JP3169957U - 焼却石炭灰の処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】石炭火力発電所から出る焼却石炭灰の処理システムを提供する。【解決手段】無端状の軌道2の上を駆動装置によって一方向に移動され周回するもので焼却石炭灰とセメントを投入するために上部開口している型枠4と、該型枠の中に投入され混連された焼却石炭灰とセメントとの塊5が固まる前に該塊を細分化する目地切り板6と、前記目地切り板を前記型枠に上部開口から装着する目地切り板装着装置7と、該目地切り板装着装置から所要間隔を置いて配設され前記軌道上における型枠中の目地切り板を取り出す目地切り板取出し装置8と、前記型枠の中の細分化された塊を前記型枠中から取り出す塊取出し装置9と、該塊取出し装置で型枠中から取り出され塊を破砕する破砕装置10と、該破砕装置で細分化された塊を建屋の中から外に運び出すコンベア装置11とからなる。【選択図】図1

Description

本考案は、石炭火力発電所から出る焼却石炭灰の処理システムに関するものである。
従来、火力発電所などにおいて出される焼却石炭灰の処理は、例えば、従来例1:大きな穴を掘り底に埋めていく方法があり、また、従来例2:コンクリートや鉄製の枠の中に流し込んで固め、ブレーカ等の重機で割り、型枠から取り出してショベルやダンプカーで運び破砕機に投入して篩にかけて、大きな塊を再び破砕機に戻して砕くことを繰り返す方法等である。そのほか、産廃の再利用として、例えば、特許文献1に記載された、産廃物としての石炭灰を原料として使用できるように処理したセメント系断熱材が知られている。
特開2004−245351号公報
しかし、従来の焼却石炭灰の処理システムは、前記焼却石炭灰は産廃扱いなので処理を屋内で行う必要があり、大規模な土地・建屋が必要であり、更に、運搬・処理用の重機・機械等の設備が必要となってコストが嵩み、排気ガスが増加するなどの課題がある。本考案に係る焼却石炭灰の処理システムは、このような課題を解決するために提案されたものである。
本考案に係る焼却石炭灰の処理システムの上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、無端状の軌道の上を駆動装置によって一方向に移動され周回するもので焼却石炭灰とセメントを投入するために上部開口している型枠と、前記型枠の中に投入され混連された焼却石炭灰とセメントとの塊が固まる前に該塊を細分化する目地切り板と、前記目地切り板を前記型枠に上部開口から装着する目地切り板装着装置と、前記目地切り板装着装置から所要間隔を置いて配設され前記軌道上における型枠中の目地切り板を取り出す目地切り板取出し装置と、前記型枠の中の細分化された小塊を前記型枠中から取り出す塊取出し装置と、前記塊取出し装置で型枠中から取り出された小塊を破砕する破砕装置と、前記破砕装置で破砕された塊を建屋の中から外に運び出すコンベア装置とからなることである。
前記目地切り板は、上から下に向かって尖った楔状の仕切り板が格子状に形成されてなり、該格子状の仕切り板の上部には当該仕切り板に振動を付与する振動装置が設けられていることを含むものである。
更に、前記仕切り板は、少なくとも塊に接する部分の一部が弾性材で形成されて、気体若しくは液体の充填によって膨張することを含むものである。
本考案の焼却石炭灰の処理システムによれば、塊を入れた型枠が無端状の軌道上を移動するので、従来のようにブレーカやショベルカー,ダンプカーなどの作業重機等がそれぞれ移動して作業するということが、本発明により不要となって、大規模な土地や建屋,通路等が不要となってコスト削減となる。
前記塊も予め目地切り板で小塊にされるので、容易に型枠から取り出すことができる。この目地切り板に振動装置を取り付ければ、目地切り板を型枠から取り出しやすくなる。仕切り板に膨張装置を設ければ更に塊との接触が断たれて、型枠から目地切り板を取り出すのは確実になる。
本考案に係る焼却石炭灰の処理システム1の全体平面図である。 同本考案の焼却石炭灰の処理システム1における型枠と仕切り板の使用状態における斜視図である。 塊を目地切り板で細分化した状態の型枠の斜視図(A)と、型枠をしたから見た斜視図(B)とである。 細分化された塊をコンベアに乗せて破砕装置で破砕する様子を示す説明用概略分解斜視図である。
本考案に係る焼却石炭灰の処理システム1は、軌道上に型枠を移動させて、焼却石炭灰とセメントの塊を細分化して破砕するようにしたものである。
本考案に係る焼却石炭灰の処理システム1は、図1に示すように、無端状の軌道2の上を駆動装置3によって一方向に移動され周回するもので焼却石炭灰とセメントを投入するために上部開口している型枠4と、前記型枠4の中に投入され混連された焼却石炭灰とセメントとの塊5が固まる前に該塊5を細分化する目地切り板6(図2(A)参照)と、前記目地切り板6を前記型枠4に上部開口4aから装着する目地切り板装着装置7と、前記目地切り板装着装置7から所要間隔を置いて配設され前記軌道2上における型枠4中の目地切り板6を取り出す目地切り板取出し装置8と、前記型枠4の中の細分化された塊(以下、小塊5aという)を前記型枠4中から取り出す塊取出し装置9と、図4に示すように、前記塊取出し装置9で型枠4中から取り出され小塊5aを破砕する破砕装置10と、前記破砕装置10で破砕された塊5bを建屋12の中から外に運び出すコンベア装置11とからなる。
前記軌道2は、図1に示すように、無端状で地盤上や床上に敷設されるレール等である。このほか、摺動自在な凹状の枠とすることもできる。駆動装置3は、チェーンやベルト、歯車によって型枠4を押したり引張ったりするようにするものである。
前記型枠4は、図2(A),図3(B)に示すように、箱状のものであり、底面には、移動用の旋回自在なキャスターが複数個設けられている。なお、この型枠4のそれぞれに移動用の駆動装置3を設けるようにしてもよい。この型枠4が前記軌道2上を一方向に循環するものである。
前記焼却石炭灰とセメントとの塊5は、処理対象の火力発電所で排出される焼却石炭灰をセメント(若しくはモルタル)で固めてできるものである。この産業廃棄物の処理には、屋内で処理する必要がある。
前記目地切り板6は、図2(A)に示すように、上から下に向かってテーパ状に尖った、楔形の仕切り板6aが格子状に形成されてなり、該格子状の仕切り板6aの上部には当該仕切り板6aに振動を加える加振機である振動装置15が設けられている。この仕切り板6aの側面と塊5との摺接による摩擦抵抗が大きい場合に、前記振動装置15で仕切り板6aに振動を与えることで摺接面を減じて、目地切り板6を取り出しやすくするものである。
前記仕切り板6は、図2(B)に示すように、他の実施例として、少なくとも塊5に接する部分の一部が弾性材で形成されて、膨張装置16からのエアー等の気体若しくは水等の液体の、仕切り板6内部への充填によって外側に膨らみ、膨張するものである。これによって、強制的に仕切り板6aと小塊5aとの摺接状態を断ち切るものである。
前記目地切り板装着装置7と、前記目地切り板取出し装置8とは、図1に示すように、所要の間隔を置いて配置される。その間隔の距離は、前記塊5のセメントが強度発現中でまだ固まらず、小割にされた小塊5aの形状が維持できる状態で、目地切り板6を取り出すことができる距離である。前記目地切り板取出し装置8で型枠4からはずされた目地切り板6は、目地切り板戻し用コンベア13で、前記目地切り板装着装置7へと戻される。
前記塊取出し装置9は、先端の尖った掴み用フォークで型枠4の中の小塊5aを取り出して、図4に示す破砕用コンベア14上に載せるものである。
前記破砕装置10は、図4に示すように、多数のビットを有した回転ドラム10aを低速回転させて、前記小塊5aを砕くものであり、スクリーン10bの選択孔10cから、破砕されて粒径が一定の大きさ以下のものが排出される。
前記破砕装置10で破砕された塊5bは、コンベア装置11によって建屋12の外に運び出される。図1に示すように、産業廃棄物の処理なので、廃棄物の飛散などが考えられる処理工程においては、建屋12,12aが設けられるものである。
以上のようにしてなる本発明の焼却石炭灰の処理システム1によれば、図1に示す建屋12の中で、軌道2上の中央の型枠4に焼却石炭灰とセメントとを、該型枠4の全体体積の8割程度に投入して混練する。塊5が出来て、型枠4が右方向に移動し、目地切り板装着装置7によって、図2(A)に示す目地切り板6が上部開口4aから押し込まれて装着される。図3に示すように、前記塊5が小塊5aになる。
前記型枠4は、軌道2上を図面右に移動して、目地切り板取出し装置8に到達したところで、前記目地切り板6が型枠4から取り出される。型枠4の中で小塊5aがその形状を維持している。一方、前記取り外された目地切り板6は、目地切り板戻し用コンベア13で目地切り板装着装置7へと戻される。
前記型枠4は、小塊5aを乗せたまま、駆動装置3によって一方向に軌道2上を移動して、再び、建屋12の中に入り、図1に示すように、塊取出し装置9で型枠4から小塊5aが取りだされて、破砕用コンベア14に載せられる。
こうして前記型枠4は、内部が空になり、再び、焼却石炭灰とセメントが投入されて、最初に戻る。前記破砕用コンベア14に載せられた小塊5aは、破砕装置10によって、一定以下の粒径に破砕されて、コンベア装置11で建屋12の外に運ばれる。このようにして、廃棄物の処理が行われるものである。
本考案に係る焼却石炭灰の処理システムは、焼却石炭灰に限らず、他の産業廃棄物の処理にも適宜に適用できるものである。
1 焼却石炭灰の処理システム、
2 軌道、
3 駆動装置、
4 型枠、 4a 上部開口、
5 塊、 5a 小塊、
5b 破砕された塊、
6 目地切り板、 6a 仕切り板、
7 目地切り板装着装置、
8 目地切り板取出し装置、
9 塊取出し装置、
10 破砕装置、 10a 回転ドラム、
10b スクリーン、 10c 選択孔、
11 コンベア装置、
12 建屋、 12a 建屋、
13 目地切り板戻し用コンベア、
14 破砕用コンベア、
15 振動装置、
16 膨張装置。

Claims (3)

  1. 無端状の軌道の上を駆動装置によって一方向に移動され周回するもので焼却石炭灰とセメントを投入するために上部開口している型枠と、
    前記型枠の中に投入され混連された焼却石炭灰とセメントとの塊が固まる前に該塊を細分化する目地切り板と、
    前記目地切り板を前記型枠に上部開口から装着する目地切り板装着装置と、
    前記目地切り板装着装置から所要間隔を置いて配設され前記軌道上における型枠中の目地切り板を取り出す目地切り板取出し装置と、
    前記型枠の中の細分化された小塊を前記型枠中から取り出す塊取出し装置と、
    前記塊取出し装置で型枠中から取り出された小塊を破砕する破砕装置と、
    前記破砕装置で破砕された塊を建屋の中から外に運び出すコンベア装置とからなること、
    を特徴とする焼却石炭灰の処理システム。
  2. 目地切り板は、上から下に向かって尖った楔状の仕切り板が格子状に形成されてなり、該格子状の仕切り板の上部には当該仕切り板に振動を付与する振動装置が設けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の焼却石炭灰の処理システム。
  3. 仕切り板は、少なくとも塊に接する部分の一部が弾性材で形成されて、気体若しくは液体の充填によって膨張すること、
    を特徴とする請求項2に記載の焼却石炭灰の処理システム。
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