JP3170085U - 反射式スピーカー - Google Patents
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Abstract
【課題】低音効果及び音響効果の良いスピーカーを提供する。
【解決手段】本反射式スピーカー1は、エンクロージャー10、スピーカーユニット2、導音部3、振動体4を有する。前記スピーカーユニットが発する後方への音波を、音響室の内部、導音部の外部から導音部の内部へと伝え、振動体を押し動かし、その振動により対応する音を発する構造により、音響室内の定在波を減少させることができ、より良い音色を得ることが可能となる。更に、後方への音波を伝える距離を長くすることで、低音域を伸ばす効果があり、振動体を押し動かす力を増加させることが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】本反射式スピーカー1は、エンクロージャー10、スピーカーユニット2、導音部3、振動体4を有する。前記スピーカーユニットが発する後方への音波を、音響室の内部、導音部の外部から導音部の内部へと伝え、振動体を押し動かし、その振動により対応する音を発する構造により、音響室内の定在波を減少させることができ、より良い音色を得ることが可能となる。更に、後方への音波を伝える距離を長くすることで、低音域を伸ばす効果があり、振動体を押し動かす力を増加させることが可能となる。
【選択図】図1
Description
本考案は、音響装置であるスピーカーに関し、特に、低音効果を増強できる反射式スピーカーに関する。
米国特許第US20050195987号公報には、エンクロージャーと、導音体及び少なくとも2つのスピーカーからなる音響システムが記載されている。前記スピーカーはエンクロージャーと同じ方向へ配置されるよう結合されており、それぞれ前方への音波と後方への音波を発する。導音体はエンクロージャーの内部に取り付けられ、前記スピーカーと結合される。前記スピーカーの後方への音波を音の出口へと伝えることで、低音効果を増強させる。
台湾特許第M313396号及びそれに対応する米国特許第US20080169150号公報には、エンクロージャー及びスピーカーからなる反射式スピーカーが記載されている。前記エンクロージャーは第一外殻及び第二外殻を備え、前記第一外殻及び第二外殻は音響室を形成している。前記音響室は前記第一外殻から内側へ延伸してなる反射導音管と、前記第二外殻から内側へ延伸してなる導音体を備える。前記導音体は前記反射導音管の外周を囲むように設置され、前記反射導音管と一定の距離を有する。前記スピーカーは開口部が外側に向けられ前記エンクロージャーに収容され、音を発するのに使用される。
上述した従来の考案は、共に音の出口を備え、導音構造によりスピーカーの後方への音波を音の出口へと導いているが、後方への音波の推力を利用しスピーカーの音響効果を増幅するには至らない。
そこで、本考案は、低音効果及び音響効果の良いスピーカーを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための本考案の一つの特徴に従った反射式スピーカーは、エンクロージャー、スピーカーユニット、導音部、振動体、を有する。前記スピーカーユニットが発する後方への音波が導音部により伝わった後、振動体を押し動かし、その振動により対応する音を発する。
本考案の他の特徴に従った反射式スピーカーは、前記スピーカーユニットが発する後方への音波を、音響室の内部、導音部の外部から導音部の内部へと伝える構造により、音響室内の定在波を減少させることができ、より良い音色を得ることが可能となる。更に、後方への音波を伝える距離を長くすることで、低音域を伸ばす効果があり、振動体を押し動かす力を増加させることが可能となる。
本考案によれば、低音効果及び音響効果の良いスピーカーを提供できる。
添付の図面を参照しながら、本考案の実施例について以下に説明する。
図1は本考案の実施例1に従った反射式スピーカーを示す説明図であり、図2は本考案の実施例1に従った導音部を示す説明図である。本実施例において、反射式スピーカー1は、エンクロージャー10、スピーカーユニット2、導音部3及び振動体4、を備える。
エンクロージャー10は第一外殻11及び第二外殻12の組み合わせからなる。第一外殻11及び第二外殻12はそれぞれ音の出口である第一出口111及び第二出口121を備える。エンクロージャー10はスピーカーユニット2、導音部3及び振動体4を結合し、その内部に密閉された音響室13を形成する。
スピーカーユニット2は第一外殻11と結合され、第一出口111に隣接して設置される。スピーカーユニット2は、矢印21が示す方向に前方への音波を、矢印22が示す方向に後方への音波を発する。スピーカーユニット2が発する前方への音波は第一出口111から第一外殻11の外部へと伝わり、後方への音波は音響室13内部へ伝わる。
導音部3は第一導音体31及び第二導音体32からなる。第一導音体31は第一底壁311、第一側壁312及び第三側壁313からなる。第一側壁312及び第三側壁313の一端はそれぞれ第一底壁311と結合される。第二導音体32は第二底壁321、第二側壁322及び第四側壁323からなる。第二側壁322及び第四側壁323の一端はそれぞれ第二底壁321と結合される。第二底壁321の中間には第二側壁322の内部に繋がる貫通孔324を備える。第二側壁322の直径は第三側壁313より小さく、第四側壁323の直径は第一側壁312より小さく、第三側壁313より大きい。第三側壁313、第四側壁323及び第一側壁312はこの順番で第二側壁322の外周に等間隔で設置される。第一側壁312及び第三側壁313の他端は第二底壁321とは接触しておらず、第二側壁322及び第四側壁323の他端は第一底壁311とは接触していない。
第一底壁311は、第二側壁322及び第四側壁323に最も近い箇所がそれぞれ第一出口111の方向に突き出た円弧状になっている。第一底壁311はスピーカーユニット2に結合されるか、或いは支持体によってエンクロージャー10と結合される。第二底壁321はラッパ型の共振部325及び開口部326を備え、共振部325は貫通孔324及び開口部326と繋がっている。
振動体4は第二出口121に隣接しており、第二底壁321と結合され、開口部326を閉じている。第二底壁321は第二出口121に隣接しており、第二外殻12と結合される。
スピーカーユニット2が発する後方への音波は、音響室13の内部、第一側壁312の外部から、第一側壁312の内側、第四側壁323、第三側壁313及び第二側壁322を迂回し、第二側壁322の内部へ伝わる。更に貫通孔324及び共振部325を通り、振動体4を押し動かし、その振動により対応する音を発する。発生した音は第二出口121から第二外殻12の外部へと伝わる。
本実施例において、スピーカーユニット2と導音部3は一列に並べられるため、左右の幅が狭く前後が長いエンクロージャー10に適する。
図3は本考案の実施例2に従った反射式スピーカーを示す説明図であり、図4は本考案の実施例2に従った導音部を示す説明図である。本実施例において、反射式スピーカー5は、エンクロージャー6、スピーカーユニット2、2つの導音部7及び2つの振動体4、を備える。
エンクロージャー6は第一外殻61及び第二外殻62の組み合わせからなる。第一外殻61は音の出口である第一出口611を備え、第二外殻12は音の出口である第二出口621を2つ備える。エンクロージャー6はスピーカーユニット2、2つの導音部7及び2つの振動体4を結合し、その内部に密閉された音響室63を形成する。
スピーカーユニット2は第一外殻61と結合され、第一出口611に隣接して設置される。スピーカーユニット2は、矢印21が示す方向に前方への音波を、矢印22が示す方向に後方への音波を発する。スピーカーユニット2が発する前方への音波は第一出口611から第一外殻61の外部へと伝わり、後方への音波は音響室63内部へ伝わる。
導音部7は第一導音体71及び第二導音体32からなる。第一導音体71は第一底壁711、第一側壁712及び第三側壁713からなる。第一側壁712及び第三側壁713の一端はそれぞれ第一底壁711と結合される。本実施例の第一導音体71は第一外殻61と一体成型される、或いは第一外殻61と結合される。第二導音体32の構造は実施例1の通りです。第二側壁322の直径は第三側壁713より小さく、第四側壁323の直径は第一側壁712より小さく、第三側壁713より大きい。第三側壁713、第四側壁323及び第一側壁712はこの順番で第二側壁322の外周に等間隔で設置される。第一側壁712及び第三側壁713の他端は第二底壁321とは接触しておらず、第二側壁322及び第四側壁323の他端は第一底壁711とは接触していない。
本実施例の第一底壁711もまた、第二側壁322及び第四側壁323に最も近い箇所がそれぞれ第一出口611の方向に突き出た円弧状になってもよい。
本実施例の振動体4及び第二底壁321の構造は実施例1の通りである。第二底壁321は第二出口621に隣接しており、第二外殻62と結合される。
本実施例において、スピーカーユニット2が発する後方への音波は、音響室63の内部、第一側壁712の外部から、第一側壁712の内側、第四側壁323、第三側壁713及び第二側壁322を迂回し、第二側壁322の内部へ伝わる。更に貫通孔324及び共振部325を通り、振動体4を押し動かし、その振動により対応する音を発する。発生した音は第二出口621から第二外殻62の外部へと伝わる。
本実施例のスピーカーユニット2は2つの導音部7の間に等間隔で設置されるため、左右の幅が広く前後が短いエンクロージャー6に適する。
本考案の反射式スピーカーは、導音部と振動体を結合させることで、スピーカーユニットが発する後方への音波が導音部により伝わった後、振動体を押し動かし、その振動により対応する音を発する。これにより、より良い低音効果が得られる。
本考案の反射式スピーカーは、スピーカーユニットが発する後方への音波を、音響室の内部、導音部の外部から導音部の内部へと伝える構造により、音響室内の定在波を減少させることができ、より良い音色を得ることが可能となる。更に、後方への音波を伝える距離を長くすることで、低音域を伸ばす効果があり、振動体を押し動かす力を増加させることが可能となる。これにより、より良い音響効果が得られる。
上述において、本考案の説明の利便性のために最良の実施例を挙げて説明したが、これらの実施例は本考案の請求の範囲を限定するものではなく、本考案に基づく本考案の要旨を逸脱しないあらゆる変更は本考案の特許請求の範囲に含まれる。
1、5 反射式スピーカー
10、6 エンクロージャー
11、61 第一外殻
111、611 第一出口
12、62 第二外殻
121、621 第二出口
13、63 音響室
2 スピーカーユニット
21、22 矢印
3、7 導音部
31、71 第一導音体
311、711 第一底壁
312、712 第一側壁
313、713 第三側壁
32 第二導音体
321 第二底壁
322 第二側壁
323 第四側壁
324 貫通孔
325 共振部
326 開口部
4 振動体
10、6 エンクロージャー
11、61 第一外殻
111、611 第一出口
12、62 第二外殻
121、621 第二出口
13、63 音響室
2 スピーカーユニット
21、22 矢印
3、7 導音部
31、71 第一導音体
311、711 第一底壁
312、712 第一側壁
313、713 第三側壁
32 第二導音体
321 第二底壁
322 第二側壁
323 第四側壁
324 貫通孔
325 共振部
326 開口部
4 振動体
Claims (9)
- 反射式スピーカーであって、
第一出口を有する第一外殻及び少なくとも1つの第二出口を有する第二外殻からなるエンクロージャーと、
前記第一外殻と結合され、前記第一出口に隣接するスピーカーユニットと、
互いに結合される第一底壁及び第一側壁から構成される第一導音体と、互いに結合される第二底壁及び第二側壁から構成される第二導音体からなる少なくとも1つの導音部と、
前記第二底壁と結合され、前記第二出口に隣接する少なくとも1つの振動体と、
を備え、前記第二底壁は開口部と、前記第二側壁の内部に繋がる貫通孔を備え、前記第二側壁の直径は前記第一側壁より小さく、前記第一側壁は前記第二側壁の外周に設置され、前記第一側壁の他端は前記第二底壁と接触しておらず、前記第二側壁の他端は前記第一側壁に接触しておらず、
前記振動体は前記第二底壁と結合することで前記開口部を閉じており、前記第二底壁は前記第二外殻と結合され、前記第二出口と隣接しており、
前記エンクロージャーは前記スピーカーユニット、前記導音部及び前記振動体を結合し、その内部に密閉された音響室を形成し、
前記スピーカーユニットは前方への音波と後方への音波を発し、前記前方への音波は前記第一出口から前記第一外殻の外部へと伝わり、前記後方への音波は、前記音響室の内部、前記第一側壁の外部から前記第一側壁の内側、前記第二側壁を迂回し、前記第二側壁の内部へ伝わり、更に前記貫通孔を通り、前記振動体を押し動かし、その振動により対応する音を発し、発生した音は前記第二出口から前記第二外殻の外部へと伝わることを特徴とする反射式スピーカー。 - 前記第二底壁は共振部を備え、前記共振部はそれぞれ前記貫通孔及び前記開口部と繋がっていることを特徴とする請求項1に記載の反射式スピーカー。
- 前記共振部はラッパ型をしていることを特徴とする請求項2に記載の反射式スピーカー。
- 前記第一側壁は前記第二側壁の外周に等間隔で設置されることを特徴とする請求項3に記載の反射式スピーカー。
- 前記第一導音体は更に第三側壁を備え、
前記第二導音体は更に第四側壁を備え、
前記第二側壁の直径は前記第三側壁より小さく、前記第四側壁の直径は前記第一側壁より小さく、前記第三側壁より大きく、
前記第三側壁、前記第四側壁及び前記第一側壁はこの順番で前記第二側壁の外周に設置され、
前記第三側壁は前記第二底壁に接触しておらず、
前記第四側壁は前記第一底壁に接触しておらず、
前記後方への音波は前記第一側壁、前記第四側壁、前記第三側壁及び前記第二側壁を迂回し、前記第二側壁の内部へ伝わることを特徴とする請求項4に記載の反射式スピーカー。 - 前記第三側壁、前記第四側壁及び前記第一側壁はこの順番で前記第二側壁の外周に等間隔で設置されることを特徴とする請求項5に記載の反射式スピーカー。
- 前記第一底壁は、前記第二側壁及び前記第四側壁に最も近い箇所がそれぞれ前記第一出口の方向に突き出た円弧状になっていることを特徴とする請求項6に記載の反射式スピーカー。
- 前記第二外殻は第二出口を備え、前記スピーカーユニット及び前記導音部は一列に並べられ、前記第一底壁は前記スピーカーユニットに結合されるか、或いは支持体によってエンクロージャーと結合されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の反射式スピーカー。
- 前記第二外殻は2つの第二出口を備え、前記エンクロージャーは2つの導音部と結合され、前記スピーカーユニットは2つの前記導音部の間に設置され、前記第一導音体及び前記第一外殻は一体成型される、或いは前記第一外殻に結合されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の反射式スピーカー。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3170085U true JP3170085U (ja) | 2011-09-01 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109151677A (zh) * | 2017-06-28 | 2019-01-04 | 北京太和开元科技有限公司 | 发声装置 |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
CN109151677A (zh) * | 2017-06-28 | 2019-01-04 | 北京太和开元科技有限公司 | 发声装置 |
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