JP3171620B2 - ツール保持装置 - Google Patents

ツール保持装置

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JP3171620B2
JP3171620B2 JP30464891A JP30464891A JP3171620B2 JP 3171620 B2 JP3171620 B2 JP 3171620B2 JP 30464891 A JP30464891 A JP 30464891A JP 30464891 A JP30464891 A JP 30464891A JP 3171620 B2 JP3171620 B2 JP 3171620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ツールマガジンとツ
ール交換装置との間でツールを挾持したり、あるいは解
放したりするツール保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているタレットパンチプ
レスは、パンチを着脱交換自在に支承した回転自在な上
部タレットと、上記パンチと協働して板材の加工を行な
うダイを着脱自在に支承した回転自在な下部タレット
と、加工位置に割出されたパンチを打圧する上下動自在
なストライカーと、前記パンチおよびダイによって加工
される板材をワークテーブルに支持させてX,Y軸方向
へ移動位置決め自在の板材移動位置決め装置とを備えて
いる。そして、上,下部タレットに装着された複数のパ
ンチ,ダイから必要なパンチ,ダイを選択して板材に種
々な形状,大きさのパンチング加工が行なわれていた。
【0003】しかしながら、上,下部タレットに装着さ
れるパンチ,ダイの数は、上,下部タレットの大きさな
どから制約を受ける。そのため、タレットパンチプレス
にツールマガジン並びに金型交換装置を隣接して配置し
た、いわゆる金型交換装置(ATC)を備えたタレット
パンチプレスも、すでによく知られている。このATC
の機構としては、今までに回転式工具マガジン、回転前
後移動方式,円筒座標型ロボット方式など種々のものが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したA
TCのうちの一部をなすチェンジ装置でツールマガジン
のツール保持本体にツールとしての金型を着脱自在に装
着しているが、チェンジ装置自体の機構が複雑であると
共に、回転,上下,左右の移動でもって金型の着脱が行
なわれている。
【0005】そのために、ツールマガジンのツール保持
本体にツールを挾持したり、あるいは解放するために、
時間がかかっていて、要望されているツール交換時間ま
でに達していないのである。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、ツールマガジンのツール保持本体に対するツール
の着脱時間を、従来より短時間で行ない得るようにした
ツール保持装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、クランプ本体に、互いに対向してツー
ルを挾持自在の一対のクランプ爪を互いに接近する方向
へ付勢して設けると共に、上記クランプ爪の開方向への
移動を規制自在の各規制部材を、各クランプ爪の方向へ
付勢して設け、前記クランプ爪に挾持されているツール
を把持自在のチャック爪を各クランプ爪の間に進入自在
に設け、上記進入時に前記各規制部材を付勢力に抗して
各クランプ爪から離反する方向へ移動するためのカム
と、前記ツールの把持時に前記クランプ爪を付勢力に抗
して開方向へ移動せしめるためのカムとを前記チャック
爪に備えてツール保持装置を構成した。
【0008】
【作用】この発明のツール保持装置を採用することによ
り、クランプ本体には互いに対向してツールを挾持自在
の一対のクランプ爪が互いに接近する方向へ付勢して設
けられていると共に、上記クランプ爪の開方向への移動
を規制自在の各規制部材が各クランプ爪の方向へ付勢し
て設けられている。また、クランプ爪に挾持されている
ツールを把持自在のチャック爪が各クランプ爪の間に進
入自在に設けられている。このチャック爪には進入時に
各規制材を付勢力に抗して各クランプ爪から離反する方
向へ移動するためのカムと、ツールの把持時に前記クラ
ンプ爪を付勢力に抗して開方向へ移動せしめるためのカ
ムとが備えられている。
【0009】したがって、チャック爪に把持されている
ツールをクランプ本体の各クランプ爪に挾持する際には
各規制部材の付勢力に抗してカムを離反する方向へ移動
させると共に別のカムを開方向へ移動せしめることによ
って直線運動で直線的に行なわれる。
【0010】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
【0011】図5,図6および図7を参照するに、タレ
ットパンチプレス1はコモンベース3を備えており、こ
のコモンベース3上には門型形状の本体フレーム5が立
設されている。この本体フレーム5は開口部7を有した
上部フレーム5Uと下部フレーム5Dとで構成されてい
る。この下部フレーム5D上の加工位置部分にはプレス
の力を受けるディスクサポート9が設けられている。
【0012】この本体フレーム5における上部フレーム
5Uにはラム11を上下動せしめるための油圧シリンダ
またはクランク駆動あるいはサーボ駆動などからなる駆
動装置13が設けられている。前記ラム11の下部には
ストライカー15が備えられている。しかも、前記ラム
11は上部フレーム5Uに取付けられたラムガイド部材
17に案内されてZ軸方向(図5,図6において上下方
向)へ摺動自在に摺動される。
【0013】上記構成により、駆動装置13を駆動せし
めると、ラム11がラムガイド部材17に案内されてZ
軸方向へ移動するので、ストライカー15が上下動され
ることになる。
【0014】前記本体フレーム5における下部フレーム
5DにはY軸方向(図6,図7において左右方向)へ適
宜な間隔で複数のブラケット19がZ軸方向へ延伸して
取付けられている。この複数のブラケット19上には支
持フレーム21が設けられている。この各支持フレーム
21には複数のボール23を介してワークテーブル25
のサイドテーブル25SがY軸方向へ移動自在に設けら
れている。このワークテーブル25は固定されたセンタ
テーブル25Cの両側にサイドテーブル25Sを備えた
構成となっている。
【0015】このワークテーブル25の図7において左
側上には板材移動位置決め装置27のうちのキャレッジ
ベース29が設けられている。このキャレッジベース2
9にはX軸方向(図5において左右方向,図7において
上下方向)へ延伸した回転自在なボールねじ31が支承
されている。このボールねじ31にはナット部材を介し
てX軸帆方向へ移動自在なキャレッジ33が設けられて
いる。しかも、このキャレッジ33に板材Wをクランプ
する複数のワーククランプ35が備えられている。
【0016】前記キャレッジベース29の下部にはX軸
用モータ37が図7に示すように設けられており、この
X軸用モータ37の出力軸には駆動プーリ39が装着さ
れている。一方、前記ボールねじ31の一端には従動プ
ーリ41が装着されており、この従動プーリ41と駆動
プーリ39とにはタイミングベルト43が巻回されてい
る。
【0017】上記構成により、図示省略のY軸用駆動モ
ータを駆動せしめると、キャレッジベース29を介して
サイドテーブル25Sが支持フレーム21に支承された
ボール23を介してY軸方向へ移動されることになる。
また、X軸用駆動モータ37を駆動せしめると、駆動プ
ーリ39,タイミングベルト43,従動プーリ41を介
してボールねじ31が回転されることにより、ナット部
材を介してキヤレッジ33がX軸方向へ移動されること
になる。したがって、ワーククランプ35にクランプさ
れた板材WはX,Y軸方向へ移動され、板材Wの所望位
置が前記ストライカー15の下方位置である加工位置に
位置決めされることになる。
【0018】前記本体フレーム5に隣接したサブフレー
ム45が前記コモンベース3上に立設されている。サブ
フレーム45は上部フレーム45Uと下部フレーム45
DからなるC型形状の構造となっている。この上部フレ
ーム45Uの下部には上部回転軸47Uを介して回転自
在な例えば長方体形状の上部タレット49が、また、下
部フレーム45Dの上部には下部回転軸47Dを介して
回転自在な例えば長方体形状の下部タレット51がそれ
ぞれ支承されている。
【0019】前記上部タレット49の両側にはパンチP
を装着したパンチホルダPHが着脱可能に取付けられて
いると共に、下部タレット51の両側には、前記パンチ
Pと対応した位置にダイDを装着したダイホルダDHが
着脱可能に取付けられている。しかも、上,下部フレー
ム45U,45Dの内側には図6において左右両側すな
わち図8には上,下部回転軸47U,47Dを回転せし
めるための回転駆動手段としての例えば流体シリンダ5
3U,53D;55U;55Dが設けられており、この
流体シリンダ53U,53D;55U,55Dに装着さ
れたピストンロッド57U,57D;59U,59Dの
先端にはラック61U,61D;63U,63Dが一体
的に設けられている。このラック61U,61D;63
U,63Dには前記上,下部回転軸47U,47Dに嵌
合されたピニオン65,67が噛合されている。
【0020】上記構成により、流体シリンダ53U,5
3D;55U,55Dを作動せしめると、ピストンロッ
ド57U,57D;59U,59Dが図8において左右
方向へ移動されるから、ラック61U,61D;63
U,63Dおよびピニオン65,67を介して上,下部
回転軸47U,47Dがそれぞれ同期して同方向へ回動
されることになる。したがって、構造がシンプルで上,
下部タレット49,51を高速に回転できると共に安価
に製作することができる。なお、回転駆動手段として
は、駆動モータ,ウォーム,ウォームホイールによっ
て、上,下部回転軸47U,47Dを回動させるように
してもよい。
【0021】前記下部タレット51の側部には、図9に
示されているように、板材Wを支承するブラッシなどの
支持部材69を備えた半円弧状の補助テーブル71が備
えられている。したがって、下向き成形加工ができると
共に下部タレット51の回転時における板材Wに発生す
る傷を削減することができる。
【0022】上記構成により、上,下部回転軸47U,
47Dの回動により、上,下部タレット49,51が割
出されて選択されたパンチP,ダイDが加工位置に位置
決めされる。次いで、ストライカー15の上下動によっ
て、パンチPとダイDが協働して板材Wの所望位置にパ
ンチング加工が行なわれることになる。
【0023】このように、このパンチング処理は上下動
自在なラム11の作動によって行なわれるが、このとき
の作動により発生した熱は上部フレーム5Uの部分に充
満し、サブフレーム45の上部フレーム45Uの部分に
までは熱伝動しないで放出される。すなわち、上,下部
タレット49,51に生ずる熱変位はサブフレーム45
の上,下部フレーム45U,45Dによって支承されて
いるので、上,下部タレット49,51の回転熱のみで
あって、前記ラム11の発生する発熱を受けて芯ずれが
起こるというような大きな熱影響を受けるようなことは
ない。
【0024】前記サブフレーム45の上,下部フレーム
45U,45Dの図5において左側には隣接して、前記
上部タレット49に対して着脱交換すべきパンチPを支
持したパンチホルダマガジン73と、下部タレット51
に対して着脱交換すべきダイDを支持したダイホルダマ
ガジン75とが設けられている。前記上部タレット49
のパンチ着脱交換位置PTが図5に示されているよう
に、前記パンチホルダマガジン73の下方に位置すると
共に、下部タレット51のダイ着脱交換位置DTがやは
り図5に示されているように、前記ダイホルダマガジン
75の上方に位置するように、金型交換装置77の上,
下金型交換装置77U,77Dが前記パンチ,ダイ交換
位置PT,DTの上下方向に配置されている。
【0025】前記パンチ,ダイホルダマガジン73,7
5はそれぞれ上下方向に対向して配置されていると共
に、図7に示されているようにエンドレス状のチェン部
材79,81が駆動スプロケット83,従動スプロケッ
ト85に巻回されている。駆動スプロケット83にはサ
ーボモータのごとき駆動モータ87,89が連動連結さ
れている。前記チェン部材79,81にはそれぞれ相対
向してパンチ,ダイホルダPH,DHをクランプするク
ランプ爪91,93がエンドレス状に複数取付けられて
いる。
【0026】前記上,下金型交換装置77U,77Dの
下部にはパンチ,ダイホルダPH,DHをクランプする
チャック爪95,97が備えられている。また、前記サ
ブフレーム45の上,下部フレーム45U,45Dに取
付けられた上下用作動装置99,101で前記上,下金
型交換装置77U,77Dが上下動されるようになって
いる。
【0027】上記構成により、加工位置でパンチPとダ
イDとの協働で板材Wにパンチング加工を行なっている
間に、パンチ,ダイ着脱交換位置PT,DTにおいて、
上,下金型交換装置77U,77Dを上下用作動装置9
9,101によって上下動させて、上,下部タレット4
9,51に装着されているパンチ,ダイホルダPH,D
Hをチャック爪95,97で抜き取って、パンチ,ダイ
ホルダマガジン73,75に装着する。次いで、パン
チ,ダイホルダマガジン73,75のクランプ爪91,
93からパンチ,ダイホルダPH,DHをチャック爪9
5,97で抜き取って上,下部タレット49,51に装
着する。この一連の動作を行なうことによって、パン
チ,ダイ着脱交換位置PT,DTと、パンチ,ダイホル
ダマガジン73,75との間で、上,下金型交換装置7
7U,77Dの上下方向における直線的移動で、パン
チ,ダイホルダPH,DHを直接交換することができる
ので、従来よりも段取り、交換の時間を短縮させること
ができる。従って、多品種少量生産や柔軟性のある自動
化に対応でき、延いては無人運転を行なうことも可能で
ある。
【0028】前記パンチ,ダイホルダマガジン73,7
5の交換位置には、図6,図7に示されているように、
すでに公知の2本のアームからなる通常の金型交換装置
103とツーリングタワ105が配置されている。この
金型交換装置103は2本のアーム107の先端にクラ
ンプ爪109が取付けられ、90,180度に回転でき
るもので、構造はすでに公知のものを採用しているから
詳細な説明を省略する。また、ツーリングタワ105も
円筒部材111の外周にクランプ爪113を複数段に設
け、このクランプ爪113にパンチ,ダイホルダPH,
DHがクランプされている。そして、円筒部材111が
回動自在かつ上下動自在となっている。すなわち、円筒
部材111は流体シリンダ115の作動で上下動される
と共に、サーボモータ117の駆動により駆動プーリ1
19,タイミングベルト121,従動プーリ123を介
して回動されるようになっている。したがって、パン
チ,ダイホルダマガジン73,75とツーリングタワ1
05との間では金型交換装置103でパンチ,ダイホル
ダPH,DHの交換が行なわれるのである。
【0029】前記金型交換装置77における上金型交換
装置77Uの具体的な構成について説明するが、下金型
交換装置77Dについてほぼ同じ構成で、動きが上昇と
下降が逆のみであるので説明を省略する。
【0030】図10において、上金型交換装置77Uは
上下用作動装置として流体シリンダ189を備えてお
り、この流体シリンダ189は図示省略のサブフレーム
45の上部フレーム45Uに取付けられている。前記流
体シリンダ189内にピストン191が設けられてお
り、このピストン191の下部には上下方向へ延伸した
ピストンロッド193が突出して一体化されている。こ
のピストンロッド193の下端には支持ブロック195
が設けられている。
【0031】前記ピストン191およびピストンロッド
193の上下方向には孔197が貫通して形成されてお
り、この孔197内には上下方向へ延伸したパイプが設
けられている。上記ピストンロッド193の先端側には
ピストン201が設けられており、このピストン201
から下方向へ長く設けたプルロッド199の下端にはカ
ムフォロア203が設けられている。
【0032】前記支持ブロック195の両側先端にはピ
ン205でリンク207の一端が取付けられていると共
に、リンク207の他端は前記カムフォロア203に係
合されている。しかも、リンク207の一端には前記ピ
ン205でチャック爪95の上端が取付けられている。
【0033】上記構成により、ピストン191を境にし
て形成された上部シリンダ室211に油圧を供給する
と、ピストン191を介してピストンロッド193が下
降することによって、チャック爪95が下降される。ま
たピストン191を境にして形成された下部シリンダ室
213に油圧を供給すると、ピストン191が上昇する
ことによってチャック爪95が上昇されることになる。
【0034】前記ピストン201を境にして形成された
上部シリンダ室215に油圧を供給すると、ピストン2
01が下降することによってプルロッド199を介して
カムフォロア203が下降することによって、リンク2
07がピン205を支点として外側へ回動してチャック
爪95同志が開いてパンチホルダPHをアンクランプす
る。
【0035】また、ピストン201を境にして形成され
た下部シリンダ室217に油圧を供給すると、ピストン
201が上昇すると共にプルロッド199も上昇する。
したがって、カムフォロア203が上昇することによ
り、リンク207がピン205を支点として内側へ回動
してチャック爪95同志が閉じてパンチホルダPHがク
ランプされることになる。
【0036】このように、上部タレット49のパンチ交
換位置並びにパンチホルダマガジン73の交換位置にお
いてチャック爪95が開いたり、あるいは閉じたりされ
ることにより、パンチホルダPHがチャック爪95によ
ってクランプあるいはアンクランプされて交換されるこ
とになる。
【0037】前記パンチ,ダイホルダマガジン73,7
5は、駆動スプロケット83と従動スプロケット85に
巻回されたチェン部材に、パンチ,ダイホルダPH,D
Hをクランプ自在の複数のクランプ爪91,93を備え
た構成である。なお、ダイホルダマガジン75の具体的
な構成はパンチホルダマガジン73の具体的な構成とほ
ぼ同じであるため、パンチホルダマガジン73を説明し
てダイホルダマガジン75については説明を省略する。
【0038】より詳細には図1および図2に示されてい
るように、サブフレーム45の上部フレーム45Uにお
ける上下にはY軸方向(図2において紙面に対して直交
する方向)へ延伸したガイド部材219U,219Dが
設けられており、このガイド部材219U,219Dに
はチェン部材79の上,下チェン部材79U,79Dが
案内されて走行駆動されるようになっている。
【0039】また、前記上部フレーム45Uの垂直フレ
ームにはY軸方向へ延伸したブロック部材221が設け
られており、このブロック部材221の下面には複数の
ローラ223が回転して走行案内されている。この各ロ
ーラ223には第1クランプ部材225が取付けられて
いる。この第1クランプ部材225の上下にはピン22
7を介して反対側に第2クランプ部材229が設けられ
ており、この第2クランプ部材229と前記第1クラン
プ部材225とは複数のボルトで固定されている。しか
も、この第1,第2クランプ部材225,229が前記
上,下チェン部材79U,79Dにクランプされてい
る。
【0040】前記第2クランプ部材229には図2にお
いて上下方向へ延伸したピン231が装着されており、
このピン231にはリンク233の一端が嵌合されてい
ると共にリンク233の他端はピン235の上端に装着
されている。このピン235の下部にはクランプ本体2
37の基部237Bが嵌合されていると共にクランプ爪
91がクランプ本体237の基部237B上に開閉自在
に枢支されている。
【0041】前記クランプ本体237の基部237B側
上にはクランプ爪91と同じ高さ位置にブロック部材2
39が設けられており、このブロック部材239の先端
内側とクランプ爪91に形成された複数の溝91Hとの
間にはクランプ爪91を常に内側へ付勢すべく複数のス
プリング241が介在されている。
【0042】前記クランプ本体237の先端部(図1に
おいて右上,下端部)にはピン243でストッパ部材2
45が揺動自在に枢支されていると共に、板バネ247
を備えたブロック部材249が設けられている。前記ス
トッパ部材245の先端には図3に示されているように
カム245Cが形成されている。すなわち上型交換装置
77Uにおけるチャック爪95の先端に形成されたカム
95C1 に、前記カム245Cが案内されて、ストッパ
部材245がピン243を支点として板バネ247の付
勢力に抗して図1において外側へ回動するようになって
いる。
【0043】また、クランプ爪91の後側内面にはクラ
ンプカム91Cが形成されている。このクランプカム9
1Cは前記チャック爪95に形成されたカム95C2
押されてクランプ爪91がピン235を支点としてスプ
リング241の付勢力に抗して開くようになっている。
【0044】上記構成により、クランプ本体237がチ
ェン部材79U,79Dの走行駆動により交換位置に位
置決めされ、クランプ本体237に備えられたクランプ
爪91でパンチホルダPHが図2に示されているよう
に、クランプされた状態にある。この状態において、上
金型交換装置77Uに備えられたチャック爪95が開い
た状態で図2において上方から下降してきて、図4
(A)に示したごとく、クランプ本体237の前後端に
進入してきて位置決めされる。
【0045】この状態においては、図4(A)に示した
ごとく、チャック爪95のカム95C1 がストッパ部材
245のカム245Cに沿って下降することによってス
トッパ部材245がピン243を支点として板ばね24
7の付勢力に抗して外側へ回動される。したがって、ス
トッパ部材245がクランプ爪91の先端から外れた状
態となる。
【0046】この図4(A)の状態において、チャック
爪95を閉じる。すなわちチャック爪95が左右方向の
内側へ移動する。図4(B)に示したごとくチャック爪
95のカム95C2 がクランプ爪91のカム91Cに沿
って左右方向へ移動することによって、クランプ爪91
がピン235を支点としてスプリング241の付勢力に
抗して外側へ開かれることになる。
【0047】而して、パンチホルダPHはクランプ爪9
1からアンクランプされると共に、チャック爪95でク
ランプされることになる。すなわち、パンチホルダPH
は直線運動で直接的にクランプ爪91からチャック爪9
5へと受渡されることになる。
【0048】チャック爪95でクランプされたパンチホ
ルダPHは下降してパンチ着脱交換位置PTで上部タレ
ット49に装着される。パンチホルダPHを上部タレッ
ト49に装着した後のチャック爪95は空の状態で上昇
して元の位置へ戻される。
【0049】また、チャック爪95が空の状態で下降
し、上部タレット49に装着されているパンチホルダP
Hをパンチ着脱交換位置でクランプした状態で持ち上げ
てクランプ爪91の位置で停止させると、チャック爪9
5のカム95C2 がクランプ爪91のカム91Cを押し
広げると共にカム95C1 がストッパ部材245のカム
245Cを介してストッパ部材245を回動させ図4
(B)に示した状態となる。この状態でチャック爪95
を開かせると、図4(A)の状態となり、クランプ爪9
1はピン235を支点としてスプリング241の付勢力
で閉じられる。
【0050】したがって、パンチホルダPHはチャック
爪95からクランプ爪91に受渡されてクランプ爪91
にクランプされる。さらにチャック爪95が元の位置へ
上昇すると、ストッパ部材245が板ばね247の付勢
力でピン243を支点として内側へ回動してクランプ爪
91が固定される。
【0051】このように、チャック爪95とクランプ爪
91を直角方向に位置せしめると共に、チャック爪95
を直線運動によってパンチホルダPHはチャック爪95
からクランプ爪91へ、またはクランプ爪91からチャ
ック爪95へ直接的に受渡すことができる。したがっ
て、金型交換装置77におけるチャック爪95,97が
パンチ,ダイホルダマガジン73,75内を通過できる
と共に、強制解放でき、しかも、高速チェンジングなど
の設計に有利な省スペースを確保することができる。
【0052】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0053】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れているとおりの構成であるから、クランプ本体のクラ
ンプ爪にチャック爪でツールを高速にチェンジできるか
ら従来よりも短時間で工具の挾持あるいは解放を行なう
ことができる。しかも、チャック爪の一方向,一動作で
直線的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、図2におけるI−I
線に沿った矢視図である。
【図2】パンチホルダマガジンの一例で、図7における
II−II線に沿った拡大図である。
【図3】図1におけるクランプ爪の一方部分のみを取出
した斜視図である。
【図4】パンチホルダをチャック爪からクランプ爪へ、
またはクランプ爪からチャック爪へ受渡す動作説明図で
ある。
【図5】この発明を実施する一実施例の金型交換装置を
備えたタレットパンチプレスの右側側面図である。
【図6】図5における正面図である。
【図7】図5における平面図である。
【図8】図6におけるVIII−VIII線に沿った拡大図であ
る。
【図9】図7におけるIX矢視部の拡大図である。
【図10】上金型交換装置の一実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 5 本体フレーム 5U,5D 上,下部フレーム 11 ラム 15 ストライカー 25 ワークテーブル 27 板材移動位置決め装置 35 ワーククランプ 45 サブフレーム 45U,45D 上,下部フレーム 49,51 上,下部タレット 71 補助テーブル 73,75 パンチ,ダイホルダマガジン 77 金型交換装置 77U,77D 上,下金型交換装置 91,93 クランプ爪 95,97 チャック爪 95C1 ,95C2 カム P パンチ D ダイ 237 クランプ本体 241 スプリング 245 ストッパ部材 245C カム 247 板材バネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体に、互いに対向してツール
    を挾持自在の一対のクランプ爪を互いに接近する方向へ
    付勢して設けると共に、上記クランプ爪の開方向への移
    動を規制自在の各規制部材を、各クランプ爪の方向へ付
    勢して設け、前記クランプ爪に挾持されているツールを
    把持自在のチャック爪を各クランプ爪の間に進入自在に
    設け、上記進入時に前記各規制部材を付勢力に抗して各
    クランプ爪から離反する方向へ移動するためのカムと、
    前記ツールの把持時に前記クランプ爪を付勢力に抗して
    開方向へ移動せしめるためのカムとを前記チャック爪に
    備えてなることを特徴とするツール保持装置。
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