのレーザ光を伝送するための光ファイバ6を
含む縫合糸4が拡大されて示されている。光ファイバ6
より出射されたデフォーカス(焦点はずれ)のレーザ放
射7は、組織8の中に、わずかの距離しか貫通すること
ができない。光ファイバ6は、その中における全内部反
射が確保できるように、フレキシブルなクラッド9によ
り被覆されており、クラッド9自体も、縫合糸4の所要
の取り扱いを適切にするため、シース5で被覆されてい
る。光ファイバ6は、これを使用時の損傷から保護する
ために、エアギャップ10により、組織8から隔てられ
るようになっている。縫合糸4が組織8を通過するとき
、これにより生じるパイロット孔の側面11は、デフォ
ーカスされたレーザ放射7により焼灼される。
【0024】図3は、クラッドおよびシース5で囲まれ
た縫合糸4の構成を示している。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る医療用縫合糸挿入装置は、
縫合糸、レーザ放射の伝送手段、レーザ光源、縫合糸の
操作手段を含んで構成されているから、縫合糸の内面に
沿ってレーザ放射を伝送すること、レーザ放射を縫合糸
のリード端部へ供給して患者の組織を貫通すること、縫
合糸のリード端部の操作することが可能となり、組織に
パイロット孔を形成しつつ、これと同時に縫合糸を組織
内へ挿入し、組織をも焼灼することができる。したがっ
て、使用に際して患者、施術者の安全性をはかり、装置
については、操作性、誤動作の防止、簡潔化、耐久性、
経済性などを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を略示した構成図である
【図2】本発明装置において使用される縫合糸が組織を
通過している状態を示した拡大縦断面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う横断面図である。
【符号の説明】
1    レーザユニット 1a  電源 1b  レーザ光源 1c  光カップリング 2    光伝送系 3    接続ターミナル 4    縫合糸 5    シース 6    光ファイバ 7    レーザ放射 8    組織 9    クラッド 10    エアギャップ 11    パイロット孔の側面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  縫合糸と、該縫合糸の内面に沿ってレ
    ーザ放射を伝送するための手段と、前記レーザ放射が患
    者の組織を貫通できるように、該伝送手段を介してレー
    ザ放射を前記縫合糸のリード端部へ供給するためのレー
    ザ光源と、前記縫合糸のリード端部の操作を可能にする
    ための手段とを含んでいることを特徴とする医療用縫合
    糸挿入装置。
  2. 【請求項2】  レーザ放射が近赤外域の波長を有し、
    望ましくは、可視光と混合されている請求項1記載の医
    療用縫合糸挿入装置。
  3. 【請求項3】  伝送手段が少なくとも一本の光ファイ
    バからなり、該光ファイバは、望ましくは、光ファイバ
    端部と組織との間に小さなエアギャップが形成されるよ
    うに、縫合糸の組織接触端から少し離れた位置で終端す
    る請求項1または2記載の医療用縫合糸挿入装置。
  4. 【請求項4】  光ファイバが縫合糸の中に入れられて
    おり、かつ、全内部反射が可能となるように、フレキシ
    ブルなクラッドで覆われている請求項2記載の医療用縫
    合糸挿入装置。
  5. 【請求項5】  光ファイバが、たとえば、ポリブリロ
    ラクトンのごときフレキシブルなシースで外装されてい
    る請求項3または4記載の医療用縫合糸挿入装置。
  6. 【請求項6】  縫合糸中の光ファイバが、レーザ光源
    側とは反対の端部においてデフォーカスされている請求
    項3ないし5いずれかに記載の医療用縫合糸挿入装置。
  7. 【請求項7】  縫合糸のシースが、その上に備えられ
    たポリプロピレンのようなより硬質の材料で硬くされて
    いる請求項1ないし6いずれかに記載の医療用縫合糸挿
    入装置。
  8. 【請求項8】  レーザ光源から接続ターミナルまでの
    間に光ファイバリード用の「使い捨てされない使用部」
    を有し、望ましくは、該接続ターミナルに差しこまれる
    「縫合糸の一回使用部」が備えられている請求項1ない
    し7いずれかに記載の医療用縫合糸挿入装置。
  9. 【請求項9】  リード端部から光ファイバに入射した
    可視光が検出されたときにレーザが動作されるのを防ぐ
    電子インタロックが備えられ、レーザ放射光源が、望ま
    しくは、レーザ光をパルス化するための手段を備えてい
    る請求項1ないし8いずれかに記載の医療用縫合糸挿入
    装置。
  10. 【請求項10】  レーザ光源からの可視光が通ること
    のできる透明シースが縫合糸の上に備えられている請求
    項1ないし9いずれかに記載の医療用縫合糸挿入装置。
JP3306949A 1990-10-26 1991-10-26 医療用縫合糸挿入装置 Pending JPH04343840A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9023341.2 1990-10-26
GB9023341A GB2249029A (en) 1990-10-26 1990-10-26 Surgical apparatus for laser suture insertion

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04343840A true JPH04343840A (ja) 1992-11-30

Family

ID=10684408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3306949A Pending JPH04343840A (ja) 1990-10-26 1991-10-26 医療用縫合糸挿入装置

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EP (1) EP0482960A1 (ja)
JP (1) JPH04343840A (ja)
AU (1) AU8678591A (ja)
GB (1) GB2249029A (ja)

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GB9023341D0 (en) 1990-12-05
GB2249029A (en) 1992-04-29
AU8678591A (en) 1992-04-30
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