JP3170272U - 床板および当該床板を用いた床暖房構造 - Google Patents

床板および当該床板を用いた床暖房構造 Download PDF

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Abstract

【課題】温水供給管の点検を容易化させるとともに、初期の導入コストおよび爾後のメンテナンスコストを低減可能とする床板及び床板を用いた床暖房構造を提供する。【解決手段】床板本体11の裏面には、温水供給管を係止する複数の留め具14が設けられる。床暖房構造は、床板を用い、床板の留め具に係止させた温水供給管の下方にアルミニウム製の熱反射シートを設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、住宅の床板に係り、特に床暖房用の床板および当該床板を用いた床暖房構造に関する。
住宅用暖房として、従来から、温水パイプを床下に配設する各種の床暖房装置が知られている。床暖房装置は、ボイラ装置等の適宜の給湯装置を用いて水を加熱し、加熱した水を床下に配設した温水供給管に送って床下を温めるものである。加熱装置において適宜の温度に加熱された水は、ポンプ装置を介して、循環経路を構成するように設けた温水供給管の内部を循環するようになっている。
温水供給管を床下に設ける場合、従来一般には、温水供給管を床コンクリートに埋設することが多い(下記特許文献1参照)。また、温水供給管をあらかじめ内部に組み込んだ床パネル材を用いる場合もある(下記特許文献2参照)。
特開2000−274711 特開2001−065887
問題は、メンテナンスの困難、および導入時またはメンテナンス時における経済性の悪さにある。これは次の通りである。
まず、温水供給管をコンクリートに埋設した場合は、経年劣化や地震等によってパイプに緩みや破損が生じたときに、問題の発生箇所を発見することが難しいという難がある。実際に水漏れが生じても、水はコンクリート内を移動して、コンクリートのひび割れ部分等から漏れるので、どの部位で問題が生じているのかは、実際にはコンクリートの全体を破壊して点検するしかないからである。この場合は、大がかりな工事が必要となることが多く、居住者にも不便をかけるし、メンテナンスコストも嵩む。
温水供給管をあらかじめ内部に組み込んだ床パネル材を用いる場合は、問題となる箇所(パイプの継手箇所等)の特定が比較的容易である。パネル材の状態を点検すれば、水の滲みだし具合などから問題の発生箇所を外観目視でも確認しやすいからである。しかし、温水供給管をあらかじめ内部に組み込んだ床パネル材は、もともと製造コストが嵩む。このため、導入コスト(建築時に要する費用)に割高感が生ずるし、メンテナンス時の交換コストも嵩むため、価格競争には一定の制約が生じる。
そこで、本考案の目的は、温水供給管の点検を容易化させるとともに、初期の導入コストおよび爾後のメンテナンスコストを低減可能とする点にある。
前記目的を達成するため、本考案に係る床板は、床板本体の裏面に、温水供給管を係止する複数の留め具を設ける(請求項1)。
請求項2は、請求項1に係る床板を利用した床暖房構造であり、床板の留め具に係止させた温水供給管の下方に、当該温水供給管の下方部分を覆うアルミニウム製の熱反射シートを設けることを特徴とする。
請求項1に係る床板は、温水供給管を係止する複数の留め具を備えるので、大引または根太の上に床板を配設した後、当該床板の裏面にある留め具に温水供給管を挿通させるだけで温水供給管を配設することが出来る。床板には留め具を設けるだけなので床板の製造コストは嵩まないし、配管作業も簡単であるから、床暖房のための配管に要する初期導入コストは、確実に低減する。
また、爾後に温水供給管や継手部分に劣化や損傷が起きた場合も、床下から目視点検するだけで容易に問題箇所を発見できる。また、問題のある箇所の温水供給管の交換作業も容易であるから、メンテナンスコストも低減できる。
請求項2に記載するように、温水供給管の下方部分を覆うアルミニウム製の熱反射シートを設けた場合は、温水供給管の内部を流れる温水(熱媒)の熱損失を最大限に防止することが出来る。アルミニウム製の熱反射シートは、床下冷気の遮断性に優れ、温水供給管の熱を逃がさない。このため、温水供給管の熱損失は、コンクリートや断熱樹脂材に温水供給管を埋設した場合と同程度に保つことが出来る。
アルミニウム製の熱反射シートは、軽量、肉薄である。このため、取り扱いも容易である。ネジ、釘を用いて簡単に各種部材に固定できる。熱反射シートは、床板の固定前または固定後に大引等の基礎部分に固定し、温水供給管の下方部分を覆うよう、適宜箇所を床板の裏面に固定金具(釘、ネジ等)を介して固定する。
本考案に係る床板および当該床板を用いた床暖房構造によれば、温水供給管をコンクリート等に埋設しないので、温水供給管の点検が容易となり、床板の構成が単純であるから、温水供給管の導入コストおよび爾後のメンテナンスコストをより低減させることが可能となる。
実施形態に係る床板の裏面を例示する斜視図である。 図1の床板の配設時の上下関係を例示する図である。 実施形態に係る床板を基礎に配する状態を例示する斜視図である。 実施形態に係る床板に温水供給管を配した状態を例示する図である。 実施形態に係る熱反射シートの配設例を示す図である。 実施形態に係る熱反射シートによって床板裏面を被覆する状態を例示する図である。 実施形態に係る留め具の他の形状を例示する図である。
図1は、本考案に係る床板の実施形態を例示する図である。この床板10は、床板本体11の裏面に温水供給管を係止する複数の留め具14を設けるものである。留め具14は、床板10の裏面に配設するため、床板10を大引等の躯体基礎に配設する場合は、留め具14は床板10の下(裏面)に位置することになる(図2参照)。
床板本体11は、通常の木板または構造用合板を用いることが出来る。戸建住宅の床は、各種の構造がある。伝統的な構造で床を作る場合は、大引の上に根太を配し、当該根太の上に木板を配する。近時の戸建住宅では、十分な強度をもつ構造用合板を用い、大引の上に直接構造用合板を張ることも少なくない。根太を省略することが出来るため、床の構造が単純化され建築コストを圧縮できる利点がある。
温水供給管を係止する留め具14は、例えば、温水供給管を抱持する支持部14−1と、当該留め具14を床板本体11に固定するための固定フランジ14−2とを備える。支持部14−1は、例えば、略U字状を呈する部材であり、固定フランジ14−2は、当該支持部14−1の基端に設けた平板の部材である。
留め具14を固定するときは、固定フランジ14−2を床板本体11の裏面に当接させ、例えば、適宜本数のネジSによって締め固定する。
留め具14(支持部14−1および固定フランジ14−2)は、金属または樹脂によって成形することが出来る。コストを低減するため、留め具14は一体成形のものを使用することが望ましい。留め具14は、配管用保持金具あるいは配管用支持金具として、各種のものが市場に提供されている。
留め具14は、例えば、平面長方形を呈する床板本体11の長手方向に、適当間隔をおいて複数配する。この実施形態(図1、図2)では、床板本体11の長手方向に4個の留め具14を一列で配設した場合を示してあるが、個数および配列数は適宜調整できる。留め具14の個数および配列数は、床板本体11の寸法、あるいは温水供給管の配設パターン等に応じて設計することが望ましいからである。
床板10は、例えば図3に示すように、留め具14を下にして大引20の上に貼ってゆく。この実施形態では床板本体11として構造用合板を用いたので、特に必要がなければ大引20の上に根太を配するまでもない。なお、22は、大引20を支持する床束である。床束としては、例えば、プラスチック製のもの(いわゆるプラ束)、鋼製のもの(いわゆる鋼製束)を利用できる。床束22を配する基礎は、例えばコンクリートのベタ床としておくことが出来る。必要に応じて、床束22の束石(つかいし)を設けても良い。
従って、かかる床板10を用いれば、床板10を基礎(大引20等)に貼った後、図4に示すように、当該床板10の裏面に配設してある留め具14に温水供給管30を挿通させるだけで、床暖房用の温水供給管30を自由な設計パターンで簡単に設置することが出来る。温水供給管30は、床板10の裏面に直接接触しないよう若干離隔させて配する(留め具14に係止させる)ことが望ましい。この場合、留め具14は、温水供給管30の外径よりも若干大きめの上下寸法とすれば良い。
温水供給管30の端部接続は、例えば温水ヘッダーを介して行うことが出来る。もちろん、個別の継ぎ手によって温水供給管30の端部連結を行っても良い。温水供給管30に対する温水の供給は、例えばボイラ装置(給湯装置;図示せず)を介して行うことが出来る。
この床板10を用いた床暖房は、戸建住宅の一階の床部分に限らず、温水ヘッダー等を介して二階の床部分にも適用することが出来る。この場合、一階の温水供給管30と二階の温水供給管(30)は、例えば温水ヘッダーと縦管とを用いて連結し、一個の温水ボイラ装置から供給される温水を共有(連続循環)させることが望ましい。一階と二階の温水供給を別系統として、複数の給湯装置を設けても良いことは勿論である。二階に配する床板10は、例えば、桁または梁の間に根太を配して当該根太の上に貼ってゆけば良い。
この床板10を用いて床暖房を行う場合、好ましくは、隣接する大引20の間にアルミニウム製の熱反射シート25(図5)を設けることが望ましい。無駄な熱損失を避けるためである。アルミニウム製の熱反射シート25は、肉薄軽量でありながら、熱の遮断性能(保温性能)に優れる。
熱反射シート25は、床板10を貼る前または床板10を貼った後のいずれかの段階で配設することが出来る。床板10を貼る前に熱反射シート25を設ける場合は、例えば、大引20の上面に熱反射シート25の端部を固定金具(例えば釘、ネジ等)26を介して配設する。この場合は、熱反射シート25を弛ませて配する。これは、図6に示すように、弛ませた部分を床板10を貼った後に、固定金具(例えば釘、ネジ等)27を介して床板10の裏面に固定させるためである。このようにすると、熱反射シート25は、留め具14および当該留め具14に挿通させた温水供給管30の全体を被覆して、温水供給管30を流れる温水の熱損失を最大限に防止する。
アルミニウム製の熱反射シート25は、可撓性に富む肉薄の軽量材であるから、大引20の上に床材10を貼った後に、熱反射シート25の端部を大引20の側面に固定することも出来る。この場合は、メンテナンス時に熱反射シート25を取り外し易いため、メンテナンス時の作業効率をより高めることが出来る。
二階の床の場合は、一階天井面を構成する天井ボード(例えば石膏ボード)を配設する前に、温水供給管(30)および熱反射シート(25)を配設し、その後に天井ボードを貼れば良い。熱反射シート25は、隣接する大引20または根太に若干の余裕をもって掛け渡すことができる幅寸法と、大引20または根太の長手寸法と同じまたはそれ以上の寸法のものを使用することが望ましい。配設のための作業回数を減らすためである。
このように、温水供給管30の下方をアルミニウム製の熱反射シート25によって被覆すれば、コンクリートや発泡樹脂等の断熱材と同様の熱遮断性能を発揮する一方で、取り付け、取り外しが容易に出来るので、床暖房の導入設置時(新築時など)や経年メンテナンス時の作業を非常に容易に行うことが出来る。従来のように、温水供給管30を埋設したコンクリート層やパネル材を破壊し交換する必要がないため、メンテナンスコストも確実に低減できる。
なお、留め具の形状は、前記実施形態のものに限定されない。例えば、図7に示すように、水平の固定フランジ41と、この固定フランジ41の端部を略直角に折曲させた立ち上がり部42を対称に設け、立ち上がり部42の先端に略円形の抱持部43を備える留め具44を使用する等である。
温水供給管30は、耐熱性のある樹脂管(例えば塩化ビニル系管)、金属管、金属管の内部に耐熱性樹脂管を備える二重管など、各種のものを使用できる。
温水供給管の経路構成は、単管式、複管式いずれでもよい。貯湯タンクを用いる場合は、往路用のパイプと復路用のパイプを備える複管式の管配設を行う場合が多い。
10 床板
11 床板本体
14 留め具
14−1 支持部
14−2、41 固定フランジ
20 大引
22 床束
25 熱反射シート
26、27 固定金具
30 温水供給管
42 立ち上がり部
43 抱持部
S ネジ

Claims (2)

  1. 床板本体の裏面に、温水供給管を係止する複数の留め具を備えることを特徴とする床板。
  2. 請求項1記載の床板を用いた床暖房構造であって、前記床板の留め具に係止させた温水供給管の下方に、当該温水供給管の下方部分を覆うアルミニウム製の熱反射シートを設けることを特徴とする床暖房構造。
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