JP3170071U - つる性植物保持部材 - Google Patents

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JP3170071U
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洋一 片山
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Abstract

【課題】つる性植物の剛性が低い場合でも、つる性植物を極力傷めずに運搬できるつる性植物保持部材を提供すること。
【解決手段】つる性植物保持部材1は、つる性植物10の根11を保持可能な根保持部30と、つる性植物のつる12が係止可能な平板網状のつる保持部30と、を備える。このつる保持部30は、平板網状の複数の保持片31A、31Bと、これら複数の保持片31A、31Bの間に介在して帯状に延びる介在片32と、この介在片32と保持片31A、31Bとを回転可能に連結する連結部33と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、つる性植物を保持する、つる性植物保持部材に関する。
従来より、構造物の壁面や屋上を短期間で緑化したり、室内に緑化パーティションを設けたりするため、圃場にてつる性植物を育成し、その後、現場に運搬して設置することが行われている。
この場合、つる性植物を高さ2m程度まで育成するが、この状態では、運搬やストックの効率が低下する。
この問題を解決するため、つる性植物を保持する保持部材が用いられている(特許文献1参照)。
この保持部材は、例えば網状の部材であり、ロール状に巻き取り可能となっている。よって、圃場に保持部材を設置し、この保持部材に巻き付くようにつる性植物を栽培する。その後、保持部材をロール状に巻き取って設置場所に運搬する。よって、保持部材をコンパクトにできるので、つる性植物を傷めることなく、設置場所まで運搬できる。
特開2003−339248号公報
しかしながら、以上の保持部材では、運搬する際にロール状に巻き取るため、つる性植物の剛性が低い場合、つるが潰れたり、つる同士が互いに絡んでしまったりする、という問題があった。
本考案は、つる性植物の剛性が低い場合でも、つる性植物を極力傷めずに運搬できるつる性植物保持部材を提供することを目的とする。
請求項1に記載のつる性植物保持部材は、つる性植物の根を保持可能な根保持部と、つる性植物のつるが係止可能な平板網状のつる保持部と、を備え、当該つる保持部は、平板網状の複数の保持片と、当該複数の保持片同士の間に介在して帯状に延びる介在片と、当該介在片と前記保持片とを回転可能に連結する連結部と、を備えることを特徴とする。
この考案によれば、つる保持部を拡げておき、この状態で根保持部に土壌を配置してつる性植物の種をまく。その後、つる性植物のつるがつる保持部に係止するように育成する。これにより、つる性植物の根が根保持部に保持され、つるがある程度の高さになる。そこで、つる保持部を折り畳んで、コンパクトにして運搬する。
ここで、保持片、介在片、および連結部でつる保持部を構成し、保持片同士の間に介在片を介在させたので、つる保持部を折り畳んでも、保持片同士が接触しないから、つる同士が絡まるのを防止できる。また、つる保持部を折り畳む際、保持片同士が略180°折り曲がっても、保持片と介在片との折り曲げ角度は略90°となるため、つるの曲げ角度が大きくならず、つるが折れるのを防止できる。よって、つる性植物の剛性が低い場合でも、つる性植物を極力傷めずに運搬できる。
また、つる性植物保持部材を透明な仮囲いに沿って配置すれば、透明な仮囲いからつる性植物を視認でき、仮囲いの美観を向上できる。
本考案によれば、保持片、介在片、および連結部でつる保持部を構成し、保持片同士の間に介在片を介在させたので、つる保持部を折り畳んでも、保持片同士が接触しないから、つる同士が絡まるのを防止できる。また、つる保持部を折り畳む際、保持片同士が略180°折り曲がっても、保持片と介在片との折り曲げ角度は略90°となるため、つるの曲げ角度が大きくならず、つるが折れるのを防止できる。よって、つる性植物の剛性が低い場合でも、つる性植物を極力傷めずに運搬できる。また、つる性植物保持部材を透明な仮囲いに沿って配置すれば、透明な仮囲いからつる性植物を視認でき、仮囲いの美観を向上できる。
本考案の第1実施形態に係るつる性植物保持部材の正面図および断面図である。 前記実施形態に係るつる性植物保持部材の拡大断面図である。 本考案の第2実施形態に係るつる性植物保持部材の側面図である。 本考案の第3実施形態に係るつる性植物保持部材の側面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本考案の第1実施形態に係るつる性植物保持部材1の正面図および側面図である。
つる性植物保持部材1は、つる性植物10の形態を保持して運搬するためのものである。
このつる性植物保持部材1は、つる性植物10の根11が収容される根保持部20と、この根保持部20の上に設けられてつる性植物10のつる12が係止する平板網状のつる保持部30と、を備える。
根保持部20は、金属や樹脂等からなる箱状であり、土壌40が収容されている。
図2(a)は、つる保持部30の拡大断面図である。
つる保持部30は、平板網状の2つの保持片31A、31Bと、これら2つの保持片31A、31B同士の間に介在する平板網状の介在片32と、この介在片32と保持片31A、31Bとを回転可能に連結する複数の連結部33と、を備える。
保持片31A、31Bおよび介在片32は、金属製のワイヤーメッシュで形成されており、水平方向の長さ寸法が同一となっている。これにより、介在片32は水平方向に延びた帯状となっている。
連結部33は、金属製のリングであり、ワイヤーメッシュ製の保持片31A、31Bと介在片32とを緩く連結している。なお、図示しないが、保持片31A、31Bと介在片32との成す角度を略90度とするため、ガイドやスプリングを取り付けておく。
以上のつる性植物保持部材1は、以下のようにして使用する。
まず、つる保持部30を拡げておき、この状態で箱状の根保持部20に土壌40を収容して、つる性植物10の種をまく。その後、つる性植物10のつるがつる保持部30に係止するように育成する。これにより、つる性植物10の根11が根保持部20に収容され、つる12はある程度の高さとなる。そこで、図2(b)に示すように、つる保持部30を折り畳む。この際、つる12を傷めないように、つる保持部30をゆっくりと折り畳む。つる性植物10の剛性がある程度低いため、つる性植物10はつる保持部30の変形に追従する。
これにより、つる性植物保持部材1がコンパクトになるので、トラックなどに積載して運搬する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)保持片31A、31B、介在片32、および連結部33でつる保持部30を構成し、保持片31A、31Bの間に介在片32を介在させたので、つる保持部30を折り畳んでも、図2(b)に示すように、保持片31Aと保持片31Bとが離れて接触しないから、つる12同士が絡まるのを防止できる。また、つる保持部30を折り畳む際、保持片31A、31Bを略180°折り曲げても、図2(b)に示すように、保持片31A、31Bと介在片32との折り曲げ角度は略90°となるため、つる12の曲げ角度が大きくならず、つる12が折れるのを防止できる。よって、つる性植物10の剛性が低い場合でも、つる性植物10を極力傷めずに運搬できる。
また、つる性植物保持部材1を透明な仮囲いに沿って配置すれば、透明な仮囲いからつる性植物10を視認でき、仮囲いの美観を向上できる。
〔第2実施形態〕
図3(a)は、本考案の第2実施形態に係るつる性植物保持部材1Aの側面図である。
すなわち、つる性植物保持部材1Aは、台車50と、この台車50の上に設けられてつる性植物10の根11が収容される根保持部20と、台車50の上に設けられてつる性植物10のつる12が係止する平板網状のつる保持部30と、台車50から上方に延びてつる保持部30を支持する伸縮可能な支持部材60と、を備える。
支持部材60は、入れ子構造であり、上側の部材を上下にスライドすることで、伸縮可能となっている。
支持部材60には、フック61が設けられており、つる保持部30をフック61に引っ掛けることにより、つる保持部30は支持部材60に支持される。よって、つる保持部30を自立させる必要はない。
以上のつる性植物保持部材1Aは、以下のようにして使用する。
第1実施形態と同様に、つる性植物10を育成する。その後、図3(b)に示すように、つる保持部30を断面視で略コの字形状に折り畳むとともに、支持部材60を収縮させる。このようにして、つる性植物保持部材1Aの高さを低くする。
本実施形態によれば、上述の(1)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(2)台車50を設けたので、つる性植物10の移動が容易になる。また、支持部材60を設けたので、つる性植物保持部材1Aを自立させることができるから、つる性植物保持部材1Aを室内に設置して緑化パーテーションとしたり、壁側に設置して壁面を緑化したりできる。
また、つる性植物保持部材1Aを移動して、屋内や屋外の窓際に設置することで、容易かつ安価で美しい「緑のカーテン」を構築できる。つまり、つる性植物10により適度に日陰ができるので、視認性を確保しながら遮熱効果を発揮して、快適性が高くなり、美観も向上する。
〔第3実施形態〕
図4(a)は、本考案の第3実施形態に係るつる性植物保持部材1Bの側面図である。
本実施形態では、介在片32の幅が、第2実施形態よりも狭くなっている。また、支持部材60には、この支持部材60と保持片31Aとを連結する金物62が設けられている。
このつる性植物保持部材1Bでは、図4(b)に示すように、つる保持部30を断面視で略への字形状に折り畳む。これにより、保持片31Aと保持片31Bとの成す角度が略20°となる。そして、このつる保持部30の先端を台車50の上面に固定する。
このとき、金物62により、保持片31Aと保持片31Bとの成す角度が5°以上になるように、保持片31Aおよび保持片31Bの動作が規制されている。
本実施形態によれば、上述の(1)、(2)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(3)つる保持部30を断面視で略への字形状に折り畳んで、つる保持部30の先端を台車50の上面で支持するので、つる保持部30の安定性を向上できる。
なお、本考案は前記実施形態に限定されるものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本考案に含まれるものである。
例えば、上述の各実施形態では、連結部33を金属製のリングとしたが、これに限らず、連結部をばね部材としてもよい。このようにすれば、つる保持部30を折り畳んで再度拡げる際に、ばね部材の復元力により、つる保持部30を容易に展開できる。
また、上述の各実施形態では、根保持部20を箱状とし、土壌を収容する構造としたが、これに限らず、根保持部を平板状とし、この根保持部の上に土壌が収容されたプランターを配置してもよい。
また、上述の各実施形態では、保持片31A、31Bおよび介在片32をワイヤーメッシュで形成したが、これに限らず、樹脂製のメッシュで形成してもよい。保持片および介在片は、網状であればよく、矩形状の枠とネットで構成してもよいし、矩形状の枠とワイヤーで構成してもよい。
また、上述の各実施形態では、介在片32を平板状としたが、これに限らず、筒状や柱状としてもよい。
上述の各実施形態では、介在片32を帯状としたが、これに限らず、介在片の水平方向の長さを短くして、帯状としなくてもよい。
また、上述の各実施形態では、介在片32と連結部33とを別体としたが、これに限らない。例えば、介在片32と連結部33とを一体化して、1つのリングとしたり、柔軟性のある樹脂製のメッシュで形成したり、ステンレス製や樹脂製のワイヤーで形成したりしてもよい。この場合、介在片32と連結部33との成す角度が大きくなり過ぎないように、ガイドやスプリングを取り付けてもよい。
また、以上の各実施形態では、つる性植物保持部材1の根保持部20でつる性植物10を育成したが、これに限らず、つる性植物を別の圃場にて育成し、この育成したつる性植物をつる性植物保持部材1に設置して、紐などでつるをつる保持部30に緩く縛り付けてもよい。
1、1A、1B…つる性植物保持部材
10…つる性植物
11…根
12…つる
20…根保持部
30…つる保持部
31A、31B…保持片
32…介在片
33…連結部
40…土壌
50…台車
60…支持部材
61…フック
62…金物

Claims (1)

  1. つる性植物の根を保持可能な根保持部と、
    つる性植物のつるが係止可能な平板網状のつる保持部と、を備え、
    当該つる保持部は、平板網状の複数の保持片と、当該複数の保持片同士の間に介在する介在片と、当該介在片と前記保持片とを回転可能に連結する連結部と、を備えることを特徴とするつる性植物保持部材。
JP2011003457U 2011-06-20 つる性植物保持部材 Expired - Lifetime JP3170071U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016144404A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 ヤンマー株式会社 移動栽培装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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