JP2023043328A - 眼内内視鏡 - Google Patents

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憲昭 金澤
Kensho Kanazawa
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Abstract

【課題】手術時の術者の負担を軽減することが可能な眼内内視鏡を提供する。【解決手段】眼内内視鏡10は、内部に収容される観察光学系20を含む管状の挿入部11と、挿入部11に接続する接続面14aを有する先端部14を含み、挿入部11よりも太い棒状の基部12とを備える。挿入部11は眼球30の直径EDの1/5~2/3の長さを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、眼内内視鏡に関する。
眼内内視鏡(Ophthalmic Endoscope)は、網膜等の眼底組織を観察する内視鏡である。眼内内視鏡は、対物レンズ及び光ファイバ束を含む観察光学系を収容した挿入部と、挿入部を支持すると共に術者等の操作者によって把持される基部とを備えている。挿入部は、20G(直径0.9mm、Gは眼内内視鏡での呼称)程度の細い管(中空針)であり、眼球内に挿入される。眼球内の患部から反射した光は、挿入部の先端から観察光学系に入射する。観察光学系を進行した光は、コントローラ等に内蔵された撮像素子によって受光され、種々の処理を経て観察像としてモニタに表示される(特許文献1参照)。
特開平10-328126号公報
眼内内視鏡を用いた眼科手術では、術者が、一方の手で眼内内視鏡を握りつつ、他方の手でカッター等の処置器具を操作することが多い。従って、術者は視野の確保と処置器具の操作を同時に行う必要があり、負担が非常に大きい。
本発明はこのような事情を鑑みて成されたものであり、手術時の術者の負担を軽減することが可能な眼内内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る眼内内視鏡は、内部に収容される観察光学系を含む管状の挿入部と、挿入部に接続する接続面を有する先端部を含み、挿入部よりも太い棒状の基部と、を備え、 挿入部は眼球の直径の1/5~2/3の長さを有する。
挿入部の長さと作動距離の和は、15mmから25mmまでの何れかの値に設定されていてもよい。先端部は、挿入部に向けて細くなるテーパ形状を有してよく、接続面は、挿入部の延伸方向と直交する平坦面として形成されていてもよい。
本発明によれば、手術時の術者の負担を軽減することが可能な眼内内視鏡を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る眼内内視鏡の側面図である。 本発明の一実施形態に係る挿入部を示す図であり、(a)は図1中のIIA-IIA断面図、(b)は挿入部の先端部を示す図である。 (a)は従来の眼内内視鏡を眼球に挿入した状態を示す図、(b)は本実施形態に係る眼内内視鏡を眼球に挿入した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る眼内内視鏡を眼球に挿入したときの基部周辺の拡大図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。本実施形態に係る眼内内視鏡10は、人間の眼球30(図3参照)に挿入され、網膜等の眼底組織を観察するために用いられる。
図1は、本発明の一実施形態に係る眼内内視鏡10の側面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る挿入部11を示す図であり、図2(a)は図1中のIIA-IIA断面図、(b)は挿入部11の先端部13を示す図である。
図1に示すように、眼内内視鏡10は、挿入部11と、基部12とを備える。挿入部11と基部12は、何れも軸Xに沿って延伸するともに、当該軸Xに沿って並んでいる。挿入部11は、眼球30(図3参照)に挿入される管状の形状を有し、その外形を規定する外装管(外皮)17を含む。
外装管17は中空の菅状部材であり、その内部に後述の観察光学系20等を収容する。外装管17の外径は、例えば0.4mm~0.9mm(即ち27G~20G)である。本実施形態に係る外装管17は、ステンレス鋼又はチタン等の金属で構成される。ただし、外装管17の材料は、硬質プラスチック、金属、またはそれらの複合材料でもよい。
挿入部11は眼球30の直径EDの1/5~2/3の長さL1を有する。この長さは軸Xに沿った長さであり、外部空間に露出した外装管17の長さに実質的に等しい。眼球30の直径EDは、例えば成人の場合は23mm~24mmと言われている。従って、この場合の挿入部11の長さは概ね5mm~15mmに設定される。
挿入部11は、外装管17の内部に収容される観察光学系20を備える。図2に示すように、観察光学系20は、対物レンズ21と、光ファイバ束22とを含む。対物レンズ21は、挿入部11の先端部13に取り付けられ、観察対象からの反射光を光ファイバ束22に集光すると共に観測窓として機能する。対物レンズ21は、例えば、GRINレンズ(GRadient Index Lens)、球面レンズ、非球面レンズである。対物レンズ21の焦点距離は、挿入部11を眼球に挿入した状態で、眼底組織の像が得られる(即ち眼底観察が可能な)値に設定される。例えば、焦点距離は、挿入部11の長さL1と眼内内視鏡10の作動距離WD(観察深度)の和が、15mmから25mmまでの何れかの値となるように設定されてもよい。例えば、焦点距離は6mm~15mmに設定される。なお、作動距離とは、眼内内視鏡10(観察光学系20)が観測対象に焦点を結んだとき(ピントを合わせたとき)の、対物レンズ21の最前部(即ち挿入部11の先端)から当該観察対象までの最短距離である。なお、対物レンズ21に対して作動距離の位置よりも遠方に位置する物体についても、ボケは生じるものの観察は可能である。
観察光学系20の光ファイバ束22は、例えば数千本の光ファイバ23によって構成され、略円形の断面を有する。光ファイバ束22は、対物レンズ21によって集光された光を観察像のイメージングシステム(不図示)に伝送する。
挿入部11は、外装管17の内部に収容される照明光学系25を備えてもよい。観察光学系20と同じく、照明光学系25も多数の光ファイバ27を含む光ファイバ束26によって構成される。照明光学系25の光ファイバ束26は、その中央部を切り欠いた扇形の断面を有し、外装管17の内周壁に沿って、当該内周壁と観察光学系20の光ファイバ束22との間に設けられる。観察光学系20は、光源(不図示)の光を伝送し、観察領域に照射する。
基部12は、挿入部11よりも太い棒状部材であり、挿入部11を支持すると共に術者によって把持される把持部として機能する。基部12は、上述した観察光学系20の光ファイバ束22及び照明光学系25の光ファイバ束26を収容すると共に、これらを後部15に接続されるコード16に導く。コード16は、イメージングシステム(不図示)と光源装置(不図示)に接続する。
軸Xに沿った基部12の長さL2は、例えば40mm~60mmである。また、基部12の直径は、例えば5mm~15mmである。なお、本実施形態に係る基部12は、硬質プラスチックで構成される。ただし、基部12の材質は、ステンレス鋼等の金属、当該金属と硬質プラスチックの複合材料でもよい。
挿入部11を支持する基部12の先端部14は、挿入部11に向けて細くなるテーパ形状を有してもよい。また、基部12の先端部14は、挿入部11に接続する接続面14aを有する(図4参照)。接続面14aは、眼球30に装着されるトロッカー(トロカール、trocar)40の外面43に接触可能な面である。この接続面14aは、挿入部11の延伸方向と直交する平坦面として形成されてもよい。
図3(a)は従来の眼内内視鏡100を眼球30に挿入した状態を示す図、図3(b)は本実施形態に係る眼内内視鏡10を眼球30に挿入した状態を示す図である。図4は、本発明の一実施形態に係る眼内内視鏡10を眼球30に挿入したときの基部12周辺の拡大図である。
眼内内視鏡等の医療器具を眼球30内に挿入する場合、一般的な準備工程として眼球30の表面にトロッカー40が装着される。トロッカー40は、眼球に挿入される医療器具の挿入位置、挿入方向及び姿勢等を規制(案内)すると共に、医療器具の操作に伴う傷の拡大を防止する器具である。図4に示すように、トロッカー40は、眼球30に挿入されるシャフト41と、シャフト41の一端に接続、或いは、シャフト41と一体に形成されたタブ42とを備えている。タブ42は、術者に把持される部分であると共にシャフト41の過度の挿入を防止する部分である。従って、タブ42は、シャフト41よりも直径の大きい円盤状又は円筒状の形状を有し、少なくとも1mm程度の厚みTを有している。また、トロッカー40には、医療器具の挿入部が挿入される微小な挿通孔44が形成されている。挿通孔44はタブ42の外面43からシャフト41の先端までトロッカー40を貫通している。眼内内視鏡10の挿入部11は、トロッカー40が眼球30に装着された後、トロッカー40の挿通孔44を介して眼球30内に挿入される。
従来の眼内内視鏡100の挿入部111の長さは、眼球30の直径よりも大きい。また、眼内内視鏡100の作動距離WDは、5mm程度またはそれ以下に設定されている。従って、図3(a)に示すように、挿入部111を作動距離WDに達する位置まで眼球30に挿入しても、眼球30に挿入しきれなかった挿入部111の一部が眼球30の外側に露出する。換言すれば、挿入する必要のない挿入部111の一部が眼球30の外側に留まる。一方、術者は眼内内視鏡100を把持し、焦点を結んだ状態の眼内内視鏡100の位置及び姿勢を維持する必要がある。このとき、眼球30の外側に露出していた部分を更に眼球30内に不用意に挿入してしまうと、眼底等を傷つける可能性が高まるため、術者の負担は非常に大きい。
一方、本実施形態の眼内内視鏡10の挿入部11の長さL1は、眼球30の直径EDの1/5~2/3に設定されている。従って、本実施形態によれば、挿入部11の先端が眼底に接触することが物理的に防止された状態で、眼底等の観察が可能となる。つまり、眼底等の損傷の発生を極力回避することができるため、術者の負担は大幅に軽減される。視覚的にも、眼内内視鏡10の挿入部11は、従来の挿入部111よりも短いことが認識できる。この観点からも、術者の負担を軽減できる。
また、挿入部11から観察対象までの距離(間隔)が、従来の距離(即ち最長で5mm程度)よりも長くなるため、観察領域が拡大すると共に、眼内内視鏡10と他の医療器具と互いの干渉が抑制される。例えば、カッターの挿入及び操作が容易になる。
また、挿入部11の長さL1と作動距離WDの和が、15mmから25mmまでの何れかの値に設定される。換言すれば、作動距離WDは、トロッカー40のタブ42の厚さTと眼球30の直径EDの和と、挿入部11の長さとの差以下に設定される。この場合、トロッカー40を装着した眼球30内に、挿通孔44を介して挿入部11を十分に(完全に)深く挿入した状態でも、眼底組織の観察が可能となる。
また、基部12の先端部14がテーパ形状を有し、且つ、先端部14の接続面14aが上述の平坦面として形成されている場合、挿入部11を眼球30内に十分に深く挿入すると、接続面14aがトロッカー40の外面43に接触(当接)する。このとき、接続面14aは外面43に面接触するため、挿入後の眼内内視鏡10の姿勢が安定する。従って、眼内内視鏡10の操作における術者の負担は更に軽減する。
なお、本開示は上述の実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
10…眼内内視鏡、11…挿入部、12…基部、13…先端部、14…先端部、14a…接続面、15…後部、16…コード、17…外装管(外皮)、20…観察光学系、21…対物レンズ、22…光ファイバ束、23…光ファイバ、25…照明光学系、26…光ファイバ束、27…光ファイバ、30…眼球、40…トロッカー、41…シャフト、42…タブ、43…外面、44…挿通孔、100…眼内内視鏡、111…挿入部、ED…直径、WD…作動距離、X…軸

Claims (3)

  1. 眼内内視鏡であって、
    内部に収容される観察光学系を含む管状の挿入部と、
    前記挿入部に接続する接続面を有する先端部を含み、前記挿入部よりも太い棒状の基部と、
    を備え、
    前記挿入部は眼球の直径の1/5~2/3の長さを有する
    眼内内視鏡。
  2. 前記挿入部の前記長さと作動距離の和は、15mmから25mmまでの何れかの値に設定されている請求項1に記載の眼内内視鏡。
  3. 前記先端部は、前記挿入部に向けて細くなるテーパ形状を有し、
    前記接続面は、前記挿入部の延伸方向と直交する平坦面として形成されている請求項1又は2に記載の眼内内視鏡。
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