JP3170950B2 - 文書管理装置 - Google Patents

文書管理装置

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JP3170950B2
JP3170950B2 JP11248093A JP11248093A JP3170950B2 JP 3170950 B2 JP3170950 B2 JP 3170950B2 JP 11248093 A JP11248093 A JP 11248093A JP 11248093 A JP11248093 A JP 11248093A JP 3170950 B2 JP3170950 B2 JP 3170950B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のユーザが文書を
編集し、その文書をグループで継続的に管理するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、Xerox社のワ
ークステーションStarにおけるフォルダー[文献
1]などの個人文書ファイリング技術、Starにおけ
るドロワー[文献1]、Shared Book[文献
2]などの共有ファイリング技術、UNIX開発環境に
おけるSCCS、RCSなどのバージョン管理技術[文
献3]などがある。また、NoteCardsなどの一
般的ハイパーテキスト技術[文献4]、TextLin
k[文献5]、FISH[文献6]などの自動的にリン
クを付与するハイパーテキスト技術も関係する。
【0003】[文献1]: 上谷晃弘(編),「ワーク
ステーションシリーズ JStarワークステーショ
ン」,丸善,1986. [文献2]: 特開平2−2450号(ゼロックスコー
ポレーション)「ネットワーク化ワークステーション環
境における共有構造化データオブジェクトに関する協同
マルチユーザ活動の実現」 [文献3]: 村上純,井上尚司,砂原秀樹,「プロフ
ェッショナルUNIX」,株式会社アスキー,198
6,pp.183−188. [文献4]: Conklin,Jeff.”Hype
rtext: An Introduction an
d Survey,” IEEEComputer,
Vol.20,1987.9,pp.17−41. [文献5]: 平山伸一,西川記史,難波克己,田中克
己,”リンク定義言語を有するハイパーテキストシステ
ム:TextLink−III,”情報処理学会 デー
タベースシステム研究会資料78−7,1990.7.
19,pp.63−70. [文献6]: 山上俊彦,関良明,”協調行動過程に着
目したノウハウ支援の拡張の検討,”情報処理学会 マ
ルチメディア通信と分散処理研究会資料53−4,19
92.1.23,pp.23−30.
【0004】まず、Xerox Star におけるフ
ォルダー、ドロワーは、どちらも電子文書を保存してお
くための技術である。両者の差は、フォルダーがユーザ
のワークステーションに文書を保存しておくものである
のに対し、ドロワーはネットワーク上にあるファイルサ
ーバーに文書を保存しておくためのものであることであ
る。これらの技術においては、同じ名前の文書を順に保
存することによって、自動的にバージョン番号が付与さ
れ、ある文書の編集の経過を順に保存しておくことがで
きる。
【0005】Xerox StarにおけるShare
d Bookにおいては、上で述べたドロワーの機能に
加えて、複数のユーザが同時に同じ文書を編集しないた
めのロック機構や、ユーザが各バージョンに変更理由を
書くことができる機能などある。
【0006】次に、UNIX開発環境におけるSCC
S、RCSなどのバージョン管理技術は、各種言語のソ
ースコードを管理するためのものである。プログラミン
グ開発に伴う数多くのバージョンを管理するため、階層
的にバージョンを保存することができる。また、各バー
ジョンに対して、コメントを残すことも可能である。さ
らにこの技術では、前のバージョンと比較して何行追加
され、何行削除されたかも同時に表示される。
【0007】NoteCardsなどの一般的ハイパー
テキスト技術では、情報をノードとして記述し、情報の
間をリンクで結合することができる。さらに、Note
Cardsを初めとするいくつかのシステムでは、様々
な種類のリンクを用意してユーザが選択することができ
たり、リンクの種類を新たに定義することができる。
【0008】TextLinkは、リンク記述言語を有
し、ある特定の条件に合うノードに対して、自動的にリ
ンクを形成することができる。一方、FISHは、グル
ープ内でノウハウを共有するためのシステムである。F
ISHでは、ユーザが入力したキーワードに基づいて、
一定時間おきに各ノウハウの間のリンクを自動的に形成
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ドロワーやShare
d Bookとのような従来のファイル管理技術では、
自動的に提供されるのは、主に日付、オーナー、バージ
ョン番号などであり、編集前の文書と編集後の文書との
間の関係を記述するのは、ユーザが行う必要があった。
SCCSやRCSにおいては、追加行数及び削除行数は
提示されるが、そこから編集による変更の意図を判断し
記述する作業は、やはりユーザが全て行う必要がある。
ノード間に自動的にリンクを付与するTextLink
やFISHは、データベースの検索式や、キーワードを
元にしてリンクを付与するものであり、編集による変更
の意図を判断し、リンクを付与することはできない。
【0010】そこで、本発明では、複数のユーザによっ
て共同で編集される文書群に対して、変更が行われた場
合に、各ユーザごとに正確に変更意図を判断することを
主な課題とする。そして、その変更意図を各ユーザごと
に、分かりやすい形で提示することについても課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、本発
明(請求項1)は、編集によって生ずる一連の文書につ
いて、変更履歴をも含む管理をすると共に、変更意図を
判断し記録する文書管理部3、文書管理部により管理さ
れる文書を編集する文書編集部1、文書の変更履歴を変
更意図を示しながら表示する変更履歴表示部2とを有す
る文書管理装置において、文書編集部1に、編集したユ
ーザを特定するユーザ名入力手段1cを設け、文書管理
部3に、編集前の文書と編集後の文書との差分を検出す
る差分検出手段3aと、各ユーザそれぞれのための変更
意図を判断する変更意図判断ルールを保存する変更意図
判断ルール保存手段3dと、文書の内容変更に関する情
報、例えば文書編集の前と後の文書の差分やユーザの行
った編集行為の内容など、からユーザに対応する前記変
更意図判断ルールに基づいてユーザの変更意図を判断す
る変更意図判断手段3bとを設けたものである。
【0012】本発明(請求項2)は、上記の発明(請求
項1)において、文書編集部1に、ユーザの行った編集
内容を文書の内容変更に関する情報として保存する編集
行為保存手段1aを設け、変更意図判断手段3bはユー
ザに対応する変更意図判断ルールに基づいてユーザの行
った編集行為からユーザの変更意図を判断するようにし
た。
【0013】また、本発明(請求項4)は、編集によっ
て生ずる一連の文書について、変更履歴をも含む管理を
すると共に、変更意図を判断し記録する文書管理部3
と、前記文書管理部に管理される文書を編集する文書編
集部1と、文書の変更履歴を変更意図を示しながら表示
する変更履歴表示部3とを有する文書編集管理装置にお
いて、変更履歴表示部2に、表示を見るユーザを識別す
るための表示ユーザ名入力手段2cと、各ユーザそれぞ
れのための選別ルールを保存する変更履歴選別ルール保
存手段2eと、対応するユーザの選別ルールを用いて変
更履歴のうち特定の条件を満たすものを選別する変更履
歴表示選別手段2dとを設けたものである。
【0014】本発明(請求項6)は、複数の文書を保存
する文書情報保存手段3eと、ユーザの変更意図を判断
するルールを保存する変更意図判断ルール保存手段3d
と、その変更意図判断ルールを適用して文書の内容変更
に関する情報から変更意図を判断する変更意図判断手段
3bと、前記文書の変更履歴を保存する文書変更履歴保
存手段3fとを有する文書管理部3と、そま文書管理部
3に管理される文書を編集する文書編集部1と、変更履
歴選別ルールに基づいて選別された文書の変更履歴を変
更意図を示しながら表示する変更履歴表示部2とを有す
る文書管理装置において、各ユーザの情報を保存するユ
ーザ情報保存手段4cと、そのユーザ情報保存手段4c
に保存される情報を管理するユーザ情報管理手段4bを
有するユーザ情報管理部4を付加し、前記ユーザ情報保
存手段4cに保存されたユーザの情報に基づいて、変更
意図の判断に用いる変更意図判断ルールまたは変更履歴
表示の選別に用いる変更履歴選別ルールを決定するもの
である。ユーザ情報は、例えばユーザ名とそれに対応す
る変更意図判断ルール、変更履歴選別ルールのテーブル
がある(図16)。
【0015】また、ユーザ情報は、本発明の一態様(請
求項7)では、各ユーザの属性についての情報、例えば
文書の作成者、校正者等の文書編集におけるユーザの役
割と、各属性に対して適用されるルールについての情報
で構成される(図17)。
【0016】また、ユーザ情報は、ユーザ属性情報を文
書に付加し(図21、請求項8)、あるいは文書の部分
構成に付加し(図22、請求項9)てもよい。
【0017】また、本発明(請求項3、請求項5、請求
項10)は、ユーザの行為をもとに、ユーザの傾向を把
握するユーザ傾向把握手段4aを有する。そのユーザ傾
向把握手段4aにより把握したユーザの傾向をもとに、
変更意図判断ルール保存手段3dに保存されている変更
意図判断ルールの内容を書き換え(請求項3、請求項1
0)、あるいは変更履歴選別ルール保存手段2eに保存
されている変更履歴選別ルールの内容を書き換える(請
求項5)。
【0018】また、本発明(請求項11)は、ユーザの
行為をもとに、変更意図判断ルール保存手段に保存され
ている変更意図判断ルールの内容を書き換える機能を有
する。
【0019】
【作用】ユーザによる編集開始要求に応じて、文書管理
部3から所望の文書情報が、文書編集部1へ送られる。
文書編集部1は、文書情報に対するユーザの編集要求に
応じて、文書の編集処理を行なう。その際、編集ユーザ
名入力手段1cによりユーザ名を入力しておく。
【0020】編集が終わった文書情報は、文書管理部3
において保存される。本発明の一態様(請求項1)で
は、変更意図判断手段3bは、文書の内容変更に関する
情報から、変更意図判断ルール保存手段3dに保存され
ている変更意図判断ルールにより変更意図を判断する。
文書の内容変更に関する情報としては、例えば編集前の
文書と編集後の文書との差分情報や編集時に編集ユーザ
が行った編集行為の記録情報を用いることができる。そ
の際、変更意図判断ルールとしては、編集ユーザ名入力
手段1cにより入力されたユーザ名に対応する変更意図
判断ルールを選択して用いる。判断された変更意図は、
文書管理部1において(文書変更履歴保存手段1h)保
存される。
【0021】ユーザが行った編集行為は編集行為保存手
段2eにより記録する。すべての編集行為を記録しても
よいが、本発明の一態様(請求項2)では、各ユーザに
適用されるルールに必要な編集行為のみを選択して保存
させる。
【0022】以上の処理によって、装置が、ユーザごと
に適合する変更意図判断ルールを用いて編集の際の変更
意図を精密に推定し、変更履歴情報として保存すること
が可能となる。
【0023】ユーザが、変更履歴を表示したい文書を指
定すると、変更履歴表示部2は、文書管理部3から、文
書情報および文書変更履歴情報を取り出し、文書の変更
履歴を変更意図と共に表示する。本発明の一態様(請求
項4)によれば、変更履歴表示選別手段2dが、変更履
歴情報のうちで、変更履歴選別ルール保存手段5eに保
存されている選別ルールであって表示ユーザ名入力手段
2cにより入力されたユーザ名に対応する選別ルールに
基づいて、選別ルールに適合しない変更意図を持った履
歴情報、文書情報を選別する。ユーザごとに選別ルール
が用意されているので、ユーザは一連の編集履歴のうち
そのユーザの条件にあったものを、その変更意図と共に
一覧することができる。
【0024】本発明(請求項6)では、ユーザ情報保存
手段4cが、各ユーザごとにルールを用意する代わり
に、ユーザ情報を保存し、それを利用して変更意図判断
ルール、表示の選別ルールを選択できるようにした。各
ユーザごとにそれぞれルールを用意する必要がなく、記
憶領域を節約することができる。また、適用するルール
を変更する場合にも、ユーザ情報を書き換えるだけでよ
く、操作も容易になる。
【0025】本発明(請求項7)では、各ユーザに対し
て適用されるルールを保存する代わりに、各ユーザの属
性と、各属性に対する適用ルールの情報を保存する。こ
れにより各ユーザの属性を変更する操作によって適用ル
ールを変化させることができ、適用ルール変更操作が容
易になる。
【0026】本発明(請求項8、請求項9)では、各文
書ごとまたは各文書の一部(即ち部分構造)ごとにユー
ザの属性を記述することによって、文書またはその部分
構造ごとにユーザの属性が異なる場合においても、変更
意図を判断するためのルールを適切に変化させることが
でき、正確な判断が可能となる。
【0027】本発明(請求項3、請求項5、請求項1
0、請求項11)では、ユーザの行為から、ユーザの傾
向を把握し、それによって適用するルールやユーザ情報
を変化させることができるようにした。このことによっ
て、そのユーザの傾向に合わせて、適用するルールを自
動的に変更することができる。
【0028】
【実施例】
(全体の構成)以下、図面を参照しながら実施例に基づ
いて本発明の特徴を具体的に説明する。図1は、本発明
を実施するための文書管理装置の複数の態様を含むブロ
ック図である。
【0029】本装置は、(1) 複数の文書を保存する
文書情報保存手段3e、文書情報保存手段3eに保存さ
れている文書の変更履歴を保存する文書変更履歴保存手
段3f、文書情報保存手段3eに保存されている文書と
文書変更履歴保存手段3fに保存されている文書変更履
歴とを管理する文書管理手段3c、文書の変更に関する
情報からユーザの変更意図を判断する変更意図判断手段
3bおよび変更意図を判断するルールを保存する変更意
図判断ルール保存手段3dを有する文書管理部3と、
(2) 文書を提示しユーザからの編集要求を受け取る
文書編集入出力手段1b、ユーザからの編集要求を解釈
し文書の変更を行う文書編集処理手段1dおよび編集し
たユーザを特定する編集ユーザ名入力手段1cを有する
文書編集部1と、(3) 文書管理部3に保存されてい
る文書変更履歴を表示するための処理を行う変更履歴表
示処理手段2aおよび文書変更履歴をユーザに提示する
ための変更履歴表示入出力手段2bを有する変更履歴表
示部2と、を基本構成として有する。
【0030】さらに、説明の都合上、各部分を結ぶネッ
トワーク5を有していることを仮定する。もちろんネッ
トワークでなくとも、例えばデータバスなどの、各部の
間の情報を伝達する手段を有すればよいことは当然であ
る。
【0031】そして上記基本構成において、さらに、変
更意図判断手段の判断に必要な文書の変更に関する情報
を得るための手段として、編集前の文書と編集後の文書
との差分を検出する差分検出手段3aまたはユーザが行
った編集行為の内容を保存する編集行為保存手段1aの
どちらかを設ける。
【0032】また本装置は、ユーザに応じて必要な情報
のみが適切に表示されるようにするための構成として、
表示を見るユーザを識別するための表示ユーザ名入力手
段2c、変更履歴のうち特定の条件を満たすもの以外を
選別する変更履歴表示選別手段2d、および選別するた
めのルールを保存する変更履歴選別ルール保存手段2e
が、必要に応じて変更履歴表示部2に設けられる(請求
項4に対応する構成)。
【0033】なお、本装置は、各ユーザごとに変更意図
判断ルールや変更履歴選別ルール等を前記のように用意
する代わりに、ユーザ情報を保存し、それを利用して変
更意図判断ルール、表示の選別ルールを選択できるよう
に変更して実施することができる。その場合には、各ユ
ーザの情報を保存するユーザ情報保存手段4c、ユーザ
情報保存手段に保存される情報を管理するユーザ情報管
理手段4bを持つユーザ情報管理部4を設ける(請求項
6,5,6,7に対応する構成部分)。
【0034】さらに本装置は、ユーザの傾向に合わせ
て、変更意図判断ルールを自動的に変更できるように、
ユーザの行為をもとに、変更意図を判断するルールを変
更するユーザ傾向把握手段4aを付加して実施すること
ができる(請求項10,9に対応する構成部分)。
【0035】次に、以上のように構成された本装置の動
作について説明する。まず、動作の概要を説明すると、
文書編集入出力手段1bは、文書編集処理手段1dの要
求に基づいて文書をユーザに対して表示したり、その文
書に対する編集を受け付けて、文書編集処理手段1dに
伝達する。編集ユーザ名入力手段1cにより、ユーザは
自分自身のユーザ名を入力する。変更意図選択手段1e
は、変更意図判断手段3bによって判断された変更意図
をユーザに提示し、ユーザの選択によって確定し、結果
を文書管理手段3cに伝達する。編集行為保存手段1a
は、文書編集入出力手段1bによってユーザから入力さ
れた編集行為を保存する。文書編集処理手段1dは、実
際の文書の編集処理と各手段の連絡を行う。これらによ
って、文書編集部1は、文書をユーザに提示し、ユーザ
からの変更要求を受けて、文書の編集処理を行うことが
可能になる。
【0036】文書管理手段3cは、文書情報保存手段3
eに保存される文書情報および文書変更履歴保存手段3
fに保存される文書変更履歴情報の管理を行うと共に、
各手段の連絡を行う。差分検出手段3aは、編集前の文
書と編集後の文書との差分を検出し、変更意図判断手段
3bへ送る。変更意図判断手段3bは、変更意図判断ル
ール保存手段3dに保存されている判断ルールをもと
に、差分情報あるいは編集行為情報から変更意図を判断
する。これらによって、文書管理部3は、文書群とその
変更履歴を管理するとともに、変更が行われた場合の変
更意図を判断することが可能になる。
【0037】変更履歴表示入出力手段2bは、表示対象
となる文書群を指定すると共に、実際の表示を行う。表
示ユーザ名入力手段2cは、表示を行おうとするユーザ
名を入力する。変更履歴表示処理手段2aは、表示する
文書群の情報と、その変更履歴情報を受け取って表示を
作成したり、各手段間の連絡を行う。また、変更履歴表
示選別手段2dは、変更履歴選別ルール保存手段2eに
保存されている選別ルールに基づいて、表示対象となる
文書あるいは変更履歴を選別する。これらによって、変
更履歴表示部2は、文書群とその変更履歴を適切に選別
して表示することが可能となる。
【0038】次に、処理のフローチャートと具体例によ
り、動作をさらに詳細に説明する。図2は、ユーザが文
書を編集し、編集前の文書と編集後の文書との差分から
ユーザの変更意図を判断する処理を示すフローチャート
である。まず、ユーザは編集ユーザ名入力手段1cか
ら、自分の名前を識別するユーザ名を入力する(ステッ
プS2a)。次に、ユーザは文書を指定し、その文書の
編集を行う。文書管理手段3cは、文書情報保存手段3
eに、例えば図3の形式で保存されている文書情報を検
索し、文書編集処理手段1dへ転送する。文書編集処理
手段1dは、文書編集入出力手段1bへ文書を表示しな
がら、ユーザの編集要求を受け取り、文書の編集を行う
(ステップS2b)。
【0039】編集が終了すると、その文書は、再び文書
管理手段3cへ、送られる。そこで、編集前の文書と編
集後の文書との差分が差分検出手段3aによって、検出
される(ステップS2c)。差分検出方法は、例えば以
下のようなものである。まず、編集前の文書を前から順
に見ていき、文字・行・節といった単位が編集後の文書
の同じ位置に存在しているかを判断する。まったく存在
していなければ削除されたものと判断し、違う位置にあ
れば移動されたものとする。逆に、編集後の文書を前か
ら順に見ていき、文字・行・節といった単位が編集前の
文書に存在しているかを判断する。存在していなけれ
ば、新たに追加されたものと判断する。図4は、検出さ
れた差分情報の例である。
【0040】次に、変更意図判断ルール保存手段3dに
図5の形式で複数保存されている変更意図判断ルール群
のうち、ステップS2aで入力されたユーザに適用され
るものを検索する。この図5の例では各ルールにユーザ
名(識別子)がついているので、それを検索すればよい
(ステップS2d)。変更意図判断手段3bは、差分情
報にこの変更意図判断ルールを適用し、変更意図を判断
する(ステップS2e)。図6は、変更意図の判断結果
の例である。
【0041】最後に文書管理手段3cは、編集された文
書を文書情報保存手段3eに保存し、文書の変更履歴を
先ほど判断された変更意図の中で最も優先順位の高いも
のと共に、図7の形式で、文書変更履歴保存手段3fに
保存する(ステップS2f)。
【0042】図8は、差分検出手段3aの代わりに編集
行為保存手段1aを設ける構成とした場合において、ユ
ーザが文書を編集し、その編集行為からユーザの変更意
図を判断する処理を示すフローチャートである。まず、
ユーザは編集ユーザ名入力手段1cから、自分の名前を
識別するユーザ名を入力する(ステップS8a)。つぎ
に変更意図判断ルール保存手段3dの中から、入力され
たユーザ名によりこのユーザに適用される変更意図判断
ルール群を前述のステップS2dと同様の方法で検索す
る(ステップS8b)。そして、ユーザは必要な文書を
指定し、文書の編集を行う。文書管理手段3cは、文書
情報保存手段3eに、例えば図3の形式で保存されてい
る文書情報を検索し、文書編集処理手段1dへ転送す
る。文書編集処理手段1dは、文書編集入出力手段1b
へ文書を表示する(ステップS8c)。文書編集処理手
段1dは、ユーザからの編集行為を文書編集入出力手段
1bより受付け(ステップS8d)、文書に編集を加え
て表示すると共に、その内容を編集行為保存手段1a
へ、図9で示される形式で保存する(ステップS8
e)。これを編集が終了するまで繰り返し、終了すると
文書管理手段3cへ前のステップで図9の形式で保存し
た編集行為の内容と共に返送する(ステップS8f)。
【0043】編集済文書と編集行為とを受け取った文書
管理手段3cは、まず編集行為を変更意図判断手段3b
へ転送する。変更意図判断手段3bは、編集行為の内容
に、先ほど検索された変更意図判断ルールを適用するこ
とによって、ユーザの変更意図を判断する(ステップS
8g)。図6は、変更意図の判断結果の例である。最後
に文書管理手段3cは、編集された文書を文書情報保存
手段3eに保存し、文書の変更履歴を先ほど判断された
変更意図の中で最も優先順位の高いものと共に、図7の
形式で、文書変更履歴保存手段3fに保存する(ステッ
プS8h)。
【0044】図10は、各ユーザに適用されるルールに
必要な編集行為のみを選択して編集行為保存手段1aに
保存するための編集行為保存選別手段を設けた場合に、
ユーザが文書を編集し、その変更意図を判断する処理を
示すフローチャートである。基本的な流れは、図1のフ
ローチャートの場合の、編集行為からユーザの変更意図
を判断する処理とほぼ同じである。図1に示す処理との
違いは、まずステップS10cにおいて、このユーザに
対して適用される変更意図判断ルールを順番に検索し、
その結果を図11に示される例のように記録するべき行
為と記録しない行為とを選別しそれを保存することであ
る。そして、ステップS10eの処理において、この選
別結果にもとづいて適用する変更意図判断ルールに必要
のない編集行為を記録しないための処理が行われる。こ
の例では、ユーザがユーザ名を選択した時点でどの行為
を選別するかを検索したが、ユーザごとのルールを保存
する際に、同時に作成してもよい。
【0045】図12は、文書の変更履歴を変更意図と共
に表示するための処理を示すフローチャートである。ユ
ーザは、まず表示ユーザ名入力手段2cより、自分の名
前を識別するユーザ名を入力する(ステップS12
a)。そして、変更履歴選別ルール保存手段2eに図1
3の形式で保存されている複数の選別ルール群の中か
ら、そのユーザに対して適用されるものを検索する(ス
テップS12b)。つぎに、表示対象となる一連の文書
群を変更履歴表示入出力手段2bによって指定する。文
書管理手段3cは、文書変更履歴保存手段3f、文書情
報保存手段3eを検索し、文書情報と変更履歴、変更意
図の情報を返送する(ステップS12c)。変更履歴表
示選別手段2dは、先ほど検索された選別ルールに基づ
いて、文書情報を選別し、ユーザの要求にあったものの
みを変更履歴表示処理手段2aへ送る(ステップS12
d)。そして、それらの情報を例えば図14に示すよう
に編集前の文書と編集後の文書をアイコンで表示し、そ
の間を変更意図を表現する線分で結合する形式で変更履
歴表示入出力手段2bへ表示する(ステップS12
e)。
【0046】図15は、ユーザ情報保存手段4cを設
け、ユーザ情報により変更意図判断ルールを決定するよ
うに構成した場合に、ユーザが文書を編集し、編集前の
文書と編集後の文書との差分からユーザの変更意図を判
断する処理を示すフローチャートである。編集行為から
変更意図を判断する場合も同様であるので、ここでは説
明を省略する。基本的な処理の流れは、図1、図8、図
10にで説明した処理と同様である。異なるのは、ステ
ップS15dに示される処理によって、ユーザ情報保存
手段4cに保存されているユーザ情報を検索する点であ
る。ここでは、ユーザ名をユーザ情報管理手段4bに送
り、ユーザ情報管理手段4bが、ユーザ情報保存手段4
cに保存されているユーザ情報を検索し、適用する変更
意図判断ルール群を検索する。ユーザ情報としては、図
16に示されるように、どのユーザがどのルール群を使
用するかの情報が記述されている場合と、図17に示さ
れるように、どのユーザがどのような役割を持っている
かの情報と、各役割にどのルール群が適用されるかの情
報に分かれて保存されている場合の2つの実施の態様が
ある。ユーザ情報管理手段4bは、前者の態様の場合に
は、ユーザ名で図16の形式のユーザ情報から対応する
変更意図判断ルール群のルール群番号を検索できる。後
者の態様の場合には、あるユーザ名が指定されると、ユ
ーザの役割を検索し、次にその役割に適用されるルール
群を検索する。ルール群は、図18の形態で変更意図判
断ルール保存手段3dに保存されているので、ルール群
番号を検索することで、必要なルール群を得ることがで
きる。
【0047】図19は、ユーザ情報保存手段4cを設
け、ユーザ情報により変更履歴表示選別のための選別ル
ールを決定するように構成した場合に、文書の変更履歴
を変更意図と共に表示するための処理を示すフローチャ
ートである。基本的な処理の流れは、図12で説明した
処理と同様である。異なるのは、ステップS19bに示
される処理によって、ユーザ情報を検索する点である。
ここでは、ユーザ名をユーザ情報管理手段4bに送り、
ユーザ情報管理手段4bが、ユーザ情報保存手段4cを
検索し、適用する選別ルール群を検索する。編集の場合
と同様に、ユーザ名から適用するルール群を直接検索す
る態様と、ユーザの役割を検索した上で、役割に対して
適用する選別ルール群を検索する態様とがある。そして
最終的に、例えば図14に示すように、各文書のアイコ
ンを、変更意図を表現する線分で結んだ形態で表示す
る。なお、ユーザ情報は上述のユーザの役割以外にも、
所属、役職、性別、年齢・・・といった様々な属性をも
とにすることができる。
【0048】図20は、文書または文書の一部(部分構
造)にユーザの属性情報を付加する機能を文書管理手段
に設け、その属性情報を基に変更意図判断ルールの選択
をする構成(請求項8および7に対応)の場合に、ユー
ザが文書を編集し、編集前の文書と編集後の文書との差
分からユーザの変更意図を判断する処理を示すフローチ
ャートである。編集行為から変更意図を判断する場合も
同様であるので、ここでは省略する。基本的な処理の流
れは、図15の場合と同様である。異なるのは、ステッ
プS20dに示される処理によって、文書に対して付与
されたユーザの役割情報を検索し、ステップS20eに
示される処理によって、その役割情報に応じた変更意図
判断ルールを検索する点である。各文書にユーザの属性
情報を付加する構成の場合(請求項8)は、図21に示
されるような形態で、文書21a1、…21a4ごとに
各ユーザの役割情報21b1、…21b4が付与されて
いる。各文書の一部にユーザの属性情報を付加する構成
の場合(請求項9)は、図22に示されるような形態
で、各文書の構成単位22a11、22a12、22a
13…ごとに各ユーザの役割情報22b1、22b2、
22b3…が付与されている。この情報を検索すること
によって、変更が行われた文書あるいは箇所のユーザの
役割を得ることができる(ステップS20d)。そし
て、その役割情報のもとに、ユーザ情報管理手段4b
は、ユーザ情報保存手段4cに図23の形式で保存され
ているユーザ情報を検索し、適用される変更意図判断ル
ールを検索する(ステップS20e)。
【0049】図24は、ユーザ傾向把握手段4aを設け
た構成の場合(請求項10・11)に、ユーザの行為
(装置が示した変更意図を選択する行為)から、変更意
図判断ルールを変更する処理を示すフローチャートであ
る。ここでは、ユーザが文書を編集し、編集前の文書と
編集後の文書との差分からユーザの変更意図を判断する
処理を例とする。編集行為から変更意図を判断する場合
も同様であるので、ここでは省略する。ステップS24
aからステップS24fまでは、図15の場合と全く同
様である。装置によって判断された変更意図は、優先順
位が高い順に図25に示されるような形態でユーザに対
して提供される(ステップS24g)。そして、その中
からユーザは、自分の意図に最も近いものを選択する
(ステップS24h)。選択結果および編集した文書
は、文書管理手段3cによって、文書変更履歴保存手段
3fおよび文書情報保存手段3eへ、それぞれ保存され
る(ステップS24i)。さらに、選択結果は、ユーザ
傾向把握手段4aへ転送される(ステップS24j)。
ユーザ傾向把握手段4aは、ユーザの選択結果からユー
ザの傾向を判断し(ステップS24k)、変更意図判断
ルール保存手段3dに図5で示される形態で保存されて
いる変更意図判断ルール群を変更したり(請求項10の
場合)、ユーザ情報保存手段4cに図16で示される形
態で保存されているユーザ情報の変更意図判断ルールに
関する部分を変更する(請求項11の場合)(ステップ
S24l)。
【0050】このユーザの傾向を判断しルールを修正す
る処理例としては、ユーザが選択した判断のルールの優
先順位を上げ、ユーザが選択しなかったルールの優先順
位を下げるといった処理を挙げることができる。また、
ユーザの傾向を判断し、ユーザ情報を変更する処理例と
しては、装置が判断した変更意図をユーザが選択する割
合が、一定に満たない場合は、適用するルール群を交換
するといった処理を挙げることができる。
【0051】なお、以上の説明では、装置が判断した変
更意図を選択するというユーザの行為をもとにルールの
内容変更や適用ルールの変更を行うようにしたが、アク
セス回数、過去の変更内容、過去の変更の頻度、他の文
書の参照・・・などといった、様々な行為情報をもとに
することも可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、複数のユーザによって
共有される文書に対してある変更が行われた場合に、変
更を行ったユーザに応じて、その変更意図を自動的に判
断することができる。また、この変更意図を表示する際
にも、表示を見るユーザに応じて、適切な形態で提供す
ることができる。
【0053】本発明(請求項1)では、変更意図を判断
するためのルールを、各ユーザごとに持つことができる
ようにした。このことによって、各ユーザの役割や傾向
に応じたルールに従って、より正確に変更意図を判断す
ることができるようになった。
【0054】また、本発明(請求項2)では、変更意図
判断のために記録するユーザの編集行為を、そのユーザ
に対して適用するルールに適したものとするようにし
た。このことによって、前記発明(請求項1)の効果に
加えて、編集行為の記録に要する記憶領域を少なくし、
さらに記録に要する処理を高速化することができる。
【0055】また、本発明(請求項4)では、変更履歴
を選別して表示するためのルールを、各ユーザごとに持
つことができるようにした。このことによって、ユーザ
に応じて変更履歴を選別して表示することができ、必要
な情報のみが適切に表示される。
【0056】本発明(請求項6)では、各ユーザごとに
ルールを用意する代わりに、ユーザ情報を保存し、それ
を利用して変更意図判断ルール、表示の選別ルールを選
択できるようにした。このことによって、前記発明の構
成(請求項1、請求項2、請求項4)の効果に加えて、
各ユーザごとにそれぞれルールを用意する必要がなくな
り、記憶領域を節約することができる。また、適用する
ルールを変更する場合にも、ユーザ情報を書き換えるだ
けでよく、操作も容易になる。
【0057】本発明(請求項7)では、各ユーザに対し
て適用されるルールを保存する代わりに、各ユーザの属
性と、各属性に対する適用ルールの情報を保存するよう
にした。このことによって、前記発明(請求項6)の効
果に加えて、各ユーザの属性を変更する操作によって適
用ルールを変化させることができ、適用ルール変更操作
が容易になる。
【0058】本発明(請求項8)では、各文書ごとにユ
ーザの属性を記述することができるようにした。このこ
とによって、前記発明(請求項7)の効果に加えて、文
書ごとにユーザの属性が異なる場合においても、変更意
図を判断するためのルールを適切に変化させることがで
き、正確な判断が可能となる。
【0059】本発明(請求項9)では、各文書の一部分
についてもユーザの役割を記述することができるように
した。このことによって、前記発明(請求項7、請求項
8)の効果に加えて、一つの文書を複数のユーザで扱う
ような場合においても、変更意図を判断するためのルー
ルを適切に変化させることができ、正確な判断が可能と
なる。
【0060】本発明(請求項3、請求項5、請求項1
0)では、ユーザの行為から、ユーザの傾向を把握し、
それによって適用するルールを変化させることができる
ようにした。このことによって、そのユーザの傾向に合
わせて、変更意図を判断するルールを自動的にに変更す
ることができる。
【0061】以上により、文書が複数のユーザによって
変更が行われた場合においても、適切に変更意図を判断
し、ユーザの要求にあった変更履歴のみを選別して提供
することができる。これらによって、文書を使ったグル
ープワークを効果的に行うことができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の文書管理装置を実現するための構成
を示すブロック図
【図2】 ユーザが文書を編集し、編集前の文書と編集
後の文書との差分からユーザの変更意図を判断する処理
を示すフローチャート
【図3】 文書情報保存手段3eに保存される文書情報
の例
【図4】 差分検出手段3aによって検出された差分情
報の例
【図5】 変更意図判断ルール保存手段3dに保存され
る複数の変更意図判断ルールの例
【図6】 変更意図判断ルールを適用し、変更意図を判
断した結果の例
【図7】 文書変更履歴保存手段3fに保存される変更
履歴情報の例
【図8】 ユーザが文書を編集し、その編集行為からユ
ーザの変更意図を判断する処理を示すフローチャート
【図9】 編集行為保存手段1aに保存される編集行為
の例
【図10】 各ユーザに適用されるルールに必要な編集
行為のみを選択して編集行為保存手段1aに保存する場
合に、ユーザが文書を編集し、その変更意図を判断する
処理を示すフローチャート
【図11】 編集行為を記録するかどうかを判断した結
果の例
【図12】 文書の変更履歴を表示する処理を示すフロ
ーチャート
【図13】 変更履歴選別ルール保存手段2eに保存さ
れる選別ルールの例
【図14】 変更履歴を実際に表示した例
【図15】 ユーザ情報保存手段4cを設け、ユーザ情
報により変更意図判断ルールを決定するように構成した
場合に、ユーザが文書を編集し、編集前の文書と編集後
の文書との差分からユーザの変更意図を判断する処理を
示すフローチャート
【図16】 ユーザ情報保存手段4cに保存されるユー
ザ情報の例
【図17】 ユーザ情報保存手段4cに保存されるユー
ザ情報の例
【図18】 変更意図判断ルール保存手段3dへ保存さ
れるルールの例
【図19】 文書の変更履歴を表示する処理を示すフロ
ーチャート
【図20】 文書または文書の一部にユーザの属性情報
を付加し、その属性情報を基に変更意図判断ルールの選
択をする構成の場合に、ユーザが文書を編集し、編集前
の文書と編集後の文書との差分からユーザの変更意図を
判断する処理を示すフローチャート
【図21】 文書情報保存手段3eに保存される文書情
報の例
【図22】 文書情報保存手段3eに保存される文書情
報の例
【図23】 ユーザ情報保存手段4cに保存されるユー
ザ情報の例
【図24】 ユーザ傾向把握手段4aを設けた構成の場
合に、ユーザの行為(装置が示した変更意図を選択する
行為)から、変更意図判断ルールを変更する処理を示す
フローチャート
【図25】 変更意図をユーザに選択させる場合の画面
【符号の説明】
1…文書編集部、1a…編集行為保存手段、1b…文書
編集入出力手段 1c…編集ユーザ名入力手段、1d…文書編集処理手
段、1e…ユーザ、2…変更履歴表示部、2a…変更履
歴表示処理手段、2b…変更履歴表示入出力手段、2c
…表示ユーザ名入力手段、2d…変更履歴表示選別手
段、2e…変更履歴選別ルール保存手段、3…文書管理
部、3a…差分検出手段、3b…変更意図判断手段、3
c…文書管理手段、3d…変更意図判断ルール保存手
段、3e…文書情報保存手段、3f…文書変更履歴保存
手段、4…ユーザ情報管理部、4a…ユーザ傾向把握手
段、4b…ユーザ情報管理手段、4c…ユーザ情報保存
手段、5…ネットワーク

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編集によって生ずる一連の文書につい
    て、変更履歴をも含む管理をすると共に、変更意図を判
    断し記録する文書管理部と、 前記文書管理部に管理される文書を編集する文書編集部
    と、 文書の変更履歴を変更意図を示しながら表示する変更履
    歴表示部とを有する文書編集管理装置において、 前記文書編集部に、 編集したユーザを特定するユーザ名入力手段を設け、 前記文書管理部に、 各ユーザそれぞれのための変更意図を判断する変更意図
    判断ルールを保存する変更意図判断ルール保存手段と、 文書の内容変更に関する情報から、前記ユーザ名入力手
    段により特定されたユーザに対応する前記変更意図判断
    ルールに基づいて、ユーザの変更意図を判断する変更意
    図判断手段とを設けたことを特徴とする文書管理装置。
  2. 【請求項2】 前記文書の内容変更に関する情報とし
    て、ユーザの行った編集行為の内容のうち、各ユーザに
    適用されるルールに必要な編集行為のみを選択して保存
    する編集行為保存手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の文書管理装置。
  3. 【請求項3】 ユーザの行為をもとに、ユーザの傾向を
    把握するユーザ傾向把握手段を設け、そのユーザ傾向把
    握手段により把握したユーザの傾向をもとに、前記変更
    意図判断ルール保存手段に保存されている変更意図判断
    ルールの内容を修正することを特徴とする請求項1記載
    の文書管理装置。
  4. 【請求項4】 編集によって生ずる一連の文書につい
    て、変更履歴をも含む管理をすると共に、変更意図を判
    断し記録する文書管理部と、 前記文書管理部に管理される文書を編集する文書編集部
    と、 文書の変更履歴を変更意図を示しながら表示する変更履
    歴表示部とを有する文書編集管理装置において、 前記変更履歴表示部に、 表示を見るユーザを識別するための表示ユーザ名入力手
    段と、 各ユーザそれぞれのための選別ルールを保存する変更履
    歴選別ルール保存手段と、 対応するユーザの選別ルールを用いて変更履歴のうち特
    定の条件を満たすものを選別する変更履歴表示選別手段
    とを設けたことを特徴とする文書管理装置。
  5. 【請求項5】 ユーザの行為をもとに、ユーザの傾向を
    把握するユーザ傾向把握手段を設け、そのユーザ傾向把
    握手段により把握したユーザの傾向をもとに、前記変更
    履歴選別ルール保存手段に保存されている変更履歴選別
    ルールの内容を修正することを特徴とする請求項4記載
    の文書管理装置。
  6. 【請求項6】 編集によって生ずる一連の文書につい
    て、複数の文書を保存する文書情報保存手段と、ユーザ
    の変更意図を判断するルールを保存する変更意図判断ル
    ール保存手段と、その変更意図判断ルールを適用して文
    書の内容変更に関する情報から変更意図を判断する変更
    意図判断手段と、変更履歴を保存する文書変更履歴保存
    手段とを有する文書管理部と、 前記文書管理部に管理される文書を編集する文書編集部
    と、 変更履歴選別ルールに基づいて選別された文書の変更履
    歴を変更意図を示しながら表示する変更履歴表示部とを
    有する文書編集管理装置において、 各ユーザの情報を保存するユーザ情報保存手段と、その
    ユーザ情報保存手段に保存される情報を管理するユーザ
    情報管理手段を有するユーザ情報管理部を付加し、 前記ユーザ情報保存手段に保存されたユーザの情報に基
    づいて、変更意図の判断に用いる変更意図判断ルールま
    たは変更履歴表示の選別に用いる変更履歴選別ルールを
    決定することを特徴とする文書管理装置。
  7. 【請求項7】 前記ユーザ情報保存手段に保存されるユ
    ーザ情報が、各ユーザの属性についての情報と、各属性
    に対して適用されるルールについての情報で構成される
    ことを特徴とする請求項6記載の文書管理装置。
  8. 【請求項8】 前記文書管理手段は、前記文書情報保存
    手段に保存される文書それぞれに、各ユーザの属性情報
    を付加する機能を有し、 前記変更意図判断手段は、あるユーザがある文書を編集
    した場合には、その文書に付加されているユーザの属性
    情報から適用する変更意図判断ルールを選択する機能を
    有することを特徴とする請求項6記載の文書管理装置。
  9. 【請求項9】 前記文書管理手段は、前記文書情報保存
    手段に保存される文書の一部分に、各ユーザの属性情報
    を付加する機能を有し、 変更意図判断手段は、あるユーザがある文書の一部分を
    編集した場合には、ユーザの属性に応じたルールを適用
    して、変更意図を判断する機能を有することを特徴とす
    る請求項6記載の文書管理装置。
  10. 【請求項10】 ユーザの行為をもとに、ユーザの傾向
    を把握するユーザ傾向把握手段を設け、そのユーザ傾向
    把握手段により把握したユーザの傾向をもとに、前記変
    更意図判断ルール保存手段に保存されている変更意図判
    断ルールの内容を修正することを特徴とする請求項6記
    載の文書管理装置。
  11. 【請求項11】 ユーザの行為をもとに、前記ユーザ情
    報保存手段に保存されているユーザ情報を書き換えるこ
    とを特徴とする請求項6記載の文書管理装置。
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