JP3171604U

JP3171604U - スライドカッター

Info

Publication number: JP3171604U
Application number: JP2011005200U
Authority: JP
Inventors: 秀信三宅
Original assignee: 秀信三宅
Priority date: 2011-08-17
Filing date: 2011-08-17
Publication date: 2011-11-10
Anticipated expiration: 2021-08-17

Abstract

【課題】指に掛かる負担の大幅な軽減を実現し快適な作業を行う事が可能となるスライドカッターを提供する。【解決手段】片手でみかんなどの採果など枝（果実・茎）を保持し、力を加えると変形し、取り除くと復元する性質の板バネと、回転自在の先端が鋭利な角度を有した円盤状の刃物（チューブカッター刃）２個を組み合わせたスライドカッターをもう一方の手で軽く握り、枝（茎）の切断箇所に当てがいそのまま押し込む。この時、枝（茎）と接触した刃物はハの字形長穴の下方に押し下げられると同時に広がり、枝（茎）が両刃物の隙間を抜けＵ字状の溝の下方に移動する。この時点で、バネ受金具に接触しているバネ先端も連動し広がり枝が下方に移動した後バネの復元力により刃物をハの字形長穴の上方に移動させる。この状態からスライドカッターの取手部を下方に引くと枝（茎）と刃物が接触し切断が完了する。【選択図】図２

Description

この考案は、力を加えると変形し、取り除くと復元する性質のバネと、回転自在の先端が鋭利な角度を有した円盤状の刃物（チューブカッター刃）２個を組み合わせ、ハの字の長穴を双方の刃物が移動することにより刃先の間に枝や茎を挟み引き抜き切断を容易に行う事ができる。

農作業（みかん、茶摘の収穫など長時間ハサミを使用しなくてはならず、反復動作により指先などへの負担がかかり、腱鞘炎などの病気を引き起こしたり、刃先により受傷していた。特にみかんの収穫の例では、採果の際、みかんの肌に傷を付けなくするため、２度の切断を行わなければ成らず、日に数万回ハサミを使用していた。その為人体には、極度の負担が生じていた。

みかんなどの採果などハサミによる反復作業により腱鞘炎などの病気や多大な疲労を伴っていたが、スライド式枝切金物を使用することで指に掛かる負担の大幅な軽減を実現し快適な作業を行う事が可能となる。

この課題を解決するための手段として、みかんなどの採果の際、片手でみかんなどを保持し、力を加えると変形し、取り除くと復元する性質のバネと、ハの字の長穴をスライドする回転自在の先端が鋭利な角度を有した円盤状の刃物２個を組み合わせたスライドカッターをもう一方の手で軽く握り、枝（茎）の切断箇所に当てがいそのまま押し込む。この時、枝（茎）と接触した刃物はハの字形長穴の下方に押し下げられると同時に広がり、枝（茎）が両刃物の隙間を抜けＵ字状の溝の下方に移動する。この時点で、バネ受金具に接触しているバネ先端も連動し広がり枝が下方に移動した後バネの復元力により刃物をハの字形長穴の上方に移動させる。この状態からスライドカッターの取手部を下方に引くと枝（茎）と刃物が接触し切断が完了する。

この考案の効果として、みかんなどの採果などハサミによる指先の反復作業により腱鞘炎などの病気や多大な疲労を伴っていたが、スライドカッターを仕様する事によりハサミによる指先の反復作業をなくし、単純（握る・押す・引く）作業（人間工学にマッチ）に変える事ができ快適な作業を提供できる。

この考案の１実施例を示したスライドカッター、（Ａ）は平面図で、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）部品組立図である。この考案のスライドカッターの使用例を示し、全体作業姿勢を示す、（Ａ）は平面図で、（Ｂ）は側面図、である。この考案のスライドカッターの使用例を示し、全体作業姿勢を示す、（Ａ）は平面図で、（Ｂ）は側面図、である。この考案のスライドカッターの使用例を示し、全体作業姿勢を示す、（Ａ）は平面図で、（Ｂ）は側面図、である。この考案のスライドカッターの使用例を示し、全体作業姿勢を示す、（Ａ）は平面図で、（Ｂ）は側面図、である。

考案を実施する為の最良の形態

この考案の最良の形態として、安全性・操作性・耐久性を考慮し、枝（茎）形状、硬さに応じた寸法形状・材質を選定する事が重要である。

そこで、この考案の一実施例を図２〜図５に基づいて詳述すると、みかんなどの採果作業の際、みかんを片手で保持し、スライドカッターの取手部（９）を軽く握り枝（１０）に押し付ける事により２個ある回転自在のチューブカッター刃（１）がハの字形の長穴（４）の下方に広がり枝（１０）は本体（３）のＵ字溝部分の底に移動する。その間、刃物チューブカッター刃（１）はバネ（８）の復元力によりハの字形の長穴（４）の上部に移動する。その後、スライドカッターの取手部（９）を下方に引くと枝（１０）とチューブカッター刃（１）が接触し切断が完了する。

この考案の構造について説明すると、図（１）に示すように、取手部（９）と一体化しＵ字形をした本体（３）の左右面に回転自在のチューブカッター刃（１）をチューブカッター刃取り付けボルト（６）に通し本体（３）のハの字形長穴（４）の裏面から貫通させ表面でバネ受ナット（５）と結合させ、本体（３）の中央にバネ止めボルト（７）で取り付けたバネ（８）の両先端を、バネ受ナット（５）の溝面に接触させたスライドカッターである。

産業上の利用可能

この考案のスライド式枝切金物はみかんなどの採果作業の際、ハサミを使用していたが、安全面或いは、疲労など大幅に改善でき人間工学にマッチした製品で果樹の採果、茶摘など用途も多様である。

１・・・チューブカッター刃２・・・案内部
３・・・本体４・・・ハの字形長穴
５・・・バネ受ナット６・・・チューブカッター刃取り付けボルト
７・・・バネ止めボルト８・・・バネ
９・・・取手部１０・・・枝

Claims

取手部（９）と一体化し、Ｕ字形に分かれた本体（３）の中央面にハの字をした長穴（４）を設け、本体（３）の左右面に脱着可能で回転自在の先端が鋭利な角度を有した円盤状のチューブカッター刃（１）をチューブカッター刃取り付けボルト（６）に通しハの字形長穴（４）の裏面から貫通させ表面でバネ受ナット（５）と結合させ、本体（３）の中央にバネ止めボルト（７）で取り付けたバネ（８）の両先端を、バネ受ナット（５）の円周溝面に接触させたスライドカッター。